JP2014035051A - 管継手の固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することができる管継手の固定構造を得る。
【解決手段】作業者がリングナット36を挿通部位22の外周ネジ22Aにねじ込むことで、管継手20が仕切壁16に固定される。この状態で、浴室12側から、作業者は、スパナ100を用いて六角リング38の外周平面部位46を挟み込むことで六角リング38の回転を抑制した後、ソケット管52を挿通部位22の内周ネジ22Bにねじ込む。ソケット管52を内周ネジ22Bにねじ込むことで管継手20が回転しようとしても、六角リング38の回転が抑制されているため、管継手20の回転も抑制される。このように、仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、区画を仕切る仕切板に形成された貫通孔に一部を挿通させてこの仕切板に固定される管継手の固定構造に関する。
特許文献1には、床板に形成された貫通孔に一部を挿通させてこの床板に固定される管継手の固定構造が記載されている。この管継手の固定構造によると、管継手が金属フレームを介して床基礎面と固定されている。このため、管継手が強固に取り付けられおり、管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのが抑制されるようになっている。
特開平11−13944号公報
しかしながら、従来の固定構造では、床板(仕切板)と床基礎面との間でボルト締め等の作業が必要であったため、作業工数が増加すると共に複雑な構成となっていた。
本発明の課題は、仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することである。
本発明の請求項1に係る管継手の固定構造は、区画を仕切る仕切板に形成された貫通孔に挿通される筒状の挿通部位と、前記挿通部位と連通する管部位と、前記挿通部位と連記管部位との間に形成されて前記仕切板と当たって前記挿通部位の挿通量を規制する規制部位と、前記挿通部位の外周面に形成される外周ネジ部位と、挿通部位の内周面に形成される内周ネジ部位と、前記外周ネジ部位のネジ形状が周方向に分割されることで形成され、前記挿通部位の挿通方向に延びる第一平面部位と、を備える管継手と、前記挿通部位を前記貫通孔に挿通させた状態で、前記外周ネジ部位にねじ込むことで前記規制部位との間で前記仕切板を挟み込んで前記管継手を前記仕切板に固定させる固定部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成により管継手を仕切板に取り付ける際には、先ず、仕切板に対して一方側から、作業者は、仕切板に形成された貫通孔に管継手の挿通部位を挿通させる。挿通部位を貫通孔に挿通させると、管継手の規制部位が仕切板と当たることで、挿通部位の挿通量が規制される。この状態で、挿通部位の先端側が仕切板に対して他方側に露出する。
次に、仕切板に対して他方側から、作業者は、固定部材を挿通部位に形成された外周ネジ部位にねじ込む。これにより、規制部位と固定部材との間で仕切板を挟み込むことで、管継手が仕切板に固定される。さらに、仕切板に対して他方側から、作業者は、挿通部位の内周面に形成された内周ネジ部位に他の管部材をねじ込むことで、管部材を挿通部位に連結させる。
ここで、挿通部位には、外周ネジ部位のネジ形状が周方向に分割されることで第一平面部位が形成されている。そこで、他の管部材を挿通部位の内周ネジ部位にねじ込む際に、作業者が、仕切板に対して他方側から第一平面部位を例えば工具等を用いて挟み込むことで、管継手の回転が抑制される。
このように、仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することができる。
本発明の請求項2に係る管継手の固定構造は、請求項1記載において、前記第一平面部位に沿った第二平面部位を有して前記挿通部位が挿通可能な挿通孔が形成されると共に、外周面の少なくとも一部に平面状の外周平面部位が形成され、前記固定部材によって前記管継手が前記仕切板に固定された状態で、前記第二平面部位が前記第一平面部位と対向するように配置される中間部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、中間部材の第二平面部位が第一平面部位と対向するように配置される。仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に仕切板に、作業者は、中間部材の外周に形成された外周平面部位を例えば工具等を用いて挟み込む。管継手が回転しようとすると、挿通部位に形成された第一平面部位が、中間部材の挿通孔に形成された第二平面部位に当たり、管継手の回転が抑制される。
このように、中間部材を用いることで、第一平面部位を例えば工具等を用いて挟み込む場合と比して、容易に管継手が回転してしまうのを抑制することができる。
本発明の請求項3に係る管継手の固定構造は、請求項2記載において、前記内周ネジ部位にねじ込まれることで前記挿通部位に連結される管部材と、前記管部材の端側に取り付けられ、前記管部材が前記挿通部位に連結された状態で前記挿通部位を覆うと共に、前記挿通部位を覆った状態で前記中間部材の外周面を外部に露出する覆い部材と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、管部材が挿通部位に連結されて覆い部材が挿通部位を覆った状態で、中間部材の外周縁が外部に露出する。このため、中間部材の外周平面部位を例えば工具等を用いて挟み込む際に、覆い部材が工具に干渉するのを抑制することができる。
本発明の請求項4に係る管継手の固定構造は、請求項2又は3記載において、前記挿通部位の外形形状に沿った通過孔が形成され、前記固定部材によって前記管継手が前記仕切板に固定された状態で、前記固定部材と前記仕切板との間に配置されて前記区画を跨って流体が流通すること抑制するリング状の止水部材を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、止水部材が、固定部材と仕切板との間に配置されているため、区画を跨って流体が流通するのを抑制することができる。
本発明によれば、仕切板に固定された管継手に管部材を接続させる際に、管継手が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することができる。
本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、ゴムパッキンを挿通部位に取り付けた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、六角リング及びリングナットを挿通部位に取り付けた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、六角リング及びリングナットを挿通部位に取り付けた状態を示した側面図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、六角リング及びリングナットを挿通部位に取り付けた状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、ソケット管を挿通部位に取り付けている状態又はソケット管を挿通部位から取り外している状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造を示し、ソケット管を挿通部位に取り付けた状態を示した斜視図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る管継手の固定構造に用いられる管継手を示した斜視図及び正面図である。 (A)(B)本発明の実施形態に係る管継手の固定構造に用いられるゴムパッキン及び六角リングを示した正面図である。 本発明の実施形態に係る管継手の固定構造に用いられた六角リングの変形例を示した正面図である。
本発明の実施形態に係る管継手の固定構造の一例を、図1〜図10に基づいて説明する。
(全体構成)
図1に示されるように、本実施形態に係る管継手の固定構造10(以下単に「固定構造」と記載する)は、浴室12と浴室の外部14とを仕切る仕切板の一例としての仕切壁16に固定される管継手20を備えている。
具体的には、この仕切壁16には、仕切壁16の表裏を貫通する円状の貫通孔16Aが形成され、この貫通孔16Aに後述する挿通部位22が挿通されて管継手20が仕切壁16に固定されるようになっている。
〔管継手〕
管継手20は、浴室の外部14から貫通孔16Aに挿通される円筒状の挿通部位22と、挿通部位22の端部に形成されて挿通部位22が貫通孔16Aに挿通された際に仕切壁16の板面と当たって挿通部位22の挿通量を規制する規制部位の一例としての鍔部位24と、を備えている。鍔部位24は、貫通孔16Aの径寸法よりも大径化されることで、仕切壁16の板面と当たるようになっている。
さらに、管継手20は、鍔部位24を挟んで挿通部位22の反対側に配置されると共に途中で屈曲されている管部位26と、管部位26の端部に備えられて別の管体が接続可能な管接続部位28と、を備えている。
一方、挿通部位22の外周面には、外周ネジ部位の一例としての外周ネジ22Aが形成され、挿通部位22の内周面には、内周ネジ部位の一例としての内周ネジ22Bが形成されている。
なお、外周ネジ22Aを周方向に分割することで形成される平面部位22Cについては詳細を後述する。
〔リングナット〕
また、固定構造10には、挿通部位22を貫通孔16Aに挿通させた状態で、浴室12側から外周ネジ22Aにねじ込まれる固定部材の一例としてのリングナット36が、備えられている。浴室12側から、作業者が、このリングナット36を外周ネジ22Aにねじ込むことで、リングナット36と鍔部位24との間で仕切壁16を挟み込み、管継手20が仕切壁16に固定されるようになっている。
具体的には、リング状とされたリングナット36の内周面には、外周ネジ22Aと噛み合うネジ36Aが形成されており、リングナット36を周方向に回転させることで、リングナット36のネジ36Aが外周ネジ22Aにねじ込まれるようになっている。
〔六角リング〕
さらに、固定構造10には、挿通部位22が挿通可能な挿通孔40が形成され、挿通部位22が貫通孔16Aに挿通される挿通方向(以下単に「挿通方向」と記載する)から見て、六角形とされた中間部材の一例としての六角リング38が、備えられている(図9(B)参照)。換言すれば、六角リング38の外周面42は、6個の外周平面部位46から構成されている。
そして、この六角リング38は、挿通部位22を貫通孔16Aに挿通させてリングナット36を外周ネジ22Aにねじ込んだ状態で、リングナット36と仕切壁16との間に配置されるようになっている。
なお、六角リング38の挿通孔40の形状については詳細を後述する。
〔ゴムパッキン〕
また、固定構造10には、リングナット36を用いて管継手20を仕切壁16に固定した状態で、六角リング38と仕切壁16との間に配置される止水部材の一例としてのリング状のゴムパッキン48が、備えられている。
ゴムパッキン48には、挿通部位22が通過可能な通過孔48Aが形成され、挿通方向から見て、通過孔48Aは、挿通部位22の外形形状に沿って形成されている(図9(A)参照)。そして、ゴムパッキン48は、浴室12と浴室の外部14とを跨って水(流体の一例)が流通するのを抑制するようになっている。
〔ソケット管〕
さらに、固定構造10には、図5に示されるように、仕切壁16に固定された挿通部位22の内周ネジ22Bにねじ込まれることで挿通部位22に連結される管部材の一例としてのソケット管52が、備えられている。
ソケット管52は、2箇所が屈曲したクランク状とされており、ソケット管52の一端側(挿通部位22に連結に連結される側)の外周面には、内周ネジ22Bにねじ込まれるネジ52Aが形成されており、ソケット管52の他端側は、図示せぬシャワー等の水栓器具へ接続されるようになっている。
さらに、ソケット管52の一端側には、ソケット管52が挿通部位22に連結された状態で挿通部位22を覆う覆い部材の一例としてのワン座54が取り付けられている。ワン座54は、内部が挿通部位22側に向けられた所謂お椀形状とされ、挿通方向から見て、ワン座54の外周縁54Aは、六角リング38の外周面42より小さくされている。換言すれば、ワン座54が挿通部位22を覆った状態で、六角リング38の外周面42が外部に露出する形状とされている。
(要部構成)
次に、挿通部位22の外周ネジ22Aのネジ形状を周方向に分割することで形成される平面部位22C等について説明する。
図8(A)(B)に示されるように、挿通部位22には、挿通方向に延びると共に外周ネジ22Aのネジ形状を周方向に分割することで形成される第一平面部位の一例として一対の平面部位22Cが形成されている。
一対の平面部位22Cは、挿通部位22の軸線を挟んで互いに反対側に形成され、平行になるように配置されている。
一方、挿通方向から見て、六角リング38の挿通孔40は、図9(B)に示されるように、挿通部位22の外形形状に沿った形状とされている。詳細には、挿通孔40は、挿通部位22の外周ネジ22Aに沿った一対の円弧部位40Aと、挿通部位22の平面部位22Cに沿った第二平面部位の一例としての一対の平面部位40Bと、から構成されている。
これにより、例えば、挿通部位22に六角リング38の挿通孔40を挿通させた状態で、挿通部位22を挿通部位22の周方向に回転させると、挿通部位22の平面部位22Cと六角リング38の平面部位40Bとが当たるようになっている。そして、挿通部位22と六角リング38とが供回り(同期して回る)するようになっている。
(作用・効果)
次に、固定構造10を用いて、管継手20を仕切壁16に取り付ける作業について、新築時と改築時(リニューアル時)とに分けて説明する。
〔新築時〕
最初に新築時の作業について説明する。浴室12にシャワー等の水栓器具が設置されていない状態で、作業者は、管継手20を仕切壁16に取り付ける。
先ず、図2に示されるように、作業者は、浴室の外部14側から管継手20の挿通部位22を仕切壁16に形成された貫通孔16A(図1参照)に挿通させる。さらに、作業者は、浴室12側からゴムパッキン48の通過孔48Aを挿通部位22に挿通させ、ゴムパッキン48を挿通部位22に取り付ける。具体的には、ゴムパッキン48を挿通部位22に取り付ける際には、作業者は、ゴムパッキン48を挿通方向に移動させ、ゴムパッキン48の通過孔48Aが挿通部位22の外周形状に沿うようにゴムパッキン48を挿通部位22に取り付ける。
次に、図2、図3、図4に示されるように、浴室12側から、作業者は、六角リング38の挿通孔40を挿通部位22に挿通させ、六角リング38を挿通部位22に取り付ける。具体的には、六角リング38を挿通部位22に取り付ける際には、作業者は、六角リング38を挿通方向に移動させ、六角リング38の挿通孔40を構成する円弧部位40A及び平面部位40B(図9(B)参照)が挿通部位22の外周形状に沿うように六角リング38を挿通部位22に取り付ける。
次に、浴室12側から、作業者は、リングナット36を挿通部位22の外周ネジ22Aにねじ込む。これにより、リングナット36と鍔部位24との間で、ゴムパッキン48及び六角リング38を介して仕切壁16を挟み込むことで、管継手20が仕切壁16に固定される。
この状態で、浴室の外部14で、作業者は、管継手20に備えられた管接続部位28へ図示せぬ管体の端部を接続する。
次に、図5、図6に示されるように、浴室12側から、作業者は、ソケット管52の一端側を挿通部位22の内周ネジ22Bにねじ込む。
具体的には、浴室12側から、作業者は、スパナ100を用いて六角リング38の外周平面部位46(図1参照)を挟み込むことで六角リング38の回転を抑制する。この状態で、作業者は、ソケット管52の他端側を把持して、ソケット管52を回転させる(図6矢印B参照)。これにより、図7に示されるように、ソケット管52の一端側が挿通部位22の内周ネジ22Bにねじ込まれ、さらに、ワン座54によって、挿通部位22が覆われる。
ソケット管52を挿通部位22の内周ネジ22Bにねじ込むことで管継手20が回転しようとしても、六角リング38の回転が抑制されているため、六角リング38の平面部位40Bと挿通部位22の平面部位22Cとが当たり、管継手20の回転が抑制される。
そして、図示せぬ水栓器具を浴室12に設置する際に、水栓器具の管体とソケット管52の他端部を接続して作業が終了する。
〔改築時〕
次に、改築時の作業について説明する。具体的には、浴室12に設置されるシャワー等の水栓器具及び浴室外部に設置される配管を交換する際の作業について説明する。
作業者は、古い水栓器具及び配管を浴室12から取り外す。さらに、図6に示されるように、浴室12側から、作業者は、スパナ100を用いて六角リング38の外周平面部位46(図1参照)を挟み込むことで六角リング38の回転を抑制する。この状態で、作業者は、ソケット管52の他端側を把持して、ソケット管52を回転させる(図6矢印C参照)。これにより、図5に示されるように、作業者は、ソケット管52を挿通部位22から離脱させる。
ソケット管52を挿通部位22の内周ネジ22Bから緩めることで管継手20が回転しようとしても、六角リング38の回転が抑制されているため、六角リング38の平面部位40Bと挿通部位22の平面部位22Cとが当たり、管継手20の回転が抑制される。
また、作業者は、浴室の外部14側の配管を交換し、再度新たなソケット管52を挿通部位22に取り付ける。この作業については、新築時にソケット管52を挿通部位22に取り付けるのと同様であり、浴室12側からの作業により、新たなソケット管52が挿通部位22に取り付けられる(図6参照)。
さらに、図示せぬ新たなシャワー等の水栓器具を浴室12に設置する際に、新たな水栓器具の管体と新たなソケット管52の他端部を接続して作業が終了する。
以上説明したように、ソケット管52を挿通部位22に取り付ける際、又はソケット管52を挿通部位22から取り外す際に、六角リング38を用いることで、浴室12側からの作業だけで、管継手20が回転してしまうのを抑制することができる。換言すれば、仕切壁16に固定された管継手20にソケット管52を接続させる際に、管継手20が回転してしまうのを簡易な構成で抑制することができる。
また、浴室12側からの作業だけとなるため、一人で作業をすることがき、さらに、作業工数を低減することができる。
また、ワン座54の外周縁54Aは、六角リング38の外周面42より小さくされている。このため、スパナ100を用いて六角リング38の外周平面部位46を挟み込む際に、ワン座54とスパナ100とが干渉するのを抑制することができる。
また、六角リング38と仕切壁16との間に、ゴムパッキン48が配置されている。これにより、浴室12と浴室の外部14とを跨って水(流体の一例)が流通するのを抑制することができる。
また、六角リング38を介して管継手20の回転を抑制するため、挿通部位22の平面部位22Cを直接工具等で挟み込む場合と比して、容易に管継手20の回転を抑制することができる。
なお、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態をとることが可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、仕切板の一例として仕切壁16を用いて説明したが、仕切床(床板)又は仕切天井(天井板)等であってもよい。
また、上記実施形態では、中間部材の一例としての六角リング38を用いて説明したが、特に六角に限定されず、挿通方向からみて外周面の少なくとも一部に平面部位が形成されていればよい。
また、上記実施形態では、挿通方向から見て、六角リング38の挿通孔40は、挿通部位22の外形形状に沿った形状とされたが、特にこの形状に限定されず、平面部位22Cに平面部位40Bが沿っていれば良く、例えば、挿通孔60が矩形状等であってもよい(図10参照)。
また、上記実施形態では、六角リング38を介して管継手20の回転を抑制したが、挿通部位22の平面部位22Cを工具等で直接挟み込むことで、管継手20の回転を抑制してもよい。
10 固定構造(管継手の固定構造)
16 仕切壁(仕切板の一例)
16A 貫通孔
20 管継手
22 挿通部位
22A 外周ネジ(外周ネジ部位の一例)
22B 内周ネジ(内周ネジ部位の一例)
22C 平面部位(第一平面部位の一例)
24 鍔部位(規制部位の一例)
26 管部位
36 リングナット(固定部材の一例)
38 六角リング(中間部材の一例)
40 挿通孔
40B 平面部位(第二平面部位の一例)
42 外周面
46 外周平面部位
48 ゴムパッキン(止水部材の一例)
48A 通過孔
52 ソケット管(管部材の一例)
54 ワン座(覆い部材の一例)

Claims (4)

  1. 区画を仕切る仕切板に形成された貫通孔に挿通される筒状の挿通部位と、前記挿通部位と連通する管部位と、前記挿通部位と連記管部位との間に形成されて前記仕切板と当たって前記挿通部位の挿通量を規制する規制部位と、前記挿通部位の外周面に形成される外周ネジ部位と、挿通部位の内周面に形成される内周ネジ部位と、前記外周ネジ部位のネジ形状が周方向に分割されることで形成され、前記挿通部位の挿通方向に延びる第一平面部位と、を備える管継手と、
    前記挿通部位を前記貫通孔に挿通させた状態で、前記外周ネジ部位にねじ込むことで前記規制部位との間で前記仕切板を挟み込んで前記管継手を前記仕切板に固定させる固定部材と、
    を備える管継手の固定構造。
  2. 前記第一平面部位に沿った第二平面部位を有して前記挿通部位が挿通可能な挿通孔が形成されると共に、外周面の少なくとも一部に平面状の外周平面部位が形成され、前記固定部材によって前記管継手が前記仕切板に固定された状態で、前記第二平面部位が前記第一平面部位と対向するように配置される中間部材を備える請求項1に記載の管継手の固定構造。
  3. 前記内周ネジ部位にねじ込まれることで前記挿通部位に連結される管部材と、
    前記管部材の端側に取り付けられ、前記管部材が前記挿通部位に連結された状態で前記挿通部位を覆うと共に、前記挿通部位を覆った状態で前記中間部材の外周面を外部に露出する覆い部材と、
    を備える請求項2に記載の管継手の固定構造。
  4. 前記挿通部位の外形形状に沿った通過孔が形成され、前記固定部材によって前記管継手が前記仕切板に固定された状態で、前記固定部材と前記仕切板との間に配置されて前記区画を跨って流体が流通すること抑制するリング状の止水部材を備える請求項2又は3に記載の管継手の固定構造。
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