JP2013215552A - 自動消火装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】内部に消火ガスを充填し口元を封板24でシ−ルしたガスボンベ20を破封ハウジング7に着脱可能に装着する。破封ハウジング7に貫通孔15と連通するノズル孔23を形成し、貫通孔15に針管33を備えた破封ユニット18を封板24側へ移動可能に設けた消火ガス噴射器5を備える。破封ユニット18の作動を煙または所定の熱を感知する火災検知器の信号によって作動可能なアクチュエ−タ8に連係する。破封ユニット18またはガスボンベ20を相対的に近接させて破封可能にした自動消火装置である。
【選択図】図2
Description
従来、このような要請に応ずるものとして、例えば工場の生産設備の自動消火装置がある。
この自動消火装置は、工作機械の周囲を閉鎖した加工室の上部に、火災検知器と煙検知器と消火ガスを噴射する噴射ノズルとを配置し、該噴射ノズルを発火源となる加工室の底部に向けて設置するとともに、消火設備を制御する制御盤に火災の発生を知らせる警報ランプと、火災の発生と避難を勧告する警告発生器を設置していた。
そして、ワークの切削加工に伴ない加工室の底部で切削油が燃焼し、これを火災検知器や煙検知器の両方で検知した際、警報ランプを点灯し、また警告発生器で火災の発生と避難を勧告後、噴射ノズルから火元の底部に向けて二酸化炭素を噴射し、消火するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
また、前記警告発生器は二酸化炭素の噴射前に作動するため、二酸化炭素の実際の噴射の有無に拘わり無くメッセ−ジが発せられ、その警告作動の信頼性に問題があった。
請求項3の発明は、アクチュエ−タの出力軸に破封ユニットの軸端部を着脱可能に連結し、出力軸と連結軸の取外しを容易に行なえ、連結軸や破封ユニットの摩耗や損傷に容易に対応し、メンテナンスの容易化を図るようにしている。
請求項4の発明は、破封ハウジング内にネジ部を設けるとともに、破封ユニットに前記ネジ部に螺合可能なネジ軸を設け、前記破封ユニットの連結軸とネジ軸、および針管を備えた破封軸とを一体的に構成し、破封ユニットの構成を簡潔化し容易かつ安価に製作し得るとともに、円滑な破封を実現するようにしている。
請求項6の発明は、破封軸を前記ネジ軸側に移動可能に付勢して配置し、ネジ軸の変位を破封軸に確実に伝えるとともに、破封軸の復帰動作を促すようにしている。
請求項7の発明は、ネジ軸と破封軸の端部を離間して対向配置し、それらの間に鋼球を揺動可能に介挿し、分離構成したネジ軸と破封軸間の摩擦を低減し、破封ユニットの円滑な作動を促すとともに、電池等の電源の費消の低減とその小能力化を図るようにしている
請求項8の発明は、破封ハウジングの上端部と係合するハウジングケ−ス内の下端部にOリングを配置し、該Oリングにネジ軸の上端部を係合可能にし、ネジ軸が上動する際のハウジングケ−スとの係合ないし当接を緩衝し、ネジ軸のハウジングケ−ス内への咬み込みを防止し、アクチュエ−タの焼き付きを防止するとともに、ネジ軸の再稼働を円滑に行なうようにしている。
請求項9の発明は、アクチュエ−タと破封ユニットと破封ハウジングとを同軸上に配置し、これらの設置スペ−スのコンパクト化を図るようにしている。
請求項11の発明は、針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置し、実際の破封を消火スペ−スや管理室の作業者に正確に告知し、消火作業の実行を確認し得るとともに、必要に応じて退避等の対応を勧告し得るようにしている。
請求項12の発明は、アクチュエ−タとその電源、およびアクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置し、火災検知信号によるアクチュエ−タの作動を制御する機構をコンパクトに構成し、簡便な設置とその使用上の利便を向上するようにしている。
請求項13の発明は、連結軸またはネジ軸の移動域に臨ませて、前記破封に対応する破封ユニットの変位を検出可能なリミットスイッチを配置し、該リミットスイッチの検出信号を前記制御器を介して警報器へ出力可能にし、連結軸またはネジ軸の変位によって破封時ないし消火作動開始を検出し、実際の破封時ないし消火作動開始を警報器によって正確に告知し、確実な消火の実行を告知し得るようにしている。
請求項15の発明は、アクチュエ−タの出力軸にネジ部を設け、該ネジ部に螺合するナットに連結片の一端を揺動可能に連結し、該連結片の他端を揺動可能に枢支し、前記ナットの軸方向変位を介して前記枢支部を中心に連結片を揺動可能に設け、該連結片の揺動域に臨ませて、前記出力軸と平行に破封ハウジングを配置し、該破封ハウジング内に破封ユニットを出没可能に設け、該破封ユニットの端部を前記連結片に係合可能に配置し、アクチュエ−タと、破封ユニットと破封ハウジングとを互いに平行な異軸上に配置し、軸方向と直交する設置スペ−スのコンパクト化を図るとともに、連結片の動作に破封ユニットを連動させて確実に破封し得るようにしている。
請求項20の発明は、針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置し、実際の破封を消火スペ−スや管理室の作業者に正確に告知し、消火作業の実行を確認し得るとともに、必要に応じて退避等の対応を勧告し得るようにしている。
請求項21の発明は、アクチュエ−タとその電源、およびアクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置し、火災検知信号によるアクチュエ−タの作動を制御する機構をコンパクトに構成し、その使用上の利便を向上するようにしている。
請求項22の発明は、ハウジングケースの近接位置にガイド支柱を垂直に配置し、該ガイド支柱に沿ってハウジングケースとガスボンベと破封ハウジングとを落下させ、ハウジングケース等の落下を容易かつ確実に行なうようにしている。
請求項24の発明は、出力軸を軸方向移動または回動可能にし、アクチュエ−タの多様な出力軸に対応可能にしている。
請求項25の発明は、出力軸に鉤状のラッチカムを装着するとともに、前記ハウジングケースに前記ラッチカムと係脱可能な鉤状のラッチを設け、常時はラッチをラッチカムに係合しハウジングケースを所定高さに保持し、前記火災検知器の作動時、前記ラッチとラッチカムとの係合を解除し、前記ハウジングケースを落下可能にし、ラッチとラッチカムとの係脱作動によって、ハウジングケースの保持と落下を確実に行なうようにしている。
請求項26の発明は、ハウジングケース内に側方および下方に開口する切欠溝を形成し、該切欠溝に筒状ハウジングの上部を回動可能に連結し、該筒状ハウジング内に前記破封ユニットと破封ハウジングとを近接移動可能に収容し、破封ハウジングに装着した前記筒状ハウジングをガスボンベの落下方向と直角方向へ旋回可能にし、筒状ハウジングの旋回時にガスボンベの着脱を容易に行なえるとともに、筒状ハウジングのリセット時にガスボンベの落下を実行可能にしている。
請求項28の発明は、ガスボンベの落下域に高反発性の当接板を配置し、落下時の衝撃をガスボンベないし破封ハウジングに効率良く伝えて高反発を促し、確実に破封し得るようにしている。
請求項29の発明は、ハウジングケース内部にスライドブロックを摺動可能に設け、該スライドブロックに正逆転可能なアクチュエ−タに連係する回動軸を係脱可能に配置し、該スライドブロックに破封ユニットを下向きに突設し、かつ前記スライドブロックにセンタ−シャフトの下端部を固定し、該センタ−シャフトを上方に突設する一方、ハウジングケースの上部にケースカバ−を固定し、該ケースカバ−に前記センタ−シャフトを摺動可能に配置し、前記ケースカバ−とスライドブロックとの間にスプリングを介挿し、該スプリングの弾性を介しスライドブロックを下方へ移動可能に付勢し、かつ前記センタ−シャフトの上動位置を保持可能に設ける一方、常時は回動軸を介してスライドブロックを最上位置に保持し、スライドブロックを下方へ付勢する一方、前記アクチュエ−タの作動を介して回動軸とスライドブロックの係合を解除し、前記スライドブロックをスプリングの弾性によって押し下げ、これに破封ユニットを同動させて破封可能にし、スプリングの弾性によって容易かつ安価に破封を実現するようにしている。
請求項31の発明は、回動軸を略横長矩形断面に形成し、前記スライドブロックに前記回動軸を回動可能に収容する通孔と、該通孔に連通するガイド溝を形成し、前記通孔に収容した回動軸をガイド溝の開口部に係合可能に配置し、回動軸によるスライドブロックの係脱作動を容易に実現するようにしている。
請求項32の発明は、アクチュエ−タに伸縮可能なピストンロッドを設け、該ピストンロッドをガスボンベの下部に係合可能に配置し、前記破封ハウジングを移動可能に収容したハウジングケースに係脱可能に配置し、該ハウジングケースに前記破封ユニットを固定し、前記アクチュエ−タの作動を介し前記ピストンロッドを伸長し、ガスボンベと破封ハウジングを押し上げて破封可能にし、構成を簡潔化し容易かつ安価な破封を実現可能にしている。
請求項2の発明は、アクチュエ−タを正逆転可能に設けるとともに、破封ユニットの針管を回動させて破封可能にしたから、破封ユニットによる破封とその原位置復帰作動を簡便かつ容易に行なえるとともに、破封ユニットないし針管の破封時における衝撃ないし摩耗を軽減し、その継続的な利用を促すことができる。
請求項3の発明は、アクチュエ−タの出力軸に破封ユニットの軸端部を着脱可能に連結したから、出力軸と連結軸の取外しを容易に行なえ、連結軸や破封ユニットの摩耗や損傷に容易に対応し、メンテナンスの容易化を図ることができる。
請求項5の発明は、連結軸とネジ軸、針管を備えた破封軸とを分離して構成したから、各部を容易かつ合理的に製作することができる。
請求項6の発明は、破封軸を前記ネジ軸側に移動可能に付勢して配置したから、ネジ軸の変位を破封軸に確実に伝えられるとともに、破封軸の復帰動作を促すことができる。
請求項7の発明は、ネジ軸と破封軸の端部を離間して対向配置し、それらの間に鋼球を揺動可能に介挿したから、分離構成したネジ軸と破封軸間の摩擦を低減し、破封ユニットの円滑な作動を促すとともに、電池等の電源の費消の低減とその小能力化を図ることができる。
請求項8の発明は、破封ハウジングの上端部と係合するハウジングケ−ス内の下端部にOリングを配置し、該Oリングにネジ軸の上端部を係合可能にしたから、ネジ軸が上動する際のハウジングケ−スとの係合ないし当接を緩衝し、ネジ軸のハウジングケ−ス内への咬み込みを防止し、アクチュエ−タの焼き付きを防止するとともに、ネジ軸の再稼働を円滑に行なうことができる。
請求項10の発明は、消火スペ−スは閉塞スペ−スで、消火ガスは二酸化炭素であるから、分電盤ボックス等の狭小な消火スペ−スでの電気火災に好適な効果がある。
請求項11の発明は、針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置したから、実際の破封を消火スペ−スや管理室の作業者に正確に告知し、消火作業の実行を確認し得るとともに、必要に応じて退避等の対応を勧告することができる。
請求項12の発明は、アクチュエ−タとその電源、アクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置したから、火災検知信号によるアクチュエ−タの作動を制御する機構をコンパクトに構成し、簡便な設置と使用上の利便を向上することができる。
請求項14の発明は、アクチュエ−タと、破封ユニットと破封ハウジングとを互いに平行な異軸上に配置したから、軸方向と直交する設置スペ−スのコンパクト化を図ることができる。
請求項15の発明は、アクチュエ−タの出力軸にネジ部を設け、該ネジ部に螺合するナットに連結片の一端を揺動可能に連結し、該連結片の他端を揺動可能に枢支し、前記ナットの軸方向変位を介して前記枢支部を中心に連結片を揺動可能に設け、該連結片の揺動域に臨ませて、前記出力軸と平行に破封ハウジングを配置し、該破封ハウジング内に破封ユニットを出没可能に設け、該破封ユニットの端部を前記連結片に係合可能に配置したから、アクチュエ−タと、破封ユニットと破封ハウジングとを互いに平行な異軸上に配置し、軸方向と直交する設置スペ−スのコンパクト化を図れるとともに、連結片の動作に破封ユニットを連動させて確実に破封することができる。
請求項20の発明は、針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置したから、実際の破封を消火スペ−スや管理室の作業者に正確に告知し、消火作業の実行を確認し得るとともに、必要に応じて退避等の対応を勧告することができる。
請求項21の発明は、アクチュエ−タとその電源、およびアクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置したから、火災検知信号によるアクチュエ−タの作動を制御する機構をコンパクトに構成し、簡便な設置とその使用上の利便を向上することができる。
請求項22の発明は、ハウジングケースの近接位置にガイド支柱を垂直に配置し、該ガイド支柱に沿ってハウジングケースとガスボンベと破封ハウジングとを落下させたから、ハウジングケース等の落下を容易かつ確実に行なうことができる。
請求項23の発明は、ガスボンベを破封ハウジングの下方に突出して吊下げ、落下時にガスボンベの底部を激突可能にしたから、ガスボンベの落下エネルギ−によって合理的に破封することができる。
請求項25の発明は、出力軸に鉤状のラッチカムを装着するとともに、前記ハウジングケースに前記ラッチカムと係脱可能な鉤状のラッチを設け、常時はラッチをラッチカムに係合しハウジングケースを所定高さに保持し、前記火災検知器の作動時、前記ラッチとラッチカムとの係合を解除し、前記ハウジングケースを落下可能にしたから、ラッチとラッチカムとの係脱作動によって、ハウジングケースの保持と落下を確実に行なうことができる。
請求項26の発明は、ハウジングケース内に側方および下方に開口する切欠溝を形成し、該切欠溝に筒状ハウジングの上部を回動可能に連結し、該筒状ハウジング内に前記破封ユニットと破封ハウジングとを近接移動可能に収容し、破封ハウジングに装着した前記筒状ハウジングをガスボンベの落下方向と直角方向へ旋回可能にしたから、筒状ハウジングの旋回時にガスボンベの着脱を容易に行なえ、筒状ハウジングのリセット時にガスボンベの落下を実行させることができる。
請求項27の発明は、ハウジングケースの直下に一対のボンベホルダを対向配置し、該ボンベホルダを介して筒状ハウジングの下部を挟持可能にしたから、筒状ハウジングないしガスボンベの揺動を防止し、ガスボンベを安定して保持することができる。
請求項29の発明は、ハウジングケース内部にスライドブロックを摺動可能に設け、該スライドブロックに正逆転可能なアクチュエ−タに連係する回動軸を係脱可能に配置し、該スライドブロックに破封ユニットを下向きに突設し、かつ前記スライドブロックにセンタ−シャフトの下端部を固定し、該センタ−シャフトを上方に突設する一方、ハウジングケースの上部にケースカバ−を固定し、該ケースカバ−に前記センタ−シャフトを摺動可能に配置し、前記ケースカバ−とスライドブロックとの間にスプリングを介挿し、該スプリングの弾性を介しスライドブロックを下方へ移動可能に付勢し、かつ前記センタ−シャフトの上動位置を保持可能に設ける一方、常時は回動軸を介してスライドブロックを最上位置に保持し、スライドブロックを下方へ付勢する一方、前記アクチュエ−タの作動を介して回動軸とスライドブロックの係合を解除し、前記スライドブロックをスプリングの弾性によって押し下げ、これに破封ユニットを同動させて破封可能にしたから、スプリングの弾性によって容易かつ安価に破封を実現することができる。
請求項31の発明は、回動軸を略横長矩形断面に形成し、前記スライドブロックに前記回動軸を回動可能に収容する通孔と、該通孔に連通するガイド溝を形成し、前記通孔に収容した回動軸をガイド溝の開口部に係合可能に配置したから、回動軸によるスライドブロックの係脱作動を容易に実現することができる。
請求項32の発明は、アクチュエ−タに伸縮可能なピストンロッドを設け、該ピストンロッドをガスボンベの下部に係合可能に配置し、前記破封ハウジングを移動可能に収容したハウジングケースに係脱可能に配置し、該ハウジングケースに前記破封ユニットを固定し、前記アクチュエ−タの作動を介し前記ピストンロッドを伸長し、ガスボンベと破封ハウジングを押し上げて破封可能にしたから、構成を簡潔化し容易かつ安価な破封を実現することができる。
この場合、火災検知器4と後述するアクチュエ−タである駆動モ−タに送受信機を取付け、これらを無線で信号入力させることも可能である。
前記ハウジングケ−ス6は四角柱状に成形され、その内部に異形の空スペ−ス6aが形成され、該スペ−ス6aの上部に正逆転可能な駆動モ−タ8と減速機8aが収容され、下部の凹孔6bに破封ハウジング7の上部が嵌合されている。
前記制御器9は、後述する破封ユニットの最上位置と最下位置を検出する二つのリミットスイッチを備え、これらのリミットスイッチは駆動モータ8の駆動回路ないし電源回路に並列に接続されて交互に切り替え可能にされ、各リミットスイッチの変位検出時、駆動モータ8の例えば電機子に対する電流の方向を切り替え可能にされている。
この場合、係合孔11と回動軸12は六角形状に限らず、互いに係合可能な形状であれば良く、また出力軸10の基部を駆動モ−タ8ないし減速機8aに着脱可能に連結可能にすれば、種々の連結軸12に応じた出力軸10を選択し得る。
前記凹孔13,14の内周面にネジ部16,17が形成され、該ネジ部16に破封ユニット18のネジ軸19が螺合され、ネジ部17に消火ガスである二酸化炭素を所定圧に充填したガスボンベ20の口元のネジ部21が螺合されている。
この場合、図示のノズル孔23と噴射孔22を破封ハウジング7の設置姿勢ないし噴射方向に応じて、適宜方向に開口することも可能である。図中、24はガスボンベ20の口元をシ−ルした封板、25は凹孔14の上部に配置したシールパッキンで、その通孔26が貫通孔15に連通している。
前記ボス27の下方に破封軸28が形成され、該破封軸28の縮径部29を介して略茸形のフランジ30が突設され、該フランジ30の下方にニードル軸31が突設されている
この場合、針管33は後述のように出力軸10と同期回動して封板24を破封するため、破封に要する動力は直線的に破封する場合に比べて小さく、その分駆動モ−タ8の動力ないし能力を低減し、その小形化と低廉化を図れる。
なお、前記破封ハウジング7の上端部と係合するハウジングケ−ス6内の下端部にOリング(図示略)を配置し、該Oリングとネジ軸19の上端部との当接ないし係合を緩衝し、ネジ軸19が上動する際のハウジングケ−ス6内への咬み込みを防止し、駆動モ−タ8の焼き付きを防止するとともに、ネジ軸19の再下動ないし再稼働を円滑に行なうようにすることが望ましい。
実施形態の場合、前記リミットスイッチ36は保持形接点を備え、その作動片がネジ軸19の上面に押圧されると、接点を閉じて駆動モータ8の電機子へ電流を順方向に流して正転駆動し、破封ユニット18を下動可能にしている。
前記リミットスイッチ37は、ネジ部16の下端部に設置され、その作動片をネジ軸19の下部に押圧可能に配置し、破封ユニット18の最下位置を検出可能にしている。
実施形態の場合、前記リミットスイッチ37は保持形接点を備え、作動片がネジ軸19の下部に押圧されると接点を閉じてONし、電機子へ逆方向に電流を流して駆動モータ8を逆転駆動させ、破封ユニット18を上動可能にしている。
そして、破封ユニット18が最上位置に到達し原位置に復帰したところで、これをリミットスイッチ36が検出し、リミットスイッチ37に代わって電機子に対する通電方向を切り替え、かつ駆動モ−タ8の駆動を停止するようにしている。
その場合は、火災検知器4からの感知信号を条件に破封ユニット18の最上位置でタイマを始動し、駆動モータ8を正転駆動して破封ユニット18を下動させ、最下位置移動時に駆動モータ8を逆転させて上動させ、最上位置移動時に駆動モータ8の駆動を停止し、火災検知器4から次期信号を待機するリセット状態を形成するように構成することも可能である。
また、破封ハウジング7はハウジングケ−ス6より短小の角柱状に樹脂成形し、その両端部に凹孔13,14を形成し、これらを貫通孔15で連通するとともに、凹孔13,14の内周面にネジ部16,17を形成する。
前記破封ハウジング7の中間部に噴射孔22を形成し、その奥部にノズル孔23を形成し、該ノズル孔23を貫通孔15に連通する。
そして、破封ハウジング7に破封ユニット18を組み付ける場合は、凹孔13,14の底部にシールパッキン34,25を収容し、凹孔6bの上部直上とネジ部16の下端部にリミットスイッチ36,37を設置し、これらを駆動モータ8の駆動回路に並列に接続して制御器9に接続する。
こうして、破封ユニット18を組み付けた破封ハウジング7の上端部を、ハウジングケ−ス6の凹孔6bに挿入し、連結軸12を出力軸10の係合孔11に嵌合して、ハウジングケ−ス6と破封ハウジング7をビス等で連結する。この状況は図3のようである。
また、分電盤ボックス1を設置した室内の天井部に熱または煙を感知可能な火災検知器4を設置し、該火災検知器4を信号線4aを介して制御器9ないし駆動モータ8の駆動回路に接続する。
したがって、分電盤ボックス1を設置した室内に火災が発生しない場合は、火災検知器4が作動せず、駆動モ−タ8の電源回路が開成されて、駆動モ−タ8が駆動を停止している。
また、破封ユニット18のネジ軸19の上端部が凹孔6bの上端に位置して、リミットスイッチ36の作動片(図示略)を押圧し、その接点を閉じて駆動モータ8の電機子に対し順方向に電流を通電可能にしている。
更に、破封ハウジング7内のネジ部16の下端部に設置したリミットスイッチ37は、作動片(図示略)がネジ軸19の下端部から離間して接点を開放し、駆動モ−タ8ないし電機子への接続を遮断している。この状況は図3(a),(b)のようである。
このため、駆動モータ8の出力軸10が正転回動し、その動力が連結軸12に伝達されて出力軸10と同期回動し、ネジ軸19がネジ部16に導かれて回動しながら下動し、これに破封ユニット18が同動する。
このため、ガスボンベ20に充填された消火ガスが針管33の周面の接合端部間から貫通孔15の下部に噴出し、ノズル孔23から噴射孔22を経て外部に噴出し、火元に噴射される。
このため、電機子に対する電流の方向が切り替わり、電機子に前述と逆方向に電流が流れて駆動モ−タ8が逆転する。
このため、針管33の尖端部33aが封板34から引き抜かれ、破封の開口部から消火ガスが勢い良く噴出し、これがノズル孔23から噴射孔22を経て外部に噴出され、火元の電流制限器2に噴射されて消火する。この状況は図7のようである。
この場合、分電盤ボックス1の内部は略気密状態を維持しているから、消火ガスである二酸化炭素の消火作用が有効に作用して消火を促す一方、ガスボンベ20の消火ガスの充填量は少量であるから人体への影響はなく、また外部に対し二酸化炭素の漏洩を免れ人体への影響の問題を生じない。
こうして、破封ユニット18が上動し続け、その最上位置に到達すると、リミットスイッチ36の作動片がネジ軸19の上端部に押圧されて原位置に復帰し、該リミットスイッチ36の接点が開いて駆動モ−タ8が駆動を停止する。
その際、ガスボンベ20は消火によって内部の二酸化炭素が費消されるから、消火後は使用済みのガスボンベ20を取外し、二酸化炭素を充填した新たなガスボンベ20を取付ける。
この場合の組み付けは、これらを同軸上に配置し、ネジ軸19の下端をボス27の上面に重合して配置し、かつシートパッキン34とボス27の間にスプリング35を介挿し、該スプリング35の弾性によってボス27と破封軸28とニ−ドル軸31を上方に付勢し、ボス27をネジ軸19の下端に当接可能に配置する。
このうち、図8は本発明の第2の実施形態を示し、この実施形態は駆動モ−タ8ないし出力軸10と、破封ハウジング7ないし破封ユニット18およびガスボンベ20とを同軸上に配置する代わりに、駆動モ−タ8ないし出力軸10と、破封ハウジング7ないし破封ユニット18およびガスボンベ20とを隣接して並置し、上下に長尺の構造を廃して、コンパクトに構成している。
前記駆動モ−タ8はタイマを介して正逆転可能にされ、後述する可動ナットの最上位置時、火災報知器4からの感知信号を条件にタイマを始動し、駆動モ−タ8を正転させて可動ナット39を下動し、その最下位置移動時に駆動モ−タ8を逆転して可動ナット39を上動し、最上位置移動時に駆動モ−タ8を停止して、火災報知器4からの信号を待機するようにしている。
前記中空室38の他側に破封ハウジング7の上部が突設され、該ハウジング7の凹孔13にキャップ45が固定され、該キャップ45に破封軸28の大径部28aが係合可能に配置されている。
前記実施形態は常時は可動ナット39が出力軸10の上端部に位置し、連結片41が図示のように右下がり状態に置かれ、駆動モ−タ8が火災検知器4からの信号を待機して停止している。
このような状況の下で分電盤ボックス1内に火災が発生し、これを火災検知器4が感知し、その信号Sが駆動モ−タ8に入力されると、駆動モ−タ8が正転し出力軸10が同期回動する。
このため、可動ナット39が出力軸10に沿って下動し、連結片41が破封軸28の上端部を押し下げ、可動ナット39の最下位置移動時に針管33の尖端部33aが封板24を突き刺して破封する。
前記可動ナット39が最下位置に移動後、タイマが作動して駆動モ−タ8が逆転し、出力軸10が反転して可動ナット39が上動する。
この後、消火ガスを費消したガスボンベ20を破封ハウジング7から取外し、新たなガスボンベ20を装着する。
すなわち、この実施形態は、出力軸10の係合孔11に六角軸状の回動軸4を着脱可能に連結し、該回動軸48の先端部を円錐ないし円錐台形に形成し、その錐面に駆動ギア49を形成している。
前記破封ハウジング7,7の各凹孔13,13のネジ部16,16に、破封ユニット18,18のネジ軸19,19が移動可能にネジ込まれ、その先端の回動軸12,12が凹孔13,13から突出し、その軸端が離間して対向配置されている。
なお、図9ではノズル孔23と噴射孔22を下向きに開口しているが、設置姿勢ないし噴射方向に応じて破封ハウジング7,7の側方に開口することも可能である。
また、破封ユニット18,18が同軸上に配置され、その回動軸12,12の端部が近接して対向配置され、その軸端に装着したベベルギア51,52が駆動ギア49に噛合し、該ギア49を駆動する駆動モ−タ8が火災検知器4からの信号を待機して停止している
前記破封ハウジング7,7の内部では、ネジ軸19,19が凹孔13,13の開口側に位置し、各針管33の尖端部33aが封板24の内側に近接して位置している。
このため、駆動ギア49に噛合するベベルギア51,52が互いに反対方向へ回転し、それらの動力を回動軸12,12に伝達し、これに破封ユニット18,18が同動して互いに軸方向へ離反動し、各針管33の尖端部33aが封板24に近接して突き破り、破封する。
この場合、各針管33が回動して破封するから、針管33を直線的に移動して破封する場合に比べ円滑かつ速やかに破封し、破封に要する動力を低減し得る。
この場合、消火ガスは二つのノズル孔23から同時に噴出し、火元およびその周辺に噴射されるから、確実かつ効率良く消火し得る。
そして、破封ユニット18,18が接近し原位置に復帰したところで、駆動モ−タ8が駆動を停止し、火災検知器4からの次期信号を待機する。
この後、消火ガスを費消したガスボンベ20,20を破封ハウジング7,7から取外し、新たなガスボンベ20,20を装着する。
なお、図示のノズル孔23と噴射孔22を下向きに開口しているが、設置姿勢ないし噴射方向に応じて破封ハウジング7,7の側方に開口することも可能である。
しかも、二つのガスボンベ20を平行に配置しているから、これらを対向配置する場合に比べ、設置スペ−スのコンパクト化を図れる。
前記ギア55,56は駆動ギア57を介して噛合し、駆動ギア57に連係する駆動モ−タ8が火災検知器4からの信号を待機して停止している。
一方、破封ハウジング7,7の内部では、ネジ軸19,19が凹孔13,13のネジ部16,16に螺合し、各針管33の尖端部33aが封板24の直上に位置している。
このため、駆動ギア57に噛合するギア55,56が互いに同方向へ回転し、それらの動力を六角軸状の回動軸12,12に伝達し、これに破封ユニット18,18が同動してネジ軸19がネジ部16を下動し、各針管33の尖端部33aが封板24を突き刺して破封する。
この場合、各針管33が破封ユニット18と同期回動して破封するから、針管33を直線的に移動して破封する場合に比べ円滑かつ速やかに破封し、破封に要する動力を低減し得る。
このように消火ガスは二つのノズル孔23から同時に噴出し、火元およびその周辺に噴射されるから、確実かつ効率良く消火し得る。
このため、ネジ軸19がネジ部16を上動し、破封ユニット18,18が原位置に移動したところで、タイマが作動して駆動モ−タ8が駆動を停止する。
この後、駆動モ−タ8は火災検知器4から次期信号を待機し、また消火ガスを費消したガスボンベ20,20を破封ハウジング7,7から取外し、新たなガスボンベ20,20を装着する。
すなわち、この実施形態は分電盤ボックス1内の天井部59と床面60との間にガイド支柱61を垂直に立設し、該ガイド支柱61にハウジングケース6を摺動可能に取付けている。
前記破封軸28はハウジングケース6内部の中空室65に垂直に配置され、その下部周面にOリング32が装着され、下端部に針管33が圧入されている。
前記破封ハウジング7の上面とシール板62との間にスプリング67が介挿され、該スプリング67の弾性を介して、破封ハウジング7を下方へ移動可能に付勢している。
図中、68はハウジングケース6の側方に開口した噴射ガイドで、前記噴射孔22とノズル孔23および貫通孔15に連通可能にされている。
前記電磁弁70は天井部59に突設した固定板72に取付けられ、その通孔73にピストンロッド71を摺動可能に挿入している。
図中、75は空スペ−ス6aを閉塞するカバ−プレ−トである。
また、ハウジングケース6内の段部66に破封ハウジング7のフランジ7aが係合し、破封ハウジング7とシール板62との間にスプリング67が介挿され、該スプリング67の弾性を介して破封ハウジング7が下方に付勢されている。
一方、ハウジングケース6はガスボンベ20の落下後も若干落下し、スプリング67を押し縮めて中空室65の上部が破封ハウジング7の上端部に係合し、結果的にガスボンベ20の封板24が針管33の尖端部33aに接近して突き破られ、破封される。
そして、ガスボンベ20の落下ないし破封後は、消火ガスの噴出圧力とスプリング67によって破封軸28が押し上げられ、これにシール板62が同動して針管33が封板24から引き抜かれる。このため、消火ガスが破封孔からノズル孔23を経て噴射孔22から火元に向かって噴出し、消火し続ける。
この場合、ハウジングケース6にガスボンベ20を吊下げ、これらを落下させているが、これらの上下位置を反転し、ハウジングケース6を当接板74に衝突させても良く、このようにするとガスボンベ20の重量によって破封ハウジング7の下動が促され、破封が容易に行なわれる。
また、針管33による破封状況を中空室65の内面に設けた例えばリミットスイッチで検出させ、その作動片を破封ハウジング7の上端面に係合可能に配置し、この検出信号によって後述の警報器を作動し、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した後述の管理室に設置すれば、消火スペ−スである分電盤ボックス1内または管理室内の作業者に破封を告知し、破封の事実を告知して退避等の必要な対応を勧告し得る。
この場合、ガスボンベ20内の二酸化炭素の充填量は少量のため、人体への影響はなく、前記破封による分電盤ボックス1からの退避の必要はない。
すなわち、この実施形態は二つ割りに成形した角柱状のハウジングケース6の上部にケ−スカバ−76を固定し、その上部に軸筒部77を突設し、該軸筒部77の略1/3周面に端面カム78がヘリカル状に形成され、該カム78に沿って操作ハンドル79が滑動可能に設けられている。
図中、80,81は端面カム78の最下と最上位置に形成した係止壁で、操作ハンドル79と係合可能に形成されている。
前記センタ−シャフト83の下端に頸部84が形成され、該頸部84に一対の係止ピン85が装着され、該係止ピン85を介してスライドブロック86に連結されている。
前記スライドブロック86とケ−スカバ−76との間にスプリング88が介挿され、該スプリング88の弾性によってスライドブロック86とセンタ−シャフト83を下方へ移動可能に付勢している。
前記回動軸91の断面は図示のように略横長矩形に形成され、その長辺部が通孔90に回動可能に挿入され、かつその長さはガイド溝89より若干長く形成されて、通孔90に係脱可能に挿入され、短辺部はガイド溝89より若干幅狭に形成され、該ガイド溝89に沿って移動可能に形成されている。
前記破封ハウジング7の貫通孔15に破封ユニット18が摺動可能に挿入され、スライドブロック86の下動時に針管33を介し破封可能にしている。
前記設置したハウジングケース6の内部では、スライドブロック86がその最下位置に置かれ、その通孔90にアクチュエ−タであるモ−タの出力軸10として、回動軸91が係入してガイド溝89の開口縁部に係合し、スライドブロック86がケ−スカバ−76から最も離間して、スプリング88が略自由長状態に置かれている。
前記ケ−スカバ−76の上端面に操作ハンドル79が位置し、その位置は端面カム78の最下位置で、該操作ハンドル79の先端部をハウジングケース6の前方へ突出している
この場合、回動軸91がガイド溝89の開口縁部に係合し、スライドブロック86の下動を阻止して安全を確保している。
こうして、ハウジングケース6の下端にガスボンベ20が吊下げられ、その封板24の直上に破封ユニット18の針管33が位置している。この状況は図14のようである。
このため、スライドブロック86が角穴87に沿って落下し、これにスプリング88の弾性が相加されて勢い良く落下し、これに破封ユニット18が同動して針管33が封板24に勢い良く突き刺さり、破封する。
このようにこの実施形態は、スプリング88の弾性とスライドブロック86の重力作用を利用して、針管33を確実に破封させるようにしたものである。
そして、分電盤ボックス1内に火災が発生し、これを火災検知器4が感知し、その信号Sを電磁弁70に入力して、該電磁弁70のピストンロッド71を伸長させ、ガスボンベ20を押し上げて破封ハウジング7をハウジングケース6内に押し込み、封板24に針管33を突き刺して破封している。
このようにこの実施形態は、電磁弁70等のアクチュエ−タを利用して安価かつ容易に破封するようにしたものである。
すなわち、破封ハウジング7の上端部に装着するハウジングケ−ス6の下半部に、駆動モータ8と減速機8aと出力軸10を収容し、前記ケ−ス6の上半部に、直流電源である乾電池92と、ICチップと配線基板とからなる受信機能を備えた制御器9を収容している。
前記凹孔13にアルミニウム製のシリンダチュ−ブ102がピン103を介して固定され、その内面に前記ネジ軸19と螺合可能な雌ネジ部104が形成されている。
図中、108は凹孔13とボス27との間に介挿したセットスプリングで、その弾性によって破封軸28を上動可能に付勢している。また、109は凹孔6bの上端部直上の環状溝に配置したOリングで、シリンダチュ−ブ102の上端部に挟持され、その内周部にネジ軸19の上端部外周と係合可能に配置され、ネジ軸19の上動時における環状溝との噛み込みを防止可能にしている。
すなわち、フランジ101の移動域にスイッチスペ−ス110が設けられ、該スペ−ス110に前記リミットスイッチ36,37を設置し、フランジ101の変位を介し破封ユニット18のリセット時と破封時を検出し、その検出信号を前記制御器9へ送信可能にしている。
図中、111,112はリミットスイッチ36,37のリード線で、ハウジングケ−ス6に設けた配線溝113に配線されて制御器9へ接続されている。
一方、前記リミットスイッチ37の作動片37aは、常時はフランジ101との係合を解除し、フランジ101が最下位置に移動した際、該フランジ101と係合して破封ユニット18の破封状態を検出し、その破封信号Sbを制御器9へ送って駆動モ−タ8を停止し、かつ停止後駆動モ−タ8を逆転駆動してネジ軸9ないし軸筒部99を上動可能にしている
このうち、警報器114はハウジングケ−ス6の表面の適所に設置され、分電盤ボックス1内に警報可能にされ、警報器115は分電盤ボックス1と離隔した事務所、工場等に設けた管理室116の適所に設置され、管理室116へ警報可能にしている。
この他、図中、117は管理室116の適所に設けた警報器で、火災検知器4と同時期に警報可能にされ、118はガスボンベ20の底部に装着した合成樹脂製のボンベキャップである。
そして、前記破封時に符合させて警報器114,115を作動し、警報音を発して分電盤ボックス1と管理室116に破封の事実を告知し、作業者に退避等の必要な対応を勧告するようにしている。この場合、ガスボンベ20内の二酸化炭素の充填量は少量のため、前記破封による分電盤ボックス1からの退避の必要はない。
その際、ネジ軸19は鋼球107を介して破封軸28を押し動かすから、これらの端面を係合させる場合に比べて摩擦が少なく、その分乾電池92の消費の低減を図れるとともに、駆動モ−タ8の焼き付きを未然に防止する。
この場合、ネジ軸19の上端部がリセット位置でOリング109を押圧し、ネジ軸19の当接力を吸収するから、ハウジングケ−ス6に対するネジ軸19の噛み込みを防止し、この後のネジ軸19の下動開始時の動力を低減する。
こうして、ニードル軸31が上動し、針管33が封板24から引き抜かれ、消火ガスが破封孔からノズル孔23側へ大量に移動する。この状況は図20(c)のようである。
すなわち、この実施形態は、ガスボンベ20を収容可能な一対の枠体119を離間して対向配置し、その上下端部に上板120と下板121を固定して縦長矩形に枠組みし、該矩形枠を分電盤ボックス1内の適所に垂直に設置し、該矩形枠にガスボンベ20を落下可能に設置している。
その際、枠体119と上板120と下板121を、分電盤ボックス1を構成する側壁や天井部59、床面60で構成することも可能である。
前記ハウジングケ−ス6は後述の通孔を中心に二つ割りに成形され、その一対の分割ピ−スを接合して略方形に連結され、その各分割ピ−スの内部に下方および側方に開口する切欠溝122を形成し、該切欠溝122に筒状ハウジング123の上部をピン125を介して回動可能に連結している。
前記筒状ハウジング123の内部に破封筒124がピン155を介して固定され、その直下に破封ハウジング7が摺動可能に挿入されている。前記破封ハウジング7の周面にピン126が突設され、該ピン126が筒状ハウジング123の中間部に形成した長孔127の開口縁に係合可能に配置されている。図中、128は破封筒124の内部に形成した連通孔で、その上端部が噴口129を介してノズル孔23に連通し、下端部が通孔130を介して針管33に連通している。
前記ラッチカム135の中間部は上板120に回動可能に挿入され、その周面に球面状の凹孔137が設けられ、該凹孔137にストップボ−ル138が係脱可能に設けられている。
前記ラッチカム135の下端部は通孔134に突出して配置され、該下端部に合成樹脂製のラッチ139を係脱可能に配置し、その係脱動作を介してラッチカム135にハウジングケ−ス6を吊下げまたは落下可能にしている。
前記ラッチカム135の下端部に鉤状のフック142が形成され、該フック142の下端部は略円錐台形状に形成され、その略半周面に円錐面142aが形成されていて、その上部に平坦な係合面142bが形成されている。前記ラッチカム135の周面に平坦な切欠溝143,144が互いに直交して形成され、それらの隅角部が円弧状に形成されている。図中、145,146は前記切欠溝143,144の上部に形成したテーパ面である
前記ラッチ139の先端部に一対の係合爪147が突設され、該係合爪147の間にラッチカム135の周面と係合可能な凹状の切欠溝148が形成されている。
図中、149はハウジングケ−ス6の内部に形成したラッチ移動孔で、該移動孔149にラッチ139が摺動可能に収容され、その後端部に配置したスプリング150の弾性を介して、ラッチ139を前方へ移動可能に付勢している。
この他、図中、154はテーパ面145の直上に形成した環状溝で、該環状溝154にラッチカム135の抜け止め用の止め輪155が取付けられている。
そして、駆動ユニットUの出力軸10をラッチカム135の係合孔136に嵌合して上板120に回動可能に挿入し、これに止輪155を装着して抜け止めし、信号線4aを火災検知器4に接続する。
前記筒状ハウジング123は、予め内部に破封筒124と破封ハウジング7を挿入し、これらにピン155,126を差し込んで、破封筒124を固定するとともに、破封ハウジング7を移動可能に取付け、かつそれらの間にスプリング35を介挿して、破封ハウジング7を下方へ移動可能に付勢して置く。
そして、前記ラッチ139と筒状ハウジング123と破封筒124と破封ハウジング7を組み付け後、ハウジングケ−ス6をガイド支柱61に摺動可能に取付ける。
そして、消火ガスを充填したガスボンベ20を保持し、口元のネジ部21を前記ネジ部17にねじ込む。この状況は図23のようで、前記ガスボンベ20は底部に予めボンベキャップ118を接着して置く。
こうして前記ガスボンベ20が枠体内に垂直に吊下げられ、この状況の下で駆動ユニットUが火災検知器4からの信号Sを待機する。この状況は図21および図22のようで、ラッチ139の平坦な係合面139bがフック142の平坦な係合面142bに係合し、係合爪147,147がラッチカム135の両側部に係合している。
この状況は図27および図30のようである。
そして、ラッチカム135が略90°回動すると、その係合面142bがラッチ139の先端部の外側へ移動し、係合面139bとの係合を解除する。この状況は図31のようである。
このため、ラッチ139とラッチカム135との係合が解除され、ハウジングケ−ス6がガイド支柱61に沿ってガスボンベ20と一緒に落下する。
このため、ガスボンベ20に充填した消火ガス(二酸化炭素)が針管33および通孔130を介して連通孔128へ流出し、該連通孔128から噴口129およびノズル孔23を経て噴射孔22から火元に向かって噴出し、消火する。この状況は図32のようである
その際、破封筒124の押し上げ後も針管33と通孔130、連通孔128と噴口129、ノズル孔23と噴射孔22の連通状態が維持されるから、前記消火ガスは噴口129およびノズル孔23を経て噴射孔22から火元に向かって噴出し、消火し続ける。
また、ガスボンベ20を着脱する際、筒状ハウジング123と破封筒124を水平に保持し、その凹孔14およびネジ部17にガスボンベ20のネジ部21をねじ込んでガスボンベ20の着脱をガスボンベ20を着脱しているから、凹孔14およびネジ部17を下向きにしてガスボンベ20を着脱する場合に比べ、貫通孔15の下部の環状溝に装着したOリング133の脱落を防止し、破封時における消火ガスの漏洩を未然に防止し得るとともに、着脱操作を簡便に行なえる。
5 消火装置(消火ガス噴射器)
6 ハウジングケ−ス
7 破封ハウジング
8 アクチュエ−タ(駆動モ−タ)
10 出力軸
12 連結軸
15 貫通孔
16 ネジ部
18 破封ユニット
19 ネジ軸
23 ノズル孔
24 封板
27 ボス
33 針管
36,37 リミットスイッチ
39 ナット
41 連結片
49 駆動ギア
51,52 ベベルギア
61 ガイド支柱
71 ピストンロッド
74 当接板
76 ケースカバ−
78 端面カム
79 操作ハンドル
83 センタ−シャフト
86 スライドブロック
88 スプリング
89 ガイド溝
91 回動軸
92 電源
107 鋼球
109 Oリング
114,115 警報器
116 管理室
131,132 ボンベホルダ
135 ラッチカム
139 ラッチ
S 火災検出信号
Sb 破封信号
Claims (32)
- 内部に消火ガスを充填し口元を封板でシ−ルしたガスボンベを破封ハウジングに着脱可能に装着し、該破封ハウジングに貫通孔と該貫通孔に連通するノズル孔を形成し、前記ノズル孔を外部の所定位置に向けて配置するとともに、前記貫通孔に針管を備えた破封ユニットを封板側へ移動可能に設けた消火ガス噴射器を備え、該消火ガス噴射器を所定の消火スペ−スに設置し、前記破封ユニットの作動を煙または所定の熱を感知する火災検知器の信号によって作動可能なアクチュエ−タに連係し、前記破封ユニットまたはガスボンベを相対的に近接させて破封可能にした自動消火装置において、前記アクチュエ−タの作動に破封ユニットを連動可能に設け、該破封ユニットを回動または直線移動させて破封可能にしたことを特徴とする自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タを正逆転可能に設けるとともに、前記破封ユニットの針管を回動させて破封可能にした請求項1記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タの出力軸に破封ユニットの軸端部を着脱可能に連結した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記破封ハウジング内にネジ部を設けるとともに、破封ユニットに前記ネジ部に螺合可能なネジ軸を設け、前記破封ユニットの連結軸とネジ軸、および針管を備えた破封軸とを一体的に構成した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記連結軸とネジ軸、針管を備えた破封軸とを分離して構成した請求項4記載の自動消火装置。
- 前記破封軸を前記ネジ軸側に移動可能に付勢して配置した請求項5記載の自動消火装置
- 前記ネジ軸と破封軸の端部を離間して対向配置し、それらの間に鋼球を揺動可能に介挿した請求項5記載の自動消火装置。
- 前記破封ハウジングの上端部と係合するハウジングケ−ス内の下端部にOリングを配置し、該Oリングにネジ軸の上端部を係合可能にした請求項1記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タと破封ユニットと破封ハウジングとを同軸上に配置した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記消火スペ−スは閉塞スペ−スで、消火ガスは二酸化炭素である請求項1記載の自動消火装置。
- 前記針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タとその電源、およびアクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記連結軸またはネジ軸の移動域に臨ませて、前記破封に対応する破封ユニットの変位を検出可能なリミットスイッチを配置し、該リミットスイッチの検出信号を前記制御器を介して警報器へ出力可能にした請求項4または5記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タと、破封ユニットと破封ハウジングとを互いに平行な異軸上に配置した請求項1記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タの出力軸にネジ部を設け、該ネジ部に螺合するナットに連結片の一端を揺動可能に連結し、該連結片の他端を揺動可能に枢支し、前記ナットの軸方向変位を介して前記枢支部を中心に連結片を揺動可能に設け、該連結片の揺動域に臨ませて、前記出力軸と平行に破封ハウジングを配置し、該破封ハウジング内に破封ユニットを出没可能に設け、該破封ユニットの端部を前記連結片に係合可能に配置した請求項7記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タの出力軸に回動軸の一端を係合かつ着脱可能に装着し、該回動軸の他端にベベルギアを配置し、該ベベルギアに噛合可能な二つのベベルギアを離間して対向配置し、各ベベルギアの同軸上に前記ネジ部を備えた破封ハウジングを離間して対向配置し、該破封ハウジングに前記ネジ軸を設けた破封ユニットを装着し、該破封ユニットの一端を前記ベベルギアに摺動可能に装着し、前記ベベルギアの回動を介し各破封ユニットを互いに近接離反動可能に設け、各破封ハウジングに装着したガスボンベを同時に破封可能に装着した請求項1記載の自動消火装置。
- 単一の破封ハウジングの両側に前記ネジ部と貫通孔を形成し、該ネジ部と貫通孔にネジ軸を有する二つの破封ユニットを装着し、各破封ユニットの一端にギアを装着し、該ギアの間に駆動ギアを噛合可能に配置し、該駆動ギアを前記アクチュエ−タの出力軸に装着し、前記ギアの回動を介し各破封ユニットを互いに同方向へ同動可能に設け、該破封ハウジングの他端に装着したガスボンベを同時に破封可能に装着した請求項3記載の自動消火装置。
- 内部に消火ガスを充填し口元を封板でシ−ルしたガスボンベを破封ハウジングに着脱可能に装着し、該破封ハウジングに貫通孔と該貫通孔に連通するノズル孔を形成し、前記ノズル孔を外部の所定位置に向けて配置するとともに、前記貫通孔に針管を備えた破封ユニットを封板側へ移動可能に設けた消火ガス噴射器を備え、該消火ガス噴射器を所定の消火スペ−スに設置し、前記破封ユニットの作動を煙または所定の熱を感知する火災検知器の信号によって作動可能なアクチュエ−タに連係し、前記破封ユニットまたはガスボンベを相対的に近接させて破封可能にした自動消火装置において、前記アクチュエ−タの作動に破封ユニットを連動可能に設け、該破封ユニットを直線作動させて破封可能にするとともに、前記消火スペ−スの所定高さにハウジングケースを設置し、該ハウジングケース内に前記破封ユニットとガスボンベを装着した破封ハウジングとを近接移動可能に収容し、前記ハウジングケースにアクチュエ−タの出力軸を係脱可能に配置し、該出力軸を常時はハウジングケースに係合して該ハウジングケースを所定高さに保持し、前記火災検知器の作動時、前記出力軸とハウジングケースとの係合を解除し、前記ハウジングケースを落下可能に設け、落下時の衝撃を介し破封ハウジングまたは破封ユニットを近接移動して破封可能にしたことを特徴とする自動消火装置。
- 前記消火スペ−スは閉塞スペ−スで、消火ガスは二酸化炭素である請求項18記載の自動消火装置。
- 前記針管による破封時に作動可能な警報器を設け、該警報器を消火ガス噴射器若しくはその周辺または前記消火スペ−スから離隔した管理室に設置した請求項18記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タとその駆動源、およびアクチュエ−タの駆動を制御する制御器と、火災検知器の信号を受信可能な受信器とを備えた駆動ユニットを設け、該駆動ユニットを前記アクチュエ−タの近接位置に配置した請求項18記載の自動消火装置。
- 前記ハウジングケースの近接位置にガイド支柱を垂直に配置し、該ガイド支柱に沿ってハウジングケースとガスボンベと破封ハウジングとを落下させた請求項18記載の自動消火装置。
- 前記ガスボンベを破封ハウジングの下方に突出して吊下げ、落下時にガスボンベの底部を激突可能にした請求項18記載の自動消火装置。
- 前記出力軸を軸方向移動または回動可能にした請求項18記載の自動消火装置。
- 前記出力軸に鉤状のラッチカムを装着するとともに、前記ハウジングケースに前記ラッチカムと係脱可能な鉤状のラッチを設け、常時はラッチをラッチカムに係合しハウジングケースを所定高さに保持し、前記火災検知器の作動時、前記ラッチとラッチカムとの係合を解除し、前記ハウジングケースを落下可能にした請求項18記載の自動消火装置。
- 前記ハウジングケース内に側方および下方に開口する切欠溝を形成し、該切欠溝に筒状ハウジングの上部を回動可能に連結し、該筒状ハウジング内に前記破封ユニットと破封ハウジングとを近接移動可能に収容し、破封ハウジングに装着した前記筒状ハウジングをガスボンベの落下方向と直角方向へ旋回可能にした請求項25記載の自動消火装置。
- 前記ハウジングケースの直下に一対のボンベホルダを対向配置し、該ボンベホルダを介して筒状ハウジングの下部を挟持可能にした請求項25記載の自動消火装置。
- 前記ガスボンベの落下域に高反発性の当接板を配置した請求項18記載の自動消火装置
- 前記ハウジングケース内部にスライドブロックを摺動可能に設け、該スライドブロックに正逆転可能なアクチュエ−タに連係する回動軸を係脱可能に配置し、該スライドブロックに破封ユニットを下向きに突設し、かつ前記スライドブロックにセンタ−シャフトの下端部を固定し、該センタ−シャフトを上方に突設する一方、ハウジングケースの上部にケースカバ−を固定し、該ケースカバ−に前記センタ−シャフトを摺動可能に配置し、前記ケースカバ−とスライドブロックとの間にスプリングを介挿し、該スプリングの弾性を介しスライドブロックを下方へ移動可能に付勢し、かつ前記センタ−シャフトの上動位置を保持可能に設ける一方、常時は回動軸を介してスライドブロックを最上位置に保持し、スライドブロックを下方へ付勢する一方、前記アクチュエ−タの作動を介して回動軸とスライドブロックの係合を解除し、前記スライドブロックをスプリングの弾性によって押し下げ、これに破封ユニットを同動させて破封可能にした請求項18記載の自動消火装置。
- 前記ケースカバ−の上部に端面カムをヘリカル状に形成し、該端面カムに係合可能な操作ハンドルを前記センタ−シャフトの上部に突設し、前記操作ハンドルの回動操作を介しセンタ−シャフトを上動可能にした請求項29記載の自動消火装置。
- 前記回動軸を略横長矩形断面に形成し、前記スライドブロックに前記回動軸を回動可能に収容する通孔と、該通孔に連通するガイド溝を形成し、前記通孔に収容した回動軸をガイド溝の開口部に係合可能に配置した請求項30記載の自動消火装置。
- 前記アクチュエ−タに伸縮可能なピストンロッドを設け、該ピストンロッドをガスボンベの下部に係合可能に配置し、前記破封ハウジングを移動可能に収容したハウジングケースに係脱可能に配置し、該ハウジングケースに前記破封ユニットを固定し、前記アクチュエ−タの作動を介し前記ピストンロッドを伸長し、ガスボンベと破封ハウジングを押し上げて破封可能にした請求項18記載の自動消火装置。
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