JP2014064849A - 消火ガス噴射器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】消火ガスを充填し口元部を封板2でシ−ルしたガスボンベを、貫通孔8の一側に着脱可能に保持するボンベホルダ4を設ける。前記貫通孔8に気密かつ摺動可能に挿入する軸筒部10に前記封板2を破封可能な針管12を突設する。前記針管12と貫通孔8に連通可能なガイド孔14とを外部に開口したノズル27に連通可能に配置する。前記ガイド孔14に押圧変位に連係する可動軸19を気密かつ摺動可能に挿入する。破封時は貫通孔8とノズル27を遮断し、消火ガスを貫通孔8と破封ホルダ9の内部に滞留する。前記可動軸19の操作変位時に貫通孔8とノズル27を連通する。
【選択図】図3
Description
前記ヘッドの上端部に挟持レバ−を装着し、該挟持レバ−の先端に作動レバ−の先端を回動可能に連結し、それらの先端部を常時は係止ピンで固定するとともに、刃体を連結した刃杆の上端部を作動レバ−の内側に係合可能に配置している。
そして、使用時に係止ピンを引き抜き、作動レバ−と挟持レバ−を握持し、刃杆を押し下げて封板を刃体で破封し、粉末消火剤を器本体内の圧力によってホースに導き、その先端のノズルから噴出するようにしたものがある(例えば、特許文献1および2参照)。
請求項3の発明は、環状溝の離間位置にOリングを配置し、可動軸の押圧変位時に前記Oリングを移動し環状溝を導通孔に連通可能にして、導通孔と環状溝の断続を実現可能にしている。
請求項4の発明は、破封ホルダとボンベホルダをホルダハウジングの内部に相対的に移動可能に配置し、破封ホルダとボンベホルダの近接離反動を実現可能にしている。
請求項5の発明は、ボンベホルダを破封ホルダに対し近接移動可能に配置し、該ボンベホルダ周面の直径方向位置に一対のガイドピンを突設するとともに、前記ホルダハウジング周面の直径方向位置に一対のカム溝を螺旋状形成し、該カム溝にガイドピンを係合可能に挿入し、前記ボンベホルダの回動を介し該ボンベホルダを破封ホルダ側へ近接移動可能にし、ボンベホルダに装着したガスボンベの回動操作によって、ボンベホルダを破封ホルダ側へ移動させ、円滑かつ速やかに破封し得るようにしている。
請求項7の発明は、可動軸の内部にセンタ−孔を形成し、該センタ−孔の一端に前記ノズルを形成するとともに、前記環状溝にセンタ−孔に連通可能な通孔を形成し、導通孔と環状溝の連通時に通孔を介してセンタ−孔に連通し、消火ガスをノズルから噴出可能にしている。
請求項8の発明は、可動軸の外端部に操作ハンドルを装着するとともに、前記ケースに操作ハンドルを収容可能な係合溝を形成し、操作ハンドルによって可動軸の押圧操作を容易に行なうとともに、操作ハンドルを係合溝に収容して前記押圧操作を保持し得るようにしている。
請求項9の発明は、センタ−孔の端部を施栓手段で閉塞し、該施栓手段の外端部をホルダハウジングの周面に形成した凹孔に係合可能に配置し、前記施栓手段によってセンタ−孔の一端を閉塞するとともに、施栓手段を凹孔に係合して可動軸ないしノズルの開口位置を定位置に保持可能にしている。
請求項11の発明は、ホルダハウジングとケースの内部に導孔と噴射孔とを同軸方向に形成し、消火ガスの噴射方向を正確に設定し確実に消火し得るようにしている。
請求項12の発明は、可動軸の外端部を前記ケースの係合溝に収容し、可動軸の操作用ハンドルを省略し構成を簡潔にするとともに、押圧操作時の体裁を向上するようにしている。
請求項14の発明は、破封時は環状溝とノズルを遮断し消火ガスを各貫通孔と破封ホルダの内部に滞留し、破封後の消火ガスを一旦滞留して消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図るようにしている。
請求項15の発明は、可動軸の押圧変位時に環状溝を介して各貫通孔とノズルを連通し、各ガスボンベの消火ガスを前記ノズルから同時に噴出可能にし、各ガスボンベからの消火ガスを確実かつ正確に火元に噴射し、消火ガスの有効利用を図り初期消火の実効を向上するようにしている。
請求項2の発明は、破封ホルダの内部に針管とガイド孔に連通可能な導通孔を形成し、該導通孔の開口部を可動軸に装着したOリングを介して閉塞可能にしたから、針管ないし導通孔とガイド孔とを可動軸の変位によって閉塞し、破封後の消火ガスの滞留を実現して消火ガスの空費を防止することができる。
請求項3の発明は、環状溝の離間位置にOリングを配置し、可動軸の押圧変位時に前記Oリングを移動し環状溝を導通孔に連通可能にしたから、導通孔と環状溝の断続を実現することができる。
請求項5の発明は、ボンベホルダを破封ホルダに対し近接移動可能に配置し、該ボンベホルダ周面の直径方向位置に一対のガイドピンを突設するとともに、前記ホルダハウジング周面の直径方向位置に一対のカム溝を螺旋状形成し、該カム溝にガイドピンを係合可能に挿入し、前記ボンベホルダの回動を介し該ボンベホルダを破封ホルダ側へ近接移動可能にしたから、ボンベホルダに装着したガスボンベの回動操作によって、ボンベホルダを破封ホルダ側へ移動させ、円滑かつ速やかに破封することができる。
請求項6の発明は、ホルダハウジングを収容するケースの内部に、ホルダハウジングを係合可能な係合穴を形成したから、ケースとホルダハウジングを係合保持し、ボンベホルダないしガスボンベの回動変位を確実かつ正確に実行することができる。
請求項8の発明は、可動軸の外端部に操作ハンドルを装着するとともに、前記ケースに操作ハンドルを収容可能な係合溝を形成したから、操作ハンドルによって可動軸の押圧操作を容易に行なえるとともに、操作ハンドルを係合溝に収容して押圧操作を保持することができる。
請求項9の発明は、センタ−孔の端部を施栓手段で閉塞し、該施栓手段の外端部をホルダハウジングの周面に形成した凹孔に係合可能に配置したから、前記施栓手段によってセンタ−孔の一端を閉塞するとともに、施栓手段を凹孔に係合して可動軸ないしノズルの開口位置を定位置に保持することができる。
請求項11の発明は、ホルダハウジングとケースの内部に導孔と噴射孔とを同軸方向に形成したから、消火ガスの噴射方向を正確に設定でき確実に消火することができる。
請求項12の発明は、可動軸の外端部を前記ケースの係合溝に収容したから、可動軸の操作用ハンドルを省略し構成を簡潔にするとともに、押圧操作時の体裁を向上することができる。
請求項14の発明は、破封時は環状溝とノズルを遮断し消火ガスを各貫通孔と破封ホルダの内部に滞留したから、破封後の消火ガスを一旦滞留して消火ガスの空費を防止し、その有効利用を図ることができる。
請求項15の発明は、可動軸の押圧変位時に環状溝を介して各貫通孔とノズルを連通し、各ガスボンベの消火ガスを前記ノズルから同時に噴出可能にしたから、各ガスボンベからの消火ガスを確実かつ正確に火元に噴射し、消火ガスの有効利用を図り初期消火の実効を向上することができる。
前記ガスボンベ1の口元部周面にネジ部3が形成され、該ネジ部3がボンベホルダ4の下端のネジ孔5にねじ込まれている。
前記破封ホルダ9は、アルミニウム部材によってボンベホルダ4と同径の円筒状に形成され、その下端部に前記軸筒部10が軸状に突設され、該軸筒部10の先端部周面にOリング11が装着されている。
前記軸筒部10の先端に鋼管を斜切した針管12が突設され、その尖端部12aを封板2の直上に配置しており、また軸筒部10の内部に針管12に連通する導通孔13が形成され、該導通孔13の他端がガイド孔14に連通している。
前記ボンベホルダ4と破封ホルダ9との間に円錐コイル状のセットスプリング17が配置され、該スプリング17の弾性を介してボンベホルダ4を下方へ移動可能に付勢している。
前記操作杆18はアルミニウム部材によって軸状に形成され、その中間部にフランジ20が突設され、該フランジ20の片側に前記可動軸19が直杆状に突設されている。
このうち、Oリング23は常時は導通孔13の開口部に位置して該導通孔13を閉塞し、破封後、後述する操作ハンドル33を押圧操作し、操作杆18を内側へ移動させた際、導通孔13の開口部から移動して該開口部を開放し、該導通孔13を後述する通孔を介してセンタ−孔に連通可能にしている。
図中、32は後述するケースの内面に形成した凹孔で、前記凹孔31の対向位置に形成され、該凹孔32に前記頭部30を受入れ、ビス29ないし操作杆18の移動を可能にしている。
前記操作ハンドル33はアルミニウムまたは合成樹脂によって縦長小判状に成形され、その中央に操作杆18の前端部を挿入可能な嵌合孔を形成している。
実施形態では前記ケース34を二つ割りの分割ピ−スで構成し、その接合部をビスまたは接着によって連結している。したがって、分割ピ−スの内面に係合穴38の各半部を形成し、接合部に凹孔32と係合溝35の各半部を形成している。
図中、34aはケース34の両端部外面に環状に突設した凸部で、操作ハンドル33の握持操作を至便にしている。
この他、図中、39はホルダハウジング15の下部周面の対向位置に、平面視約90°に亘って螺旋状に形成したカム溝で、該カム溝39,39に前記ガイドピン7,7が係合可能に挿入されている。図中、40はネジ孔5と貫通孔8の境界部に配置したOリング、2aは破封後の封板片である。
前記軸筒部10の内部に導通孔13を形成し、その下端部に針管12を圧入して導通孔13と針管12を連通し、また破封ホルダ9の中間部に軸方向と直交方向にガイド孔14を形成する。
前記可動軸19の中間部に環状溝21を形成し、該環状溝21の両側にOリング22,23を装着し、該Oリング23の近接位置にOリング24を装着する。
また、前記環状溝21の溝底周面に通孔25を形成し、該通孔25をセンタ−孔26に連通する。前記センタ−孔26は操作杆18の内部に軸方向に形成し、その一端に小径のノズル27を形成し、他端にビス29をねじ込み可能なネジ孔を形成するとともに、操作杆18の一端に噴射孔28を形成し、該噴射孔28をノズル27に連通する。
前記ホルダハウジング15をアルミニウム部材によって略八角柱状に形成し、その内部に軸孔16を下方に開口して形成するとともに、ホルダハウジング15の中間部の対向位置に大小異径の凹孔36,31を形成し、これらを前記軸孔16に連通させる。
また、前記ホルダハウジング15の下側周面の対向位置に、平面視90°に亘ってカム溝39,39を螺旋状に形成する。
また、前記分割ピ−スの中間部の対向位置に縦長の係合溝35と凹孔32の各半部を形成し、その上下端部周面に凸部34aを環状に形成する。
前記操作ハンドル33をアルミニウムまたは合成樹脂によって縦長小判状に成形し、その中央に操作杆18の前端部を挿入可能な嵌合孔を形成する。
この場合、操作杆18の先端部に操作ハンドル33を予め取付けて置けば、操作杆18の保持が容易になり、また操作ハンドル33と操作杆18との組立てを容易に行なえる。
その際、操作ハンドル33を囲繞して分割ピ−スの係合溝35の半部を配置し、また凹孔31を囲繞して分割ピ−スの凹孔32の半部を配置する。
この状況は図1および図3(a)のようで、封板2の直上に針管12の尖端部12aが位置し、針管12に連通する導通孔13が可動軸19の環状溝21と離間し、それらの導通を遮断している。
また、導通孔13の開口部にOリング23が位置して導通孔13を閉塞するとともに、ガイドピン7,7の先端部がカム溝39,39の最下位置で係合可能に位置している。
このようにすると、ボンベホルダ4がガスボンベ1と同期回動し、該ボンベホルダ4に突設したガイドピン7,7がカム溝39,39に係入し、ガイドピン7,7がカム溝39,39に沿って螺旋状に上動するとともに、ボンベホルダ4とガスボンベ1が一緒に上動する。
そして、ガスボンベ1を更に回動し、ボンベホルダ4を上動させると、封板2が針管12の尖端部12a直下に移動し、破封直前状態になる。この状況は図3(b)のようである。
このため、ガスボンベ1に充填された消火ガスが針管12から導通孔13に導かれて移動するが、導通孔13の他端がOリング23に閉塞されているから、消火ガスは貫通孔8と針管12、導通孔13との間に滞留する。したがって、破封後の消火ガスの噴出による空費を防止する。
前記消火作業は、例えば消火ガス噴射器を垂直に保持し、噴射孔28を火元へ向けて操作ハンドル33を押圧操作する。
このようにすると、操作ハンドル33がハンドルバネ37に抗して操作杆18と一緒にケース34側へ移動し、操作ハンドル33が係合溝35に押し込まれハンドルバネ37を押し縮めてホルダハウジング15の周面に近接し、また操作ハンドル33と一体のフランジ20がホルダハウジング15の凹孔36に当接して停止する。
そして、可動軸19が操作杆18と共に移動すると、Oリング23が導通孔13の開口部から移動して該開口部を開放し、代わりに環状溝21が導通孔13の開口位置に移動して該導通孔13が環状溝21に連通し、環状溝21が通孔25を介してセンタ−孔26に連通する。この状況は図3(d)のようである。
したがって、消火の終了に応じて消火ガスの噴出を速やかに停止し、空費を防止するとともに、残存ガスを噴射器内部に貯留して有効利用を図れる。
そして、ボンベホルダ4をガスボンベ1と同期回動し、ガイドピン7,7をカム溝39,39に沿って螺旋状に上動し、ボンベホルダ4とガスボンベ1を上動させて、封板2を針管12の尖端部12a直下へ移動する。この状況は図6(b)のようである。
このため、ガスボンベ1に充填された消火ガスが針管12から導通孔13に導かれて移動するが、導通孔13の他端がOリング23に閉塞されているから、消火ガスは貫通孔8と針管12、導通孔13との間に滞留し噴出しない。したがって、破封後の消火ガスの空費を防止する。
前記消火作業は、例えば消火ガス噴射器を水平に支持し、操作杆18の頭部を上向きに位置付け、噴射孔43ないし噴出穴44を火元へ向けて操作杆18の頭部を押圧操作する
このようにすると、操作杆18がハンドルバネ37に抗してケース34側へ押し込まれ、その頭部がハンドルバネ37を押し縮めホルダハウジング15の周面に近接して停止する。
そして、可動軸19が操作杆18と共に移動すると、Oリング23が導通孔13の開口部から移動して該開口部を開放し、代わりに環状溝21が導通孔13の開口位置に移動して、導通孔13がノズル41に連通する。この状況は図6(d)のようである。
したがって、消火の終了に応じて消火ガスの噴出を速やかに停止し、その空費を防止するとともに、残存ガスを噴射器内部に貯留して有効利用を図れる。
そして、前記軸孔16に破封ホルダ9を挿入し、そのガイド孔14をホルダハウジング15の凹孔36に位置合わせし、該凹孔36から前記ガイド孔14に可動軸19を挿入し、その軸端部からビス29をねじ込んで、可動軸19ないしハンドル杆18をホルダハウジング15の定位置に組み付ける。
次に、ホルダハウジング15の外側にケース34の一対の分割ピ−スを配置し、それらの接合部を接合して、ビスまたは接着により連結する。
その際、分割ピ−スの係合溝35の各半部を操作ハンドル33を囲繞して配置し、また分割ピ−スの凹孔32の半部を凹孔31を囲繞して配置する。
この状況は図8および図11(a)のようで、各封板2の直上または直下に針管12の尖端部12aが位置し、針管12に連通する導通孔13が可動軸19の環状溝21と離間し、それらの導通を遮断している。
また、導通孔13の開口部にOリング23が位置して導通孔13を閉塞するとともに、ガイドピン7,7の先端部がカム溝39,39の最下位置または最上位置で係合可能に位置している。
このようにすると、各ボンベホルダ4がガスボンベ1と同期回動し、各ボンベホルダ4に突設したガイドピン7,7がカム溝39,39に係入し、ガイドピン7,7がカム溝39,39に沿って螺旋状に上動または下動して、ボンベホルダ4とガスボンベ1が同動する。
こうして、ガスボンベ1を更に回動し、ボンベホルダ4を上動または下動させると、封板2が針管12の尖端部12a直下または直上に移動し、破封直前状態になる。この状況は図11(b)のようである。
このため、ガスボンベ1に充填された消火ガスが針管12から導通孔13に導かれて移動するが、導通孔13,13の他端がOリング23,23に閉塞されているから、消火ガスは貫通孔8と針管12、導通孔13との間に滞留する。したがって、破封後の消火ガスの噴出による空費を防止する。
前記消火作業は、例えば消火ガス噴射器を垂直または水平に保持し、噴射孔28を火元へ向けて操作ハンドル33を押圧操作する。
このようにすると、操作ハンドル33がハンドルバネ37に抗して操作杆18と一緒にケース34側へ移動し、係合溝35に押し込まれてハンドルバネ37を押し縮めてホルダハウジング15の周面に近接し、また操作ハンドル33と一体のフランジ20がホルダハウジング15の凹孔36に当接して停止する。
そして、可動軸19が操作杆18と共に移動すると、Oリング23が導通孔13,13の開口部から移動して該開口部を開放し、代わりに環状溝21,21が導通孔13,13の開口位置に移動して、該導通孔13,13が環状溝21に連通し、該環状溝21が通孔25を介してセンタ−孔26に連通する。この状況は図11(d)のようである。
したがって、消火の終了に応じて消火ガスの噴出を速やかに停止し、空費を防止するとともに、残存ガスを噴射器内部に貯留して有効利用を図れる。
2 封板
4 ボンベホルダ
8 貫通孔
7 ガイドピン
9 破封ホルダ
12 針管
13 導通孔
14 ガイド孔
15 ホルダハウジング
19 可動軸
21 環状溝
25 通孔
26 センタ−孔
27 ノズル
29 施栓手段(ビス)
31 凹孔
34 ケ−ス
35 係合溝
38 係合穴
39 カム溝
41 ノズル
Claims (15)
- 消火ガスを充填し口元部を封板でシ−ルしたガスボンベを貫通孔の一側に着脱可能に保持するボンベホルダと、前記貫通孔に気密かつ摺動可能に挿入する軸筒部に前記封板を破封可能な針管を突設した破封ホルダとを備え、前記針管と貫通孔に連通可能なガイド孔とを外部に開口したノズルに連通可能に配置し、前記ガイド孔に押圧変位に連係する可動軸を気密かつ摺動可能に挿入し、前記ボンベホルダと針管とを相対的に近接移動可能に配置し、常時は貫通孔とノズルを遮断し、破封時は貫通孔とノズルを遮断して消火ガスを貫通孔と破封ホルダの内部に滞留し、可動軸の操作変位時に貫通孔とノズルを連通し、消火ガスを噴出可能にした消火ガス噴射器において、前記可動軸を直杆状に形成し、該可動軸をガスボンベの移動方向と交差して配置するとともに、可動軸の周面にノズルに連通可能な環状溝を形成し、該環状溝を常時はノズルと遮断し、破封時は環状溝とノズルを遮断して消火ガスを貫通孔と破封ホルダの内部に滞留し、可動軸の押圧変位時に環状溝を介して貫通孔とノズルを連通し、消火ガスを噴出可能にしたことを特徴とする消火ガス噴射器。
- 前記破封ホルダの内部に針管とガイド孔に連通可能な導通孔を形成し、該導通孔の開口部を可動軸に装着したOリングを介して閉塞可能にした請求項1記載の消火ガス噴射器。
- 前記環状溝の離間位置にOリングを配置し、可動軸の押圧変位時に前記Oリングを移動し環状溝を導通孔に連通可能にした請求項2記載の消火ガス噴射器。
- 前記破封ホルダとボンベホルダをホルダハウジングの内部に相対的に移動可能に配置した請求項1記載の消火ガス噴射器。
- 前記ボンベホルダを破封ホルダに対し近接移動可能に配置し、該ボンベホルダ周面の直径方向位置に一対のガイドピンを突設するとともに、前記ホルダハウジング周面の直径方向位置に一対のカム溝を螺旋状形成し、該カム溝にガイドピンを係合可能に挿入し、前記ボンベホルダの回動を介し該ボンベホルダを破封ホルダ側へ近接移動可能にした請求項4記載の消火ガス噴射器。
- 前記ホルダハウジングを収容するケースの内部に、ホルダハウジングを係合可能な係合穴を形成した請求項4記載の消火ガス噴射器。
- 前記可動軸の内部にセンタ−孔を形成し、該センタ−孔の一端に前記ノズルを形成するとともに、前記環状溝にセンタ−孔に連通可能な通孔を形成した請求項1記載の消火ガス噴射器。
- 前記可動軸の外端部に操作ハンドルを装着するとともに、前記ケースに操作ハンドルを収容可能な係合溝を形成した請求項6記載の消火ガス噴射器。
- 前記センタ−孔の端部を施栓手段で閉塞し、該施栓手段の外端部をホルダハウジングの周面に形成した凹孔に係合可能に配置した請求項7記載の消火ガス噴射器。
- 前記破封ホルダの内部に導通孔をガイド孔と直交して形成し、該導通孔を破封ホルダの周面に形成したノズルに連通した請求項1記載の消火ガス噴射器。
- 前記ホルダハウジングとケースの内部に導孔と噴射孔とを同軸方向に形成した請求項10記載の消火ガス噴射器。
- 前記可動軸の外端部を前記ケースの係合溝に収容した請求項10記載の消火ガス噴射器
- 前記ホルダハウジングの両端部に一対のボンベホルダを対向して互いに近接離反動可能に配置し、該ボンベホルダの外側にガスボンベの口元部を着脱可能に装着するとともに、前記ホルダハウジングの中間部に前記破封ホルダを定位置に配置し、該破封ホルダのガイド孔に前記環状溝とOリングを装着した可動軸を摺動可能に配置し、前記可動軸内部のセンタ−孔をノズルに開口する一方、前記破封ホルダの周面に一対の軸筒部を同軸方向に突設し、該軸筒部の端部に針管を突設するとともに、各軸筒部の内部に前記ガイド孔と針管に連通可能な導通孔を形成し、各連通孔とノズルを常時は遮断し、各ガスボンベを同時に破封可能に設けた請求項1記載の消火ガス噴射器。
- 破封時は環状溝とノズルを遮断し消火ガスを各貫通孔と破封ホルダの内部に滞留した請求項13記載の消火ガス噴射器。
- 可動軸の押圧変位時に環状溝を介して各貫通孔とノズルを連通し、各ガスボンベの消火ガスを前記ノズルから同時に噴出可能にした請求項13記載の消火ガス噴射器。
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