JP2000207509A - 電子取引システム - Google Patents

電子取引システム

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JP2000207509A
JP2000207509A JP673399A JP673399A JP2000207509A JP 2000207509 A JP2000207509 A JP 2000207509A JP 673399 A JP673399 A JP 673399A JP 673399 A JP673399 A JP 673399A JP 2000207509 A JP2000207509 A JP 2000207509A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードに格納した電子マネーによる支払
取引時に電子マネー残金が不足しても、釣銭が生じても
円滑な資金移動を可能にする。 【解決手段】 支払取引時に電子マネー残高20gが不
足しているとき貨幣による支払により充当可能とするこ
と、更に、利用者カード9内にある電子マネーの一部又
は全部を貨幣として出金可能とする。また、預金残高を
記憶、管理するホストコンピュータ6と回線接続した決
済端末機2を使用して電子マネーによる支払取引が行わ
れる時に、ホストコンピュータ6から電子マネー預金残
高情報の一部又は全額を利用者カード9に充填可能とし
たり、貨幣による支払取引時に釣銭が生じた場合に、該
釣銭金額と同等の金銭的価値を有する電子マネーとして
利用者カード9に充填又は電子マネー預金残高に加算可
能にする。そして、これらの処理は少なくとも支払取引
に含めて同時に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関に通貨を
預け、その通貨に相当する金銭的価値を電子マネーとし
てIC(集積回路)カードに電子的金銭情報として格納
し、そのICカードを利用して各種の商取引を行なう電
子取引システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子マネーによる電子取引では利用者側
の保有するIC(Integrated Circuit)カード内に金銭的
価値情報(電子マネー)を格納しておき、受取者側のI
Cカード等に金銭的価値情報を送信することで行われ
る。この金銭的価値は物理的に存在するものではない
が、取引金額に相当する金銭的価値情報の増減により授
受されたものとして処理される。
【0003】電子マネーによる電子取引システムで資金
(電子マネー)が不足すると、利用者はICカードに資
金を充填することが必要になり、金融機関の営業店等に
出向き自分の預貯金口座から所定額を電子マネーとして
移動させたり、電子マネーに対応した加盟者用の決済端
末機から公衆回線等を利用して自分の預貯金口座を管理
する金融機関のホストコンピュータと接続し、決済端末
機に挿入したICカードに資金を充填している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】利用者用ICカード内
に資金としての電子マネーが不足し、資金補充,即ち、
資金充填する場合には資金充填取引として処理を行って
いる。また、利用者が利用者用ICカードにより商取引
を行う際の代金支払の多くは小売店での商品購入取引が
最も頻繁に行われる。
【0005】一般的に購入を希望する商品を選択してか
ら代金の支払いを行うため、支払時点に電子マネーが支
払金額以下であると商品の購入ができず、購入前に資金
量の確認又は資金充填取引を行う必要があった。よっ
て、資金充填取引と代金支払取引が別個のものであり、
かつ、利用する端末機も別の装置であるので利用者にと
っては二度手間になっていた。電子マネーによる決済シ
ステムに加盟していない商店や各種の自動販売機及び入
場料や通行料金などの支払で、特に小額貨幣が必要な場
合があり、利用者が現金を望むことがある。また、反対
に現金による取引においては、釣銭(特に小額貨幣)が
生まれるので電子マネーが普及しても小額貨幣を持ち歩
くという煩わしさがあった。
【0006】利用者間での電子マネーの譲渡(転々流
通)が行われると、利用者によってはICカード内の電
子マネーが格納限度金額になり、新規に受入取引きを行
うことができず、利用者が金融機関のホストコンピュー
タとオンライン接続し、資金預入取引を行いICカード
内の電子マネーを適正な残高まで減額する必要があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、ICカードに貨幣と同等の金銭的価値を持
った資金情報を電子マネーとして記憶させ、所定の決済
形態に基づいて資金情報を更新することにより電子的金
銭取引を行う電子取引システムにおいて、電子的金銭取
引時に電子マネーが不足しているとき貨幣による支払に
より充当可能とすること、更に、記憶媒体内にある金銭
的価値を有する電子マネーの一部又は全部を貨幣として
出金可能とする。
【0008】また、預金残高を記憶、管理する上位装置
と回線接続した決済端末機を使用して電子マネーによる
支払取引が行われる時に、上位装置から電子マネー預金
残高の一部又は全額を記憶媒体に電子マネーとして充填
可能とする。更に、貨幣による支払取引時に釣銭が生じ
た場合に、該釣銭金額と同等の金銭的価値を有する電子
マネーとして記憶媒体に充填又は上位装置の管理する電
子マネー預金残高に加算可能にする。そして、これらの
処理は少なくとも支払取引に含めて同時に行う。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電子取引システム
のシステム体系図、図2は本発明の小売店における取引
概念を示す説明図、図3は本発明の小売店における電子
取引システムの制御ブロック図で、図4は決済端末機の
外観図である。また、図5は本発明の電子取引システム
に使用する非接触式ICカードを示す制御ブロック図で
ある。
【0010】1は小売店売上機であり、小売店主(店員
を含む)により操作されるもので、利用者が操作する決
済端末機2と接続されている。3は現金処理装置であり
多種の貨幣の収納及び出金処理ができるものである。4
は小売店売上機1及び決済端末機2を制御する制御装置
である。制御装置4はネットワーク回線網5を介して電
子マネーの発行母体である金融機関の維持,管理するホ
ストコンピュータ6と回線接続が可能で、複数の決済端
末機2と小売店端末機1を並行制御可能なものである。
【0011】7はホストコンピュータ6に接続され、管
理される記憶装置であり、少なくとも勘定元帳ファイル
7aを格納している。この勘定元帳ファイル7aの内容
としては、口座を開設している利用者の住所,氏名,年
齢,職業,口座番号,暗証番号,預貯金残高情報及び電
子マネー預金残高情報であり、取引が行なわれる毎にホ
ストコンピュータ6により残高情報の更新が指示され、
勘定元帳ファイル7a内に最新情報が記憶・保管され
る。
【0012】預貯金残高情報はその預金残高の一部を同
通貨に相当する金銭的価値を有する「電子マネー」に等
価交換を可能とし、電子マネー預金残高情報とは別の貨
幣情報として述べる。なお、電子マネー用の決済口座を
別に設けてもよいことは言うまでもない。8は小売店用
ICカード(以後、小売店カードとする)であり、9は
記憶媒体としての利用者用ICカード(以後、利用者カ
ードとする)である。
【0013】11は小売店主(店員)により挿入される
小売店カード8から、記憶情報を読み出したり、書込む
機能を有するICカードリーダライタ部(以後、カード
R/W部とする)であり、12はROM(Read Only Me
mory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶素子
で構成される記憶部で、カードR/W部11や後述の操
作部13,表示部14等を制御するための各種プログラ
ムを格納したROM12aと、各種の処理情報や読取情
報を一時的に記憶可能なRAM12bで構成される。こ
のROM12aには取扱い可能なアプリケーションの共
通ソフトウエアが格納されており、所定のID(Identi
fication)毎に操作や表示が可能になっている。
【0014】13は売買する商品の価格入力などの必要
な情報を入力するための操作部である。なお、この操作
部13には商品に貼付けられたラベル等からバーコード
や文字情報を読み取るための光学読取器が接続されるこ
ともある。14は表示部であり、操作部13より入力さ
れた品目や価格及び買上合計金額等を表示するものであ
る。15は取引情報である取引日時,商品コード,商品
名及び金額などを印刷出力するレシート印刷部で、16
は小売店売上機1の細部の制御を行なう制御部である。
【0015】21は利用者により挿入される利用者カー
ド9から記憶情報を読み出したり、書込む機能を有する
ICカードリーダライタ部(以後、カードR/W部とす
る)で、利用者カード(非接触式ICカードとする)が
載置され、物理的に密着すると所定の手順で図示しない
コイルに電力を供給し、利用者カード側のアンテナコイ
ルに起電力を発生させICを活性化し、所定の通信方式
で交互に通信することにより、記憶情報の読み取りと書
込みを可能としたもので、後述する制御部により制御さ
れる。
【0016】22は利用者による暗証番号の入力や、支
払合計金額等の確認などの際に必要な情報を入力するた
めの操作部で、数字や記号ボタンが複数設けられてい
る。23は表示部であり、操作部22を操作させるため
の誘導表示や支払合計金額等の情報を表示するもので、
例えば、20桁/行×6行での表示が可能な液晶表示器
で構成されている。24は制御部であり、カードR/W
部21や操作部22及び表示部23の細部の動作制御す
るものである。なお、制御部16及び24は制御装置4
と接続されている。なお、図示しないが以上の各部に電
力を供給する電源部を有することは言うまでもない。
【0017】31は貨幣による商取引きにおいて小売店
側が受け取った貨幣を受け入れるための現金投入口であ
り、かつ、釣銭が発生した際に所定量の貨幣を出金する
貨幣出金口でもある。32は投入される貨幣又は出金す
る貨幣の金種を識別する機能を有する貨幣の鑑別部であ
り、鑑別した貨幣の数量をも計数できる。33は金種別
に複数の貨幣を区別して収納、保管が可能な現金収納庫
である。更に、図示しないが現金投入口31、鑑別部3
2、現金収納庫33を結合し、貨幣を搬送する貨幣搬送
手段やそれらを制御する制御部34により常時収納して
いる貨幣量を把握できる仕組みになっているが詳細な説
明は省略する。そして、この現金処理装置3は小売店の
保有する資金を保管する金庫の役割をするものである。
【0018】次に、利用者カードについて説明する。図
5は本発明に使用する非接触式ICカードを示す説明図
であり、カード基材内に埋設されたIC(集積回路)チ
ップ及びアンテナを示す概念図である。記憶媒体として
の利用者カード9は所定の規格に合致したサイズで、か
つ所定の物理特性や電気特性、更に通信プロトコルを有
する密着型非接触式IC(集積回路)カ−ドであり、前
述したカードR/W部21に載置されるものである。
【0019】9aはカード基材内に埋め込まれたIC
(集積回路)チップであり、アンテナコイル9bと電気
的に接続されている。このICチップ9aには、利用者
カード9が多機能カードとして各種の取引決済や情報送
受信を行なうための初期動作用の処理プログラム及び暗
号化ソフトや暗号鍵情報を記憶したROM9c、及び、
取引内容や受信した制御ソフトウエア及び取引内容を一
時的に記憶するRAM9d、更に、電気的に記憶情報の
消去・再書込みが可能な不揮発性メモリであるEEPR
OM(Electrically Erasable and Programmable ROM)
9eを設けてある。9fはCPU(Central Processing
Unit)であり、前述した各メモリの読み出しや書込み
制御、更に決済端末機2との通信制御を行うためのもの
である。なお、図5においてはICチップ9a及びアン
テナコイル9bを平面的かつ拡大して記載しているが、
図示の位置に形成されていることを意味するものではな
い。また、小売店カード8についても同一の構成,機能
を有するもので、この小売店カード8を利用して利用者
として代金決済も可能である。
【0020】図6により、上記利用者カードにおける電
子マネー取引決済に利用する記憶データの関係部のみを
説明する。20aは電子取引を示すアプリケーション識
別子(Application Identifier:以後、APIDとす
る)であり、利用者カード9内に複数のアプリケーショ
ンプログラムが格納され、このAPIDのアドレスを先
頭としてEEPROM9eに所定の記憶エリアが割り当
てられている。
【0021】20bは電子マネーの発行または管理元で
ある発行母体毎の発行機関コードで、予め発行母体毎に
付与され当該発行母体を識別するためのものである。口
座番号20cは勘定元帳ファイル7a内に格納されてい
る利用者毎の預貯金口座番号と同一人情報である。利用
者氏名20dは説明するまでもなく口座登録した利用者
の氏名である。暗証番号20eは口座開設時に所定の手
続きで申請した数桁の英数字等で構成され、利用者を識
別確認するためのものである。
【0022】有効期限20fは、この電子決済の有効期
限を示すもので、ICチップ9a内の制御プログラムの
更改や暗号化などのセキュリティ面から発行又は管理元
が設定しているもので、取引時にはこの有効期限が切れ
ていないことが所定の手順で確認されることになるが詳
細な説明は省略する。20gは金銭的価値を有する電子
マネー残高情報であり、種々の入出金取引が行われる毎
にCPU9fにより記憶情報が更新され、最新の電子マ
ネー残高情報20gとして常時格納されている。このデ
ジタルデータを譲渡又は交換することにより決済を行
う。
【0023】履歴情報20hは電子マネーの充填取引
(吸い上げ)を含め、電子的な商取引を行った場合の取引
履歴情報を順次記憶したものである。これらの記憶デー
タのうち、少なくとも電子マネー残高情報20g及び履
歴情報20hがEEPROM9eに格納されている。そ
の他の情報は固定情報としてROM9cに記憶してもよ
いが、本実施の形態ではEEPROM9eに格納されて
いることとして説明する。
【0024】<小売店における電子決済>本発明におけ
る第1の実施の形態を説明する。小売店等において利用
者が商品を購入する時に、電子マネーにより代金の支払
いを行う電子決済の流れについて図7の電子取引のフロ
ーチャートに従って説明する。なお、電子マネーはリア
ルな貨幣と同等な金券であり、利用者が加盟店にて代金
債務が可能なものとする。
【0025】利用者が購入を希望する商品を選択(サー
ビスの提供を受けた際の支払いを含める)して、小売店
主(店員を含める)に商品を示し『カードで支払う』旨
を申告すると、小売店主は小売店カード8をカードR/
W部11に挿入する。
【0026】続けて、小売店主は予め処理担当者毎に割
り付られている係員コードを操作部13より入力し、次
に商品の品目や代金,即ち取引金額を入力する(S
1)。なお、この入力は商品に貼り付けられているバー
コードラベルからバーコードを読取ることにより行うこ
とも可能であることは周知の通りである。ステップS1
でカードR/W部11に挿入された小売店カード8はア
ンテナコイルを介して所定の順番で小売店売上機1との
相互通信を行ない、正しい相手であることを確認する。
その確認が行なわれたら小売店カード8に記憶されてい
る他情報(氏名や残高)の読み取りを行ない、RAM1
2aに格納する。
【0027】この情報の読み取りと並行して決済端末機
2の表示部23には『カードを入れてください』が表示
され、利用者に利用者カード9の載置を促すと、利用者
がこの誘導により利用者カード9をカードR/W部21
にセットする(S2)。小売店主がステップS1で取引
額を入力し、所定の操作ボタンを押下すると小売店売上
機1の表示部14に取引品目や数量及び取引合計金額が
表示され、決済端末機2の表示部23にも同様に取引合
計金額が表示される。
【0028】制御部24は利用者カード9の記憶データ
の読取動作を開始する(S3)。まず、カードR/W部
21側の図示しないコイルに通電しアンテナコイル9b
に起電力を発生させる。アンテナコイル9bに発生した
電力によりCPU9fが起動し、まずROM9cの読取
りが行われる。CPU9fはこの読取り情報を所定の通
信方式で制御部24を介して制御装置4に送る。制御装
置4は処理すべきアプリケーションを示す情報を返信す
る。この情報に利用者カード9内のAPID情報が含ま
れている。
【0029】CPU9fは受信したAPID情報によ
り、ROM9c内の制御プログラムに基づいてEEPR
OM9e内の格納情報の検索を行ない、該当するAPI
D20aを特定し、当該アドレスから格納情報を読出し
て制御装置4に送信する。読取られた情報(少なくとも
発行機関コード20b〜電子マネー残高20g)をRA
M12bに格納すると共に、該情報に基づいて、制御装
置4は発行機関コード20bからネットワーク回線網5
を介してホストコンピュータ6と回線接続を行う(S
4)。ホストコンピュータ6では所定のチェックデータ
を制御装置4に送信し相互チェックを行い、セッション
を確立する(S5)。
【0030】セッションが確立されたら、口座番号20
cや電子マネー残高20gの情報をホストコンピュータ
6に送信する。ホストコンピュータ6では記憶装置7内
の勘定元帳ファイル7aを調査して、カードの紛失,盗
難届けの有無やその他の取引不可情報が記憶登録されて
いないことを確認し、取引の許容された利用者カード9
であれば電子マネー預金残高情報等の情報を制御装置4
に返信する(S6)。なお、この通信時には暗号化/復
号化が行われるが説明は省略する。
【0031】制御装置4は売上金額と利用者カード9内
の電子マネー残高を比較して、電子マネーによる支払が
可能であるか否かを判定する(S7)。即ち、売上金額
が電子マネー残高以内であれば支払を可能とする。ステ
ップS7において電子マネーによる支払が可能な場合に
は、電子マネーの充填(出金)を希望するか否かを表示
誘導する。例えば図8(a)に示すように表示し、取引
後の電子マネー残高(図では2,345円)を表示して
充填取引を可能にする(S8)。利用者は従来のように
現取引後、ATM等を利用して電子マネーを充填(口座
から吸い上げる)する取引を行う必要があると思えば、
ここで、「充填希望」を選択する。
【0032】利用者が充填を希望する選択をしたら、表
示部23に『暗証番号を入力してください』と表示し利
用者に暗証番号の入力を促すと、利用者は表示に従って
暗証番号を操作部22より入力する(S9)。入力され
た暗証番号と図6に示した利用者カード9の格納データ
である暗証番号20eとの比較が行なわれ(S10)、
入力された暗証番号が一致すれば、次ステップに移行す
る。
【0033】ステップS10において利用者カード9内
に記憶されていた暗証番号20eと異なる番号が入力さ
れると、『暗証番号を再入力してください』と画面表示
し、再度の入力を促す。この再入力を所定回数行なって
も暗証番号の一致が確認できない場合には『暗証番号が
違います』と報知して充填取引が不可能であることを報
知する。この場合にはステップS8に戻り充填無の選択
に誘導するか、取引をキャンセル(商品の購入を止め
る)することになる。
【0034】暗証番号が一致したら、表示部23に『ご
希望のボタンを押してください』と表示し利用者に入力
及び確認操作の誘導を行なう。例えば、図8(b)に示
すような表示画面において「1」又は「2」ボタンを押
下させ、更に図示せぬ次表示画面の誘導に従って利用者
により確認操作が行なわれる(S11)。その確認信号
が決済端末機2から制御装置4に送信されると、制御装
置4は入力された出金希望額と許容された充填限度額と
の比較を行う(S12)。この充填限度額は本電子取引
システムとして予め定めた金額までとし、利用者カード
9内の電子マネー残高を加算しても利用者カード9内に
格納しておける充填金額を超えることはないように演算
処理されるため、必ずしも出金希望額と一致しない金額
となる。
【0035】図8(b)においては充填限度額が80,
000円であり、「2」ボタンを押下した場合には8
0,000円以下であれば充填可能で、表示部23の最
下段(破線範囲)に『ご希望のボタンを押してくださ
い、お客様の口座からは80,000円のお引出しが可
能です』などと矢印方向に文言を移動表示するスクロー
ル表示を行って操作誘導を行う。また、現取引による支
払金額分は加味されない。なお、ホストコンピュータ6
の管理する利用者の電子マネー預金残高が出金限度額ま
で残っていない場合には、当然その電子マネー預金残高
が出金限度額となる。
【0036】一方、ステップS8において、充填処理は
不要(無)である処理が選択された場合には、続けて暗
証番号による利用者本人の確認有無を判断する(S1
3)。この判断は、例えば高額支払いである時や予め事
前設定登録されている利用者などの場合である。更に貴
金属などの換金性のある商品の購入時であるとか利用者
の風体で小売店側が指示入力する場合もある。
【0037】暗証番号の入力が必要と判断された場合に
は、表示部23に『暗証番号を入力してください』と表
示し利用者に暗証番号の入力を促すと、利用者は表示に
従って暗証番号を操作部22より入力する(S14)。
入力された暗証番号と図6に示した利用者カード9の格
納データである暗証番号20eとの比較照合が行なわれ
(S15)、入力された暗証番号が一致すれば、次ステ
ップに移行する。
【0038】ステップS14において利用者カード9内
に記憶されていた暗証番号20eと異なる番号が入力さ
れると、『暗証番号を再入力してください』と画面表示
し、再度の入力を促す。この再入力を所定回数行なって
も暗証番号の一致が確認できない場合には『暗証番号が
違います』と報知して、取引を中止又は取引額に制限を
加える等の処置を行うが説明は省略する。
【0039】暗証番号の入力によって、利用者の本人確
認が行われると電子マネーによる支払及びステップS8
において充填取引が選択された場合の充填取引金額の最
終演算が行われ(S16)、取引額や電子マネー残高及
び出金額等を図8(c)に示すように表示して、利用者
による最終確認を得て次処理を決定する(S17)。
【0040】ステップS9からS12の説明はステップ
S8にて資金充填を希望した場合であるので、電子マネ
ーとして利用者カード9に格納するものであるが、後述
する現金として払い戻しを希望する場合の選択枝でもあ
る。現金での支払いを希望する場合は後述し、ここでは
「残金」としての処理ではなく利用者カード9に電子マ
ネーとして充填するステップを説明する(S18)。
【0041】制御装置4はホストコンピュータ6に取引
情報を送信すると共に利用者カード9及び小売店カード
8に情報の演算・更新を指示する。即ち、ホストコンピ
ュータ6には勘定元帳ファイル7a内の電子マネー預金
残高情報の演算(減算)を指示する(S19)。また、
利用者カード9からは取引額分だけ電子マネー残高情報
20gの減額処理し、加えて充填金額分を加算処理する
(S20)。小売店カード8には取引額分だけ電子マネ
ー残高情報を増額処理するという指示が出され、それぞ
れのカード内のCPU9fにより電子マネー残高情報の
更新を行なう(S21)。
【0042】この残高更新、即ち、EEPROM9eの
再書込みに際してはCPU9fからの指示により演算処
理が行われ、加えて、履歴情報20hとして支払履歴情
報の格納も行なわれる。そして、各カード間のCPU9
fによりEEPROM9eの読取りを行い、増減額の差
異と電子マネー預金残高よりの引出し金額の比較から資
金移動を確認し、更に、制御装置4により少なくとも新
残高情報の確認が相互に行なわれる。
【0043】取引情報に誤りがないことが確認されると
『ただいまコンピュータと通信中です』が表示部23に
表示され、処理完了信号がホストコンピュータ6に送ら
れると、ホストコンピュータ6ではステップS19にお
ける演算結果(例えば、80,000円の減算した残高
情報)を勘定元帳ファイル7aに格納する(S22)。
ホストコンピュータ6より取引情報の更新・格納終了信
号を受信した制御装置4はホストコンピュータ6との回
線接続を切断する。
【0044】制御装置4はレシート印刷部15に取引内
容の印刷を指示し、所定の取引明細票への印刷が終了す
ると、表示部23に『ありがとうございました、カード
をお取りください』と表示する、同時に小売店売上機1
にも同主旨の表示が行なわれる。小売店主はこの表示を
目視確認して商品と取引明細票を利用者に引き渡し(S
23)、利用者は利用者カード9を抜き取るとともに商
品を受取る(S24)。一方、小売店主により小売店カ
ード8が抜き取られると電子決済としての取引が終了す
る。
【0045】小売店カード8を取引開始時に小売店売上
機1に挿入することと、取引終了後に抜き取ることとし
て述べたが、これは安全面からの配慮であって、小売店
主が小売店売上機1の所から離れることがなければ、必
ずしも小売店カード8を挿抜する必要はなく、小売店カ
ードが抜き取られるまでは続けて次取引を行なえる仕組
みになっている。
【0046】ステップS7により売上金額と電子マネー
残高を比較して、電子マネーによる支払が不可能である
が、ホストコンピュータ6より受信した電子マネー預金
残高金額により不足分を充当できるか否かを演算し(S
25)、充当可能である場合には例えば図8(d)に示
すように『ICカード内の電子マネーが7,655円不
足しています、不足分を・・やめる』と報知して不足分
の支払方法を選択指示させる(S26)。なお、電子マ
ネー預金残高が不足分以上であるとして説明するが、口
座内の残高不足の時には後述するステップS28に移
る。
【0047】利用者が不足分を記憶装置7に記憶されて
いる自口座内の電子マネー預金残高からの電子マネー引
出しにより支払うことを選択,即ち、図8(d)に示す
表示を見て「1」ボタンが押下された場合には(S2
7)、前述したステップS9の暗証番号の入力要求から
の処理に移行する。ステップS27において利用者が不
足分を現金で支払うことを希望する場合には、図8
(d)に示す表示から「2」ボタンが押されることにな
る。しかし、利用者は不足分のみを現金で支払うことを
選択したが、支払金額によっては全額を現金で支払うこ
とを希望することもある。
【0048】ここで、利用者が支払金額として電子マネ
ーと現金払いの併用払いをするか、現金のみで支払うか
によりを判断する。これは利用者より提示された金額等
により、小売店主と利用者間の問答により決定される
(S28)。併用払いを希望する利用者から貨幣の提示
を受けた小売店主が、受取金額を操作部13から入力す
ると(S29)、制御装置4は電子マネー残高と現金払
い分の合計額から購入金額を差し引いた余剰金額を演算
する(S30)。この演算結果が負の金額であれば現金
が不足していることになるので更に現金の提示を要求す
る(S31)。なお、通常では不足分以上の貨幣が提示
される。
【0049】ステップS8、S29において、利用者が
この表示に従って「不足分を現金で支払う」旨を申告す
ると共に例えば現金10,000円を差し出すと、小売
店主はその現金を受理し、操作部13から『現金10,
000円入金』を入力する。ステップS30においての
演算結果が正の金額であれば、ステップS31において
取引処理可能であるのでステップS18に移行する。こ
の処理系から続くステップS18においての残金処理は
現金又は電子マネーとして利用者カード9に充填するこ
とを可能とし、前者はステップS32に移行し後者はス
テップS19に移行する。
【0050】小売店主は受け取った貨幣(10,000
円)を現金投入口31に投入すると、図示しない検出手
段がこれを検知して、投入された貨幣を鑑別部32に送
り、金種鑑別し更に金種別枚数を計数して、その合計額
を表示部14及び23に表示する(S32)。利用者又
は小売店主により確認操作が行われると計数した貨幣を
現金収納庫33に取り込み収納する。ここで、「釣銭」
として現金を要求されているため制御装置4は指示され
た貨幣(ここでは釣銭として2,345円)を現金収納
庫33から繰出させ、金種鑑別し現金投入口31に出金
する(S33)。
【0051】現金投入口31の現金を取り出して利用者
に手渡し、金額の確認を求める。承認が得られたら承認
を意味する操作ボタンを押下すると(S34)、制御装
置4はホストコンピュータ6に取引情報を送信すると共
に利用者カード9及び小売店カード8に情報の更新を指
示する。ステップS28を経た処理においては口座より
の出金はないので勘定元帳ファイル7a内の電子マネー
預金残高に変化はなく、ホスト側の取引履歴としては現
金処理の履歴が記録される(S35)。利用者カード9
からは電子マネーによる取引額分だけ電子マネー残高情
報20gの減額処理する(S36)。以降はステップS
21に移行するが、ステップS21における小売店カー
ド8には電子マネーによる取引分のみが増額され、現金
による取引については受入金額と釣銭金額情報が格納さ
れる。
【0052】ステップS28にて現金との併用払いを希
望しないで、全額(例えば20,000円)を貨幣で支
払う場合に利用者が「現金で全額を支払う」旨を申告す
ると共に現金(20,000円)を差し出すと、小売店
主はその現金を受理し操作部13から『現金20,00
0円入金』と入力する。制御装置4が取引額を演算し、
取引金額と提示された現金を比較して残金の処理を求め
るステップS18からの処理に移行するが現金処理であ
るので以降は前記ステップS32からの処理が続けられ
る。ただし、電子マネーによる支払額はないため電子マ
ネー取引額0(ゼロ)円として扱い、ステップS36,
S21における取引履歴には『現金20,000円』と
して記憶することになる。なお、図8(e)に示すよう
な表示を行い電子マネーと貨幣に分割しての残金の返金
処理も可能であり、その場合には前述したそれぞれの処
理の両方を行うことにより対応可能である。
【0053】次にステップS5において、ホストコンピ
ュータ6とのセッションが確立できない場合や取引不可
登録がなされている場合には『お取り引きできません』
と報知し、ホストコンピュータ6との回線接続が切断さ
れて取引中止として終了する。この場合には現金による
支払取引のみに移行するか(S37)、取引キャンセル
(商品の購入を止める)ことになる。現金による全額支
払いに移行した場合にステップS18では現金処理にな
るが、ホストコンピュータ6への情報記憶は行われず、
かつ、電子マネーによる支払額はないため電子マネー取
引額0(ゼロ)円として扱い、ステップS36,S21
における取引履歴には『現金20,000円』として記
憶することになる。現金の持ち合わせのない場合には商
品の購入額を電子マネー残高金額以内に減らすことによ
り取引を可能にする、ここで電子マネー残高が購入希望
額以下であれば取引を中止することになる。
【0054】以上説明したようにステップS7におい
て、電子マネー残高に関係なく口座内に電子マネー預金
残高があれば支払取引が可能であるので、利用者は安心
して商品の購入ができ、かつ、利用者カード内に電子マ
ネーの充填処理が同時に行えるので利便性がよい。図8
(d)に示した不足金額(7,655円)の場合におい
て、ステップS29における現金の提示が30,000
円であれば不足分を差し引いた22,345円が電子マ
ネーとして利用者カード9に充填することが可能とな
る。言い換えると現金を電子マネーに両替したとも言え
る。
【0055】本発明における第2の実施の形態を説明す
る。小売店等において利用者が商品を購入する時に、電
子マネーにより代金の支払いを行うと共にキャッシュア
ウトを可能とした電子決済の流れについて図9の電子取
引のフローチャートに従って説明する。なお、電子マネ
ーはリアルな貨幣と同等な金券であり、利用者が加盟店
にて代金債務が可能なものとすることは第1の実施の形
態と同じである。
【0056】利用者が購入を希望する商品を選択して、
小売店主(店員を含める)に商品を示し『カードで支払
う』旨を申告すると、小売店主は商品の品目や代金,即
ち取引金額を入力する(S41)。決済端末機2の表示
部23に『カードを入れてください』を表示し利用者に
利用者カード9の載置を促すと、利用者がこの誘導によ
り利用者カード9をカードR/W部21にセットする
(S42)。
【0057】小売店主がステップS41で取引額を入力
し、所定の操作ボタンを押下すると、小売店売上機1の
表示部14に取引品目や数量及び取引合計金額が表示さ
れ、決済端末機2の表示部23にも同様に取引合計金額
が表示される。制御部24は利用者カード9の記憶デー
タの読取動作を開始する(S43)。まず、ROM9c
の読取りが行われる。CPU9fはこの読取り情報を所
定の通信方式で制御部24を介して制御装置4に送る。
制御装置4は処理すべきアプリケーションを示す情報を
返信する。この情報に利用者カード9内のAPID情報
が含まれている。
【0058】CPU9fは受信したAPID情報によ
り、ROM9c内の制御プログラムに基づいてEEPR
OM9e内の格納情報の検索を行ない、該当するAPI
D20aを特定し、当該アドレスから格納情報を読出し
て制御装置4に送信する。読取られた情報をRAM12
bに格納すると共に、該情報に基づいて制御装置4はネ
ットワーク回線網5を介してホストコンピュータ6と回
線接続を行う(S44)。ホストコンピュータ6では所
定のチェックデータを制御装置4に送信し相互チェック
を行い、セッションを確立する(S45)。セッション
が確立されたら、口座番号20cや電子マネー残高20
gの情報をホストコンピュータ6に送信する。ホストコ
ンピュータ6では記憶装置7内の勘定元帳ファイル7a
を調査して、取引の許容された利用者カード9であれば
電子マネー預金残高情報等の情報を制御装置4に返信す
る(S46)。
【0059】制御装置4は売上金額と電子マネー残高を
比較して、電子マネーによる支払が可能であるか否かを
判定する(S47)。即ち、売上げ金額が電子マネー残
高以内であれば支払を可能とする。以上の説明は第1の
実施の形態と同一である。ステップS47において利用
者カード9内の電子マネー残高が支払金額以上である場
合には、現金(貨幣)の出金を希望するか否かを表示誘
導する。例えば図10(a)に示すように表示し、取引
後の電子マネー残高の一部又は全額の出金を希望するか
否かを問う(S48)。利用者は従来のように現取引
後、ATM等を利用して現金を引き出す取引を行う予定
であれば、ここで、出金の希望を選択する。なお、電子
マネー充填を選択した場合は第1の実施の形態で説明し
た通りである。
【0060】利用者が出金を希望する選択をしたら、表
示部23に『暗証番号を入力してください』と表示し利
用者に暗証番号の入力を促すと、利用者は表示に従って
暗証番号を操作部22より入力する(S49)。入力さ
れた暗証番号と図6に示した利用者カード9の格納デー
タである暗証番号20eとの比較が行なわれ(S5
0)、入力された暗証番号が一致すれば、次ステップに
移行する。ステップS50において利用者カード9内に
記憶されていた暗証番号20eと異なる番号が入力され
ると、『暗証番号を再入力してください』と画面表示
し、再度の入力を促す。この再入力を所定回数行なって
も暗証番号の一致が確認できない場合には『暗証番号が
違います』と報知して出金取引が不可能であることを報
知する。この場合にはステップS48に戻り出金無の選
択に誘導するか、取引をキャンセル(商品の購入を止め
る)することになる。
【0061】暗証番号が一致したら、表示部23に『ご
希望のボタンを押してください』と表示し利用者に入力
及び確認操作の誘導を行なう。例えば、図10(b)に
示すような表示画面において「2」ボタンが押下され、
更に図示せぬ次表示画面の誘導に従って利用者により出
金希望額(例えば、1,000円)が入力され確認操作
が行なわれる(S51)。その確認信号が決済端末機2
から制御装置4に送信されると、制御装置4は入力され
た出金希望額と許容された出金限度額との比較を行う
(S52)。この限度金額は本電子取引システムとして
予め定めた金額までとし、かつ、利用者カード9内の電
子マネー残高から現取引き分を差し引いた金額を超える
ことはないように演算処理され、必ずしも出金希望額と
一致しない金額となる。
【0062】一方、ステップS48において、出金処理
は不要(無)である方が選択された場合には、続けて暗
証番号による利用者本人の確認有無を判断する(S5
3)。この判断は、第1の実施の形態で説明した通りで
ある。暗証番号の入力が必要と判断された場合には、表
示部23に『暗証番号を入力してください』と表示し利
用者に暗証番号の入力を促すと、利用者は表示に従って
暗証番号を操作部22より入力する(S54)。入力さ
れた暗証番号と図6に示した利用者カード9の格納デー
タである暗証番号20eとの比較照合が行なわれ(S5
5)、入力された暗証番号が一致すれば、次ステップに
移行する。
【0063】ステップS54において利用者カード9内
に記憶されていた暗証番号20eと異なる番号が入力さ
れた場合については第1の実施の形態で説明した通りで
ある。暗証番号の入力によって、利用者の本人確認が行
われると電子マネーによる支払及び出金取引金額の最終
演算が行われ(S56)、取引額や電子マネー残高及び
出金額等を図10(c)に示すように表示して、最終確
認を得て次処理を決定する(S57)。
【0064】次処理として現金の出金について処理する
(S58)。これはステップ48にて現金の出金を希望
しステップS51において出金額を入力した場合であ
る。小売店主が出金すべき貨幣金種及び枚数を操作部1
3から入力すると、制御装置4は現金処理装置3に出金
命令を出す。現金処理装置3の制御部34は指示された
金種の格納されている現金収納庫33を起動して、所定
数量の貨幣を繰出して鑑別部32に送る。鑑別部32で
は外形サイズや重さ、印刷などの特徴に基づいて貨幣の
金種を確認して指示された金種の貨幣であれば現金投入
口31に排出する。この動作を繰り返して指示された数
量の貨幣を現金投入口31に取り揃える(S59)。
【0065】現金投入口31の現金を取り出して利用者
に手渡し、金額の確認を求める(S60)。利用者によ
り承認が得られ、承認を意味する操作ボタンが押下され
ると(S61)、制御装置4はホストコンピュータ6に
取引情報を送信すると共に利用者カード9及び小売店カ
ード8に情報の更新を指示する。この処理においては電
子マネーによる支払と現金処理装置3からの現金の出金
が行われたため、小売店側の口座の預貯金残高に利用者
の電子マネーの一部(現金額)が移動することになる
(S62)。
【0066】これは従来の口座振替えと同様であるが、
電子マネーとリアルな貨幣情報との口座間移動である。
よって、ホストコンピュータ6は利用者の電子マネーを
リアルな貨幣情報に換金処理して小売店側の口座の預貯
金残高に加算するという演算を行うことになる。なお、
利用者カード9内の電子マネー「1,000円」を自口
座の預貯金残高に換金してから移すと共にリアルな貨幣
として小売店側の預貯金残高に振替えるものであるが、
電子マネーとして小売店側の電子マネー残高に振替えて
から小売店側の口座にて換金してもよい。
【0067】利用者カード9からは取引額分と現金とし
て手に入れた金額の合計分の電子マネー残高情報20g
が減額処理される(S63)。小売店カード8には電子
マネーによる取引額分だけ電子マネー残高情報を増額処
理するという指示が出され、それぞれCPU9fにより
電子マネー残高情報の更新を行なう(S64)。この残
高更新、即ち、EEPROM9eの再書込みに際しては
CPU9fからの指示により演算処理が行われる。そし
て、各カード間のCPU9fによりEEPROM9eの
読取りを行い資金移動を確認し、更に、制御装置4によ
りホストコンピュータ6側で口座振替が行われた資金情
報を含めて確認が相互に行なわれる。
【0068】取引情報に誤りがないことが確認されると
『ただいまコンピュータと通信中です』が表示部23に
表示され、処理完了信号がホストコンピュータ6に送ら
れると、ホストコンピュータ6ではステップS63、6
4における取引結果を小売店及び利用者の勘定元帳ファ
イル7aに格納する(S65)。ホストコンピュータ6
より取引情報の更新・格納終了信号を受信した制御装置
4はホストコンピュータ6との回線接続を切断する。
【0069】制御装置4はレシート印刷部15に取引内
容の印刷を指示し、所定の取引明細票への印刷が終了す
ると、表示部23に『ありがとうございました、カード
をお取りください』と表示する、同時に小売店売上機1
にも同主旨の表示が行なわれる。
【0070】小売店主はこの表示を目視して商品と取引
明細票を利用者に引き渡し、利用者は利用者カード9を
抜き取るとともに商品を受取る(S67)。以上の処理
により利用者カード内の電子マネーの一部又は全額を現
金化できる。
【0071】ステップS47により売上金額と電子マネ
ー残高を比較して、電子マネーによる支払が不可能であ
るが、ホストコンピュータ6より受信した電子マネー預
金残高金額により不足分を充当できるか否かを演算し
(S68)、支払可能である場合には『ICカード内の
電子マネーが7,655円不足しています、不足分を・
・やめる』と報知して不足分の支払方法を選択指示させ
る(S69)。
【0072】利用者が不足分を記憶装置7に記憶されて
いる自口座の電子マネー預金残高からの電子マネー引出
しにより支払うことを選択した場合には(S70)、前
述したステップS49の暗証番号の入力要求からの処理
に移行する。この場合には取引金額と出金希望金額の合
計金額よりカード内の電子マネー残高の差額以上を口座
より引き落とすことになるよう誘導表示が行われる。
【0073】以上説明したようにステップS47におい
て、カード内の電子マネー残高に関係なく口座内に電子
マネー預金残高があれば取引支払が可能であるので、利
用者は安心して商品の購入ができ、かつ、現金も入手す
ることができるので利便性がよい。
【0074】次にステップS70にて利用者が自口座か
らの支払を希望しない選択をした場合を選択する。ここ
で、利用者が支払金額として利用者カード9内の電子マ
ネーと現金払いの併用払いをするか、現金のみで支払う
かを決定する。これは利用者より提示された金額による
が、小売店主と利用者間の問答により決定される(S7
1)。
【0075】現金と利用者カードの両方を使用して支払
う旨を受けて、利用者から貨幣の提示(例えば10,0
00円)を受けると小売店主は、金額を操作部13から
入力する(S72)。制御装置4は電子マネー残高と現
金払い分の合計額から購入金額を差し引く(S73)。
この演算結果が負の金額であれば現金が不足しているこ
とになるので、更に現金の提示を要求する(S74)。
【0076】ステップS73においての演算結果が正の
金額であれば、ステップS74において取引処理可能で
あるのでステップS58に移行する。この処理系から続
くステップS58においての出金処理は現金支払におけ
る釣銭(2,345円)の処理であり、その釣銭を現金
戻し又は電子マネーとして利用者カード9に充填するこ
とが可能である。前者はステップS59に移行し後者は
ステップS75に移行する。ここで、ステップS72に
おける現金の提示が30,000円であれば不足分を差
し引いた22,345円が電子マネーとして利用者カー
ド9に充填することが可能であるのは第1の実施の形態
と同様である。
【0077】小売店主は受け取った貨幣(10,000
円)を現金投入口31に投入すると、図示しない検出手
段がこれを検知し貨幣搬送手段により、投入された貨幣
を鑑別部32に送り、金種鑑別し更に金種別枚数を計数
して、その合計額を表示部14及び23に表示する。利
用者又は小売店主により確認操作が行われると計数した
貨幣を現金収納庫33に取り込み収納する。ここで、
「釣銭」として現金を要求されているため現金収納庫3
3から指示された貨幣(ここでは釣銭として2,345
円)を繰出して、金種鑑別し現金投入口31に出金す
る。
【0078】現金投入口31の現金を取り出して利用者
に手渡し、金額の確認を求める。利用者により承認が得
られ、承認を意味する操作ボタンを押下されると、制御
装置4はホストコンピュータ6に取引情報を送信すると
共に利用者カード9及び小売店カード8に情報の更新を
指示する。
【0079】ステップS71を経た処理においては口座
よりの出金はないので電子マネー預金残高に変化はな
く、取引履歴としては現金処理の履歴が記録される。利
用者カード9からは電子マネーによる取引額分だけ電子
マネー残高情報20gの減額処理する。なお、全て現金
扱いであれば電子マネー残高情報20gの減額はないこ
とになる。以降は前述したステップS64に移行する。
ステップS58において「釣銭」を電子マネーとして利
用者カード9に充填する場合を説明する。
【0080】小売店主が受け取った貨幣(10,000
円)を現金投入口31に投入し、鑑別部32に送られ金
種鑑別し更に金種別枚数を計数して、その合計額を表示
部14及び23に表示する。確認操作が行われると計数
した貨幣を現金収納庫33に収納する。ここで、釣銭と
しての貨幣(2,345円)に相当する電子マネーに換
金処理する旨をホストコンピュータ6に送信する。ホス
トコンピュータ6により一旦、預貯金残高として口座入
金処理を行う。そして、その預貯金残高の一部とした
2,345円を電子マネー残高として換金処理を行い勘
定元帳ファイル7a内の電子マネー預金残高情報に加え
る。
【0081】現金処理装置3内に取り込まれた現金(1
0,000円)については、不足分である7,655円
は小売店の売上げ金であるが釣銭として扱う2,345
円は利用者に返却すべきものであるので、小売店の預貯
金口座よりその金額を差し引く処理を行う。これは小売
店が自口座より2,345円の引出しを行ったものと同
様に扱われる。
【0082】続いて電子マネー預金残高より電子マネー
の引出し、即ち、充填処理を行うことになる(S7
5)。これらの一連動作をホストコンピュータ6で処理
し、その結果を制御装置4に送信すると制御装置4は利
用者カード9及び小売店カード8の更新を指示する(S
76)。処理の流れでは、口座より電子マネーの引出し
であるので利用者カード9には電子マネー残高に釣銭と
同額の電子マネーが加算されることになる。一方、小売
店カード8には電子マネーによる取引金額があればその
金額分のみが加算される。
【0083】ステップS71にて現金との併用払いを希
望しないで、全額を貨幣で支払う場合に利用者が「現金
で全額を支払う」旨を申告すると共に現金(例えば2
0,000円)を差し出すと、小売店主はその現金を受
理し操作部13から『現金20,000円入金』と入力
する。小売店主は受け取った貨幣(20,000円)を
現金投入口31に投入して、貨幣を鑑別部32に送り、
金種鑑別、枚数を計数して、その合計額を表示部14及
び23に表示する。利用者又は小売店主により確認操作
が行われると計数した貨幣を現金収納庫33に取り込み
収納する。制御装置4が取引額を演算し、取引金額と提
示された現金を比較して残金の処理、即ち釣銭の出金処
理を求めるステップS58からの処理に移行するが現金
処理であるので以降は前記ステップS59からの処理が
続けられる。
【0084】次にステップS45において、ホストコン
ピュータ6とのセッションが確立できない場合や取引不
可登録がなされている場合『お取り引きできません』と
報知し、ホストコンピュータ6との回線接続が切断され
て取引中止として終了する。この場合には現金による支
払取引のみに移行するか(S77)、取引キャンセル
(商品の購入を止める)ことになる。
【0085】現金による全額支払いに移行した場合には
ステップS58に示す現金処理になるが、ホストコンピ
ュータ6への情報記憶は行われず、かつ、電子マネーに
よる支払額はないため電子マネー取引額0(ゼロ)円と
して扱い、ステップS63,S64における取引履歴に
は『現金20,000円』として記憶することになる。
現金の持ち合わせのない場合には商品の購入額を電子マ
ネー残高金額以内に減らすことに取引を可能にする、こ
こで電子マネー残高が購入希望額以下であれば取引を中
止することになる。ステップ47において、「資金充
填」を可能にする選択枝を付加すれば、第1の実施の形
態と同様の動作になる。
【0086】本発明の第3の実施の形態を説明する。小
売店等において利用者が商品を購入する時に、電子マネ
ーにより代金の支払いを行うと共に口座預入処理を可能
とした電子決済の流れについて図11の電子取引のフロ
ーチャートに従って説明する。なお、電子マネーはリア
ルな貨幣と同等な金券であり、利用者が加盟店にて代金
債務が可能なものであることは第1,第2の実施の形態
と同じである。利用者が購入を希望する商品を選択し
て、小売店主(店員を含める)に商品を示し『カードで
支払う』旨を申告すると、小売店主は商品の品目や代
金,即ち取引金額を入力する(S81)。
【0087】決済端末機2の表示部23には『カードを
入れてください』を表示し利用者に利用者カード9の載
置を促すと、利用者がこの誘導により利用者カード9を
カードR/W部21にセットする(S82)。小売店主
がステップS81で取引金額を入力すると、小売店売上
機1の表示部14に取引品目や数量及び取引合計金額が
表示され、決済端末機2の表示部23にも同様に取引合
計金額が表示される。制御部24は利用者カード9の記
憶データの読取動作を開始する(S83)。まず、RO
M9cの読取りが行われる。CPU9fはこの読取り情
報を所定の通信方式で制御部24を介して制御装置4に
送る。制御装置4は処理すべきアプリケーションを示す
情報を返信する。この情報に利用者カード9内のAPI
D情報が含まれている。
【0088】CPU9fは受信したAPID情報によ
り、ROM9c内の制御プログラムに基づいてEEPR
OM9e内の格納情報の検索を行ない、該当するAPI
D20aを特定し、当該アドレスから格納情報を読出し
て制御装置4に送信する。読取られた情報をRAM12
bに格納すると共に、該情報に基づいて、ネットワーク
回線網5を介してホストコンピュータ6と回線接続を行
う(S84)。ホストコンピュータ6では所定のチェッ
クデータを制御装置4に送信し相互チェックを行い、セ
ッションを確立する(S85)。セッションが確立され
たら、口座番号20cや電子マネー残高20gの情報を
ホストコンピュータ6に送信する。ホストコンピュータ
6では記憶装置7内の勘定元帳ファイル7aを調査し
て、取引の許容された利用者カード9であれば電子マネ
ー預金残高情報等の情報を制御装置4に返信する(S8
6)。
【0089】制御装置4は売上金額と電子マネー残高を
比較して、電子マネーによる支払が可能であるか否かを
判定する(S87)。即ち、売上げ金額が電子マネー残
高以内であれば支払を可能とする。以上の説明は第1,
第2の実施の形態と同一である。ステップS87におい
て利用者カード9内の電子マネー残高が支払金額以上で
ある場合には、暗証番号による利用者本人の確認有無を
判断する(S88)。この判断は、例えば高額支払いで
ある時や予め事前設定登録されている利用者などの場合
である。更に貴金属などの換金性のある商品の購入時で
あるとか利用者の風体で小売店側が指示入力する場合も
ある。
【0090】表示部23に『暗証番号を入力してくださ
い』と表示し利用者に暗証番号の入力を促すと、利用者
は表示に従って暗証番号を操作部22より入力する(S
89)。入力された暗証番号と図6に示した利用者カー
ド9の格納データである暗証番号20eとの比較が行な
われ(S90)、入力された暗証番号が一致すれば、次
ステップに移行する。
【0091】ステップS90において利用者カード9内
に記憶されていた暗証番号20eと異なる番号が入力さ
れると、『暗証番号を再入力してください』と画面表示
し、再度の入力を促す。この再入力を所定回数行なって
も暗証番号の一致が確認できない場合には『暗証番号が
違います』と報知してカードによる取引が不可能である
ことを報知する。この場合には現金による取引きにする
か、取引をキャンセル(商品の購入を止める)すること
になる。
【0092】暗証番号が一致したら、表示部23に『ご
希望のボタンを押してください』と表示し利用者に入力
及び確認操作の誘導を行なう(S91)。例えば、図1
2(a)に示すような表示画面において「1」ボタンが
押下され、更に図示せぬ次表示画面の誘導に従って利用
者により預入希望額(例えば、50,000円)が入力
され確認操作が行なわれる(S92)。その確認信号が
決済端末機2から制御装置4に送信されると、制御装置
4は入力された預入希望額と電子マネー残高との比較を
行う(S93)。この預入金額は利用者カード9内の電
子マネー残高から現取引き分を差し引いた金額を超える
ことはないように演算処理される(S94)。よって、
必ずしも預入希望額と一致しない金額となる。ステップ
S93において、預入金額が決定すると、取引額や電子
マネー残高及び預入金額等を図12(b)に示すように
表示して処理の確認を求める(S95)、利用者による
最終確認を得て次処理を決定する(S96)。
【0093】制御装置4はホストコンピュータ6に取引
情報を送信すると共に利用者カード9及び小売店カード
8に情報の演算・更新を指示する。即ち、ホストコンピ
ュータ6には勘定元帳ファイル7a内の電子マネー預金
残高情報の演算を指示する(S97)。また、利用者カ
ード9からは取引金額分と預入金額の合計金額だけ電子
マネー残高情報20gの減額処理し(S98)、小売店
カード8には取引額分だけ電子マネー残高情報を増額処
理するという指示が出され、それぞれのカード内のCP
U9fにより電子マネー残高情報の更新を行なう(S9
9)。この残高更新、即ち、EEPROM9eの再書込
みは前記した通りである。
【0094】取引情報に誤りがないことをそれぞれのC
PU9fにより確認されると『ただいまコンピュータと
通信中です』が表示部23に表示され、処理完了信号が
ホストコンピュータ6に送られる。ホストコンピュータ
6ではステップS97における演算結果(例えば、5
0,000円の加算された残高)を電子マネー預金残高
情報として勘定元帳ファイル7aに格納する(S10
0)。ホストコンピュータ6より取引情報の更新・格納
終了信号を受信した制御装置4はホストコンピュータ6
との回線接続を切断する。
【0095】また、制御装置4はレシート印刷部15に
取引内容の印刷を指示し、所定の取引明細票への印刷が
終了すると、表示部23に『ありがとうございました、
カードをお取りください』と表示する、同時に小売店売
上機1にも同主旨の表示が行なわれる。小売店主はこの
表示を目視確認して商品と取引明細票を利用者に引き渡
し(S101)、利用者は利用者カード9を抜き取ると
ともに商品を受取る(S102)。一方、小売店主によ
り小売店カード8が抜き取られると電子決済としての取
引が終了する。
【0096】ステップS87により売上金額と電子マネ
ー残高を比較して、電子マネーによる支払が不可能であ
るが、ホストコンピュータ6より受信した電子マネー預
金残高金額により不足分を充当できるか否かを演算し
(S103)、充当可能である場合には『ICカード内
の電子マネーが7,655円不足しています、不足分を
・・やめる』と報知して不足分の支払方法を選択指示さ
せる(S104)。なお、電子マネー預金残高が不足分
以上であるとして説明するが、口座内の残高不足の時に
は後述するステップS106に移る。
【0097】利用者が不足分を記憶装置7に記憶されて
いる自口座の電子マネー預金残高からの電子マネー引出
しにより支払うことを選択した場合には第1,第2の実
施の形態で説明した通りの処理がおこなわれる。ステッ
プS105において利用者が不足分を現金で支払うこと
を希望する場合とステップS103において全額を現金
で支払うことを選択することもある。
【0098】ここで、利用者が支払金額として電子マネ
ーと現金払いを併用するか、現金のみで支払うかにより
を判断する。これは利用者より提示された金額による
が、小売店主と利用者間の問答により決定される(S1
06)。併用払いを希望する利用者から貨幣の提示(1
0,000円とする)を受けた小売店主が、金額を操作
部13から入力すると(S107)、制御装置4は電子
マネー残高と現金払い分の合計額から購入金額を差し引
いて余剰金額を演算する(S108)。この演算結果が
負の金額であれば現金が不足していることになるので更
に現金の提示を要求する(S109)。なお、通常では
不足分以上の貨幣が提示されるはずである。
【0099】ステップS108においての演算結果が正
の金額であれば、ステップS109において取引処理可
能であるのでステップS96に移行する。この処理系か
ら続くステップS96においては図12(c)に示すよ
うな表示をするが残金処理は釣銭(現金)戻しとするス
テップS110に移行する。なお、釣銭を電子マネーと
して利用者カード9に充填することは第1の実施の形態
で説明したように処理される。
【0100】小売店主は受け取った貨幣(10,000
円)を現金投入口31に投入すると、図示しない検出手
段がこれを検知して、貨幣搬送手段により投入された貨
幣を鑑別部32に送り、金種鑑別し更に鑑別枚数を計数
して、その合計額を表示部14及び23に表示する(S
110)。利用者又は小売店主により確認操作が行われ
ると計数した貨幣を現金収納庫33に収納する。ここ
で、「釣銭」として現金を要求されているため制御装置
4は指示された貨幣(ここでは釣銭として2,345
円)を現金収納庫33から繰出させ、金種鑑別し現金投
入口31に出金する。
【0101】現金投入口31の現金を取り出して利用者
に手渡し、金額の確認を求める(S112)。承認が得
られたら承認を意味する操作ボタンを押下すると(S1
13)、制御装置4はホストコンピュータ6に取引情報
を送信すると共に利用者カード9及び小売店カード8に
情報の更新を指示する。ステップS106を経た処理に
おいては口座よりの出金はないので勘定元帳ファイル7
a内の電子マネー預金残高に変化はなく、ホスト側の取
引履歴としては現金処理が記録される(S114)。利
用者カード9からは電子マネーによる取引額分だけ電子
マネー残高情報20gの減額処理する(S115)。以
降はステップS99に移行するが、ステップS99にお
ける小売店カード8には電子マネーによる取引分のみが
増額され、現金による取引は受入金額と釣銭金額情報が
格納される。
【0102】ステップS106にて現金との併用払いを
希望しないで、全額を貨幣で支払う場合に利用者が「現
金で全額を支払う」旨を申告すると共に現金(例えば2
0,000円)を差し出すと、小売店主はその現金を受
理し操作部13から『現金20,000円入金』と入力
する。制御装置4が取引額を演算し、取引金額と提示さ
れた現金を比較して残金の処理を求めるステップS96
からの処理に移行するが現金処理であるので以降は前記
ステップS110からの処理が続けられる。
【0103】次にステップS85において、ホストコン
ピュータ6とのセッションが確立できない場合や取引不
可登録がなされている場合には『お取り引きできませ
ん』と報知し、ホストコンピュータ6との回線接続が切
断されて取引中止として終了する。この場合には現金に
よる支払取引のみに移行するか(S115)、取引キャ
ンセル(商品の購入を止める)ことになる。現金による
全額支払いに移行した場合には第1、第2の実施の形態
で説明した通りである。
【0104】以上の説明において、現金処理装置3を小
売店主が操作するように説明したが、設置位置を変えて
利用者が自ら操作するようにしてもよい。また、第1〜
第3の実施の形態として説明した処理を図13に示すよ
うな表示により利用者の希望する処理誘導を行うことも
可能である。
【0105】次に本発明における第4の実施の形態を説
明する。小売店等において利用者が商品を購入する時
に、電子マネーにより代金の支払いを行うと共に上位装
置の管理する預金と電子マネーとの資金の移動を可能に
した電子決済の流れについて図14に示す電子取引のフ
ローチャートに従って説明する。なお、電子マネーはリ
アルな貨幣と同等な金券であり、利用者が加盟店にて代
金債務が可能なものであるのは、第1〜第3の実施の形
態と同じである。なお、本実施の形態においては、現金
処理機の作用を省略して記述する。
【0106】利用者が購入を希望する商品を選択し、小
売店主(店員を含める)に商品を示し『カードで支払
う』旨を申告すると、小売店主は商品の品目や代金,即
ち取引金額を入力する(S121)。決済端末機2の表
示部23には『カードを入れてください』が表示され、
利用者に利用者カード9の載置を促すと、利用者がこの
誘導により利用者カード9をカードR/W部21にセッ
トする(S122)。
【0107】小売店主がステップS121で取引額を入
力し、所定の操作ボタンを押下すると小売店売上機1の
表示部14に取引品目や数量及び取引合計金額が表示さ
れ、決済端末機2の表示部23にも同様に取引合計金額
が表示される。制御部24は利用者カード9の記憶デー
タの読取動作を開始する(S123)。まずROM9c
の読取りが行われる。CPU9fはこの読取り情報を所
定の通信方式で制御装置4に送る。制御装置4は処理す
べきアプリケーションを示す情報を返信する。この情報
に利用者カード9内のAPID情報が含まれている。
【0108】CPU9fは受信したAPID情報によ
り、ROM9c内の制御プログラムに基づいてEEPR
OM9e内の格納情報の検索を行ない、該当するAPI
D20aを特定し、当該アドレスから格納情報を読出し
て制御装置4に送信する。読取られた情報をRAM12
bに格納すると共に、該情報に基づいて、制御装置4は
ネットワーク回線網5を介してホストコンピュータ6と
回線接続を行う(S124)。ホストコンピュータ6で
は所定のチェックデータを制御装置4に送信し相互チェ
ックを行い、セッションを確立する(S125)。
【0109】セッションが確立されたら、口座番号20
cや電子マネー残高20gの情報をホストコンピュータ
6に送信する。ホストコンピュータ6では記憶装置7内
の勘定元帳ファイル7aを調査して、取引の許容された
利用者カード9であれば電子マネー預金残高情報等の情
報を制御装置4に返信する(S126)。制御装置4は
売上金額と利用者カード9内の電子マネー残高を比較し
て、電子マネーによる支払が可能であるか否かを判定す
る(S127)。即ち、売上金額が電子マネー残高以内
であれば支払を可能とする。
【0110】ステップS127において電子マネーによ
る支払が可能な場合に制御装置4は、取引後の電子マネ
ー残高を演算し、その演算結果等を表示する(S12
8)。これは、本取引がまだ成立していないが、取引き
が完了したと仮定しての電子マネー残高情報とROM1
2aに格納されている誘導切替金額(例えば、判定金額
値として30,000円とする)とを比較した結果によ
り表示されるものである。
【0111】具体例としては、取引後の電子マネー残高
が1,800円である場合には誘導切替金額30,00
0円と比較し、それ以下であるので図15(a)に示す
ように資金充填取引きを可能とする誘導表示を行う。ま
た、取引後の電子マネー残高が例えば82,350円で
あれば誘導切替金額30,000円と比較して、それ以
上であるので図15(b)に示すように預入取引きを可
能にする画面表示を行うことになる。
【0112】図15(a)に示す画面により利用者が充
填を希望する選択をしたら、表示部23に『暗証番号を
入力してください』と表示し利用者に暗証番号の入力を
促すと、利用者は表示に従って暗証番号を操作部22よ
り入力する(S129)。入力された暗証番号と図6に
示した利用者カード9の格納データである暗証番号20
eとの比較が行なわれ(S130)、入力された暗証番
号が一致すれば、次ステップに移行する。ステップS1
30において利用者カード9内に記憶されていた暗証番
号20eと異なる番号が入力されると、『暗証番号を再
入力してください』と画面表示し、再度の入力を促す。
この再入力を3回行なっても暗証番号の一致が確認でき
ない場合には『暗証番号が違います』と報知して充填取
引が不可能であることを報知する。この場合にはステッ
プS128に戻り、図15(a)に示す画面にて充填不
要の選択に誘導することになる。
【0113】暗証番号が一致したら、表示部23に『ご
希望のボタンを押してください』と表示し利用者に入力
及び確認操作の誘導を行なう。例えば、図15(c)に
示すような表示画面において操作部22より「1」又は
「2」ボタンを押下させ、更に図示せぬ次表示画面の誘
導に従って利用者により確認操作が行なわれる(S13
1)。その確認信号が決済端末機2から制御装置4に送
信されると、制御装置4は入力された充填希望額と許容
された充填限度金額との比較を行う(S132)。この
充填限度額は本電子取引システムとして予め定めた金額
までとし、本取引実行後の電子マネー残高を加算しても
利用者カード9内に格納しておける充填限度金額を超え
ることはないように演算処理されるため、金額指定入力
した場合には必ずしも充填希望額と一致しない金額とな
る。
【0114】図15(c)においては充填可能額が5
0,000円であり、「2」ボタンを押下した場合には
50,000円以下の指定額であれば充填可能である。
なお、表示部23の最下段(破線範囲)に『ご希望のボ
タンを押してください、お客様の口座からは50,00
0円のお引出しが可能です』などと矢印方向に文言を移
動表示するスクロール表示を行って操作誘導を行う。な
お、ホストコンピュータ6の管理する利用者の電子マネ
ー預金残高が出金限度額まで残っていない場合には、当
然その電子マネー預金残高が出金限度額となる。
【0115】一方、ステップS128において、充填処
理は不要(無)である処理が選択された場合にはステッ
プS133に移行する。暗証番号の入力によって、利用
者の本人確認が行われ、又、充填取引が必要な場合の前
述処理が行われると電子マネーによる支払及び充填取引
金額の最終演算が行われる(S133)。表示部23に
取引額や電子マネー残高及び出金額等を表示して、利用
者による最終確認を得て次処理を決定する(S13
4)。
【0116】以上の説明はステップS128にて資金充
填を希望した場合であるので、電子マネーとして利用者
カード9に格納するものである(S135)。後述する
現金として払い戻しを希望する場合の選択枝でもある。
現金での支払いを希望する場合は後述し、ここでは「残
金」としての処理ではなく利用者カード9に電子マネー
として充填するステップを説明する。
【0117】制御装置4はホストコンピュータ6に取引
情報を送信すると共に利用者カード9及び小売店カード
8に情報の演算・更新を指示する。即ち、ホストコンピ
ュータ6には勘定元帳ファイル7a内の電子マネー預金
残高情報の演算(減額)を指示する(S136)。ま
た、利用者カード9からは取引額分だけ電子マネー残高
情報20gの減額処理し、加えて充填金額分を加算処理
する(S137)。小売店カード8には取引金額分だけ
電子マネー残高情報を増額処理するという指示が出さ
れ、それぞれのカード内のCPU9fにより電子マネー
残高情報の更新を行なう(S138)。
【0118】この残高更新、即ち、EEPROM9eの
再書込みに際してはCPU9fからの指示により演算処
理が行われ、加えて、履歴情報20hとして支払履歴情
報の格納も行なわれる。そして、各カード間のCPU9
fによりEEPROM9eの読取りを行い、増減額の差
異と電子マネー預金残高よりの引出し金額の比較から資
金移動を確認し、更に、制御装置4により少なくとも新
残高情報の確認が相互に行なわれる。
【0119】取引情報に誤りがないことが確認されると
『ただいまコンピュータと通信中です』が表示部23に
表示され、制御装置4から処理完了信号がホストコンピ
ュータ6に送られると、ホストコンピュータ6ではステ
ップS136における演算結果(例えば、50,000
円の減算した残高情報)を勘定元帳ファイル7aに格納
する(S139)。ホストコンピュータ6より取引情報
の更新・格納終了信号を受信した制御装置4はホストコ
ンピュータ6との回線接続を切断する。
【0120】また、制御装置4はレシート印刷部15に
取引内容の印刷を指示し、所定の取引明細票への印刷が
終了すると、表示部23に『ありがとうございました、
カードをお取りください』と表示する、同時に小売店売
上機1にも同主旨の表示が行なわれる。
【0121】小売店主はこの表示を目視確認して商品と
取引明細票を利用者に引き渡し、利用者は利用者カード
9を抜き取るとともに商品を受取る(S140)。一
方、小売店主により小売店カード8が抜き取られると電
子決済としての取引が終了する。
【0122】次に、ステップS128にて図15(b)
に示した画面から「預入」が選択された場合を説明す
る。預入処理が選択されると、取引額や電子マネー残高
及び預入可能金額等を図15(d)に示すように表示し
て処理の確認を求める。
【0123】図15(d)に示すような表示画面におい
て「2」ボタンが押下され、更に図示せぬ次表示画面の
誘導に従って利用者により預入希望額(例えば、70,
000円)が入力され確認操作が行なわれる(S13
1)。その確認信号が決済端末機2から制御装置4に送
信されると、制御装置4は入力された預入希望額と電子
マネー残高との比較を行う。この預入金額は利用者カー
ド9内の電子マネー残高から現取引き分を差し引いた金
額を超えることはないように演算処理される(S13
2)。よって、必ずしも預入希望額と一致しない金額と
なる。
【0124】ステップS132において、預入金額が決
定すると、最終的な取引額や電子マネー残高及び預入金
額等を表示して処理の確認を求める(S133)、利用
者による最終確認の指示を得て次処理に移行する(S1
34)。
【0125】次処理では、取引きにおける釣銭の処理を
行うことになるが(S135)、以上の手順では「預入
れ」であるため釣銭が発生していないのでステップS1
36に進む。
【0126】制御装置4はホストコンピュータ6に取引
情報を送信すると共に利用者カード9及び小売店カード
8に情報の演算・更新を指示する。即ち、ホストコンピ
ュータ6には勘定元帳ファイル7a内の電子マネー預金
残高情報の演算を指示する(S136)。また、利用者
カード9からは取引金額分と預入金額の合計金額だけ電
子マネー残高情報20gの減額処理し(S137)、小
売店カード8には取引額分だけ電子マネー残高情報を増
額処理するという指示が出され、それぞれのカード内の
CPU9fにより電子マネー残高情報の更新を行なう
(S138)。
【0127】取引情報に誤りがないことがそれぞれのC
PU9fにより確認されると『ただいまコンピュータと
通信中です』が表示部23に表示され、処理完了信号が
ホストコンピュータ6に送られる。ホストコンピュータ
6ではステップS136における演算結果(例えば、7
0,000円の加算された残高)を電子マネー預金残高
情報として勘定元帳ファイル7aに格納する(S13
9)。ホストコンピュータ6より取引情報の更新・格納
終了信号を受信した制御装置4はホストコンピュータ6
との回線接続を切断する。以降の動作は前述した通りで
ある。
【0128】ステップS127により売上金額と電子マ
ネー残高を比較して、電子マネーによる支払が不可能で
あるが、ホストコンピュータ6より受信した電子マネー
預金残高金額により不足分を充当できるか否かを演算し
(S141)、充当可能である場合には不足分の支払方
法を選択指示させる(S142)。なお、電子マネー預
金残高が不足分以上であるとして説明するが、口座内の
残高不足の場合は後述する。
【0129】利用者が不足分を記憶装置7に記憶されて
いる自口座の電子マネー預金残高からの電子マネー引出
しにより支払うことを選択した場合には(S143)、
前述したステップS129の暗証番号の入力要求からの
処理に移行する。ステップS143において利用者が不
足分を現金で支払うことを希望する場合には現金処理を
行う、しかし、利用者は不足分のみを現金で支払うこと
を選択したが、支払金額によっては全額を現金で支払う
ことを希望することもある。
【0130】ここで、利用者が支払金額として電子マネ
ーと現金払いの併用払いをするか、現金のみで支払うか
を判断する。これは利用者より提示された金額等によ
り、小売店主と利用者間の問答により決定される(S1
44)。併用払いを希望する利用者から貨幣の提示を受
けた小売店主が、受取金額を操作部13から入力すると
(S145)、制御装置4は電子マネー残高と現金払い
分の合計額から購入金額を差し引いた釣銭額を演算する
(S146)。この演算結果が負の金額であれば現金が
不足していることになるので更に現金の提示を要求する
(S147)。
【0131】ステップS146においての演算結果が正
の金額であれば、ステップS147において取引処理可
能であるのでステップS135に移行する。この処理系
から続くステップS135においての残金処理は例えば
図15(e)に示すような画面表示を行い、現金又は電
子マネーとして利用者カード9に充填、又は預金口座に
入金を可能とし、各ステップ移行する。図15(e)に
示す釣銭1,500円となる取引例としては、取引金額
8,500円に対して電子マネー残高5,000円、現
金5,000円提示した場合や全額現金払いとして1
0,000円を提示した時に該当する。
【0132】釣銭として現金(貨幣)での返却を希望し
た場合を説明する。小売店主は利用者から不足分に該当
する貨幣を受領したら、操作部13よりその現金払分を
意味する操作ボタンを押してから金額を入力する(S1
48)。制御装置4は入力された金額から不足金額を差
し引いて、演算結果として釣銭額等を表示部14に表示
する(S149)。これらの表示は決済端末機2の表示
部23にも表示される。
【0133】小売店主は釣銭を利用者に手渡しし、金額
の確認を求める。利用者による操作部22からの承認入
力、又は小売店主が操作部13を操作しての承認を意味
する操作ボタンを押下すると(S150)、制御装置4
はホストコンピュータ6に取引情報を送信すると共に利
用者カード9及び小売店カード8に情報の更新を指示す
る。ステップS148を経た処理においては預金口座よ
りの出金はないので勘定元帳ファイル7a内の電子マネ
ー預金残高に変化はなく、ホスト側の取引履歴としては
現金処理の履歴が記録される(S151)。利用者カー
ド9からは電子マネーによる取引額分だけ電子マネー残
高情報20gの減額処理する(S152)。
【0134】以降はステップS138に移行するが、ス
テップS138における小売店カード8には電子マネー
による取引金額分のみが増額され、現金による取引につ
いては現金取引額(例えば、3,500円)、受入金額
(5,000円)と釣銭金額(1,500円)情報が格
納される。
【0135】ステップS144にて現金との併用払いを
希望しないで、全額を貨幣で支払う場合に利用者が「現
金で全額を支払う」旨を申告すると共に現金(10,0
00円)を差し出すと、小売店主はその現金を受理し操
作部13から例えば『現金10,000円入金』と入力
する。
【0136】制御装置4が取引額を演算し、取引金額と
提示された現金を比較して釣銭の処理を求めるステップ
S135からの処理に移行するが現金処理であるので以
降は前記ステップS148からの処理が続けられる。た
だし、電子マネーによる支払額はないため電子マネー取
引額0(ゼロ)円として扱い、ステップS152におけ
る取引履歴には『現金8,500円』として記憶するこ
とになり、ステップ18における取引履歴には現金取引
額8,500円、受入金額10,000円、釣銭金額
1,500円が記憶されることなる。
【0137】釣銭を電子マネーとして利用者カードに充
填する場合を図16に示す釣銭の換金処理を示す概念図
を用いて説明する。制御装置4はホストコンピュータ6
に取引情報と共に「釣銭を利用者カードに充填する旨」
の情報を送信すると、ホストコンピュータ6は一旦、利
用者の預貯金口座(リアルな貨幣口座)への入金処理を
行う(161)。次にホストコンピュータ6では預貯金
口座残高内の釣銭相当額(1,500円)を支払不可資
金として凍結し、電子マネーとして換金し電子マネー預
金残高に加算する(162)、そして、電子マネー預金
残高から釣銭相当額(1,500円)を減算して、その
減算した電子マネーを制御装置4に送信して利用者カー
ド9に充填処理として残高に加算する(163)。
【0138】一方、貨幣1,500円分は利用者が受け
取るものであるが、貨幣を受け取らずに利用者カード9
に充填するものであるから、本来であれば金融機関に送
金するべきものである。しかしながら即時決済において
は物理的に不可能であるので、この現金を小売店に渡す
ことにする(164)。小売店側が受け取った現金1,
500は金融機関のものであるため、小売店の預貯金口
座からの出金取引きとして扱う、即ち、ホストコンピュ
ータ6が管理する小売店の預貯金口座残高が1,500
円減額されることになる(165)。実運用では、小売
店と利用者間での釣銭(貨幣)の授受は行われず、デー
タの送受信による処理となる。
【0139】ホストコンピュータ6には以上説明したよ
うに勘定元帳ファイル7a内の預貯金残高情報及び電子
マネー預金残高情報の演算を行う(S136)。また、
利用者カード9からは取引金額分の電子マネー残高情報
20gの減額処理し、加えて釣銭金額分を加算処理する
(S137)。小売店カード8には取引額分だけ電子マ
ネー残高情報を増額処理するという指示が出され、それ
ぞれのカード内のCPU9fにより電子マネー残高情報
の更新を行なう(S138)。
【0140】この残高更新、即ち、EEPROM9eの
再書込みに際してはCPU9fからの指示により演算処
理が行われ、加えて、履歴情報20hとして支払履歴情
報の格納も行なわれる。そして、各カード間のCPU9
fによりEEPROM9eの読取りを行い、増減額の差
異と電子マネー預金残高よりの引出し金額の比較から資
金移動を確認し、更に、制御装置4により新残高情報の
確認が相互に行なわれ、以降は前述したステップにより
処理される。
【0141】最後に、図16を利用して釣銭を電子マネ
ーとして利用者の口座に預入する場合を説明する。制御
装置4はホストコンピュータ6に取引情報と共に「釣銭
を口座預入する旨」の情報を送信すると、ホストコンピ
ュータ6は一旦、利用者の預貯金口座(リアルな貨幣口
座)への入金処理を行う(161)。次にホストコンピ
ュータ6では預貯金口座残高内の釣銭相当額(1,50
0円)を支払不可資金として凍結し、電子マネーとして
換金し電子マネー預金残高に加算する(162)。
【0142】一方、貨幣1,500円分は利用者が受け
取るものであるが、貨幣を受け取らずに利用者の口座に
入金するものであるから、本来であれば金融機関に送金
するべきものであるが物理的に不可能であるので、この
現金を小売店に渡すことにする(164)。小売店側が
受け取った現金1,500円は金融機関のものであるた
め、小売店の預貯金口座からの出金取引きとして扱う、
即ち、ホストコンピュータ6が管理する小売店の預貯金
口座残高が1,500円減額されることになる(16
5)。実運用では、小売店と利用者間での釣銭(貨幣)
の授受は行われず、データの送受信による処理となるこ
とは前述した通りである。
【0143】ホストコンピュータ6には以上説明したよ
うに勘定元帳ファイル7a内の預貯金残高情報及び電子
マネー預金残高情報の演算を行う(S136)。また、
利用者カード9からは電子マネーによる取引金額分の電
子マネー残高情報20gの減額処理し(S137)、小
売店カード8には電子マネーによる取引額分だけ電子マ
ネー残高情報を増額処理するという指示が出され、それ
ぞれのカード内のCPU9fにより電子マネー残高情報
の更新を行なう(S138)。以降は前述したステップ
により処理される。
【0144】ステップS125において、ホストコンピ
ュータ6とのセッションが確立できない場合や取引不可
登録がなされている場合には『お取り引きできません』
と報知し、ホストコンピュータ6との回線接続が切断さ
れて取引中止として終了する。この場合には現金による
支払取引のみに移行するか、取引キャンセル(商品の購
入を止める)ことになる。
【0145】ホストコンピュータ6とのセッションが確
立できないために、現金による全額支払いに移行した場
合にステップS135では現金処理になり、かつ、電子
マネーによる支払額はないため電子マネー取引額0(ゼ
ロ)円として扱い、ステップS152,S138におけ
る取引履歴には『現金8,500円』として記憶するこ
とになる。
【0146】小売店カード8を取引開始時に小売店売上
機1に挿入し、取引終了後に抜き取ることを前提として
述べたが、これは安全面からの配慮であって、小売店主
が小売店売上機1の所から離れることがなければ、必ず
しも小売店カード8を挿抜する必要はなく、小売店カー
ドが抜き取られるまでは続けて次取引を行なえる仕組み
になっている。また、決済端末機2とは別に小売店売上
機1や制御装置4を設けて説明したが、これらを含めて
決済端末機とすることも可能なことは言うまでもない。
【0147】以上説明したようにステップS127にお
いて、電子マネー残高に関係なく口座内に電子マネー預
金残高があれば支払取引が可能である。また、電子マネ
ーが不足している場合に現金との併用払いが可能である
ので、利用者は安心して商品の購入ができる。更に、現
金の支払時に発生する釣銭を利用者カード内又は口座内
にに電子マネーとして換金して充填又は預金処理が同時
に行えるので小額貨幣を持ち運ぶという煩わしさがな
い。
【0148】
【発明の効果】以上、説明した本発明には次の効果があ
る。購入を希望する商品を選択し代金の支払いを行う際
に、電子マネーが支払金額以下であっても現金があれば
購入ができ、更に、上位装置の管理する電子マネー預金
残高に資金があれば、その資金の一部又は全部を引き出
して支払に充当,かつ資金充填や資金預入ができる。よ
って、代金支払取引と資金充填取引又は資金預入取引が
一回で完了し、かつ、利用する端末機が同一であるので
利用者にとっては利便性がよい。また、電子マネーによ
る決済システムに加盟していない商店及び各種の自動販
売機,入場料や通行料金などの支払で特に小額貨幣が必
要な場合には、電子マネーの一部を現金化できる。ま
た、反対に現金による取引においては、釣銭(特に小額
貨幣)が発生しても電子マネーとして残高に加算でき、
小額貨幣を持ち歩くという煩わしさが無くなるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子取引システムのシステム体系図で
ある。
【図2】本発明の小売店における取引概念を示す説明図
である。
【図3】本発明の小売店における電子取引システムの制
御ブロック図である。
【図4】本発明の決済端末機の外観図である。
【図5】本発明の電子取引システムに使用する非接触式
ICカードを示す制御ブロック図である。
【図6】本発明に使用するICカードの記憶データの一
部を示す概念図である。
【図7】本発明の電子取引のフローチャートである。
【図8】本発明の電子取引システムにおける決済端末機
の表示例を示す説明図である。
【図9】本発明における第2の実施の形態の電子取引の
フローチャートである。
【図10】本発明における第2の実施の形態の電子取引
システムにおける決済端末機の表示例を示す説明図であ
る。
【図11】本発明における第3の実施の形態の電子取引
のフローチャートである。
【図12】本発明における第3の実施の形態の電子取引
システムにおける決済端末機の表示例を示す説明図であ
る。
【図13】本発明における第3の実施の形態の電子取引
システムにおける利用形態の表示例を示す説明図であ
る。
【図14】本発明における第4の実施の形態の電子取引
システムにおけるフローチャートである。
【図15】本発明における第4の実施の形態の電子取引
システムにおける決済端末機の表示例を示す説明図であ
る。
【図16】本発明における第4の実施の形態の電子取引
システムにおける釣銭の換金処理を示す概念図である。
【符号の説明】
1 小売店売上機 2 決済端末機 3 現金処理装置 4 制御装置 5 ネットワーク回線網 6 ホストコンピュータ 7 記憶装置 7a 勘定元帳ファイル 8 小売店カード 9 利用者カード 9a ICチップ 9b アンテナコイル 9c ROM 9d RAM 9e EEPROM 9f CPU 11,21 カードリーダライタ部 12 記憶部 13,22 操作部 14,23 表示部 15 レシート印刷部 31 現金投入口 32 鑑別部 33 現金収納庫 34 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E042 BA18 CB01 CB05 CC01 CC02 CD04 CE06 EA01 5B049 BB11 BB46 CC39 DD01 DD02 DD04 EE01 EE05 EE25 EE28 EE59 FF02 FF03 FF04 FF08 GG03 GG04 GG07 GG10 5B055 BB03 CB01 EE02 EE03 EE06 EE17 EE21 EE27 FB03 HA04 HA19 HC04 KK05 KK09 KK13 KK18 LL02 PA05 PA22 PA32 PA33 PA34 5B058 KA40 YA02 9A001 BB02 BB03 BB04 BB05 CC02 CC05 DD09 EE06 JJ08 JJ58 JJ66 JJ67 KK57 KK58 LL03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体に貨幣と同等の金銭的価値を持
    った資金情報を電子マネーとして記憶し、所定の決済形
    態に基づいて前記資金情報を更新することにより電子的
    金銭取引を行う電子取引システムにおいて、 前記電子的金銭取引時に前記電子マネーが不足している
    とき、少なくとも不足金額分以上に対して貨幣による代
    用払いを可能とすることを特徴とする電子取引システ
    ム。
  2. 【請求項2】 記憶媒体に貨幣と同等の金銭的価値を持
    った資金情報を電子マネーとして記憶し、所定の決済形
    態に基づいて前記資金情報を更新することにより電子的
    金銭取引を行う電子取引システムにおいて、 前記記憶媒体とは別に、金銭的価値を有する電子マネー
    を電子マネー預金残高情報として前記記憶媒体内の情報
    に関連づけさせて記憶し管理する上位装置と、 前記記憶媒体から前記資金情報の読出し及び記憶を行う
    決済端末機とを設け、 前記決済端末機と前記上位装置を回線接続し前記決済端
    末機を使用して電子マネーによる支払取引が行われる時
    に、前記上位装置から前記電子マネー預金残高情報の一
    部又は全額を前記記憶媒体に電子マネーとして充填可能
    としたことを特徴とする電子取引システム。
  3. 【請求項3】 記憶媒体に貨幣と同等の金銭的価値を持
    った資金情報を電子マネーとして記憶し、所定の決済形
    態に基づいて前記資金情報を更新することにより電子的
    金銭取引を行う電子取引システムにおいて、 前記記憶媒体から前記資金情報の読出し及び記憶を行う
    決済端末機と、 該決済端末機と接続され、複数種の貨幣を複数収納し前
    記決済端末機からの出金命令に従って指示された貨幣の
    出金が可能な現金処理装置を設け、 前記決済端末機を使用して電子マネーによる支払取引が
    行われる時に、前記電子マネー残高情報の一部又は全額
    を貨幣に換金し、前記現金処理装置から出金可能とした
    ことを特徴とする電子取引システム。
  4. 【請求項4】 記憶媒体に貨幣と同等の金銭的価値を持
    った資金情報を電子マネーとして記憶し、所定の決済形
    態に基づいて前記資金情報を更新することにより電子的
    金銭取引を行う電子取引システムにおいて、 前記記憶媒体とは別に、金銭的価値を有する電子マネー
    を電子マネー預金残高情報として前記記憶媒体に関連づ
    けさせて記憶し管理する上位装置と、 前記記憶媒体から前記資金情報の読出し及び記憶を行う
    決済端末機とを設け、 前記決済端末機と前記上位装置を回線接続し前記決済端
    末機を使用して電子マネーによる支払取引が行われる時
    に、前記記憶媒体内の電子マネーの一部又は全額を上位
    装置の管理する電子マネー預金残高情報に加算入金でき
    る電子取引システム。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子取引システムにおい
    て、 前記貨幣による支払取引時に釣銭が生じた場合に、該釣
    銭金額と同等の金銭的価値を有する電子マネーとして前
    記記憶媒体に充填できる電子取引システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の電子取引システムにおい
    て、 前記記憶媒体とは別に、金銭的価値を有する電子マネー
    を電子マネー預金残高情報として前記記憶媒体に関連づ
    けさせて記憶し管理する上位装置と、 前記記憶媒体から前記資金情報の読出し及び記憶を行う
    決済端末機とを設け、 前記決済端末機と前記上位装置を回線接続し前記決済端
    末機を使用して電子マネーによる支払取引が行われる時
    に、前記貨幣による支払取引時に釣銭が生じた場合には
    電子マネーに換金処理し、該電子マネーを前記上位装置
    の管理する電子マネー預金残高に加算入金できる電子取
    引システム。
  7. 【請求項7】 請求項2,3,4,5,6記載の電子取
    引システムにおいて、 前記充填及び入出金処理は少なくとも支払取引に含めて
    同時に行われる電子取引システム。
  8. 【請求項8】 請求項2,4,6記載の電子取引システ
    ムにおいて、 前記記憶媒体内の電子マネー残高を読み出し、該電子マ
    ネー残高から取引金額を差し引いた金額と予め定めた所
    定金額とを比較し、その比較結果に基づいて電子マネー
    の充填処理又は預金処理を可能とした電子取引システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の電子取引システムにおい
    て、 前記記憶媒体内の電子マネー残高から取引金額を差し引
    いた金額が予め定めた所定額より低いときに前記上位装
    置から前記電子マネー預金残高情報の一部又は全額を前
    記記憶媒体に電子マネーとして充填可能としたことを特
    徴とする電子取引システム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の電子取引システムにお
    いて、 前記記憶媒体内の電子マネー残高から取引金額を差し引
    いた金額が予め定めた所定額より高いときに該電子マネ
    ー残高の一部又は全額を上位装置の管理する電子マネー
    預金残高情報に加算入金できることを特徴とする電子取
    引システム。
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