JP2020063467A - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020063467A
JP2020063467A JP2018194597A JP2018194597A JP2020063467A JP 2020063467 A JP2020063467 A JP 2020063467A JP 2018194597 A JP2018194597 A JP 2018194597A JP 2018194597 A JP2018194597 A JP 2018194597A JP 2020063467 A JP2020063467 A JP 2020063467A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
base material
thin film
film forming
nip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018194597A
Other languages
English (en)
Inventor
高佳 藤元
Takayoshi Fujimoto
高佳 藤元
小森 常範
Tsunenori Komori
常範 小森
貴正 姫野
Takamasa Himeno
貴正 姫野
卓也 恩地
Takuya Onchi
卓也 恩地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Engineering Co Ltd
Original Assignee
Toray Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Engineering Co Ltd filed Critical Toray Engineering Co Ltd
Priority to JP2018194597A priority Critical patent/JP2020063467A/ja
Publication of JP2020063467A publication Critical patent/JP2020063467A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Advancing Webs (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

【課題】所定の膜厚の薄膜を高精度に基材へ形成することができる薄膜形成装置を提供する。【解決手段】ロールトゥロールで搬送される基材2を外周面51に沿うように接触させることにより基材2を支持するメインロール5と、メインロール5の外周面51に接触している基材2に対して薄膜の形成を行う成膜部7と、を備える薄膜形成装置1であり、メインロール5と反対側から基材2に当接することによってメインロール5と一緒に基材2を挟み込み、基材2の搬送と連動して回転するニップロール8をさらに有し、ニップロール8は、基材2よりも粘着力が高い。【選択図】図2

Description

本発明は、帯状の基材上に薄膜を形成するための薄膜形成装置であり、基材を搬送させながら成膜チャンバを通過させることにより、基材上に薄膜を純度よく形成するための薄膜形成装置に関するものである。
近年では、プラスチックフィルムの表面に例えば酸化防止、水分浸入防止等を目的としたバリア膜を形成したバリアフィルムが使用されている。
このようなバリアフィルムは、下記特許文献1に示すような薄膜形成装置によって形成されている。例えば図6に示すように、薄膜形成装置100は、メインロールチャンバ101と、このメインロールチャンバ101内に収容されるメインロール102と、帯状の基材103を繰り出す図示しない巻出しロールと基材103を巻き取る図示しない巻取りロールとを備えており、巻出しロールから送出された基材103をメインロール102の外周面102aに沿うように当接させ、そして巻取りロールによって巻き取ることにより、所定の張力をかけながら基材103を搬送するように、すなわち、ロールトゥロールで基材103を搬送するようになっている。そして、メインロール102の外径側に間仕切り部104を設けることにより、成膜チャンバ105がメインロール102の周方向に形成される(図6では、4つの成膜チャンバ105が形成されている)。この成膜チャンバ105の内部にはプラズマ電極106が設けられており、プラズマ形成ガス供給部107から成膜チャンバ105の内部にプラズマ形成ガスを供給し、プラズマ電極106に高周波電圧を印加することにより、プラズマ形成ガスはプラズマ状態となる。このようにプラズマ形成ガスがプラズマ状態となった環境下において原料ガス供給部108から成膜チャンバ105の内部に薄膜の原料ガスを供給することにより、プラズマCVD法によって基材103に薄膜が形成される。すなわち、原料ガスがプラズマにより分解されて基材103に堆積する。このような薄膜形成装置100において、巻出しロールから供給された基材103をメインロール102の外周面102aに沿わせた状態で成膜チャンバ105を連続して通過させることにより、基材103の長手方向にわたって所定の蒸着膜が形成される。
特開2001−303249号公報
しかし、上記の薄膜形成装置100では、基材103に所定の膜厚の薄膜を形成することが困難であるという問題があった。具体的には、たとえば巻出しロールと巻取りロールにおける張力に少しでも差が生じるとメインロール102上で基材103の滑りが生じる可能性があり、基材103の滑りが生じるとメインロール102上での基材103の搬送速度にばらつきが生じる可能性があり、その結果基材103の搬送制御が困難となり基材103に所定の膜厚の薄膜を形成することができなかったり、また、基材103にキズやシワが生じるおそれがあった。
本発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、所定の膜厚の薄膜を高精度に基材へ形成することができる薄膜形成装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明の薄膜形成装置は、ロールトゥロールで搬送される基材を外周面に沿うように接触させることにより基材を支持するメインロールと、前記メインロールの外周面に接触している基材に対して薄膜の形成を行う成膜部と、を備える薄膜形成装置であり、前記メインロールと反対側から基材に当接することによって前記メインロールと一緒に基材を挟み込み、基材の搬送と連動して回転するニップロールをさらに有し、前記ニップロールは、基材よりも粘着力が高いことを特徴としている。
上記薄膜形成装置によれば、メインロールと反対側から基材に当接することによってメインロールと一緒に基材を挟み込み、基材の搬送と連動して回転するニップロールをさらに有することにより、基材を搬送させながらの成膜であっても成膜時の基材の位置ずれを防ぎ、所定の膜厚の薄膜を高精度に基材へ形成することができる。さらに、ニップロールは、基材よりも粘着力が高いことにより、基材上のパーティクルが基材からニップロールへ転写され、パーティクルの付着が少ない基材の表面に薄膜を形成することができる。
また、基材の搬送における前記メインロールの上流側および下流側の少なくとも一方には、基材の搬送方向を変換する方向転換ロールが設けられ、基材の搬送における前記方向転換ロールの上流側および下流側に位置する基材に挟まれる空間には、1つの前記ニップロールを含み、隣接するロール同士の回転面同士が接することにより連動して回転する偶数個のサブロールが直列に配置されており、前記ニップロールから最も遠い前記サブロールが、基材の搬送における前記方向転換ロールの上流側および下流側に位置する基材のうち前記ニップロールが当接していない方の基材に近接していると良い。
こうすることにより、活性化した原料ガスに起因して方向転換ロールの表面に薄膜が形成されてしまうことを防ぐことができる。
また、前記ニップロールに隣接する前記サブロールは、前記ニップロールよりも粘着力が高いと良い。
こうすることにより、ニップロール表面に付着したパーティクルが隣接するサブロールに転写されるため、ニップロール表面から基材表面へパーティクルが戻ることを防ぐことができる。
本発明の薄膜形成装置によれば、所定の膜厚の薄膜を高精度に基材へ形成することができる。
本発明の一実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 本実施形態における薄膜形成装置の一部を表す概略図である。 本実施形態に対する比較例を表す概略図である。 本発明の他の実施形態における薄膜形成装置の一部を表す概略図である。 本発明の他の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。 従来の実施形態における薄膜形成装置を表す概略図である。
本発明に係る実施の形態を図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態における薄膜形成装置1の概略図であり、正面図である。
薄膜形成装置1は、基材上に表面処理を行って薄膜を形成するためのものであり、例えば、プラスチックフィルム上に酸化防止、水分浸入防止を目的としたバリア膜を形成し、食品用の保護フィルム、フレキシブル太陽電池等に使用される。具体的には、フレキシブル太陽電池の場合には、プラスチックフィルム等の帯状基材上に各電極層及び光電変換層等で構成される太陽電池セルが形成された後、薄膜形成装置1により太陽電池セル上に薄膜を複数層形成してバリア膜を形成する。これにより、太陽電池セルに水分の浸入が効果的に防止され、酸化耐久特性に優れたフレキシブル太陽電池を形成することができる。
この薄膜形成装置1は、基材2を送り出す図示しない巻出しロールと、供給された基材2を巻き取る図示しない巻取りロールと、巻出しロールと巻取りロールとの間に配置されるメインロール5と、メインロール5を収容するメインロールチャンバ6と、薄膜を形成する成膜チャンバ7とを有しており、巻出しロールから送り出された基材2をメインロール5の外周面51に沿わせて搬送させつつ、各成膜チャンバ7を通過させることにより、基材2上に薄膜が形成され、巻取りロールで巻き取られるようになっている。
巻出しロールおよび巻取りロールはそれぞれ略円筒形状の芯部を有しており、これら芯部には基材2が巻き付けられ、これら芯部を回転駆動させることにより、基材2を送り出し、または巻き取ることができる。すなわち、巻出しロールおよび巻取りロールによっていわゆるロールトゥロール搬送が行われ、図示しない制御装置によりそれぞれの芯部の回転が制御されることにより、基材2の送り出し速度もしくは巻き取り速度を増加及び減少させることができる。具体的には、基材2が下流側から引張力を受けた状態で上流側の芯部を回転させることにより基材2が下流側に送り出され、適宜、この上流側の芯部にブレーキをかけることにより基材2が撓むことなく一定速度で送り出されるようになっている。また、下流側の芯部の回転が調節されることにより、送り出された基材2が撓むのを抑えつつ、逆に基材2が必要以上の張力がかからないようにして巻き取ることができるようになっている。
ここで、基材2は、一方向に延びる薄板状の長尺体であり、厚み0.01mm〜0.2mm 幅5mm〜1600mmの平板形状を有する長尺体が適用される。また、材質として、特に限定しないが、たとえばPET(polyethylene terephthalate)などの樹脂フィルムが好適に用いられる。
このように、上記の巻出しロールと巻取りロールとが一対となり、一方が基材2を送り出し、他方が前記送り出し速度と同じ巻き取り速度で基材2を巻き取ることによって、基材2にかかる張力を所定の値で維持しながら基材2を搬送することが可能である。
メインロール5は、成膜の際に基材2の姿勢を保ちつつ、基材2の搬送方向における上流側の巻出しロールから供給された基材2を下流側の巻取りロールに搬送するための搬送部である。すなわち、本発明においてメインロール5は、薄膜を形成させる基材2を保持する基材保持部の役割を果たす。
メインロール5は、巻出しロールと巻取りロールとの間に配置されており、それぞれの芯部よりも大径の略円筒形状に形成されている。メインロール5の外周面51は、周方向に曲率が一定の曲面で形成されており、図示しない制御装置により駆動制御され、回転する。巻出しロールと巻取りロールは、このメインロール5の回転動作に応じて回転が制御され、これにより、巻出しロールから送り出された基材2は、所定の張力が負荷された状態でメインロール5の外周面51に沿って搬送される。すなわち、メインロール5の外周面51に基材2が沿った状態で巻出しロールおよび巻取りロールがメインロール5の回転に応じて基材2の搬送に連動するように回転することにより、基材2は、基材2全体が張った状態で、その表面が成膜チャンバ7それぞれに対向する姿勢で巻出しロールから巻取りロールへ搬送されるようになっている。
このように基材2が張った状態で搬送され、基材2が搬送されながら成膜チャンバ7によって成膜されることにより、成膜時の基材2のばたつきを防ぐことができ、基材2に積層される薄膜の膜厚精度が向上するとともに基材2のばたつきによるパーティクルの発生を防ぐことができる。また、メインロール5の曲率半径を大きくすることにより、基材2がより平坦に近い状態で支持されながら成膜が行われるため、成膜後の基材2に反りが生じることを防ぐことができると同時に、基材2と成膜チャンバ7内のプラズマ電極72との距離が略均一となり、均一な膜厚の薄膜を形成しやすくなる。なお、成膜時の基材2の搬送速度は、40〜50m/分にも及ぶ。
また、メインロール5から巻取りロールまでの張力を巻出しロールからメインロール5までの張力よりも若干高くすることにより、メインロール5上で基材2をさらにぴったりと張り付かせることができる。
さらに、基材2がメインロール5との接触を開始する位置および接触を終了する位置の近傍には、ニップロール8が1つずつ、合計2個設けられている。ニップロール8は、メインロール5よりも小径のロール体であり、基材2に対してメインロール5と反対側に配置され、メインロール5の外周面51に沿って支持されている基材2に対して所定の押圧力でもって当接することにより、ニップロール8はメインロール5と一緒に基材2を挟み込む。
ニップロール8はフリーで回転するロール体であり、回転軸の方向は、巻出しロール、巻取りロール、およびメインロール5の回転軸の方向と同じであり、図1に示すY軸方向である。そして、基材2との摩擦力を推進力として基材2の搬送に連動してニップロール8が回転することにより、基材2への負荷を最小限にしてニップロール8とメインロール5とで基材2を挟み込むことができる。
また、本実施形態では、ニップロール8の回転面(側面)はたとえばシリコンゴム、ニトリルゴムといったゴムなどで形成されており、ニップロール8の粘着力は基材2の粘着力よりも高い。そのため、仮に基材2にパーティクルPが付着していたとしても基材2がメインロール5とニップロール8との間を通過する際にパーティクルPが基材2からニップロール8へ転写される。すなわち、本実施形態のニップロール8は、基材2からパーティクルPを除去するクリーニングロールとして機能する。
また、基材2の幅方向(Y軸方向)において、ニップロール8は基材2の全体と接触している。これにより、基材2のいかなる位置に付着したパーティクルPもニップロール8が除去することができる。
また、巻出しロールとメインロール5との間およびメインロール5と巻取りロールとの間には、基材2の搬送方向を調節するための方向転換ロール9が設けられている。図1に示す実施形態では、巻出しロールとメインロール5との間のメインロールチャンバ6の内部に位置する部分およびメインロール5と巻取りロールとの間のメインロールチャンバ6の内部に位置する部分に方向転換ロール9がそれぞれ2個ずつ配置されている(方向転換ロール9a乃至9d)。特に、基材2に搬送におけるメインロール5のすぐ上流側に設けられている方向転換ロール9(基材2がメインロール5よりも一つ前に接触する方向転換ロール9b)とすぐ下流側に設けられている方向転換ロール9(基材2がメインロール5よりも一つ後に接触する方向転換ロール9c)は、メインロール5における基材2の抱き角を大きくとることによってメインロール5上で基材2が滑ることなどを防ぐために設けられている。また、メインロール5における基材2の抱き角を大きくとることによって、温度調節を行っているメインロール5と基材2との接触時間を長くとることができ、メインロール5を介した基材2の温度調節を正確に行うことができる。これら方向転換ロール9の回転軸の方向も、巻出しロール、巻取りロール、およびメインロール5の回転軸の方向と同じであり、図1に示すY軸方向である。
ここで、本実施形態では、回転軸の方向がニップロール8などと同じ方向であるY軸方向であるフリーで回転するサブロール10がニップロール8と回転面同士が接するように設けられており、基材2の搬送と連動してニップロール8が回転し、このニップロール8の回転と連動してサブロール10が回転する。
図2は本実施形態における薄膜形成装置1の一部を表す概略図であり、基材2の搬送における下流側のニップロール8の近傍の拡大図である。ニップロール8よりもさらに下流側には方向転換ロール9cがあり、この方向転換ロール9cによって基材2の搬送方向が調節されるが、方向転換ロール9cによって方向転換される前の基材2および方向転換された後の基材2の間にニップロール8とサブロール10が位置している。すなわち、基材2の搬送における方向転換ロール9cの上流側と下流側に位置する基材2に挟まれる空間にニップロール8とサブロール10が配置されている。そして、サブロール10は、基材2の搬送における方向転換ロール9cの上流側および下流側に位置する基材2のうちニップロール8が当接していない方の基材2(図2のようにメインロール5の下流側に位置する方向転換ロール9cにおいては、方向転換ロール9cよりも下流側の基材2)に近接し、微小な隙間が設けられている。
なお、本説明ではニップロール8もサブロールの一つとして勘定しており、図2の形態では、基材2の搬送における方向転換ロール9cの上流側と下流側に位置する基材2に挟まれる空間には、ニップロール8を含む2個のサブロールが設けられていることとなる。
また、サブロール10の回転面の粘着力はニップロール8の回転面の粘着力よりも高く、ニップロール8に付着しているパーティクルPはサブロール10に転写される。これにより、ニップロール8以外にサブロール10が設けられない場合と比較して、パーティクルPが基材2に再転写される確率を減らすことができる。
また、サブロール10は、メインロール5とは接しておらず、ニップロール8にのみ接している。すなわち、メインロール5とニップロール8、サブロール10は直列に配置されている。
ここで、図2では基材2の搬送における下流側のニップロール8の近傍について説明したが、基材2の搬送における上流側のニップロール8の近傍でも同様の形態を有しており、基材2の搬送における方向転換ロール9bの上流側と下流側に位置する基材2に挟まれる空間にニップロール8とサブロール10が配置されている。
メインロールチャンバ6は、メインロール5を収容してチャンバ内の圧力を一定に保持するために周囲をカバーに囲まれた空間である。メインロールチャンバ6は、薄膜形成装置1の外装を形成するカバーのほかに間仕切り部61を有し、この間仕切り部61によりメインロールチャンバ6と後述の成膜チャンバ7とが薄膜形成装置1内で仕切られている。この間仕切り部61によって、メインロール5の外周部51に沿って搬送される基材2の一部のみが成膜チャンバ7にさらされる形態をとる。
また、本実施形態におけるメインロールチャンバ6を形成する奥行き方向(図1におけるY軸方向)のカバーは、図示はしないが基材2の幅方向(Y軸方向)の端部に近接するように設けられている。
また、本実施形態では成膜チャンバ7側にのみ真空ポンプ71が設けられ、真空ポンプ71が作動することにより成膜チャンバ7とともにメインロールチャンバ6も減圧される形態をとっているが、メインロールチャンバ6側にも真空ポンプが設けられていても良い。
なお、メインロールチャンバ6にも真空ポンプが設けられる場合、成膜チャンバ7で発生したパーティクルが成膜チャンバ7の外に巻き上がることを防止するために、メインロールチャンバ6内の圧力は成膜チャンバ7内の圧力よりも高圧になるように設定されていることが好ましい。
なお、本実施形態では、巻出しロールおよび巻取りロールがメインロールチャンバ6の外に設けられており、薄膜形成装置1の外部から基材2が供給され、薄膜形成装置1の外部へ基材2を搬出する形態をとっているが、これらをメインロールチャンバ6内に収容する構成であってもよい。このように巻出しロールおよび巻取りロールをメインロールチャンバ6内に設けることによって、基材2や成膜後の基材2(成膜基材)を大気に曝すことから保護することができる。
成膜チャンバ7は、蒸着法の一種であるプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により基材2上に薄膜を形成する手段である。この成膜チャンバ7は、チャンバ内を減圧する真空ポンプ71と、プラズマを発生させるための高電圧を印加するプラズマ電極72と、基材2に形成する薄膜の原料となる原料ガスをチャンバ内に供給する原料ガス供給部73と、を有している。また、本実施形態では、プラズマの原料であるプラズマ形成ガスも、原料ガス供給部73から供給される。
この成膜チャンバ7では、真空ポンプ71により成膜チャンバ7内が減圧されて原料ガス供給部73からプラズマ形成ガスが供給された状態でプラズマ電極72に電圧が印加されることにより、プラズマ電極72の近傍でプラズマが発生し、成膜チャンバ7内がプラズマ雰囲気となる。このようにプラズマ雰囲気となった状態において、原料ガス供給部73から原料ガスが供給されることにより、原料ガスがこのプラズマにより分解され(活性化され)、成膜チャンバ7と対向する基材2の膜形成面に薄膜を形成する。
また、本実施形態では、減圧による成膜チャンバ7内の圧力を制御する図示しない圧力制御機構がさらに設けられており、原料ガスが供給される前に所定の圧力になるまで、真空ポンプ71によって成膜チャンバ7内が減圧される。
また、本実施形態ではメインロール5に対向するように4つの成膜チャンバ7(成膜チャンバ7a乃至7d)が並ぶように設けられており、巻出しロール、巻取りロール、メインロール5などが回転することによって基材2が搬送されながら各成膜チャンバ7による成膜が行われることにより、基材2には成膜チャンバ7a、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7c、成膜チャンバ7dによる薄膜の形成が順に実施される。また、巻出しロールと巻取りロールの役割が交代し、基材の搬送方向が逆転した場合は、基材2には成膜チャンバ7d、成膜チャンバ7c、成膜チャンバ7b、成膜チャンバ7aによる薄膜の形成が順に実施される。なお、4つの成膜チャンバ7ともに上記真空ポンプ71、プラズマ電極72、および原料ガス供給部73を有しているが、作図の都合上、図1では成膜チャンバ7bが有する真空ポンプ71、プラズマ電極72、および原料ガス供給部73にのみ符号が付されている。
また、4つの成膜チャンバ7は、基材2がメインロール5との接触を開始する位置および接触を終了する位置の近傍に1つずつ設けられたニップロール8の間に設けられている。
プラズマ電極72は、メインロール5の幅方向(Y軸方向)に延びる略U字形状を有しており、図1には、略U字形状のプラズマ電極72の略直線状の部分の断面のみが示されている。また、プラズマ電極72の端部には、図示しない高周波電源が接続されている。
また、プラズマ電極72の折り返し部分は成膜チャンバ7の外側に位置するように形成されており、プラズマ電極72の略直線状の部分のみがメインロール5上の基材2と対向するようになっている。
また、プラズマ電極72は、メインロール5と対向する方向に開口を有する電極カバー74に囲まれている。成膜中は成膜チャンバ7は減圧状態ではあるが、この電極カバー74によって、プラズマ電極72の近傍に供給されたプラズマ形成ガスが拡散することが抑えられ、プラズマの形成および維持を容易にしている。
原料ガス供給部73は、成膜チャンバ7内のメインロール5の近傍に設けられた、メインロール5の幅方向(Y軸方向)に延びるパイプ状の部材であり、薄膜形成装置1の外の図示しない原料ガス供給手段と配管を経由して接続されている。また、原料ガス供給部73には、Y軸方向に複数の開口が設けられており、メインロール5上の基材2の膜形成面の近傍に対し、基材2の幅方向(Y軸方向)にわたって略均一に原料ガスが供給される。
また、本実施形態では、原料ガス供給部73は薄膜形成装置1の外の図示しないプラズマ形成ガス供給手段とも配管を経由して接続されており、上記の通りプラズマ形成ガスも原料ガス供給部73から成膜チャンバ7内のプラズマ電極72の近傍へ供給される。
ここで、本実施形態では原料ガスはたとえばHMDS(ヘキサメチルジシラザン)ガスである。HMDSガスはケイ素および炭素を含んでおり、プラズマ形成ガスとしてアルゴンガス、窒素ガスなどが供給されることにより、密着性の高い炭化ケイ素(SiC)系の薄膜が形成され、また、プラズマ形成ガスとして酸素ガスが供給されることにより、緻密でバリア性の高いSiO2膜が形成される。
次に、以上の構成を有する薄膜形成装置1によって得られる効果について説明する。
本発明の薄膜形成装置1では、基材2がメインロール5との接触を開始する位置の近傍およびメインロール5との接触を終了する位置の近傍において、メインロール5と反対側から基材2に当接することによってメインロール5と一緒に基材2を挟み込み、基材2の搬送と連動して回転するニップロール8を1つずつさらに有し、成膜部7は、2つのニップロール8の間に位置する基材2に対して薄膜を形成する形態を有している。これにより、成膜部7は、2つのニップロール8の間に位置する基材2に対して成膜を行う。ここで、2つのニップロール8の間に位置する基材2はテンションがカットされた状態となるため、仮に巻出しロールと巻取りロールにおける張力に少しでも差が生じた場合であってもメインロール5上で基材2の滑りが生じることを防ぐことができる。そのため、基材2を搬送させながらの成膜であっても成膜時の基材2の位置ずれを防ぎ、搬送制御が容易となって所定の膜厚の薄膜を高精度に基材2へ形成することができる。また、メインロール5によって基材2にキズが生じることも防がれる。
また、ニップロール8は、基材2よりも粘着力が高いクリーニングロールであるため、基材2上のパーティクルはメインロール5とニップロール8の間を通過する際に基材2からニップロール8に転写され、これによりパーティクルの付着が少ない基材2の表面に薄膜を形成することができる。
また、基材2の搬送におけるメインロール5の上流側および下流側の少なくとも一方には方向転換ロール9が設けられ、基材2の搬送における方向転換ロール9の上流側および下流側に位置する基材2に挟まれる空間には、ニップロール8と回転面同士が接することによりニップロール8と連動して回転するサブロール10がニップロール8とともに配置され、さらにサブロール10が基材2の搬送における方向転換ロール9の上流側および下流側に位置する基材2のうちニップロール8が当接していない方の基材2に近接していることにより、方向転換ロール9に不要な薄膜が形成されてしまうことを防ぐことができ、製品の品質低下を防止することができる。このことについて、詳細を以下に説明する。
図1に示すように、成膜チャンバ7を形成する間仕切り部61とメインロール5の外周面51との間には、メインロール5に巻き付いている基材2が間仕切り部61と接触することを防ぐために微小な隙間が設けられているが、成膜チャンバ7の中で活性化した原料ガスGがこの隙間から染み出す可能性がある。基本的に、上記の通り成膜チャンバ7の圧力はメインロールチャンバ6の圧力よりも低く設定されているので、活性化した原料ガスGが染み出す量は少ないものの、この活性化した原料ガスGが基材2以外の部分と接触し、薄膜が形成されるおそれがある。
特に、図2に示すように、メインロール5のすぐ上流側の方向転換ロール9bおよびすぐ下流側の方向転換ロール9cは、成膜チャンバ7と対向する方向には基材2は巻き付いておらず、剥き出しであるため、これら方向転換ロール9の回転面に活性化した原料ガスGが接触して薄膜が形成されるおそれがある。このように方向転換ロール9の回転面に形成された薄膜は後に剥がれて、方向転換ロール9を通過する基材2に付着して基材2を汚染する可能性がある。このように方向転換ロール9に付着した薄膜が基材2を汚染することを防ぐためには、方向転換ロール9を定期的にメンテナンスする必要が生じ、その結果メンテナンスの頻度が高くなり薄膜形成装置1の作業効率が下がるといった問題があった。
これに対し、本実施形態では、ニップロール8とサブロール10とが設けられることによって、活性化した原料ガスGが方向転換ロール9の回転面と接触することを防止している。
具体的には、図2に示すように、ニップロール8とサブロール10とが設けられることによって、サブロール10と基材2の間の隙間では、基材2が下流側へ搬送されることによって基材2の近傍に生じる気流F1と、サブロール10の回転によってサブロール10の回転面の近傍に生じる気流F2とが形成される。
ここで、図2の実施形態では、方向転換ロール9cより上流側の基材2と下流側の基材2との間に配置されるサブロールは、ニップロール8とサブロール10の2個であるが、このようにサブロールの個数が偶数個である場合、サブロール10と基材2の間の隙間において、気流F2の向きは気流F1の向きと正反対となる。したがって、気流F1と気流F2とが相殺される。そして、気流F1の大きさと気流F2の大きさが等しい場合は、サブロール10と基材2の間の隙間において気流がほとんど無くなる。そのため、成膜チャンバ7から染み出してきた活性化した原料ガスGがサブロール10と基材2の間の隙間を通過して方向転換ロール9cの回転面と接触することを防ぐことができる。
一方、図2を見る限り、気流F1の向きは方向転換ロール9cから活性化した原料ガスGを押し返す方向であるため、気流F2が無くとも方向転換ロール9cには薄膜は形成されないとも思われる。しかし、図2で示した方向転換ロール9cとは反対側の、メインロール5のすぐ上流側の方向転換ロール9bにおいては、基材2の搬送によって生じる気流の向きは方向転換ロール9bへ活性化した原料ガスGを引き込む方向であり、これに対してサブロール10の回転によって生じる気流の向きが方向転換ロール9bから活性化した原料ガスGを押し返す方向となる。そのため、メインロール5に対する基材2の搬送における上流側の方向転換ロール9bと下流側の方向転換ロール9cの両方に対して薄膜の形成を防止するためには、気流F1と気流F2とを相殺させてサブロール10と基材2の間の隙間において気流がほとんど無くなるようにすることが好ましい。
また、本実施形態では、巻出しロール、メインロール5、巻取りロールの回転方向を反転させることによって、基材2の搬送方向を反転させることも可能となっており、巻出しロールおよび巻取りロールは各々の役割を交替しながら基材2を折り返し搬送し、その間、基材2には成膜チャンバ7による薄膜が積層される。この場合、基材2の搬送方向の反転とともに基材2の搬送に起因する方向転換ロール9c近傍の気流の向きも反転するが、サブロール10の回転に起因する気流によって基材2とサブロール10の間の隙間における気流が常に相殺されることにより、基材2の搬送方向が反転しても方向転換ロール9への活性化した原料ガスGの付着を防ぐことができる。
ここで、気流F2の大きさを決定づけるサブロール10の回転速度、およびサブロール10と基材2との間の隙間dは、サブロール10およびニップロール8の径を調節することにより調節することが可能である。そして、上記の通り活性化した原料ガスGを方向転換ロール9の方へ流入させないという効果を効率的に発揮させるために、隙間の寸法dは、基材2と接触しない範囲で可能な限り小さい方が好ましい。一方、搬送中の基材2のばたつきを考慮すると、隙間の寸法dがゼロであった場合には基材2にキズがつくおそれがあるため、隙間の寸法dは5mm〜40mm程度であることが好ましい。
一方、方向転換ロール9へのガスの流入を防ぐという点では、サブロール10を用いずに、図3に示すように遮蔽板80を方向転換ロール9cの手前に設けるという方法も考えられる。しかし、この場合は、基材2の搬送にともなう気流により、基材2と遮蔽板80との間の隙間を活性化した原料ガスGが通過し、方向転換ロール9cに到達するおそれがある。そのため、本実施形態のように回転をともなうサブロール10を設けて気流を相殺する方が好ましい。
また、ニップロール8に隣接するサブロール10がニップロール8よりも粘着力が高いことにより、基材2からニップロール8の表面に転写されたパーティクルPがサブロール10にさらに転写されるため、パーティクルPが基材2へ戻り、付着することを防ぐことができる。
以上の薄膜形成装置により、所定の膜厚の薄膜を高精度に基材へ形成することが可能である。
ここで、本発明の薄膜形成装置は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。たとえば、上記の説明ではサブロールの個数はニップロールを含めて2個であったが、これに限らず、偶数個であれば良い。たとえば、図4に示すようにニップロール8、サブロール10、サブロール11、サブロール12と4つのサブロールが、互いに隣接するサブロール同士の回転面同士が接して直列に配置されることにより、ニップロール8から最も遠く、基材2と近接するサブロール12の回転による気流F4の方向は基材2の搬送による気流F3の方向と反対となり、基材2とサブロール12との間の隙間において気流F3と気流F4とが相殺され、活性化した原料ガスGがサブロール12と基材2の間の隙間を通過して方向転換ロール9cの回転面と接触することを防ぐことができる。
また、上記の説明ではニップロール8は基材2がメインロール5との接触を開始する位置の近傍およびメインロール5との接触を終了する位置の近傍に1つずつ、合計2個設けられているが、これに限らず、たとえば1個のみニップロール8が設けられ、このニップロール8にサブロール10が接する形態でも構わない。図5に示す薄膜形成装置1では、メインロール5に対して+X方向(すなわち紙面右側)から基材2の巻出しおよび巻取りも行っているが、3つの方向転換ロール9(方向転換ロール9e、9f、9g)のうち、活性化した原料ガスGが接触する可能性があるのは方向転換ロール9fのみであり、この方向転換ロール9fの近傍にニップロール8およびサブロール10が設けられることにより、活性化した原料ガスGが方向転換ロール9fに付着することを防ぐことができる。また、このようにメインロール5上にニップロール8が1個のみ設けられる場合、基材2をメインロール5にぴったりと張り付かせる役割をしっかり果たすためにニップロール8は基材2がメインロール5との接触を開始する位置の近傍に設けられることが好ましい。
1 薄膜形成装置
2 基材
5 メインロール
6 メインロールチャンバ
7 成膜チャンバ
7a 成膜チャンバ
7b 成膜チャンバ
7c 成膜チャンバ
7d 成膜チャンバ
8 ニップロール
9 方向転換ロール
9a 方向転換ロール
9b 方向転換ロール
9c 方向転換ロール
9d 方向転換ロール
9e 方向転換ロール
9f 方向転換ロール
9g 方向転換ロール
10 サブロール
11 サブロール
12 サブロール
51 外周面
61 間仕切り部
71 真空ポンプ
72 プラズマ電極
73 原料ガス供給部
74 電極カバー
80 遮蔽板
100 薄膜形成装置
101 メインロールチャンバ
102 メインロール
102a 外周面
103 基材
104 間仕切り部
105 成膜チャンバ
106 プラズマ電極
107 プラズマ形成ガス供給部
108 原料ガス供給部
F1 気流
F2 気流
F3 気流
F4 気流
G 活性化した原料ガス
P パーティクル

Claims (3)

  1. ロールトゥロールで搬送される基材を外周面に沿うように接触させることにより基材を支持するメインロールと、
    前記メインロールの外周面に接触している基材に対して薄膜の形成を行う成膜部と、
    を備える薄膜形成装置であり、
    前記メインロールと反対側から基材に当接することによって前記メインロールと一緒に基材を挟み込み、基材の搬送と連動して回転するニップロールをさらに有し、
    前記ニップロールは、基材よりも粘着力が高いことを特徴とする、薄膜形成装置。
  2. 基材の搬送における前記メインロールの上流側および下流側の少なくとも一方には、基材の搬送方向を変換する方向転換ロールが設けられ、
    基材の搬送における前記方向転換ロールの上流側および下流側に位置する基材に挟まれる空間には、1つの前記ニップロールを含み、隣接するロール同士の回転面同士が接することにより連動して回転する偶数個のサブロールが直列に配置されており、
    前記ニップロールから最も遠い前記サブロールが、基材の搬送における前記方向転換ロールの上流側および下流側に位置する基材のうち前記ニップロールが当接していない方の基材に近接していることを特徴とする、請求項1に記載の薄膜形成装置。
  3. 前記ニップロールに隣接する前記サブロールは、前記ニップロールよりも粘着力が高いことを特徴とする、請求項2に記載の薄膜形成装置。
JP2018194597A 2018-10-15 2018-10-15 薄膜形成装置 Pending JP2020063467A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194597A JP2020063467A (ja) 2018-10-15 2018-10-15 薄膜形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018194597A JP2020063467A (ja) 2018-10-15 2018-10-15 薄膜形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020063467A true JP2020063467A (ja) 2020-04-23

Family

ID=70388135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018194597A Pending JP2020063467A (ja) 2018-10-15 2018-10-15 薄膜形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020063467A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5281606B2 (ja) 機能性フィルムの製造方法
JP5182610B2 (ja) 薄膜太陽電池の製造装置
JP5730235B2 (ja) ガスバリアフィルムおよびガスバリアフィルムの製造方法
JP2012052170A (ja) 機能性フィルムの製造方法
JP2001223375A5 (ja) 搬送装置、成膜装置、太陽電池及び太陽電池の作製方法
JP2009179427A (ja) 搬送装置および真空成膜装置
JP6347662B2 (ja) 薄膜形成装置
JP2008189957A (ja) 連続成膜装置
US20100071722A1 (en) Film roll, and cleaning method for film depositing apparatus
JP6376685B2 (ja) 薄膜形成装置および薄膜形成方法
JP6001975B2 (ja) 薄膜形成装置
WO2011016471A1 (ja) 薄膜積層体の製造装置
JP2020063467A (ja) 薄膜形成装置
JP2020152954A (ja) 成膜装置
WO2021084911A1 (ja) 成膜装置
JP4902561B2 (ja) 搬送装置、搬送方法および成膜装置
JP5319342B2 (ja) ガスバリア膜の製造方法、太陽電池用ガスバリアフィルム、および、ディスプレイ用ガスバリアフィルム
JP2020090701A (ja) 薄膜形成装置
JP2017155298A (ja) 薄膜形成装置
JP2009179446A (ja) 巻取装置および巻取部材の作製方法
JP2014074221A (ja) 真空成膜装置及び真空成膜方法
KR102360686B1 (ko) 밀봉막의 형성 방법 및 밀봉막
JP6896848B2 (ja) 貼合方法および貼合装置
JP2011195899A (ja) 成膜装置
JP6624981B2 (ja) 基材搬送処理装置