JP3919597B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強制対流式の廃熱機構を備えた冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵庫は、特開平2000‐337752号公報や図5ないし図8に示すように、キャビネットである本体1の上段、中段、下段にかけて、冷蔵室6、野菜室10、冷凍室13、及び機械室40がそれぞれ設置され、底面前部側に機械室40等と連通する吸気口32と排気口34とがそれぞれ複数形成されている。冷蔵室6、野菜室10、冷凍室13のうち、少なくとも冷凍室13は、それぞれ水平横方向に分割されることなく、単一の貯蔵室として構成されている。また、機械室40には、冷凍装置を構成する圧縮機20、放熱器22、蒸発皿25等が設置されている。
【0003】
放熱器22は、螺旋状に巻回されたフィンにより配管が構成されている。また、蒸発皿25は、除霜水を蒸発させる機能を有し、除霜水に浸る浸漬パイプ41が配管されている。この浸漬パイプ41は、放熱器22よりも平均温度の高い管状の放熱器であり、圧縮機20と放熱器22との間に配管されており、蒸発皿25に貯えられた除霜水の蒸発を直接加熱と送風機21の通気とにより促進する。送風機21は、図6に矢印で示す通気経路30の吸気路31から吸入した外気を放熱器22、蒸発皿25、圧縮機20を順次介して排気路33から排気する。吸気路31は、冷蔵庫の底部前面の仕切により区画形成されている。
このような構成の冷蔵庫は、稼動すると、送風機21が動作して複数の吸気口32から外気(矢印参照)を機械室40に取り込み、外気が放熱器22や圧縮機20と熱交換して熱を奪うこととなる。そして圧縮機20を通過した外気は、その後に複数の排気口34から排気される。
【0004】
以上のような対流式の廃熱機構を備えることにより、冷蔵庫は、たとえ背面や左右側面が覆われた場合でも、底面から吸排気することができるので、設置場所に拘わりなく、安定して廃熱できる冷凍サイクルを構築することができる。また、通気により廃熱と同時に除霜水の蒸発、排水が促進され、通気経路30と圧縮機20及び放熱器22の配置が重なっているので、機械室40の実装効率が高まり、容積効率の向上に貢献することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来の冷蔵庫は、以上のように下段が単一の空間からなる冷凍室13であり、しかも、底面の廃熱機構が吸気口32側と排気口34側とで二分されて底面の温度分布が異なるので、冷凍室13への熱の侵入が水平方向で異なり、冷凍室13内部の温度分布に偏りが生じやすいという問題がある。また、吸気路31の周囲の温度が排気路33のそれに比べて低いので、直上の冷凍室13からの冷熱の侵入により、吸気口32付近において局部的に発露し易いという問題がある。
【0006】
さらに、通気効率を向上させるため、排気路33の面積よりも吸気路31の面積を大きくする必要があるが、廃熱機構の直上が冷凍室13であることから、断熱材を削減して垂直方向に吸気路31を拡大することができず、結果として吸気路31を水平方向に拡大せざるを得ない。このため、排気路33が圧迫され、吸気・排気合計の経路面積を確保することができないので、通気風量の増大や廃熱量の増加を期待することができない。
【0007】
本発明は、上記に鑑みなされたもので、各庫内に対する熱の侵入を均一化し、効率の良い高容積効率の冷蔵庫を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明においては上記課題を達成するため、本体の下部に設けられ、断熱壁を介して並ぶ第一、第二の貯蔵室と、本体の下部に設置される圧縮機とを設け、前記第一の貯蔵室の室温を第二の貯蔵室の室温よりも高く設定し、前記第一、第二の貯蔵室の下方に、仕切り壁を介して並ぶ一対の放熱器を対応させて設け、前記第一、第二の貯蔵室と一対の放熱器との間に断熱層を形成するとともに、この断熱層と一対の放熱器との間に、一対の放熱器の前記仕切り壁により吸気路と排気路とに区画される通気経路を形成し、前記第一の貯蔵室の下方側に通気経路の吸気路を、前記第二の貯蔵室の下方側に通気経路の排気路をそれぞれ形成するようにし、前記通気経路の吸気路から外気を送風機により吸引して圧縮機と放熱器とを冷却し、通気経路の排気路から排気するようにしたことを特徴としている。
【0009】
なお、前記第一の貯蔵室を野菜室とし、前記第二の貯蔵室を冷凍室とすることができる。
また、第一の貯蔵室の下方の断熱層を第二の貯蔵室の下方の断熱層よりも薄く形成し、第一の貯蔵室の下方の吸気路を拡大することができる。
また、一対の放熱器を仕切り壁を介して連結、あるいは一対の放熱器を仕切り壁を介して別個独立に構成することができる。
また、一対の放熱器を仕切り壁を介して連結し、金属管に金属製のフィンを略螺旋状に巻いて構成し、排気側のフィンピッチを吸気側のフィンピッチよりも細かくすることもできる。
【0010】
また、吸気路側の放熱器の冷媒を通気経路の上流側から流出させ、排気路側の放熱器の冷媒を通気経路の下流側から流出させることが可能である。
また、圧縮機と排気路側の放熱器とが接近するよう位置的に配置することが可能である。
さらに、圧縮機と排気路側の放熱器とを冷凍サイクル上接近させ、排気路側の放熱器の平均温度を吸気路側の放熱器の平均温度よりも高くすることも可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態を説明すると、本実施形態における冷蔵庫は、図1ないし図4に示すように、キャビネットである本体1の上下が仕切り壁5により区画され、この仕切り壁5で区画された本体1の上段に冷蔵室6が設置されるとともに、本体1の下段には、第一、第二の貯蔵室である野菜室10と冷凍室13とが発泡ウレタン等の断熱壁12を介して左右に隣接して並設されており、本体1の最下段である下部には、冷凍装置を構成する圧縮機20、放熱器22、蒸発皿25等が設置される。
【0012】
本体1は、図1に示すように、その外面を形成する外箱2を備え、この外箱2内に内箱3が設置されており、これら外箱2と内箱3との間に、発泡ウレタン等からなる断熱材4が充填して介在される。また、冷蔵室6は、その内部空間が複数の棚7により上下方向に分割区画され、下方には氷温室8が設置されており、この氷温室8の側部には、製氷部供給用の水を貯えるタンク9が設置される。また、野菜室10は、上下方向に並ぶ複数の収納部11に分割区画される。また、冷凍室13は、上段が製氷室14とされ、下段が上下方向に並ぶ複数の収納部15に分割区画される。
【0013】
一方、本体1の下部には、冷媒を吸入して圧縮・循環させる圧縮機20が設置されるとともに、冷凍サイクルを構築する放熱器22が設置され、圧縮機20の直上には、ドレイン水を貯えて蒸発させる蒸発皿25が設置されており、この蒸発皿25の上方には、除霜時に通電されるガラス管ヒータ27と蒸発器28とがそれぞれ設置される。圧縮機20は本体1の下部後方に位置し、側方に圧縮機20や放熱器22等を強制冷却する送風機21が所定の間隔で設置される。
【0014】
放熱器22は、図2ないし図4に示すように、金属管に金属製のフィンが螺旋状に巻回して構成され、仕切り壁23により吸気側と排気側の左右一対に分割されて通気経路30を形成する。排気側の放熱器22Bは、吸気側の放熱器22Aよりもフィンピッチが細かく形成され、放熱器22全体の放熱面積を拡大させるよう構成される。連通した状態で分割された左右一対の放熱器22A・22Bは、野菜室10と冷凍室13の下方に仕切り壁である断熱層24を介し対応した状態で位置する。野菜室10と放熱器22Aとを隔てる断熱層24は、冷凍室13と放熱器22Bとを隔てる断熱層24よりも薄く形成され、通気経路30の天井を部分的に拡大するよう機能する。
【0015】
通気経路30は、野菜室10の下方に位置する上流の吸気路31と、冷凍室13の下方に位置する下流の排気路33とから野菜室10と冷凍室13の幅に対応するよう形成され、吸気路31の吸気口32と排気路33の排気口34とが本体1の底部前方に並設されており、高温となる圧縮機20が下流側の放熱器22Bに接近して位置する。吸気路31側における放熱器22Aの冷媒は通気経路30の上流側から流出し、排気路33側における放熱器22Bの冷媒は通気経路30の下流側から流出するよう構成される。
なお、放熱器22A・22Bの下方における冷蔵庫の底板には、図示しない通気孔が穿孔される。
【0016】
蒸発皿25は、ドレイン水の排水経路を形成するドレインホース26が接続される。このドレインホース26により、ドレイン水は、除霜時に蒸発皿25に貯えられ、圧縮機20の発生させる熱により蒸発する。さらに、蒸発器28は、最も低温となる冷凍室13の背面に設置される。
このような冷蔵庫の冷凍サイクルは、圧縮機20、放熱器22B、放熱器22A、図示しない冷蔵庫背面の断熱材4内に設置されたバックコンデンサ、図示しない冷蔵庫側面の断熱材4内に設置されたインナーコンデンサ、ドライヤ、キャピラリチューブ、及び蒸発器28を順次経由して圧縮器に戻るようサイクルに構成される。
【0017】
上記構成において、冷蔵庫が稼動すると、通気経路30の略中央付近に位置する送風機21が動作して吸気口32や図示しない通気孔から外気(矢印参照)を通気経路30に導入し、外気が冷蔵庫の前部から後方に流動するとともに、放熱器22Aと熱交換して放熱器22Aを冷却する。こうして放熱器22Aを冷却した外気は、送風機21により圧縮機20と熱交換するとともに、蒸発皿25の雰囲気を換気し、ドレイン水の蒸発を促進する。その後、外気は、放熱器22Bを通過して熱交換・冷却し、排気口34や通気孔から外部に排気される。
【0018】
上記構成によれば、廃熱機構である放熱器22が吸排気側で二分されるのに着目し、第一、第二の貯蔵室である野菜室10と冷凍室13とを断熱壁12を介して左右に並設するので、効率的に廃熱することができるという強制対流式の廃熱機構の利点をなんら損なうことがなく、野菜室10と冷凍室13に対する熱の侵入を吸気側と排気側とに区画限定することができる。これにより、野菜室10と冷凍室13に対する熱の侵入を略同一温度の一定にすることができるので、効率的な冷蔵庫の稼動を図ることができる。
【0019】
また、蒸発器28の真下に圧縮機20を設置し、この圧縮機20の直上に、ドレイン水を貯えて蒸発させる蒸発皿25を設置するので、放熱器22の上方に蒸発皿25が設置される従来と異なり、除霜時のドレイン水を蒸発皿25に最短距離で導くことや、容積効率の向上等を図ることができる。この点を説明すると、放熱器22の上方に蒸発皿25を設置する場合には、蒸発皿25の容積確保のため、排気路33の幅が否応なく規制されることとなり、適切な割合の吸排気路幅を確保することができない。また、放熱器22の上方に蒸発皿25を設置する分、排気路33側が必要以上に高くなり、容積効率が悪化することとなる。
【0020】
これに対し、本実施形態によれば、適切な割合の吸排気路幅を確保することができ、しかも、排気路33側の高さを抑え、容積効率の悪化防止を図ることが可能になる。また、冷凍サイクルで最も高温となる圧縮機20の近傍に蒸発皿25を設置するので、効果的なドレイン水の蒸発が可能になる。また、吸気路31と排気路33とを野菜室10と冷凍室13の幅に対応させるので、双方の路幅に極端に差の生じることがない。したがって、吸気路31と排気路33とに、放熱器22A・22Bをそれぞれ設置することにより、冷蔵庫の底部における空間をきわめて効率的に活用することが可能になる。
【0021】
また、圧縮機20と排気路33側の放熱器22Bとを冷凍サイクル上接近させ、この放熱器22Bの平均温度を吸気路31側における放熱器22Aの平均温度よりも高くし、内部の冷媒が凝縮に至るよう設計したので、放熱器22の出口側に位置する吸気路31側における放熱器22Aの平均温度は外気温との差が小さくなる。このため、気温が低く、外気温に近い通気経路30上流の通気で放熱させることで、効率を著しく高めることができる。また、第一、第二の貯蔵室を、庫内温度の異なる野菜室10と冷凍室13とし、温度の高い野菜室10を吸気側に、温度の低い冷凍室13を排気側に位置させたので、従来では冷凍室下部の吸気口付近で発生しやすかった発露の発生を容易に回避することができる。
【0022】
また、本体1の上段に冷蔵室6を設置し、しかも、野菜室10と吸気路31を、冷凍室13と排気路33をそれぞれ対応させるので、使い勝手に優れるボトムフリーザ形式の冷蔵庫を提供することができる。また、野菜室10と放熱器22Aとを隔てる断熱層24を、冷凍室13と放熱器22Bとを隔てる断熱層24よりも薄くし、通気経路30の天井を部分的に高くするので、通気量の増大等を実現することが可能になる。
【0023】
この点を詳しく説明すると、通気経路30に外気を効率良く流通させるには、吸気側の通気抵抗を低減する必要があるので、吸気路31の面積を拡大し、吸排気路合計の面積を拡大しなければならない。本実施形態によれば、吸気路31の直上に野菜室10を確保するので、冷凍室13に比べて断熱層24を薄くすることが可能になる。これにより、容積と断熱性能を維持し、排気路33の面積を犠牲にせずに吸気路31の面積を増やし、通気風量を増大させることができる。
【0024】
さらに、吸気路31側における放熱器22Aの冷媒を通気経路30の上流側から流出させ、排気路33側における放熱器22Bの冷媒を通気経路30の下流側から流出させることとしたので、熱交換性能を大幅に向上させることができる。この点を詳しく説明すると、通気経路30は、吸気路31の温度が外気に近く、下流である排気路33ほど、熱交換により温度が高くなるという特徴がある。また、放熱器22の熱交換性能が十分に高い場合には、放熱器22周辺の空気が昇温されて熱平衡に近くなる。気温以下の温度の放熱器22は冷却されないので、通気経路30に沿って通気経路30の上流から下流に向かうに従い、隣接する放熱器22の温度が低温から高温に至る構造が効率的である。したがって、吸気路31側における放熱器22Aの出口を吸気口32付近に、排気路33側における放熱器22Bの入口を排気路33付近に設けることにより、熱交換性能を大幅に向上させることが可能になる。
【0025】
なお、上記実施形態では一対の放熱器22A・22Bを仕切り壁23を介して連結したが、なんらこれに限定されるものではない。たとえば、一対の放熱器22A・22Bを仕切り壁23を介してそれぞれ別個独立に構成することもできる。さらに、一対の放熱器22A・22Bを仕切り壁23を介して連結する場合には、放熱器22全体の放熱面積を増大させるため、通気経路30の下流側に位置する放熱器22Bのフィンピッチを上流側の放熱器22Aよりも細かく設定することができる。通気経路30の下流側は、埃等による放熱器フィンの目詰まりの影響が少ないため、上流側よりも細かいピッチとすることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、本体の下部に設けられ、断熱壁を介して並ぶ第一、第二の貯蔵室と、本体の下部に設置される圧縮機とを設け、前記第一の貯蔵室の室温を第二の貯蔵室の室温よりも高く設定し、前記第一、第二の貯蔵室の下方に、仕切り壁を介して並ぶ一対の放熱器を対応させて設け、前記第一、第二の貯蔵室と一対の放熱器との間に断熱層を形成するとともに、この断熱層と一対の放熱器との間に、一対の放熱器の前記仕切り壁により吸気路と排気路とに区画される通気経路を形成し、前記第一の貯蔵室の下方側に通気経路の吸気路を、前記第二の貯蔵室の下方側に通気経路の排気路をそれぞれ形成するようにし、前記通気経路の吸気路から外気を送風機により吸引して圧縮機と放熱器とを冷却し、通気経路の排気路から排気するので、各庫内に対する熱の侵入を均一化し、効率の良い高容積効率の冷蔵庫を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す模式断面説明図である。
【図2】本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す模式断面説明図である。
【図3】本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す模式断面説明図である。
【図4】本発明に係る冷蔵庫の実施形態を示す模式断面説明図である。
【図5】従来の冷蔵庫を示す斜視説明図である。
【図6】従来の冷蔵庫を示す平面説明図である。
【図7】図6のA‐A線説明図である。
【図8】図6のB‐B線説明図である。
【符号の説明】
1 本体
6 冷蔵室
10 野菜室
13 冷凍室
20 圧縮機
21 送風機
22 放熱器
22A 放熱器
22B 放熱器
23 仕切り壁
24 断熱層
25 蒸発皿
28 蒸発器
30 通気経路
31 吸気路
33 排気路

Claims (8)

  1. 本体の下部に設けられ、断熱壁を介して並ぶ第一、第二の貯蔵室と、本体の下部に設置される圧縮機とを設け、前記第一の貯蔵室の室温を第二の貯蔵室の室温よりも高く設定し、前記第一、第二の貯蔵室の下方に、仕切り壁を介して並ぶ一対の放熱器を対応させて設け、前記第一、第二の貯蔵室と一対の放熱器との間に断熱層を形成するとともに、この断熱層と一対の放熱器との間に、一対の放熱器の前記仕切り壁により吸気路と排気路とに区画される通気経路を形成し、前記第一の貯蔵室の下方側に通気経路の吸気路を、前記第二の貯蔵室の下方側に通気経路の排気路をそれぞれ形成するようにし、前記通気経路の吸気路から外気を送風機により吸引して圧縮機と放熱器とを冷却し、通気経路の排気路から排気するようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記第一の貯蔵室を野菜室とし、前記第二の貯蔵室を冷凍室とした請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 第一の貯蔵室の下方の断熱層を第二の貯蔵室の下方の断熱層よりも薄く形成し、第一の貯蔵室の下方の吸気路を拡大するようにした請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 一対の放熱器を仕切り壁を介して連結、あるいは一対の放熱器を仕切り壁を介して別個独立に構成するようにした請求項1、2、又は3記載の冷蔵庫。
  5. 一対の放熱器を仕切り壁を介して連結し、金属管に金属製のフィンを略螺旋状に巻いて構成し、排気側のフィンピッチを吸気側のフィンピッチよりも細かくした請求項1ないし4いずれかに記載の冷蔵庫。
  6. 吸気路側の放熱器の冷媒を通気経路の上流側から流出させ、排気路側の放熱器の冷媒を通気経路の下流側から流出させるようにした請求項1ないし5いずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 圧縮機と排気路側の放熱器とが接近するよう位置的に配置した請求項1ないし6いずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 圧縮機と排気路側の放熱器とを冷凍サイクル上接近させ、排気路側の放熱器の平均温度を吸気路側の放熱器の平均温度よりも高くした請求項1ないし7いずれかに記載の冷蔵庫。
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