JPH0387582A - 冷蔵庫の排水蒸発装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、冷蔵庫の除霜水の蒸発能力を向上させさらに
除霜水の蒸発用皿を小形にして省スペース化を図った排
水蒸発装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の冷蔵庫の排水蒸発装置は実開昭５９−１８４０８
２号に記載のように冷蔵庫の底部に設置した排水凝縮器
の上に置かれた蒸発皿により除霜水を蒸発させていた。

また、特開昭６３−３０２２７８号のように除霜水に接
触する蒸発体を圧縮機の上方に張出して蒸発させていた
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術実開昭５９−１８４０８２号においては凝
縮器の熱の一部を除霜水を貯えた蒸発皿に熱伝導により
伝え水を暖めて蒸発させている。

通常、冷蔵庫は断続運転しており停止時には排水凝絡器
からの放熱も減少するので凝縮器の平均温度は周囲温度
より若干高くなる程度であった。また蒸発皿の周辺の気
流も自然対流に近い状態であり流速も遅いため蒸発器の
蒸発面積を大きくして蒸発能力を確保している。従って
、排水蒸発装置の占める容積か大きくなり、その分冷蔵
庫の内容積が小さくなるという欠点を有していた。また
、排水凝縮器には上記蒸発皿が載せられており特に、蒸
発皿に除霜水が無い場合には熱交換量が減少していた。

更に冷蔵庫の底部に設置された排水凝縮器の熱が庫内へ
侵入するため熱負荷も増加する。

−力、排水凝縮器で暖められた空気が圧縮機周辺を通過
するので圧縮機からの放熱が悪くなり、圧縮機の信頼性
が低１する欠点かあった。

更に特開昭６３−３０２２７８号においては、圧縮機の
熱によって生ずる上昇気流を蒸発体に集中的に当てるこ
とができないので除霜水の蒸発効率が悪くなり、蒸発体
の面積を大きくしなければならないという欠点を有して
いた。

本発明の目的は、除霜水の蒸発能力を向上させて排水蒸
発装置を小形化し、その分有効内容積を増やすとともに
、庫内への熱侵入および圧縮機の温度上昇を極力少なく
すること、すなわち、省スペース化、省電力化すること
にある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的は、排水蒸発装置を圧縮機等が置かれている機
械室内に設けたもので、圧縮機の上部空間部に通風孔を
有する蒸発器を設け、該通風孔部に親水性を有する薄板
の蒸発板を複数枚配設し、かつ、蒸発皿底部と圧縮機の
外郭とに所定の空間部をおいて設置し、上記圧縮機の熱
は上記蒸発皿底面と圧縮機の外郭との間に形成された排
熱通路から上記蒸発皿の通風孔を軽で、上記通風孔部の
親水性蒸発板へとドラフト力により導ひかれることによ
り達成される。

ここで、親水性の蒸発板の一部は蒸発皿中に溜った除霜
水と接触するような形に形成されている。

〔作用〕

蒸発皿の水は、圧縮機の運転中は蒸発皿底面からの熱伝
導と圧縮機から放熱したドラフト空気により暖められ、
停止中でも圧縮機のドラフト空気により暖められるので
温度変動は小さく比較的高温度となる。また蒸発器内部
の排熱用ダクト部に設けられた無能用フィンは親水性で
あるためフィン先端まで吸い上げられ、ホールドされる
ので蒸発面積を大きくとれる。また該親水性材料の蒸発
用フィン部には圧縮機からの排熱空気が蒸発皿底部と圧
縮機の外郭との間の排熱通路から排熱ダクトを経て高温
空気が多血に、強制対流により通過するので、熟発用フ
ィンからの除霜水の蒸発効率が向上する。また、冷蔵庫
本体下部には排水蒸発器がないので庫内への熱侵入を少
な（できる。

従って、蒸発器の蒸発面積が少なくても従来の無能能力
を得ることかできるので、排水蒸発装置の小形化が可能
となる。またベースには圧縮機の吸込口を設け、更に圧
縮機の外郭に排熱通路を設けたことにより圧縮機の周囲
の空気流速が増大するので放熱が増加し圧縮機の温度上
昇を抑えることができる。

〔実施例〕

以下、本発明の−・実施例を第１図および第４図により
説明する。１は外箱、２は内箱、３は断熱材であり冷蔵
庫の本体を形成している。４は上部および両側角部にス
リット４ａを有する機械室背面カバー　５は吸込穴５畠
を有するベースでｖｈ振扱室を形成している。７は圧縮
機でその上部空間に蒸発皿１１が設置され、該圧縮機の
外郭と蒸発皿底面との間には所定の空間をおいて圧縮機
の排熱用通路８が形成されている。更に、該蒸発皿１１
の底面形状は圧縮＆７の外郭の円周に沿って相似形に形
成され、したがって圧縮機の排熱空気がドラフトにより
スムーズに滞ることなく上昇するように工夫されている
。１１はａ扱室の上部箱体に保持され着脱可能な蒸発皿
で、圧縮機７の上部空間に圧縮機の外郭を覆うように設
置されている。

該蒸発皿には圧縮機のほぼ真上に対応する位置に排熱用
ダクト９を有しており、更に、該排熱用ダクト９の開口
部には除霜水蒸発用フィン１２が排熱ダクトの開口部に
複数枚設置されている。該蒸発皿１１の排熱用ダクト部
に立てられた除霜水蒸発用フィン１２は親水性の不織布
等が用いられることが適切であり蒸発皿内に固定枠等に
より連結されている。また第５図および第６図において
、１３は吐出管で圧縮機の振動を防止する役目も果して
おり、圧縮機７が運転すると高温高圧の冷媒が吐出管１
３を通過するようにサイクルが構成されている。

該吐出管は蒸発皿排熱用ダクト９の上部に配設し、更に
親水性蒸発用フィン１２と隣接して設けられている。

本実施例によれば冷蔵庫を長期間運転すると庫内の食品
の水分および外気の湿気等により冷却器に多量の霜が鳥
−き庫内の冷えが悪くなる。そこである間隔で霜取りを
右ない、この溶けた水はドレンパイプ１０より無発弧１
１内に入る。この蒸発皿内部の除霜氷魚充用フィン１２
は親水性であるためフィン先錫まで吸い上げられホール
ドされ、しかも水量の多少に関係なく常にフィンのほと
んどの面積を空気中に露出せしめてフィン表面積を有効
に使えるように取付けられている。

一方、蒸発皿の除霜水は圧縮機の運転中は蒸発皿の底面
から除霜水への熱伝導による熱と、常時高温となってい
る圧縮機および吐出管のドラフト空気及び輻射熱により
暖められるので比較的高温となる。なお、機械室の空気
の流れはベースの吸込穴および冷蔵庫本体下部から入り
、圧縮機下部から圧縮機外郭と蒸発皿底面とで形成され
た排熱通路８へと導びかれ、その後、蒸発皿排熱用ダク
ト９を紅で蒸発用フィン１２へと排熱され、更にこのド
ラフト空気は除霜水蒸発用フィン１２に強制対流により
有効に熱交換して働く。さらに、機械室背面カバーの上
部スリットおよび機械室背面カバーの両側角部スリット
より放出される。

更に第５図〜第６図の如く、親水性蒸発フィン１２の近
傍に吐出管１３を配設したので輻射熱により親水性蒸発
用フィンを加熱して温度を高くして除霜水の蒸発能力を
増加させることもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、圧縮機の排熱ドラフト空気のほとんど
が排熱ダクト部に備えられた複数の除霜水蒸発用フィン
と強制対流熱交換できるので、除霜水の蒸発能力の向上
と排水蒸発装置の小形化か可能となり、その分冷蔵庫の
外法寸法を大きくすることなく庫内容積の増大かはかれ
、更に省スペース化が図れ使用勝手の面で有利な冷蔵庫
を提供できるものである。

また、上記蒸発用フィンの近傍に圧縮機からの高温パイ
プを記数した場合にはさらに蒸発能力を大巾に向上でき
る効果がある。

更に、本発明においては庫内への熱侵入および圧縮機の
温度上昇を極力抑えられるので１電力化の効果も得られ
るものである。

また、本発明においては圧縮機からのドラフト空気のす
べてを蒸発皿に設けた排熱用ダクトから蒸発用フィンへ
と誘導できるので、上記蒸発用フィンの除霜水無能効率
が大巾に向上できる。ここで上記蒸発皿内の排熱用ダク
トを設けたことによる該蒸発用フィンからの蒸発能力は
、ダクトなしに比べて約１５０％向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第６図は実施例を示し、第１図は冷蔵庫の機
械室側断面図、第２図は機械室要部級断背面図、第３図
はＩｋ楓室畏部破断平面図、第４図は蒸発皿および除霜
水無能用フィンの要部斜視図、第５図から第６図は他の
実施例を示す冷蔵庫の機械室側断面図をそれぞれ示す。 １・・・外箱、２・・・内箱、３・・・断熱材、４・・
・機械室背面カバー　４Ｐ・・スリット、５・・・ベー
ス、５ｍ・・・吸込穴、６・・・機械室、７・・・圧縮
機、８・・・圧Ｆ＃ｉ機用排熱通路、９・・・蒸発皿排
熱用ダクト、１ｏ・・・ドレンパイプ、１１・・・蒸発
皿、１２・・・除霜水蒸発用フィン、１３・・・吐出管
。 代進入 ＃理十 ／ｈ　ＩＩＩ 腺！：Ｉｉ／二Ｎ。 第３（２］ 第４０

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、冷蔵庫本体の後方下部に機械室を有し、該機械室に
   設置された圧縮機の上部空間に庫内から排出した除霜水
   を受ける蒸発皿を設け、該蒸発皿に通風孔を有した冷蔵
   庫において、上記蒸発皿の通風孔部に親水性を有する蒸
   発板を複数枚配設し、かつ、該蒸発板は上記蒸発皿内の
   除霜水に浸漬して連結されると共に、上記蒸発皿の底面
   は該圧縮機の外部と所定の空間部をおいて該圧縮機の外
   郭を覆うように形成し、上記圧縮機のドラフト空気は上
   記蒸発皿底面と圧縮機の外部との間に形成された排熱通
   路から上記蒸発皿の通風孔を経て、上記通風孔上部の親
   水性蒸発板の両側面を通過することを特徴とする冷蔵庫
   の排水蒸発装置。 ２、上記親水性蒸発板の近傍に圧縮機からの高温吐出パ
   イプが導びかれたことを特徴とする冷蔵庫。