JPH08120721A - 既設住宅の排水系改修方法 - Google Patents

既設住宅の排水系改修方法

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JPH08120721A
JPH08120721A JP28443194A JP28443194A JPH08120721A JP H08120721 A JPH08120721 A JP H08120721A JP 28443194 A JP28443194 A JP 28443194A JP 28443194 A JP28443194 A JP 28443194A JP H08120721 A JPH08120721 A JP H08120721A
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Toshihiko Abe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 居住者の存在を前提とすると共に、居住者の
実生活に影響を及ぼすことなく、改修工事を随時進行さ
せることができる既設住宅の排水系改修方法を提供する
ことを目的とする。 【構成】 洗面所Cの洗面系排水管105が、洗面所C
内に配管された排水竪管104に接続されている既設住
宅の排水系改修方法であって、洗面所C内に洗濯機系排
水器具1を設置する器具新設工程と、洗面系排水枝管9
を組み込んだ第1横引き管8により、洗濯機系排水器具
1を既設排水竪管104に接続する配管新設工程と、洗
面系排水枝管9の上流側を、改修後の洗面系排水管24
が床F上から接続可能に配管する将来配管新設工程と
を、備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設の集合住宅におい
て、洗面所および浴室などのいわゆる水廻りの排水系を
改修する改修方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】昭和40年代の集合住宅などでは、排水
系を構成する排水管などの設備配管や設備機器の老朽化
はもとより、洗濯機排水(洗濯機用防水パン)の不備や
屋内に露出した配管などの問題があり、居住者側からの
改修の要望が強い。しかし、このような設備配管などの
改修は、建築的な仕上げ(内装)の改修を伴うと共に、
特に排水横引き管にあっては、階下の住戸内での工事と
なる場合があり、さらには排水竪管などでは各住戸を貫
通して配管されているため、従来は、極端に小規模で他
の住戸に影響を与えないような改修工事、あるいは空き
住戸のみの改修工事でない限り、集合住宅全体として、
建築も含めた大がかりな改修工事にならざるを得なかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような大
がかりな改修工事は、居住者に対して仮設住宅を手当し
なければならないなどの問題があり、また賃貸住宅で
は、改修後の賃料の問題があり、実際には、不可能な場
合がほとんどである。一方、小規模な改修工事にあって
も、工期が数日に及ぶものは、居住者の実生活に影響を
及ぼす度合いが大きく、この場合も、実際には不可能な
場合がほとんどである。
【0004】本発明は、このような不具合を解消するも
のであり、居住者の存在を前提とすると共に、居住者の
実生活に影響を及ぼすことなく、改修工事を随時進行さ
せることができる既設住宅の排水系改修方法を提供する
ことをその目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1の発明は、洗面所の洗面系排水管が、洗面所内に
配管された排水竪管に接続されている既設住宅の排水系
改修方法であって、洗面所内に洗濯機系排水器具を設置
する器具新設工程と、洗面系排水枝管を組み込んだ第1
横引き管により、洗濯機系排水器具を既設排水竪管に接
続する配管新設工程と、洗面系排水枝管の上流側を、改
修後の洗面系排水管が床上から接続可能に配管する将来
配管新設工程とを、備えたことを特徴とする
【0006】また請求項2の発明は、隣接する洗面所お
よび浴室の洗面系排水管および浴室系排水管が、洗面所
内に配管された排水竪管に接続されている既設住宅の排
水系改修方法であって、洗面所内に洗濯機系排水器具を
設置する器具新設工程と、洗面系排水枝管および浴室系
排水枝管を組み込んだ第1横引き管により、洗濯機系排
水器具を既設排水竪管に接続する配管新設工程と、洗面
系排水枝管の上流側を、改修後の洗面系排水管が洗面所
の床上から接続可能に配管すると共に、浴室系排水枝管
の上流側を、改修後の浴室系排水管が浴室側から接続可
能に配管する将来配管新設工程とを、備えたことを特徴
とする。
【0007】これらの場合、住戸外に排水竪管を新設
し、新設排水竪管に浴室系排水枝管を組み込んだ第2横
引き管を接続すると共に、第2横引き管の上流側に第1
横引き管の下流側をつなぎ替える排水竪管新設工程と、
浴室系排水枝管の上流側を、改修後の浴室系排水管が浴
室側から接続可能に配管する将来配管新設工程とを、更
に備え、あるいは、住戸外に排水竪管を新設し、新設排
水竪管に第2横引き管を接続すると共に、第2横引き管
の上流側に第1横引き管の下流側をつなぎ替える排水竪
管新設工程を、更に備えることが好ましい。
【0008】またこれらの場合、浴室系を改修し、改修
後の浴室系排水管を浴室系排水枝管につなぎ替える浴室
系改修工程を、更に備え、さらには、洗面系を改修し、
改修後の洗面系排水管を洗面系排水枝管につなぎ替える
洗面系改修工程を、更に備えることが好ましい。
【0009】さらにこれらの場合、既設排水竪管を撤去
する竪管撤去工程を、備えることが好ましい。
【0010】一方、第1横引き管が、既設排水竪管のス
ラブ上の部分を切断し、この部分に設けた竪管継手を介
して、既設排水竪管に接続されることが好ましい。
【0011】また、第1横引き管および第2横引き管
が、床板とスラブとの間に配管されることが好ましい。
【0012】一方、請求項11の発明は、複数の既設枝
管用継手が設けられた既設排水竪管の所定の改修部位
に、新設枝管用継手を設ける既設住宅の排水系改修方法
において、改修部位の上流側直上に位置する既設枝管用
継手の枝側を、排水ホースにつなぎ替える工程と、排水
ホースの下流端を、改修部位の下流側に接続した排水器
具と他の排水系に接続した排水器具とのいずれかに開放
する工程と、既設枝管用継手の下流側であって、改修部
位の上流側に位置する既設排水竪管内に、排水止め風船
をセットする工程と、改修部位を切断して、改修部位に
新設枝管用継手をつなぎ込む工程と、排水止め風船およ
び排水ホースを撤去する工程とを、備えたことを特徴と
する。
【0013】
【作用】請求項1の排水系改修方法によれば、器具新設
工程、配管新設工程および将来配管新設工程は、いずれ
も洗面所内での工事となるため、該当住戸内の水場の一
部の工事となり、かつ短期間に施工を完了することがで
きる。また、施工後において、洗面系排水は、既存のま
ま、既設の洗面系排水管により既設の排水竪管に導か
れ、洗濯機系排水は、第1横引き管により既設の排水竪
管に導かれるため、洗面系および洗濯機系の使用に支障
をきたすことがない。さらに、第1横引き管には、将来
の洗面系排水枝管が組み込まれ、かつ洗面系排水枝管の
上流側が、改修後の洗面系排水管が床上から接続可能に
配管されるため、洗面所内において、洗濯機系の新設に
伴って洗面系を同時に改修する必要がない。また将来、
洗面系を改修する場合に、床を剥して洗面系排水枝管を
施工する必要がないので、将来の洗面系の改修を無駄の
ない簡単なものとすることができる。
【0014】請求項2の排水系改修方法によれば、請求
項1と同様に、水場の一部の工事で済むと共に、短期間
に施工を完了することができる。また、施工後におい
て、洗面系排水および浴室系排水は、既存のまま、それ
ぞれ既設の排水竪管に導かれ、洗濯機系排水は、第1横
引き管により既設の排水竪管に導かれるため、洗面系、
浴室系および洗濯機系の使用に支障をきたすことがな
い。さらに、第1横引き管には、将来の洗面系排水枝管
および浴室系排水枝管が組み込まれ、かつこれらの枝管
の上流側が、床上からおよび浴室側からそれぞれ接続可
能に配管されるため、洗濯機系の新設に伴って洗面系や
浴室系を同時に改修する必要がない。また将来、洗面系
や浴室系を改修する場合に、それぞれ独自に施工が可能
となると共に、その改修を無駄のない簡単なものとする
ことができる。
【0015】請求項3および請求項4の排水系改修方法
によれば、住戸外に排水竪管を新設する工事は、居住者
への影響がほとんどなく、工期の長短を問わず行うこと
ができる。また、第2横引き管の配管および第1横引き
管とのつなぎ替えは、水場の一部の工事で済むと共に、
短期間に施工を完了することができる。さらに、施工後
において、洗面系排水および浴室系排水は、既存のま
ま、それぞれ既設の排水竪管に導かれ、洗濯機系排水
は、第1横引き管および第2横引き管により新設の排水
竪管に導かれるため、洗面系、浴室系および洗濯機系の
使用に支障をきたすことがない。したがって、請求項1
の改修工事と、これに続く請求項3の改修工事とを、一
連の改修工事として連続して行う必要がなく、逆に、個
々に日を改めて行うことにより、居住者の実生活への影
響を極力少なくすることができる。一方、この排水竪管
新設工程においても、これに伴って洗面系や浴室系を同
時に改修する必要がない。
【0016】請求項5の排水系改修方法によれば、浴室
系を改修して浴室系排水管を浴室系排水枝管につなぎ替
えることにより、浴室系排水は、請求項2の工事が完了
している時点では、既設の排水竪管に導かれ、請求項3
および請求項4の工事が完了している時点では、既設の
排水竪管に導かれる。したがって、この時点でも、洗面
系、浴室系および洗濯機系の使用に支障をきたすことが
なく、この工事のみを独立して行うことができる。ま
た、浴室系の改修はもとより、浴室系排水のつなぎ替え
も、主に浴室内の工事となり、水場の一部の工事で済む
と共に、短期間に施工を完了することができる。
【0017】請求項6の排水系改修方法によれば、請求
項5と全く同様に、洗面系、浴室系および洗濯機系の使
用に支障をきたすことがなく、この工事のみを独立して
行うことができ、また水場の一部の工事で済むと共に、
短期間に施工を完了することができる。
【0018】請求項7の排水系改修方法によれば、既設
排水竪管を撤去することにより、洗面所内から邪魔な竪
管がなくなり、洗面所を広く使用することができる。ま
た、この時点で、請求項5および請求項6の工事が完了
していれば、洗面系、浴室系および洗濯機系の使用に支
障をきたすことがなく、この工事のみを独立して行うこ
とができる。さらに、請求項6の工事と同時に行えば、
洗面所内において、既設排水竪管の撤去スペースを、新
設の洗面系の設置スペースとして利用することができ
る。洗面系の大きさや設置の自由度を増すことができ
る。
【0019】請求項8の排水系改修方法によれば、第1
横引き管が、既設排水竪管のスラブ上の部分を切断し、
この部分に設けた竪管継手を介して、既設排水竪管に接
続されるため、第1横引き管の既設排水竪管への接続工
事を、該当住戸のフロア内で行うことができ、階下の住
戸への影響を極力少なくすることができる。
【0020】請求項9および請求項10の排水系改修方
法によれば、第1横引き管および第2横引き管が、床板
とスラブとの間に配管されるため、工事に伴う、階下の
住戸への影響を極力少なくすることができる。また、こ
れら改修工事の施工後に、フロア単位の財産区分などが
明確になると共に、階下の住戸に対する排水騒音などの
問題を解消することができる。
【0021】請求項11の排水系改修方法によれば、排
水ホースおよび排水止め風船をセットすることにより、
既設排水竪管の下流側は、排水が排水止め風船によりせ
き止められ、上流側は、排水が排水ホースを介して排水
器具に導かれる。この排水器具に導かれた排水は、改修
部位をバイパスして、その下流側に導かれ、あるいは、
他の排水系に導かれる。このため、改修部位の切断およ
び新設枝管用継手をつなぎ込みに際し、排水を止めた状
態で、この改修工事を行うことができる一方、当該工事
を行う階の以外の階では、排水器具の使用に支障を生ず
ることがない。したがって、他の住戸に全く影響を与え
ることなく、当該階の改修工事を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の一実施
例に係る既設住宅の排水系改修方法を、昭和40年代の
公団住宅の2タイプ(第1実施例および第2実施例)の
住戸形式を代表例に、説明する。この場合、公団の予算
や居住者の要望などを踏まえ、小規模な改修から比較的
大規模な改修までの各種の改修プランを、プラン別に説
明するものとし、第1および第2実施例共に、各改修プ
ランの説明に先立ち既存の状態から説明する。
【0023】(1)第1実施例の既存状態 図1および図2は、それぞれ既存の水場廻りの平面詳細
図および断面詳細図であり、両図に示すように、この水
場廻りは、カーテンAで仕切られた玄関Bに連なる洗面
所Cと、洗面所Cの奥に設けた便所Dと、洗面所Cおよ
び便所Dに面し、玄関Bの脇に位置する浴室Eとで、構
成されている。洗面所Cには、P型トラップを有する洗
面器(洗面系)101が設けられ、また浴室Eには、浴
槽および洗い場(浴室系)の排水を集水する床排水トラ
ップ(浴室系)102が設けられ、更に便所Dには、ト
ラップを内蔵した洋風大便器103が設けられている。
【0024】一方、洗面所Cの洗面器101の脇には、
既設雑排水竪管104が屋内露出で配管されており、既
設雑排水竪管104には、短管(洗面系排水管)105
を介して、洗面器CのPトラップが床上露出で接続され
ると共に、直管(浴室系排水管)106を介して、浴室
Eの床排水トラップ102が、階下の天井下露出で接続
されている(図2参照)。同様に、便所Dの洋風大便器
103の脇には、既設汚水竪管107が屋内露出で配管
されており、既設汚水竪管107には、サニタリ管10
8を介して、洋風大便器103が床上露出で接続されて
いる(図2参照)。
【0025】したがって現状では、各階の洗面器Cの排
水および浴室Eの排水は、既設雑排水竪管104に流入
し、既設雑排水竪管104から屋外の会所桝(図示せ
ず)に導かれ、また、各階の洋風大便器103の排水
は、既設汚水竪管107を介してが、屋外の会所桝に導
かれる。なお、給水管(水道管)や給湯管は、水栓廻り
の部分的な改修工事で済むため、ここでは省略されてい
る。
【0026】(2)洗濯機用防水パン設置プラン(a) 図3および図4は、洗面所Cや浴室Eの将来の改修を考
慮することなく、洗濯機用防水パン1のみを新たに設置
する改修プランである。この場合には、先ず、洗面所C
の床Fを剥いだ後、既設雑排水竪管104のスラブS上
の部分を切断し、この部分に竪管継手2を取り付ける
(新設)。次に、この竪管継手2から新設の横引き管3
を、所定の勾配に従ってスラブS上に配管(ころがし配
管)し、ソケット止めにしておく。ここで、床張りを行
うと共に、洗濯機用防水パン1をカーテンAに沿わせる
ように設置する。そして、洗濯機用防水パン1の点検口
部1aから、接続管を装着したパン用排水金具(トラッ
プ)4を差し入れ、ソケットに接続すると共に、パン用
排水金具4を洗濯機用防水パン1の点検口部1aに固定
する。なお、洗濯機用防水パン1は、その一部を、洗面
器101の下側に潜り込ませるように設置し、洗濯機防
水パン1の上に設置する洗濯機5がカーテンAの外に突
き出さないようにしている。
【0027】以上のように、この改修プラン(a)によ
れば、該当住戸の洗面所C内での作業となり、かつ短期
間(1日程度)で作業となるため、他の住戸に一切影響
を及ぼすことがなく、また該当住戸の居住者への影響も
極力少なくすることができる。
【0028】図5は、改修プラン(a)の第1変形例で
あり、この場合には、既設として洗面器101ではなく
洗面化粧台109が設けられている。したがって、洗濯
機防水パン1を洗面化粧台109に添わせるように並べ
て設置する。そして、パン用排水金具4を洗濯機用防水
パン1の玄関側に寄せて設けて、横引き管3に接続して
いる。これにより、洗濯機用防水パン1がカーテンAの
外側に幾分突き出しても、これの上に載る洗濯機5は、
カーテンAの内側に納まるようになっている。
【0029】図6は、上記プラン(a)の第2変形例で
あり、新設の横引き管6を既設雑排水竪管104に代え
て、既設汚水竪管107に接続するものである。この場
合には、既設汚水竪管107のスラブS上の部分を既設
の竪管継手と共に切断して、この部分に大便器用および
横引き管用の枝を持つ竪管継手(新設)7を取り付け、
この竪管継手7に、洋風大便器103および横引き管6
を接続する。この場合も横引き管6は、スラブS上に、
すなわち仕上がった状態で、スラブSと床Fの間に隠ぺ
いされるように、スラブS上にころがし配管とする。
【0030】(3)洗濯機用防水パン設置プラン(b) 図7および図8は、洗濯機用防水パン(洗濯機用排水器
具)1を新たに設置すると共に、将来、洗面器101を
洗面化粧台24に改修することを考慮した改修プランで
ある。このプランでは、改修プラン(a)と同様に、洗
濯機用防水パン1を設置し、横引き管8により、洗濯機
用防水パン1のパン用排水金具4を既設雑排水竪管10
4に接続するが、この場合には、継手を介して、横引き
管(洗面系排水枝管)8の途中に横引き岐管9を設ける
ようにしている。この横引き岐管9は、将来の洗面化粧
台24を接続するためのものであり、その上流端は、洗
面器101の下側の床面に立ち上げて、プラグ10で閉
塞しておく(図8参照)。
【0031】なお、図7に示すように、横引き管8のエ
ルボ11の部分の床Fに点検口Faを設けておけば、後
述の改修プラン(c)が提起された場合でも、この部分
から横引き管8のつなぎ替えを行うことができる。
【0032】以上のように、この改修プラン(b)によ
れば、該当住戸の洗面所C内で、すべての作業を短期間
(1日程度)で行うことができると共に、将来想定され
る洗面化粧台24の設置に、極めた容易に対応すること
ができる。また、将来の洗面化粧台24の設置が、取り
やめになっても、居住者の生活に一切の支障を生ずるこ
とがない。
【0033】図9は、改修プラン(b)の変形例であ
り、将来の洗面器101の改修に加え、浴室Eの改修を
も考慮したものである。この場合には、横引き管12の
途中に、上記の横引き枝管9の継手に加え、浴室E用の
継手(浴室系排水枝管)13を組み込み、この継手13
の枝側をキャップ14により閉塞しておく。なお、この
改修プランは、後述する改修プラン(c)に引き継ぐこ
とも可能であるが、このような計画がない場合や、浴室
Eの改修が改修プラン(c)に先行する場合には、有効
である。
【0034】以上のように、改修プラン(b)におい
て、引き続き、洗面器101の改修および/または浴室
Eの改修を行うことも可能であり、その時点で改修計画
を終了することも可能であるが、ここでは、改修プラン
(b)に続いて、既設雑排水管104の改修を行うプラ
ンについて説明する。
【0035】(4)雑排水竪管の新設と便所Dの改修プ
ラン(c) 図10および図11は、図7および図8の改修プラン
(b)が既に実行されていることを前提とした改修プラ
ンである。なお、この住戸の間取りでは、便所Dの改修
が前提となる。先ず、建物の外壁面の所定の位置に、各
階に対応する竪管継手15を組み込んだ新設雑排水竪管
16を施工する。次に、便所Dの床Fを剥して、竪管継
手15からスラブS上に第2横引き管17を、所定の勾
配に従ってころがし配管する。第2横引き管17の途中
には、継手を介して、浴室排水用の横引き岐管(浴室系
排水枝管)18が設けられ、この横引き岐管18は、洋
風大便器103を逃げた位置で、キャップ14により閉
塞しておく。また、第2横引き管17の上流端は、改修
プラン(b)における横引き管(第1横引き管)8のエ
ルボ11の部分を切断して、つなぎ替える。このつなぎ
替えの作業は、洗面所Cの点検口Faからの作業とな
る。
【0036】一方、これらの作業に相前後して、既設汚
水竪管107のスラブS上の部分を既設の竪管継手と共
に切断して、この部分に新設の竪管継手19を取り付け
る(便器の設置高さが変わるため)。ここで、笠上げし
て床張りを行うが、床面は洗面所Cと同一レベルとし、
第2横引き管17を床FとスラブSの間に隠ぺいできる
ように、床張りを行う。また、その際、第2横引き管1
7の上側の床Fに点検口Fbを設けておく。床張りが完
了したら、洋風大便器(新設が前提)20を設置し、サ
ニタリ管21を介して、洋風大便器20を新設の竪管継
手19に接続する。なお、この状態では、新設雑排水竪
管16には、洗濯機用防水パン1の排水のみ流れ込み、
既設雑排水竪管104には、まだ洗面器101および浴
室Eの排水が流れ込むようになっている。
【0037】以上、この改修プラン(c)によれば、新
設雑排水竪管16の施工を除き、ほとんどの作業が便所
D内で行われ、かつ工期が短い(1日程度)ため、他の
住戸への影響および居住者への影響を極力少なくするこ
とができる。なお、この改修プラン(c)に並行して、
既設汚水竪管107の改修を行うことも可能である。こ
の場合、洋風大便器20の排水管を新設雑排水竪管16
に接続するが、新たに屋外に新設汚水竪管を設け、また
洋風大便器20の排水管を、床FとスラブSの間にころ
がし配管し、汚水の屋内露出管を全てなくすようにして
もよい。
【0038】図12および図13は、改修プラン(c)
の変形例であり、図9の改修プラン(b)が既に実行さ
れていることを前提としたものである。この場合には先
ず、図12に示すように、改修プラン(b)で新設した
洗濯機用防水パン1を、既設の洗面器101から外れる
位置まで移設すると共に、既設の洗面器101に代えて
新設の洗面化粧台24を設置する。そして、洗濯機用防
水パン1への横引き管12のつなぎ替えを行うと共に、
洗面化粧台24への横引き枝管9のつなぎ込みを行う。
この状態では、まだ洗濯機用防水パン1、洗面化粧台2
4および浴室Eの排水が、横引き管12を介して既設雑
排水竪管104に流れ込むようになっている。
【0039】一方、これらの作業から日をおいて、図1
3に示すように、建物の外壁面の所定の位置に、新設雑
排水竪管16を施工する。次に、便所Dの床Fを剥し
て、竪管継手15からスラブS上に第2横引き管17
を、所定の勾配に従ってころがし配管する。また、第2
横引き管17の上流端は、改修プラン(b)における浴
室用の継手13の部分で、つなぎ替えを行う。なお、こ
のつなぎ替えの作業は、洗面所Cの点検口Faからの作
業となる。
【0040】また、これらの作業に相前後して、上記の
プランと同様に、既設汚水竪管107に新設の竪管継手
19を取り付けると共に、便所Dの笠上げして床張りを
行う。床張りが完了したら、洋風大便器103を再設置
し、サニタリ管21(既設を再使用しても可)を介し
て、洋風大便器103を新設の竪管継手19に接続す
る。なお、この状態では、新設雑排水竪管16には、洗
濯機用防水パン1および洗面化粧台24の排水が流れ込
み、既設雑排水竪管104には、浴室Eの排水のみが流
れ込む。
【0041】以上、この改修プラン(c)によれば、便
所Dに点検口を設ける必要がなくなると共に、既設雑排
水竪管104の撤去を待つことなく、洗面化粧台24を
新設することができる。また、この改修プラン(c)で
は、新設雑排水竪管16を施工する前でも、浴室Eの改
修が可能である。
【0042】(5)浴室Eの改修プラン(d) 図14は、図10および図11の改修プラン(c)に継
続する浴室Eの改修プランである。浴室Eは、モルタル
防水の上にタイル張りしたものであり、この改修プラン
(d)では、タイルを剥して、FRP製の浴室防水パン
22を設ける。この場合、便所Dの点検口Fbを開放し
て、横引き枝管18をスラブS上にころがし配管で延ば
し、浴室防水パン22の床排水金具23に接続し、その
後、浴室防水パン22を組み上げる。
【0043】以上、この改修プラン(d)によれば、横
引き枝管18の接続のときのみ便所Dでの作業となる
が、ほとんどは浴室E内の工事となり、短い工期(1日
程度)で工事を完了することができる。したがって、こ
の場合も、他の住戸への影響および居住者への影響を極
力少なくすることができる。
【0044】図15は、改修プラン(d)の変形例であ
り、図12および図13の改修プラン(c)に継続する
浴室Eの改修プランである。上記の改修プラン(d)と
同様に、浴室Eには、FRP製の浴室防水パン22が設
けられる。この場合、洗面所Cの点検口Faを開放し
て、浴室用の継手13から横引き枝管18をスラブS上
にころがし配管で延ばし、浴室防水パン22の床排水金
具23に接続し、その後、浴室防水パン22を組み上げ
る。
【0045】(6)既設雑排水竪管の撤去および洗面器
の改修プラン(e) 図16および図17は、図14の改修プラン(d)に続
くものであり、改修プラン(d)までの改修工事が、全
ての階の住戸において完了していることが前提となる。
先ず、図1に示す配管のうち、浴室E用の直管106お
よび洗面器用の短管105を取り外しを、全ての階につ
いて行う。次に、最上階から順に各戸の既設雑排水竪管
104を取り外してゆくが、この場合、図8の改修プラ
ン(b)に示す竪管継手2の締結ボルトを緩めると共
に、浴室E用の既設竪管継手または洗面器101の既設
竪管継手の部分を緩め、各戸の既設雑排水竪管104を
分断するようにして取り外してゆく。このようにして、
既設雑排水竪管104を撤去したら、次に新設の洗面化
粧台24を設置し、洗面化粧台24のSトラップを、プ
ラグ10を取り外した横引き枝管9に接続する。なお、
洗面化粧台24は、既設雑排水竪管104を撤去した部
分に設置され、かつ既設雑排水竪管104の撤去後は、
既設の洗面器101が使用不能となるため、洗面器10
1の改修と既設雑排水竪管104の撤去とは、同時に行
われる。
【0046】以上、改修プラン(e)によれば、工事が
各階に及ぶことになるが、各住戸にとっては、極めて短
期の工事となるため、居住者の生活への影響を極力少な
くすることができる。しかも、工事完了後には、洗面所
C内に一切の露出配管がなくなり、このスペースを有効
に利用することができる。
【0047】図15は、改修プラン(e)の変形例も表
しており、同図に示すように、上記改修プラン(d)の
改修工事の後、洗面化粧台24および洗濯機用防水パン
1の移設を行う(この部分を図12の状態から図15の
状態にする)。すなわち、既設雑排水竪管104の撤去
し、その撤去した空きスペースに洗面化粧台24を移設
すると共に、洗濯機用防水パン1もカーテンA内に納ま
るように移設する。
【0048】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。この実施例は、第1実施例と住戸の間取りが異なる
ものの、各改修プランの基本的な考え方は同一である。
したがって、間取りが異なることにより生ずる相違を中
心に説明する。
【0049】(7)第2実施例の既存状態 図18は、第2実施例の既存の水場廻りの平面詳細図で
あり、同図に示すように、この水場廻りは、カーテンA
で仕切られた玄関Bに連なる洗面所Cと、洗面所Cの左
側に面した便所Dと、洗面所Cの右側に面した浴室Eと
で、構成されている。第1実施例と同様に、洗面所Cに
はP型トラップを有する洗面器101が、浴室Eには排
水を集水する床排水トラップ102が、便所Dにはトラ
ップを内蔵した洋風大便器103が、それぞれ設けられ
ている。また、洗面器101の脇には、既設雑排水竪管
104が屋内露出で配管されており、既設雑排水竪管1
04には、洗面器101のPトラップが床上露出で接続
されると共に、浴室Eの床排水トラップ102が階下の
天井下に屋内露出で接続されている。さらに、洋風大便
器103の脇には、既設汚水竪管107が屋内露出で配
管されており、既設汚水竪管107には洋風大便器10
3が床上露出で接続されている。
【0050】(8)洗濯機防水パン設置プラン(a) 図19は、第1実施例の改修プラン(a)に対応するも
のであり、洗濯機防水パン33の新設のみを意図する改
修プランである。この場合も第1実施例の改修プラン
(a)と同様に、洗面所Cの床Fを剥いだ後、既設雑排
水竪管104のスラブS上の部分に竪管継手31を取り
付け、この竪管継手31に、ころがし配管で新設の横引
き管32を設ける。そして、床張りを行なった後、洗濯
機用防水パン33をカーテンAに沿わせて設け、そのパ
ン用排水金具34と横引き管32とを接続する。なお、
特に図示しないが、第1実施例の改修プラン(a)と同
様に、洗濯機用防水パン33を既設汚水竪管107に接
続するようにしてもよい。
【0051】(9)洗濯機防水パン設置プラン(b) 図20は、第1実施例の改修プラン(b)に対応するも
のであり、洗濯機防水パン33を設置するに際し、洗面
器101の改修および浴室Eの改修を考慮した改修プラ
ンである。この改修プランは、上記第1実施例のプラン
(b)と同様に、既設雑排水竪管104に新設の横引き
管35を設け、この横引き管35に、継手を介して、将
来の洗面化粧台用の横引き岐管36および将来の浴室用
の横引き岐管37を、ころがし配管で設けるようにして
いる。横引き管35の上流端は、洗濯機用防水パン33
のパン用排水金具34に接続し、また、洗面化粧台用の
横引き岐管36の上流端は、床面まで立ち上げてプラグ
38で閉塞し、さらに浴室用の横引き岐管37の上流端
は、スラブS上でキャップ39により閉塞しておく。そ
して、盲キャップ39の上側の床F、および横引き管3
5のエルボ40の上側の床Fに、それぞれ点検口Faを
設けるようにする。
【0052】(10)既設雑排水竪管の改修プラン
(c) 図21および図22は、新設雑排水竪管42の施工か
ら、浴室Eの改修、既設雑排水竪管104の撤去および
洗面器101の改修に至る、一連の改修プランを表して
いる。第1実施例の改修プラン(c)に対応する第1段
階として、建物の外壁面の所定の位置に、各階に対応す
る竪管継手41を組み込んだ新設雑排水竪管42を施工
する。次に、竪管継手41からスラブS上に第2横引き
管43を配管すると共に、洗面器101の下側に設けた
点検口Faを利用して、この部分で第1横引き管35を
第2横引き管43につなぎ替える。
【0053】次に、第1実施例の改修プラン(d)に対
応する第2段階として、浴室Eに浴室防水パン44を設
けると共に、点検口Fbを利用して、横引き枝管37
を、スラブS上にころがし配管で更に上流側に延ばし
て、浴室防水パン44の床排水金具45に接続する。
【0054】さらに、第1実施例の改修プラン(e)に
対応する第3段階として、浴室E用の接続管110およ
び洗面器101用の短管105を撤去すると共に、既設
雑排水竪管104を撤去する。そして、新設の洗面化粧
台46を設置し、洗面化粧台46のSトラップを横引き
枝管36に接続して、雑排水系の改修工事を完了する。
【0055】以上、第1実施例および第2実施例に示す
ように、各改修プランは、各プラン完了時点で、改修計
画を終了しても支障が生じないようになっている。すな
わち、改修プラン(a)を除き、他の改修プランでは、
改修プラン毎に、改修計画を終了させ、あるいは改修計
画を復活させることが可能であり、居住者やオーナーの
生活上の都合や経済的な都合などに合わせて、改修工事
を適宜進めることができる。しかも、各改修プランは、
ほぼ1日の工期で完了すると共に、特定の狭い範囲での
工事となるため、他の住戸への影響はもとより、該当住
戸の居住者への影響も極力少なくすることができる。し
たがって、居住者が居ることを前提として、かつ拠出で
きる予算に応じて、段階的に改修工事を進めることがで
きる。
【0056】ところで、これらの実施例において、特に
問題となるのが、既設雑排水竪管104に竪管継手2を
取り付ける改修工事(改修プラン(a)および(b))
である。図23は、この改修方法を説明する断面図であ
る。同図に示すように、この改修方法では、先ず、洗面
器101の短管105を既設雑排水竪管104の枝管用
継手112から外し、これに別途用意した排水ホース1
13をつなぎ込む。次に、排水ホース113の下流端を
便所Dまで延ばし、洋風大便器103に開放しておく。
一方、排水ホース113のつなぎ込みに先立ち、枝管用
継手112の枝口から既設雑排水竪管104内に排水止
め風船114を挿入し、既設雑排水竪管104の改修部
位115の直上で膨張させる。このようにして、改修部
位115の直上で排水をせき止め、階上からの排水を排
水ホース113および洋風大便器103を介して、汚水
系に導く。
【0057】次に、改修部位115を切断し、竪管継手
2をつなぎ込む。さらに、改修プラン(a)および
(b)で説明した洗濯機用防水パン1などの設置を行
い。最後に、排水ホース113を撤去すると共に、排水
止め風船114を引き抜き、再度洗面器101の短管1
05をつなぎ込んで、復旧させる。なお、排水ホース1
13を浴室に開放するようにしてもよい。
【0058】このようにして、既設雑排水竪管104に
竪管継手2を取り付けるようにしているので、当該階の
改修工事に際し、階下はもとより、階上の住戸にも排水
器具の使用を規制する必要がなく、他の住戸に一切影響
を及ぼすことなく、改修工事を行うことができる。
【0059】なお、以上の実施例では、本発明の排水管
改修方法を、公団住宅の特定形式の住戸を例に説明した
が、このような集合住宅における住戸では、水場廻りの
間取りはほぼ画一化されており、他の形式の住戸に適用
できることは、いうまでもない。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明の排水管改修方法に
よれば、将来の改修工事を見越した改修工事とすること
ができ、居住者の存在を前提とすると共に、居住者の実
生活に影響を及ぼすことなく、改修工事を暫時進行させ
ることができ、改修計画の自由度を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る既設の水場廻りの平
面詳細図である。
【図2】第1実施例に係る既設の水場廻りの断面詳細図
である。
【図3】改修プラン(a)の水場廻りの平面詳細図であ
る。
【図4】改修プラン(a)の水場廻りの断面詳細図であ
る。
【図5】改修プラン(a)の第1変形例の水場廻りの平
面詳細図である。
【図6】改修プラン(a)の第2変形例の水場廻りの平
面詳細図である。
【図7】改修プラン(b)の水場廻りの平面詳細図であ
る。
【図8】改修プラン(b)の水場廻りの断面詳細図であ
る。
【図9】改修プラン(b)の変形例の水場廻りの平面詳
細図である。
【図10】改修プラン(c)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図11】改修プラン(c)の水場廻りの断面詳細図で
ある。
【図12】改修プラン(c)の変形例(1)の水場廻り
の平面詳細図である。
【図13】改修プラン(c)の変形例(2)の水場廻り
の平面詳細図である。
【図14】改修プラン(d)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図15】改修プラン(d)(e)の変形例の水場廻り
の平面詳細図である。
【図16】改修プラン(e)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図17】改修プラン(e)の水場廻りの断面詳細図で
ある。
【図18】本発明の第2実施例に係る既設の水場廻りの
平面詳細図である。
【図19】改修プラン(a)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図20】改修プラン(b)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図21】改修プラン(c)の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図22】改修プラン(c)の水場廻りの断面詳細図で
ある。
【図23】既設雑排水竪管に竪管継手を取り付ける場合
の改修方法を説明する断面詳細図である。
【符号の説明】
1 洗濯機用防水パン 8 横引き管(第1横引き管) 9 横引き枝管 12 横引き管 13 継手 14 キャップ 16 新設雑排水竪管 17 第2横引き管 18 横引き枝管 22 ユニットバス 23 床排水金具 24 洗面化粧台 101 洗面器 102 床排水トラップ 104 既設雑排水竪管 105 短管 106 直管 C 洗面所 F 床 S スラブ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗面所の洗面系排水管が、当該洗面所内
    に配管された排水竪管に接続されている既設住宅の排水
    系改修方法であって、 前記洗面所内に洗濯機系排水器具を設置する器具新設工
    程と、 洗面系排水枝管を組み込んだ第1横引き管により、前記
    洗濯機系排水器具を前記既設排水竪管に接続する配管新
    設工程と、 前記洗面系排水枝管の上流側を、改修後の洗面系排水管
    が床上から接続可能に配管する将来配管新設工程とを、
    備えたことを特徴とする既設住宅の排水系改修方法。
  2. 【請求項2】 隣接する洗面所および浴室の洗面系排水
    管および浴室系排水管が、当該洗面所内に配管された排
    水竪管にそれぞれ接続されている既設住宅の排水系改修
    方法であって、 前記洗面所内に洗濯機系排水器具を設置する器具新設工
    程と、 洗面系排水枝管および浴室系排水枝管を組み込んだ第1
    横引き管により、前記洗濯機系排水器具を前記既設排水
    竪管に接続する配管新設工程と、 前記洗面系排水枝管の上流側を、改修後の洗面系排水管
    が洗面所の床上から接続可能に配管すると共に、前記浴
    室系排水枝管の上流側を、改修後の浴室系排水管が浴室
    側から接続可能に配管する将来配管新設工程とを、備え
    たことを特徴とする既設住宅の排水系改修方法。
  3. 【請求項3】 前記既設住宅には、前記洗面所に隣接し
    て浴室が更に設けられ、かつその浴室系排水管が、当該
    洗面所内に配管された前記排水竪管に接続されており、 住戸外に排水竪管を新設し、当該新設排水竪管に浴室系
    排水枝管を組み込んだ第2横引き管を接続すると共に、
    当該第2横引き管の上流側に前記第1横引き管の下流側
    をつなぎ替える排水竪管新設工程と、 前記浴室系排水枝管の上流側を、改修後の浴室系排水管
    が浴室側から接続可能に配管する将来配管新設工程と
    を、更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の既設
    住宅の排水系改修方法。
  4. 【請求項4】 住戸外に排水竪管を新設し、当該新設排
    水竪管に第2横引き管を接続すると共に、当該第2横引
    き管の上流側に前記第1横引き管の下流側をつなぎ替え
    る排水竪管新設工程を、更に備えたことを特徴とする請
    求項2に記載の既設住宅の排水系改修方法。
  5. 【請求項5】 前記浴室系を改修し、当該改修後の前記
    浴室系排水管を前記浴室系排水枝管につなぎ替える浴室
    系改修工程を、更に備えたことを特徴とする請求項2な
    いし4のいずれか1項に記載の既設住宅の排水系改修方
    法。
  6. 【請求項6】 前記洗面系を改修し、当該改修後の前記
    洗面系排水管を前記洗面系排水枝管につなぎ替える洗面
    系改修工程を、更に備えたことを特徴とする請求項1な
    いし5のいずれか1項に記載の既設住宅の排水系改修方
    法。
  7. 【請求項7】 前記既設排水竪管を撤去する竪管撤去工
    程を、備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1項に記載の既設住宅の排水系改修方法。
  8. 【請求項8】 前記第1横引き管は、前記既設排水竪管
    のスラブ上の部分を切断し、この部分に設けた竪管継手
    を介して、当該既設排水竪管に接続されることを特徴と
    する請求項1ないし7のいずれか1項に記載の既設住宅
    の排水系改修方法。
  9. 【請求項9】 前記第1横引き管が、床板とスラブとの
    間に配管されることを特徴とする請求項1ないし8のい
    ずれか1項に記載の既設住宅の排水系改修方法。
  10. 【請求項10】 前記第2横引き管が、床板とスラブと
    の間に配管されることを特徴とする請求項3ないし8の
    いずれか1項に記載の既設住宅の排水系改修方法。
  11. 【請求項11】 複数の既設枝管用継手が設けられた既
    設排水竪管の所定の改修部位に、新設枝管用継手を設け
    る既設住宅の排水系改修方法において、 前記改修部位の上流側直上に位置する既設枝管用継手の
    枝側を、排水ホースにつなぎ替える工程と、 当該排水ホースの下流端を、当該改修部位の下流側に接
    続した排水器具と、他の排水系に接続した排水器具との
    いずれかに開放する工程と、 前記既設枝管用継手の下流側であって、前記改修部位の
    上流側に位置する前記既設排水竪管内に、排水止め風船
    をセットする工程と、 前記改修部位を切断して、当該改修部位に前記新設枝管
    用継手をつなぎ込む工程と、 前記排水止め風船および前記排水ホースを撤去する工程
    とを、備えたことを特徴とする既設住宅の排水系改修方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002089749A (ja) * 2000-07-13 2002-03-27 Toto Ltd 給水管接続方法
JP2007239256A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Sumitomo Fudosan Kk 建物用排水システム
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