JP2014061138A - 浴室構造およびこの浴室構造に用いる浴槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】介護者および被介護者に負担を掛けずに入浴した被介護者を浴槽からの引き上げ介助することができる介助方法およびこの介助方法に適した浴槽を提供することを目的としている。
【解決手段】浴槽本体2とこの浴槽本体2の上縁から外側に張り出すように設けられた框部3と、浴槽本体が底面20から段状に高くなった腰掛け部21とを備える浴槽1を、腰掛け部に座った被介護者の背面側の浴槽端縁と、浴室内壁面との間に介護者が入り込む介護スペースを形成するように浴室1内に配置し、介護スペースに居る介護者が、腰掛け部21を背にして入浴した被介護者7を底面20から腰掛け部21に腰掛けるように引き上げる第1引き上げ動作と、腰掛け部21に腰掛けた被介護者7をさらに腰掛け部近傍の框部3に腰掛けるように引き上げる第2引き上げ動作とを行えるようにした。
【選択図】 図12

Description

本発明は、入浴した被介護者の浴槽からの引き上げ介助を容易にする浴室構造およびこの浴室構造に使用する浴槽に関する。
足腰の弱い老人や立位保持が難しい肢体不自由者が介護者に介護されながら入浴しやすいように、浴槽の框部と浴室壁面との間にバスボードを掛け渡す、あるいは、脚部を備えた床机状のバスボードを浴槽に隣接配置した浴室構造が既に提案されている(特許文献1〜4)。
すなわち、上記浴槽構造は、被介護者を幅の広いバスボード上に、一旦腰掛けさせて安定した姿勢としたのち、框部を越えて浴槽本体内あるいは洗い場側に被介護者の足が臨むように姿勢を変えるようにして、介護者が被介護者を浴槽に安全に出入りさせることができるようにしている。
特開2002-263024号公報 特開2004-173703号公報 特開2010-268890号公報 特開2011-019931号公報
上記浴槽構造においては、上記したように被介護者をバスボード上に一旦腰掛けさせるようにしたので、被介護者を安全に浴槽に出入りさせることができる。
一方、洗い場側に居る介護者が、入浴中の被介護者を浴槽外に出す際には、洗い場側から介護者が、被介護者の背中側からわきの下に手を入れて一旦框部上に腰掛けるように引き上げるのが一般的である。
しかしながら、従来のユニットバスにおいては、浴槽の長手側の一方の側縁を浴室内壁の短手側の壁面に沿って設けるとともに、浴槽の長手方向の端縁と浴室の短手方向の内壁との間にバスボードを配置している。
また、従来のユニットバスにおいては、介護者が浴槽外から被介護者の介護を行う場合、浴槽の洗い場側からのみしか介護スペースがない。
しかも、被介護者は、通常、浴槽の長手方向の一方の壁面に設けられた背受け部を背に入浴している。
したがって、上記従来のユニットバスにおいては、入浴中の被介護者を浴槽外に出す際には、介護者が、洗い場側から被介護者の背中側からわきの下に手を入れて一旦框部上に腰掛けるように引き上げなければならないが、側方からの作業を行わなければならず、介護者にとって、負担が大きい。しかも、跨ぎ込み高さを低くするために、浴槽本体が洗い場床よりも落としこまれたものにおいては、介護者が中腰の姿勢などさらに不安定な姿勢で行わなければならず、介護者に負担が大きい。
本発明は、上記事情に鑑みて、介護者および被介護者に負担を掛けずに入浴した被介護者を浴槽からの引き上げ介助することができる浴室構造およびこの浴室構造に用いる浴槽を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明にかかる浴室構造(以下、「本発明の浴室構造」と記す)は、浴槽本体とこの浴槽本体の上縁から外側に張り出すように設けられた框部と、浴槽本体が底面から段状に高くなった腰掛け部とを備える浴槽を、介護者が、前記腰掛け部を背にして入浴した被介護者を前記底面から腰掛け部に腰掛けるように引き上げる第1引き上げ動作と、前記腰掛け部に腰掛けた被介護者をさらに腰掛け部近傍の框部に腰掛けるように引き上げる第2引き上げ動作とを行うことが可能に、少なくとも前記腰掛け部に座った被介護者の背面側の浴槽端縁と、浴室内壁面との間に、介護者が入り込む介護スペースを形成するように配置したことを特徴としている。
なお、上記介護スペースの幅(浴槽端縁と浴室内壁面までの距離)は、介護人が入って介助作業が可能であれば特に限定されないが、50cm以上が好ましい。
本発明の浴槽は、框部の腰掛け部側部分の少なくとも腰掛け部の幅方向両側部分が框部の他の部分より外側に張り出す幅広に形成されていることを特徴としている。
また、上記浴槽において、框部の幅広部を含む腰掛け部側部分の外縁が腰掛け部の幅方向の中心から幅方向の両側に向かって、外側に凸となる湾曲形状をしている構成や 腰掛け部に着脱自在に嵌り込み、嵌り込み状態で上面が周囲の幅広部とほぼ面一となり、框面の一部を形成するとともに、側面が入浴者の背中を受ける背凭れ部となる蓋部材を備えている構成を採用することが好ましい。
また、本発明の浴槽は、腰掛け部に着脱自在に嵌り込み、嵌り込み状態で上面が周囲の幅広部とほぼ面一となり、框面の一部を形成するとともに、側面が入浴者の背中を受ける背凭れ部となる蓋部材を備えていることを特徴としている。
本発明の浴室構造は、以上のように、浴槽本体とこの浴槽本体の上縁から外側に張り出すように設けられた框部と、浴槽本体が底面から段状に高くなった腰掛け部とを備える浴槽を、介護者が、前記腰掛け部を背にして入浴した被介護者を前記底面から腰掛け部に腰掛けるように引き上げる第1引き上げ動作と、前記腰掛け部に腰掛けた被介護者をさらに腰掛け部近傍の框部に腰掛けるように引き上げる第2引き上げ動作とを行うことが可能に、少なくとも前記腰掛け部に座った被介護者の背面側の浴槽端縁と、浴室内壁面との間に、介護者が入り込む介護スペースを形成するように配置したので、介護者および被介護者に負担を掛けずに入浴した被介護者を浴槽からの引き上げ介助することができる。
すなわち、まず、介護者は、介護スペースに入り、被介護者を浴槽本体内に設けられた腰掛け部に腰掛けるように第1引き上げ動作を行うが、このとき、入浴状態の被介護者の体は、ほぼ胸から下側下半身が湯に浸かっているため、湯によって大きな浮力を受けている。したがって、介護者は、大きな力を使わずとも容易に被介護者を腰掛け部に掛けさせることができる。そして、第2引き上げ動作によって、腰掛け部に腰掛けて、腰の位置が高くなった被介護者を框部まで引き上げて腰掛けるようにするため、介護者も腰の位置を高くして引き上げることができるようになり、少ない負担で引き上げることができる。しかも、被介護者も腰の位置が足先より高くなっているので、浴槽底面に足の力を加えやすくなり、さらに被介護者の負担を軽減させることができる。
さらに、腰掛け部に座った被介護者の背面側の浴槽端縁と、浴室内壁面との間に、介護スペースが設けられ、介護者がこの介護スペースに体を入れて入浴中の被介護者の背中方向から介護作業を行うことができるので、介護作業性が向上する。
一方、本発明の浴槽は、框部の腰掛け部側部分の少なくとも腰掛け部の幅方向両側部分が框部の他の部分より外側に張り出す幅広に形成されているので、浴槽の長手方向の寸法を大きくすることなく、入浴時および引き上げ動作時に被介護者を安定した姿勢で框部に腰掛けさせることができる。
また、上記本発明の浴槽は、框部の幅広部を含む腰掛け部側部分の外縁が、浴槽の長軸に対して線対称の外側に凸となる湾曲形状をしている構成とすれば、幅方向にも大きく張り出すことを押さえるとともに、被介護者を引き上げる際の腰掛け部の後方からあるいは斜め後方からの距離もほぼ同じにすることができ、介護者の作業性がよくなる。
上記本発明の浴槽は、腰掛け部に着脱自在に嵌り込み、嵌り込み状態で上面が周囲の幅広部とほぼ面一となり、框面の一部を形成するとともに、側面が入浴者の背中を受ける背凭れ部となる蓋部材を備えている構成とすれば、框形成部材を腰掛け部に嵌め込んでおくと、入浴時、車椅子から框面に被介護者を腰掛けさせる際に乗り移らせやすく、安全である。
本発明にかかる浴槽の1つの実施の形態をあらわす平面図である。 図1の浴槽の側面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 図1の浴槽を設置した浴室内部を上面から見た斜視図である。 被介護者が浴槽内へ入浴直前の框部への腰掛け状態をあらわす平面図である。 被介護者の入浴状態を示す平面図である。 被介護者の入浴状態を示す側面図である。 入浴状態の被介護者を引き上げる方向を説明する平面図である。 第1引き上げ動作完了時の被介護者の姿勢を示す平面図である。 第1引き上げ動作完了時の被介護者の姿勢を示す側面図である。 第2引き上げ動作完了時の被介護者の姿勢を示す平面図である。 第2引き上げ動作完了時の被介護者の姿勢を示す側面図である。
以下に、本発明を、その実施の形態をあらわす図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1〜図6は、本発明の浴室構造に用いるのに好適な浴槽の1つの実施の形態をあらわしている。
図1、図3、図4に示すように、この浴槽1は、例えば、繊維強化不飽和ポリエステルから形成されていて、浴槽本体2と、框部本体3と、腰掛け部21の蓋部材4とを備えている。
浴槽本体2は、長手方向の一側に腰掛け部21が凹設されている。
腰掛け部21の腰掛面は、浴槽底面20から10〜20cmの高さに形成されていて、その幅方向の寸法が38〜50cmである。
また、腰掛け部21の上端には框部本体3の上面より段状に落ち込む蓋部材受部21aが形成されている。
蓋部材受部21aは、後で詳述する蓋部材4の周縁を受けて、框形成部41の上面を周囲の框部本体3の框面とほぼ面一となるように、すなわち、框形成部41の上面が框面に一部を形成するように框形成部41の厚み分框部本体3の上面から一段低くなっている。
また、浴槽本体2の長手方向に平行な両側面には、図2、図4〜図6に示すように、框部本体3の下端に沿って入浴者が体を支える把手用凹溝22が形成されている。
框部本体3は、浴槽本体2の上端から外側に張り出すように設けられていて、浴槽本体2の腰掛け部側(長手方向の一側)に腰掛け部21を両側から挟さむように幅広部31、31が設けられている。
すなわち、幅広部31は、框部本体3の外縁が、浴槽の長軸に対して線対称の外側に凸となる湾曲形状に設けられ、浴槽1は浴槽本体2の長手方向一側が平面視できのこの傘状をしている。
なお、幅広部の大きさは、被介護者が安定して腰掛けることができれば、特に限定されないが、座骨結節の2点が載るサイズ(直径14〜20cmの円形に近いサイズ)が好ましい。
したがって、図11に示すように、腰掛け部21の背後方向(図11のY方向)あるいは斜め後ろ方向(図11のX方向あるいはZ方向)のいずれかに介護者が位置しても腰掛け部21を背にして入浴中の被介護者7までの距離があまり変わらないように形成されている。
蓋部材4は、図3に示すように、断面略逆L字形をしていて、框形成部41と、背凭れ部42とを備えている。
そして、蓋部材4は、上述のように、蓋部材受部21aにその周縁が受けられるとともに、背凭れ部42の周縁が浴槽本体2の内壁面と面一となるように腰掛け部21にはまり込むように形成されている。
また、背凭れ部42は、図1、図3、図4、図6に示すように、蓋部材4を取り外す場合の把手部となる長孔42aが穿設されている。
そして、この浴槽1は、例えば、図7に示すように、浴槽1の腰掛け部21が設けられた側を浴室6の洗い場62側に向け、他側を浴槽パン61側の浴室6の内壁面60に沿うように設置され、浴槽1の腰掛け部21に腰掛けた被介護者7の背面後方および幅方向両側に介護スペースが形成されるように設置される。
なお、図7中、63は、位置や方向を変更可能に内壁面60に取り付けられる手摺部材である。
そして、図7に示すように、浴室6内に配置された浴槽1は、以下に図8〜図15を用いて説明するように、足腰の弱い老人や身体障害者などの被介護者7の入浴介護に好適に用いられる。
まず、被介護者7を入浴させる場合には、図1に示すように、蓋部材4を腰掛け部21を塞ぐようにセットした状態で、車椅子等によって浴室6内に運び入れた被介護者7を介護者(図示せず)が介助しながら、幅広部31に腰掛けさせたのち、上半身を片手で支えながら、両足を持ち上げて上半身を幅広部31上で回転させながらを両足を浴槽本体2内に臨ませ、図8に示すように、必要に応じて被介護者7を框形成部41に腰掛けるように移動させる。
つぎに、介護者が被介護者7の上半身を支えながら、被介護者7を浴槽本体2方向に移動させて、図9および図10に示すように、被介護者7を浴槽本体2内に入浴させる。
なお、入浴状態においては、浴槽1が把手用凹溝22を備えているため、入浴した被介護者7は、この把手用凹溝22に手先を入れて掴むことによって安定した入浴状態を維持できる。
一方、入浴が終わる、あるいは、体の洗浄や洗髪をするため一旦浴槽1外にでる場合、図11に示すように、腰掛け部21にはめ込んだ蓋部材4を取り外し、腰掛け部21を浴槽本体2内に露出させたのち、介護者が矢印X,Y、Zのいずれかの方向から、被介護者7の背面側から両脇に手を差し入れ、図12および図13に示すように、被介護者7の腰を腰掛け部21に腰掛けさせる第1引き上げ動作を行う。
第1引き上げ動作では、被介護者7のほぼ胸から下側が湯に浸かっているので、被介護者7には、大きな浮力がかかっている。したがって、介護者は、中腰など不自然な姿勢でもあまり負荷を感じることなく、被介護者7を腰掛け部21まで引き上げることができる。
第1引き上げ動作完了後、さらに、図14および図15に示すように、被介護者7の腰を幅広部31に腰掛けさせる第2引き上げ動作を行う。
第2引き上げ動作では、被介護者7の腰の位置が浴槽底面より高い腰掛け部21上にあるため、被介護者7の上半身も入浴状態よりは高くなっている。したがって、介護者も腰の位置を高くして引き上げることができるようになり、少ない負担で引き上げることができる。しかも、被介護者も腰の位置が足先より高くなっているので、浴槽底面に足の力を加えやすくなり、さらに被介護者の負担を軽減させることができる。
以上のように、本発明の浴室構造によれば、介助スペースが設けられているので、介護者が、前記腰掛け部を背にして入浴した被介護者を前記底面から腰掛け部に腰掛けるように引き上げる第1引き上げ動作と、前記腰掛け部に腰掛けた被介護者をさらに腰掛け部近傍の框部に腰掛けるように引き上げる第2引き上げ動作とを容易に行うことが可能になる。すなわち、第1引き上げ動作で、まず、浮力を利用して浴槽底面20より高い位置である腰掛け部21まで被介護者7を引き上げ、介護者が楽な姿勢になったのち、第2引き上げ動作を実施して被介護者を框面に腰掛けるようにできるので、介護者が無理な姿勢で大きな力を一気に加えることがなくなり、介護者への負担が軽減できるともに、介護者がバランスを崩したりすることが少なくなるため、結果として被介護者の安全性が高まる。
また、浴槽1は、框部3に幅広部31を備えているので、浴槽に隣接してバスボード等を別途設置する必要がない。
しかも、浴槽に隣接してバスボードを設置した場合、皮膚の弱い老人などは、バスボードに車椅子から乗り移る際、また、バスボードから浴槽の框部を介して入浴する場合に、バスボードと車椅子との隙間あるいはバスボードと框部との隙間で皮膚を挟みこんだりすることがあるが、そのような問題を軽減できる。
また、浴槽1は、幅広部31が、框部本体3の外縁が腰掛け部21の幅方向の中心から幅方向の両側に向かって、外側に凸となる湾曲形状に設けられ、腰掛け部21の背後方向(図11のY方向)あるいは斜め後ろ方向(図11のX方向あるいはZ方向)のいずれかに介護者が位置しても腰掛け部21を背にして入浴中の被介護者7までの距離があまり変わらないように形成されているので、介護者にとって作業性がよい。
上記の実施の形態では、浴槽を、浴槽の腰掛け部側および短手方向両側に介護スペースを設けるように浴室内に設置していたが、腰掛け部側に介護スペースを確保できれば、どのような配置でも構わない。
また、浴槽を浴室内でスライド可能に設けるようにしても構わない。
上記の実施の形態では、框形成部材を入浴時にセットしておくようにしていたが、入浴後に背凭れのみの目的で浴槽本体にセットしても構わない。
上記の実施の形態では、腰掛け部の幅方向の両側に幅広部が設けられていたが、片側でも構わない。
上記の実施の形態では、浴槽の腰掛け部側および浴槽の幅方向両側に介護スペースが設けられていたが、浴槽の腰掛け部側と、浴槽の幅方向片側に介護スペースが設けられていても構わない。
1 浴槽
2 浴槽本体
21 腰掛け部
21a 蓋部材受部
22 把手用凹溝
3 框部本体
31 幅広部
4 蓋部材
41 框形成部
42 背凭れ部
42a 長孔
6 浴室
61 洗い場
62 浴槽パン
63 内壁面
7 被介護者

Claims (5)

  1. 浴槽本体とこの浴槽本体の上縁から外側に張り出すように設けられた框部と、浴槽本体が底面から段状に高くなった腰掛け部とを備える浴槽を、
    介護者が、前記腰掛け部を背にして入浴した被介護者を前記底面から腰掛け部に腰掛けるように引き上げる第1引き上げ動作と、
    前記腰掛け部に腰掛けた被介護者をさらに腰掛け部近傍の框部に腰掛けるように引き上げる第2引き上げ動作とを行うことが可能に、
    少なくとも前記腰掛け部に座った被介護者の背面側の浴槽端縁と、浴室内壁面との間に、介護者が入り込む介護スペースを形成するように配置したことを特徴とする浴室構造。
  2. 請求項1に記載の浴室構造に使用する浴槽であって、框部の腰掛け部側部分の少なくとも腰掛け部の幅方向両側部分が框部の他の部分より外側に張り出す幅広に形成されていることを特徴とする浴槽。
  3. 框部の幅広部を含む腰掛け部側部分の外縁が、浴槽の長軸に対して線対称の外側に凸となる湾曲形状をしている請求項2に記載の浴槽。
  4. 腰掛け部に着脱自在に嵌り込み、嵌り込み状態で上面が周囲の幅広部とほぼ面一となり、框面の一部を形成するとともに、側面が入浴者の背中を受ける背凭れ部となる蓋部材を備えている請求項2または請求項3に記載の浴槽。
  5. 請求項1に記載の浴室構造に使用する浴槽であって、腰掛け部に着脱自在に嵌り込み、嵌り込み状態で上面が周囲の幅広部とほぼ面一となり、框面の一部を形成するとともに、側面が入浴者の背中を受ける背凭れ部となる蓋部材を備えていることを特徴とする浴槽。
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