JP2014065932A - 薄膜形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一の製膜チャンバにおける薄膜材料ガスが他の製膜チャンバに進入するのを抑えることで、形成された薄膜の膜質の低下を抑えることができる薄膜形成装置を提供する。
【解決手段】帯状基材をメインロールの外周面に沿わせた状態で帯状基材を搬送しつつ表面処理を行うことにより、帯状基材上に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、メインロールを収容するメインロールチャンバと、メインロールの外径側に間仕切り部を配置することによりメインロールの周方向に配列される複数の製膜チャンバと、を備え、間仕切り部には、メインロールの外周面を覆うメインロールカバーが設けられ、このメインロールカバーには、製膜チャンバに連通する製膜チャンバ連通部と、メインロールチャンバに連通するメインロールチャンバ連通部とを有しており、メインロールチャンバの圧力が製膜チャンバの圧力よりも小さく設定されている構成とする。
【選択図】図3

Description

本発明は、帯状の基材上に薄膜を形成するための薄膜形成装置であり、帯状基材をロール上で搬送させながら複数のチャンバを通過させることにより、帯状基材上に複数種類の薄膜を純度よく形成するための薄膜形成装置に関するものである。
近年では、プラスチックフィルムの表面に例えば酸化防止、水分浸入防止等を目的としたバリア膜を形成したバリア付きフィルムが使用されている。このようなバリア付きフィルムは、下記特許文献1に示す薄膜形成装置によって形成されている。例えば、薄膜形成装置は、図6に示すように、メインロールチャンバ101と、このメインロールチャンバ101内に収容されるメインロール102と、帯状基材103を繰り出す送出部105と帯状基材103を巻き取る巻取部104とを備えており、送出部105から送出された帯状基材103をメインロール102の外周面102aに沿わせて巻取部104によって巻き取られるようになっている。そして、メインロール102の外径側に間仕切り部106を設けることにより、複数の製膜チャンバ107がメインロール102の周方向に形成され、これら製膜チャンバ107内に製膜源としての真空蒸着、スパッタが設けられている。このような薄膜形成装置において、送出部105から供給された帯状基材103がメインロール102の外周面102aに沿わせた状態でこれら製膜チャンバ107を通過することにより、帯状基材103上に所定の薄膜が順次積層されて形成されるようになっている。
特開2001−303249 特開2007−186775
しかし、上記薄膜形成装置では、形成される薄膜の膜質が悪くなる虞があるという問題があった。すなわち、上記薄膜形成装置では、製膜チャンバ107を形成する間仕切り部106の隔壁がメインロール102の外周面102a付近までできるだけ接近させて延びて形成されているが、隔壁とメインロール102との間には僅かな隙間が存在している。そのため、一の製膜チャンバ107で供給される薄膜材料ガスが僅かな隙間を通じて隣接する他の製膜チャンバ107に進入することにより、製膜チャンバ107で形成される薄膜の膜質(純度)に影響を与える虞があるという問題がある。特に、製膜源としてCVDを使用する場合には、製膜チャンバ107内の圧力が真空蒸着、スパッタに比べてはるかに高圧になるため、薄膜材料が隙間を通じて他の製膜チャンバ107に進入する可能性が高くなり、膜質に与える影響が顕著になる。
また、上記特許文献2では、間仕切り部106とメインロール102との間に隙間防止用のローラが設けられている。しかし、このようにローラを設けると、帯状基材103の表面にローラが接触するため、製膜直後の薄膜とローラとが接することにより形成された薄膜の膜質が悪くなるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、一の製膜チャンバにおける薄膜材料ガスが他の製膜チャンバに進入するのを抑えることにより、形成された薄膜の膜質の低下を抑えることができる薄膜形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の薄膜形成装置は、帯状基材をメインロールの外周面に沿わせた状態で帯状基材を搬送しつつ表面処理を行うことにより帯状基材上に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、メインロールを収容するメインロールチャンバと、メインロールの外径側に間仕切り部を配置することにより、メインロールの周方向に配列される複数の製膜チャンバと、を備え、前記間仕切り部には、帯状基材が走行するメインロールの外周面を覆うメインロールカバーが設けられ、このメインロールカバーには、前記製膜チャンバに連通する製膜チャンバ連通部と、メインロールチャンバに連通するメインロールチャンバ連通部とを有しており、メインロールチャンバの圧力が製膜チャンバの圧力以下に設定されていることを特徴としている。
上記薄膜形成装置によれば、間仕切り部に設けられるメインロールカバーにより、薄膜材料ガスが他の製膜チャンバに進入するのを抑えることができる。具体的には、一の製膜チャンバに薄膜材料ガスが供給されると、薄膜材料ガスがその製膜チャンバ全体に広がると共に、製膜チャンバに連通する製膜チャンバ連通部を通じてメインロールカバー内に進入する。すなわち、薄膜材料ガスが製膜チャンバ連通部を通じてメインロールの外周面を走行する帯状基材の表面に触れることにより、帯状基材の表面に薄膜が形成される。ここで、メインロールチャンバの圧力が製膜チャンバの圧力以下に設定されていることにより、製膜チャンバ連通部を通じてメインロールカバー内に進入した薄膜材料ガスは、メインロールチャンバ及び製膜チャンバの圧力差により、製膜チャンバ連通部を通じて隣接する他の製膜チャンバに進入するよりも、メインロールチャンバ連通部を通じてメインロールチャンバに進入しやすくなる。したがって、一の製膜チャンバに供給された薄膜材料ガスが隣接する製膜チャンバに進入するのを抑えることができるため、一の製膜チャンバで形成される薄膜材料ガスの純度を維持することができ、形成される薄膜の膜質低下を抑えることができる。
また、前記メインロールカバーは、メインロールの外周面に対向するロール対向面を有しており、前記製膜チャンバ連通部は、ロール対向面に形成された製膜チャンバに連通する開口部及び、この開口部に連通し、ロール対向面とメインロール外周面とで形成されるカバー隙間によって形成されており、前記メインロールチャンバ連通部は、前記カバー隙間からメインロールチャンバに連通する連通流路によって形成されており、前記連通流路の断面積は、前記カバー隙間の断面積よりも大きく形成されていることにより、メインロールチャンバ連通部が製膜チャンバ連通部より圧力損失が小さくなるように形成されている構成にしてもよい。
この構成によれば、一の製膜チャンバに供給された薄膜材料ガスは、開口部を通じてメインロールカバーのカバー隙間に進入しても、メインロールチャンバ連通部が製膜チャンバ連通部よりも圧力損失が小さくなるように形成されているため、隣接する製膜チャンバのカバー隙間に進入するよりもメインロールチャンバ連通部の方に進入しやすくなる。したがって、開口部を通じてメインロールカバーのカバー隙間に進入した薄膜材料ガスは、メインロールチャンバ連通部の連通流路を通じてメインロールチャンバに進入し、隣接する製膜チャンバに進入するのを抑えることができる。
また、前記メインロールカバーは、メインロールの外周面に対向し隣り合う製膜チャンバ連通部が合流するエキゾーストマニホールド部を有しており、このエキゾーストマニホールド部は、製膜チャンバ連通部のカバー隙間よりも圧力損失が小さくなるように形成されており、前記メインロールチャンバ連結部の連通流路は、前記エキゾーストマニホールド部からメインロールの側面側に形成されている構成にしてもよい。
この構成によれば、製膜チャンバからメインロールカバーの製膜チャンバ連通部に進入した薄膜材料ガスは、製膜チャンバ連通部よりも圧力損失の小さいエキゾーストマニホールド部に進入する。ここで、エキゾーストマニホールド部には、隣接する製膜チャンバに連通する製膜チャンバ連通部とメインロールチャンバに連通するメインロールチャンバ連通部とに連通しているが、製膜チャンバ連通部はエキゾーストマニホールド部に比べて圧力損失が大きく設定されており、メインロールチャンバの圧力は製膜チャンバの圧力以下に設定されているため、圧力損失の大きい製膜チャンバ連通部に進入するよりも、圧力が低く設定されているメインロールチャンバに連通するメインロールチャンバ連結部の連通流路を経てメインロールチャンバに進入する。したがって、一の製膜チャンバで供給された薄膜材料ガスが隣接する製膜チャンバに進入するのを抑えることができる。
本発明の薄膜形成装置によれば、薄膜材料ガスが他の製膜チャンバに進入するのを抑えることにより、形成された薄膜の膜質の低下を抑えることができる。
本発明の一実施形態における薄膜形成装置を概略的に示す斜視図である。 上記薄膜形成装置の正面図を概略的に示す構成図である。 メインロールカバーを示す斜視図であり、図3(a)は、メインロールにメインロールカバーを組み込まれた状態を示す図であり、図3(b)は、図3(a)においてメインロールを取り除いた状態を示す図である。 メインロールカバーの半割状態を示す図である。 薄膜形成装置のメインロールカバー付近を拡大した図である。 従来の薄膜形成装置を示す図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における薄膜形成装置1の斜視図であり、図2は、その正面図を概略的に示す概略構成図である。
薄膜形成装置1は、基材上に表面処理を行って薄膜を形成するためのものであり、例えば、プラスチックフィルム上に酸化防止、水分浸入防止を目的としたバリア膜を形成し、食品用の保護フィルム、フレキシブル太陽電池の封止膜等に使用される。具体的には、フレキシブル太陽電池の封止膜の場合には、プラスチックフィルム等の帯状基板上に各電極層及び光電変換層等で構成される太陽電池セルが形成された後、薄膜形成装置1により太陽電池セル上に薄膜を複数層形成してバリア膜を形成する。これにより、太陽電池セルに水分の浸入が効果的に防止され、酸化特性に優れたフレキシブル太陽電池を形成することができる。
この薄膜形成装置1は、図1、図2に示すように、帯状基材2を供給する基材送出部3と、供給された帯状基材2を巻き取る基材巻取部4と、基材送出部3と基材巻取部4との間に配置されるメインロール5と、これらを収容するメインロールチャンバ6と、薄膜を形成する製膜チャンバ7とを有しており、基材送出部3から送出された帯状基材2をメインロール5の外周面51に沿わせて搬送させつつ、各製膜チャンバ7を通過させることにより、帯状基材2上に薄膜が形成され、基材巻取部4で巻き取られるようになっている。
基材送出部3は、帯状基材2を下流側に供給するためのものである。基材送出部3は、帯状基材2を巻き付ける送出ロール部31を有しており、この送出ロール部31を駆動制御することにより帯状基材2を送り出すことができるようになっている。すなわち、図示しない制御装置により送出ロール部31の回転が制御されることにより、帯状基材2の送出量を増加及び減少させることができる。具体的には、帯状基材2が下流側から引張力を受けた状態で送出ロール部31を回転させることにより帯状基材2が下流側に送り出され、適宜、送出ロール部31にブレーキをかけることにより帯状基材2が撓むことなく一定速度で送り出されるようになっている。
ここで、帯状基材2は、一方向に延びる薄板状の長尺体であり、厚み0.01mm〜0.2mm 幅5mm〜1000mmの平板形状を有する長尺体が適用される。また、材質として、特に限定しないが、ステンレス、銅等の金属材料の他、プラスチックフィルム等が好適に用いられる。
基材巻取部4は、供給された帯状基材2を巻き取るものである。基材巻取部4は、送出ロール部31と同様に、図示しない巻取ロール部41を有しており、この巻取ロール部41を駆動制御することにより帯状基材2を巻き取ることができるようになっている。すなわち、図示しない制御装置により巻取ロール部41の回転が制御されることにより、帯状基材2の巻取量を増加及び減少させることができる。具体的には、巻取ロール部41の回転が調節されることにより、送り出された帯状基材2が撓むのを抑えつつ、逆に帯状基材2が必要以上の張力がかからないようにして巻き取ることができるようになっている。
メインロール5は、製膜の際に帯状基材2の姿勢を保ちつつ、上流側の基材送出部3から供給された帯状基材2を下流側の基材巻取部4に搬送するためのものである。メインロール5は、基材送出部3と基材巻取部4との間に配置されており、送出ロール部31及び巻取ロール部41よりも大径の略円筒形状に形成されている。メインロール5の外周面51は、周方向に曲率が一定の曲面で形成されており、図示しない制御装置により送出ロール部31及び巻取ロール部41の回転に応じて駆動制御されるようになっている。また、メインロール5は、送出ロール部31及び巻取ロール部41に比べて、その外周面51が下側に張り出す位置に設けられており、この張り出した外周面51に帯状基材2が架け渡されている。すなわち、基材送出部3から送り出された帯状基材2は、メインロール5の外周面51に当接することにより所定の張力が負荷された状態で搬送される。すなわち、メインロール5の外周面51に帯状基材2が接した状態でメインロール5が基材送出部3及び基材巻取部4の回転に応じて回転することにより、帯状基材2は、帯状基材2全体が張った状態で、その表面が製膜チャンバ7それぞれに対向する姿勢で基材送出部3から基材巻取部4へ搬送されるようになっている。
メインロールチャンバ6は、メインロール5を収容しチャンバ内の圧力を一定に保持するためのものである。本実施形態では、メインロールチャンバ6は、図1、図2に示すように、略ホームベース形状の五角形に形成されたケーシングであり、その中央部分にメインロール5が収容されている。そして、メインロールチャンバ6には、真空ポンプ61が接続されており、この真空ポンプ61を作動させることにより、メインロールチャンバ6内の圧力を制御できるようになっている。本実施形態では、各製膜チャンバ7よりも低圧になるように設定されている。なお、本実施形態では、基材送出部3及び、基材巻取部4がメインロールチャンバ6内に収容されているが、これらをメインロールチャンバ6の外に設ける構成であってもよい。本実施形態にようにこれらをメインロールチャンバ6内に設けることで、帯状基材2や製膜後の帯状基材2(製膜基材)を大気に曝すことから保護することができる。
製膜チャンバ7は、帯状基材2上に薄膜を形成するためのものである。本実施形態では、同じ構造の製膜チャンバ7が2つ設けられている。これらの製膜チャンバ7は、メインロールチャンバ6内に設けられており、上流側から第1製膜チャンバ7a、第2製膜チャンバ7bがこの順に設けられている。ここで、第1製膜チャンバ7a、第2製膜チャンバ7bを区別しない場合は、単に製膜チャンバ7と呼ぶこととする。第1製膜チャンバ7a及び第2製膜チャンバ7bは、メインロール5の外径側に間仕切り部62を配置することにより形成されている。具体的には、メインロール5の外径側には、略板状の3つの間仕切り部62がメインロール5の外周面51に向かって延びるように設けられていることにより、メインロール5の外周面51と間仕切り部62とメインロールチャンバ6の壁面とで形成される製膜チャンバ7が2つ形成されている。これにより、メインロール5に沿って帯状基材2が搬送されると、1つ目の間仕切り部62を通過した帯状基材2が第1製膜チャンバ7aに搬送され、次に2つ目の間仕切り部62を通過した帯状基材2が第2製膜チャンバ7bに搬送されることにより、それぞれ第1製膜チャンバ7a及び第2製膜チャンバ7bにより帯状基材2上に順次薄膜が形成されるようになっている。
これらの製膜チャンバ7には、真空ポンプ71a、71bが接続されており、真空ポンプ71a、71bを作動させることにより、チャンバ内を所定の圧力に設定できるようになっている。本実施形態では、原料ガスを供給する前に所定の真空度になるまで製膜チャンバ7内を減圧する。
また、これらの製膜チャンバ7は、帯状基材2に対する表面処理として、プラズマCVD法を用いた製膜源が設けられている。すなわち、製膜チャンバ7には、プラズマを発生させるためのプラズマ電極72が設けられるとともに、原料ガスを供給する原料ガス配管73が接続されている。具体的には、第1製膜チャンバ7aには、プラズマ電極72aが設けられ、第2製膜チャンバ7bには、プラズマ電極72bが設けられている。また、第1製膜チャンバ7aには、原料ガス配管73aが接続されており、第2製膜チャンバ7bには原料ガス配管73bが接続されている。これにより第1製膜チャンバ7a及び第2製膜チャンバ7bを通過する帯状基材2上に所定の薄膜が形成される。すなわち、プラズマ電極72に高周波電源が印加することにより製膜チャンバ7内をプラズマ雰囲気に形成し、この状態で原料ガスを供給することにより原料ガスが励起され、帯状基材2上に所定の薄膜が形成される。本実施形態では、第1製膜チャンバ7aでは、原料ガスとしてHMDS(ヘキサメチルジシラザン)ガス及びアルゴンガス、水素ガスを供給することにより、Si化合物膜(第1薄膜)が形成され、第2製膜チャンバ7bでは、原料ガスとしてHMDS及び酸素ガスが供給されることにより、SiO2膜(第2薄膜)が形成される。なお、真空ポンプ71a、71b、プラズマ電極72a、72b、原料ガス配管73a、73bそれぞれについては、両者区別なく呼ぶ場合は単に真空ポンプ71、プラズマ電極72、原料ガス配管73と呼ぶことにする。
間仕切り部62は、平板状の壁材で形成されており、その先端部分には、メインロール5の外周面51を覆うメインロールカバー8が設けられている。この間仕切り部62は、一方端がメインロールチャンバ6に固定されており、他方端がメインロール5の外周面51に向かって延び、他方端に設けられたメインロールカバー8がメインロール5を覆う状態で固定されている。
メインロールカバー8は、製膜チャンバ7内に供給された原料ガスが隣接する他の製膜チャンバ7に進入するのを抑えるものである。このメインロールカバー8は、メインロール5の外周面51に対向するロール対向面81と、製膜チャンバ7に連通する製膜チャンバ連通部82と、メインロールチャンバ6に連通するメインロールチャンバ連通部83とを有しており、製膜チャンバ連通部82を設けることにより、製膜チャンバ7に供給された原料ガスが他の製膜チャンバ7に流入するのを抑え、仮に原料ガスが流出した場合には、メインロールチャンバ連通部83により流出した原料ガスをメインロールチャンバ6に流入させて排出させることにより、他の製膜チャンバ7に流入するのを抑えるものである。
ロール対向面81は、メインロール5の外周面51を覆うものであり、メインロール5の外周面51に沿う形状を有している。ここで、図3は、メインロールカバー8を示す斜視図であり、図3(a)は、メインロール5にメインロールカバー8を組み込まれた状態を示す図であり、図3(b)は、図3(a)においてメインロール5を取り除いた状態を示す図である。また、図4は、メインロールカバー8の半割状態を示す図であり、図5は、薄膜形成装置1のメインロールカバー8付近を拡大した図である。図3〜図5に示すように、メインロール5の外周面51全体に対向するように湾曲状に形成されており、その両端部がメインロール5の側面に沿って折り曲げられることにより、メインロール5の側面の一部を覆うように形成されている。メインロールカバー8がメインロール5に装着された状態では、このロール対向面81及び、メインロール5の側面を覆う部分は、メインロール5に対して僅かな隙間が形成される。すなわち、メインロールカバー8とメインロール5とは当接していないため、メインロール5に外周面51に沿って供給される帯状基材2は、メインロールカバー8に接触することなく、ロール対向面81とメインロール5とで形成されるカバー隙間84を走行するようになっている。
製膜チャンバ連通部82は、各製膜チャンバ7に連通する流路であり、メインロール5の外周面51に沿って走行する帯状基材2を製膜チャンバ7内に臨ませて帯状基材2上に薄膜を製膜させるためのものである。
製膜チャンバ連通部82は、ロール対向面81に形成された開口部85と、ロール対向面81とメインロール5の外周面51とで形成されるカバー隙間84によって形成されている。この開口部85は、本実施形態では、帯状基材2の製膜領域に応じた幅寸法を有する矩形状領域が、ロール対向面81を厚さ方向に貫通して形成されている。これにより、メインロール5の外周面51に沿って搬送される帯状基材2が開口部85を通過すると製膜チャンバ7に曝されることにより、帯状機材2は、製膜チャンバ7内の原料ガスと開口部85を通じて接触することができる。
また、カバー隙間84は、メインロールカバー8のロール対向面81とメインロール5の外周面51とで形成される隙間であり、メインロールカバー8は、そのロール対向面81がメインロール5の外周面51に極力接近するように設けられている。このカバー隙間84は、メインロール5の外周面51に沿って形成されており、間仕切り部62同士の間を連続的に形成されている。すなわち、カバー隙間84は、開口部85から後述のエキゾーストマニホールド部83bまで連続的に設けられている。このカバー隙間84の寸法は、メインロール5の外周面51に薄膜が形成された帯状基材2が沿った状態であっても、帯状基材2がメインロールカバー8に接触することなく、メインロール5の外周面51に沿って走行可能な程度に設定されている。したがって、メインロール5の外周面51に沿う状態で帯状基材2が搬送されると、まず、帯状基材2が第1製膜チャンバ7aの開口部85を通過することにより、帯状基材2上に第1薄膜が形成される。そして、そのままメインロール5の外周面51に沿う状態で帯状基材2が搬送され、次に第2製膜チャンバ7bの開口部85を通過することにより、第1薄膜上に第2薄膜が形成される。このようにして、メインロール5がメインロールカバー8で覆われた状態であっても製膜チャンバ7内の原料ガスが開口部85を通じて帯状基材2に接触するため、第1製膜チャンバ7a及び第2製膜チャンバ7bを通過させることにより、帯状基材2上に所定の薄膜が積層された状態で形成される。
また、メインロールチャンバ連通部83は、メインロールチャンバ6に連通する流路であり、製膜チャンバ連通部82に進入した原料ガスをメインロールチャンバ6に導くためのものである。本実施形態では、メインロールチャンバ連通部83は、隣接する製膜チャンバ7の間に設けられ、製膜チャンバ連通部82からメインロールチャンバ6に連通する連通流路83aを有している。具体的には、間仕切り部62の隔壁の先端部分にエキゾーストマニホールド部83bが設けられており、このエキゾーストマニホールド部83bとメインロールチャンバ6とを連通するように連通流路83aがメインロール5の側面に設けられている。
ここで、エキゾーストマニホールド部83bは、隣接する製膜チャンバ連通部82が合流する部分であり、製膜チャンバ連通部82のカバー隙間84に比べて大きな空間を有するように形成されている。すなわち、連通流路83aの断面積は、前記カバー隙間84の断面積よりも大きく形成されている。このエキゾーストマニホールド部83bに隣接する製膜チャンバ7のカバー隙間84が連通されている。そして、このエキゾーストマニホールド部83bからメインロールチャンバ6に開口するように連通流路83aが設けられている。このメインロールチャンバ連通部83により、製膜チャンバ連通部82の開口部85から進入した原料ガスをメインロールチャンバ6に導くことができる。すなわち、製膜チャンバ連通部82の開口部85から進入した原料ガスは、帯状基材2の搬送と共にカバー隙間84に進入する。そして、第1製膜チャンバ7a連通部と第2製膜チャンバ7b連通部の間には、エキゾーストマニホールド部83bが設けられているため、第1チャンバ連通部のカバー隙間84を進入した原料ガスは、エキゾーストマニホールド部83bに流入する。ここで、エキゾーストマニホールド部83bには、第2チャンバ連通部とメインロールチャンバ6の連通流路83aとが連通しているが、エキゾーストマニホールド部83bに存在する原料ガスは連通流路83aを通じてメインロールチャンバ6に流出される。すなわち、製膜チャンバ7内は、真空ポンプ71により減圧されるが、原料ガスが供給されることにより圧力が大きくなり、メインロールチャンバ6の圧力が相対的に低くなっている。また、連通流路83aは、第2チャンバ連通部のカバー隙間84に比べて断面積が大きく形成されているため、カバー隙間84に比べて圧力損失が小さい。よって、エキゾーストマニホールド部83bの原料ガスは、カバー隙間84に流入するよりも連通流路83aを通じてメインロールチャンバ6に流れやすくなる。したがって、メインロールカバー8を取付けることにより、製膜チャンバ7の原料ガスが、隣接する異なる製膜チャンバ7に進入するのを抑えることができる。
次に上述した薄膜形成装置1により、帯状基材2上に薄膜を形成する方法について説明する。
まず、基材送出部3の送出ロール部31に巻回された帯状基材2をセットし、帯状基材2をメインロール5の外周面51に沿わせた後、基材巻取部4の巻取ロール部41に架け渡す。そして、メインロールチャンバ6及び製膜チャンバ7の真空ポンプ61、71を作動させ、各チャンバ内を所定の真空度に到達させる。
各チャンバが所定の真空度に到達した後、プラズマ電極72に高周波電源を印加し、製膜チャンバ7の原料ガス配管73から原料ガスを供給する。このとき、製膜チャンバ7の真空度は、原料ガスが供給される前よりも悪くなる。ここでは、第1製膜チャンバ7aの圧力P1は第2製膜チャンバ7bの圧力P2よりも大きくなっているものとする。ただし、メインロールチャンバ6の圧力P0は、真空度が保たれているため、ほとんど変化しない。したがって、それぞれの圧力の関係は、結果的に、P1>P2≧P0の関係になっている。
次に、基材送出部3及び基材巻取部4を駆動させて帯状基材2を所定の速度で搬送する。第1製膜チャンバ7aでは、原料ガスがプラズマ雰囲気に曝されることにより活性化された原料ガスがメインロールカバー8の開口部85を通じて帯状基材2に触れ、帯状基材2の表面に第1薄膜が形成される。すなわち、帯状基材2は、カバー隙間84内をメインロール5の外周面51に沿って搬送されつつ、開口部85から進入する原料ガスに触れることにより、帯状基材2の表面には長手方向に亘って第1薄膜が形成される。
ここで、カバー隙間84の開口面積(断面積)が小さく形成されていることと、エキゾーストマニホールド部83bまで距離があることから、開口部85から進入する原料ガスは、第1製膜チャンバ7aから積極的に流出することが抑えられる。しかし、第1製膜チャンバ7aの圧力P1がメインロールチャンバ6の圧力P0よりも高い状態で維持されているため、開口部85から進入した原料ガスはカバー隙間84を通じてエキゾーストマニホールド部83bに流出する場合がある。仮に、原料ガスがエキゾーストマニホールド部83bに進入すると、第1製膜チャンバ7a連通部のカバー隙間84及び、第2製膜チャンバ7b連通部のカバー隙間84双方に比べて、メインロールチャンバ連通部83の連通流路83aの方が開口面積(断面積)が大きいため、圧力損失が小さい。そして、P1>P2≧P0の関係から、エキゾーストマニホールド部83bに進入した原料ガスは、連通流路83aからメインロールチャンバ6に流出し、真空ポンプを通じて排出される。したがって、第1製膜チャンバ7aの原料ガスが隣接する第2製膜チャンバ7bに進入することが抑えられる。
次に、第1製膜チャンバ7a及びエキゾーストマニホールド部83bを通過した帯状基材2は、第2製膜チャンバ7b連通部を通じて第2製膜チャンバ7bに進入し、開口部85を通じて第2製膜チャンバ7bの原料ガスに曝されることにより、第1薄膜上に第2薄膜が形成される。そして、帯状基材2に第1薄膜及び第2薄膜が積層されて形成された後、基材巻取部4に帯状基材2(製品基材)が巻き取られる。
ここで、第2製膜チャンバ7bの原料ガスの流出については、第1製膜チャンバ7aの原料ガスと同様に、第2製膜チャンバ7bから積極的に流出することが抑えられる。そして、仮に第2製膜チャンバ7bの原料ガスがカバー隙間84を通じてエキゾーストマニホールド部83bに流出した場合でも、連通流路83aの方が圧力損失が小さいことから、第1製膜チャンバ7a連通部のカバー隙間84又は、第2製膜チャンバ7b連通部のカバー隙間84に進入することが抑えられる。すなわち、エキゾーストマニホールド部83bの第2製膜チャンバ7bの原料ガスは、連通流路83aからメインロールチャンバ6に流出し、真空ポンプを通じて排出される。したがって、第2製膜チャンバ7bの原料ガスが隣接する第1製膜チャンバ7aに進入することが抑えられる。
このように、メインロール5にメインロールカバー8を設けることにより、各製膜チャンバ7で使用される原料が隣の製膜チャンバ7に進入することが抑えられる。したがって、異なる製膜チャンバ7の原料ガスが混入することによる膜質の低下が抑えられ、それぞれの製膜チャンバ7で使用される原料ガスの純度を維持し、形成される膜質を安定させることができる。
上記実施形態では、エキゾーストマニホールド部83bを設け、このエキゾーストマニホールド部83bからメインロールチャンバ連通部83の連通流路83aを設ける例について説明したが、エキゾーストマニホールド部83bを設けない構成であってもよい。例えば、メインロール5と、このメインロール5の側面を覆うメインロールカバー8との隙間(側面隙間と呼ぶ)を調節し、側面隙間を通じて各製膜チャンバ7で使用される原料ガスがメインロールチャンバ6に流出する構成であってもよい。この場合であっても、側面隙間の開口面積(断面積)をカバー隙間84よりも大きく形成するなどして、側面隙間の圧力損失がカバー隙間84の圧力損失よりも小さくなるようにすることが好ましい。これにより、カバー隙間84に進入した原料ガスがカバー隙間84を通じて移動するよりも、側面隙間を通じてメインロールチャンバ6に移動する方が移動しやすくなるため、各製膜チャンバ7で使用される原料が隣の製膜チャンバ7に進入することを抑えることができる。
また、上記実施形態では、製膜チャンバ7が2つの場合について説明したが、間仕切り部62を増やすことにより、3つ以上の製膜チャンバ7を設けるものであってもよい。
1 薄膜形成装置
2 帯状機材
5 メインロール
6 メインロールチャンバ
7 製膜チャンバ
8 メインロールカバー
51 外周面
62 間仕切り部
81 ロール対向面
82 製膜チャンバ連通部
83 メインロールチャンバ連通部
83a 連通流路
83b エキゾーストマニホールド部
84 カバー隙間
85 開口部

Claims (3)

  1. 帯状基材をメインロールの外周面に沿わせた状態で帯状基材を搬送しつつ表面処理を行うことにより帯状基材上に薄膜を形成する薄膜形成装置であって、
    メインロールを収容するメインロールチャンバと、
    メインロールの外径側に間仕切り部を配置することにより、メインロールの周方向に配列される複数の製膜チャンバと、
    を備え、
    前記間仕切り部には、帯状基材が走行するメインロールの外周面を覆うメインロールカバーが設けられ、このメインロールカバーには、前記製膜チャンバに連通する製膜チャンバ連通部と、メインロールチャンバに連通するメインロールチャンバ連通部とを有しており、メインロールチャンバの圧力が製膜チャンバの圧力以下に設定されていることを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 前記メインロールカバーは、メインロールの外周面に対向するロール対向面を有しており、
    前記製膜チャンバ連通部は、ロール対向面に形成された製膜チャンバに連通する開口部及び、この開口部に連通し、ロール対向面とメインロール外周面とで形成されるカバー隙間によって形成されており、
    前記メインロールチャンバ連通部は、前記カバー隙間からメインロールチャンバに連通する連通流路によって形成されており、
    前記連通流路の断面積は、前記カバー隙間の断面積よりも大きく形成されていることにより、メインロールチャンバ連通部が製膜チャンバ連通部より圧力損失が小さくなるように形成されているを特徴とする請求項1に記載の薄膜形成装置。
  3. 前記メインロールカバーは、メインロールの外周面に対向し隣り合う製膜チャンバ連通部が合流するエキゾーストマニホールド部を有しており、このエキゾーストマニホールド部は、製膜チャンバ連通部のカバー隙間よりも圧力損失が小さくなるように形成されており、前記メインロールチャンバ連結部の連通流路は、前記エキゾーストマニホールド部からメインロールの側面側に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の薄膜形成装置。
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