JP2014035293A - 放射線検出器及びx線ct装置 - Google Patents

放射線検出器及びx線ct装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リジッドプリント基板の上に、多数のフォトダイオードが作り込まれた半導体基板を搭載した構造でありながら、フォトダイオードの出力信号を容易に外部に引き出し可能な構造を提供する。
【解決方法】リジッドプリント基板11上に半導体基板12を搭載し、半導体基板12の上にシンチレータを搭載し、リジッドプリント基板11の下にフレキシブル基板22を配置した構成とする。半導体基板12には、2次元方向に配列された複数のフォトダイオードと、配線によってフォトダイオードに接続された複数の半導体基板側ボンディングパッドを形成する。複数の半導体基板側ボンディングパッドはそれぞれ、複数のプリント基板側ボンディングパッドとボンディングワイヤ13により接続する。リジッドプリント基板11の下面は、はんだバンプによりフレキシブル基板と接続する。
【選択図】図3

Description

本発明はX線、γ線などを検出する放射線検出器、特にX線CT装置などの医用画像診断装置に好適な放射線検出器に関する。また本発明は、放射線検出器を用いた医用画像診断装置に関する。
X線CT装置の放射線検出器は、セラミックシンチレータなどの蛍光体素子とフォトダイオード素子を組み合わせた間接変換型検出器が現在の主流である。例えば、特許文献1に開示されているように、二次元アレイ状のシンチレータ素子の下に、二次元アレイ状のフォトダイオード素子を配置した検出素子モジュールを、X線管の焦点を中心とした円弧状に複数個並べた構造が多く採用されている。複数の検出素子モジュールを円弧状に並べる際には、特許文献1の図2および図6のように、隣接する検出素子モジュールのフォトダイオード素子が隙間なく配列するように、高精度に位置合わせされている。X線管から出射され、被検者を透過したX線は、シンチレータ素子に入射し、光に変換され、フォトダイオード素子により電流信号に変換される。これによりX線強度に応じた電流信号が出力される。出力電流信号は、AD変換回路基板にてディジタル信号に変換された後、画像処理装置へ伝送され、CT画像が作成される。
検出素子モジュールのフォトダイオード素子は、1枚のシリコン基板上に複数のフォトダイオードを二次元アレイ状に配列して作り込んだ構成であり、リジッドプリント配線板の上に搭載される。フォトダイオード素子の各フォトダイオードの信号線は、シリコン基板の端部に接続されたボンディングワイヤにより、リジッドプリント配線板の配線に接続される(特許文献2の図2)。
しかしながら、ボンディングワイヤを用いる構造は、シリコン基板上に配置可能な信号線の本数によって、配列可能なフォトダイオードの数が制限される。そこで、シリコン基板上のフォトダイオードごとに、シリコン基板を厚み方向に貫通する貫通配線を設け、シリコン基板の裏面に配置したバンプを介して、リジッドプリント配線板の配線に接続する貫通配線構造(特許文献2の図4)や、フォトダイオードが形成された面の背面側から光を入射させ、フォトダイオードが形成された面に配置したバンプを介してリジッドプリント配線板に接続するバックリット構造(特許文献3の図5)などのフリップチップ実装構造も用いられる。このフリップチップ実装構造により、原理的にはシリコン基板に配列可能なフォトダイオード数に制限がなくなり、無限に大きな検出素子モジュールを製造することが出来る。一般に、64スライスや128スライス等のように16スライスよりも多いスライス数のX線CT装置では、シリコン基板を貫通する配線とバンプを用いて信号線を接続する構造が採用される。
特開2004−8406号公報 特開2003−66149号公報 特開2006−29839号公報
しかしながら、貫通配線構造やバックリット構造などのフリップチップ実装構造は、リジッドプリント配線板の上面に極めて高い平面度が必要である。その理由は、シリコン基板の裏面のバンプは、オーミックコンタクトをとるために金バンプを使用する必要があり、現在の金ワイヤから金バンプを形成する技術では、金バンプの直径を50μm程度よりも大きくすることが難しいためである。このため、リジットプリント配線板は、上面の平面度(凹凸、うねり)が50μm以下という極めて高い精度に形成しなければ、金バンプによる接続を実現することができない。また、はんだバンプを用いるとバンプ高さを高くすることは可能だが、鉛フリーはんだに対するUBM(アンダーバンプメタライゼーション)の接続信頼性が低いため、実用化は困難である。
リジッドプリント配線板の上面を高い平面度にするには、リジッドプリント配線板として研磨加工が可能なセラミック基板を用い、研磨加工により上面の平面度を50μm以下にする必要がある。しかし、リジッドプリント配線板に研磨加工を施して、極めて高い平面度にする工程は、時間がかかるとともに、製造工程を複雑にする。また、製造歩留まりが低下する原因になる。これらの理由により、製造コストも上昇する。
さらに、数百個のフォトダイオードが作り込まれたシリコン基板の裏面の、直径の50μm以下の数百個の金バンプを、リジッドプリント配線板の上面の数百個のバンプ接続領域にそれぞれ位置合わせして接続するのは、非常に高い技術を必要とする。このため、高価な高精度実装装置等が必要であるとともに、製造歩留まりが低下する要因となる。
本発明の目的は、上記課題を解決するため、リジッドプリント基板の上に、多数のフォトダイオードが作り込まれた半導体基板を搭載した構造でありながら、フォトダイオードの出力信号を容易に外部に引き出し可能な構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明では、リジッドプリント基板上に半導体基板を搭載し、半導体基板の上にシンチレータを搭載し、リジッドプリント基板の下にフレキシブル基板を配置した構成とする。半導体基板には、2次元方向に配列された複数のフォトダイオードと、配線によってフォトダイオードに接続された複数の半導体基板側ボンディングパッドを形成する。複数の半導体基板側ボンディングパッドはそれぞれ、複数のプリント基板側ボンディングパッドにボンディングワイヤにより接続される。リジッドプリント基板の下面は、はんだバンプによりフレキシブル基板に接続される。
本発明では、ボンディングワイヤとはんだバンプにより、半導体基板のフォトダイオードの出力信号を、フレキシブル基板に受け渡すことができる。はんだバンプの径は数百ミクロンに容易に形成できるため、リジッドプリント基板に高精度な平面度を要求しない。また、ワイヤボンディングも高精度な平面度を要求せず、しかも、金ワイヤを用いることにより、オーミックコンタクトを実現できる。よって、リジッドプリント基板の上に、多数のフォトダイオードが作り込まれた半導体基板を搭載した構造でありながら、フォトダイオードの出力信号を容易に外部に引き出し可能な構造を提供できる。
第1の実施形態の放射線検出器の斜視図。 第1の実施形態の放射線検出モジュールの側面図。 第1の実施形態の放射線検出モジュール(シンチレータを取り外した状態)の斜視図。 図3の放射線検出モジュールの上面図。 図3の放射線検出モジュールのボンディングパッドの上面図。 図3の放射線検出モジュールのリジッドプリント基板11の下面図。 図3の放射線検出モジュールをチャンネル方向に円弧状に複数並べた状態を示す上面図。 リジッドプリント基板11のyz断面の配線74の一部を模式的に示す説明図。 リジッドプリント基板11のzx断面の配線74を模式的に示す説明図。 (a)図2の拡大図、(b)フレキシブル基板22を屈曲させていない状態の屈曲領域22bの構造を示す断面図。 図3の放射線検出モジュールの別の配列のボンディングパッドの上面図。 図3の放射線検出モジュールのフレキシブル基板22の配線の一部の上面図。 第2の実施形態のリジッドプリント基板11のzx断面の配線74を模式的に示す説明図。 第2の実施形態の放射線検出モジュールのリジッドプリント基板11の下面図。 第3の実施形態のX線CT装置の全体構成を示すブロック図。
(第1の実施形態)
第1の実施形態として、本発明の放射線検出器の一例について説明する。
図1は、放射線検出器の斜視図であり、図2は、放射線検出器を構成する放射線検出モジュール10の側面図である。図3は、シンチレータ21を取り外した放射線検出モジュール10の斜視図であり、図4は、図3の放射線検出モジュール10の上面図である。
図1の放射線検出器を構成する放射線検出モジュール10は、図2のように、リジッドプリント基板11と、リジッドプリント基板11の上に搭載された半導体基板12と、半導体基板12の上に搭載されたシンチレータ21と、リジッドプリント基板11の下に配置されたフレキシブル基板22とを備えて構成されている。
図4のように、半導体基板12には、チャンネル方向(x方向)とスライス方向(y方向)の2次元方向に配列された複数のフォトダイオード41が作り込まれている。シンチレータ21は、フォトダイオード41の配列に対応する配列の溝により2次元に分割されている。溝の内壁には光反射膜が配置されている。
半導体基板12の上面には、半導体基板12のチャンネル方向の2辺42,43に沿って、半導体基板側ボンディングパッド領域44,45が設けられている。これら領域44、45内には、図5のように、複数の半導体基板側ボンディングパッド52a,52b,52cが配置されている。半導体基板側ボンディングパッド52a,52b,52cの数は、フォトダイオード31の数と同数である。また、半導体基板12には、複数のフォトダイオード31の電極と、半導体基板側ボンディングパッド52a,52b,52cとを接続する配線(図示せず)が備えられている。
リジッドプリント基板11の上面には、図5のように、複数のプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fが配置されている。プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fの数は、半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cと同数である。また、リジッドプリント基板11の下面には、図6のように、複数のバンプ接続パッド111が配列されている。バンプ接続パッド111は、プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fと同数である。リジッドプリント基板11内には、上面の複数のプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fと下面の複数のバンプ接続パッド111とを接続する複数の配線が備えられている。
一方、フレキシブル基板22は、複数の配線を備えている。
複数の半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cは、複数のプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fに、ボンディングワイヤ13でそれぞれ接続されている。一方、リジッドプリント基板11の下面のバンプ接続パッド111は、フレキシブル基板22の複数の配線に、はんだバンプ23によりそれぞれ接続されている。
このような構成の放射線検出モジュールにおいて、シンチレータ21の上方から放射線(例えばX線)が入射すると、シンチレータ21は放射線によって励起され、光(可視光)を発する。半導体基板12のフォトダイオード41は、シンチレータ21が発した光強度に応じた強度のアナログ電気信号を出力する。フォトダイオード41の出力した電気信号は、半導体基板12内の配線を通って、チャンネル方向の2辺42,43に沿って配置された半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cに達し、ボンディングワイヤ13により、リジッドプリント基板11の上面のプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fに受け渡される。
プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fに達した電気信号は、リジッドプリント基板11内の配線を通って、下面のバンプ接続パッド111に到達し、はんだバンプ23によって、フレキシブル基板22に受け渡される。電気信号は、フレキシブル基板22の配線により所望の位置まで引き回され、図2のようにプリント基板11の下部でコネクタ24により取り出すことができる。取り出された電気信号は、図示しない回路へ伝送された後ディジタル信号に変換され、画像再構成処理を施され、CT画像が生成される。
このように、第1の実施形態では、半導体基板12をボンディングワイヤ13によりリジッドプリント基板11に電気的に接続し、リジッドプリント基板11の裏面をはんだバンプ23によりフレキシブル基板に電気的に接続する構成である。これにより、多数のフォトダイオード41をチャンネル方向およびスライス方向の2次元に配列した構造でありながら、フォトダイオード41の出力電気信号を、従来のように金バンプを用いることなく、ボンディングワイヤ13で半導体基板12の対向する2辺から取り出し、はんだバンプ23でフレキシブル基板22まで引き出すことができる。
ボンディングワイヤ13は、多数のパッド同士を接続しても、金バンプのように高い平面度を必要としない。また、ワイヤボンディングは、半導体基板12とリジッドプリント基板11の上面のボンディングパッド同士を接続するため、接続位置を容易に確認することができ、半導体基板12の裏面の金バンプをプリント基板と接続する場合と比較して、容易に高精度に接続できる。しかも、ボンディングワイヤ13として金ワイヤを用いることにより、金バンプと同様に、半導体基板12に対してオーミックコンタクトをとることができる。
また、はんだバンプ23は、直径50μm程度以下にしか形成できない金バンプと比較して、ひと桁大きな直径(例えば200〜500μm)に印刷技術等を用いて容易に形成することができる。このため、リジッドプリント基板11とフレキシブル基板22との接続に必要な平面度(凹凸やうねり)は、金バンプの場合が50μm以下の極めて高い平面度であるのに対して、はんだバンプ23を用いることにより、数百μm以下(例えば500μm以下)までひと桁以上大きくすることができる。
したがって、半導体基板12を搭載するリジッドプリント基板11の表面に、金バンプを用いる場合のように研磨加工を施す必要がなく、製造工程を簡略化することができるとともに、製造歩留まりを向上させることができる。また、研磨加工を施す必要がないため、リジッドプリント基板11として、絶縁材料が樹脂のプリント基板を用いることができる。また、リジッドプリント基板11とフレキシブル基板22との接続工程もバンプが大きいため、位置合わせ等が容易になり、金バンプを用いる場合よりも容易に接続することができる。
これにより、図4に示すように、例えば24チャンネル×64スライスのように多数のフォトダイオード41が配列された放射線検出モジュール10を容易に、かつ、歩留まりよく製造することができる。
なお、はんだバンプ23としては、例えば、Sn-3.0%Ag-0.5%Cuを用いることができる。リジッドプリント基板11は、例えば絶縁体層が、ガラス線維の布にエポキシ樹脂をしみ込ませたガラスエポキシ樹脂(FR−4)もしくはセラミックスのものを用いることができる。配線層、プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fおよびバンプ接続パッドは、銅により形成することができる。フレキシブル基板22としては、例えば、配線層が6層で、これが絶縁体層の間に挟まれた構造のものを用いることができる。
また、フレキシブル基板22のうちリジッドプリント基板11と対向する領域には、リジッドプリント基板11のバンプ接続パッドと対向する位置に、それぞれランドが設けられていることが望ましい。
この放射線検出モジュール10を、図7のようにリジッドプリント基板11のスライス方向(y方向)の辺が接するように円弧状に複数並べ、ポリゴン120で支持することにより、図1のように円弧方向(チャンネル方向:x方向)に必要なチャンネル数のフォトダイオード41が並んだ放射線検出器を構成することができる。リジッドプリント基板11の上にコリメータ支持部116を配置し、コリメータ113をコリメータ支持部116に取り付けることも可能である。なお、図1では、図示を容易にするために、半導体基板12のフォトダイオード41の数、および、それに対応して分割されたシンチレータ21の分割数を図4よりも少なく図示している。また、図1では、放射線検出モジュール10が5個並べられた放射線検出器を示しているが、6個以上の必要数の放射線検出モジュール10を並べて放射線検出器を構成することももちろん可能である。
以下、放射線検出モジュール10の構成についてさらに詳細に説明する。
半導体基板12は、図3、図4等のように、チャンネル方向の2辺の間で分割されている構成にすることができる。すなわち、2枚の半導体基板12a、12bの端面を突き合わせてリジッドプリント基板11に搭載する構成にする。これにより、分割した半導体基板12a、12bの面積は、1枚の半導体基板12を用いる場合よりも小さくなるため、半導体基板12(12a、12b)の製造が容易になる。この場合、半導体基板12aには、チャンネル方向(x方向)の1辺のみに半導体基板側ボンディングパッド領域44を設け、この領域内に半導体基板側ボンディングパッド52a,52b,52cを配置する。同様に、半導体基板12bも、チャンネル方向(x方向)の1辺のみに半導体基板側ボンディングパッド領域45を設け、この領域内に半導体基板側ボンディングパッドプリント基板側ボンディングパッド領域53,54を配置する。
リジッドプリント基板11上には、図4、図5のように半導体基板12(12a、12b)の半導体基板側ボンディングパッド領域44、45が設けられた2辺42,43に沿う領域にプリント基板側ボンディングパッド領域53,54がそれぞれ配置されている。プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fは、これらの領域53,54内にそれぞれ配置されている。
これにより、ボンディングワイヤ13をフォトダイオード41の上に配置する必要がなく、半導体基板12(12a、12b)のフォトダイオード41が配置されていない領域からすべての電気信号をボンディングワイヤ13により取り出して、リジッドプリント基板11に受け渡すことができる。よって、フォトダイオード41の上にシンチレータ21を搭載する際に、ボンディングワイヤ13が妨げにならない。
また、リジッドプリント基板11の下面のバンプ接続パッド111は、下面に設定されたバンプ接続パッド配置領域61内に2次元に配列されている。このバンプ接続パッド領域61は、リジッドプリント基板11の中央に設けられ、上面のプリント基板側ボンディングパッド領域53,54よりも面積が大きい。このように、上面のプリント基板側ボンディングパッド領域53,54よりも大きなバンプ接続パッド領域61をリジッドプリント基板11の下面に設けたことにより、プリント基板側ボンディングパッド52a〜52cの径よりも大きな、バンプ接続パッド111を配置することができる。よって、径の大きなはんだバンプ23を用いて、信頼性高く、かつ、大きな強度で、リジッドプリント基板11とフレキシブル基板22とを接続することができる。
プリント基板側ボンディングパッド領域53,54は、リジッドプリント基板11のスライス方向(y方向)について、バンプ接続パッド領域61よりも、外側に配置する。また、プリント基板側ボンディングパッド領域53,54は、チャンネル方向(x方向)の幅がバンプ接続パッド領域61よりも大きい。図8にリジッドプリント基板11におけるyz断面の配線74の一部を、図9にzx断面の配線74を模式的に示す。図8のように、配線74は、リジッドプリント基板11の内部で、主平面内のy方向に平行に配置された部分72を有する。さらに配線74の一部は、図9のように、主平面内のx方向に平行に配置された部分73を有する。この配線74により、上面のプリント基板側ボンディングパッド52a〜52cは、下面のバンプ接続パッド111に接続されている。
フレキシブル基板22は、チャンネル方向(x方向)の幅が、リジッドプリント基板11よりも大きい。図2およびその拡大図を図10(a)に示すように、フレキシブル基板22は、リジッドプリント基板11のチャンネル方向の端面11aの位置もしくは端面11aよりも内側の位置で、下方に90度屈曲している。フレキシブル基板11の屈曲していない領域22a(リジッドプリント基板11と対向している領域)が、はんだバンプ23によってリジッドプリント基板11に接続されている。
すなわち、バンプ接続パッド領域61のx方向の幅を、リジッドプリント基板11の幅よりも狭くすることにより、フレキシブル基板22を屈曲させる領域を確保している。よって、リジッドプリント基板11の端面11aよりも内側位置でフレキシブル基板22を下方に90度屈曲させることができる。
このような構成にすることにより、フレキシブル基板22の下方に屈曲した領域22cを長く設けることができるため、図1〜図3のように内部の配線の信号を取り出すためのコネクタ24を複数配置することができる。よって、リジッドプリント基板11に高密度にフォトダイオード41が形成された多チャンネル、多スライスの放射線検出モジュールであっても、多数のフォトダイオード41からの信号を規格化された複数のコネクタ24によって取り出すことが可能になる。また、リジッドプリント基板11の長辺から下方に屈曲させることで、フレキシブル基板11の幅を大きくすることができ、フレキシブル基板11内に配線をより多く配置できるとともに、フレキシブル基板22がリジッドプリント基板11の主平面方向の外側に張り出さないため、複数のリジッドプリント基板11を図7のように長辺同士が隣接するように隙間なく配置できる。
フレキシブル基板22は、フォトダイオード41の数に対応した多数の配線を備えるため、図10(b)に示すように多層構造にすることができる。具体的には、フレキシブル基板22は、積層された複数の絶縁層101と、絶縁層101の上に搭載された配線層102と、積層された絶縁層101および配線層102を接着する接着層103とを備える構成とする。例えば6層の配線層102を7層の絶縁層101で挟んだ構造とすることができる。このとき、接着層103は、屈曲させる位置を中心とした所定の幅Gの領域22bには、配置されていない。これにより、領域22bの絶縁層101同士は接着されていないため、フレキシブル基板22を90度屈曲させても、内周側の絶縁層101は、外周側の絶縁層101よりも小さな曲率半径で曲がることができる。よって、多層の絶縁層101同士に応力が加わらず、フレキシブル基板22全体を小さな曲率半径で、曲げることができる。したがって、フレキシブル基板22の領域22cを下方に屈曲させても、それを支える領域22aのはんだバンプ23には大きな力がかからないため、はんだバンプ23がフレキシブル基板22の屈曲により破断するのを防ぐことができる。
また、フレキシブル基板22がリジッドプリント基板11と対向する領域22aの下面には、セラミックス板25が予め接着されている。セラミックス板25が接着されていることにより、フレキシブル基板22の領域22aの平面度を向上させることができ、フレキシブル基板22の領域22aと多数のはんだバンプ23と接合する工程を容易に行うことができるとともに、接合の信頼性を向上させることができる。
次に、リジッドプリント基板11の構造と、半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cについて図5を用いてさらに説明する。
半導体基板12の半導体基板側ボンディングパッド領域44,45には、半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cが辺42,43に沿って3列に所定の配置されている。各列のパッド52a〜52cのx方向の間隔Tは一定である。第1列のパッド52aおよび第3列のパッド52cはx方向について同位置に配置され、第2列のパッド52bは、第1列および第3列のパッド52a、52cに対してT/2だけx方向にずれて配置されている。
プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fは、半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cと同数であり、プリント基板側ボンディングパッド領域53、54内に3列に配置されている。各列のパッド71a〜71fのx方向の間隔BPxは一定である。第1列のパッド71a、71bおよび第3列のパッド71e、71fはx方向について同位置に配置され、第2列のパッド71c、71dは、第1列および第3のパッド71a、71b、71e、71fに対してBPx/2だけx方向にずれて配置されている。
第1列の半導体基板側ボンディングパッド52aは、ボンディングワイヤ13によって第1列のプリント基板側ボンディングパッド71a、71bに接続される。同様に、第2列のパッド52bは、第2列のパッド71c、71dに、第3列のパッド52cは、第3列のパッド71e、71fに接続される。
プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fには、いずれもビアランド91が接続され、ビアランド91の下部に設けられたビアにより、リジッドプリント基板11の各層の配線に接続されている。
プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fの配置は、ボンディングワイヤ13の密度の制約およびパッド71a〜71fの密度の制約などによって制限される。すなわち、x方向およびy方向のボンディングピッチBPxおよびBPyが狭すぎると、隣接するボンディングワイヤ13同士が接触して短絡すること、またy方向ボンディングピッチBPyが広すぎるとボンディングワイヤ13が長すぎてワイヤ倒れによる短絡を起こすことなどを回避して、ボンディングワイヤ13を配置できるようにプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fの配置を設計する必要がある。また、パッド71a〜71fの密度は、パッドから引き出される配線の幅L、パッドに接続されるビアランド91の径D、パッド間隔などの設計ルールを満足するように配置を定める必要がある。
例えば、従来の16スライス装置で見られた半導体基板(フォトダイオードアレイ)1枚の両端(x方向に沿う2辺)から信号線を取り出す放射線検出モジュールでは、半導体基板のx方向の辺の約1mmに8本のワイヤボンディングを実施する必要があるが、この場合ボンディングパッドは、1mm/8本=0.125mm/本ピッチの1列か、あるいは2列配置で容易に構成することが可能であった。ところが、図4のように64スライスの放射線検出モジュールを、仮に1列のボンディングパッドで実現しようとすると、1mm/32本=0.031mm/本ピッチで半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cおよびプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fを配置する必要がある。しかしながら、このような狭ピッチのボンディングパッドは、ボンディングワイヤの密度、パッドの密度のどちらの制約からも実現が極めて困難である。発明者らの検討では、64スライス放射線検出モジュールをワイヤボンディングで実現するためには、半導体基板側ボンディングパッド52a〜52cおよびプリント基板側ボンディングパッド71a〜71fを3〜6列で配置することが好適である。
リジッドプリント基板11は、多数のボンディングパッド71a〜71fに接続される多数の配線74を、所定のピッチで配置する必要があるため多層構造である。図5の例では、リジッドプリント基板11を少なくとも6層構造にし、プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fのそれぞれの列からパッドを交互に選択して、異なる層の配線に接続する構造としている。具体的には、第1列のパッドのうちパッド71aは、リジッドプリント基板11の第1の層の配線に、パッド71bは、第2の層の配線に接続される。第2列のパッドのうちパッド71cは、第3の層の配線に、パッド71dは、第4の層の配線に接続される。第3列のパッドのうちパッド71eは、第5の層の配線に、パッド71fは、第6の層の配線にそれぞれ接続される。各層の配線74は、図9に示したように基板下面のバンプ接続パッド111にビアによって接続され、はんだバンプ23へ接続される。
図11のように、プリント基板側ボンディングパッド71a〜71fを6列に配置することも可能である。この場合、リジッドプリント基板11を12層構成にして、それぞれの列のパッドを交互に異なる層の配線に接続することができる。
なお、ノイズ対策などの目的から表層を通る信号配線を極力少なくする場合には、更に2層追加してもよい。
またX線CT用の放射線検出モジュールの場合、シンチレータ21、半導体基板12、リジッドプリント基板11、はんだバンプ23、フレキシブル基板22の各々の材料の熱膨張係数、ヤング率、部品寸法を勘案して、そのバランスを調整することにより、積層構造によりモジュール全体に生じる反り(平面度)を低減することが望ましい。例えば、リジッドプリント基板11が反っていると、フォトダイオード41が、X線焦点から逸れた方向を向くため、フォトダイオード41の特性にばらつきが生じたり、フォトダイオード41の位置情報が不正確になるなどの悪影響が生じる。また、はんだバンプ23によるフレキシブル基板22とリジッドプリント基板11との接続が困難になる。
このため、リジッドプリント基板11の絶縁層としては、ヤング率20GPa以上の樹脂又はセラミックスを用いることが望ましい。また、リジッドプリント基板11の厚さは、2mm以上であることが好ましく、より好ましくは2.3mm以上である。このように高いヤング率の材料を用い、厚さを2mm以上にすることすることにより、リジッドプリント基板11の全体の反りを数百μm以下に抑制することができる。
なお、リジッドプリント基板11の絶縁層としてセラミックスを用いる場合であっても、リジッドプリント基板11は、ワイヤボンディングとはんだバンプにより半導体基板12とフレキシブル基板22に接続されるため、従来の金バンプを用いる場合のように、50μm以下という非常に高い平面度まで研磨加工をする必要はない。
また、セラミックス板25をフレキシブル基板22の領域22aの裏面に接着してからリジッドプリント基板11とはんだバンプ23で接合することにより、組立て完成後の全体的な反りをさらに小さくすることが出来る。
また、本実施形態では、上述したようにフレキシブル基板22を、接着層103を配置していない領域22bで屈曲させているが、この領域22bの幅Gは、1mm以上3mm以下であることが好ましい。
領域22bの幅を1mm以上に設定することにより、フレキシブル基板22をはんだバンプ23でリジッドプリント基板11に接続した後、フレキシブル基板22を屈曲させる際にはんだバンプ23に機械的なストレスがかかりにくく、はんだバンプ23の断裂を防止できる。具体的には、4層程度以上の多層フレキシブル基板を小さな曲率半径で屈曲させる場合には大きな力が必要となってくると共に、最外層の配線は引っ張られ、逆に最内層の配線は圧縮され、その結果断線する危険が非常に高くなることがよく知られているが、本実施形態では領域22bを設けているため、屈曲させた時に各層が互いに自由に滑ることができる。よって、フレキシブル基板22の層間の引っ張り応力および圧縮応力を緩和させることができると同時に、屈曲に要する力も低減することが可能である。これにより、曲率半径0.5〜1.0mmでフレキシブル基板を断線させることなく、はんだバンプ23に掛かる応力も軽減して安定かつ容易に屈曲させることができる。
また、領域22aの幅を3mmよりも広げることは、屈曲のためには必要以上に広く、はんだバンプ23と接続されるフレキシブル基板22側のランドの配置領域を狭める。これにより、はんだバンプ23を配置する領域61の幅を狭くなり、はんだバンプ23の配列ピッチVPxが狭くなり、はんだバンプ23が短絡を起こしやすくなる。よって、領域22aの幅は3mm以下であることが好ましい。
図12は、フレキシブル基板22の配線構造を示したものである。フレキシブル基板22には、はんだバンプ23と接合されるランド81が配置されている。フレキシブル基板22の配線層102は、6層構造であり、ランド81は、その下部に設けられたビアを介して6層の配線層102のいずれかの配線層102の配線82に接続されている。
フレキシブル基板22内部の配線82は、y方向ビアピッチ(ランド81のピッチ)VPy、ランド81径D、配線82の幅L、配線82の間隔Sなどの設計ルールを満足させるように設計される。本実施形態のように64スライス×24チャンネルのリジッドプリント基板22の場合、y方向ビアピッチVPyは、約1mmの間に配線82を3〜4本通すことが可能なピッチであるため、最低3〜4層の配線層102が必要となる。はんだバンプ23との接続層、コネクタ24との接続層を追加すると5〜6層の多層構造が必要となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態の放射線検出モジュールについて、図13および図14を用いて説明する。図13は、リジッドプリント基板11のzx断面における配線74の一部を模式的に示したものである。図14は、第2の実施形態のリジッドプリント基板11の下面図である。
本実施形態では、リジッドプリント基板11の下面に、リジッドプリント基板11の配線74に接続されていないダミーバンプ接続パッド140を複数配置する。ダミーバンプ接続パッド140は、バンプ接続パッド配置領域61の外周(外側)に配置され、ダミーバンプ接続パッド140とフレキシブル基板22は、ダミーはんだバンプ23dにより接続される。ダミーはんだバンプ23dは、はんだバンプ23と同様の大きさおよび材質である。
このように、配線74に接続されていないダミーはんだバンプ23dをはんだバンプ23の外周に配置したことにより、フレキシブル基板22を領域22bで90度折り曲げる際に、フレキシブル基板22をリジッドプリント基板11から引き離す方向の力がかかった場合、ダミーはんだバンプ23dがこの力を支えることができる。よって、はんだバンプ23に大きな力が加わるのを防ぎ、はんだバンプ23が破断しにくく、はんだバンプ23の機械的強度、および接続信頼性を向上させることができる。
これ以外の構造は、第1の実施形態と同様であるので説明を省略する。
(第3の実施形態)
本発明の放射線検出器を備えたX線CT装置を、図15を用いて説明する。図15は、本発明のX線CT装置の概略を示す図である。このX線CT装置は、スキャンガントリ部310と画像再構成部320とを備える。スキャンガントリ部310には、被検体が搬入される開口部314を備えた回転円板311が備えられている。この回転円板311にX線管312と、X線管312に取り付けられ、X線束の放射方向を制御するコリメータ313と、X線管312と対向して回転円板311に搭載されたX線検出器315と、X線検出器315で検出されたX線を所定の信号に変換する検出器回路316が搭載されている。また、スキャンガントリ部310は、回転円板311の回転及びX線束の幅を制御するスキャン制御回路317をさらに備えている。
X線検出器315は、第1または第2の実施形態の放射線検出モジュール10を用いた図1の構成の放射線検出器である。放射線検出モジュール10の半導体基板12のフォトダイオード41は、X線管312の焦点位置に向けられている。フレキシブル基板22のコネクタ24は、図示しないケーブルにより検出器回路316に接続され、フォトダイオード41がそれぞれ出力した電気信号を検出器回路316に受け渡す。
画像再構成部320は、入力装置321と、画像演算回路322と、画像情報付加部323と、ディスプレイ回路324とを備えている。入力装置321は、被検者氏名、検査日時、検査条件などの入力をユーザから受け付ける。画像演算回路322は、検出器回路316から送出される計測データS1を演算処理してCT画像再構成を行う。画像情報付加部323は、画像演算回路322で作成されたCT画像に、入力装置321から入力された被検者氏名、検査日時、検査条件などの情報を付加する。ディスプレイ回路324は、画像情報を付加されたCT画像信号S2の表示ゲインを調整してディスプレイモニタ330へ出力する。
このX線CT装置は、スキャンガントリ部310の開口部314に、寝台(図示せず)が設置されている。X線CT装置で、CT画像(断層像)を撮影する際には、寝台に被検者を寝かせて開口部314に挿入し、X線管312からX線を照射する。このX線はコリメータ313により指向性を得て、X線検出器315により検出される。この際、回転円板311を被検者の周りに回転させることにより、X線を照射する方向を変えながら、被検者を透過したX線を検出する。この計測データをもとに画像再構成部320は、画像再構成を行い、CT画像(断層像)を生成する。画像情報付加部323は、CT画像に被検者氏名等の情報を付加し、ディスプレイ回路324は、CT画像をディスプレイモニタ330に表示する。
ここでX線検出器315には、第1または第2の実施形態で説明した本発明の放射線検出器を用いているため、64スライス等のようにリジッドプリント基板11の上に、多数のフォトダイオード41が作り込まれた半導体基板12を搭載した構造でありながら、フォトダイオードの出力信号をはんだバンプを用いてフレキシブル基板22に容易に受け渡し可能な構造である。よって、電気接続の信頼性が高く、製造効率のよく、低コストの多スライスのX線CT装置を提供することができる。
なお、上述した実施例は本発明の構造を限定するためのものではなく、具体的な実施の形態を示す例であり、同一の効果を有する他の形態であっても本発明を実現することは可能である。
11:リジッドプリント基板、12:半導体基板、13:ボンディングワイヤ、21:シンチレータ、22:フレキシブル基板、23:はんだバンプ、23d:ダミーはんだバンプ、24:コネクタ、25:セラミックス板、310:スキャンガントリ部、311:回転円板、312:X線管、313:コリメータ、314:開口部、315:X線検出器、316:検出器回路、317:スキャン制御回路、320:画像再構成部、321:入力装置、322:画像演算回路、323:画像情報付加部、324:ディスプレイ回路、330:ディスプレイモニタ

Claims (11)

  1. リジッドプリント基板と、前記リジッドプリント基板の上に搭載された半導体基板と、前記半導体基板の上に搭載されたシンチレータと、前記リジッドプリント基板の下に配置されたフレキシブル基板とを有し、
    前記半導体基板は、チャンネル方向とスライス方向の2次元方向に配列された複数のフォトダイオードと、前記フォトダイオードの一端が接続された複数の配線と、前記配線の他端に接続された複数の半導体基板側ボンディングパッドが形成され、前記半導体基板側ボンディングパッドは、前記半導体基板のチャンネル方向の2辺に沿って配置され、
    前記リジッドプリント基板は、上面に配置された複数のプリント基板側ボンディングパッドと、下面に配置された複数のバンプ接続パッドと、上面の複数の前記プリント基板側ボンディングパッドと下面の複数の前記バンプ接続パッドとを接続する複数の配線とを備え、
    前記フレキシブル基板は、複数の配線を備え、
    複数の前記半導体基板側ボンディングパッドはそれぞれ、複数の前記プリント基板側ボンディングパッドとボンディングワイヤで接続され、
    前記リジッドプリント基板の下面の複数の前記バンプ接続パッドは、前記フレキシブル基板の複数の前記配線と、はんだバンプにより接続されていることを特徴とする放射線検出器。
  2. 請求項1に記載の放射線検出器において、前記リジッドプリント基板の上面の複数の前記プリント基板側ボンディングパッドは、前記半導体基板の前記チャンネル方向の2辺に沿う領域に配置され、
    前記リジッドプリント基板の下面の複数の前記バンプ接続パッドは、前記下面に設定されたバンプ接続パッド配置領域内で2次元に配列されていることを特徴とする放射線検出器。
  3. 請求項2に記載の放射線検出器において、前記プリント基板側ボンディングパッドが配置されている領域は、前記バンプ接続パッド配置領域よりも前記スライス方向について外側に配置され、前記リジッドプリント基板の複数の前記配線は、前記プリント基板側ボンディングバッドと前記バンプ接続パッドとを接続するために、前記リジッドプリント基板の主平面方向に沿って配置された部分を有することを特徴とする放射線検出器。
  4. 請求項2に記載の放射線検出器において、前記リジッドプリント基板の下面には、前記リジッドプリント基板の配線に接続されていないダミーバンプ接続パッドが複数備えられ、
    前記ダミーバンプ接続パッドは、前記バンプ接続パッド配置領域の外周に配置され、
    前記ダミーバンプ接続パッドと前記フレキシブル基板は、ダミーはんだバンプにより接続されていることを特徴とする放射線検出器。
  5. 請求項1に記載の放射線検出器において、前記半導体基板は、前記チャンネル方向の2辺の間で分割されていることを特徴とする放射線検出器。
  6. 請求項1に記載の放射線検出器において、前記フレキシブル基板は、前記チャンネル方向の幅が、前記リジッドプリント基板よりも大きく、前記リジッドプリント基板のチャンネル方向の端面位置もしくは前記端面よりも内側の位置で、下方に90度屈曲していることを特徴とする放射線検出器。
  7. 請求項6に記載の放射線検出器において、前記フレキシブル基板は、積層された複数の絶縁層と、積層された前記複数の絶縁層を接着する接着層とを備え、前記複数の配線は、前記複数の絶縁層の上に配置され、
    前記接着層は、前記屈曲している領域には設けられていないことを特徴とする放射線検出器。
  8. 請求項1に記載の放射線検出器において、前記リジッドプリント基板は、積層された複数の絶縁層と、前記絶縁層との上に配置された配線層とを含み、前記絶縁層を構成する材料は、ヤング率が20GPa以上であることを特徴とする放射線検出器。
  9. 請求項8に記載の放射線検出器において、前記リジッドプリント基板の厚さは、2mm以上であることを特徴とする放射線検出器。
  10. 請求項6に記載の放射線検出器において、前記フレキシブル基板の前記リジッドプリント基板と対向している領域には、前記フレキシブル基板の下面にセラミックス板が接着されていることを特徴とする放射線検出器。
  11. 中心に開口を有する回転円板と、前記回転円板の開口を挟んだ位置に搭載された、X線源およびX線検出器と、前記回転円板の開口に被検体を挿入するための寝台とを有するX線CT装置において、
    前記X線検出器は、請求項1に記載の放射線検出器であることを特徴とするX線CT装置。
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