JP2019100096A - 集合継手、および集合継手の取付方法 - Google Patents

集合継手、および集合継手の取付方法 Download PDF

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章弘 大友
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Abstract

【課題】設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる集合継手を提供する。【解決手段】縦管に接続可能な縦管接続部11、21と、縦管接続部11、21の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部12、22と、をそれぞれ有し、かつ縦管接続部11,21同士が互いに接続された上部接続管10および下部接続管20を備え、上部接続管10および下部接続管20が同軸に配置された集合継手1であって、上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける縦管接続部11,21同士は、上部接続管10および下部接続管20の共通軸O回りに互いに相対回転できるように接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、集合継手、および集合継手の取付方法
従来、多層階建物内の排水用集合管は、上下方向に延びる縦管と、水平方向に延びる横管と、縦管および横管を連結する集合継手と、により構成されている。
このうち、集合継手としては、例えば下記特許文献1に示すように、縦管に接続可能な縦管接続部と、縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有する上部接続管および下部接続管を備えた構成が知られている。
特開2016−69982号公報
このような排水用集合管は、長期間の使用により経年劣化を起こすことがあり、部分的に交換等する改修作業が必要になる。しかしながら、既設の建物での改修作業は、新築の建物とは異なり、排水用集合管を設置する空間が予め決められており、設置場所の選択に自由度がない。また、排水用集合管は一般に、内壁等により閉塞された空間内に設置されており、設置作業を行うために内壁等に設けられる作業口を大きく確保することが難しい。
このため、設置作業の作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することに改善の余地があった。また、新築の建物においても、排水用集合管を収まり良く設置することが求められていた。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる集合継手を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る集合継手は、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備え、前記上部接続管および前記下部接続管が同軸に配置された集合継手であって、前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記縦管接続部同士は、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸回りに互いに相対回転できるように接続されていることを特徴とする。
この発明によれば、上部接続管および下部接続管それぞれにおける前記縦管接続部同士が、共通軸回りに相対回転できるように接続されている。このため、上部接続管および下部接続管それぞれに接続される縦管および横管の位置に合わせて、上部接続管および下部接続管それぞれの横管接続部の開口方向を調整することができる。
これにより、例えば狭い空間内に集合継手が設置されている場合、建物の室内に設けられた作業口が狭い場合、または排水管を更新することで、縦管と横管との接続に制約が生じる場合等に、集合継手に接続される横管の延びる向きに自由度を与えることができる。したがって、横管を集合継手に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、横管が集合継手に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。
このようにして、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記縦管接続部同士は、これらの間に配置された弾性リングを介して互いに接続されてもよい。
この場合には、上部接続管と下部接続管とが、弾性リングを介して接続されている。このため、上部接続管および下部接続管を、互いに相対回転できるように接続しながら、上部接続管と下部接続管との間の止水性を、簡易な構成で確実に確保することができる。
また、本発明に係る集合継手は、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備え、前記上部接続管および前記下部接続管が同軸に配置された集合継手であって、前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記横管接続部は、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸に沿う軸方向から見た上面視で、互いに異なる向きに開口していることを特徴とする。
この発明によれば、上部接続管および下部接続管それぞれにおける横管接続部が、軸方向から見た上面視で互いに異なる向きに開口している。このため、設置作業における上部接続管および下部接続管それぞれに接続される横管が、互いに異なる向きに延びていても、集合継手を用いてこれらを互いに接続することができる。したがって、横管を集合継手に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、横管が集合継手に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。これにより、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、便器からの排水が流下する便器用排水管、および便器以外からの排水が流下する雑用排水管のうちのいずれか一方は、前記上部接続管の前記横管接続部に接続され、いずれか他方は、前記下部接続管の前記横管接続部に接続されてもよい。
この場合、建物の化粧室の内壁により閉塞された空間内に、集合継手を設置することとなり、集合継手と接続される縦管および横管を限られた空間内に収まり良く配置することができる。
また、前記上部接続管における前記横管接続部、および前記下部接続管における前記横管接続部それぞれの管軸における上下方向の間隔は、250mm以上であってもよい。
この場合には、上部接続管における横管接続部と、下部接続管における横管接続部とが、上面視で互いに径方向に対向する場合であっても、上部接続管における横管接続部を流れてきた排水が、下部接続管における横管接続部内に逆流するのを抑えることができる。
また、本発明に係る集合継手の取付方法は、縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備えた集合継手の取付方法であって、前記下部接続管に、前記縦管および前記横管を各別に接続し、前記下部接続管に、前記上部接続管を同軸に配置するとともに、前記上部接続管を前記下部接続管に対して、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸回りに回転させることを特徴とする。
この発明によれば、縦管および横管を各別に接続した下部接続管の上方に、上部接続管を配置するとともに、上部接続管を下部接続管に対して共通軸回りに回転させるので、上部接続管に接続される縦管および横管の位置に合わせて、上部接続管における横管接続部の開口方向を調整することができる。
これにより、例えば狭い空間内に集合継手が設置されている場合、建物の室内に設けられた作業口が狭い場合、または排水管を更新することで、縦管と横管との接続に制約が生じる場合等に、集合継手に接続される横管の延びる向きに自由度を与えることができる。したがって、横管を集合継手に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、横管が集合継手に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。
このようにして、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、前記集合継手は、建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられてもよい。
この場合には、配置される空間の広さや、建物の内壁に設けられる作業口の大きさが限られた建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられる。このため、より一層効果的に設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
本発明によれば、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
本発明の第1実施形態に係る集合継手の斜視図である。 図1に示す集合継手に横管を接続した状態における上面図である。 図1に示す上部接続管および下部接続管の接続部分の縦断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る集合継手1、およびこの集合継手1の取付方法について説明する。この説明では、横管として、便器(図示せず)からの排水が流下する便器用排水管40、および便器以外からの排水が流下する雑用排水管41を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る集合継手1は、縦管に接続可能な縦管接続部11、21と、縦管接続部11、21の側面に突設されて便器用排水管40又は雑用排水管41を接続可能な横管接続部12、22と、をそれぞれ有し、かつ縦管接続部11,21同士が互いに接続された上部接続管10および下部接続管20を備えている。上部接続管10および下部接続管20は、例えば合成樹脂材料等により形成されている。
縦管、便器用排水管40、および雑用排水管41は、例えば建物内に配置され、内部を建物内から排出される排水が流下する排水用集合管を構成している。上部接続管10および下部接続管20は同軸に配置されている。上部接続管10の縦管接続部11の下端開口部と、下部接続管20の縦管接続部21の上端開口部と、が互いに接続されている。
以下の説明において、上部接続管10および下部接続管20の共通軸Oに沿う方向を軸方向といい、軸方向から見た上面視において、共通軸Oと交差する方向を径方向という。また、上面視で共通軸O回りに周回する方向を周方向という。
上部接続管10における縦管接続部11の上端開口部に縦管が接続される。上部接続管10には横管接続部12が1つ設けられている。
下部接続管20における縦管接続部21の下端開口部に縦管が接続される。下部接続管20には、横管接続部22が3つ設けられている。3つの横管接続部22は、周方向に間隔をあけて配置され、互いに異なる向きに開口している。
そして本実施形態では、図3に示すように、上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける縦管接続部11,21同士は、共通軸O回りに互いに相対回転できるように接続されている。上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける縦管接続部11,21同士は、これらの間に配置された弾性リング30を介して互いに接続されている。
下部接続管20の縦管接続部21における上端部には、周壁が拡径された接続筒部20Aが設けられている。図示の例では、接続筒部20Aが受け口となる。接続筒部20Aの内側に、上部接続管10の縦管接続部11における下端部、すなわち挿し口が挿入されている。縦管接続部11における下端部の外周面には、径方向の内側に向けて窪む収容凹部10Aが形成されている。
収容凹部10Aは、上部接続管10の縦管接続部11における下端部の外周面に、全周にわたって延びている。収容凹部10A内に弾性リング30が配置されている。弾性リング30は、後述する弾性変形をしていない状態で、共通軸Oと同軸に配置されている。弾性リング30は軸方向に間隔をあけて複数配置されている。
図示の例では、弾性リング30は2つ設けられ、収容凹部10Aにおける軸方向の両端部に各別に配置されている。
弾性リング30は、例えばゴム材料やエラストマー材料等の弾性を備えた材料により形成されたリング部材である。弾性リング30として例えばOリングを採用することができる。
図示の例では、弾性リング30は断面円形状をなしている。弾性リング30の断面形状を矩形状や楕円形状等であってもよい。
弾性リング30は、上部接続管10の収容凹部10Aにおける径方向の外側を向く外周面、および下部接続管20の接続筒部20Aにおける径方向の内側を向く内周面それぞれに当接し、弾性変形した状態で配置されている。このため、弾性リング30は上部接続管10と下部接続管20との間を止水する。
上部接続管10および下部接続管20を周方向に相対回転させると、弾性リング30が上部接続管10の外周面、および下部接続管20の内周面それぞれに対して摺動しながら、上部接続管10および下部接続管20が相対回転する。
また、本実施形態に係る集合継手1では、図2に示すように、上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける横管接続部12、22は、軸方向から見た上面視で、互いに異なる向きに開口している。
図2に示すように、下部接続管20における3つの横管接続部22は、互いに反対の方向を向く第1横管接続部22Aおよび第2横管接続部22Bと、上面視で第1横管接続部22Aおよび第2横管接続部22Bそれぞれと直交する方向を向く第3横管接続部22Cと、を備えている。
以下の説明において、径方向のうち、第1横管接続部22Aおよび第2横管接続部22Bが開口する方向を第1径方向Xといい、上面視で第1径方向Xと直交する方向を第2径方向Yという。
上部接続管10の横管接続部12は、上面視で第1径方向Xおよび第2径方向Yそれぞれと交差する方向を向いている。図示の例では、上部接続管10の横管接続部12は、第1径方向Xおよび第2径方向Yそれぞれに対して、45°をなす方向を向いている。
なお、このような態様に限られず、上部接続管10の横管接続部12は、図1に示すように、第1径方向Xおよび第2径方向Yそれぞれに対して45°ではない角度をなしてもよい。
また、本実施形態に係る集合継手1における上部接続管10の横管接続部12には、便器用排水管40、および雑用排水管41のうちのいずれか一方が接続されている。
図示の例では、上部接続管10の横管接続部12には、便器用排水管40が接続されている。便器からの排水は、便器用排水管40から上部接続管10の横管接続部12を通して上部接続管10の内部に流下し、下部接続管20の内部に向けて流下する。
また、下部接続管20の横管接続部22には、便器用排水管40および雑用排水管41のうちのいずれか他方が接続されている、図示の例では、下部接続管20の横管接続部22には、雑用排水管41が接続されている。雑用排水管41には、台所や洗面台、浴室等の便器以外からの雑排水が流下する。
雑排水は、第1横管接続部22A、第2横管接続部22B、および第3横管接続部22Cそれぞれを通して下部接続管20の内部に流下し、上部接続管10からの排水と合流して下方に向けて流下する。
図2に示すように、このような集合継手1は、化粧室の内壁Wにより閉塞された空間に配置される。便器から延びて化粧室の内壁Wを貫く便器用排水管40と、雑用排水管41のうち、下部接続管20の第3横管接続部22Cに接続された第1雑用排水管41Aと、は第2径方向Yに沿って互いに並行に延びている。
また、便器用排水管40および第1雑用排水管41Aは、第1径方向Xに沿って間隔をあけて配置されている。
また、本実施形態に係る集合継手1では、上部接続管における横管接続部、および下部接続管における横管接続部それぞれの管軸O1,O2における上下方向の間隔は、250mm以上である。下部接続管20における第1横管接続部22A、第2横管接続部22B、および第3横管接続部22Cそれぞれにおける上下方向の位置は、互いに同等となっている。
次に、本実施形態に係る集合継手1の取付方法について説明する。
本実施形態に係る集合継手1の取付方法では、まず、下部接続管20に、縦管および雑用排水管41を各別に接続する。
集合継手1は、建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられる。この際、化粧室の内壁Wに作業口を設け、作業口を通して、既設の集合継手と本実施形態に係る集合継手1と、を交換する。また、集合継手1の交換に際しては、必要な箇所の止水を行った状態で作業する。
そして、下部接続管20に、上部接続管10を同軸に配置するとともに、上部接続管10を下部接続管20に対して、共通軸O回りに回転させる。
次に、便器用排水管40を、上面視で湾曲したエルボ継手40Aを介して、上部接続管10の横管接続部12に接続する。この際、便器用排水管40の第1径方向Xに沿う位置や、エルボ継手40Aの大きさ等を考慮して、上部接続管10を下部接続管20に対して周方向に相対回転して、上部接続管10の横管接続部12が開口する向きを調整する。
最後に、上部接続管10の縦管接続部11に縦管を接続し、集合継手1の取付作業が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る集合継手1によれば、上部接続管10および下部接続管20が、共通軸O回りに相対回転できるように接続されている。
このため、上部接続管10および下部接続管20それぞれに接続される縦管、便器用排水管40、および雑用排水管41の位置に合わせて、上部接続管10および下部接続管20それぞれの横管接続部12、22の開口方向を調整することができる。
これにより、例えば狭い空間内に集合継手が設置されている場合、建物の室内に設けられた作業口が狭い場合、または排水管を更新することで、縦管と、便器用排水管40または雑用排水管41と、の接続に制約が生じる場合等に、集合継手1に接続される便器用排水管40、および雑用排水管41の延びる向きに自由度を与えることができる。したがって、便器用排水管40、および雑用排水管41を集合継手1に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、便器用排水管40、および雑用排水管41が集合継手1に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。
このようにして、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、上部接続管10と下部接続管20とが、共通軸Oと同軸に配置された弾性リング30を介して接続されている。このため、上部接続管10および下部接続管20を、互いに相対回転できるように接続しながら、上部接続管10と下部接続管20との間の止水性を、簡易な構成で確実に確保することができる。
また、上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける横管接続部12、22が、上面視で互いに異なる向きに開口している。このため、設置作業における上部接続管10および下部接続管20それぞれに接続される便器用排水管40および雑用排水管41が、互いに異なる向きに延びていても、集合継手1を用いてこれらを互いに接続することができる。したがって、便器用排水管40、および雑用排水管41を集合継手1に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、便器用排水管40、および雑用排水管41が集合継手1に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。これにより、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、上部接続管10に便器用排水管40が接続され、下部接続管20に雑用排水管41が接続されている。このため、建物の化粧室の内壁Wにより閉塞された空間内に、集合継手1を設置することとなり、集合継手1と接続される縦管、便器用排水管40、および雑用排水管41を限られた空間内に収まり良く配置することができる。
また、上部接続管10における横管接続部12、および下部接続管20における横管接続部22それぞれの管軸O1,O2における上下方向の間隔は、250mm以上となっている。このため、上部接続管10における横管接続部12と、下部接続管20における横管接続部22とが、上面視で互いに径方向に対向する場合であっても、上部接続管10における横管接続部12を流れてきた便器からの排水が、下部接続管20における横管接続部22内に逆流するのを抑えることができる。
また、本実施形態に係る集合継手1の取付方法によれば、縦管および便器用排水管40、および雑用排水管41を各別に接続した下部接続管20の上方に、上部接続管10を配置するとともに、上部接続管10を下部接続管20に対して共通軸O回りに回転させる。このため、上部接続管10に接続される縦管および便器用排水管40の位置に合わせて、上部接続管10における横管接続部12の開口方向を調整することができる。
これにより、例えば狭い空間内に集合継手が設置されている場合、建物の室内に設けられた作業口が狭い場合、または排水管を更新することで、縦管と、便器用排水管40または雑用排水管41と、の接続に制約が生じる場合等に、等に、集合継手1に接続される便器用排水管40の延びる向きに自由度を与えることができる。したがって、便器用排水管40を集合継手1に接続するために、流路の一部を大きく屈曲させることで、便器用排水管40が集合継手1に対して大きくかさ張るのを抑えることができる。
このようにして、設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
また、集合継手1が、配置される空間の広さや、建物の内壁に設けられる作業口の大きさが限られた建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられる。このため、より一層効果的に設置作業における作業性を確保しながら、限られた空間内に排水用集合管を収まり良く設置することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態においては、集合継手1が建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられる構成を示したが、このような態様に限られない。集合継手1は、新築の建物の排水用集合管として配置されてもよい。
また、上記実施形態においては、上部接続管10の横管接続部12に便器用排水管40が接続され、下部接続管20の横管接続部22に雑用排水管41が接続される構成を示したが、このような態様に限られない。
例えば、上部接続管10の横管接続部12に雑用排水管41が接続され、下部接続管20の横管接続部22に便器用排水管40が接続されてもよい。また、上部接続管10および下部接続管20それぞれにおける横管接続部12、22に、雑用排水管41が各別に接続されてもよい。
また、上記実施形態においては、下部接続管20に縦管および雑用排水管41を各別に接続した後に、下部接続管20に上部接続管10を同軸に配置する構成を示したが、このような態様に限られない。下部接続管20に縦管および雑用排水管41を各別に接続する前に、下部接続管20に上部接続管10を同軸に配置してもよい。また、上部接続管10に縦管および便器用排水管40を接続した後に、上部接続管10に下部接続管20を接続してもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 集合継手
10 上部接続管
11、21 縦管接続部
12、22 横管接続部
20 下部接続管
30 弾性リング
40 便器用排水管
41 雑用排水管
O 共通軸

Claims (7)

  1. 縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備え、
    前記上部接続管および前記下部接続管が同軸に配置された集合継手であって、
    前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記縦管接続部同士は、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸回りに互いに相対回転できるように接続されていることを特徴とする集合継手。
  2. 前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記縦管接続部同士は、これらの間に配置された弾性リングを介して互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の集合継手。
  3. 縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備え、
    前記上部接続管および前記下部接続管が同軸に配置された集合継手であって、
    前記上部接続管および前記下部接続管それぞれにおける前記横管接続部は、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸に沿う軸方向から見た上面視で、互いに異なる向きに開口していることを特徴とする集合継手。
  4. 便器からの排水が流下する便器用排水管、および便器以外からの排水が流下する雑用排水管のうちのいずれか一方は、前記上部接続管の前記横管接続部に接続され、いずれか他方は、前記下部接続管の前記横管接続部に接続されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の集合継手。
  5. 前記上部接続管における前記横管接続部、および前記下部接続管における前記横管接続部それぞれの管軸における上下方向の間隔は、250mm以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の集合継手。
  6. 縦管に接続可能な縦管接続部と、前記縦管接続部の側面に突設されて横管を接続可能な横管接続部と、をそれぞれ有し、かつ前記縦管接続部同士が互いに接続された上部接続管および下部接続管を備えた集合継手の取付方法であって、
    前記下部接続管に、前記縦管および前記横管を各別に接続し、
    前記下部接続管に、前記上部接続管を同軸に配置するとともに、前記上部接続管を前記下部接続管に対して、前記上部接続管および前記下部接続管の共通軸回りに回転させることを特徴とする集合継手の取付方法。
  7. 前記集合継手は、建物内における既設の排水用集合管に対して取付けられることを特徴とする請求項6に記載の集合継手の取付方法。
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