JP2014034768A - 車両用無線キー通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】
回路の複雑化によるコストアップをせずに、ノイズによる影響を低減する車両用無線キーシステムを提供する。
【解決手段】
車両側ユニットまたは携帯機に、タイミング変更判定部がタイミングを変更する必要があるかどうかを判定する機能(タイミング変更判定部)と、ウェイク信号を定期出力するタイミングを管理するタイマの計測値をリセットして、ウェイク信号を送信するタイミングをずらす機能(タイミング変更部)を持たせる。そして、タイミング変更判定部がタイミングを変更する必要があると判定した場合、タイミング変更部は、送信周期から定まる送信タイミングとは異なったタイミングにずらしてウェイク信号を送信する。したがって、車両側ユニットが送信するウェイク信号を送信する周期の設定値を変更せずに、周期性を有するノイズによって、ウェイク信号が常時阻害され続ける事態を回避できるようになる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載された車両用無線通信装置(車両側ユニット)とユーザーが携帯する携帯機とが相互通信を行なう車両用無線キー通信システムに関するものである。
従来、車両に搭載された車両側ユニットと、ユーザーに携帯される携帯機との無線通信による照合結果をもとに、車両のドアの施解錠やエンジン始動制御などを行う車両用無線キー通信システムが知られている。
この種の車両用無線キー通信システムにおいては、車両側ユニットから一定周期で送信されるウェイク信号を受信するまでは、携帯機は消費電力を抑えたスタンバイモードとなっている。そして、携帯機は、車両側ユニットからのウェイク信号を受信した場合に起動モードとなり、照合に関する処理を開始する。
しかし、近年、ガソリンスタンドや飲食店、売店などでの支払いに、非接触通信システムを利用したものが導入されてきていることにより、この非接触通信システムで利用されている電波がノイズとなって、車両側ユニットと携帯機との無線通信を阻害してしまうことが懸念されている。
そこで、特許文献1には、車両側ユニットと携帯機との無線通信に複数の周波数を利用できるようにし、当該無線通信に現在利用している周波数と同じ周波数のノイズが検出された場合に、他の周波数に切り替えて、ノイズの影響を回避する技術が開示されている。
特開2009−177767号公報
しかしながら、特許文献1に開示の技術のように複数の周波数を用いた無線通信を実現するためには、携帯機と車両側ユニットとの両方の回路構成が複雑となりコストが増大するといった課題がある。
また、ノイズの発生に周期性がある場合は、その周期を避けるようにウェイク信号の送信周期を短い周期に変更したり、長い周期に変更したりすることで、ノイズとウェイク信号とが常に重なり続けることを回避することも考えられる。
しかしながら、ウェイク信号の送信周期を短い周期に変更すると、一定期間に送信により消費する電力が変更前よりも増大してしまうという問題が生じる。一方、送信周期を長い周期に変更すると、ウェイク信号に対する携帯機の応答が遅くなり、ユーザーにとっての利便性を損なう可能性がある。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、コストアップを抑制するとともに、消費電力とユーザーの利便性の低下も抑制しつつ、ノイズによる影響を低減する車両用無線キー通信システムを提供することである。
上記課題に鑑みてなされた本発明では、車両(1)に搭載され、一定の送信周期でウェイク信号を送信する車両側ユニット(100、300)と、
ユーザーに携帯され、前記ウェイク信号を受信すると応答信号を前記車両側ユニットに返送する携帯機(200、400)とを備え、
前記車両側ユニットは、前記携帯機からの応答信号を受信した場合に、前記携帯機との間での照合を行うための照合信号を送信する車両用無線キー通信システムであって、
前記車両側ユニットおよび前記携帯機のいずれか一方は、前記ウェイク信号を送信するタイミングを変更する必要があるかどうかを判定し、当該タイミングを変更する必要があると判定した場合には前記ウェイク信号の送信を要求する送信要求信号を出力するタイミング変更判定部(11、432)を備え、
前記車両側ユニットは、前記タイミング変更判定部が出力した送信要求信号を取得した場合に、前記ウェイク信号を送信するタイミングを、前記送信周期から定まる送信タイミングから変更してウェイク信号を送信し、且つ、そのウェイク信号の送信時点を前記一定送信周期の起算時刻とするタイミング変更部(12、311)を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、タイミング変更判定部がタイミングを変更する必要があると判定した場合には、タイミング変更部は、送信周期から定まる送信タイミングとは異なったタイミングにずらしてウェイク信号を送信する。これによって、ウェイク信号の送信周期と類似した周期を有するノイズが車両付近に存在した場合であっても、ウェイク信号とノイズが重なり続ける事態を回避できる。また、タイミングを一時的にずらすだけであり、その後は再び送信周期でウェイク信号を送信するため、送信周期の変更に伴う消費電力の増大やユーザーの利便性の低下を抑制することが出来る。
さらに、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えずに、上記の効果を実現できるため、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えることによるコストを省くことができる。
本発明の第1実施形態におけるスマートキーシステムの構成図である。 車両がノイズ源の近くに駐車している状態を表す概念図である。 本発明の第1実施形態における車両側ユニットと携帯機間の通信と、ノイズ信号の作用の概念を示す図である。 本発明の第1実施形態における車両側ユニットの制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態におけるスマートキーシステムの構成図である。 ノイズ信号が存在しているエリアと車両側ユニットの通信可能エリアを表す概念図である。 本発明の第2実施形態における車両側ユニットと携帯機間の通信と、ノイズ信号の作用の概念を示す図である。 本発明の第2実施形態における携帯機の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における車両側ユニットの制御手順を示すフローチャートである。 駐車車両の周辺に複数のノイズ源が存在している状況を表す概念図である。 本発明の第3実施形態における車両側ユニットと携帯機間の通信と、ノイズ信号の作用の概念を示す図である。 本発明の第3実施形態における携帯機の制御手順を示すフローチャートであって、ウェイク信号を受信するまでを示す図である。 本発明の第3実施形態における携帯機の制御手順を示すフローチャートであって、照合処理を示す図である。 本発明の第3実施形態における車両側ユニットの制御手順を示すフローチャートであって、ウェイク信号を受信するまでを示す図である。 本発明の第3実施形態における車両側ユニットの制御手順を示すフローチャートであって、照合処理を示す図である。 ノイズ周期の一例である。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る車両用無線キー通信システムの第1の実施形態について、図1〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施形態における車両用無線キー通信システムは、車両側ユニット100と携帯機200とを備える。この車両用無線キー通信システムにおける車両側ユニット100は、車両側ユニット100に対応付けられた正規の携帯機200が車両周辺の無線通信エリアに存在する際に、相互通信によって照合を行い、車両ドアのロック/アンロック状態の制御を実行する機能(いわゆるスマートエントリー機能)などを有する。
携帯機200は、受信部201、送信部202、制御部203を備え、車両側ユニット100との無線による相互通信を実施する。
受信部201は車両側ユニット100の送信機20(例えば、複数の車室外用送信機あるいは車室内用送信機)が送信するウェイク信号やコード照合のためのチャレンジ信号などの無線信号を受信する。そして、受信したこれらの無線信号を、復調、復号して制御部203へ出力する。なお、車両側ユニット100の送信機20は、上記ウェイク信号やチャレンジ信号などをLF(Low Frequency)帯域の周波数で送信するので、この受信部201はLF帯域が受信可能な構成となっている。
制御部203は、周知のCPU、ROM、RAM、およびEEPROMなどのメモリを有する通常のコンピュータであり、受信部201、送信部202およびその他の図示しない、施開錠を操作するためのスイッチなどと接続されている。
また、制御部203は動作モードとして、起動モードとスタンバイモードを有しており、車両側ユニット100と相互通信を行う必要がないときはスタンバイモードとなって図示しない内蔵電池の消費電力を低減している。そして、車両側ユニット100から送信されるウェイク信号を携帯機200が受信すると制御部203は起動モードとなる。
具体的には、制御部203がスタンバイモードとなっている状態では、受信部201が出力した信号(以下、受信信号)が制御部203に入力されると、制御部203の一部だけが起動する。起動する部分は、受信信号が車両側ユニット100からの信号であるかどうかを判断する部分であり、受信信号がウェイク信号であるかノイズであるかを識別する。そして、受信信号がノイズであると判断するとスタンバイモードを継続する。一方、受信信号がウェイク信号であると判断した場合は、制御部203は起動モードとなり、ウェイク信号に対する応答信号としてAck信号を生成し、送信部202に出力する。
さらに、制御部203は起動モードにおいて受信部201からコード照合(ID照合)のためのチャレンジ信号が入力されると、このチャレンジ信号に対して演算処理を実施することでレスポンス信号を生成し、送信部202に出力する。
送信部202は制御部203の出力信号に基づいて、車両側ユニット100の受信機30(受信アンテナ30a)にAck信号やレスポンス信号などを送信する。なお、携帯機200側の送信部202は、上記Ack信号やレスポンス信号などをRF(Radio Frequency)帯域の周波数で送信するので、この受信機30はRF帯域が受信可能な構成となっている。
車両側ユニット100は、送信機20、受信機30、照合ECU10(Electronic Control Unit)、タッチセンサ40、ロックスイッチ50、ボデーECU60、ドアロックモータ70およびカーテシスイッチ80を備えている。もちろん、この構成は一例である。
送信機20、受信機30、タッチセンサ40、ロックスイッチ50およびボデーECU60は照合ECU10に接続されている。ドアロックモータ70およびカーテシスイッチ80は、ボデーECU60に接続され、照合ECU10とボデーECU60は相互に通信可能に接続されている。
受信機30は、携帯機200から送信される応答信号(Ack信号やレスポンス信号など)を受信する。この受信機30は受信アンテナ30aを有する。受信機30が受信した応答信号は、照合ECU10に出力され、応答信号の内容に応じた処理及び制御が行われる。
送信機20は、照合ECU10から入力される信号(ウェイク信号など)を増幅、変調して、送信アンテナ20aから所定の範囲内にLF帯域の電波で送信する。車室外用の送信機20から送出される信号の到達距離は、例えば0.7〜1.0m程度に設定される。
車両の駐車時(例えば、全ドア閉且つ全ドア施錠時)には、定期的にウェイク信号の到達距離に応じた通信エリア(検知エリア)が各車両ドアの周囲に形成され、正規の携帯機200を所持したユーザーが車両に接近したことを検知できるようにしている。
このウェイク信号を送信(ポーリング)する周期(ポーリング周期)は、解錠応答性の確保と、電力消費の抑制の観点から適宜設計される。ユーザーが検出エリアに入ってからドアにタッチするまでの時間の間に、携帯機200が正規のものであるか否かを照合する照合処理を完了する必要がある。この照合処理はウェイク信号をトリガとして開始するため、ポーリング周期が長いと、ユーザーが検出エリアに入ってからウェイク信号を送信するまでに時間が長くなり、その結果、ウェイク信号を送信してからユーザーがドアにタッチするまでに時間が短くなる場合がある。そのため、ウェイク信号を送信してからユーザーがドアにタッチするまでに照合処理が終了せず、ユーザーがドアをタッチしても即座に解錠しない可能性が高まる。ポーリング周期が短いと、ユーザーがドアをタッチしても即座に解錠しない恐れは低下するが、より頻繁にウェイク信号を送信するため消費電力は増大する。これらを考慮して、ポーリング周期は設定される。以下では、300msに設定されているとして説明する。
照合ECU10は、ウェイク信号を送信するタイミングを変更するかどうかを判定する機能(タイミング変更判定部11)と、タイミング変更判定部11の出力信号に応じてウェイク信号のタイミングをずらす機能(タイミング変更部12)を有している。また、照合ECU10は時間を計測する機能を備えており、前回ウェイク信号を送信してからの経過時間をポーリング用のタイマ(ポーリングタイマ)で計測する。
タイミング変更判定部11はポーリング周期とは異なる第二の周期(タイミング変更周期)が設定されており、前回ウェイク信号を送信するタイミングを変更してからの経過時間をタイミング変更用のタイマ(タイミング変更タイマ)で計測している。タイミング変更周期毎にポーリングタイマの計測値は、タイミング変更部12によってリセットされる。本実施形態ではこのタイミング変更周期を、ポーリング周期5回分(300×5=1500ms)の時間に、ポーリング周期1回分よりも短い時間(ここでは100ms)を付加した、1600msとする。
次に本発明の作用を説明するため、駐車中の車両の全てのドアが閉じられており、かつ、ドアの鍵が施錠状態である状況において、携帯機200を所持したユーザーの接近に伴って携帯機200と車両側ユニット100が通信する場面を想定する。
まず、車両周辺にノイズ源が存在しない場合を説明する。既述したように、駐車時には車両側ユニット100の車室外用の送信機20はポーリング周期でウェイク信号を送信し、検知エリア内に携帯機200が存在するかどうかを監視している。携帯機200は受信部201にてLF帯の無線信号を受信すると、受信した信号がウェイク信号であるかどうかを判定する。ウェイク信号であると判定した場合は、携帯機200は送信部202を介してAck信号を車両側ユニット100に返送する。
車両側ユニット100は携帯機200からのAck信号を受信すると、携帯機200が車両の近くにあると判断し、照合処理に移る。照合ECU10は、携帯機200に向けてチャレンジ信号を送信する。携帯機200の制御部203は受信したチャレンジ信号に対してレスポンス信号を生成し、返送する。車両側ユニット100はこの受信したレスポンス信号に含まれるIDコードが予め登録されている登録コードと一致するか等、所定の関係を満たすか否かの照合を行う。チャレンジ・レスポンス信号による照合処理の結果、携帯機200のIDコードが予め登録されている登録コードと所定の関係を満たす場合を照合OK、満たさない場合を照合NGとも称する。
照合OKとなった場合、照合ECU10は照合OKであることを内部状態として認識しておき、実際にユーザーがタッチセンサ40に触れた時点でボデーECU60にドアの開錠を要求する。
ところが、図2に示すように、駐車している車両1の付近にノイズ源2が存在していると、携帯機200は車両側ユニット100からのウェイク信号を受信できない場合がある。特に、ガソリンスタンドに普及しつつある、非接触媒体による決済システムは、車両キーシステムで利用されているものと類似した周波数であって、さらに、ポーリング周期と同じ周期となっている場合がある。このため、上記システムが発生する信号がノイズとなるなり、かつ、ノイズ発生タイミングが上記ウェイク信号の送信タイミングと重なっている場合には、ウェイク信号はノイズによって常時阻害され、携帯機200はウェイク信号を継続的に受信できない恐れがある。
以上の内容を踏まえて、図2〜図4を用いて、周期性を有するノイズが存在している場合の本発明の作動について説明する。
車両側ユニット100の車室外用の送信機20はポーリング周期でウェイク信号を送信している。ある時点でのウェイク信号を送信したタイミングを図4のS100とする。このとき、照合ECU10は送信機20へのウェイク信号の出力と同期して受信機30を信号受信可能状態にし、携帯機200からのAck信号の有無をもって携帯機200が車両周辺にあるかどうかを監視している(S101)。
しかしながら、図2に示すように携帯機200は車両側ユニット100からのウェイク信号を受信できる距離、すなわち、検知エリア内に存在するものの、ノイズ源2からのノイズも受信してしまう場合、ノイズの重畳によりウェイク信号を受信したと判断することができない場合がある。
しかも、周期的なノイズがウェイク信号と同じタイミングで発生している場合(たとえば図3中のT1)、携帯機200はウェイク信号であるか判断できない状態が継続する。このため、携帯機200はスタンバイモードを維持し、車両側ユニット100に対してAck信号を返送しない。
車両側ユニット100は携帯機200からのAck信号を受信しないため(S101 NO)、車両付近の携帯機200を検知できない。そして、タイミング変更タイマがタイミング変更周期となったか否かを判断する(S102)。まだタイミング変更周期となっていない場合には(S102 NO)、ポーリングタイマがポーリング周期となったかを判断する(S103)。ポーリング周期にもなっていない場合には(S103 NO)、ステップS101へ戻る。一方、ポーリングタイマがポーリング周期となったら(S103 YES)、ウェイク信号を送信機20に出力し、且つ、ポーリングタイマをリセットする(S104)。その後、ステップS101へ戻る。よって、タイミング変更タイマがタイミング変更周期を超えないうちは、図3のT2〜T6のように、ポーリング周期でのウェイク信号の送信を繰り返す。
そして、携帯機200からのAck信号を受信しない(S101 NO)状態が継続し、タイミング変更タイマの計測値がタイミング変更周期となると(S102 Yes)、タイミング変更判定部11はタイミング変更部12に、ウェイク信号の送信を要求する送信要求信号を出力し、タイミング変更タイマをリセットする(S105)。送信要求信号が入力されたタイミング変更部12は、ポーリングタイマの計測値をリセットするとともに、送信機20にウェイク信号を出力する(S106)。
このようにして車両側ユニット100は、タイミング変更をしなければ図3のT7aのタイミングで送信される予定であったウェイク信号をT7のタイミングにずらして送信する。
その後は、Ack信号を受信するまで、上述したようにポーリングタイマにしたがってウェイク信号の定期送信を繰り返す(S101〜S106)。
本来予定されていた図3のT7aのタイミングでは、ノイズの周期性からT1〜T6と同様にウェイク信号は阻害されるが、タイミングをずらすことにより、T7のウェイク信号は携帯機200によって検出できるタイミングとなっている。ウェイク信号を受信した携帯機200は車両側ユニット100にAck信号を返送し、車両側ユニット100は照合処理に移る(S107)。
本実施形態においてはタイミング変更判定部11がタイミング変更周期を経過したと判定した場合には、タイミング変更部12は、ポーリング周期から定まる送信タイミングとは異なったタイミングにずらしてウェイク信号を送信する。これによって、ポーリング周期と類似した周期を有するノイズが車両付近に存在した場合であっても、ウェイク信号とノイズが重なり続ける事態を回避できる。
また、ポーリング周期よりも長いタイミング変更周期ごとにタイミングを一時的にずらし、そのずらす処理を実施するとき以外はポーリング周期でウェイク信号を送信するため、ポーリング周期の変更に伴う消費電力の増大やユーザーの利便性の低下を抑制することが出来る。
さらに、本実施形態では、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えずに、照合ECU10内にタイミング変更判定部11とタイミング変更部12を設けた簡素な構成によって、上記の効果を実現できるため、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えることによるコストを省くことができる。
なお、本実施形態においては説明のため、ポーリング周期を300ms、タイミング変更周期を1600msとしたが、この値に限定しない。タイミング変更周期は、ポーリング周期の整数倍ではなく、定期的にウェイク信号を出力するタイミングがずれるように設定されればよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明に係る車両用無線キー通信システムの第2の実施形態について、図5〜図9に基づいて説明する。なお、図5は、図1に対応する図であり、第2の実施形態に係る車両用無線キー通信システムの車両側ユニット300と携帯機400の構成を示すブロック図である。第1の実施形態と重複する説明は省略する。
図5に示すように、携帯機400の制御部430は、ノイズ検出部431、タイミング変更判定部432およびメモリ433を備えている。
ノイズ検出部431は、受信部410が受信したLF帯域の無線信号が入力され、この無線信号がノイズであるかどうかを判断する。無線信号がノイズかどうかの判断は、信号強度が所定の閾値以上であるが、復号後の信号に基づいてコマンドあるいはコードの認識ができなかった場合にノイズであると判断する。そして、ノイズであった場合は、ノイズが検出されたことを知らせる信号をタイミング変更判定部432に出力する。
タイミング変更判定部432は、ノイズ検出部431がノイズを検出した場合、送信要求信号を生成して送信部420に出力し、送信部420は、この送信要求信号を車両側ユニット300の受信機330に送信する。
また、制御部430は時間を計測する機能を有しており、タイミング変更判定部432はこの機能を利用して、前回送信要求信号を出力してからの経過時間を計測している。
車両側ユニット300の照合ECU310は、時間を計測する機能を備え、前回ウェイク信号を送信してからの経過時間をポーリングタイマで計測する。ポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致した場合、照合ECU310はウェイク信号を送信機320に出力し、ポーリングタイマの計測値をリセットする。
また、車両側ユニット300の受信機330は、携帯機400からの送信要求信号を受信した場合、タイミング変更部311にこの送信要求信号を出力する。タイミング変更部311は、受信機330より送信要求信号が入力されると送信機320にウェイク信号を出力するとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする。送信機320は、そのウェイク信号を送信する。
このため、車両側ユニット300が携帯機400からの送信要求信号を受信しない場合においては、ウェイク信号はポーリング周期毎に送信される。一方、車両側ユニット300が携帯機400から送信要求信号を受信した場合は、本来の周期性に基づいたタイミングとは異なったタイミングでウェイク信号は送信され、その時点から再びポーリング周期に基づいて送信される。
以上のように本発明の第2の実施形態では、携帯機400がノイズの検出をトリガとしてウェイク信号の送信要求信号を送出し、車両側ユニット300は、この携帯機400からの送信要求信号に基づいてウェイク信号の送信タイミングをずらす処理を実施する。携帯機400および車両側ユニット300でのそれぞれの処理手順を図8および図9を用いて説明する。
図8の処理の開始時点(スタート)において、携帯機400はスリープ状態、すなわち、ウェイク信号の受信待ち状態である。受信部410が受信したLF帯域の無線信号は、ノイズ検出部431に入力され、ノイズ検出部431によって前記無線信号がノイズであるかどうかが判断される。ステップS200では、制御部430は、ノイズ検出部431よりウェイク信号が入力されたかどうかを確認する。ウェイク信号を受信した場合、ステップS200はYesとなり、ステップS204に進む。ステップS204では、制御部430は起動モードとなってAck信号を生成し、送信部420に出力する。そして、送信部420は車両側ユニット300に対してAck信号を送信する。
携帯機400がウェイク信号を受信しなかった場合、ステップS200はNoとなり、ステップS201に進み、制御部430はノイズ信号の有無を確認する。ここで、ノイズ検出部431がノイズを検出していなかった場合、S201はNoとなりS200に戻る。
ステップS201において、ノイズ検出部431が受信部410より入力された無線信号がノイズであると判断した場合は、ステップS202に進む。
ステップS202で、タイミング変更判定部432は、前回送信要求信号を出力してから一定期間(ポーリング周期(すなわち本実施の形態では300ms)以上が好ましい)経過しているかを確認する。タイミング変更判定部432が一定期間経過していると判断した場合はステップS202がYesとなり、タイミング変更判定部432は送信要求信号を送信部420に出力する。そしてステップS204で、送信部420は送信要求信号を車両側ユニット300に送信する。
また、ステップS202で、タイミング変更判定部432が前回送信要求信号を出力してから一定の時間経過していないと判断した場合はステップS202がNoとなり、ステップS200に戻る。
車両側ユニット300の処理手順を示した図9の開始時点(スタート)において、車室外用の送信機320はポーリング周期で定期的にウェイク信号を送信している。ある時点でのウェイク信号を送信した時点を図9ステップS300とする。
ステップS301では、照合ECU310は受信機330を介して携帯機400からのAck信号を受信した場合、照合ECU310は携帯機400が車両付近に存在すると判断し、ステップS301がYesとなる。そして、ステップS306において車両側ユニット300は照合処理(チャレンジ信号の送信など)を実施する。
Ack信号を受信しなかった場合、ステップS301がNoとなり、ステップS302に進む。ステップS302では、照合ECU310は携帯機400からの送信要求信号を受信したかどうかを確認する。照合ECU310が送信要求信号を受信していないと判断した場合はステップS302がNoとなりステップS303に進む。そしてステップS303では、照合ECU310はポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致しているかを判断する。ポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致していなかった場合はNoとなり、ステップS301に戻る。
ステップS303でポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致していた場合、ステップS303はYesとなりステップS304に進む。ステップS304では照合ECU310は送信機320にウェイク信号を出力するとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする。また、送信機320は照合ECU310よりウェイク信号が入力されると、すぐにそのウェイク信号を送信する。その後ステップS301に戻る。
また、ステップS302で携帯機400からの送信要求信号を受信した場合はステップS302がYesとなり、ステップS305に進む。ステップS305ではタイミング変更部311が送信機320にウェイク信号を出力し、ウェイク信号を送信させるとともにポーリングタイマの計測値をリセットし、ステップS301に戻る。
以上の処理を、図6に示す車両1およびノイズ源2に対する携帯機400の位置関係によってA〜C地点の3つの場合に分けて実施した場合の、第2の実施形態の作動について具体的に説明する。
図6の一点鎖線3の内側は、ノイズ源2からのノイズが携帯機400によって検出されるエリアを表しており、実線4の内側は車両側ユニット300が送信するウェイク信号を携帯機400が受信可能なエリアを表している。図6のA地点はウェイク信号もノイズも検出されない地点を示しており、B地点はノイズのみ携帯機400によって検出され、ウェイク信号は受信できない地点を表している。C地点はノイズもウェイク信号も両方とも携帯機400によって検出される地点である。これらのA〜C地点の各地点における携帯機400と、ノイズおよびウェイク信号の出力時期の概念図を図7に示している。
まず、A地点に携帯機400が存在する場合について説明する。携帯機400はウェイク信号を受信せず(図9のS200 No)、かつ、ノイズも検出しないので(S201 No)、携帯機400は何もしない。
また、車両側ユニット300は、ポーリング周期によってウェイク信号を送信している(図8のS200)。しかし、携帯機400からのAck信号を受信せず(S201 No)、また、送信要求信号も受信しない(S302 No)。ポーリングタイマがポーリング周期となっていない場合は(S303 No)、S301に戻る。
時間経過に伴ってポーリングタイマがポーリング周期と一致した場合(S303 YES)、再びウェイク信号を送信し、ポーリングタイマをリスタートする(S304)。
A地点に滞在している間においては、以上の一連の処理を繰り返す。
次に、B地点に携帯機400が存在する場合、ウェイク信号は携帯機400まで到達しないため、携帯機400がウェイク信号を受信することはないが(図9のS200 No)、ノイズは検出する(S201 Yes)。このとき、タイミング変更判定部432は前回送信要求信号を出力してから一定期間経過したかどうかを確認する(S202)。一定期間経過していると判断した場合は(S202 Yes)、送信部420を介して送信要求信号を車両側ユニット300に送信する(S203)。一方、前回送信要求信号を送信してから一定期間経過していないと判断した場合は(S202 No)、S200に戻る。
また、車両側ユニット300はウェイク信号を送信しているが(S300)、携帯機400まで到達しないため、Ack信号は受信しない(S301 No)。しかし、図8のステップS203において携帯機400が送信要求信号を送信した場合、この送信要求信号を受信する(S302 Yes)。そして、タイミング変更部311は、ウェイク信号を送信機320に出力し、ウェイク信号を送信させるとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする(S305)。
最後に、C地点に携帯機400が存在する場合について説明する。携帯機400はウェイク信号を受信可能な検知エリア内に存在するが、ノイズによって図7のT7のウェイク信号を受信することができない(図9のS200 No)。このとき、ノイズ検出部431はノイズを検出するため(S201 Yes)、タイミング変更判定部432は前回送信要求信号を出力してから一定期間経過したかどうかを確認する(S202)。一定期間経過していると判断した場合は(S202 Yes)、送信部420を介して送信要求信号を車両側ユニット300に送信する(S203)。
また、車両側ユニット300はこの送信要求信号を受信した場合(S302 Yes)、タイミング変更部311は、ウェイク信号を送信機320に出力するとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする(S305)。
このため本来のポーリング周期ではT8aのタイミングで送信されるはずだったウェイク信号は、T8のタイミングへとずらされる。T8のタイミングにおいては、周期的なノイズが存在しないため、携帯機400でウェイク信号を検出することができる(S200 Yes)。そして、制御部430はAck信号を生成し、車両側ユニット300へ返送する(S204)。
車両側ユニット300は、Ack信号を受信した場合(S201 Yes)、照合処理を実施する(S306)。
したがって、本発明の第2の実施形態では、ノイズ検出部431がノイズを検出したことに基づいてタイミング変更判定部432が送信要求信号を出力し、この送信要求信号を取得したタイミング変更部311は、ポーリング周期から定まる送信タイミングとは異なったタイミングにずらしてウェイク信号を送信する。これによって、ポーリング周期と類似した周期を有するノイズが車両付近に存在した場合であっても、ウェイク信号とノイズが重なり続ける事態を回避できる。
また、タイミングをずらすときの一時的な変更を除けばポーリング周期を一定に保つことが出来るため、送信する周期の変更に伴う消費電力の増大やユーザーの利便性の低下を抑制することが出来る。
さらに、本発明の第2の実施形態では、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えずに、携帯機400のノイズ検出部431を利用して、簡素な回路構成によって上記の効果を実現できる。そのため、複数の周波数を利用可能にする回路構成を備えるためのコストを省くことができる。
また、本発明の第2の実施形態では、タイミング変更判定部432に、いったん送信要求信号を出力した場合は、一定期間送信要求信号の出力を停止する制御を取り入れることで、携帯機400の内蔵電池の消費電力を低減することができる。
なお、上述した、送信要求信号の出力後に一定期間は送信要求信号の出力を停止するといった制御は行わず、ノイズを検出するたびに送信要求信号を出力するものとしてもよい。また、携帯機400がノイズを複数回検出する毎に送信要求信号を出力するものとしてもよい。
車両側ユニット300は、送信要求信号を受信するとすぐにウェイク信号を送信し、ウェイク信号を送信するタイミングをずらす処理を実施したが、その他、本来送信される予定であったタイミングとは異なったタイミングでウェイク信号を送信するように制御を実施すればよいものである。例えば、車両側ユニット300が送信要求信号を受信すると、本来の送信タイミングよりも所定の時間(たとえば100ms)だけ早い(或いは遅い)タイミングでウェイク信号を送信し、そのウェイク信号の送信時点をポーリングタイマの起算時刻とする制御でもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明に係る車両用無線キー通信システムの第3の実施形態について、図10〜図13に基づいて説明する。なお、第3の実施形態に係る車両用無線キー通信システムの車両側ユニット300と携帯機400の構成は、図5に示す第2の実施形態と同じものである。また、第1の実施形態および第2の実施形態と重複する説明を省略する。
本発明における第3の実施形態は、車両側ユニット300がウェイク信号などの無線信号を送信するタイミングが、ノイズの無い期間(無ノイズ期間)となるように、携帯機400が送信要求信号を送信するタイミングを制御する。
例えば、図10に示すように周期性を有するノイズを発生するノイズ源2a及び2bが車両1の周辺に存在する場合、携帯機400で検出されるノイズは、それぞれのノイズが重畳して現れる。このため、車両側ユニット300からのウェイク信号などの無線信号を携帯機400が受信できる確率は、ノイズ源が単数の場合に比べて低下する。このような場合においても、本実施形態では、車両側ユニット300の送信タイミングが無ノイズ期間となるように携帯機400の送信要求信号の送信タイミングを制御するため、スムーズな相互通信を実現できる。
第3の実施形態おけるタイミング変更判定部432は、ノイズ検出部431がノイズを検出した場合、ノイズの継続状況を監視する。そして、ノイズの立ち下がり検出した場合、無ノイズ期間の開始と判断し、ウェイク信号を生成して送信部420に出力する。
また、タイミング変更判定部432は制御部430内のメモリ433を利用し、ノイズを検出した場合にポーリング周期よりも長い一定期間のノイズの検出状況を記憶して、ノイズの周期性(ノイズ情報)を学習する機能を有する。ノイズに周期性が有ると判断できた場合は、このノイズ情報を用いて、その時点より先の無ノイズ期間を算出し、送信要求信号の送信タイミングを制御する。
以下、携帯機400および車両側ユニット300でのそれぞれの処理手順を図12および図13を用いて説明する。
まず、携帯機400がウェイク信号を受信してAck信号を車両側ユニット300に返送するまでの処理を説明する。
図12(A)の処理の開始時点(スタート)において、携帯機400はスリープ状態、すなわち、ウェイク信号の受信待ち状態である。受信部410が受信したLF帯域の無線信号は、ノイズ検出部431に入力され、ノイズ検出部431によって前記無線信号がノイズであるかどうかが判断される。
ステップS400では、制御部430は、ノイズ検出部431よりウェイク信号が入力されたかどうかを確認する。ウェイク信号を受信した場合、ステップS400はYesとなり、ステップS405に進む。ステップS405では、制御部430は起動モードになってAck信号を生成し、送信部420に出力する。そして、送信部420は車両側ユニット300に対してAck信号を送信する。
携帯機400がウェイク信号を受信しなかった場合、ステップS400はNoとなり、ステップS401に進み、制御部430はノイズ信号の有無を確認する。ここで、ノイズ検出部431がノイズを検出しなかった場合、S401はNoとなりS400に戻る。
ステップS401において、ノイズ検出部431が受信部410より入力された無線信号がノイズであると判断した場合は、S401はYesとなりステップS402に進む。
ステップS402において、タイミング変更判定部432はノイズの継続状況の監視を開始し、ノイズの無ノイズ期間を検出するまで待機する(S402のNo)。そして、ノイズの立ち下がりを検出した場合、S402がYesとなり、S403に進む。
ステップS403ではタイミング変更判定部432は、前回送信要求信号を出力してから一定期間(ポーリング周期以上が好ましい)経過しているかを確認する。タイミング変更判定部432が一定期間経過していると判断した場合はステップS403がYesとなり、タイミング変更判定部432は送信要求信号を送信部420に出力する。そしてステップS404で、送信部420は送信要求信号を車両側ユニット300に送信する。
また、ステップS403で、タイミング変更判定部432が前回送信要求信号を出力してから一定期間経過していないと判断した場合はステップS403がNoとなり、ステップS400に戻る。
なお、携帯機400の制御部430は、ノイズを検出した時点から一定期間、ノイズ検出部431が検出するノイズの状態を監視してメモリ433に記憶し、ノイズの周期性を学習する(ノイズ情報学習手段)。たとえば図11の場合、携帯機400によって検出されるノイズには図11(B)のPnで示される周期性があると判断される。ノイズの周期性を学習することによって、現時点より先のノイズの無い期間(無ノイズ期間)を算出する。なお、学習したノイズの周期性(以下、ノイズ情報)はメモリ433に記憶する。
車両側ユニット300がAck信号を受信するまでの処理手順を示した図13(A)の開始時点(スタート)において、車室外用の送信機320はポーリング周期で定期的にウェイク信号を送信している。ある時点でのウェイク信号を送信した時点を図13(A)ステップS500とする。
ステップS501では、照合ECU310は受信機330を介して携帯機400からのAck信号を受信した場合、照合ECU310は携帯機400が車両付近に存在すると判断し、ステップS501がYesとなる。そして、ステップS506において車両側ユニット300は照合処理(チャレンジ信号の送信など)を実施する。
Ack信号を受信しなかった場合、ステップS501がNoとなり、ステップS502に進む。ステップS502では、照合ECU310は携帯機400からの送信要求信号を受信したかどうかを確認する。照合ECU310が送信要求信号を受信していないと判断した場合は、ステップS502がNoとなりステップS503に進む。そしてステップS503では、照合ECU310はポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致しているかを判断する。ポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致していなかった場合はNoとなり、ステップS501に戻る。
ステップS503でポーリングタイマの計測値がポーリング周期と一致していた場合、ステップS503はYesとなりステップS504に進む。ステップS504では照合ECU310は送信機320にウェイク信号を出力するとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする。また、送信機320は照合ECU310よりウェイク信号が入力されると、そのウェイク信号を送信する。その後ステップS501に戻る。
また、ステップS502で携帯機400からの送信要求信号を受信した場合はステップS502がYesとなり、ステップS505に進む。ステップS505では、タイミング変更部311が送信機320にウェイク信号を出力し、ウェイク信号を送信させるとともにポーリングタイマの計測値をリセットし、ステップS501に戻る。なお、送信要求信号の受信(S502 Yes)からウェイク信号送信(S505)までは可能な限り速やかに実行する。
次に、携帯機400と車両側ユニット300における照合処理での手順を説明する。 図12(B)は、図13(A)のステップ506で照合処理に移ったあとの、携帯機400での処理を表している。ステップS410において、車両側ユニット300からのチャレンジ信号などの照合信号を受信しなかった場合、ステップS410はNoとなりステップS414に進む。ステップS414では、それまでにタイミング変更判定部432がノイズを監視して学習したノイズ情報と実際に検出したノイズからタイミング変更判定部432が無ノイズ期間を検出する。より詳しくは、たとえば、図14に例示するように、ノイズ情報が示すノイズの周期性が、ノイズ期間(amsec)→無ノイズ期間(bmsec)→ノイズ期間(cmsec)→無ノイズ期間(dmsec)→ノイズ期間(emsec)→無ノイズ期間(fmsec)としたとき、実際に検出したノイズの期間がamsecであった場合には、そのノイズの立ち下がり時点を無ノイズ期間(bmsec)の開始時刻とする。
無ノイズ期間を検出した場合(S414 Yes)、送信要求信号を生成して送信部420に出力する。そして、ステップS415において送信部420はこの送信要求信号を車両側ユニット300に送信し、ステップS410に戻る。なお、送信要求信号の送信開始タイミングは、送信要求信号の送受信にかかる時間を考慮し、車両側ユニット300がウェイク信号を送信するタイミングが無ノイズ期間となるように調整する。
ステップS410において、車両側ユニット300からの照合信号を受信した場合、ステップS410はYesとなりステップS411に進む。ステップS411では、制御部430が照合信号に対して、予めプログラムされた演算処理を実施して応答信号(レスポンス信号)を生成し、送信部420に出力する。そして、ステップS412で送信部420は車両側ユニット300に送信し、ステップS413に進む。ステップS413では、制御部430は全ての照合処理が完了したかどうかを確認し、全処理完了であればYesとなって照合処理完了となる。まだ全ての照合処理が完了していない場合は、ステップS413がNoとなりステップS414に進む。そして、照合のための次の信号の送信を要求するため、無ノイズ期間を検出するまで(車両側ユニット300の送信タイミングが無ノイズ期間となるまで)待機する(S414 No)。無ノイズ期間を検出すると、上述したように、送信要求信号を送信し、ステップS410に戻る。
また、照合処理における車両側ユニット300の処理を図13(B)に示す。図13(B)のステップS510で車両側ユニット300は、携帯機400からの送信要求信号を受信したかどうかを確認する。受信していない場合はステップS510がNoとなり、ステップS510に戻る。すなわち、送信要求信号を受信するまで待機状態となる。
ステップS510で送信要求信号を受信した場合、ステップS510がYesとなり、ステップS511に進む。ステップS511では照合ECU310が照合信号(チャレンジ信号)を生成し、送信機320を介して携帯機400に送信する。ステップS512では、前記照合信号に対する応答信号(レスポンス信号)を受信したかどうかを確認する。応答信号を受信した場合はステップS512がYesとなってステップS513に進み、応答信号に含まれる携帯機400のIDコードが予め登録されている登録コードと一致するか等、所定の関係を満たすか否かの照合を行う。ステップS512において、応答信号を受信しなかった場合は、再びステップS510に戻る。
ステップS514において、全ての照合処理が完了し、携帯機400が車両1に対応した正規の携帯機400であると判断された場合はステップS514がYesとなって照合OKとなる。また、全ての照合処理が完了しておらず、まだチャレンジ・レスポンス信号による照合処理が残している場合はステップS510に戻る。
以上の処理を、図10に示す車両1およびノイズ源2aおよび2bに対する携帯機400の位置関係によってA〜C地点の3つの場合に分けて実施した場合の、第3の実施形態の作動について具体的に説明する。
図10の一点鎖線3の内側は、ノイズ源2aおよび2bからのノイズが携帯機400によって検出されるエリアを表しており、実線4の内側は車両側ユニット300が送信するウェイク信号を携帯機400が受信可能なエリアを表している。図10のA地点はウェイク信号もノイズも検出されない地点を示しており、B地点はノイズ源2aおよび2bからのノイズのみ携帯機400によって検出され、ウェイク信号は受信されない地点を表している。C地点はノイズもウェイク信号も両方とも携帯機400によって検出される地点である。これらのA〜C地点の各地点における携帯機400と、ノイズおよびウェイク信号の出力時期の概念図を図11に示している。
まず、A地点に携帯機400が存在する場合であるが、第2の実施形態と同様、携帯機400はウェイク信号を受信せず(図12のS400 No)、かつ、ノイズも検出しないので(S401 No)、携帯機400は何もしない。
また、車両側ユニット300は、ポーリング周期によってウェイク信号を送信している(図13のS500)。しかし、携帯機400からのAck信号を受信せず(S501 No)、また、送信要求信号も受信しない(S502 No)。ポーリングタイマがポーリング周期となっていない場合は(S503 No)、S501に戻り、上記のステップを繰り返す。時間経過に伴ってポーリングタイマがポーリング周期となると、ウェイク信号を送信する。
次に、B地点に携帯機400が存在する場合、ウェイク信号は携帯機400まで到達しないため、携帯機400がウェイク信号を受信することはないが(図12(A)のS400 No)、ノイズは検出する(S401 Yes)。このとき、タイミング変更判定部432はノイズの継続状況を監視し、ノイズの立ち下がりを検出するまで待機する(S402 Noを繰り返す)。そして、ノイズの立ち下がりを検出し(S402 Yes)、かつ、前回送信要求信号を出力してから一定期間経過していた場合(S403 Yes)、送信部420を介して送信要求信号を送信する(S404)。一方、前回送信要求信号を送信してから一定期間経過していないと判断した場合は(S403 No)、S400に戻る。
また、車両側ユニット300はウェイク信号を送信するが(S500)、携帯機400からのAck信号を受信しない(S501 No)。しかし、携帯機400が送信要求信号を送信した場合(図9のS404)、この送信要求信号を受信する(S502 Yes)。そして、タイミング変更部311は、ウェイク信号を送信機320に出力し、送信機320からウェイク信号を送信させるとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする(S505)。
最後に、C地点に携帯機400が存在する場合について説明する。携帯機400はウェイク信号を受信可能な検知エリア内に存在するが、ノイズによって図11のT7のウェイク信号を受信することができない(図12のS400 No)。このとき、ノイズ検出部431はノイズを検出するため(S401 Yes)、タイミング変更判定部432はノイズの継続状況を監視する(S403 Noを繰り返す)。ノイズの立ち下がりを検出し(S402 Yes)、前回送信要求信号を出力してから一定期間経過していた場合(S403 Yes)、図11(C)に示すR1のタイミングで送信要求信号を送信する(S404)。
車両側ユニット300はこの送信要求信号を受信した場合(S502 Yes)、タイミング変更部311は、すぐにウェイク信号を送信機320に出力するとともに、ポーリングタイマの計測値をリセットする(S505)。
このため本来のポーリング周期ではT8aのタイミングで送信されるはずだったウェイク信号は、T8のタイミングへとずらされる。T8のタイミングにおいては、周期的なノイズが存在しないため、携帯機400でウェイク信号を検出することができ(S400 Yes)、制御部430はAck信号を生成し、車両側ユニット300へ返送する(S405)。車両側ユニット300はAck信号を受信した場合、照合処理に移る(S506)。
携帯機400は、車両側ユニット300からの照合信号の受信状態を確認し、受信無しと判断した場合(S410 No)、無ノイズ期間を検出する処理に移る(S414)。このとき、携帯機400はノイズ情報を用いて、その時点より先の無ノイズ期間を算出する。そして、車両側ユニット300からの送信される照合信号(チャレンジ信号)が無ノイズ期間となるタイミングであると判断した場合(S414 Yes)、図11(C)のR2に示すように送信要求信号を送信する(S415)。
車両側ユニット300は送信要求信号を受信した場合(S510 Yes)、すぐに照合信号(図11(C)のT10)を送信する(S511)。
携帯機400は照合信号を受信した場合(S410 Yes)、この照合信号に対する応答信号を生成して返送する(S411〜S412)。そして、車両側ユニット300は応答信号を受信した場合(S512 Yes)、応答信号に含まれるIDコードが正規のものであるかなどの照合処理を実施する(S513)。
照合のための信号を相互に複数回送受信する必要がある場合は、それらが全て完了するまで、上記の処理を繰り返す(たとえば、送信要求信号R3に対して、照合信号T11など)。照合のための全ての処理が完了し、車両側ユニット300は携帯機400が正規の携帯機400であると認証した場合(S514)、照合ECU310は照合OKであることを内部状態として認識しておく。そして、実際にユーザーがタッチセンサ340に触れた時点で照合ECU310がボデーECU360にドアの開錠を要求する信号を出力する。
したがって、本発明の第3の実施形態では、携帯機400からの送信要求信号に基づいて、車両側ユニット300からのウェイク信号やチャレンジ信号などの送信タイミングはノイズと重ならない期間となるように制御される。このため第3の実施形態では、第2の実施形態で述べた効果に加え、周期性をもったノイズを発するノイズ源によって、通信可能な時間がさらに短い場合においても、車両側ユニット300と携帯機400との相互通信が成功する確率を上げることができる。
なお、本発明の第3の実施形態では、ウェイク信号を要求するための送信要求信号の送信タイミングをノイズ信号の立ち下がりとしたが、これに限らない。ノイズの周期性(ノイズ情報)と、実際に検出したノイズとから無ノイズ期間を決定し、ウェイク信号の送信要求信号を送信するように制御してもよい。
また、第3の実施形態では、照合信号を要求するための送信要求信号の送信タイミングは、ノイズ情報と実際に検出したノイズとから無ノイズ期間を決定し、車両側ユニットからの照合信号が無ノイズ期間となるように制御されたが、ノイズの立ち下がりタイミングとしてもよい。
さらに、予めノイズの周期を示すノイズ情報が判明している場合は、前記ノイズ情報を携帯機400のメモリに保存しておき、このメモリに保存されたノイズ情報と、実際に検出したノイズとから無ノイズ期間を決定し、この無ノイズ期間に送信要求信号を送信してもよい。
1…車両、2、2a、2b…ノイズ源、3…携帯機がノイズを受信するエリア、
4…携帯機がウェイク信号を受信するエリア、100、300…車両側ユニット、
200、400…携帯機、11、432…タイミング変更判定部、
12,311…タイミング変更部、431…ノイズ検出部

Claims (10)

  1. 車両(1)に搭載され、一定の送信周期でウェイク信号を送信する車両側ユニット(100、300)と、
    ユーザーに携帯され、前記ウェイク信号を受信すると応答信号を前記車両側ユニットに返送する携帯機(200、400)とを備え、
    前記車両側ユニットは、前記携帯機からの応答信号を受信した場合に、前記携帯機との間での照合を行うための照合信号を送信する車両用無線キー通信システムであって、
    前記車両側ユニットおよび前記携帯機のいずれか一方は、前記ウェイク信号を送信するタイミングを変更する必要があるかどうかを判定し、当該タイミングを変更する必要があると判定した場合には、前記ウェイク信号の送信を要求する送信要求信号を出力するタイミング変更判定部(11、432)を備え、
    前記車両側ユニットは、前記タイミング変更判定部が出力した送信要求信号を取得した場合に、前記ウェイク信号を送信するタイミングを、前記送信周期から定まる送信タイミングから変更してウェイク信号を送信し、且つ、そのウェイク信号の送信時点を前記送信周期の起算時刻とするタイミング変更部(12、311)を備えることを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  2. 請求項1において、
    前記車両側ユニット(100)が前記タイミング変更判定部(11)を備え、
    このタイミング変更判定部は、前記送信周期の複数回分の期間に、前記送信周期1回分よりも短い期間であるタイミングずらし期間を加えたタイミング変更周期ごとに、前記タイミング変更部に前記送信要求信号を出力することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  3. 請求項1において、
    前記携帯機(400)が前記タイミング変更判定部(432)を備え、
    前記携帯機は、前記タイミング変更判定部が前記送信要求信号を出力した場合に、前記車両側ユニットに向けてその送信要求信号を無線送信することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  4. 請求項3において、
    前記携帯機は、ノイズを検出するノイズ検出部(431)を備え、
    前記タイミング変更判定部は、前記ノイズ検出部がノイズを検出したことに基づいて前記送信要求信号を出力することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  5. 請求項4において、
    前記タイミング変更判定部(S402)は、前記ノイズの継続状態を監視し、前記ノイズの立ち下がりを検出した場合に前記送信要求信号を出力することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  6. 請求項4において、
    所定のノイズ源が出力するノイズの周期の情報を含むノイズ情報が記憶されたノイズ情報記憶部(433)を備え、
    前記タイミング変更判定部は、前記ノイズ検出部が検出したノイズと、前記ノイズ情報記憶部に記憶されているノイズ情報から、ノイズの周期と重ならない無ノイズ期間を算出し、
    前記車両側ユニットがウェイク信号を送信するタイミングが無ノイズ期間となるタイミングで前記車両側ユニットに送信要求信号を出力する請求項3〜5の何れか1項に記載の車両用無線キー通信システム。
  7. 請求項6において、
    前記ノイズ検出部の検出結果を一定期間監視して前記ノイズの周期性を学習し、学習したノイズの周期性を前記ノイズ情報記憶部に記憶させるノイズ情報学習手段を備える車両用無線キー通信システム。
  8. 請求項5において、
    前記携帯機は、前記車両側ユニットとの照合のための相互通信においても、前記ノイズの立ち下がりを検出した場合に前記送信要求信号を出力し、
    前記車両側ユニットは、この送信要求信号を受けた場合に、照合信号を前記携帯機に送信することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  9. 請求項6または7において、
    前記携帯機は、前記車両側ユニットとの照合のための相互通信においても、前記車両側ユニットが照合信号を送信するタイミングが前記無ノイズ期間となるタイミングで送信要求信号を送信し、
    前記車両側ユニットはこの送信要求信号を受けた場合に、照合信号を前記携帯機に送信することを特徴とする車両用無線キー通信システム。
  10. 請求項3〜9のいずれか1項において、
    前記タイミング変更判定部は、前回送信要求信号を出力した時刻より一定期間が経過したかどうかを判定し、一定期間が経過している場合に送信要求信号を出力し、
    前回送信要求信号を出力した時刻より一定期間が経過していない場合には送信要求信号を出力しないことを特徴とする車両用無線キー通信システム。
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