JP2014033916A - メダル計数装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不正行為等の異常を正確に判定することが可能なメダル計数装置を提供すること。
【解決手段】メダル計数装置1は、投入された全てのメダルを検知する第1センサ331による検知回数、及び直径が所定値以上である正規のメダルを検知する第2センサ332による検知回数を計数する計数手段と、第1センサ331による検知回数と第2センサ332による検知回数との差若しくは比率である異常指標が所定の異常判定値に達していることを条件として異常と判定する異常判定手段203と、異常を報知する報知手段204と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、スロットマシンの遊技媒体であるメダルを計数するメダル計数装置に関する。
従来、遊技場の多くでは、遊技を通じて遊技者が獲得したメダルが計数装置(メダル計数装置)によって計数され、その計数結果に応じた景品交換が行われている。正規のメダルよりも価値の低いメダルやコインを計数装置に投入して計数させれば、不当に景品を獲得できてしまう可能性がある。このような行為は、遊技場内で行われる悪質な不正行為のひとつとなっている。そこで、近年、正規のメダルと不正なメダルとの大きさの違いに着目し、不正な小径のメダルを検出して不正行為を判定する計数装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、前記従来の計数装置では、次のような問題がある。すなわち、小径のメダル等を確実性高く検出するためには、選別閾値となる直径を正規のメダル径に近づける必要がある一方、このように選別閾値を厳しく設定すると正規のメダルを誤って検出する可能性が高くなる。したがって、小径メダルの検出に応じて直ちに不正行為を判定すると誤判定が生じ易くなる。
特開平5−334532号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、不正行為等の異常をより正確に判定することが可能なメダル計数装置を提供することを目的とする発明である。
本発明の第1の態様は、投入されたメダルをホッパーに導く導入経路と、
前記ホッパー内のメダルを1枚ずつ送出する送出手段と、
前記送出手段が送出した全てのメダルを検知する第1検知手段と、
前記送出手段が送出したメダルのうち直径が所定値以上である正規のメダルを検知する第2検知手段と、
前記第1検知手段が検知した回数を計数する第1計数手段と、
前記第2検知手段が検知した回数を計数する第2計数手段と、
所定の異常判定条件が成立した場合に、前記第1計数手段による計数値と前記第2計数手段による計数値との差若しくは比率である異常指標が所定の異常判定値に達していることを条件として異常と判定する異常判定手段と、
該異常判定手段が異常と判定したときに異常を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするメダル計数装置にある(請求項1)。
第1の態様のメダル計数装置は、投入された全てのメダルを検知し計数する第1検知手段と第1計数手段との組合せに加え、投入されたメダルのうち正規のメダルを選択的に検知し計数する第2検知手段と第2計数手段との組合せを備えている。
このメダル計数装置では、第1計数手段による計数値と第2計数手段による計数値との差若しくは比率が異常指標として設定されている。そして、所定の異常判定条件が成立した場合にこの異常指標が判断され、所定の異常判定値に達している場合に異常と判定される。
本発明の第2の態様は、投入されたメダルを導く経路と、
前記経路内を流下するメダルのうち、直径が所定値以上である正規のメダルを第1経路へ導く一方、所定値未満である不正のメダルを第2経路へ導く選別手段と、
前記第1経路を流下する正規のメダルを検知する第3検知手段と、
前記第2経路を流下する不正のメダルを検知する第4検知手段と、
前記第3検知手段が検知した回数を計数する第3計数手段と、
前記第4検知手段が検知した回数を計数する第4計数手段と、
所定の異常判定条件が成立した場合に、前記第4計数手段による計数値、若しくは前記第3計数手段による計数値と前記第4計数手段による計数値との比率である異常指標が所定の異常判定値に達していることを条件として異常と判定する異常判定手段と、
該異常判定手段が異常を判定したときに異常を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするメダル計数装置にある(請求項5)。
第2の態様のメダル計数装置では、正規のメダルが第1経路へ導かれ、不正のメダルが第2経路へ導かれる。第1経路を流下する正規のメダルは、第3検知手段により検知され、第3計数手段により計数される。第2経路を流下する不正のメダルは、第4検知手段により検知され、第4計数手段により計数される。
このメダル計数装置では、第4計数手段による計数値、若しくは第3計数手段による計数値と第4計数手段による計数値との比率が、異常指標として設定されている。そして、所定の異常判定条件が成立した場合にこの異常指標が判断され、所定の異常判定値に達している場合に異常と判定される。
以上のように構成された本発明のメダル計数装置では、不正の疑いがあるメダルが検知されたとき、直ちに異常と判定される訳ではない。所定の異常判定条件が成立したときに前記異常判定値に基づいて異常か否かが判定される。それ故、本発明のメダル計数装置によれば、精度高く異常を判定可能であり、誤判定を抑制できる。
本発明における所定の異常判定条件としては、例えば、遊技の終了操作や、メダルの払出操作、計数終了等を設定できる。
本発明におけるメダルとしては、一般的にはコインのような金属製の円形状のものが採用される。その他、硬貨やコイン等であっても良い。
前記第1の態様のメダル計数装置における好適な一態様は、遊技機に対応して設けられるメダル計数装置であって、
遊技者による所定の払出操作に応じて前記第1計数手段による計数値の範囲内でメダルを払い出す払出手段と、
遊技者による遊技の終了操作が行われた場合に、前記第1計数手段による計数値から前記払出手段が払い出したメダル数を差し引いた値を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する発行手段と、を備え、
前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記遊技の終了操作が行われた場合に、当日の遊技が開始されてからの期間、若しくは客交代を判定してからの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定する(請求項2)。
異常判定の対象期間が短すぎると誤判定が発生し易くなる。逆に対象期間が長すぎると、対象期間の途中で遊技が終了され、異常を判定することなく記録媒体を発行してしまうケースが多くなるという問題が生じる。これに対して、遊技終了のタイミングで異常を判定すれば、上記のような問題を未然に回避しつつ確実性高く異常を判定できる。
前記第1の態様のメダル計数装置における好適な一態様は、遊技機に対応して設けられるメダル計数装置であって、
遊技者による所定の払出操作に応じて前記第1計数手段による計数値の範囲内でメダルを払い出す払出手段を備え、
前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記払出操作が行われた場合に、当日の遊技が開始されてからの期間、若しくは客交代を判定してからの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定する(請求項3)。
上述のように、異常判定の対象期間は短すぎても長すぎても問題が生じる。これに対して、払出のタイミングで異常を判定すれば、問題の発生を未然に回避しつつ確実性高く異常を判定できる。
また、遊技終了のタイミングでのみ異常を検知する請求項2の構成では、小径メダルを計数しても全て正規のメダルとして払出されると異常を検知することができないが、遊技終了のタイミング及び払出のタイミングで異常を検知するように構成すれば、記録媒体の発行若しくは払出のうち何れか早い方が実行された時点で異常を判定できるようになる。このような構成によれば、一層正確かつ確実に異常を検知できるようになる。
前記第1の態様における好適な一態様のメダル計数装置が備える送出手段は、所定の開始条件の成立に応じてメダルの送出を開始する一方、所定の停止条件の成立に応じてメダルの送出を停止し、
前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記停止条件が成立した場合に、直前の前記開始条件が成立してから当該停止条件が成立するまでの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定する(請求項4)。
前記送出手段は、例えば、計数ホッパー等へのメダルの投入等を開始条件としてメダルの送出を開始し、その後、計数ホッパー内のメダルの計数を完了したこと等を停止条件としてメダルの送出を停止して1回の計数処理を実行する。上記のように、直前の開始条件が成立してから停止条件が成立するまでの期間における異常指標に基づいて異常を判定すれば、1回の計数処理を対象期間とした異常判定が可能になる。
実施例1における、計数装置(メダル計数装置)を含む遊技場管理システムを示すシステム図。 実施例1における、計数装置を示す正面図。 実施例1における、計数ホッパー及び払出ホッパーの収容構造を示す一部断面図。 実施例1における、計数装置の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、計数ホッパー及び払出ホッパーを示す斜視図。 実施例1における、計数ホッパーのメダル通路を示す斜視図。 実施例1における、計数ホッパーのメダル通路を示す断面図。 実施例1における、正規のメダルがメダル通路を通過する様子を示す説明図。 実施例1における、異常判定値を示す説明図。 実施例1における、計数処理の流れを示すフロー図。 実施例1における、第1の対象期間に対応する計数データを示す説明図。 実施例1における、第2の対象期間に対応する計数データを示す説明図。 実施例1における、第3の対象期間に対応する計数データを示す説明図。 実施例2における、計数ホッパーのメダル通路を示す斜視図。 実施例2における、計数ホッパーのメダル通路の正面図(図14中のA矢視図。)。 実施例2における、計数ホッパーのメダル通路を示す上面図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、不正メダルの検知に応じて異常を判定可能な計数装置(メダル計数装置)1に関する例である。本例の計数装置1は、平均直径25mm、標準偏差(σ)0.1mmの正規のメダルよりも小径の不正メダルの検知に応じて異常を判定する。この内容について、図1〜図13を参照して説明する。
本例のメダル計数装置(以下、計数装置)1は、図1及び図2のごとく、遊技媒体であるメダルを計数するための装置であり、各スロットマシン(遊技機)5に対応して個別に設置される。この計数装置1は、遊技用メダルの払出機能・貸出機能を備えており、その設置形状は、隣り合うスロットマシン5の隙間に設置される従来のサンド型の払出装置と同様である。
遊技場では、計数装置1とスロットマシン5との組合せが、管理装置41によって管理され、全体として遊技場管理システム4が形成されている。この遊技場管理システム4では、管理装置41のほか、2台のスロットマシン5毎に設置される中継装置42が通信ネットワーク40に接続されている。中継装置42には、スロットマシン5及び計数装置1が2台ずつ接続されている。
遊技場では、通路に面して複数のスロットマシン5が配列され、遊技機島が形成されている。遊技機島には、遊技に使用されるメダルを各スロットマシン5の背面上側から供給するための供給樋や、回収したメダルを各スロットマシン5の背面下側から回収するための回収樋(図3中の符号305)が設けられている。
以下、遊技場管理システム4を構成する各装置の説明をしてから、本例の計数装置1の構成を詳しく説明する。
管理装置41は、図1のごとく、遊技場に設置された各スロットマシン5の遊技データや売上等を管理する装置である。管理装置41は、CPU、ROM、RAM、I/O等を含む制御部、HDD(ハードディスクドライブ)等を含む記憶部、モニタ411及びプリンタ等を含む出力部、キーボード412及びマウス等を含む操作部を備えている。
管理装置41は、遊技機IDが割り当てられた各スロットマシン5の遊技データを個別に集計する機能や、遊技者の残クレジット数や持メダル等を遊技カード毎に管理する機能などを備えている。特に、本例の管理装置41は、計数装置1に対する不正メダルの投入を判定するための閾値である異常判定値(図9を参照して後述する。)の設定機能を備えている。管理装置41側で設定された異常判定値は、通信ネットワーク40を経由して送信され各計数装置1に設定される。
スロットマシン5は、スタートレバー51の操作に応じて図柄が変動スタートしてゲームが開始され、ストップボタン52の操作に応じて停止表示された図柄の組合せによって入賞が発生する遊技機である。入賞役としては、5枚役等の小役、リプレイ役のほか、ボーナス状態の発生契機となるボーナス役が設定されている。
スロットマシン5では、メダル投入口にメダルが投入されるか、あるいはベットボタンの操作により、規定数のメダルがゲームに使用されたとき(賭けられたとき)、ゲームを開始できる状態となる。この状態でスタートレバー51が操作されると、内部抽選が実行されると共に、3基のリールによる図柄変動が開始される。
スロットマシン5では、ストップボタン52の操作に応じて対応するリールの図柄変動が停止する。このとき、いずれかの役の内部当選フラグが成立しており、かつ、ストップボタン52の操作タイミングを基準とした所定の引込範囲内に内部当選役に対応する図柄(当選図柄)が存在していれば、いわゆる引込制御(すべり制御)を含む停止制御により、その当選図柄が停止表示される。3基全てのリールの停止に応じてゲームが終了したとき、図柄表示窓55で何れかの役の入賞図柄が揃っていれば、その役が入賞する。
スロットマシン5の遊技状態としては、遊技者にとって不利となる通常状態のほか、ボーナス状態であるBB状態やRB状態等がある。通常状態下のゲームでボーナス役(BB役、RB役)が入賞すると対応するボーナス状態が発生する。ボーナス状態は、ボーナス状態を終了させるためのボーナス終了条件の成立に応じて終了する。ボーナス終了条件として330枚超のセーフ(入賞に応じたメダル払出)が設定されたBB状態が最も有利となっており、RB役を契機としたRB状態については55枚超のセーフがボーナス終了条件として設定されている。
このスロットマシン5が中継装置42に向けて出力する遊技信号としては、以下の遊技信号がある。これらの遊技信号は、中継装置42を介して通信ネットワーク40に送出されるほか、計数装置1にも転送される。
(1)セーフ信号:入賞に応じてメダルが1枚付与される毎に出力される信号。
(2)アウト信号:ゲームに使用されたメダル数分、ゲームの開始に応じて連続的に出力される信号。例えば、計数装置1側では、このアウト信号が所定時間内に1回〜3回連続的に出力されたことを検出してゲームの開始を検知可能である。
(3)RB信号:RB状態の発生中に出力されるボーナス信号。
(4)BB信号:BB状態の発生中に出力されるボーナス信号。
次に、計数装置1の構成について詳しく説明する。
本例の計数装置1は、図1〜図4のごとく、隣り合うスロットマシン5の隙間のスペースに配設される縦長の装置であり、対応するスロットマシン5に対して向かって右側に配置されている。計数装置1は、供給口301(図3)を介して供給樋(図示略)に接続され、排出口303を介して回収樋305に接続されている。遊技に使用する遊技用のメダルは、供給樋から供給されメダル払出皿16に払い出される。計数のためにメダル投入皿17に投入された計数メダルは、計数された後、回収樋305に送り出され回収コンベア307によって運ばれて回収される。
計数装置1の前面パネル(図2)には、その上部側から、装置エラーやカードのストック切れ等を従業員に報知する状態表示ランプ11、遊技カードを挿入するためのカード挿入口12、貨幣投入口13、各種の操作ボタンが配置された操作パネル15、残クレジット表示部141、持メダル表示部142、メダル払出皿16、メダル投入皿17等が配置されている。このメダル投入皿17は、投入されたメダルを後述する計数ホッパー32に導く導入経路を構成している。
カード挿入口12には、ICチップが実装された会員カードやビジターカード等の遊技カードを挿入可能である。会員カードは、遊技会員に登録した遊技者に配布される遊技カードである。会員カードには、カードID、貯メダルサービス等を利用するためのパスワードのほか、チャージ金額を表す残クレジット数、計数済みのメダル数を表す持メダル数等が記録されている。ビジターカードには、カードIDのほか、残クレジット数や持メダル数等が記録されている。
残クレジット表示部141は、貨幣投入口13に投入した貨幣のうちの残り金額、あるいは挿入された遊技カードに記録されたチャージ金額を表す残クレジット数を表示する表示部である。
持メダル表示部142は、遊技を通じて遊技者により獲得され計数されたメダル数である持メダル数の表示部である。遊技を開始するに当たって遊技カードが挿入された場合、その遊技カードに記録された持メダル数が持メダル表示部142に表示され、その後、遊技用のメダルの払出によって減算されると共に、獲得メダルが計数されたときに加算される。
操作パネル15には、0〜9の数字ボタンが配列されたテンキー151、遊技カードの返却ボタン153、遊技用のメダルを要求するための払出ボタン154及び貸出ボタン155、メダルを計数させるための計数ボタン156、貯メダルボタン157等が配置されている。テンキー151は、貯メダルサービスを利用するために必要なパスワードの打ち込み等に利用される。
払出ボタン154は、持メダル数の中から遊技用のメダルを払い出させるための操作ボタンである。払出ボタン154が操作されると、持メダル数の範囲内で50枚ずつメダルが払い出される。持メダル数が50枚に満たない場合には全部払い出される。
貸出ボタン155は、残クレジット数に当たる現金を対価として遊技用のメダルを貸し出しさせるための操作ボタンである。なお、千円札、1万円札等の貨幣が投入された場合には、貸出ボタン155の操作によらずメダルが50枚貸し出される。残金が生じた場合には、残クレジット数として加算される。
計数ボタン156は、計数用のメダルの投入に応じて自動的に計数処理が開始されなかった場合の操作ボタンである。メダルの投入が検知されず計数処理が開始されなかったときには、この計数ボタン156の操作に応じて計数処理を強制的に開始させることができる。
返却ボタン153は、遊技カードを返却、発行させるための操作ボタンである。会員カードを利用した遊技の場合には、返却ボタン153の操作に応じて会員カードが返却される。このときの持メダル数と残クレジット数は、返却する会員カードに記録されると共に、カードIDを対応付けて管理装置41に送信される。一方、会員カードを利用しない遊技の場合には、返却ボタン153の操作に応じて、持メダル数と残クレジット数を記録したビジターカードが発行される。記録された持メダル数や、発行したビジターカードのカードID等のカード情報は、管理装置41に送信されて管理される。
貯メダルボタン157は、持メダルの全部あるいは一部を貯メダルとして遊技場側に預け入れるための操作ボタンである。貯メダルボタン157の操作は、会員カードを挿入した遊技においてのみ有効である。貯メダルボタン157が有効に操作された場合には、カードIDが対応付けられた貯メダルデータが管理装置41に送信されて管理される。
メダル払出皿16とメダル投入皿17は、図3のごとく、通路側に張り出すように設けられている。メダル払出皿16には、払出ボタン154の操作に応じて遊技用のメダルが払い出される。メダル投入皿17にメダルが投入されると投入検知センサがメダルを検知して計数処理を開始する。
計数装置1の内部には、図3のごとく、遊技用のメダルの払出等を行う払出ホッパー(払出手段)31、メダル投入皿17に投入されたメダルを計数する計数ホッパー32が収容されている。払出ホッパー31は、メダルをメダル払出皿16に払い出しできるようにメダル通路317を前面側(通路側)に向けて収容されている。計数ホッパー32は、メダルを回収樋305に送出できるようにメダル通路327を背面側に向けて収容されている。
計数装置1は、図4のごとく、制御部2をなす電気回路が形成された図示しない制御基板を備えている。制御部2に対しては、上記の状態表示ランプ11、持メダル表示部142、払出ホッパー31、計数ホッパー32等の構成のほか、カード挿入口12に挿入された遊技カード(記録媒体)の記録データを読み書き(リードライト)して返却するカードユニット(発行手段)121、貨幣投入口13に投入された貨幣の券種等を判別する貨幣読取機131等が電気的に接続されている。
制御部2は、各種の演算処理を実行する演算手段であるCPU21、ROM22・RAM23等の記憶手段、各種信号あるいは情報の入出力を行うI/O24等を備えている。制御部2は、メダルを計数する計数手段201、メダルの計数デ−タを生成する計数データ生成手段202、小径メダルの検知に応じて異常と判定する異常判定手段203、管理装置41に対して異常を通報する報知手段204等としての機能を実現する。特に、本例の計数手段201は、メダル投入皿17に投入された全てのメダルを計数する第1計数手段としての機能、直径24.8mm(平均直径25mm−2σ)以上の正規のメダルを計数する第2計数手段としての機能を備えている。
計数装置1は、入出力手段であるI/O24を介して中継装置42と接続されている。計数装置1は、中継装置42を介してスロットマシン5のセーフ信号、アウト信号、BB信号、RB信号等の遊技信号を入力する。遊技カードが挿入されたとき、あるいは遊技カードを排出したときには、読込あるいは書込した残クレジット数や持メダル数等のデータをカードIDと共に管理装置41に向けて出力する。
払出ホッパー31は、図3及び図5のごとく、供給樋(図示略)から分岐する供給口301から供給されたメダルをメダル払出皿16に向けて払い出すホッパー装置である。
計数ホッパー32は、メダル投入皿17に投入されたメダル(計数メダル)を計数して回収樋305に送り出すホッパー装置である。
各ホッパー31、32は、図5のごとく、鉛直方向上方に向けて開口するラッパ形状のホッパータンク311、321と、ホッパー本体部313、323と、を組み合わせて構成されている。ホッパータンク311、321の底側には、ホッパー本体部313、323にメダルを供給するための孔(図示略)が設けられている。
ホッパータンク311、321は、供給口301(払出ホッパー31の場合)あるいはメダル投入皿17(計数ホッパー32の場合)から供給されたメダルを貯留する。計数ホッパー32のホッパータンク321は、メダル投入皿17に投入されたメダルが流下するようにメダル投入皿17の直下に配置されている。なお、計数ホッパー32のホッパータンク321には、図示しない投入検知センサが設けられている。
ホッパー本体部313、323は、ホッパータンク311、321が貯留したメダルを1枚ずつ送出する送出手段を構成するユニットである。特に、計数ホッパー32のホッパー本体部323は、前記投入検知センサによる投入メダルの検知という開始条件の成立に応じてメダルの送出を開始し、ホッパータンク321内のメダルが全て無くなったという停止条件の成立に応じてメダルの送出を停止する。
ホッパー本体部313、323は、モータ315、325によって回転する略円板状のホッパーディスク316、326を備えている。ホッパー本体部313、323の上面には、ホッパーディスク316、326に連結されるメダル通路317、327が設けられている。メダル通路317、327の通路幅は、25mmを平均直径として標準偏差0.1mmの正規分布をなす正規のメダルが問題なく通過できるように26mmに設定されている。
ホッパーディスク316、326は、平置き状態のメダルを1枚ずつ収容するメダル凹部孔310、320が周方向等間隔の5カ所に設けられた回転部材である。メダル凹部孔310、320のメダルは、ホッパーディスク316、326の回転に応じて1枚ずつメダル通路317、327に送り出される。ホッパーディスク316、326は、メダル通路317、327にメダルが送り出される回転位置毎にステップ単位で回転駆動される。各ホッパー31、32によれば、ホッパーディスク316、326の回転ステップ数に応じた枚数のメダルをメダル通路317、327に送出できる。なお、メダル凹部孔310、320の直径は、正規のメダル(平均直径25mm、標準偏差0.1mm)を収容できるよう、25.5mm(平均直径25mm+5σ(標準偏差))に設定されている。それ故、25.5mmを超える不正なメダルについては、メダル通路327に送出されることがなく計数が行われない。
なお、計数ホッパー32のホッパーディスク326は、最後のメダルがメダル通路327を通過してから5秒経過したとき、1秒間に渡って逆回転され、さらに5秒間に渡って順回転される。これは、全てのメダルを計数し終わったことを確認するための動作である。この動作に応じてメダル通路327を通過するメダルが無ければ、そのまま計数処理が終了される。なお、この動作中の逆回転は、ホッパータンク321内のメダルの詰まりを解消するための動作である。
メダル通路327の底面には、図6及び図7のごとく、通過するメダルを検知するための第1検知手段をなす第1センサ331のセンサ面331Sが配設されている。本例の第1センサ331は、交流磁界を発生させる検出コイルを備える磁気誘導型の近接センサである。この第1センサ331は、交流磁界が作用したときに導電体内部で発生する渦電流に起因し、検出コイルに生じるインピーダンス変化を利用してメダルを検知する。
第1センサ331のセンサ面331Sは、メダル通路327の幅方向のほぼ中央に位置している。このような配置の第1センサ331によれば、よほどの小径のメダルでない限り、通過するメダルを全て検知可能である。なお、第1センサ331としては、静電容量式など検出原理が異なる他の近接センサや、フォトセンサや赤外線センサ等の非接触センサ等を採用することも良い。
計数ホッパー32のメダル通路327には、さらに、正規のメダルを検知するための第2検知手段が設けられている。第2検知手段は、楔状に屈曲されてメダル通路327の内側に向けて突出する状態で片持ちされた板バネ333と、板バネ333の自由端333T側に配置された第2センサ332と、を含んで構成されている。板バネ333の自由端333Tは、メダル通路327の外側に向けて折り曲げられて形成されている。第2センサ332は、メダルの通過に応じて自由端333Tが進退する空間を介して対面するように配置された発光部332Lと受光部332Rとを含んで構成されている。フォトセンサである受光部332Rは、発光部332Lからの入射光を検出する。
図8のごとくメダル100がメダル通路327を通過すると、板バネ333の突出部分がメダル100に外接してメダル通路327の外側に押し込まれ、これにより板バネ333の自由端333Tが外側に向けて変位する。第2センサ332は、直径24.8mm(平均直径25mm−2σ)以上の正規のメダルが通過したときに板バネ333の自由端333Tが変位する位置に対応して取り付けられている。第2センサ332は、正規のメダルが通過したときに起こる受光部332Rに対する入射光の遮断に応じて、メダルの通過を検知する。一方、直径24.8mmに満たない不正のメダルは、板バネ333の弾性力によって付勢されてメダル通路327の反対側の側壁に押し付けられる。そのため、不正のメダルが通過したときには、第2センサ332の受光部332Rに対する入射光が遮断される位置まで板バネ333の自由端333Tが変位せず、メダルが検知されない。
以上のように構成された本例の計数装置1の動作について説明する。
まず、本例の計数装置1では、図9のごとく管理装置41側から配信された異常判定値が設定される。本例では、異常判定のための3種類の対象期間毎に異常判定値を設定可能である。なお、同図中のxは、第1検知手段である第1センサ331によるメダルの検知回数であり、yは、第2検知手段である第2センサ332によるメダルの検知回数である。以下の説明では、x及びyを、それぞれ、全メダル数、正規メダル数という。
本例では、この対象期間として、遊技開始時刻から遊技終了時刻(異常判定条件)までの第1の対象期間、計数開始時刻から計数終了時刻(異常判定条件)までの第2の対象期間、及び遊技開始時刻から払出時刻(異常判定条件)までの第3の対象期間が設定されている。
遊技開始時刻は、非遊技中(遊技カードを受け付けておらず残クレジット数と持メダル数が0で、かつ、所定時間以上に渡って遊技信号を受信していない状態)において遊技信号を受信したとき、あるいは非遊技中において遊技カードを新たに受け付けたときの時刻である。
遊技終了時刻は、所定時間以上に渡って遊技信号の非受信期間が継続したとき、あるいは返却ボタン153の操作に応じて遊技カードを返却、発行したときの時刻である。
計数開始時刻は、計数ホッパー32の投入検知センサにより投入メダルが検知され計数処理が開始されたときの時刻である。
計数終了時刻は、計数ホッパー32に投入されたメダルの計数が完了し、ホッパータンク321内のメダルを全て送出し終えたときの時刻である。
払出時刻は、払出ボタン154の操作に応じて遊技用のメダルの払出が実行されたときの時刻である。
3種類の対象期間のうち、いずれの対象期間について異常判定値を設定するかは、管理者側が任意で決定できる。図9は、第1及び第3の対象期間について異常判定値が設定されている一方、第2の対象期間では異常判定値が未設定のときの例である。この場合には、第1及び第3の対象期間についてのみ、小径の不正メダルの投入に関する異常判定が実行される。
異常判定値としては、2種類の異常指標にそれぞれ対応する2種類の閾値を設定可能である。例えば、図9中、最上段の第1の対象期間については、全メダル数(x)と正規メダル数(y)との差分である「x−y」という異常指標に対して10という異常判定値が設定され、10以上のとき異常と判定される。一方、全メダル数(x)に対する正規メダル数(y)の比率である「y/x」という異常指標に対して90%という異常判定値が設定され、90%以下のとき異常と判定される。最下段の第3の対象期間については、「x−y」及び「y/x」なる異常指標に対して、それぞれ、10、95%という異常判定値が設定されている。なお、同図では、2種類の異常指標の双方に異常判定値が設定されているが、これに代えて、「x−y」及び「y/x」の何れか一方のみに異常判定値を設定し、他方の異常指標に対する異常判定値を未設定にしても良い。
次に、計数装置1による計数処理の流れ及び計数データについて、図10〜図13を参照して説明する。図10は、計数処理のフロー図である。図11〜図13は、計数処理により集計される計数データであり、それぞれ、第1〜第3の対象期間に対応している。計数装置1では、全メダル数(x)及び正規メダル数(y)が対象期間の種類毎に集計され管理されている。各図の全メダル数(x)及び正規メダル数(y)は、対応する対象期間の開始に応じてゼロスタートで集計開始された数値である。同図中の「持メダル」は、遊技を通じて獲得され既に計数されたメダル数である。「異常判定」は、異常判定の結果を表し、異常と判定されたとき異常フラグがセットされる。
計数ホッパー32の投入検知センサ(図示略)により投入メダルが検知されたとき、計数装置1による計数処理(図10)が開始される。ここで、本例の計数装置1では、計数ホッパー32のメダル凹部孔320の直径が25.5mmに設定されているので、これを超える大径のメダルについてはメダル通路327に送出されず計数が行われない。
計数処理では、図10のごとく、第1センサ331によるメダルの検知(S101)、第2センサ332によるメダルの検知(S112)が待機される。第1センサ331によりメダルが検知されたとき(S101:YES)、第2センサ332によりメダルが検知されたときには(S112:YES)、全メダル数(x)あるいは正規メダル数(y)、及び持メダル数が更新される(S102)。
その後、遊技終了(S103)、計数終了(S124)、払出実行(S134)が特定されたとき、対応する対象期間の終了処理が実行される。例えば、会員カードの返却あるいはビジターカードの発行に応じて遊技終了が特定されると(S103:YES)、遊技終了時刻の確定に応じて第1の対象期間が終了し、図11の計数データを更新する終了処理が実行される。また、例えば、払出ボタン154の有効操作に応じて払出実行が特定され(S134:YES)、払出時刻の確定に応じて第2の対象期間が終了したときには、図13の計数データを更新する終了処理が実行される。
この終了処理では、その対象期間についての異常指標(x−y、y/x)が算出されると共に、その異常指標について異常判定処理が実行される(S104)。異常と判定されたときには(S105:YES)、「異常判定」に異常フラグがセットされ、その旨が管理装置41に向けて出力される(S106:YES)。なお、異常の報知を受けた管理装置41側では、端末操作に応じて対応する計数装置1の計数データ(図11〜図13)を適宜、参照可能である。
例えば、図11中のNO.2の計数データ(10時50分25秒〜11時33分50秒)については、全メダル数(x)と正規メダル数(y)との差分を表す異常指標(x−y)は異常判定値に未到達である一方、両者の比率を表す異常指標(y/x)が異常判定値(図9中の90%以下)に到達し、これにより異常と判定されている。
異常と判定された図11中のNO.2の計数データは、図12中のNo.5・6の2回に渡る計数処理の計数データに対応している。本例では、毎回の計数処理に対しては異常判定値が未設定(図9参照。)であることから、図12中のNo.5・6の計数データについての異常判定は実施されていない。
異常と判定された図11中のNO.2の計数データは、図13中のNo.3の計数データと遊技開始時刻が共通である一方、このNO.3の計数データについては払出時刻が確定せずに集計が中断されている。この集計中断された計数データは、新たな遊技開始に応じた図13中のNO.4の計数データに引き継がれ、その後、13時54分57秒の払出に応じて集計が完了している。つまり、異常判定された図11中のNO.2の計数データは、図13中のNO.4の計数データの一部として含まれる。このNO.4の計数データについては、全メダル数(x)と正規メダル数(y)との比率を表す異常指標(y/x)が異常判定値(図9中の95%以下)に到達していることから異常と判定されている。
以上のように、本例の計数装置1は、不正の疑いがあるメダルが検知されたとき、直ちに異常と判定して報知する訳ではなく、所定の異常判定条件が成立したときに異常を判定して報知する。この計数装置1によれば、誤った報知を抑制しつつ精度高く異常を判定して報知可能である。
本例は、2種類の異常指標(x−y、y/x)につき、いずれか一方が異常判定値に到達したときに異常と判定した例である。これに代えて、2種類の異常指標がいずれも異常判定値に到達したときに異常と判定しても良い。また、1回の計数処理の全メダル数(x)若しくは正規メダル数(y)が所定値以下の場合、あるいは累計の全メダル数(x)若しくは正規メダル数(y)が所定値以上の場合に、異常指標(y/x)について異常判定を実行することも良い。
異常の報知方法は本例の態様に限定されない。例えば、従業員のインカムに対する音声出力や、計数装置1の状態表示ランプ11の点灯や、管理装置41のモニタ411の表示画面上でのポップアップ表示等によって異常を報知することも良く、これらの報知方法を適宜組み合わせることも良い。
本例では、計数装置が異常判定手段を備えているが、他の装置、例えば中継装置や管理装置が備えていても良い。
本例では、所定時間以上に渡って遊技信号の非受信期間が継続したとき、遊技カードを返却、発行したときに客交代を判定しているが、他の方法、例えば、貨幣の受付、顔認証による判定等でも良い。
(実施例2)
本例は、実施例1の計数装置1を基にして、計数ホッパー32を変更した例である。この内容について、図14〜図16を参照して説明する。
本例の計数ホッパー32の変更点は、メダル通路327の通路構造、及びメダルを検知するセンサの配置構造にある。
本例の計数ホッパー32では、メダル通路327を形成する両側の側壁327Gに棚面327Tが形成され、これにより、底面が異なる2段の通路が形成されている。両側の棚面327Tの張り出し幅は均等に設定され、これにより、浅い方向の第1通路(第1経路)327A及び深い方の第2通路(第2経路)327Bの中心線327C(図16)が一致している。第1通路327Aの幅W1(図15)は、実施例1の通路幅と同じ26mmに設定されている。第2通路327Bの幅W2(図15)は、24.8mm(正規のメダルの平均直径25mm−2σ)よりもわずかに幅狭に設定されている。それ故、直径24.8mm以上のメダルが第2通路327Bに落ち込まない一方、直径24.8mm未満の不正のメダルは第2通路327Bに落ち込むことになる。
第1通路327Aの両側の側壁327Gには、通過するメダルの幅方向の位置を中央に寄せるためのセンタリング機構34が配設されている。センタリング機構34は、実施例1の第2センサの板バネ(図6中の符号333)と同じ仕様の板バネ341を両側に配設して形成されている。詳しくは後述するが、本例の計数装置1では、このセンタリング機構34とメダル通路327の通路構造によって、小径のメダルを選別する選別手段が形成されている。
メダル通路327には、ブリッジ状に通路を跨ぐセンサホルダ335が設けられている。このセンサホルダ335の下面、すなわちメダル通路327に対面する面には、浅い方の幅広の第1通路327Aを通過するメダルを検知するための近接センサである第3センサ336(第3検知手段)の図示しないセンサ面が配設されている。深い方の幅狭の第2通路327Bの底面には、近接センサである第4センサ338(第4検知手段)のセンサ面338Sが配置されている。
計数用のメダルが計数装置に投入されると、計数ホッパー32のホッパータンク321に貯留されたメダルがメダル通路327に1枚ずつ送出される。メダル通路327に送出されたメダルは、センタリング機構34をなす一対の板バネ341によって両側から均等に付勢され、これにより、メダル通路327の幅方向の中央に調整される。
直径24.8mm以上の正規のメダルについては、第2通路327の棚面327Tに支持されるため、第2通路327Bに落ち込むことがない。正規のメダルは、第1通路327Aに沿って送出され、第3センサ336によって検知される。一方、直径が24.8mm未満であって第2通路327Bの幅W2よりも小径の不正メダルについては、第2通路327Bに落ち込み第4センサ338によって検知される。第3センサ336による検知回数は、第3計数手段により正規メダル数(y)として集計される。第4センサ338による検知回数は、第4計数手段により不正メダル数(z)として集計される。
本例では、不正メダル数(z)自体、正規メダル数(y)と不正メダル数(z)との比率(z/y)を異常指標として設定することができる。あるいは、実施例1と同様、正規メダル数(y)と不正メダル数(z)との合計である全メダル数(x)と正規メダル数(y)との差分や比率を異常指標として取り扱いすることも良い。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
以上、実施例のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 計数装置(メダル計数装置)
121 カードユニット(発行手段)
142 持メダル表示部
15 操作パネル
153 返却ボタン
154 払出ボタン
155 貸出ボタン
156 計数ボタン
157 貯メダルボタン
16 メダル払出皿
17 メダル投入皿
2 制御部
201 計数手段
202 計数データ生成手段
203 異常判定手段
204 報知手段
31 払出ホッパー(払出手段)
32 計数ホッパー
311、321 ホッパータンク
313、323 ホッパー本体部
316、326 ホッパーディスク
317、327 メダル通路
327A 第1通路
327B 第2通路
331 第1センサ(第1検知手段)
332 第2センサ(第2検知手段)
336 第3センサ(第3検知手段)
338 第4センサ(第4検知手段)
4 遊技場管理システム
41 管理装置
42 中継装置
5 スロットマシン(遊技機)

Claims (5)

  1. 投入されたメダルをホッパーに導く導入経路と、
    前記ホッパー内のメダルを1枚ずつ送出する送出手段と、
    前記送出手段が送出した全てのメダルを検知する第1検知手段と、
    前記送出手段が送出したメダルのうち直径が所定値以上である正規のメダルを検知する第2検知手段と、
    前記第1検知手段が検知した回数を計数する第1計数手段と、
    前記第2検知手段が検知した回数を計数する第2計数手段と、
    所定の異常判定条件が成立した場合に、前記第1計数手段による計数値と前記第2計数手段による計数値との差若しくは比率である異常指標が所定の異常判定値に達していることを条件として異常と判定する異常判定手段と、
    該異常判定手段が異常と判定したときに異常を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするメダル計数装置。
  2. 遊技機に対応して設けられるメダル計数装置であって、
    遊技者による所定の払出操作に応じて前記第1計数手段による計数値の範囲内でメダルを払い出す払出手段と、
    遊技者による遊技の終了操作が行われた場合に、前記第1計数手段による計数値から前記払出手段が払い出したメダル数を差し引いた値を特定可能な情報を記録した記録媒体を発行する発行手段と、を備え、
    前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記遊技の終了操作が行われた場合に、当日の遊技が開始されてからの期間、若しくは客交代を判定してからの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定することを特徴とする請求項1に記載のメダル計数装置。
  3. 遊技機に対応して設けられるメダル計数装置であって、
    遊技者による所定の払出操作に応じて前記第1計数手段による計数値の範囲内でメダルを払い出す払出手段を備え、
    前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記払出操作が行われた場合に、当日の遊技が開始されてからの期間、若しくは客交代を判定してからの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定することを特徴とする請求項1又は2に記載のメダル計数装置。
  4. 前記送出手段は、所定の開始条件の成立に応じてメダルの送出を開始する一方、所定の停止条件の成立に応じてメダルの送出を停止し、
    前記異常判定手段は、前記異常判定条件の成立として前記停止条件が成立した場合に、直前の前記開始条件が成立してから当該停止条件が成立するまでの期間における前記異常指標が前記異常判定値に達していることを条件として異常と判定することを特徴とする請求項1に記載のメダル計数装置。
  5. 投入されたメダルを導く経路と、
    前記経路内を流下するメダルのうち、直径が所定値以上である正規のメダルを第1経路へ導く一方、所定値未満である不正のメダルを第2経路へ導く選別手段と、
    前記第1経路を流下する正規のメダルを検知する第3検知手段と、
    前記第2経路を流下する不正のメダルを検知する第4検知手段と、
    前記第3検知手段が検知した回数を計数する第3計数手段と、
    前記第4検知手段が検知した回数を計数する第4計数手段と、
    所定の異常判定条件が成立した場合に、前記第4計数手段による計数値、若しくは前記第3計数手段による計数値と前記第4計数手段による計数値との比率である異常指標が所定の異常判定値に達していることを条件として異常と判定する異常判定手段と、
    該異常判定手段が異常を判定したときに異常を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするメダル計数装置。
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