JP2014032493A - 電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法、タクシー料金用決済端末、及び、タクシーメータ - Google Patents

電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法、タクシー料金用決済端末、及び、タクシーメータ Download PDF

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Abstract

【課題】プリンタから発行される領収書や利用履歴に有料道路の出入口が出入口名で印字されるようになるタイミングを極力早める。
【解決手段】電子マネーカード200のチャージ残高が不足していると、タクシー料金に対する不足額がタクシーメータ10の表示部107に表示される。乗客が不足額を上回る現金を乗務員に預けて、電子マネーと現金とでタクシー料金を決済した場合、残余額がタクシーメータ10の表示部107に表示される。残余額200を電子マネーカード200の電子マネーとしてチャージすれば、釣り銭を現金で乗客に手渡す手順が発生しなくなる。よって、チャージ残高不足かどうかを確認しなくても、キャッシュレスで短時間の内にタクシー料金を、金額を間違えずに支払える(受領できる)という電子マネーのメリットをできるだけ生かしてタクシー料金を決済することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子マネーを用いてタクシー料金を決済するための技術に関する。
電子マネーを用いてタクシー料金を決済するシステムは既に広く運用されている。代表的な運用形態では、電子マネーのメディア(ICチップ搭載の電子マネーカード)に記録されたチャージ情報にRFID方式で非接触でアクセスする専用のパッド(パッド式RFIDリーダライタ)と、パッドを利用した電子マネーカードに対するアクセスメニューを選択するハンディーターミナルとが、タクシーメータに接続して使用される。
電子マネーによるタクシー料金の決済の際には、タクシーメータを支払タリフにしてハンディーターミナルから電子マネーを決済方法として指定する入力を行う。すると、チャージ残高がタクシーメータから通知されたタクシー料金を差し引いた金額となるように、電子マネーカードのチャージ情報がパッドにより書き換えられえる。そして、タクシー料金の領収書や電子マネーカードのご利用控えの発行操作を行うと、それらがプリンタから発行される。
なお、カードを一見しただけではチャージ残高が分からないという電子マネーカードのの特徴を考慮して、タクシー料金の決済後にチャージ残高をタクシーメータで表示する等の提案も行われている(例えば、特許文献1,2)。
特開2007−179162号公報 特開2007−179163号公報
電子マネーカードのチャージ残高は、タクシー料金の決済時でなくても、ハンディーターミナルからの入力でチャージ残高確認のメニューを選択して電子マネーカードをパッドにかざすことで、ハンディーターミナルの表示部に表示させて確認することができる。
しかし、上述したチャージ残高の確認形態は、乗務員の手が空いている信号待ち等のタイミングを見計らって確認操作を乗務員に依頼する面倒さを嫌って、積極的に利用されていないのが実情である。したがって、いざタクシー料金を電子マネーで決済しようとしたら、操作の途中でエラーとなって、電子マネーカードのチャージ残高不足に初めて気づくケースが少なくない。
そして、電子マネーカードのチャージ残高不足により、不足分又はタクシー料金の全額を現金で支払うことになると、結局、キャッシュレスで短時間の内にタクシー料金を、金額を間違えずに支払えるという電子マネーのメリットを充分に生かすことができなくなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みなされたもので、本発明の目的は、電子マネーカードのチャージ残高を事前に確認しなくても、電子マネーのメリットをできるだけ生かしてタクシー料金を決済することができる電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法と、この方法を実行するのに用いて好適なタクシー料金用決済端末及びタクシーメータとを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法は、
電子マネーカードにチャージされた電子マネーを用いてタクシー料金を決済する方法であって、
前記電子マネーカードのチャージ残高が前記タクシー料金に対して不足しているときに、前記タクシー料金と前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額との差額である不足額を前記タクシーメータに表示させる不足額表示ステップと、
前記不足額分の決済に充当する現金の預かり額を指定する預かり額指定ステップと、
前記決済可能額の電子マネーと前記預かり額の現金とにより前記タクシー料金を決済する決済処理ステップと、
前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記預かり額と前記不足額の差額である残余額を電子マネーとして前記電子マネーカードにチャージするか否かを指定するチャージ指定ステップと、
前記残余額を電子マネーとしてチャージすることが指定されたときに、前記残余額を前記電子マネーカードにチャージする残余額チャージステップと、
を含むことを特徴とする。
なお、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法を実施する際に、請求項3に記載した本発明のタクシー料金用決済端末、即ち、
タクシーメータに接続され、電子マネーカードにチャージされた電子マネーによりタクシー料金を決済処理する決済端末であって、
前記電子マネーカードのチャージ残高が、前記タクシーメータから入力された前記タクシー料金に対して不足しているときに、該タクシー料金のうち前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額との差額である不足額を前記タクシーメータに通知する不足額通知手段と、
前記不足額の決済に充当する現金の預かり額が指定される預かり額指定手段と、
前記決済可能額の電子マネーと前記預かり額の現金とにより前記タクシー料金を決済する決済手段と、
前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記預かり額と前記不足額の差額である残余額を前記電子マネーカードにチャージするか否かが指定されるチャージ指定手段と、
前記残余額を前記電子マネーカードにチャージすると指定されたときに、前記残余額の前記電子マネーカードに対するチャージ処理を行う残余額チャージ手段と、
を備えることを特徴とするタクシー料金用決済端末、
を用いることができる。
また、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法を実施する際に、請求項5に記載した本発明のタクシーメータ、即ち、
電子マネーカードにチャージされた電子マネーによりタクシー料金を決済処理する決済端末が接続されたタクシーメータであって、
前記タクシー料金を出力した前記決済端末から入力される、該タクシー料金に対して不足している前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額と前記タクシー料金との差額である不足額を、表示部に表示させる不足額表示手段を備える、
ことを特徴とするタクシーメータ、
を用いることができる。
そして、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法によれば、電子マネーカードのチャージ残高がタクシー料金に対して不足していても、電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額を差し引いた不足額がタクシーメータに表示される。したがって、乗客は、現金で決済する必要がある不足額をタクシーメータの表示で確認することができる。
また、乗客が不足額を上回る現金を乗務員に預けて、電子マネーと現金とでタクシー料金を決済した場合、預かり額と不足額との差額である残余額を電子マネーカードの電子マネーとしてチャージすることが指定されると、残余額を釣り銭として現金で乗客に手渡す手順が発生しなくなる。
したがって、タクシー料金に対してチャージ残高が不足している電子マネーカードを支払いに使用しても、不足額分の決済のためにそれを上回る額の現金を支払った乗客が現金で釣り銭を要求しなければ、不足額分の決済に充当する現金を乗客から預かることを除いて、乗客との間で現金の収受が発生しない決済方法を採用できるようになる。
よって、タクシー料金を支払うのに充分なチャージ残高が電子マネーカードにないことを乗客が事前に承知していなくても、キャッシュレスで短時間の内にタクシー料金を、金額を間違えずに支払える(受領できる)という電子マネーのメリットをできるだけ生かしてタクシー料金を決済することができる。
また、請求項2に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法は、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法において、前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記不足額から前記残余額に前記タクシーメータの表示を切り替える残余額表示ステップをさらに含んでいることを特徴とする。
なお、請求項2に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法を実施する際に、請求項4に記載した本発明のタクシーメータ、即ち、
前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記残余額をタクシーメータに通知する残余額通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のタクシー料金用決済端末、
を用いることができる。
また、請求項2に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法を実施する際に、請求項6に記載した本発明のタクシーメータ、即ち、
前記不足額の決済に充当する現金の預かり額が指定された前記決済端末から、前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに入力される、前記指定された預かり額と前記不足額との差額である残余額を表示する残余額表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のタクシーメータ、
を用いることができる。
そして、請求項2に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法によれば、請求項1に記載した本発明の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法において、不足額分の決済のために乗客が預けた現金の額(預かり額)が不足額を上回ると、その差額である剰余額がタクシーメータに表示される。
したがって、乗客が剰余額を正確に把握して、電子マネーとして電子マネーカードにチャージするかどうかを判断できるようにすることができる。また、剰余金を現金で釣り銭として受け取ることを乗客が要求した場合に、乗務員が釣り銭を間違え難いようにすることもできる。
本発明によれば、電子マネーカードのチャージ残高を事前に確認しなくても、電子マネーのメリットをできるだけ生かしてタクシー料金を決済することができる。
本発明の一実施形態に係る決済方法によって運用されるタクシーメータシステムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示すタクシーメータシステムにおけるタクシー料金の決済手順を概略的に示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る決済方法によって運用されるタクシーメータシステムの概略構成を示すブロック図である。図1に示すタクシーメータシステムは、タクシー車両1に搭載されたタクシーメータ10と、電子マネーカードによるタクシー料金の決済(支払)処理を承認する決済承認センター3に設置した決済承認システムのサーバコンピュータ(以下、「決済承認サーバ」と略記する。)31との間で、無線公衆電話回線網5やインターネット7を用いた通信を行うように構成されている。
タクシーメータ10は、例えばマイクロコンピュータで構成される制御部101の制御によって動作する。制御部101はCPU(図示せず)を内蔵している。
制御部101には、各種機器類が接続されるインタフェース(I/F)103,105,111,113,115,117と、タリフ状態の入力に用いられるタリフボタン106と、動作状態等を表示する液晶ディスプレイやLED等の表示部107とが接続されている。また、制御部101には、プログラム等が格納されたROM109と、制御部101のCPUが処理を行う際に作業領域等に用いられるRAM110と、現在時刻を計時する時計IC119とが接続されている。
通信インタフェース(I/F)103には、無線公衆電話回線網5による通信を行うための通信モジュール11が接続され、GPSインタフェース(I/F)105には、タクシー車両1の現在位置を検出するためのGPS(全地球測位システム)モジュール12が接続されている。通信モジュール11とGPSモジュール12には、タクシーメータ10の外部に設けたそれぞれのアンテナ(通信アンテナ、GPSアンテナ)11a,12aが接続されている。
通信モジュール11(請求項中の通信手段に相当)は、本実施形態では、無線公衆電話回線網5(携帯電話回線網)を用いたパケット通信により、インターネット7を介した無線通信で、決済承認センター3の決済承認サーバ31との間でデータを送受信する。送受信するデータには、例えば、電子マネーカード200の電子マネーによるタクシー料金の決済に関する決済承認サーバ31に対する承認要求のデータや、決済承認サーバ31からの承認済のデータが含まれる。
ETCインタフェース(I/F)111には、タクシー車両1に搭載したETC(Electronic Toll Collection)車載器13が接続されている。ETC車載器13からは、タクシー車両1の有料道路(高速道路、有料自動車道路)に対する入出のデータ(出入口ゲート番号、通行料金等)が入力される。
速度インタフェース(I/F)113には、タクシー車両1の走行速度を検出する速度センサ14が接続され、車速に関するデータが入力される。プリンタインタフェース(I/F)115には、領収書やETC車載器13の利用履歴等をプリントするプリンタ15が接続されている。
プリンタインタフェース(I/F)115には、プリンタ15が接続され、外部インタフェース(I/F)117には、ハンディーターミナル16と電子マネー決済パッド17が接続されている。
プリンタ15は、ハンディーターミナル16の操作により領収書の印刷指示が行われた際に、タクシーメータ10で計算した運賃やETC車載器13からタクシーメータ10に入力された有料道路の通行料金等に基づいて、領収証をプリントアウトする。
ハンディーターミナル16は、クレジットカード決済用の磁気カードリーダとテンキー、ファンクションキー、ディスプレイ等を備えており、CPU、RAM、ROMを内蔵している。ハンディーターミナル16では、タクシーメータ10が支払タリフであるときに、テンキーやファンクションキーの操作によりタクシー料金の決済方法を指定することができる。
電子マネー決済パッド17は、電子マネーカード200に搭載された不図示のICチップのチャージ情報に、RFID方式によって非接触でアクセスする専用のパッド(パッド式RFIDリーダライタ、図示せず)を内蔵している。
ハンディーターミナル16のCPUは、タクシー料金の決済方法として電子マネーが指定された場合に、電子マネー決済パッド17にかざした電子マネーカード200のチャージ残高を用いて、タクシー料金の決済処理を実行する。
上述した制御部101は、タクシーメータ10内に設けた電源部121からの給電を受けて動作する。電源部121は所謂定電圧電源であり、制御部101の動作に適した電圧の電源を供給する。電源部121は、タクシー車両1のバッテリ(車両電源)Bから電力供給を受けて定電圧の電力を制御部101に供給する。GPSモジュール12やETC車載器13は、別ルートでバッテリBからの電力供給を受けて動作する。
また、制御部101は、ETC車載器13から有料道路の通行料金が入力されると、その通行料金を表示部107に運賃と共に表示させる。さらに、制御部101は、ハンディーターミナル16において、チャージ残高不足の電子マネーカードを用いた電子マネーによるタクシー料金の決済処理が行われる際に、表示部107に各種の金額を表示させる。
無線公衆電話回線網5には、接続センタ51を介して携帯電話回線事業者8のサーバ81やデータストレージとしてのデータベース83が接続されている。データベース83は、無線公衆電話回線網5側とインターネット7側との通信に必要なアドレスデータ等が蓄積されており、このアドレスデータ等を参照してサーバ81は、無線公衆電話回線網5側とインターネット7側との通信を制御する。
携帯電話回線事業者8のサーバ81は、インターネットサービスプロバイダ(以下、「ISP」と略記する。)71を介してインターネット7に接続されている。このインターネット7には、ISP75を介して、決済承認センター3側の決済承認サーバ31が不図示のモデムやルータ等を介して接続されている。
決済承認センター3側の決済承認サーバ31は、携帯電話回線事業者8のサーバ81が無線公衆電話回線網5を介してタクシーメータ10から受信した、タクシー車両1からの決済要求のデータ(パケット通信データ)を、インターネット7を介して受け取る。タクシー車両1側からの決済要求を受け取ると、決済承認サーバ31は、受け取った決済要求の内容を確認した上で決済承認をタクシー車両1側に送信する。
次に、タクシーメータ10で計算した運賃やETC車載器13から入力された有料道路の通行料金等を合計したタクシー料金を、電子マネーカード200の電子マネーを用いて決済する際の手順について、図2のフローチャートを参照して説明する。
まず、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10から通知されるタリフ状態に基づいて、タクシーメータ10が支払タリフであるか否かを確認する(ステップS1)。支払タリフでない場合は(ステップS1でNO)、ステップS1をリピートし、支払タリフである場合は(ステップS1でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、支払い方法としてハンディーターミナル16において電子マネーが指定されたか否かを確認する(ステップS3)。
支払い方法として電子マネーが指定されていない場合は(ステップS3でNO)、ハンディーターミナル16のCPUが、現金支払いであるものと判断して(ステップS5)、後述するステップS25に移行する。支払い方法として電子マネーが指定された場合は(ステップS3でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、電子マネー決済パッド17から、これにかざされた電子マネーカード200から読み取ったチャージ情報を取得する(ステップS7)。
そして、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10から入力されたタクシー料金(運賃及び通行料金等)に対して電子マネーカード200のチャージ残高が不足しているか否かを確認する(ステップS9)。残高不足でない場合は(ステップS9でNO)、ステップS25に移行する。残高不足である場合は(ステップS9でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10の制御部101に不足料金の額(請求項中の不足額に相当)を通知し、制御部101が、タクシーメータ10の表示部107に不足料金の額を表示させる(ステップS11)。
ここで、不足料金の額は、電子マネーカード200のチャージ残高で決済できる決済可能額をタクシー料金から差し引いた金額となる。
続いて、ハンディーターミナル16のCPUが、不足料金分を補うために乗客から預かった現金の金額(預かり額)がハンディーターミナル16において指定されたか否かを確認する(ステップS13)。指定されていない場合は(ステップS13でNO)、指定されるまでステップS13をリピートする。また、預かり額が指定された場合は(ステップS13でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、電子マネーのチャージ残高と預かり額との合計金額によるタクシー料金の決済処理を実行する(ステップS15)。
タクシー料金の決済処理では、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10の制御部101を通じて通信モジュール11に決済要求を出力して、その決済要求を通信モジュール11から決済承認センター3側の決済承認サーバ31に出力させる。そして、決済承認サーバ31から通信モジュール11及びタクシーメータ10の制御部101を介して決済承認がハンディーターミナル16に入力されると、ハンディーターミナル16のCPUが、電子マネーカード200のチャージ残高を決済可能額分だけ減らす処理を、電子マネー決済パッド17を通じて行う。
続いて、ハンディーターミナル16のCPUが、預かり額が不足額を上回ってお釣りが生じるか否かを確認する(ステップS17)。お釣りが生じない場合は(ステップS17でNO)、ステップS25に移行し、お釣りが生じる場合は(ステップS17でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10の制御部101にお釣りの金額(請求項中の剰余額に相当)を通知し、制御部101が、タクシーメータ10の表示部107にお釣りの金額を表示させる(ステップS19)。
そして、ハンディーターミナル16のCPUが、お釣りを電子マネーとして電子マネーカード200にチャージすることがハンディーターミナル16において指定されたか否かを確認する(ステップS21)。チャージすることが指定されていない場合は(ステップS21でNO)、ステップS25に移行し、指定された場合は(ステップS21でYES)、ハンディーターミナル16のCPUが、お釣り分の金額を電子マネーとして電子マネーカード200にチャージする処理を行う(ステップS23)。
お釣り分の金額のチャージ処理では、決済処理の場合と同様に、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10の制御部101及び通信モジュール11を経由して、決済承認センター3側の決済承認サーバ31との間でチャージ要求とチャージ承認をやりとりする。そして、チャージ承認がハンディーターミナル16に入力されると、ハンディーターミナル16のCPUが、電子マネーカード200のチャージ残高をお釣りの金額分だけ増やす処理を、電子マネー決済パッド17を通じて行う。
次に、ハンディーターミナル16のCPUが、タクシーメータ10のタリフ状態が支払タリフから空車タリフに切り替わる前にプリンタ15において領収書等の発行操作が行われたか否かを確認する(ステップS25)。操作が行われていない場合は(ステップS25でNO)、一連の手順を終了する。操作が行われた場合は(ステップS25でYES)、領収書等(領収書、ご利用書等)の発行に必要な情報をプリンタ15に出力して、プリンタから領収書等を発行させた後(ステップS27)、一連の手順を終了する。
以上の説明からも明らかなように、本実施形態では、図2のフローチャートにおけるステップS9及びステップS11が、請求項中の不足額表示ステップ、不足額通知手段、及び、不足額表示手段に対応する手順となっている。また、本実施形態では、図2中のステップS13が、請求項中の預かり額指定ステップ及び預かり額指定手段に対応する手順となっている。
さらに、本実施形態では、図2中のステップS15が、請求項中の決済処理ステップ及び決済手段に対応する手順となっている。また、本実施形態では、図2中のステップSステップS17及びステップS21が、請求項中のチャージ指定ステップ及びチャージ指定手段に対応する手順となっている。
さらに、本実施形態では、図2中のステップS19が、請求項中の残余額表示ステップ及び残余額通知手段に対応する手順となっている。また、本実施形態では、図2中のステップS23が、請求項中の残余額チャージステップ及び残余額チャージ手段に対応する手順となっている。
以上に説明したように、本実施形態によれば、電子マネーカード200のチャージ残高がタクシー料金に対して不足していても、電子マネーカード200の電子マネーによる決済可能額を差し引いた不足額がタクシーメータ10の表示部107に表示される。したがって、乗客は、現金で決済する必要がある不足料金をタクシーメータ10の表示で確認することができる。
また、乗客が不足額を上回る現金を乗務員に預けて、電子マネーと現金とでタクシー料金を決済した場合、預かり額と不足額との差額である残余額を電子マネーカード200の電子マネーとしてチャージすることが、ハンディーターミナル16において指定されると、残余額を釣り銭として現金で乗客に手渡す手順が発生しなくなる。
したがって、タクシー料金に対してチャージ残高が不足している電子マネーカード200を支払いに使用しても、不足額分の決済のためにそれを上回る額の現金を支払った乗客が現金で釣り銭を要求しなければ、不足額分の決済に充当する現金を乗客から預かることを除いて、乗客との間で現金の収受が発生しない決済方法を採用できるようになる。
よって、タクシー料金を支払うのに充分なチャージ残高が電子マネーカード200にないことを乗客が事前に承知していなくても、キャッシュレスで短時間の内にタクシー料金を、金額を間違えずに支払える(受領できる)という電子マネーのメリットをできるだけ生かしてタクシー料金を決済することができる。
なお、タクシー車両1(のタクシーメータ10)と決済承認センター3側の決済承認サーバ31との間で行う無線通信は、タクシー無線等、無線公衆電話回線網5やインターネット7以外のインフラを用いて行ってもよい。
また、本実施形態では、タクシー料金の不足料金分を上回る現金を預かり金として預かった場合に、お釣りの金額(残余額)をタクシーメータ10の表示部107に表示させるものとしたが、そのための構成は省略してもよい。
本発明は、電子マネーを用いてタクシー料金を決済する際に用いて好適である。
1 タクシー車両
3 決済承認センター
5 無線公衆電話回線網
7 インターネット
8 携帯電話回線事業者
10 タクシーメータ
11 通信モジュール
11a 通信アンテナ
12 GPSモジュール
12a GPSアンテナ
13 ETC車載器
14 速度センサ
15 プリンタ
16 ハンディーターミナル
17 電子マネー決済パッド
31 決済承認システムのサーバコンピュータ
51 接続センタ
71,75 インターネットサービスプロバイダ
81 サーバ
83 データベース
101 制御部(更新要求出力手段、残余額表示手段)
103 通信インタフェース
105 GPSインタフェース
106 タリフボタン
107 表示部
109 ROM
110 RAM
111 ETCインタフェース
113 速度インタフェース
115 プリンタインタフェース
117 外部インタフェース
119 時計IC
121 電源部
200 電子マネーカード
B バッテリ(車両電源)

Claims (6)

  1. 電子マネーカードにチャージされた電子マネーを用いてタクシー料金を決済する方法であって、
    前記電子マネーカードのチャージ残高が前記タクシー料金に対して不足しているときに、前記タクシー料金と前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額との差額である不足額を前記タクシーメータに表示させる不足額表示ステップと、
    前記不足額分の決済に充当する現金の預かり額を指定する預かり額指定ステップと、
    前記決済可能額の電子マネーと前記預かり額の現金とにより前記タクシー料金を決済する決済処理ステップと、
    前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記預かり額と前記不足額の差額である残余額を電子マネーとして前記電子マネーカードにチャージするか否かを指定するチャージ指定ステップと、
    前記残余額を電子マネーとしてチャージすることが指定されたときに、前記残余額を前記電子マネーカードにチャージする残余額チャージステップと、
    を含むことを特徴とする電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法。
  2. 前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記不足額から前記残余額に前記タクシーメータの表示を切り替える残余額表示ステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項1記載の電子マネーを用いたタクシー料金の決済方法。
  3. タクシーメータに接続され、電子マネーカードにチャージされた電子マネーによりタクシー料金を決済処理する決済端末であって、
    前記電子マネーカードのチャージ残高が、前記タクシーメータから入力された前記タクシー料金に対して不足しているときに、該タクシー料金のうち前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額との差額である不足額を前記タクシーメータに通知する不足額通知手段と、
    前記不足額の決済に充当する現金の預かり額が指定される預かり額指定手段と、
    前記決済可能額の電子マネーと前記預かり額の現金とにより前記タクシー料金を決済する決済手段と、
    前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記預かり額と前記不足額の差額である残余額を前記電子マネーカードにチャージするか否かが指定されるチャージ指定手段と、
    前記残余額を前記電子マネーカードにチャージすると指定されたときに、前記残余額の前記電子マネーカードに対するチャージ処理を行う残余額チャージ手段と、
    を備えることを特徴とするタクシー料金用決済端末。
  4. 前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに、前記残余額をタクシーメータに通知する残余額通知手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載のタクシー料金用決済端末。
  5. 電子マネーカードにチャージされた電子マネーによりタクシー料金を決済処理する決済端末が接続されたタクシーメータであって、
    前記タクシー料金を出力した前記決済端末から入力される、該タクシー料金に対して不足している前記電子マネーカードの電子マネーによる決済可能額と前記タクシー料金との差額である不足額を、表示部に表示させる不足額表示手段を備える、
    ことを特徴とするタクシーメータ。
  6. 前記不足額の決済に充当する現金の預かり額が指定された前記決済端末から、前記指定された預かり額が前記不足額を上回るときに入力される、前記指定された預かり額と前記不足額との差額である残余額を、表示部に表示させる残余額表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項5記載のタクシーメータ。
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