JP6371882B2 - 管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機及びその周辺機器が出力する入賞情報や大当り情報等を管理する管理装置に関する。
一般に、遊技店ではパチンコ機やスロットマシンなどの遊技機及び周辺機器からなる遊技装置から出力される大当り信号、賞球信号、アウト信号などの稼働情報(遊技情報)を、ホールコンピュータなどの管理装置が収集し、収集した稼働情報に基づいて各遊技装置の稼働状況を管理し、遊技店の運営や経営に活用している。
ところで、遊技店には多数の遊技装置があり、また個々の遊技機毎に接続コネクタの位置やコネクタの種類、形状などが異なるため、正しく配線されないことがある。また、メンテナンス等で遊技機を開閉等行う場合に接続した配線が外れてしまうことがある。
このため、上記の配線異常が発生した場合、配線異常の発生を報知する管理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−328391号公報
しかしながら、上記従来の技術では、一定の期間稼働情報を収集した後に異常を報知する。そのため、例えば、1日の営業が終了した後の稼働情報の集計時に異常が報知されても、その日の異常な値を含む稼働情報をそのまま集計して帳票として出力しているため、遊技店の管理者は、この帳票を利用できず、収集した稼働情報が無駄になっていた。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、収集した異常な情報を含む情報を利用して遊技店の営業や経営に利用可能な帳票に修正可能な管理装置を提供することを目的とする。
本発明の代表的な一形態では、遊技店に設置された遊技にかかる装置から該装置にかかる情報を収集する管理装置において、前記装置から受信した前記情報が異常な情報である異常情報であるか否かを判定する異常判定手段と、該異常判定手段によって前記情報が異常情報であると判定された場合に、当該異常情報に対応する推定情報を推定する推定手段と、前記異常情報を、前記推定手段によって推定された前記推定情報に置き換え可能な置換手段と、前記置換手段によって置き換えられた前記推定情報に基づいて集計された帳票を出力する出力手段と、を備え、前記推定手段は、前記異常情報が複数ある場合に、それぞれの異常情報を互いに入れ換えて、入れ換え先の前記情報として異常な情報であるか正常な情報であるかを判定する入換判定手段を備え、前記入換判定手段が正常な情報であると判定した場合に、前記入れ換えた異常情報を入れ換え先の前記推定情報として扱い、前記置換手段により置き換えを実行し、前記入換判定手段が異常な情報であると判定した場合に、当該異常情報に対応する情報として、当該装置の過去の平均値、又は、当該装置の過去のグループ平均値を前記推定情報として扱い、前記置換手段により置き換えを実行し、前記出力手段は、前記帳票に出力するにあたり前記置換手段によって置き換えられた前記推定情報を判別可能に表示するとともに、前記置換手段によって置き換えられた結果の可否を決定する選択手段を当該表示の同一画面上に表示することを特徴とする。
なお、管理装置はいわゆるホールコンピュータに限らず、遊技装置から遊技情報を収集するものであれば会員管理装置や呼出ランプを制御管理する管理装置であってもよい。また、帳票はディスプレイに表示された帳票に限らず、プリンタにより紙媒体に印字された表や、ディスプレイに表示されたデータであってもよい。
本発明の代表的な一形態によれば、収集した異常な情報を含む情報を利用して遊技店の営業や経営に利用可能な帳票に修正することが可能となる。
本発明の実施の形態の遊技島を説明する図である。 本発明の実施の形態の遊技場内における遊技システムの構成を説明する図である。 本発明の実施の形態の呼出しランプ及び遊技装置の構成を説明する図である。 本発明の実施の形態の遊技場管理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の遊技装置から情報収集端末装置8に出力される各種信号を説明する図である。 本発明の実施の形態の出力信号を説明する図であり、(A)は稼働情報等の各種信号の出力態様、(B)は遊技機の個体識別情報の出力態様を示す図である。 本発明の実施の形態の補正メイン処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のセキュリティ異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の不正判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の補給異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のベース異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の出玉異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の確変ベース異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の不正報知処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の理論不整合判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の始動口入賞数異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の大当り回数異常1判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の大当り回数異常2判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の大当り回数異常3判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の異常値判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の当該機平均値異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態のグループ平均値異常判定処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の単補正処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の入換補正処理の手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態の単補正により推定値を代入する場合を説明する画面遷移図である。 本発明の実施の形態の単補正により推定値を代入しない場合を説明する画面遷移図である。 本発明の実施の形態の仮入れ換えされた稼働情報を確定する場合を説明する画面遷移図である。 本発明の実施の形態の入換補正が可能な状況での単補正を実行する場合を説明する画面遷移図である。 本発明の実施の形態の不正報知画面を説明する図である。不正報知画面は、不正報知処理の実行画面である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態の遊技島5を説明する図である。
遊技機島(単に島ともいう)5は、一般に、島フレーム枠の中段付近に複数の遊技装置10を背中合わせに2列に並設して成り、各遊技装置10へ遊技媒体(遊技球、遊技メダル)を補給する補給樋6、報知装置であるコーナーランプ7を主たる構成に含む。遊技装置10が、いわゆる封入式の遊技装置である場合には、補給樋6が設けられないことから、遊技機島5の形態は図1に示す形態とは異なるものであってもよい。
コーナーランプ7は、複数の発光装置が備えられ、遊技機島5に一つ又は複数(例えば、島設備の両端)配置される。遊技機島5に配置される遊技装置10等に異常が発生した場合や遊技者が従業員を呼ぶ場合などに、その遊技機島5に配置されたコーナーランプ7の複数の発光装置が理由に応じて個々に点灯又は点滅して、異常が発生したことや従業員の呼出しを遊技場の従業員等に報知する。なお、コーナーランプ7は、島設備毎に設置されなくてもよく、例えばフロア毎、通路毎、又は所定のブロック毎に設置されてもよい。
図2は、本発明の実施の形態の遊技場内における遊技システムの構成を説明する図である。
遊技場における遊技システムは、相互に接続された管理装置1、遊技機島5及び景品交換カウンタ80によって構成される。
管理装置1は、遊技場管理装置(ホールコンピュータ)2、会員管理装置3及びインターフェース装置4Aによって構成される。管理装置1は、遊技場内の事務所に設置される場合もあれば、遊技場の外部において各遊技場の運営を管理する遊技場管理本部に設置される場合もある。管理装置1が遊技場管理本部に設定される場合には、遊技場内のネットワークと管理装置1とは、外部回線等を介して接続される。また、遊技場管理装置2や会員管理装置3にはキーボードやマウスなどの入力装置およびディスプレイやプリンタなどの出力装置を含む。
遊技機島5は、補給樋6等に加えて、中継装置4B、コーナーランプ7、情報収集端末8、呼出しランプ9及び遊技装置10を含む。遊技機島5は、中継装置4Bを介して、管理装置1、景品交換カウンタ80と接続される。景品交換カウンタ80は、残額精算機81及び景品POS82を含む。
遊技場管理装置2は、遊技場内に設置される遊技装置10の稼働情報(遊技情報)を管理することを主たる機能とする。遊技場管理装置2は、台番号等によって各台毎の稼働情報を管理し、ディスプレイやプリンタなどの出力装置に帳票として出力する機能を有する。
会員管理装置3は、遊技者情報を管理することを主たる機能とする。会員管理装置2は、会員の個人情報の他に、遊技者(会員)が所持する記憶媒体(例えば、会員カード)の識別情報(会員カードID)と当該遊技者が所有する有価価値情報(例えば、特定のレートにおける貯球数、持球数、貯メダル数、持メダル数等の各種遊技媒体の数量)とを対応付けた口座情報を管理し、ディスプレイやプリンタなどの出力装置に帳票として出力する機能を有する。
情報収集端末装置8は、遊技機11(図3)及び記憶媒体受付端末装置60(図3)などから構成される遊技装置10に接続される。情報収集端末装置8は、遊技装置10から出力される各種信号に基づいて稼働情報(遊技機11の裏面側から外部に排出された遊技媒体の数であるアウト数等)の累積値を生成する。生成された稼働情報の累積値は、遊技場管理装置2へ送信される。本実施の形態では、情報収集端末装置8は遊技装置10毎に設けられており、各情報収集端末装置8には異なる台番号が設定されている。なお、複数(例えば、2台)の遊技装置10に対して1台の情報収集端末装置を設けるような構成でもよい。
呼出ランプ9は、遊技装置10毎に対応して設けられ、遊技者が遊技場の従業員を呼び出すために呼出ボタン9Dを操作した場合、遊技機11で大当り(特賞)が発生した場合、遊技装置10等に異常が発生した場合等に、発光部9Aが点灯又は点滅し、遊技装置10で発生した事象を遊技場の従業員に報知する。また、呼出しランプ9は、表示器9Bに遊技機11の遊技履歴情報を表示し、表示ボタン9C、表示切替ボタン9Eを押下することで、例えば、当日の当り履歴と7営業日分の当り履歴とに切換え可能であり、また、単位時間毎の当り回数等を推移グラフとして表示可能である。なお、呼出ランプ9は情報収集端末装置8と遊技装置10の間に設置してもよい。その場合は稼働情報は呼出ランプ9を介して情報収集端末装置8に送信されることとなる。また、情報収集端末装置8に接続するのではなく、遊技場管理装置のネットワークに接続してもよい。その場合には遊技場管理装置が呼出ランプ9を管理制御してもよい。また、呼出ランプ9は情報収集端末装置8と並列に設置してもよい。また、呼出ランプ9用のネットワークおよび管理装置を設けてもよい
遊技装置10は、遊技媒体(遊技球、遊技メダル)を用いて実際に遊技を行う遊技機11(図3参照)や、遊技媒体を提供するための記憶媒体受付端末装置(カードユニット、台間サンド)60等を備えており、中継装置4Bを介して、残額精算機81、景品POS82、及び会員管理装置3に接続されている。
遊技装置10から出力される貸出信号は、所定数の遊技球を遊技者に払い出すと出力される。入金信号は、遊技者が遊技球の貸出を受けるために有価価値(金銭)を投入すると、所定額の有価価値の投入毎に出力される。遊技者は、所有する紙幣等の有価価値を遊技装置10に投入することによって、有価価値に応じた所定数の遊技球の貸し出しを受けることができる。
また、遊技装置10(記憶媒体受付端末装置60)は、遊技者が所持する記憶媒体(会員カード又はワンデイカード等)を受け付けた場合には、記憶媒体に記憶されている会員カードIDを会員管理装置3に送信する。そして、遊技者に遊技球を提供した場合には、提供された遊技球や投入された有価価値に関する情報を含む情報(貸出情報、残額情報等)を会員管理装置3に送信する。なお、遊技者が所持する記憶媒体を遊技装置10が受け付けると、会員管理装置3は、遊技装置10から送信された会員カードIDに基づいて、当該遊技者が預け入れている遊技球数(貯留媒体数)を特定し、特定された遊技球数を遊技装置10に送信する。
残額精算機81は、遊技者が所持する記憶媒体に記憶されている会員カードIDに対応する有価価値(残額)を遊技者に払い戻す。
景品POS82は、遊技者が遊技により獲得した遊技媒体や遊技場に預け入れている貯留媒体と景品を交換する処理を行い、会員管理装置3との間で景品の在庫を管理する。なお、景品POS82は、遊技者に関する情報を登録し、会員カードを発行する機能を備えてもよい。
図3は、本発明の実施の形態の呼出しランプ9及び遊技装置10の構成を説明する図である。
島設備には、遊技装置10(遊技機11)に対応して呼出ランプ9が配設される。呼出ランプ9は、発光部9A、各種稼働情報やエラー情報を表示可能な表示器9B、各種情報を表示器9Bに表示させるための表示ボタン9Cおよび表示切替ボタン9E、呼出ボタン9Dとを備える。表示器9Bは、表示ボタン9Cおよび表示切替ボタン9Eによって選択された情報(大当りの回数や後述する補助遊技の回数等の遊技履歴)を表示する。発光部9Aは、遊技者が呼出ボタン9Dを操作した場合や遊技装置10等の異常時に点灯又は点滅して、従業員の呼出しや遊技装置10等の異常を従業員に報知する。
遊技装置10は、遊技機11と、記憶媒体受付端末装置60と、アウトタンク装置70と、補給カウンタ72を備える。
遊技機11には、島設備の上部に設けられた補給樋6から補給シュート(図示省略)を介して遊技球が補給される。補給される球は補給カウンタ72の計数部73(図5参照)によって計数され、例えば10個計数される毎に1パルスの補給信号が出力される。
発射装置(図示省略)から発射された遊技球は、入賞口(入賞装置)に入賞し、又はいずれの入賞口にも入賞せずにアウト口39に導かれ、遊技に使用された遊技球として遊技機11の裏面側から外部へ排出される。アウトタンク装置70は、遊技機11から外部に排出された遊技球を受け入れるアウトタンク(図示省略)と、アウトタンクで受け入れた遊技球(アウト球)を計数する計数部71(図5参照)とを備え、例えば10個計数される毎に1パルスのアウト球計数信号が出力される。計数された遊技球は、島設備の回収樋(図示省略)に排出される。
以下では、遊技装置10の遊技機11の構成を説明する。
遊技機11の前面枠19は、本体枠(外枠)12に図示しないヒンジを介して開閉回動可能に組み付けられる。遊技盤50は前面枠19の表側に形成された収納部(図示省略)に交換可能に設置される。前面枠19には、遊技盤50の前面を覆うカバーガラスを備えたガラス枠18が取り付けられる。
遊技盤50の前面には、ガイドレール55で囲われた略円形状の遊技領域51が形成される。遊技領域51のほぼ中央には、表示装置58を有するセンターケース40が設置される。表示装置58はセンターケース40に設けられた開口部に取り付けられる。
表示装置58は、例えば、LCD(液晶表示器)等で表示画面が構成されている。表示画面の表示領域には、複数の変動表示領域が設けられており、各変動表示領域に識別情報(特別図柄)や変動表示ゲームを演出するキャラクタが表示される。例えば、表示画面の変動表示領域には、識別情報として割り当てられた三つの特別図柄が変動表示(可変表示)され、特図変動表示ゲーム(変動表示ゲーム、補助遊技)が行われる。また、表示画面には、大当り表示やファンファーレ表示、エンディング表示等の遊技の進行に基づく画像が表示される。
遊技領域51の左側部には、普通図柄始動ゲート31が設けられる。遊技領域51の左下部には三つの一般入賞口32が設けられ、遊技領域51の右下部には一つの一般入賞口32が設けられる。遊技領域51の中央下部には、開閉可能な普通変動入賞装置33を備える始動入賞口34が設けられる。始動入賞口34の下方には、特別図柄変動表示ゲームの結果によって遊技球を受け入れない状態と受け入れやすい状態とに変換可能な特別変動入賞装置(大入賞口)36が設けられる。一般入賞口32、始動入賞口34、又は特別変動入賞装置36に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の遊技球が賞球として払い出される。
遊技機11では、発射装置(図示省略)が遊技領域51に向けて遊技球を打ち出す。打ち出された遊技球は、遊技領域51内の各所に設置された釘や風車等の方向転換部材によって転動方向を変えながら遊技領域51を流下し、一般入賞口32、始動入賞口34又は特別変動入賞装置36に入賞するか、遊技領域51の最下部に設けられたアウト口39に入ることによって遊技が行われる。なお、遊技球が各種入賞口又はアウト口39に入る前に、普通図柄始動ゲート31を通過する場合がある。
一般入賞口32への遊技球の入賞は、一般入賞口スイッチ(図示省略)によって検出される。始動入賞口34への遊技球の入賞は、始動入賞口スイッチ(図示省略)によって検出される。普通図柄始動ゲート31への遊技球の通過は、普通図柄始動ゲートスイッチ(図示省略)によって検出される。
始動入賞口34は、普通変動入賞装置33の開閉によって、遊技球が入賞しやすい状態と遊技球が入賞しにくい状態とのいずれかをとる。普通変動入賞装置33は通常は閉状態であり、始動入賞口34に遊技球が入賞しにくい状態である。遊技球が普通図柄始動ゲート31を通過することによって普図変動表示ゲーム(普図ゲーム)が実行され、普図ゲームの結果が当りとなった場合に、普通変動入賞装置33が開状態に変換され、始動入賞口34は遊技球が入賞しやすい状態となる。
遊技球が始動入賞口34に入賞すると、遊技球の通過タイミングによって抽出された特別図柄乱数カウンタ値が、遊技機11の特図記憶領域に特別図柄入賞記憶(始動記憶)として所定数(例えば、最大で4回分)を限度に記憶される。始動記憶の記憶数は、図示しない特図表示器に表示される。遊技機11は、始動記憶に基づいて、特図表示器(図示省略)で始動記憶の抽選結果に応じた変動表示ゲームを行い、表示装置58で、変動表示ゲームの進行に応じた表示演出を実行する。
始動入賞口34への遊技球の入賞又は始動記憶があると、表示装置58では、数字等で構成される識別情報が変動表示を開始して、変動表示ゲームに関する画像が表示される。つまり、表示装置58では、始動記憶の記憶数に対応する回数だけ、変動表示ゲームが行われ、興趣向上のために多様な表示を演出する。
入賞検出時に取得した大当り乱数の値が当り値である場合には、変動表示ゲームの結果として表示図柄により特定の結果態様(特別結果態様)が導出されて大当り状態となる。具体的には、特図表示器(図示省略)では、当り図柄である一桁の特別図柄で停止して、表示装置58は三つの特別図柄が揃った状態(大当り図柄)で停止する。このとき、特別変動入賞装置36の大入賞口は、所定時間(例えば30秒)だけ、遊技球を受け入れない閉状態から遊技球を受け入れやすい開状態に変換されることを所定回数繰り返す大当り状態(特別遊技状態)となる。特別遊技状態中は、1ラウンド毎に特別変動入賞装置36が所定時間又は所定数の遊技球が入賞するまで大きく開くので、遊技者は多くの賞球を獲得することができる。なお、特別変動入賞装置36への遊技球の入賞は、カウントスイッチ(図示省略)によって検出される。なお、本機の当りには小当たりと大当りの2種類を設けてある。また大当りにも3種類を設けてある。すなわち当りには4種類があり、開状態が短く出玉をほとんど得られず当り後に状態が変化しない小当たりと、開状態が短く出玉をほとんど得られないが当り後に確率変動となる突確当たり(2R当たり)と、開状態が長く出玉を得られるとともに当り後に確率変動となる確変大当りと、開状態が長く出玉を得られるが当り後に確率変動とならず時間短縮機能となる通常大当りの4種類である。なお、確変大当りと通常大当たりを合わせて出玉有り大当りという。なお、確率変動とは大当りの確率が通常よりも高くなりかつ時間短縮機能となる状態である。時間短縮機能とは、特別図柄及び普通図柄の変動時間が通常よりも短くなり、かつ普通電動役物の開放時間が通常よりも長くなる状態(開放時間延長機能)である。
一方、遊技球が普通図柄始動ゲート31を通過すると、遊技球の通過タイミングによって抽出された普通図柄乱数カウンタ値が、遊技機11の普図記憶領域に普通図柄入賞記憶として所定回数(例えば最大で4回分)を限度に記憶される。普通図柄入賞記憶の記憶された個数は、普図表示器(図示省略)に表示される。
普図入賞記憶があると、普図入賞記憶に基づいて普図表示器(図示省略)で普図ゲームを開始する。普通図柄始動ゲート31への通過検出が所定のタイミングでなされたとき(通過検出時の普図乱数カウンタ値が当り値であるとき)には、普図表示器に表示される普通図柄が当り状態で停止して当り状態となる。このとき、普通変動入賞装置33が所定の時間だけ開放されるため、始動入賞口34は遊技球が入賞しやすい状態となる。
遊技機11のガラス枠18のカバーガラスの周囲には、その内部にLED等を有する装飾部材16及び照明ユニット37が設けられる。装飾部材16及び照明ユニット37は、遊技の進行に合わせて発光演出を行う。
前面枠19の下部に配設される開閉パネル20には、発射装置(図示省略)に遊技球を供給する上皿21が備えられる。前面枠19の最下部に配設される固定パネル22には、灰皿29、下皿23及び発射装置の操作部24が備えられる。下皿23には、下皿23に貯留された遊技球を排出するための球抜き機構42が設けられる。
上皿21の上縁部には、遊技者からの操作入力を受け付けるためのセレクトボタン44及び演出ボタン41が配設されている。遊技者がセレクトボタン44を操作することによって、変動表示ゲームにおいて表示装置58に表示される演出内容を選択することができる。また、遊技者が演出ボタン41を操作することによって、表示装置58の、変動表示ゲームの進行に応じた表示演出において、遊技者の操作を介入させた報知演出を行うことができる。
上皿21の右上部には、遊技者が、有価価値を消費して遊技球を借りる場合に操作する貸出ボタン26及び記憶媒体受付端末装置60から記憶媒体(ワンデイカードや会員カード等)を排出させるために操作する排出ボタン27が設けられる。貸出ボタン26と排出ボタン27の間には、会員カードやワンデイカード等の記憶媒体に記憶された有価価値の残高を表示する残高表示部28が設けられる。
次に、遊技装置10の記憶媒体受付端末装置60の構成を説明する。
記憶媒体受付端末装置60は、カード挿入口61、表示装置62、紙幣挿入口63、状態表示部64、払出口65、球払出通路66、及び計数器(各台計数機)67を備える。
カード挿入口61は、記憶媒体受付端末装置60の表示装置62の下方に設けられる。カード挿入口61には、ワンデイカード又は会員カード等の記憶媒体が挿入される。
紙幣挿入口63は、記憶媒体受付端末装置60の表示装置62の上方に設けられる。紙幣挿入口63には、紙幣が挿入される。
表示装置62は、記憶媒体受付端末装置60の中央付近に設けられる。表示装置62は、表示画面及び操作部(表示切替スイッチ、貯球払出スイッチ等)を備える。
表示切替スイッチは、記憶媒体受付端末装置に関連する情報(カードに関する情報、投入された紙幣に関する情報、遊技者が遊技場に預け入れている遊技球(貯球)に関する情報など)と遊技機11から収集された稼働情報に基づく遊技履歴情報等との表示を切り替えたり、遊技履歴情報の中で表示させる情報を切り替える場合に操作されるスイッチである。貯球払出スイッチは、貯球を払い出す場合に操作される。
表示装置62は、カード情報表示画面、大当り情報表示画面、及び残高情報表示画面等を表示する。カード情報表示画面では、カード挿入口61に挿入されたワンデイカード又は会員カードに記憶された会員情報が表示される。大当り情報表示画面では、遊技機11において所定期間の間に実行された変動表示ゲームの回数及び変動表示ゲームの結果が大当りである回数が表示される。残高情報表示画面では、遊技者がカードをカード挿入口61に挿入した場合には、挿入されたワンデイカード又は会員カードに記憶された有価価値が表示され、カードを挿入せずに紙幣挿入口63に紙幣を投入した場合には、投入された紙幣に対応する有価価値がワンデイカードに記憶され表示される。なお、記憶された有価価値が使用された場合には、記憶された有価価値から使用された有価価値が減算され、減算後の有価価値が記憶され表示される。
紙幣挿入口63の上方には、状態表示部64が設けられる。状態表示部64は、記憶媒体受付端末装置60の動作に対応して発光する。記憶媒体受付端末装置60が利用可能状態である場合には状態表示部64は緑色に点灯し、記憶媒体受付端末装置60のカード挿入口61にカードが挿入されている間は状態表示部64は赤色に点灯する。
遊技者が所有する有価価値を使用して遊技を行う場合には、遊技機の貸出ボタン26を操作することで払出制御装置と記憶媒体受付端末装置60との間で貸出通信が行われ、遊技機11の球払出装置(図示省略)から上皿21に遊技球が払い出される。また、遊技者が貯球等を使用して遊技を行う場合には、貯球払出スイッチを操作することで記憶媒体受付端末装置60に内蔵される球払出装置(図示省略)から遊技球が払い出される。この場合には、記憶媒体受付端末装置60のカード挿入口61の上方に設けられる払出口65、球払出通路66を介して、上皿21に導かれる。
計数器67は、下皿23の下方に臨ませた球受皿部の内部に設けられる回収通路(図示省略)の下流側に設けられる。計数器67は、遊技者が遊技の結果獲得し、球抜き機構42を介して遊技機11の前面側から外部へ導出された遊技球を計数する。遊技者が計数器67を使用しない場合には、遊技場内に設置されるジェットカウンタ(図示省略)を使用して手持ちの遊技球を計数する。
次に、図4を参照して、遊技場管理装置2の構成について説明する。図4は、本発明の実施の形態の遊技場管理装置2の構成を示すブロック図である。
遊技場管理装置2は、CPU101、プログラム等を予め格納したROM102、CPU101の動作時にワークエリアとして使用されるメモリであるRAM103、各種データを記憶するハードディスク等の記憶装置1(HDD)104A(遊技情報記憶手段)、記憶装置2(HDD)104B(置換遊技情報記憶手段)、ネットワーク通信ポート106、及びI/Oポート107を備える。
RAM103には、CPU101によるプログラムの実行に必要なデータが一時的に記憶される作業領域が設けられる。また、ROM102にプログラムを記憶する代わりにHDD104にプログラムを格納して、RAM103にプログラムをコピーし、RAM103にロードされたプログラムを実行することもできる。
これらのCPU101、ROM102、RAM103、HDD1(104A)、HDD2(104B)、ネットワーク通信ポート106、及びI/Oポート107は、バス105に接続されている。バス105は、CPU101がデータの読み書きをするために使用するアドレスバス及びデータバスから構成されている。
HDD1(104A)は、情報収集端末装置8から収集した稼働情報を記録する記録装置である。HDD2(104B)は、補正後の稼働情報を記録する記憶装置である。なお、HDD1(104A)とHDD2(104B)は、単一のHDD内にパーテーションを設けて備えてもよいし、HDDを分けずにデータ保存領域を分けて備えてもよい。
ネットワーク通信ポート106は、遊技場内のネットワークに接続される通信インターフェースであり、所定の通信プロトコルに従って遊技場内に設置された機器(会員管理装置3、情報収集端末装置8、呼出ランプ9、及びコーナーランプ7)とデータ通信を行う。
I/Oポート107は、シリアル通信をするインターフェースである。I/Oポート107には、入力装置111、出力装置112、及びUPS(uninterruptible power supply)113が接続される。
入力装置111は、遊技場管理装置2に管理者がデータを入力したり、データを選択したりするための装置であり、例えばマウスやキーボード等である。出力装置112は、ディスプレイ等の表示装置やプリンタ等である。UPS113は、停電が発生した場合に、遊技場管理装置2に電源を供給するための装置である。
次に、図5及び図6を参照して、遊技システム内において送受信される各種信号について説明する。図5は、本発明の実施の形態の遊技装置10から情報収集端末装置8に出力される各種信号を説明する図である。図6は、本発明の実施の形態の出力信号を説明する図であり、(A)は遊技機11から出力される稼働情報の出力態様、(B)は島設備から出力される稼働情報の出力態様を示す図である。
図5に示すように、遊技機11の遊技制御装置200は、外部情報端子板240を介して、枠開放信号、セキュリティ信号、始動入賞信号、図柄確定信号、大当り1信号〜大当り4信号(当り信号、甘モード中信号、出玉有り大当り信号、大当り信号)を、情報収集端末装置8の入力ポート309に出力する。また、遊技機11の払出制御装置220は、外部情報端子板240を介して賞球信号を情報収集端末装置8の入力ポート309に出力する。
また、遊技機11の遊技制御装置200は、シリアル通信回路208及び外部情報端子板240を介して、遊技機11の個体識別情報を情報収集端末装置8のシリアル通信回路312に出力する。遊技機11の個体識別情報には、盤・枠チップ個別ID(盤チップ個別ID及び枠チップ個別ID)、メーカーコード、及び機種/枠コード(機種コード及び枠コード)が含まれる。
盤チップ個別ID信号は、遊技盤50に関連付けられる信号であって、遊技機11の遊技制御装置200に配設されるプロセッサ(遊技用マイコン204)を識別可能な信号である。また、枠チップ個別ID信号は、前面枠19及び本体枠12からなる遊技機枠に関連付けられる信号であって、遊技機11の払出制御装置220に配設されるプロセッサ(遊技用マイコン)を識別可能な信号である。
メーカーコード信号は、遊技機11の製造メーカを識別可能な信号である。
機種コード信号は、遊技機(ここでは、遊技制御装置200を備えた遊技盤50)の機種を識別可能な信号である。また、枠コード信号は、前面枠19及び本体枠12からなる遊技機枠(払出制御装置220)の種類を識別可能な信号である。
盤・枠チップ個別ID信号、メーカーコード信号、及び機種/枠コード信号は、電源投入時、大当り発生時、扉・枠開放時、不正中時に、遊技場制御装置200のシリアル通信回路208から外部情報端子板240を介し、情報収集端末装置8のシリアル通信回路312へ出力される。
また、枠チップ個別ID信号及び枠コード信号は、払出制御装置220から遊技制御装置200にNACリンク通信を介して送信され、遊技制御装置200から情報収集端末装置8に出力される。なお、払出制御装置220が枠チップ個別ID信号及び枠コード信号を情報収集端末装置8に直接出力するようにしてもよい。
図6(A)に示すように、始動入賞信号は、遊技球が始動入賞口34へ入賞する毎に遊技制御装置200から出力される。
図柄確定信号は、変動表示ゲームで変動表示時間が経過して変動表示されている図柄が停止表示された場合に遊技制御装置200から出力される。
大当り1信号(当り信号)は、小当たりを含む全ての当り動作中に遊技制御装置200から出力される。すなわち、開放時間の長短に関わらず特別変動入賞装置36の作動中に出力される信号である。
大当り2信号(甘モード中信号)は、大当り時のラウンド数が16Rの場合の大当り動作中、通常状態よりも大当り抽選確率の高い確変中、及び通常状態よりも普図ゲームの変動時間が短くなる時短中に遊技制御装置200から出力される。すなわち、通常よりも賞球払出しが多く行われる状態中に出力される信号である。
大当り3信号(出玉有り大当り信号)は、大当り時のラウンド数が16Rの場合の大当り動作中に遊技制御装置200から出力される。当りのうち出玉が得られる当り(出玉有り大当り)の特別変動入賞装置36の作動中に出力される信号である。
大当り4信号(大当り信号)は、ラウンド数が2Rの場合の大当りも含む全ての大当り動作中に遊技制御装置200から出力される。
セキュリティ信号は、磁気スイッチ(図示省略)や振動スイッチ(図示省略)等によって磁気や振動が検出されたり、入賞エラーが検出されたりして、不正行為が行われる可能性がある場合に10秒間出力される。なお、セキュリティ信号は、遊技制御装置200のRAM203(通常はバックアップ電源が供給されて停電時においてもデータを保持している)の初期化時にも出力される。RAM203の初期化条件としては、図示されない初期化スイッチが遊技機の電源投入時に操作された場合や、RAM203に記憶されたデータが正常なデータでない場合である。
枠開放信号は、ガラス枠18や前面枠19の開放時に開放時間だけ出力されるが、ガラス枠18の開放時と前面枠19の開放時とで別個の信号として出力するようにしてもよい。一方で、枠開放信号は、セキュリティ信号の信号一部として、出力するようにしてもよい。
入賞エラー、磁気エラー及び振動エラー等のセキュリティ異常時、扉・枠開放時、変動表示ゲームの大当り発生時には、盤チップ個別ID及び枠チップ個別IDが遊技制御装置200から情報収集端末装置8に出力される。なお、セキュリティ異常時や大当り発生時に、メーカーコード、機種コード及び枠コードを情報収集端末装置8に出力してもよい。また、各種チップ個別ID、メーカーコード、機種コード、枠コード等は、稼働情報を出力するためのフォトカプラよりも高速に出力可能な素子を利用して出力するようにしてもよい。
賞球信号は、球払出装置(図示省略)が賞球を10個払い出す毎に払出制御装置220から出力される。
なお、図5及び図6に記載されていないが、遊技機の機種によっては、入賞が発生する毎に払い出すこととなる賞球数を10個毎に、遊技制御装置200が情報収集端末装置8に賞球予定信号として出力する。
図5に示すように、アウトタンク装置70の計数部71は、接続端子を介して、アウト球計数信号を情報収集端末装置8の入力ポート309に出力する。補給カウンタ72の計数部73は、接続端子を介して、補給信号を情報収集端末装置8の入力ポート309に出力する。
記憶媒体受付端末装置60は、内蔵される球払出装置(図示省略)による遊技球の払出を制御したり、遊技機11の払出制御装置220との間で行う球貸処理を制御したりする球貸制御装置68を備えている。球貸制御装置68は、接続端子を介して情報収集端末装置8に接続するとともに、ネットワーク通信ポート69を介して会員管理装置3と接続している。球貸制御装置68は、遊技球の貸出に関する貸出信号、遊技者が所有する有価価値に関する入金信号、及び計数器67の検出信号である獲得球計数信号を情報収集端末装置8の入力ポート309に出力する。
情報収集端末装置8は、受信した各種信号を制御処理部301〜307で処理し、ネットワーク通信ポート308を介して処理した各種信号を遊技場管理装置2に出力したり、出力ポート309を介して制御指令信号を各種の被制御装置に出力したりする。
アウト球計数信号は、遊技機11の裏面側から外部に排出された遊技球(アウト球)が、計数部71によって10個計数される毎にアウトタンク装置70から出力される。
補給信号は、補給樋6から補給シュートを介して遊技機11に補給された遊技球が、計数部73によって10個計数される毎に補給カウンタ72から出力される。
貸出信号は、球貸制御装置68によって遊技者に貸し出しされた遊技球が、10個計数される毎に記憶媒体受付端末装置60から出力される。
入金信号は、遊技者が記憶媒体受付端末装置60に現金を投入した場合、100円毎に記憶媒体受付端末装置60から出力される。なお、記憶媒体受付端末装置60の仕様、設定によっては、500円毎に入金信号が出力される場合もある。
獲得球計数信号は、計数器67が遊技球を10個計数される毎に情報収集端末装置8へ出力される。また、計数機67が遊技球を1個計数される毎に、ネットワーク通信ポート69を介して会員管理装置3へ出力される。
なお、稼働情報のうち、入金情報(入金信号)と出玉情報(獲得球計数信号)は会員カードIDと紐付けされて会員管理装置3へ送信される。
図5に示すように、情報収集端末装置8は、ネットワーク通信ポート308を介して遊技場管理装置2と接続している。情報収集端末装置8は、受信した信号の種類毎に制御処理部301〜307においてカウントし、遊技場管理装置2からの送信指令に基づいて、蓄積した信号情報を遊技場管理装置2へ送信する。また、情報収集端末装置8は、大当り信号や、図柄確定信号、セキュリティ信号、枠開放信号等の一部の信号を受信すると、出力ポート309を介して呼出しランプ9へ信号を出力する。
次に、図7から図25を参照して、遊技場管理装置2における稼働情報の補正処理について説明する。
〔補正メイン処理〕
図7は、本発明の実施の形態の補正メイン処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、遊技場管理装置2が集計する各遊技装置10の稼働情報に異常がある場合に、後述する単補正処理又は入換補正処理を実行する、補正処理の主処理である。本処理は遊技店の営業終了後に、遊技場管理装置2によって収集されHDD1(104A)に記憶された稼働情報を読み出して処理することが望ましいが、営業中に行ってもよい。なお、不正行為の報知(営業中に報知される異常)については、そのときに行う対処を含み、本処理の一部として説明するが、本処理とは異なる処理としてもよい。その場合でも不正行為の報知についての対処にかかる情報は稼働情報としてHDD1(104A)に記憶し、本処理で使用する。
稼働情報に異常が発生する主たる原因として、配線が正常ではないことに起因する場合と、不正行為(ゴト行為)に起因する場合とがある。本実施形態では、配線が正常でないことに起因する場合には、取得した稼働情報を廃棄せずに、補正によって有効に活用する。
遊技場管理装置2は、まず、異常判定処理(異常判定手段)を実行し(S701)、取得した稼働情報に異常があるか否かを判定する(S702)。
本発明の実施の形態では、稼働情報の異常をセキュリティ異常、不正、理論不整合、異常値の4種類に分類する。異常判定処理では、当該4種類の異常の有無を判定し、異常の種類を特定する。
また、本発明の実施の形態では、不正を補給異常、ベース異常、出玉異常、及び確変ベース異常の4種類に、セキュリティ異常を加えた5種類に分類して検出する。
稼働情報に異常がない場合には(S702の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
稼働情報に異常がある場合には(S702の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、稼働情報の異常が不正(ゴト行為)による異常であるか否かを判定する(S703)。なお、S703の判定における不正には、不正に前面枠が開かれる等の不正もあるため、セキュリティ異常が含まれる。
稼働情報の異常が不正行為による異常である場合には(S703の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、不正報知処理を実行し(S704)、不正があるか否かを判定する(S705)。
S705において、不正があると判定された場合には(S705の結果が「Yes」)、稼働情報の補正処理を実行せずにゴト行為による稼働情報をそのまま残すため、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
一方、S705において、不正がないと判定された場合(S705の結果が「No」)、又は、S703において、稼働情報の異常が不正行為による異常ではない場合には(S703の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、稼働情報の補正処理を実行する。
具体的には、まず、遊技場管理装置2は、異常である稼働情報(異常情報)が1箇所であるか否かを判定する(S706)。なお、帳票画面(図26参照)のマス目1個(稼働情報1種類、かつ、遊技機11の台ごと)あたりの稼働情報をここでは1箇所と表現する。
異常である稼働情報が1箇所である場合には(S706の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、単補正処理を実行する(S707)。単補正処理は、異常と判定された一の稼働情報を補正するための処理である。例えば、異常が発生している遊技台の前営業日までの平均値等へと補正する。
一方、異常である稼働情報が1箇所ではない場合には(S706の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、入換補正処理を実行する(S708)。入換補正処理は、異常と判定された複数の稼働情報を補正するための処理である。例えば、異常である稼働情報と異常である別の稼働情報とを入れ換えて補正する。本補正は、データ収集にかかる2つの配線の接続を互いに入れ換えて差し間違えた(いわゆるテレコ)ことによって異常となった稼働データを補正するためのものである。
次に、遊技場管理装置2は、出力処理を実行し(S709)、本処理を終了する。出力処理は、単補正処理又は入換補正処理で受け付けた補正内容を実行して、帳票画面に反映し、補正後の稼働情報をHDD2(104B)に記憶する処理である。補正を行った場合には、HDD1(104A)から読み出したデータのうち補正されないデータも含みHDD2(104B)に記憶する。したがって、補正された帳票を出力する場合にはHDD2(104B)に記憶された情報を読み出せばよく、HDD1(104A)から読み出す必要はない。なお、補正された情報のみをHDD2(104B)に記憶してもよい。その場合には、帳票を出力するときはHDD1(104A)とHDD2(104B)の両方から情報を読み出すこととなる。また、補正した情報を含み、稼働情報を帳票用に加工したデータをHDD2(104B)に記憶させてもよい。
〔異常判定処理〕
図8は、本発明の実施の形態の異常判定処理(異常判定手段)の手順を示すフローチャートである。本処理は、遊技場管理装置2が収集した稼働情報中に、セキュリティ異常が含まれるか否か、不正が含まれるか否か、理論不整合が含まれるか否か、及び異常値が含まれるか否かを判定し、異常の種類を特定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、セキュリティ異常判定処理を実行する(S801)。セキュリティ異常判定処理では、遊技場管理装置2がセキュリティ信号又は枠開放信号を受信したか否かを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、不正判定処理を実行する(S802)。不正判定処理では、セキュリティ異常以外の不正の有無を判定する。
次に、遊技場管理装置2は、理論不整合判定処理を実行する(S803)。理論不整合判定処理では、特定の2箇所の稼働情報が理論的に矛盾する数値であるか否かを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、異常値判定処理を実行する(S804)。異常値判定処理では、判定対象の遊技機11の稼働情報を、過去の稼働情報や判定対象の遊技機11と同一機種の稼働情報と比較して、著しく異なる場合に異常であると判定する。また、稼働情報の項目毎に個別に閾値を設定可能であり、閾値を超えた場合も異常であると判定する。
その後、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
〔セキュリティ異常判定処理〕
図9は、本発明の実施の形態のセキュリティ異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、遊技場管理装置2がセキュリティ信号又は枠開放信号を受信したか否かを判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、収集した稼働情報中にセキュリティ信号又は枠開放信号の受信があるか否かを判定する(S901)。
セキュリティ信号又は枠開放信号の受信がある場合には(S901の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、セキュリティ異常ありとする情報を生成する(S902)。当該情報の生成は、例えば、フラグをセットしてもよいし、特定のコマンドを生成してもよく、遊技場管理装置2が実行する後続の処理において、セキュリティ異常があることを認識できればよい。
一方、セキュリティ信号又は枠開放信号の受信がない場合には(S901の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、セキュリティ異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行しない(S903)。セキュリティ異常がある場合のみを遊技場管理装置2が認識できればよいため、当該ステップでは、特に処理を実行しなくてもよい。
その後、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
なお、セキュリティ信号及び枠開放信号は、ゴト行為によってガラス枠が開放される以外にも、例えば、遊技盤上の球止まりを解消するために遊技場の従業員がガラス枠を開放した場合にも出力されるため、セキュリティ異常が発生しても、かならずしも不正行為等の異常とは限らない。
〔不正判定処理〕
図10は、本発明の実施の形態の不正判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、不正行為の有無を判定する処理である。上述のとおり、不正には、補給異常、ベース異常、出玉異常、確変ベース異常の4種類の異常があり、本処理では、当該4種類の不正の有無を判定し、異常の種類を特定する。
不正のうち、「ベース異常」は、通常時(低確率時)の出玉の異常のことである。また、「出玉異常」は、大当り中(出玉有り大当り)の出玉の異常のことである。また、「確変ベース異常」は、確変中又は時短中の出玉の異常のことである。
補給異常の監視は常時実行され、ベース異常、出球異常、確変ベース異常は、それぞれの遊技状態での異常の判定によって実行される。
なお、従業員による業務や作業によってもセキュリティ異常が発生する場合があるが、不正行為によりセキュリティ信号又は枠開放信号が発信される場合があるため、不正には、セキュリティ異常も含まれる(図7、図8参照)。
遊技場管理装置2は、まず、補給異常判定処理を実行し(S1001)、補給異常があるか否かを判定する(S1002)。
補給異常があると判定された場合には(S1002の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、補給異常ありとする情報を生成する(S1003)。
S1003を実行した後、又は補給異常がないと判定された場合には(S1002の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、ベース異常判定処理を実行し(S1004)、ベース異常があるか否かを判定する(S1005)。
ベース異常があると判定された場合には(S1005の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、ベース異常ありとする情報を生成し(S1006)、本処理を終了する。
ベース異常がないと判定された場合には(S1005の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、出玉異常判定処理を実行し(S1007)、出玉異常があるか否かを判定する(S1008)。
出玉異常があると判定された場合には(S1008の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、出玉異常ありとする情報を生成し(S1009)、本処理を終了する。
出玉異常がないと判定された場合には(S1008の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、確変ベース異常判定処理を実行し(S1010)、確変ベース異常があるか否かを判定する(S1011)。
確変ベース異常があると判定された場合には(S1011の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、確変ベース異常ありとする情報を生成し(S1012)、本処理を終了する。
確変ベース異常がないと判定された場合には(S1011の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、全ての不正なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行しない(S1013)。
このように、遊技場管理装置2が収集した稼働情報中に不正に起因する異常がある場合には、補給異常、ベース異常、出玉異常、確変ベース異常のうち、いずれの不正であるかを特定して、情報を生成する。
〔補給異常判定処理〕
図11は、本発明の実施の形態の補給異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、補給信号の累積値が所定の値(貸玉信号数の累計値と賞球信号数の累積値のとの合計値)より大きいか否かによって遊技球の補給異常の有無を判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、補給信号数が貸玉信号数と賞球信号数との合計数に一定値を合計した所定の値よりも大きいか否かを判定する(S1101)。
補給信号は、遊技機11の上タンクに供給された遊技球数を表し、上タンクからは遊技球の貸し出し及び賞球払出しによって、遊技球が減少する。そのため、補給数=貸出数+賞球数となる。
ただし、補給動作は1回あたりにつき200個を補給するため、開店時(ホールコンピュータを立ち上げた時)の上タンクにある球数により、最大で200個の遊技球の誤差が生じる。
そのため、本発明の実施の形態において、誤差分を「一定値」としている。補給信号、貸玉信号、賞球信号は、いずれも10個毎に1回出力される信号であるため、本発明の実施の形態では、「一定値」を、200/10である「20」とする。なお、補給カウンタの種類によっては、1回あたり100個を補給するため、一定値を10に設定する場合もある。
補給数が、貸出数+賞球数+誤差範囲である200個を超えた場合には、行方不明になっている補給された遊技球があると判断して(ゴト師の手に差分の遊技球が渡っていると考えられる)、本処理では、補給数>貸出数+賞球数+誤差分を不正と判定する。なお、上述のとおり、誤差分には一定値である「20」を設定する。
補給信号数が所定の値よりも大きい場合には(S1101の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、補給異常ありとする情報を生成し(S1102)、本処理を終了する。S1102の処理は、S1003の処理と同一である。
補給信号数が所定の値よりも大きくない場合には(S1101の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、補給異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せずに(S1103)、本処理を終了する。
〔ベース異常判定処理〕
図12は、本発明の実施の形態のベース異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、ベースの値が所定の値よりも大きいか否かによってベース異常の有無を判定する処理である。なお、ベース異常は、通常時(低確率時)の出玉の異常である。
遊技場管理装置2は、現在、甘モード中信号(大当り2信号)を受信しているか否かを判定する(S1201)。甘モード中信号は、大当り中、確変中又は時短中に継続して出力される信号であるため、遊技場管理装置2が甘モード中信号を受信している間は、出力元の遊技機11が大当り中、確変中又は時短中の特定遊技状態であり通常時でないため、ベース異常であるか否かの判定対象とはならない。
そのため、現在、甘モード中信号を受信している場合には(S1201の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、ベース異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せずに(S1202)、本処理を終了する。
一方、現在、甘モード中信号を受信していない場合には(S1201の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、ベース算出処理を実行する(S1203)。
ベース算出処理は、500個のアウト球数がある毎に、セーフ数をアウト数である500で除して100を積算してベース値を算出する処理である。なお、セーフ数は、入賞や大当り中の払出しも全て含めて遊技機11が払出した球数である。ただし、本処理は通常時のみ行われるため、出玉有り大当りにかかる大当り中の払出しは行われない。また、アウト数は、遊技者が打ち出した球数(遊技に使用された遊技球数)である。
例えば、500個の打ち出し数(アウト数)がある間に、150個の払出し数(セーフ数)があるとすると、150÷500×100=30であり、ベース値は30である。
ベース算出処理に続いて、遊技場管理装置2は、ベース値が所定値よりも大きいか否かを判定する(S1204)。遊技機毎に適正なベース値は異なるものの、大きな差はないため、所定値は一律に例えば50に設定されている。
ベース値が所定値よりも大きい場合には(S1204の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、ベース異常ありとする情報を生成し(S1205)、本処理を終了する。
ベース値が所定値よりも大きくない場合には(S1204の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、ベース異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せずに(S1202)、本処理を終了する。
〔出玉異常判定処理〕
図13は、本発明の実施の形態の出玉異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、出玉数が所定の値よりも大きいか否かによって出玉異常の有無を判定する処理である。なお、出玉異常は、2R大当りを除く大当り中(特別遊技状態中)の出玉の異常である。
遊技場管理装置2は、現在、出玉有り大当り信号(大当り3信号)を受信しているか否かを判定する(S1301)。出玉有り大当り信号は、2R大当りを除く大当り中に継続して出力される信号であるため、遊技場管理装置2が出玉有り大当り信号を受信している間は、出力元の遊技機11が2R大当りを除く大当り中であり、出玉異常であるか否かの判定対象となる。
そのため、現在、出玉有り大当り信号を受信していない場合には(S1301の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、出玉異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せずに(S1304)、本処理を終了する。
一方、現在、出玉有り大当り信号を受信している場合には(S1301の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、出玉算出処理を実行する(S1302)。
出玉算出処理は、出玉有り大当り信号が出力されている期間のセーフ数を計数する処理である。
出玉算出処理に続いて、遊技場管理装置2は、出玉数が所定値よりも大きいか否かを判定する(S1303)。大当り1回あたりの出玉数は、機種によって異なるため機種ごとに設定される。例えば、基準となる出玉数が1600であれば、2000を所定値に設定する。なお、大当り1回あたりの出玉数の上限の理論値は2400である。なお、複数種類の出玉有り大当りがある場合で、その種類が特定できる場合にはそれぞれの種類毎に所定値を設定してもよいし、複数種類の中の最大値を全ての所定値に設定してもよい。
出玉数が所定値よりも大きい場合には(S1303の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、出玉異常ありとする情報を生成し(S1304)、本処理を終了する。
出玉数が所定値よりも大きくない場合には(S1303の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、ベース異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せずに(S1305)、本処理を終了する。なお、本実施形態では大当り中に出玉異常を判定しているが、大当り終了時に判定するようにしてもよい。また、出玉有り信号が出力されなくなってから所定時間経過するまでを出玉有り信号出力中とみなしてその間の賞球払出しを大当たりの出玉としてもよい。
〔確変ベース異常判定処理〕
図14は、本発明の実施の形態の確変ベース異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、確変ベースの値が所定の値よりも大きいか否かによって確変ベース異常の有無を判定する処理である。なお、確変ベース異常は、確変中又は時短中(特定遊技状態中)であって、大当り中ではない状態での出玉の異常である。
遊技場管理装置2は、現在、甘モード中信号(大当り2信号)を受信しているか否かを判定する(S1401)。現在、甘モード中信号を受信していない場合には(S1401の結果が「No」)、確変中又は時短中ではないため、遊技場管理装置2は、確変ベース異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せずに(S1403)、本処理を終了する。
現在、甘モード中信号を受信している場合には(S1401の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、現在、出玉有り大当り信号を受信しているか否かを判定する(S1402)。
現在、出玉有り大当り信号を受信している場合には(S1402の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、確変ベース異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せずに(S1403)、本処理を終了する。
一方、現在、出玉有り大当り信号を受信していない場合には(S1402の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、確変ベース算出処理を実行する(S1404)。
確変ベース算出処理は、甘モード中かつ大当り中ではない状態のベース値を算出する処理である。
確変ベース算出処理に続いて、遊技場管理装置2は、確変ベースの値が所定値よりも大きいか否かを判定する(S1405)。ここでは、例えば、所定値を120に設定する。
確変ベース値が所定値よりも大きい場合には(S1405の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、確変ベース異常ありとする情報を生成し(S1406)、本処理を終了する。
確変ベース値が所定値よりも大きくない場合には(S1405の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、確変ベース異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せずに(S1403)、本処理を終了する。
〔不正報知処理〕
図15は、本発明の実施の形態の不正報知処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、異常が不正である場合に、遊技機11の台番号と不正内容を報知する(図30参照)処理である。
遊技場管理装置2は、不正と判定された遊技機11の台番号と不正内容を警報として出力する(S1501)。本発明では、図30に示す報知画面のように、ホールコンピュータの画面に不正の発生を報知する。その後、本処理を終了する。
本処理で報知する不正の内容には、セキュリティ異常、補給異常、ベース異常、出玉異常、確変ベース異常がある
〔理論不整合判定処理〕
図16は、本発明の実施の形態の理論不整合判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、特定の2箇所の稼働情報が理論的に矛盾する数値であるか否かを判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、始動口入賞数異常判定処理を実行する(S1601)。始動口入賞数異常判定処理では、始動口入賞数が図柄確定数よりも多いか否かを判定することで、始動口に入賞した遊技球の数と図柄確定信号の出力回数との関係が矛盾していないかを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1判定処理を実行する(S1602)。大当り回数異常1判定処理では、図柄確定回数が、大当り1信号〜大当り4信号のそれぞれの検出回数(大当り信号がオフからオンになった回数)よりも多いか否かを判定することで、図柄確定信号の出力回数と各大当り信号の検出回数との関係が矛盾していないかを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、大当り回数異常2判定処理を実行する(S1603)。大当り回数異常2判定処理では、当り信号(大当り1信号)の検出回数が、大当り2信号〜大当り4信号のそれぞれの検出回数よりも多いか否かを判定することで、当り信号の検出回数と大当り2〜4信号の検出回数との関係が矛盾していないかを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、大当り回数異常3判定処理を実行する(S1604)。大当り回数異常3判定処理では、大当り信号(大当り4信号)の検出回数が、大当り2〜大当り3信号のそれぞれの検出回数よりも多いか否かを判定することで、大当り4信号の検出回数と大当り2〜3信号の検出回数との関係が矛盾していないかを判定する。
〔始動口入賞数異常判定処理〕
図17は、本発明の実施の形態の始動口入賞数異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、始動口入賞数が図柄確定回数よりも多いか否かを判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、始動口入賞数が図柄確定回数以上であるか否かを判定する(S1701)。始動口入賞数は始動入賞信号の出力回数、図柄確定回数は図柄確定信号の出力回数によって計数される。
始動口入賞回数は図柄確定回数と同じか、保留記憶がオーバーフローする場合があるので、始動口入賞回数が図柄確定回数よりも多い状態が正常である。そのため、始動口入賞回数が図柄確定回数よりも少ない場合は、異常と判定する。
始動口入賞回数が図柄確定回数より少ない場合には(S1701の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、始動口入賞数異常ありとする情報を生成し(S1702)、本処理を終了する。
始動口入賞回数が図柄確定回数以上である場合には(S1701の結果が「Yes」)、正常であるため、遊技場管理装置2は、始動口入賞数異常なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せず(S1703)に、本処理を終了する。
〔大当り回数異常1判定処理〕
図18は、本発明の実施の形態の大当り回数異常1判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、図柄確定回数が、大当り1信号〜大当り4信号(当り信号、甘モード中信号、出玉有り大当り信号、大当り信号)のそれぞれの検出回数(信号がオフからオンになった回数)よりも多いか否かを判定することで、それぞれの大当り信号の回数がスタート回数を超えていないかを判定する。
遊技場管理装置2は、まず、図柄確定回数が当り信号(大当り1信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1801)。図柄確定回数は、小当りを含む全ての当り動作中に出力される当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
図柄確定回数が当り信号の検出回数より少ない場合には(S1801の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1ありとする情報を生成し(S1802)、本処理を終了する。
図柄確定回数が当り信号の検出回数以上である場合には(S1801の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、図柄確定回数が甘モード中信号(大当り2信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1803)。
図柄確定回数は、2R大当りを除く大当り動作中、確変中、時短中に出力される甘モード中信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
図柄確定回数が甘モード中信号の検出回数より少ない場合には(S1803の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1ありとする情報を生成し(S1802)、本処理を終了する。
図柄確定回数が甘モード中信号の検出回数以上である場合には(S1803の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、図柄確定回数が出玉有り大当り信号(大当り3信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1804)。
図柄確定回数は、2R大当りを除く大当り動作中に出力される出玉有り大当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
図柄確定回数が出玉有り大当り信号の検出回数より少ない場合には(S1804の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1ありとする情報を生成し(S1802)、本処理を終了する。
図柄確定回数が出玉有り大当り信号の検出回数以上である場合には(S1804の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、図柄確定回数が大当り信号以上(大当り4信号)であるか否かを判定する(S1805)。
図柄確定回数は、2R大当りを含む大当り動作中に出力される大当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
図柄確定回数が大当り信号の検出回数より少ない場合には(S1805の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1ありとする情報を生成し(S1802)、本処理を終了する。
図柄確定回数が大当り信号の検出回数以上である場合には(S1805の結果が「Yes」)、正常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常1なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せず(S1806)に、本処理を終了する。なお、本実施形態では、図柄確定回数と大当り1信号〜大当り4信号の比較でいずれかに異常がある場合には一律に大当り回数異常1ありとする情報を生成し(S1802)たが、異常信号を特定した情報を生成してもよい。
〔大当り回数異常2判定処理〕
図19は、本発明の実施の形態の大当り回数異常2判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、当り信号(大当り1信号)の検出回数が、大当り2信号〜大当り4信号(甘モード中信号、出玉有り大当り信号、大当り信号)のそれぞれの検出回数よりも多いか否かを判定することで、各モードでの大当り回数が全大当り回数を超えていないかを判定する。
遊技場管理装置2は、まず、当り信号の検出回数が甘モード中信号(大当り2信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1901)。小当りを含む全ての大当り動作中に出力される当り信号の検出回数は、2R大当りを除く大当り動作中、確変中、時短中に出力される甘モード中信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
当り信号の検出回数が甘モード中信号の検出回数より少ない場合には(S1901の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常2ありとする情報を生成し(S1902)、本処理を終了する。
当り信号の検出回数が甘モード中信号の検出回数以上である場合には(S1901の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号(大当り3信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1903)。
小当りを含む全ての当り動作中に出力される当り信号の検出回数は、2R大当りを除く大当り動作中に出力される出球有り大当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号の検出回数より少ない場合には(S1903の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常2ありとする情報を生成し(S1902)、本処理を終了する。
当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号の検出回数以上である場合には(S1903の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、当り信号の検出回数が大当り信号(大当り4信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S1904)。
小当りを含む全ての当り動作中に出力される当り信号の検出回数は、2R大当りを含む全て大当り動作中に出力される大当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
当り信号の検出回数が大当り信号の検出回数より少ない場合には(S1904の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常2ありとする情報を生成し(S1902)、本処理を終了する。
当り信号の検出回数が大当り信号の検出回数以上である場合には(S1904の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、大当り回数異常2なしとする情報を生成するか特段の処理を実行せずに(S1905)、本処理を終了する。なお、本実施形態では、当り信号(大当り1信号)と大当り2信号〜大当り4信号の比較でいずれかに異常がある場合には一律に大当り回数異常2ありとする情報を生成し(S1905)たが、異常信号を特定した情報を生成してもよい。
〔大当り回数異常3判定処理〕
図20は、本発明の実施の形態の大当り回数異常3判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、大当り信号(大当り4信号)の検出回数が大当り2信号〜大当り3信号(甘モード中信号、出玉有り大当り信号)のそれぞれの検出回数よりも多いか否かを判定することで、2R大当りを除く大当り回数が2R大当りを含む大当り回数を超えていないかを判定する。
遊技場管理装置2は、まず、大当り信号の検出回数が甘モード中信号(大当り2信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S2001)。2R大当りを含む全ての大当り動作中に出力される大当り信号の検出回数は、2R大当りを除く大当り動作中、確変中、時短中に出力される甘モード中信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
大当り信号の検出回数が甘モード中信号の検出回数より少ない場合には(S2001の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常3ありとする情報を生成し(S2002)、本処理を終了する。
大当り信号の検出回数が甘モード中信号の検出回数以上である場合には(S2001の結果が「Yes」)、次に、遊技場管理装置2は、大当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号(大当り3信号)の検出回数以上であるか否かを判定する(S2003)。
2R大当りを含む全ての大当り動作中に出力される大当り信号の検出回数は、2R大当りを除く大当り動作中に出力される出玉有り大当り信号の検出回数よりも多い状態が正常である。
大当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号の検出回数より少ない場合には(S2003の結果が「No」)、異常であるため、遊技場管理装置2は、大当り回数異常3ありとする情報を生成し(S2002)、本処理を終了する。
大当り信号の検出回数が出玉有り大当り信号の検出回数以上である場合には(S2003の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、大当り回数異常3なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せず(S2004)に、本処理を終了する。なお、本実施形態では、大当り信号(大当り4信号)と大当り2信号〜大当り3信号の比較でいずれかに異常がある場合には一律に大当り回数異常3ありとする情報を生成し(S2002)たが、異常信号を特定した情報を生成してもよい。
〔異常値判定処理〕
図21は、本発明の実施の形態の異常値判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、判定対象の遊技機11の稼働情報を、過去の稼働情報や判定対象の遊技機11と同一機種の稼働情報と比較して、稼働情報が著しく異なる場合に異常であると判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、当該機平均値異常判定処理を実行する(S2101)。当該機平均値異常判定処理では、判定対象の遊技機の稼働情報を当該遊技機の過去の稼働情報と比較して、異常であるか否かを判定する。
次に、遊技場管理装置2は、グループ平均値異常判定処理を実行する(S2102)。グループ平均値異常判定処理では、判定対象の遊技機の稼働情報を別の同一機種の当日又は過去の稼働情報と比較して、異常であるか否かを判定する。
その後、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
〔当該機平均値異常判定処理〕
図22は、本発明の実施の形態の当該機平均値異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、判定対象となる遊技機の稼働情報を当該遊技機の過去の稼働情報と比較して、異常であるか否かを判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、当該機の過去の平均値の算出処理(推定手段)を実行する(S2201)。ここでの処理では、判定対象の遊技機11の各稼働情報(マス目毎の稼働情報)について、例えば、過去7営業日分の平均値(正常情報)を算出する。
次に、遊技場管理装置2は、S2201の処理で算出した平均値と判定対象の遊技機11の当日の各稼働情報である当日値とを比較し(S2202)、当日値が異常であるか否かを判定する(S2203)。異常であるか否かの判定は、稼働情報毎に閾値を設定し、閾値を超えているか否か、又は平均値と当日値とが著しく異なるか否かによって判定する。
当日値が異常である場合には(S2203の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、当該機平均値異常ありとする情報を生成し(S2204)、本処理を終了する。
一方、当日値が異常ではない場合には(S2203の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、当該機平均値異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行しない(S2205)。
〔グループ平均値異常判定処理〕
図23は、本発明の実施の形態のグループ平均値異常判定処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、判定対象の遊技機の稼働情報を別の同一機種の当日又は過去の稼働情報と比較して、異常であるか否かを判定する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、グループ平均値の算出処理(推定手段)を実行する(S2301)。ここでの処理では、機種毎にグループ化し、当日の各稼働情報(マス目毎の稼働情報)の平均値(正常情報)を算出する。同一機種が1台もしくは少数しかない場合には、当日の稼働情報ではなく、過去分の稼働情報から平均値を算出する。
次に、遊技場管理装置2は、S2301の処理で算出したグループの平均値と判定対象の遊技機11の当日値とを比較し(S2302)、当日値が異常であるか否かを判定する(S2303)。
当日値が異常である場合には(S2303の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、グループ平均値異常ありとする情報を生成し(S2304)、本処理を終了する。
一方、当日値が異常ではない場合には(S2303の結果が「No」)、遊技場管理装置2は、グループ平均値異常なしとする情報を生成するか、特段の処理を実行せずに(S2305)、本処理を終了する。
ここまでは、稼働情報が異常であるか否かを判定し、稼働情報が異常である場合に異常の種類を特定する処理を説明した。次に、異常である稼働情報を補正する処理について説明する。
〔単補正処理〕
図24は、本発明の実施の形態の単補正処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、異常データが1箇所である場合に、異常データに推定値を代入して補正する処理である。
遊技場管理装置2は、まず、推定値代入処理(置換手段)を実行する(S2401)。推定値代入処理は、S2201の処理で算出した当該機の過去の平均値、又は、S2301の処理で算出したグループ平均値を推定値として、異常である稼働情報に代入する処理である。推定値代入処理が実行されることによる、単補正の画面説明は図26、図27を参照して後述する。
その後、遊技場管理装置2は、本処理を終了する。
〔入換補正処理〕
図25は、本発明の実施の形態の入換補正処理の手順を示すフローチャートである。本処理は、異常である稼働情報と異常である別の稼働情報とを入れ換えて補正する処理である。本処理は、2つの異常稼働データが稼働データの収集にかかる配線の接続を入れ換え間違えした場合(いわゆるテレコ)に効果的な補正である。
遊技場管理装置2は、まず、異常である複数の稼働情報を互いに仮に入れ換える仮入換処理を実行する(S2501)。仮入れ換えを行うにあたっては、例えば、異常が発生している遊技台毎、異常の種類毎、の順に組み合わせて稼働情報を入れ換え、仮入れ換えを行った稼働情報のマス目を帳票画面に報知する。なお、仮入れ換えを行うマス目は、管理者によって、異常と判断された箇所に限り任意で入れ換え操作が可能であってもよい。
次に、遊技場管理装置2は、互いに仮に入れ換えた稼働情報で異常判定処理(入換判定手段)を実行し(S2502)、仮入れ換え後の稼働情報が異常に相当するか否かを判定する(S2503)。異常判定処理の詳細は、図8において説明しているため、ここでは説明を省略する。
仮入れ換え後の稼働情報が異常に相当する場合には(S2503の結果が「Yes」)、遊技場管理装置2は、異常値の仮入れ換えを破棄する(S2504)。なお、異常な稼働情報が3箇所以上ある場合には、仮入れ換えを破棄した後、S2501の処理に戻って別の組み合わせにより異常値仮入換処理を実行してもよい。このように、仮入換処理S2501から異常判定処理S2502で推定手段を構成する。
次に、遊技場管理装置2は、単補正処理を実行し(S2505)、本処理を終了する。
一方、仮入れ換え後の稼働情報が異常に相当しない場合には(S2503の結果が「No」)、稼働情報の入れ換えが可能であるため入れ換えた異常情報を正常情報と推定(判定)し、遊技場管理装置2は、仮に入れ換えた稼働情報を入れ換える異常値入換処理(置換手段)を実行する(S2506)。その後、本処理を終了する。
このように、本発明の実施の形態では、収集した稼働情報に異常があっても廃棄せずに入れ換えることで使用可能となるため、本来の項目での稼働情報として有効活用することができる。そのため、遊技場運営者は、より正確な稼働情報に基づいて遊技場の運営をすることが可能となる。
次に、本発明の実施の形態を遊技場管理装置2に表示される帳票画面に基づいて図26〜図29を参照して説明する。図26〜図27は、単補正を実行する帳票画面を、図28〜図29は、入換補正を実行する帳票画面を説明する画面遷移図である。
図26は、本発明の実施の形態の単補正により推定値を代入する場合を説明する画面遷移図である。4番台のスタート数(図柄確定信号)が断線により稼働データが「0.0」となり、6番台の当回数(出玉有り大当り信号、大当り3信号)が接触不良により「200」という異常に多いデータとなった例である。
画面(A)では、画面の左上に「4番台にデータ異常があります」と異常である遊技機を特定するメッセージが表示され、4番台のスタートが補正の対象(推定値を代入する対象)として大きくハイライト(強調表示)されている。また、異常値である6番台の当回数も小さくハイライトされている。
大きくハイライトされている4番台のスタートは、断線により計数値が「0.0」となっており、論理不整合判定処理又は異常値判定処理によって異常であると判定され、明らかに異常な値である。
画面(A)の下部に表示されている「補正しますか?」のメッセージに従い、管理者が「はい」を実行すると、画面(B)に示すように、当該マス目(4番台のスタート)に推定値である「5.7」が代入されて表示される。なお、ここでの推定値は、例えばグループ平均値であり、異常がある4番台を除く1番台から6番台までのスタートの平均値である。また、画面(A)のスタートの平均である「4.7」は、4番台を含めた1番台から6番台までのスタートの平均値であり、補正(4番台に推定値が代入)されたことで、スタートの平均が更新され「4.7」から「5.7」へと上昇し、小さくハイライト表示される。このように推定値によって補正されることで、補正箇所に関連する稼働情報(例えば、平均値)も自動的に更新される。
画面(B)では、画面左下に「単補正をしました」と表示されるとともに、画面右下には「図柄確定信号が異常です」という異常信号(配線の接続異常が発生した箇所)を特定した結線情報にかかるメッセージが表示される。また、画面下方に「確定」、「次候補」、「戻る」の3個のクリックボタンが表示される。配線(結線)の接続異常箇所の報知は、遊技場管理装置2の備える出力部のみならず、呼出しランプ9や記憶媒体受付端末装置60の表示装置にも出力可能である。
「次候補」のボタンは、代入する推定値に当該遊技機の過去の稼働情報の平均値、同一機種の当日又は過去の稼働情報の平均値など、複数の候補がある場合に表示され、管理者が「次候補」を実行する毎に、これらの代入可能な推定値が当該マス目に表示される。なお、遊技機11が稼働初日である場合や、遊技場に同一機種が他にない場合等、遊技場管理装置2が、代入可能な推計値を2以上保持していない場合は、「次候補」のボタンは表示されない。なお、推定値は平均値など算出した数値以外に単位時間当たりの数値(1時間当たりの当り回数)や累積値(1日のスタート回数)でもよい。
管理者が「確定」を実行すると、大きくハイライトされている4番台の補正が確定し、画面(C)に示すように、次の異常箇所である6番台の当回数が大きくハイライトされ、補正の対象と報知する。6番台の当回数は、配線の接触不良等により、計数値が「200」と表示されている。ここでも、管理者は「はい」を実行すると、当該マス目(6番台の当回数)に推定値が代入されて表示される。
また、管理者が「はい」を実行すると、6番台の「200」を含めた異常な値である当回数の平均値「49」も適切な値へと修正され、小さくハイライトされる(図示省略)。
このように、単補正をすることで、異常な稼働情報を含めて計算される平均の値なども修正することができる。また、補正を確定する前に補正した結果を表示するのでその補正が正しいか否かが分かり、補正をしないこともできる。また補正の値に複数の候補がある場合にはそれぞれの値で補正した結果を補正の確定前に表示するので、いずれの値で補正すべきかが分かる。
なお、ゴト行為による異常な稼働情報は補正しないが、例えば図30に示す不正報知画面において予め不正による異常であることを入力しておくことで、ゴト行為による異常な稼働情報について補正対象から除外することができる。
また、異常値がゴト行為によるものであることを事前に入力した場合には、遊技場管理装置2が自動で稼働情報の補正を実行することが可能となるが、代入可能な推計値として、例えば、当該遊技機の過去の平均値、当日分又は過去分の稼働情報によるグループ平均値、と複数の候補がある場合には、どの推計値を用いて補正をするかの優先順位を設定しておけばよい。
さらに、遊技場管理装置2が推計値を算出して補正する以外にも、異常な値のマス目に管理者が任意の値を入力して補正できてもよい。
図27は、本発明の実施の形態の単補正により推定値を代入しない場合を説明する画面遷移図である。
例えば、稼働情報の異常が不正による異常である場合には、当該異常値を残す必要があるので、異常な稼働情報であっても補正をしない。
図26と同様に、画面(A)では、画面の左上に「4番台にデータ異常があります」と表示され、4番台のスタートが推定値を代入する対象として大きくハイライトされており、また、異常値である6番台の当回数が小さくハイライトされている。
4番台の異常値の補正をするか否かの選択で、管理者が「いいえ」を選択した場合には、画面(B)に示すように、4番台のスタートの値は「0.0」のまま、6番台の当回数が大きくハイライトされる。
このように、本発明の実施の形態では、異常な稼働情報であっても、補正せずに異常な数値のまま留めておくことができる。そのため、異常な稼働情報であっても、当該異常値が実際の数値である場合には、当該異常値を補正せずに営業情報として管理することができる。
次に、図28〜図29を参照して入換補正を実行する帳票画面の画面遷移を説明する。
図28は、本発明の実施の形態の仮入れ換えされた稼働情報を確定する場合を説明する画面遷移図である。4番台のスタート(図柄確定信号)と当回数(出玉有り大当り信号、大当り3信号)の配線の接続を入れ換えて間違えた場合の例である。
画面(A)では、画面の左上に「4番台にデータ異常があります」と異常である遊技機を特定するメッセージが表示され、稼働情報が異常であると判定された4番台のマス目が3箇所(スタート、当回数、出玉)、大きくハイライトされている。当該3箇所の異常は、図柄確定信号(1700回)の配線と出玉有り大当り信号(15回)の配線の接続誤りが原因で発生したものである。
管理者が「入換」を実行すると、遊技場管理装置2は、スタート(図柄確定信号)と当回数(出玉有り大当り信号)の稼働情報の入れ換えを実行し、画面(B)に示すように、各マス目の数値が入れ換えられた各稼働情報(推定値)によって集計された稼働情報に更新される。また、異常のある稼働情報が推定値によって補正されることで、補正箇所に関連する稼働情報(例えば、出玉、スタート、当回数、出玉の平均値)も自動的に更新され、ハイライト表示される。
ここでは、配線の接続誤りが2箇所(1組)であるが、異常箇所が複数あり、1度目の仮入れ換えが適当ではなかった場合には、「次候補」を選択することで、1度目とは別の組み合わせによる入れ換えが行われる。
さらに、入れ換えによる補正が不適当である場合には、入換補正の実行画面でも、画面下方に表示されている「単補正」を選択し、実行することで、個別のマス目毎に単補正が可能である。
管理者が「確定」を選択すると、画面(C)に示すように、入れ換えられた稼働情報によってデータが更新され、当該3箇所のマス目が小さくハイライトされる。また、稼働情報の入れ換えによって、平均の数値が更新されたため、更新された平均のマス目が大きくハイライトされる。
また、入れ換えを実行した組み合わせに基づいて、異常信号(配線の接続異常が発生した箇所)を特定した結線情報にかかるメッセージである4番台の異常の発生原因が図柄確定信号と大当り3信号であることを画面に表示し、管理者に配線を直すように促す。なお画面(B)の段階で、異常の発生原因及び配線の異常箇所を表示してもよい。本実施形態では入換補正の対象となる異常な稼働情報は1組であるため、画面下方に入換補正の画面を終了する「メニュー」のクリックボタンが表示される。他にも入換補正の対象となる異常な稼働情報がある場合には、その稼働情報をハイライトした画面(A)になり繰り返す。
このように、本発明の実施の形態では、複数の配線の接続を入れ換えて間違えた場合には、収集した稼働情報を廃棄することなく入換補正によって本来の項目の稼働情報として活用することができる。そのため、遊技場の管理者や運営者は、配線の接続に誤りがあっても本来の項目に入れ換えられた稼働情報に基づいて遊技場を運営することができる。また、補正を確定する前に補正した結果を表示するのでその補正が正しいか否かが分かり、補正をしないこともできる。また補正の値に複数の候補がある場合にはそれぞれの値で補正した結果を補正の確定前に表示するので、いずれの値で補正すべきかが分かる。
また、遊技場管理装置2が異常値の遊技機における信号名や配線箇所を報知するので、遊技場の従業員は速やかに配線を直すことができる。
図29は、本発明の実施の形態の入換補正が可能な状況での単補正を実行する場合を説明する画面遷移図である。
例えば、2つの稼働データが異常値であっても、その原因が配線の接続を入れ換えて間違えたのではなく、それぞれ接触不良や遊技機11のセンサーの異常による信号出力等が原因で、異常値となった稼働情報である場合には、入換補正を行っても適切な補正とはならないため、単補正によって補正する。
図28と同様に、画面(A)では、4番台のスタート、当回数、出玉のマス目が大きくハイライトされている。
画面(B)に示すように、管理者が「単補正」を実行すると、まず、4番台のスタートのマス目に推定値(4番台を除いて計算されたグループ平均の数値である「5.7」)が代入される。また、スタートの平均も推定値で更新され、「5.7」と表示される。なお、図26の単補正の場合と異なり「入換」をクリックすることで再び入換補正に戻ることができる。
そして、管理者が「確定」を実行すると、画面(C)に示すように、残りの異常である4番台の当回数のマス目が再び大きくハイライトされる。なお、画面下方に「入換」のクリックボタンが表示されているが、入換補正対象の一方であるスタートを単補正したので「入換」のクリックボタンにマウスカーソルを合わせても、「入換」のクリックボタンはハイライトせず選択することはできない。
このように、稼働情報の異常が複数ある場合でも、異常の原因が配線の誤りや不正ではない場合には、単補正を実行することで、適当な稼働情報へと補正することができる。このように、入換補正では適切な補正がされない場合(入換補正の確定前の表示がいずれの候補であっても適切でない場合)には、単補正をすることもできる。
図30は、本発明の実施の形態の不正報知画面を説明する図である。不正報知画面は、不正報知処理の実行画面である。
営業中に、稼働情報の異常が補給異常、ベース異常、出玉異常、確変ベース異常のいずれかであると判定された場合には、不正報知画面が表示される。
画面上方には、「警告 ベース異常です」と表示され、4番台の台番号及びベースが大きくハイライトされている。ベース異常は、遊技者が打ち出したアウト数に対して、遊技機11が払い出した出玉が異常に多いことを示す。そのため、当該警告に接した管理者は、ゴト師がゴト工具を使って命釘の幅を拡げて極端に入賞しやすくなるように不正を働いたか、釣り球ゴトによって頻繁に入賞センサーを作動させているか、といった推測をすることができる。
そして、実機の稼働状況を確認をした結果、当該異常が不正によるものである場合には、管理者は「不正」を選択し、不正による稼働情報の異常であったことを確定し、不正報知を終了する。
不正による異常であると確定した場合には、異常値であっても、当該異常値は実際の数値であるため、補正は行わず、例えば、被害額の計算等のために、そのままの数値として記録する。また、補正処理の対象としないため、図26〜図29の補正画面で補正対象としてハイライト表示されなくなり、補正画面での操作入力(「いいえ」を選択する)を省略することができる。
一方、実機の稼働状況が正常であれば「誤報」を選択し、不正報知を終了する。そして、稼働情報の異常が配線の異常によるものであることを入力することで、補正処理を自動化する(補正画面での操作入力を省略する)ことができる。なお、「不正」または「誤報」であることを確定させずに「メニュー」を選択して単に不正報知を終了してもよい。
なお、本発明の実施の形態において、遊技場管理装置2が受信した稼働情報は、HDD1(104A)に記憶し、推計値に置換した稼働情報及び入れ換えた稼働情報は、HDD2(104B)に記憶する。補正後の稼働情報は、元の稼働情報とは異なる記憶領域に記憶されるため、実際に収集した元の稼働情報に補正後の稼働情報が上書きされて失われることがない。
また、各遊技機11から実際に収集した稼働データを確認する場合には、HDD1(104A)から生データを読み出して遊技場管理装置2の画面に表示し、経営分析等を目的に帳票として出力する場合には、HDD2(104B)から補正した稼働データ読み出して出力するため、HDD2(104B)をHDD1(104A)とは切り離して設定することが可能である。
そのため、複数店舗を有するチェーン店では、本部にHDD2(104B)を設置し、営業中の各遊技機11の稼働状況は各遊技店がHDD1(104A)からデータを読み出して確認し、本部はHDD2(104B)からデータを読み出して帳票に出力し、経営分析や運営方法の決定をすることができる。
(実施の形態の効果)
以上のように、本発明の実施の形態では、異常な稼働情報がある場合でも、正常値を推定して補正するので、その遊技機やその遊技機を含む遊技機グループの稼働情報の合計値や平均値などの集計された稼働情報が利用可能となり、収集された稼働情報を廃棄せずに有効に活用できる。また、収集された稼働情報に異常な稼働情報が複数ある場合で、異常の原因が配線を入れ換えて間違えた場合には、収集された稼働情報を入れ換えて管理、集計することが可能である。そのため、収集された稼働情報が異常値とされても、収集された稼働情報を廃棄せずに本来の項目において有効に活用することができ、遊技場の運営者、管理者は、テレコや断線、接触不良などの誤配線がある状況でもより正確な稼働情報に基づいて遊技場を運営することができる。
また、本発明の実施の形態では、異常が発生している信号名や配線箇所を遊技場管理装置2が報知するため、遊技場の従業員は速やかに異常の原因を解消(例えば、配線の修理)することができる。特に、遊技場管理装置2が稼働情報の異常をセキュリティ異常、不正、理論不整合、異常値の4種類の異常に分類して報知可能であるため、管理者は異常の原因を詳細に把握することが可能である。
また、本発明の実施の形態では、稼働情報中に不正に起因する異常がある場合には、補給異常、ベース異常、出玉異常、確変ベース異常のうち、いずれの不正であるかを遊技場管理装置2が特定して、報知するため、管理者は速やかに不正の発生場所と不正の種類を把握することできる。そのため、遊技店側は実機の確認にあたり、どのようなゴト行為による不正であるかを事前に想定することができ、遊技者の監視がし易くなる。
また、本発明の実施の形態では、異常な稼働情報であっても、当該異常が不正によるものである場合には、補正せずに異常な数値を確定して出力することができる。そのため、異常な稼働情報であっても、当該異常値に基づく営業情報として管理することができる。
また、本発明の実施の形態では、異常な稼働情報に対して、管理者の任意の数値に補正することができる。特に、新台として稼働したばかりの遊技機11に配線の異常があり、他の同一機種の稼働情報がない場合には、推定値の算出ができないが、例えば他のチェーン店での稼働データを入力することが可能なので、適切な補正を実行することができる。
また、本発明の実施の形態では、遊技場管理装置2が受信した稼働情報は、HDD1(104A)に記憶し、補正後の稼働情報は、HDD2(104B)に記憶するため、補正前の稼働情報が失われることがなく、また、記憶装置を各遊技店と本部とに分けて設置が可能である。
なお、本願においては、遊技機11を主としてパチンコ遊技機、遊技媒体を遊技球(パチンコ球)として説明したが、遊技場管理装置2は、パチンコ遊技機以外の遊技機、例えば、スロットマシン遊技機の稼働情報の集計も可能である。
また、管理装置として遊技場管理装置2で説明をしたが、会員管理装置3や呼出ランプ用管理装置、景品POS(景品交換管理装置)であってもよい。また、稼働情報として遊技機11から出力される外部情報について説明したが、島設備である補給カウンタやアウトタンク装置、遊技機に対応して設置される記憶媒体受付端末装置や呼出ランプや計数器、景品交換器、残額精算機などの遊技店に設置された装置から出力される信号を管理装置に入力する場合には、それら遊技にかかる装置の信号についても可能である。
以上の説明より、特許請求の範囲に記載した以外の本発明の観点の代表的なものとして、次のものがあげられる。
(1)遊技店に設置された遊技にかかる装置から該装置にかかる情報を収集する管理装置において、前記装置から受信した前記情報が異常な情報である異常情報であるか否かを判定する異常判定手段と、該異常判定手段によって前記情報が異常情報であると判定された場合に、前記異常情報に対応する正常な情報である正常情報を推定する推定手段と、前記異常情報を、前記推定手段によって推定された前記正常情報に置き換え可能な置換手段と、前記置換手段によって置き換えられた前記正常情報に基づいて集計された帳票を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする管理装置。
(2)前記推定手段は、前記異常情報が複数ある場合に、それぞれの異常情報を互いに入れ換えて、入れ換え先の前記情報として異常な情報であるか正常な情報であるかを判定する入換判定手段を備え、前記入換判定手段が正常な情報であると判定した場合に、前記入れ換えた異常情報を入れ換え先の正常情報と推定し、前記置換手段は、複数の前記異常情報を入れ換えて置き換えることを特徴とする(1)に記載の管理装置。
(3)前記入換判定手段が正常な情報であると判定した場合に、前記入れ換えた異常情報にかかる結線情報を報知することを特徴とする(2)に記載の管理装置。
(4)前記置換手段によって異常情報を置き換えた場合には、前記異常情報にかかる結線情報を報知することを特徴とする(1)または(2)に記載の管理装置。
(5)受信した前記情報を記憶する遊技情報記憶手段と、前記置換手段により、置き換えられた前記正常情報を記憶する置換遊技情報記憶手段と、を有し、前記出力手段は、前記置換遊技情報記憶手段に記憶された前記正常情報に基づいて集計された帳票を出力することを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の管理装置。
1 管理装置
2 遊技場管理装置
3 会員管理装置
5 遊技機島
8 情報収集端末装置
9 呼出ランプ
10 遊技装置
11 遊技機
12 本体枠
19 前面枠
39 アウト口
50 遊技盤
60 記憶媒体受付端末装置
70 アウトタンク装置
71 計数部
72 補給カウンタ
73 計数部
90 外部管理装置
200 遊技制御装置
220 払出制御装置

Claims (1)

  1. 遊技店に設置された遊技にかかる装置から該装置にかかる情報を収集する管理装置において、
    前記装置から受信した前記情報が異常な情報である異常情報であるか否かを判定する異常判定手段と、
    該異常判定手段によって前記情報が異常情報であると判定された場合に、当該異常情報に対応する推定情報を推定する推定手段と、
    前記異常情報を、前記推定手段によって推定された前記推定情報に置き換え可能な置換手段と、
    前記置換手段によって置き換えられた前記推定情報に基づいて集計された帳票を出力する出力手段と、を備え、
    前記推定手段は、
    前記異常情報が複数ある場合に、それぞれの異常情報を互いに入れ換えて、入れ換え先の前記情報として異常な情報であるか正常な情報であるかを判定する入換判定手段を備え、
    前記入換判定手段が正常な情報であると判定した場合に、前記入れ換えた異常情報を入れ換え先の前記推定情報として扱い、前記置換手段により置き換えを実行し、
    前記入換判定手段が異常な情報であると判定した場合に、当該異常情報に対応する情報として、当該装置の過去の平均値、又は、当該装置の過去のグループ平均値を前記推定情報として扱い、前記置換手段により置き換えを実行し、
    前記出力手段は、前記帳票に出力するにあたり前記置換手段によって置き換えられた前記推定情報を判別可能に表示するとともに、前記置換手段によって置き換えられた結果の可否を決定する選択手段を当該表示の同一画面上に表示する
    ことを特徴とする管理装置。
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