JP2000259752A - 電子マネーシステム - Google Patents

電子マネーシステム

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JP2000259752A
JP2000259752A JP6516199A JP6516199A JP2000259752A JP 2000259752 A JP2000259752 A JP 2000259752A JP 6516199 A JP6516199 A JP 6516199A JP 6516199 A JP6516199 A JP 6516199A JP 2000259752 A JP2000259752 A JP 2000259752A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オフラインでの利用者マネーカード間の電子
マネー移動取引において利用者にとって利便性のよい電
子マネーシステムを提供する。 【解決手段】 決済形態の異なる電子マネーの移動取引
の際、受取側の利用者マネーカード1aに支払者側の利
用者マネーカード1bに格納されている電子マネー12
hを受け入れる制御ソフトウエア12fが存在しないと
き、支払者側の利用者マネーカード1bに格納されてい
る制御ソフトウエア12fを移動する電子マネーと共に
を受け入れる。また、同一の制御ソフトウエア11fが
存在する場合には、その制御ソフトウエア11fの版数
を比較し、上位版数に更新する。利用者マネーカード1
aの発行母体の管理する上位装置とオンライン接続して
利用者マネーカード1a内に受け入れてある決済形態の
異なる電子マネーを利用者マネーカード1aの発行母体
と同一の電子マネーに交換する。同時に制御ソフトウエ
ア11fの版数を比較し、旧版の場合には上位装置の管
理する版数に更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀行等の金融機関に
通貨を預けて、その通貨に相当する金銭的価値をIC
(集積回路)カードに電子マネーとして格納し、利用者
端末器を利用して取引を行なう電子マネーシステムに関
する。
【0002】
【従来の技術】電子マネーによる電子的金銭取引では利
用者の保有するIC(Integrated Circuit)カード内に
金銭的価値を有するデジタルデータ(電子マネー)を格
納しておき、受取者側のICカード等にデジタルデータ
を送信することで行われる。この金銭的価値データは物
理的に存在するものではないが、取引金額に相当する金
銭的価値情報の増減により授受されたものとして処理さ
れる。例えば、利用者間で行われる電子マネー取引にお
いては利用者端末器に複数枚のICカードを挿入して、
カード内に格納されている制御ソフトウエアにし従って
そのICカード間で電子マネーの移動が行われることに
なる。
【0003】電子マネーによる電子マネーシステムで資
金(電子マネー)が不足すると、利用者はICカードに
資金を充填することが必要になり、電子マネーシステム
に対応した加盟者用の利用者端末器から公衆回線等を利
用して自分の預貯金口座を管理する例えば金融機関のホ
ストコンピュータとオンライン接続し、ICカード内に
格納されている制御ソフトウエアにより利用者端末器に
挿入したICカードに資金を充填している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】利用者用ICカード内
に資金としての電子マネーが不足し、資金補充,即ち、
資金充填をしたい場合に、電子マネーの充填取引が可能
な利用者端末器等を利用して金融機関の自分の預貯金口
座から所定金額をその通貨に相当する金銭的価値(電子
マネー)として充填することになる。
【0005】この電子マネーの発行母体である金融機関
としては銀行系,信販系,流通系などが複数存在し、そ
れらの決済形態毎に専用カードを専用システム上で使用
するになる。よって、小売店や利用者がこれらの電子マ
ネーによる取引決済を行う場合に決済形態毎に複数の利
用者端末器を用意する必要があり、設備投資額が増加す
る。また、利用者にとっても種々の発行母体の利用者用
ICカードを準備,携帯するという必要性があり非常に
煩わしいものであった。更に、国際社会においては、一
般人でも例えば円とドルのように通貨単位の異なる金銭
的価値での取引きが行われるようになるとICカードの
個人保有枚数が増大なものになる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、決済形態の異なる電子マネーの移動取引の
際、受取側の利用者マネーカードに支払者側の利用者マ
ネーカードに格納されている電子マネーを受け入れる制
御ソフトウエアが存在しないとき、支払者側の利用者マ
ネーカードに格納されている制御ソフトウエアを移動す
る電子マネーと共にを受け入れる。また、同一の制御ソ
フトウエアが存在する場合には、その制御ソフトウエア
版数を比較し、上位版数に更新する。
【0007】利用者マネーカードの発行母体の管理する
上位装置とオンライン接続して利用者マネーカード内に
受け入れてある決済形態の異なる電子マネーを利用者マ
ネーカードの発行母体と同一の電子マネーに交換する。
同時に制御ソフトウエアの版数を比較し、旧版の場合に
は上位装置の管理する版数の制御ソフトウエアに更新す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の電子マネーシステムのシステム体
系図で、図2は利用者端末器の外観図であり、図3は利
用者端末器の制御ブロック図である。1(図では1a,
1bとも記述する)は利用者マネーカードであり利用者
端末器2に挿入可能な形状に構成されている。3は利用
者マネーカード1が挿入可能な多機能電話器であり、通
信回線4を介して上位装置であるマネー管理センタ5と
回線接続可能な通信ネットワーク網が構築されている。
【0009】利用者端末器2はワイシャツの胸ポケット
などに収納して持ち運べる携帯型の端末器であり、AT
Mや電話器と接続することにより利用者の契約した銀行
等の口座から電子マネーを引き出すこともできる。多機
能電話器3には通常の通話機能の他に、ICカードの受
入口が設けてあり図示しないICカードリーダライタ,
操作部,表示部,制御部及び記憶部などで構成される。
【0010】マネー管理センタ5は共同管理機構が管
理、運用する電子マネーの集中センタであり複数の発行
母体の異なる電子マネー間の決済も引き受けるもので、
電子マネーの交換レートなどが設定されている。
【0011】6はパーソナルコンピュータ(以後、PC
とする)であり、多機能電話器3と同様に通信回線4を
介してマネー管理センタ5に回線接続が可能になってい
る。これらの多機能電話器3又はPC6は自口座から電
子マネーを引き出す場合などに、マネー管理センタ5と
を介して取引を行なう場合などに使用されるものであ
る。なお、多機能電話器3とPC6の他には図示しない
POS(Point of sale)端末なども接続可能で小売店等
における電子マネー取引きも行えるものである。
【0012】マネー管理センタ5は専用回線7を介して
ホストコンピュータ8(図では8a,8b,8cとす
る)に接続されている。9(図では9a,9b,9cと
する)はホストコンピュータ8に管理される記憶装置で
あり、勘定元帳ファイル等を格納している。この勘定元
帳ファイルの内容としては、口座を開設している利用者
の住所,氏名,年齢,職業,口座番号,暗証番号,預貯
金残高情報(金銭的価値情報に相当し、以後、電子マネ
ー残高とする)であり、入出金取引が行なわれる毎にホ
ストコンピュータ8により電子マネー残高の更新等が指
示され、記憶装置9内に最新情報が記憶・保管される。
【0013】マネー管理センタ5には取引処理マネジャ
ー5a,取引ログ・カウンタ5b,制御ソフトウエア格
納部5c,カードアレイマネジャー5e,カード金庫5
fが設けられている。取引処理マネジャー5aは通信回
線4を介して行われる電子マネー取引を制御するもの
で、この取引処理マネジャー5aにより取引された情報
の内容や回数を記憶するのが取引ログ・カウンタ5bで
ある。制御ソフトウエア格納部5cには各種の取引制御
を行なうための制御ソフトウエア5dが記憶されたIC
カードを少なくとも決済形態毎に有しており、そのIC
カードに対応して図示しない複数のICカードリーダが
設けられている。
【0014】制御ソフトウエア5dは利用者マネーカー
ド1同様にICカードに電気的に格納されている電子情
報で、前述のICカードリーダから抜き取ることにより
容易に交換が可能である。なお、フロッピー(登録商
標)ディスクなどに磁気情報として記録することや、プ
リント配線板等に搭載したROMなどに記録すること,
更にCD−ROMや大容量ICメモリーカードに記憶さ
せておき必要に応じて交換することも可能である。
【0015】カード金庫5fは図示しない複数のICカ
ードリーダライタに装着された複数の発行母体マネーカ
ード(以後、銀行マネーカードとする)5gを収納した
ものである。この銀行マネーカード5gは通信回線4を
介して取引される移動資金情報の記憶するもので、発行
母体毎に設けられており複数の異なる決済形態の電子マ
ネーを格納している。そして利用者マネーカード1と取
引処理マネジャー5a及びカードアレイマネジャー5e
により取引処理が管理実行される。このカードアレイマ
ネジャー5eは専用回線7を介してホストコンピュータ
8に接続されている。
【0016】21はICカードリーダライタ(以後、カ
ードR/W部とする)であり、カード挿入口から個々に
挿入される利用者マネーカード1(1a,1b)と物理
的かつ電気的に接続して記憶情報の読み取りと書き込み
が可能なもので、後述する制御部により制御される。2
2は各種の処理モードなどの設定や暗証番号及び取引金
額などの入力をするための操作部であり、図示するよう
に複数の押ボタンスイッチで構成されている。23は表
示部で取引金額や処理状態などを表示するもので、例え
ば液晶表示器などである。
【0017】24は前述のカードR/W部21,操作部
22,表示部23を制御するためのプログラムが格納さ
れている記憶部である。25が以上の各部を制御する制
御部で、26が電源部である。電源部26は記憶部24
の記憶内容のバックアップや利用者マネーカード1が挿
入された場合にカードR/W部21を駆動制御し、利用
者マネーカード1内の残高情報の読み出し及びその情報
を表示するためのバッテリ電源である。27は電源スイ
ッチであり、28は外部接続口である。
【0018】また、銀行マネーカード5gから記憶情報
を読出制御するソフトウエアはカードアレイマネジャー
5e内に設けた図示しないフロッピーディスク又はCD
−ROMなどに格納されている。制御ソフトウエア格納
部5c内の制御ソフトウエア5dを選択して読取制御す
るソフトウエアは取引処理マネジャー5a内に設けた図
示しないフロッピーディスク又はCD−ROMなどに格
納されている。なお、これらのソフトウエアは共通のフ
ァイル内に格納してもよい。
【0019】図4は利用者マネーカード1の説明図で、
国際規格に合致したサイズで、かつ同規格の物理特性や
電気特性、更に通信プロトコルにも合致したものであ
る。10aはカード基材に埋め込まれたIC(集積回
路)チップの一部が露出した端子部であり電気的に信号
の授受が行なわれる。このIC(集積回路)には取引決
済を行なうための初期動作用の処理プログラムやデータ
を記憶させるための記憶回路、暗号化ソフト、暗号鍵情
報が書き込まれたROM10bや、取引内容や受信した
制御ソフトウエア5dの一部を一時的に記憶するRAM
10cがある。更に電気的に記憶情報の消去・再書込み
が可能な大規模不揮発性メモリであるフラッシュメモリ
(以後、EEPROMとする)10dを有し、そして、
これらの各メモリの読み出しや書き込みを制御するCP
U10eを一体に形成しているものである。
【0020】次に図5に示す利用者マネーカードの記憶
データを、電子マネー用として使用する場合の記憶デー
タを例に説明する。11aは電子マネーの決済形態を示
すアプリケーション識別子(Application Identifier:
以後、APIDとする)であり、利用者マネーカード1
内に複数のアプリケーションプログラムを格納する場合
に、このAPIDのアドレスを先頭としてEEPROM
10dに所定の記憶エリアが割り当てられている。この
APIDは各種の電子マネー形態毎に付番管理が確立さ
れていてプログラムの版数も識別可能になっている。図
における「A01」の「A」を決済形態の種別記号と
し、「01」を制御ソフトウエアの版数として説明す
る。
【0021】11bは電子マネーの発行または管理元で
ある発行母体毎の発行機関コードで、予め発行母体毎に
付与され当該発行母体を識別するためのものである。な
お、この発行母体と利用者が取引契約した機関名が異な
る場合もあるが、以降の説明においては発行母体と契約
機関名を同一として説明する。
【0022】口座番号11cは勘定元帳ファイル内に格
納されている利用者毎の預貯金口座番号と同一人情報で
ある。利用者氏名11dは説明するまでもなく口座登録
した利用者の氏名である。暗証番号11eは口座開設時
に所定の手続きで申請した数桁の英数字等で構成され、
利用者を識別確認するためのものである。
【0023】11fは本APID(A01)が割り付け
られている電子決済を行うための制御プログラムであ
り、CPU10eよりの命令により変更(プログラム更
新)が可能である。有効期限11gは、この電子マネー
の有効期限を示すもので、セキュリティ面から発行又は
管理元が設定しているもので、取引時にはこの有効期限
が切れていないことが所定の手順で確認されることにな
る。
【0024】11hは金銭的価値を有するデジタルデー
タである電子マネー残高情報で、種々の入出金取引が行
われる毎にCPU10eによりデジタルデータ情報が更
新され、最新の電子マネー残高情報11hとして常時格
納されている。このデジタルデータを譲渡又は交換する
ことにより決済を行う。取引履歴情報11iは電子マネ
ーの充填取引(吸い上げ)を含め、電子的な商取引を行っ
たに日時や取引相手口座番号及び取引金額などを履歴情
報として順次記憶したものである。
【0025】これらの記憶データのうち、少なくともA
PID11a,制御ソフトウエア11f,電子マネー残
高情報11h及び取引履歴情報11iがEEPROM1
0dに格納されている。その他の情報は固定情報として
ROM10bに記憶してもよいが、本実施の形態ではE
EPROM10dに格納されていることとして説明す
る。
【0026】12aはAPID11aとは異なる決済形
態のアプリケーション識別子であり、決済形態「B」の
アプリケーション識別子が付与されている。12bは電
子マネーの発行または管理元である発行母体毎の発行機
関コードで、予め発行母体毎に付与され当該発行母体を
識別するためのものである。口座番号12cは勘定元帳
ファイル内に格納されている利用者毎の預貯金口座番号
と同一人情報である。利用者氏名12dは口座登録した
利用者の氏名であるが利用者マネーカード1bの保有者
である。
【0027】12fは制御ソフトウエア11fとは異な
る電子決済を行うための制御プログラムである。12h
はAPID(B01)12aを有する電子決済の電子マ
ネー残高であり、12iが取引履歴である。
【0028】本実施の形態ではAPID12aを有する
情報(12a〜12i)は図2に示すような利用者端末
器2を使用して決済形態の異なる利用者マネーカード1
bから電子マネーを受け取ったときに利用者マネーカー
ド1bより転送され(矢印C)、格納した場合のデータ
を示している。13、14は第3,第4の電子決済用の
取引データを格納する予備記録エリアである。
【0029】<利用者間の資金移動>利用者端末器2を
使用して電子マネーの決済形態の異なる電子取引きを利
用者間で行う場合を図6に示すフローチャートと図7に
示す表示部の表示例により説明する。なお、第1の利用
者マネーカード1aの発行元がホストコンピュータ8a
を管理し、第2の利用者マネーカード1bの発行元がホ
ストコンピュータ8bを管理するものとして説明する。
なお、Sは各動作ステップを示す。
【0030】サービスの提供を受けた、又は商品の購入
を希望する利用者は取引準備として利用者端末器2の電
源スイッチ27をONすると、電源部26から制御部2
5に給電される。制御部25によりカードR/W部2
1、操作部22及び表示部23などの初期化が記憶部2
4に格納されているプログラムにより行なわれ、初期動
作が無事に終了すると表示部に初期画面が表示される。
【0031】利用者が図2に示すように第1の利用者マ
ネーカード1aを矢印A方向から挿入し、同様に矢印B
方向から第2の利用者マネーカード1bを挿入すると端
子部10aとカードR/W部21側の端子部が接続され
ることになる(S1)。制御部25は記憶部24から取
引選択画面情報を読み出し、外部接続口28が接続され
ていない場合に取引きが可能な取引項目のみを表示す
る。ここで利用者が「資金移動」取引きを選択すると(S
2)、まず、第1の利用者マネーカード1aの読取りが
開始される。
【0032】なお、以下の説明においては第1の利用者
マネーカード1aと第2の利用者マネーカード1bに区
別して説明する関係上からCPUやEEPROMなどの
符号については第1の利用者マネーカード1a側を10
a〜10eとし、第2の利用者マネーカード1b側を1
0a′〜10e′とする。また、第1の利用者マネーカ
ード1a側を受取側とし、第2の利用者マネーカード1
b側を支払側として説明する。
【0033】利用者マネーカード1aのCPU10eに
よりEEPROM10d内に格納されているAPIDの
読取りが行われる(S3)。その結果APIDが1個で
あればその決済形態の電子取引きが可能な口座番号や電
子マネー残高情報を表示する(S4)。次に利用者マネ
ーカード1bのCPU10e′によりEEPROM10
d′内の情報が読み出され、それらの情報に基づいて図
7(a)に示すように利用者名を表示して資金移動方向
の確認を求める。図7(a)においては、支払側が「○
○太郎」であり受取側が「××次郎」ということにな
る。
【0034】利用者が指示されたボタンを押すと資金移
動取引きが開始される。ここで、両カード間に共通する
同じAPIDが格納されている場合には図7(b)に示
すように契約した機関名などを表示して利用者の確認を
求める。なお、複数の同じAPIDが格納されている場
合には契約した機関名などを表示して利用者の選択を可
能にする。
【0035】利用者がOKを意味するボタン又は複数の
口座情報の中から取引口座を確定するボタンを押下する
と、双方の制御ソフトウエアの版数照合が行われる(S
5)。これはAPIDを比較することにより容易に可能
であり、例えば利用者マネーカード1aと1bが「A0
1」であれば同一の制御ソフトウエア11fであると判
定し、いずれかが「A01以外」であれば不一致である
と判定されることになる。
【0036】ステップS5において利用者マネーカード
1aに格納されている制御ソフトウエア11fが利用者
マネーカード1bに格納されている制御ソフトウエアよ
り旧版である場合には、制御部25はCPU10eに対
して利用者マネーカード1bに格納されている制御ソフ
トウエア(新版)を利用者マネーカード1aに複写する
よう指示する。各CPU10eによりの指示によりEE
PROM10d′から制御ソフトウエア11fを読み出
してRAM10cに格納する(S6)。
【0037】逆に利用者マネーカード1aに格納されて
いる制御ソフトウエア11fが新版である場合には、制
御部25はCPU10e′に対して利用者マネーカード
1aに格納されている制御ソフトウエア(新版)を利用
者マネーカード1bに複写するよう指示する。各CPU
10eによりの指示によりEEPROM10dから制御
ソフトウエア11fを読み出してRAM10c′に格納
する
【0038】ステップS5において利用者マネーカード
1a,1bに格納されている制御ソフトウエアが同版で
ある場合にはステップS6の作用は行わない。
【0039】ステップS4において利用者マネーカード
1a側にAPIDが存在しない場合には、利用者マネー
カード1b側より新たに決済形態「B」の制御ソフトウ
エアを含めた取引情報を記憶することになる。まず、図
7(c)に示すような表示を行い、利用者に確認を得
る。利用者がOKを意味するボタンを押下したら利用者
マネーカード1aに記憶可能な記憶エリアがあるか否か
を判断する。これはCPU10eによりEEPROM1
0dに空領域(12,13,14)があることを記憶済
み容量から演算することになる(S7)。ここで、空領
域がないときには取引不能として処理を中止するが詳細
な説明は省略する(S8)。
【0040】制御ソフトウエアの照合又は格納が終了す
ると、移動資金の金額入力を指示する。まず、APID
が同一の場合を説明すると、利用者マネーカード1aの
電子マネー残高に対して移動により加算された電子マネ
ー残高が格納限度額を超えないようにするため、CPU
10eは図7(d)のように受入れ可能な金額をも表示
する。
【0041】移動金額が入力(例えば、10,000
円)されると、CPU10e′は利用者マネーカード1
bの電子マネー残高に対して移動により減算された残高
が負の金額にならないことを確認する。移動可能な場合
には図7(e)に示すように移動金額(図では10,0
00円)を表示して可否の選択をさせることになる(S
9)。
【0042】次に、同一のAPIDが存在しない場合を
説明する。CPU10e′は制御部25に移動可能な金
額、即ち電子マネー残高情報を送信し、表示部23に表
示させる、利用者がこの表示を参照しつつ、移動金額が
入力されると、制御部25は表示金額から入力金額を減
算した電子マネー残高が負の金額にならないことを確認
する。移動可能な場合には図7(e)に示すように移動
金額(図では10,000円)を表示して可否の選択を
させることになるが、これらの処理は先にRAM10c
に格納した決済形態「B」の制御ソフトウエアにより行
われる。
【0043】利用者により、取引きの確認操作が行われ
ると、利用者マネーカード1a,1bの更新を行うこと
になり、利用者マネーカード1aには移動金額が加算さ
れ、利用者マネーカード1bからは移動金額が減算され
る。同一のAPIDが存在した場合には電子マネー残高
情報11hの更新と取引履歴情報11iの格納が行われ
る。また同一のAPIDが存在しない場合には記録エリ
ア12に決済形態「B」の取引情報として図5に示すよ
うな情報(12a〜12i)を格納する(S10)。な
お、この時点での取引履歴情報12iは1件目として格
納されるのは言うまでもない。
【0044】各取引情報がEEPROM10d、10
d′に格納されると、それぞれのCPU10e,10
e′により格納取引情報の読み出しが行われ、少なくと
も移動金額の照合が行われる(S11)。照合の結果に
おいて取引が正常であるとCPU10e,10e′が判
断したら図7(f)に示すように画面を表示する。利用
者により確認操作入力が行われると、制御部25に取引
成立を意味する信号を送信する。CPU10e,10
e′はこの成立信号を受けて処理を終了させる。
【0045】制御部25は取引終了を表示し、少なくと
も利用者マネーカード1bの抜き取り待ちとする。利用
者マネーカード1bが抜き取られたことが図示しない検
出手段により検知されると移動取引を完結する(S1
2)。なお、利用者マネーカード1aの抜き取りは次取
引きがなければ、利用者により抜き取られる。
【0046】<電子マネーの交換取引>利用者が決済形
態「B」の電子マネーを自分の契約した決済形態「A」
の電子マネーに全額交換する処理を説明する。利用者が
図1に示すような多機能電話器3に利用者マネーカード
1aを挿入すると、端子部10aが電気的に接続される
(S21)。図示しない多機能電話器3の制御部の制御
により取引科目が表示される。利用者は「電子マネー取
引」を選択し、続けて所定のアカウントID(マネー管
理センタにログインするための特定番号)を入力すると
(S22)、通信回線4を介してマネー管理センタ5と
回線接続が行なわれる。なお、アカウントIDは事前に
取り決めた事項、及び利用者側と契約母体側の双方での
相手認識が可能とするが詳細は省略する。
【0047】マネー管理センタ5と回線接続されると取
引処理マネジャー5aより取引種別を選択入力するよう
に指示が返信される(S23)。また、取引中止登録の
なされている口座にはサービスを拒否する旨の表示がな
される。利用者が「電子マネー交換」取引きを多機能電
話器3から入力すると(S24)、利用者マネーカード
1aの記憶データの読取り動作が行われる(S25)。
次にCPU10eは読み取った記憶データの中から先頭
アドレスのAPID11a情報を所定の通信プロトコル
により取引処理マネジャー5aに送信する(S26)。
なお、本説明においては図5に示すようにAPID(A
01)11aとAPID(B01)12aが存在してい
ることにする。
【0048】取引処理マネジャー5aでは所定のチェッ
クデータを多機能電話器3に送信して相互チェックを開
始する(S27)。そして相互チェック動作により正当
性が確認されたら(S28)、更に記憶データ(例えば
11b〜11d)を取引処理マネジャー5aに送信す
る。取引処理マネジャー5aは発行機関コード11bに
基づいてホストコンピュータ8aを特定し、それらの記
憶データ(11c,11d)を送信する(S29)。ホ
ストコンピュータ8a側では口座番号情報11cに基づ
き勘定元帳ファイル9aの利用者情報との照会を行ない
(S30)、該当する口座番号から取引可能な相手であ
ることが確認されるとセッションが確立する(S3
1)。
【0049】セッションが確立すると、CPU10eは
交換取引きの可能なAPID毎の電子マネー情報を表示
し、交換を希望する電子マネーを特定する所定の番号を
入力するよう誘導表示がなされる。この実施例では利用
者マネーカード1aにおける交換可能な電子マネーはA
PID(B01)が付与された決済形態「B」のみであ
る。
【0050】利用者が誘導表示によりAPIDの「B」
を指示選択すると(S33)、取引処理マネジャー5a
では決済形態「A」と「B」が取引可能であることを確
認する。更に取引処理マネジャー5aは記憶データ(1
2a〜12h)に基づいてホストコンピュータ8bに顧
客照会を行う。ホストコンピュータ8bでは口座番号1
2cに基づいて契約者であることを確認し、取引可能で
あれば顧客確認済みを意味する信号をマネー管理センタ
5に送る。
【0051】取引可能ときにはマネー管理センタ5から
暗証番号を入力するように誘導される。利用者が暗証番
号を入力すると、ステップS25にて読取った暗証番号
11eと照合する。
【0052】利用者マネーカード1a内に記憶されてい
た暗証番号と異なる番号であると判断されると、『暗証
番号を再入力してください』と誘導し、再度の入力を促
す。この再入力を所定回数行なっても暗証番号の一致が
確認できない場合には『暗証番号が違います』と報知し
て取引を中止し、ホストコンピュータ8a及びマネー管
理センタ5との回線接続が切断される。暗証番号が一致
すると、電子マネーの交換処理を行う(S34)。この
交換処理については後述する。
【0053】交換された電子マネーデータを受信したC
PU10eは、電子マネー残高に加算して最新の電子マ
ネー残高情報11hとし、取引履歴情報11iと共にE
EPROM10dを最終的には書き換えることになる。
この時には決済形態「B」の電子マネー残高12hは0
(ゼロ)としてRAM10cに格納することになる(S
35)。
【0054】RAM10cへ加算された電子マネー残高
情報等の格納が完了すると、CPU10eは多機能電話
器3を介してマネー管理センタ5に格納完了を意味する
信号を送信する。
【0055】取引処理マネジャー5aはカードアレイマ
ネジャー5eに決済形態の合致する銀行マネーカード5
gの電子マネー残高の更新を指示する(S36)。この
更新は決済形態「B」の電子マネー残高を増額し、決済
形態「A」の電子マネー残高を減額することになるが、
交換レートなどが設定されていればその取り決めに従っ
て交換することになる。
【0056】銀行マネーカード5gの残高情報の更新が
完了したら、カードアレイマネジャー5eは交換終了信
号を取引処理マネジャー5aに送信する。交換終了通知
を受信した取引処理マネジャー5aはAPID情報から
制御ソフトウエア11fの新旧版数を比較する(S3
7)。ソフト版数が不一致の時には「お客様のカード情
報を最新情報に更新します」と表示させる(S38)。
続けて制御ソフトウエアを送信するが、送信される制御
ソフトウエアは利用者マネーカード1aを使用して電子
取引きを行うために必要な制御関係部分のみであること
は言うまでもない。
【0057】CPU10eはRAM10cに格納してい
る残高情報をEEPROM10d内の電子マネー残高デ
ータ11hとして更新、取引履歴記憶エリア11iに取
扱番号や取引日時及び取引金額情報を格納する(S3
9)。また、新版の制御ソフトウエアを受信している場
合にはAPID11aと制御ソフトウエア11fも同時
に更新することになる。
【0058】利用者マネーカード1aに残高情報の更新
及び取引履歴等の格納が完了すると、RAM10c内に
記憶している取引情報との照合が行なわれ、格納した取
引情報に誤りがないことが確認されると、取引完了が表
示される(S40)。この完了信号により取引処理マネ
ジャー5aは取引ログ・カウンタ5bに取引記録を格納
する。
【0059】多機能電話器3と上位装置であるマネー管
理センタ5及びホストコンピュータ8aとの回線接続が
切断される(S41)。これを検知してRAM10c内
の取引情報が消去される。利用者がこの表示を見て利用
者マネーカード1aを取り出すと取引きが完結すること
になる。
【0060】次回以降の取引きにおいて利用者マネーカ
ード1aと1b間においては決済形態「B」の電子マネ
ーについては制御ソフトウエアをコピーすることなく授
受可能となる。なお、オフライン取引では利用者マネー
カード1a内の電子マネー12hは利用者マネーカード
1b以外には移動不可能とするが、これは利用者マネー
カード1aが決済形態「B」の取引契約を行っていない
ためである。発行母体間で顧客保証が行われれば、ホス
トコンピュータ8a,8b間で顧客照会を行うことによ
り契約者扱いをすることや、新規契約を誘導することに
より他の利用者マネーカードとの移動取引きが可能とな
る。
【0061】<交換処理>電子マネーの交換処理をマネ
ー管理センタ側の処理を中心に図9に示すフローチャー
トにより説明する。多機能電話器3を介して、APID
12a(決済形態B)を受信した取引処理マネジャー5
aは制御ソフトウエア格納部5cを検索して、処理可能
であるか否かを確認する。受信したAPID12aと同
一の制御ソフトウエアが格納されていれば処理可能とな
る(S341)。なお、APIDにより識別可能なソフ
ト版数は異なっていてもかまわないが、受信したAPI
Dの方が新版である場合にはホストコンピュータ8bに
照会を行うなどの処理を経て最終的に取引き可否が決定
される。処理可能である旨の信号を多機能電話器3に返
信すると、多機能電話器3より電子マネー残高情報12
h及び交換貨幣金種や金額などの取引情報が送られてく
る(S342)。
【0062】この交換貨幣は決済形態「B」の電子マネ
ーである旨を指示入力すると取引処理マネジャ−5aは
カードアレイマネジャー5eに対し銀行マネーカード5
gの検索を指示する。カードアレイマネジャー5eはこ
の利用者マネーカード1aの発行母体(決済形態は
「A」である)の銀行マネーカード5gを特定し、電子
マネーの授受が可能であること、即ち,銀行マネーカー
ド5gがロック状態ではないことを確認して、可能の場
合のみ銀行マネーカード5gに決済形態「B」の電子マ
ネーを加算入金する(S344)。
【0063】銀行マネーカード5gは入金された決済形
態「B」の電子マネーに相当する決済形態「A」の電子
マネーを出金する。この入出金処理は銀行マネーカード
5g内の図示しないCPUにより行われる(S34
5)。
【0064】電子マネーの出金を受けたカードアレイマ
ネジャー5eはその情報を取引処理マネジャー5aに転
送する。取引処理マネジャー5aは受信した電子マネー
金額に対して利用者マネーカード1a内の電子マネー残
高11hを加算して、その加算結果が格納限度金額を超
えるか否かを判断する(S346)。
【0065】取引処理マネジャー5aは格納限度金額以
内であれば電子マネーを多機能電話器3に送信する。多
機能電話器3はCPU10eにこの電子マネーを転送す
ると、CPU10eは電子マネー残高11hに加算する
(S347)。また、ステップS346において格納限
度金額を超える場合にはその超過金額を口座入金するよ
う誘導することになる(S348)。
【0066】口座入金が必要になると、取引処理マネジ
ャー5aは通信回線7を介してホストコンピュータ8a
に超過金額分の電子マネーを送信する。ホストコンピュ
ータ8aは入金取引として該当する利用者の開設した口
座番号の預貯金残高に入金取引として加算する。なお、
ステップS348の処理においては超過金額を銀行マネ
ーカード5gに格納しておき金融機関側においてマネー
管理センタ5を制御して、銀行マネーカード5gの取引
情報から利用者の開設している口座の勘定元帳ファイル
内の電子マネー残高情報が更新(増額)してもよい。こ
れら処理はリアルタイムで行なっても良いし、後日処理
でも構わない。
【0067】CPU10eはステップS347にて加算
した電子マネー残高11hをマネー管理センタ5に送信
すると、取引処理マネジャー5aはステップS346で
演算した電子マネー残高と比較して、同一であることを
確認して終了となる。
【0068】利用者マネーカード1をICカードとし、
端子部10aによる電気的な接触式カードとして説明し
たが、これに限定するものではなく、ゴミ,塵,結露,
脂などに強い非接触式ICカードでも実現可能である。
【0069】
【発明の効果】以上、説明した本発明は次の効果を奏す
る。利用者は1枚の利用者マネーカードを使用して取引
形態の異なる複数の利用者マネーカードとの取引きが可
能になる。よって、利用者にとっては取引相手のカード
種別を意識することもなく取引が可能となり利便性がよ
い。更に、利用者マネーカード内には取引相手側の制御
ソフトウエアを格納してない場合においても相手側のマ
ネーカードから制御ソフトウエアをコピーして格納する
ので取引形態を増設することが容易にできる。また、格
納した制御ソフトウエアのバージョンアップなどもマネ
ー管理センタにアクセスすれば容易に更新できるので過
大な資金を投入することなく幅広い電子マネーシステム
をサービスすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子マネーシステムのシステム体系図
である。
【図2】本発明の利用者端末器の外観図である。
【図3】本発明の利用者端末器の制御ブロック図であ
る。
【図4】本発明の利用者マネーカードの説明図である。
【図5】本発明の利用者マネーカードの記憶データの一
部を示す概念図である。
【図6】本発明の利用者端末器における取引フローチャ
ートである。
【図7】本発明の利用者端末器における表示例を示す説
明図である。
【図8】本発明における他の電子マネーとの交換処理を
示すフローチャートである。
【図9】本発明における電子マネー交換処理の詳細を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a,1b 利用者マネーカード 2 利用者端末器 3 多機能電話器 4 通信回線 5 マネー管理センタ 5a 取引処理マネジャ 5c 制御ソフトウエア格納部 5d 制御ソフトウエア 5f カード金庫 5g 銀行マネーカード 8,8a,8b,8c ホストコンピュータ 9,9a,9b,9c 記憶装置 10a 端子部 10b ROM 10c ROM 10d フラッシュメモリ(EEPROM) 10e CPU 21 ICカードリーダライタ 22 操作部 23 表示部 24 記憶部 25 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状記憶媒体に金銭的価値を持った
    資金情報を電子マネーとして格納し該電子マネーにより
    電子的金銭取引を行なう電子マネーシステムにおいて、 前記カード状記憶媒体は、予め定められた決済形態毎に
    前記電子マネー及び電子的金銭取引を行なうための制御
    ソフトウエアをアプリケーション識別子に関連づけて格
    納した第1,第2の利用者マネーカードとし、 装着される前記第1,第2の利用者マネーカードから格
    納されている前記電子マネー及び前記制御ソフトウエア
    の読取りとそれらの書込み、及び取引指示入力が可能な
    利用者端末器とを設け、 該利用者端末器を使用して前記第1,第2の利用者マネ
    ーカード間で電子マネーの授受取引を行なう際に少なく
    とも第1の利用者マネーカードは、前記第2の利用者マ
    ネーカードに格納されている決済形態の中から指示入力
    された決済形態を識別し、該決済用の制御ソフトウエア
    を電子マネーと共に第1の利用者マネーカード内に格納
    可能としたことを特徴とする電子マネーシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子マネーシステムにお
    いて、 前記利用者端末器を使用して前記第1,第2の利用者マ
    ネーカード間で電子マネーの授受取引を行なう際に少な
    くとも第1の利用者マネーカードは、前記第2の利用者
    マネーカードに格納されている決済形態の中から指示入
    力された決済形態を識別し、すでに第1の利用者マネー
    カードに同じ決済形態の制御ソフトウエアが格納されて
    いるときには、該制御ソフトウエアの新旧版数を比較
    し、上位版数に更新できる電子マネーシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電子マネーシステムにお
    いて、 前記制御ソフトウエアの新旧版数を比較した結果、前記
    第2の利用者マネーカードに格納されている制御ソフト
    ウエアが下位版数であるときには、第1の利用者マネー
    カードに格納されている制御ソフトウエアに更新可能な
    電子マネーシステム。
  4. 【請求項4】 請求項2及び請求項3記載の電子マネー
    システムにおいて、 前記制御ソフトウエアの版数は決済形態を識別するアプ
    リケーション識別子に付加した電子マネーシステム。
  5. 【請求項5】 カード状記憶媒体に金銭的価値を持った
    資金情報を電子マネーとして格納し該電子マネーにより
    電子的金銭取引を行なう電子マネーシステムにおいて、 前記カード状記憶媒体は、第1の決済形態に基づいて前
    記電子マネー及び電子的金銭取引を行なうための第1の
    制御ソフトウエアを格納した利用者マネーカードとし、 前記第1の決済形態以外に少なくとも第2の決済形態に
    対応した電子的金銭取引を行なうための制御ソフトウエ
    アと、第1,第2の決済形態に対応した資金情報を記憶
    した発行母体マネーカードと、 該発行母体マネーカードと共に前記利用者マネーカード
    を保有する利用者の資金情報を記憶,管理する上位装置
    とを設け、 前記利用者マネーカード内に第2の決済形態に基づく電
    子マネーが格納されている場合に第1の制御ソフトウエ
    アにより前記上位装置と接続し、第2の決済形態に基づ
    く電子マネーを第1の決済形態に基づく電子マネーに交
    換可能とすることを特徴とする電子マネーシステム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の電子マネーシステムにお
    いて、 前記電子マネーの交換は第1の決済形態により処理され
    る電子マネーの発行母体が保有する発行母体マネーカー
    ドと行われる電子マネーシステム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の電子マネーシステムにお
    いて、 前記決済形態に応じた制御ソフトウエアにより前記利用
    者マネーカードとの間で電子的金銭取引を行う際に、前
    記利用者マネーカードに格納されている制御ソフトウエ
    アを上位装置に格納されている制御ソフトウエアに更新
    可能な電子マネーシステム。
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WO2009084608A1 (ja) * 2007-12-27 2009-07-09 Kyocera Corporation 携帯端末装置、課金管理部品および携帯端末の制御プログラム
JP2014215763A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 株式会社 ゆうちょ銀行 情報処理システム、情報処理方法、及びプログラム

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