JP2014063240A - 移動体情報通信装置 - Google Patents

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勇規 依藤
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Abstract

【課題】他の移動体の故障情報を取得し、危険な状態を未然に回避するための情報を報知することのできる移動体情報通信装置を提供する。
【解決手段】移動体に搭載され、他の移動体との間で情報を送受信する移動体情報通信装置10において、移動体の現在位置を検出する現在位置検出部4と、移動体の現在位置を含む故障情報を他の移動体に送信し、他の移動体の現在位置を含む故障情報を受信する通信部8と、受信した他の移動体の故障情報を報知する報知部2(及び/又は9)と、移動体の故障を検出した場合に通信部を制御して現在位置及び故障情報を他の移動体に送信し、通信部8が他の移動体の現在位置及び故障情報を受信した場合に報知部2(及び/又は9)を制御して故障情報の報知を行う制御部1と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、移動体情報通信装置に関するものであり、特に、移動体の情報を他の移動体に送信し、また、他の移動体の情報を受信して報知する移動体情報通信装置に関するものである。
近年、情報通信技術を用いて、交通事故や渋滞等の道路交通情報の提供、運転支援、車両間での情報交換等を行うことにより、道路交通の問題の解決を図る高度交通通信システム(ITS:intelligent transport systems)の開発が進んでいる。
例えば、下記の特許文献1(特開2005−44311号公報)には、車両の走行状態を検出し、その検出結果に基づいて異常を診断する車両診断システムが開示されている。この車両診断システムでは、車両に異常が発生したと判定されると、異常情報をセンターに送信する。異常情報を受信したセンターでは、異常に対する異常対処情報を取得して当該車両に送信する。この場合、異常対処情報を受信した車両の運転者は、異常に対する適切な処置をその場で施すことが可能となる。
また、下記の特許文献2(特開2010−97443号公報)には、自車の現在位置及び運転者情報と、他車の現在位置及び運転者情報とを車両間で送受信することにより、車両の安全運転を支援する車車間通信装置が開示されている。この車車間通信装置によれば、例えば、運転者情報として、運転者が初心者又は高齢者であることを示す情報を送受信することにより、当該車両の近傍を走行している車両の運転者に対して注意を促すことが可能となる。
特開2005−44311号公報 特開2010−97443号公報
特許文献1の車両診断システムでは、異常が発生した車両は報知を受けることができ、その異常に対して適切に対処することが可能である。しかしながら、その車両の近傍を走行している他の車両は、例えば、降雨時や夜間、又は、前方の視界が悪い場所等では、異常車両の存在を認識できず、異常車両に接触してしまう危険性がある。
一方、特許文献2の車車間通信装置では、他車の現在位置を情報として取得しているため、その情報に従って他車の位置を認識することが可能である。しかしながら、他車の現在位置及び運転者情報を取得しているだけであり、これらの情報だけでは、他車が故障しているか否かの状態まで把握することはできない。従って、例えば、前方の他車に追突する等の事態を回避できないおそれがある。
本発明は、上記の問題点を解消することを課題とするものであり、他の移動体の故障情報を取得し、危険な状態を未然に回避するための情報を報知することのできる移動体情報通信装置を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、移動体に搭載され、他の移動体との間で情報を送受信する移動体情報通信装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、前記移動体の前記現在位置を含む故障情報を前記他の移動体に送信し、前記他の移動体の現在位置を含む故障情報を受信する通信部と、受信した前記他の移動体の前記故障情報を報知する報知部と、前記移動体の故障を検出した場合に前記通信部を制御して前記現在位置及び前記故障情報を前記他の移動体に送信し、前記通信部が前記他の移動体の前記現在位置及び前記故障情報を受信した場合に前記報知部を制御して前記故障情報の報知を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、地図情報を記憶する地図情報記憶部を備え、前記制御部は、現在位置にかかる前記地図情報に基づき、前記故障情報を前記他の移動体に送信するか否かを判定することを特徴とする。
本願の請求項3にかかる発明は、請求項2にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、前記地図情報に基づく前記現在位置が高速道路であり、前記移動体の走行速度が所定速度以下である場合、前記故障情報を前記他の移動体に送信すると判定することを特徴とする。
本願の請求項4にかかる発明は、請求項2にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、前記地図情報に基づく前記現在位置が駐車可能領域外であり、前記移動体が停車している場合、前記故障情報を前記他の移動体に送信すると判定することを特徴とする。
本願の請求項5にかかる発明は、請求項1乃至請求項4のいずれか1項にかかる移動体情報通信装置において、前記制御部は、前記故障情報を送信した前記他の移動体の前記現在位置が、前記故障情報を受信した前記移動体の移動方向前方の所定距離内である場合、前記他の移動体までの距離とともに前記故障情報を前記報知部に報知する制御を行うことを特徴とする。
請求項1にかかる発明においては、移動体に搭載され、他の移動体との間で情報を送受信する移動体情報通信装置において、前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、前記移動体の前記現在位置を含む故障情報を前記他の移動体に送信し、前記他の移動体の現在位置を含む故障情報を受信する通信部と、受信した前記他の移動体の前記故障情報を報知する報知部と、前記移動体の故障を検出した場合に前記通信部を制御して前記現在位置及び前記故障情報を前記他の移動体に送信し、前記通信部が前記他の移動体の前記現在位置及び前記故障情報を受信した場合に前記報知部を制御して前記故障情報の報知を行う制御部と、を備える。
このように構成することにより、他の移動体の現在位置を含む故障情報を受信して報知部にその故障情報を報知させることにより、近傍に故障した移動体があることを認識し、事故を未然に回避して安全に移動することができる。
請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる移動体情報通信装置において、地図情報を記憶する地図情報記憶部を備え、前記制御部は、現在位置にかかる前記地図情報に基づき、前記故障情報を前記他の移動体に送信するか否かを判定する。
このように構成することにより、移動体の現在位置にかかる地図情報に基づいて、故障情報の送信の要否を判定するため、移動体が故障状態の報知が必要とされる場所にいる場合にのみ故障情報を送信することができる。この場合、無用な情報の送受信を回避できる
とともに、必要な故障情報のみを報知することができる。
請求項3又は4にかかる発明においては、請求項2にかかる移動体情報通信装置において、高速道路での走行速度が低下している場合、又は、駐車可能領域外で移動体が停車している場合、当該移動体が故障していると判定して故障情報を送信することにより、追突等の危険性のある場合にのみ、必要な故障情報を確実に報知することができる。
請求項5にかかる発明においては、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の移動体情報通信装置において、移動方向前方の所定距離内の他の移動体にかかる故障情報を取得して報知することができる。
本発明の実施例における移動体情報通信装置の構成ブロック図である。 送信側の移動体における移動体情報通信装置の処理フローチャートである。 受信側の移動体における移動体情報通信装置の処理フローチャートである。 受信側の移動体における移動体情報通信装置の報知部に表示される故障情報の表示例の説明図である。
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。但し、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための移動体情報通信装置を例示するものであって、本発明をこの移動体情報通信装置に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態の移動体情報通信装置にも等しく適応し得るものである。例えば、本発明にかかる移動体情報通信装置は、ナビゲーション装置に組み込まれた装置であってもよく、また、車両から取り外して持ち運びが可能な装置であってもよい。
図1は、本発明の実施例における移動体情報通信装置10の構成ブロック図である。移動体情報通信装置10は、制御部1と、表示部2と、操作部3と、現在位置検出部4と、地図情報記憶部5と、走行履歴記憶部6と、バッテリ7と、通信部8と、スピーカ9とを備えている。移動体情報通信装置10は、移動体、例えば、自動車等の車両に搭載される。
制御部1は移動体情報通信装置10全体を総括的に制御する制御手段である。制御部1はCPUとROMとRAM(いずれも不図示)とを含んでいる。ROMには制御部1が実行するプログラム、プログラムの実行に必要なパラメータやデータが記憶されている。CPUはROMに記憶されている各種プログラムを実行する。RAMは各種処理の過程で得られるデータや各種処理の結果得られるデータを一時的に格納する。これらCPU、RAM、ROM等は、バスを介して接続されている。なお、CPU、ROM及びRAMはこれらの一部または全部を1チップに集積化しても構わない。
表示部2は地図画面(目的地への経路、自車(移動体情報通信装置10が搭載された車両)の現在位置を示すマークなどを含む地図画像を表示する画面)やメニュー画面を表示するための表示手段である。表示部2はまた、他の車両に設置された移動体情報通信装置10から受信した情報を表示し、利用車に報知するための報知部として機能する。音声による報知を行う場合にはスピーカ9を報知部として機能させることもできる。
操作部3はユーザがメニューを操作したりするための入力操作手段である。なお、操作部3としては、移動体情報通信本体に各種のキーやボタンを設けてもよいし、表示部2にタッチパネル機能を付加してもよい。また、操作部3として移動体情報通信装置10本体
を遠隔操作するためのリモートコントローラを操作部3としていても構わない。
現在位置検出部4は自車の現在位置を検出するものであり、GPS受信機、自立航法手段、位置計算用CPU等を含んで構成される。自立航法手段は操角センサ、加速度センサ、距離センサや方位センサなどからなり、自車の走行距離と進行方向とをそれぞれ検出し、これらの値に基づいて現在位置を求める。また、GPS受信機は複数のGPS衛星から送られてくる電波をGPSアンテナで受信して3次元測位処理又は2次元測位処理を行って自車の絶対位置及び進行方向を計算する。ここで進行方向は現時点の自車位置と直前の自車位置とに基づいて計算される。なお、進行方向の検出方法は特に限定されず、例えばタイヤの回転方向から検出することとしてもよいし、方位センサを用いて検出してもよい。また、現在位置検出部4は、移動体情報通信装置10が搭載された自車の移動速度を検出してもよい。移動速度は車速センサや加速度センサの出力から算出してもよいし、GPS履歴間の走行距離とGPS受信時刻の差から算出してもよい。
地図情報記憶部5は移動体情報通信装置10によって参照される地図情報や、当該地図情報上の特定の地点がユーザの自宅の位置や会社の位置等であることなどが記憶されている。地図情報には、ネットワークデータ(ノードデータ、リンクデータ)が含まれていてもよい。地図情報記憶部5としてはNANDフラッシュやSDメモリカードなどを好適に用いることができる。地図情報記憶部5は移動体情報通信装置10に内蔵しても構わないし、移動体情報通信装置10に着脱可能な構成としても構わない。なお、地図情報には、地図画像が含まれていてもよいし、地図情報に含まれるネットワークデータ(ノードデータ、リンクデータ)に基づき地図画像を表示部2に描画してもよい。また、地図情報は予め地図情報記憶部5に記憶される以外にも、通信部8が路側機などから地図情報を受信し、受信された地図情報が地図情報記憶部5に記憶されてもよい。
ここで、地図情報はネットワークデータを含み、ネットワークデータは、道路をその屈曲点、分岐点等の結節点をノードとするノードデータと、それぞれのノード間を結ぶ経路をリンクとしたリンクデータから構成される。ノードデータは、ノード番号、ノードの位置座標(緯度・経度)、道路種別、交差点情報や交差点名称などを示す情報等のノード属性、さらに接続リンク本数、接続リンク番号のデータを含んで構成されてもよい。
また、リンクデータは、リンクの始点及び終点となるノード番号、道路種別(一般道路、高速道路)、距離及び/又は所要時間等を含むリンクコスト、国道○号線のような道路名称、進行方向のデータを含んで構成される。リンクデータは上記に加えて、リンク属性として橋、トンネル、踏切、料金所等のデータが付与される。
ネットワークデータには、道路のノードデータ・リンクデータが含まれる。後述する自車が現在走行している道路を特定する際には、制御部1が現在位置検出部4によって検出される自車の現在位置(進行方向や移動速度も加えてもよい)と地図情報とに基づき、マップマッチング処理を行うことで特定することができる。
なお、マップマッチング処理については、制御部1が行なってもよいが、現在位置検出部4が行なってもよい。すなわち、GPS受信機及び/又は自律航法手段を用いて検出した現在位置と地図情報とに基づき、マップマッチング処理を行い、マップマッチング処理を行なった現在位置を現在位置として制御部1へ出力してもよい。或いは、制御部1のマップマッチング処理までを含めて現在位置検出部4としてもよい。
走行履歴記憶部6は、移動体情報通信装置10が搭載された自車の走行履歴情報が記憶される。具体的には、現在位置検出部4によって検出される自車の現在位置と地図情報記憶部5に記憶されている地図情報に基づいて、所定時間毎、現在位置が検出される毎、或
いは所定距離毎に自車の走行位置に関する情報を自車の走行履歴情報として記憶する。自車の走行位置に関する情報(走行履歴情報)としては、日時(例えば、位置座標を記憶した日時)、各日時における現在位置を示す緯度X及び経度Zからなる位置座標(マップマッチング処理後の位置座標でもよい)、自車が走行している道路の道路名(国道○号線など)と、その道路における自車の現在位置から最も近い(最寄の)ノード番号が記憶される。
なお、走行履歴のデータ量が走行履歴記憶部6の容量を越える場合、制御部1は古いデータを消去して新しいデータを記憶させる。また、走行履歴記憶部6への記憶は、ユーザが操作部3を用いて記録指示を行ったときから記録停止の指示(電源オフでもよい)が行われるまでの間の車両情報及び地図情報に基づき生成してもよいし、移動体情報通信装置10の電源がオンされている場合は常に生成してもよい。また、走行履歴情報は、移動体情報通信装置20が生成せずとも、他の装置が生成した走行履歴情報を有線/無線通信などの種々の方法で取得し、走行履歴記憶部6に記憶してもよい。
バッテリ7は移動体情報通信装置10の携帯使用時における電源供給手段であり、リチウムイオン電池やニッケル水素電池などの二次電池を好適に用いることが可能である。もちろん、バッテリ7として、アルカリマンガン乾電池やマンガン乾電池などの一次電池を用いても構わないし、燃料電池を用いても構わない。
通信部8は移動体情報通信装置10と通信可能な他の通信装置(以下、「他の通信装置」という。)に情報を送信する送信部(図示せず)と他の通信装置から送信される情報を受信する受信部(図示せず)とを有する。通信方法は無線通信や赤外線通信などの非接触通信とすることが好ましい。他の通信装置としては他の車両(他の移動体)に搭載された移動体情報通信装置等の車載装置、路側機、歩行者が所持する携帯電話等の移動通信端末などを挙げることができる。
通信部8が他の通信装置(他の移動体に搭載された他の移動体情報通信装置)から受信する情報には他の車両(他の移動体)の車両情報などが含まれる。他の車両(他の移動体)の車両情報には、他の車両(他の移動体)の現在位置、移動速度や進行方向に関する情報が含まれている。
スピーカ9は各種情報を音声により報知する。報知方法は内容を理解することができる方法であれば特に制限されず、表示部2に所定の文字や画像等を表示することによって行ってもよく、或いは音声と表示を同時に行うこととしてもよい。説明の簡略化のためにスピーカ9と表示部2を別の構成として設けているが、報知方法が表示部2への所定の文字や画像等の表示を含む場合にはスピーカ9が表示部2に含まれる構成として設けてもよい。
次に、移動体情報通信装置10の動作について、図2〜図4を用いて説明する。図2は、送信側の移動体における移動体情報通信装置10の処理フローチャートである。図3は、受信側の移動体における移動体情報通信装置10の処理フローチャートである。
先ず、送信側の移動体情報通信装置10の処理について説明する。制御部1は、車両に備えられている各種センサ(図示せず)から車両の故障状態を検出するための車両情報を取得する(ステップS201)。車両情報としては、例えば、車両の走行速度、加速度、タイヤ空気圧、ラジエータの水温温度、エンジン回転数、ブレーキ液圧、排気ガス温度、前照灯点灯状態等の情報を挙げることができる。制御部1は、これらの車両情報に基づいて故障の検出を行う(ステップS202)。
故障が検出された場合(ステップS202のYES)、制御部1は、車両が高速道路を走行中であるか否かを判定する(ステップS203)。この場合、制御部1は、現在位置検出部4により検出した車両の現在位置と、地図情報記憶部5に記憶されている地図情報に含まれる道路種別の情報とに基づき、車両が高速道路を走行中であるか否かを判定することができる。
車両が高速道路を走行中であると判定された場合(ステップS203のYES)、制御部1は、車両の走行速度が、例えば、高速道路の下限走行速度(所定速度)以下であるか否かを判定する(ステップS204)。走行速度が当該高速道路の下限走行速度以下であると判定された場合(ステップS204のYES)、車両の走行状態が異常であると判断し、通信部7を介して車両の現在位置及び故障情報を他の車両に送信する(ステップS205)。
また、ステップS203において、高速道路を走行していないと判定された場合(ステップS203のNO)、制御部1は、車両の現在位置が駐車場内であるか否かを判定する(ステップS206)。この場合、制御部1は、車両の現在位置と、地図情報記憶部5に記憶されている地図情報に含まれる駐車場にかかる情報とに基づき、車両が駐車場内にいるか否かを判定することができる。なお、駐車場以外の駐車可能領域にいるか否かを判定してもよい。
車両の現在位置が駐車場ではなく、又は、駐車可能領域外の場所であると判定された場合(ステップS206のNO)、制御部1は、車両が停車中であるか否かを判定し、停車中である場合(ステップS207のYES)、車両の走行状態が異常であると判断し、通信部7を介して車両の現在位置及び故障情報を他の車両に送信する(ステップS205)。制御部1は、現在位置及び故障情報を送信した後、故障が修復されるまでステップS203からの処理を繰り返す(ステップS208のNO)。
一方、車両が高速道路を走行中であるが(ステップS203のYES)、高速道路の下限走行速度以上で走行している場合(ステップS204のNO)、車両が駐車場若しくは駐車可能領域にいる場合(ステップS206のYES)、又は、車両が高速道路ではない通常の道路を停車せずに走行している場合(ステップS207のNO)、故障情報を他の車両に送信せず、ステップS203からの処理を繰り返す。
車両の故障が修復されると(ステップS208のYES)、制御部1は、現在位置及び故障情報の送信を停止し(ステップS209)、処理が終了する。
このように、送信側の車両では、車両情報に基づいて故障が検出された場合において、高速道路を低速で走行し、又は、駐車可能領域外で停車しているとき、後続車が追突する危険性があると判断して、故障情報を他の車両に送信する。また、故障は検出されているが、他の車両の走行に影響を与える状態ではないと判断すると、故障情報の送信を行わない。従って、送信側の車両は、他の車両に影響を与えるおそれのある故障情報のみを送信することができる。
次に、受信側の移動体情報通信装置10の処理について説明する。通信部7は、他車の現在位置及び故障情報を受信すると(ステップS301)、これらの情報を制御部1に送信する。制御部1は、取得した他車の現在位置と、現在位置検出部4により検出した自車の現在位置とを比較し、故障車である他車が自車の走行方向の前方にいるか否かを判定する(ステップS302)。なお、自車の走行方向は、現時点の自車位置と直前の自車位置とに基づいて計算することができる。
故障車である他車が自車の前方にいると判定された場合(ステップS302のYES)、他車の現在位置と自車の現在位置との距離を算出する(ステップS303)。そして、この距離が所定距離以内である場合(ステップS304のYES)、制御部1は、自車の前方の近くに故障車がいることを報知する(ステップS305)。この場合、表示部2又は報知部8は、例えば、図4に示すように、「故障車注意!! 250m前方」といった表示を行うとともに、必要に応じて警告音を出力することで、運転者に注意を促す。
一方、故障車である他車と自車との距離が所定距離以上離れている場合(ステップS304のNO)、故障車に接触する等の危険はないものと判断し、故障車有りの報知を行わないで処理を終了する。
次いで、制御部1は故障情報の受信を継続しているか否かを判定する(ステップS306)。故障情報の受信を継続している場合(ステップS306のYES)にはステップS302の処理に戻る。
一方、故障情報の受信を継続していない場合(ステップS306のNO)には、故障していた他の車両において故障修復が行われるなどして故障状態が解消されたものであるから、ステップS305の処理で報知された故障情報の表示を終了し(ステップS307)、処理を終了する。
このように、受信側の車両は、報知内容に従って、自車の前方の所定距離内に故障車があることを十分に認識できるため、故障車に接触する等の事態を未然に回避することができる。また、送信側の車両からは、危険性の高い故障状態の場合にのみ故障情報が送信されるため、故障車の存在の報知が頻繁になされることによる煩わしさは生じない。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変更することが可能である。
例えば、単に故障車があることを報知するだけでなく、他の車両に送信する故障情報に故障個所に関する詳細な情報を付加し、その詳細情報を表示部2又は報知部8で報知するようにしてもよい。
1・・・制御部
2・・・表示部(報知部)
3・・・操作部
4・・・現在位置検出部
5・・・地図情報記憶部
6・・・走行履歴記憶部
7・・・バッテリ
8・・・通信部
9・・・スピーカ(報知部)
10・・移動体情報通信装置

Claims (5)

  1. 移動体に搭載され、他の移動体との間で情報を送受信する移動体情報通信装置において、
    前記移動体の現在位置を検出する現在位置検出部と、
    前記移動体の前記現在位置を含む故障情報を前記他の移動体に送信し、前記他の移動体の現在位置を含む故障情報を受信する通信部と、
    受信した前記他の移動体の前記故障情報を報知する報知部と、
    前記移動体の故障を検出した場合に前記通信部を制御して前記現在位置及び前記故障情報を前記他の移動体に送信し、前記通信部が前記他の移動体の前記現在位置及び前記故障情報を受信した場合に前記報知部を制御して前記故障情報の報知を行う制御部と、
    を備えることを特徴とする移動体情報通信装置。
  2. 地図情報を記憶する地図情報記憶部を備え、
    前記制御部は、現在位置にかかる前記地図情報に基づき、前記故障情報を前記他の移動体に送信するか否かを判定することを特徴とする請求項1記載の移動体情報通信装置。
  3. 前記制御部は、前記地図情報に基づく前記現在位置が高速道路であり、前記移動体の走行速度が所定速度以下である場合、前記故障情報を前記他の移動体に送信すると判定することを特徴とする請求項2記載の移動体情報通信装置。
  4. 前記制御部は、前記地図情報に基づく前記現在位置が駐車可能領域外であり、前記移動体が停車している場合、前記故障情報を前記他の移動体に送信すると判定することを特徴とする請求項2記載の移動体情報通信装置。
  5. 前記制御部は、前記故障情報を送信した前記他の移動体の前記現在位置が、前記故障情報を受信した前記移動体の移動方向前方の所定距離内である場合、前記他の移動体までの距離とともに前記故障情報を前記報知部に報知する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の移動体情報通信装置。
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