JP2014029446A - 台紙レスラベルロール - Google Patents

台紙レスラベルロール Download PDF

Info

Publication number
JP2014029446A
JP2014029446A JP2012170606A JP2012170606A JP2014029446A JP 2014029446 A JP2014029446 A JP 2014029446A JP 2012170606 A JP2012170606 A JP 2012170606A JP 2012170606 A JP2012170606 A JP 2012170606A JP 2014029446 A JP2014029446 A JP 2014029446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
roll
layer
paper
mountless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012170606A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Yamada
哲 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teraoka Seiko Co Ltd
Original Assignee
Teraoka Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teraoka Seiko Co Ltd filed Critical Teraoka Seiko Co Ltd
Priority to JP2012170606A priority Critical patent/JP2014029446A/ja
Publication of JP2014029446A publication Critical patent/JP2014029446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Labeling Devices (AREA)

Abstract

【課題】台紙レスラベルの表面に別のラベルを重ねて安定して貼付することができる台紙レスラベルロールを提供する。
【解決手段】帯状基材1の一方の面に感熱発色層2、他方の面に粘着剤層3が形成され、更に感熱発色層2の表面に粘着剤層3との積層に対し易剥離性を付与する剥離剤層4が形成されたラベル用紙1’がロール状に巻かれた台紙レスラベルロールであって、感熱発色層2の表面の一部に、剥離剤層4が形成されていない領域を設け、領域をラベル用紙1’に重ね貼りする装飾ラベルL’の貼付領域5とした。
【選択図】図2

Description

本発明は台紙レスラベルロールに関し、更に詳しくは印字層(感熱発色層)に所定の印字が行われ、所定長さに切断したラベル用紙の表面(印字面)に別のラベル片を安定して貼着することが可能な台紙レスラベルロールに関する。
長さの異なるラベル用紙を発行するのに用いられるラベルロールに台紙レスラベルローラがある。
この台紙レスラベルロールは、帯状の用紙の一方の面に感熱発色層が、他方の面に粘着剤層が形成され、これがロール状に巻かれて形成されている。そして、前記帯状の用紙をロール状に巻いた場合、粘着剤層に感熱発色層が積層して巻かれるため、用紙の剥離動作がスムーズに行われ、用紙の繰り出しを円滑にするために前記感熱発色層の表面には粘着剤層に積層されても容易に剥離されるようにする剥離層が形成されている。その剥離層として一般的にシリコン樹脂が塗布されて形成されている(例えば、特許文献1参照)。
上記構成により、台紙レスラベルロールから用紙を引き出し、所定長さに切断してラベルを発行し、貼付対象物に該ラベルを貼付することについては何ら問題はない。しかし、前記台紙レスラベルの表面(印字面)に、別のラベル、例えば販促を促すラベル(POPラベル等)を貼付したい場合でも、前記ラベル表面(印字面)には剥離層が形成されている為、ラベルを貼付しても接着力が弱く、ラベルの貼付位置がずれたり、最悪の場合は剥がれる等、ラベルを正しい位置に貼付することができないという問題を有する。
特開平8−137399号公報
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、台紙レスラベルの表面に別のラベルを重ねて安定して貼付することができる台紙レスラベルロールを提供することにある。
上記課題を達成する為に本発明が講じた台紙レスラベルロールは、帯状基材の一方の全面に感熱発色層、他方の面に粘着剤層が形成され、更に前記感熱発色層の表面に前記粘着剤層との積層に対し易剥離性を付与する剥離剤層が形成されたラベル用紙がロール状に巻かれた台紙レスラベルロールであって、前記感熱発色層の表面の一部に、前記剥離剤層が形成されていない領域を設け、該領域を当該ラベル用紙に重ね貼りする装飾ラベルの貼付領域としたことを特徴とする。
前記台紙レスラベルロールを構成するラベル用紙の一方の全面に形成される感熱発色層は、感熱発色剤を塗布乾燥することによって形成される今日周知のもので、サーマルヘッドで加熱することにより発色印字される。
前記感熱発色層と反対側の面に形成される粘着剤層は、樹脂系接着剤、ゴム系接着剤等、今日周知の粘着剤が用いられて形成されている。そして、その粘着剤が塗布されて形成される粘着剤層は、前記ラベル用紙の感熱発色層とは反対側の全面に塗布形成する、或いは感熱発色層とは反対側の面に部分的に塗布形成する形態(例えば、感熱発色層表面に形成される剥離剤層と対応する位置に粘着剤層を形成)等、何れでもよい。要は、被貼付物に対してラベル(切断したラベル用紙)を安定して貼付できる接着力を備える形態であればよい。
前記剥離剤層は、前記ラベル用紙の巻き重ねにより生じる表面側の感熱発色層と裏面側の粘着剤層との積層状態を容易に剥がれるようにするもので、例えば、シリコン樹脂或いはフッ素樹脂等の剥離剤が塗布されて形成されている。そして、この剥離剤層は、前記ラベル用紙の感熱発色層側の表面全面に設けずに、一部に剥離剤層が形成されていない領域が形成されている。
前記剥離剤層が形成されていない領域は、ラベルロールから前記ラベル用紙を引き出して任意の長さのラベルに切断しても、各ラベルに剥離剤層が形成されていない領域が存在するよう、ラベル用紙の長手方向に沿い連続して形成するのが有効である。具体的には、例えば、前記剥離剤層が形成されていない領域は、前記用紙の幅方向の一部幅で、且つ、ロール巻きされる長手方向に連続して設ける。前記剥離剤層が形成されていない領域を設ける位置は、用紙の幅方向の側縁寄り、幅方向の中間部等何れでもよく、また、剥離剤層が形成されていない領域の幅も、特に限定されない。
上記構成により、巻き重ねられたラベル用紙は感熱発色層(表面側)と粘着剤層(裏面側)が容易に剥離してスムーズに引き出される。そして、引き出したラベル用紙に印字を施し所定の長さのラベルに切断して対象物に貼付した場合、該ラベルの印字面(表面)側には剥離剤層が形成されていないラベルの貼付領域が存在する為、該貼付領域内に、裏面に粘着層を有する装飾ラベルを安定して貼着することができる。従って、品名や値段等の商品情報を印字した台紙レスラベルに、販促を促すPOPラベル等を確実に貼付することが可能となる。
本発明の台紙レスラベルロールは、感熱発色層の表面の一部に剥離剤層が形成されていないラベル貼付領域が形成されている為、所定事項が印字されて切断発行される台紙レスラベルのラベル貼付領域に、別の装飾ラベル(POPラベル等)を安定して確実に貼付することができる。
本発明に係る台紙レスラベルロールの概要を示す斜視図。 台紙レスラベルロールから引き出した用紙を示し、(a)は平面図、(b)は(a)図の縦断面図。 用紙の他の例を示し、(a)は平面図、(b)は(a)図の縦断面図。 粘着剤層の変形例を示す縦断面図。 ラベル用紙の貼付領域が切り離し可能に構成された例を示す説明図。 ラベル用紙の貼付領域にPOPラベル(装飾ラベル)が貼着された台紙レスラベルの一例を示す平面図。 台紙レスラベルが被包装物に貼付された状態を示す斜視図。 ラベル用紙に装飾ラベルを貼付して台紙レスラベルを発行するラベル発行装置の一例を示す概略図。 図7の装飾ラベルの貼付手段部分を示す平面図。 図7に示したラベル発行装置の電気的構成を示すブロック図。 商品ファイルの一例を示す説明図。 印字フォーマットファイルの一例を示す説明図。 ラベル用紙に対する印字位置、及びPOPラベル(装飾ラベル)の貼付位置を示す説明図。
以下、本発明に係る台紙レスラベルロールの実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1は台紙レスラベルロールを示す斜視図で、該台紙レスラベルロールAは図2に示すように、帯状基材(用紙)1の一方の面(表面)に感熱発色層2が形成され、帯状基材1の他方の面(裏面)には粘着剤層3が一体に形成され、更に前記感熱発色層2の表面に、該帯状基材1の幅方向に沿い所定幅の剥離剤層4と、剥離剤が塗布形成されていない領域、即ち、当台紙レスラベルに重ね貼りする装飾ラベルL’の貼付領域5が帯状に形成され、このラベル用紙1’が巻き芯8にロール状に巻き重ねられて構成されている。
前記帯状基材1としては、例えば、紙、合成紙、セロファン、ポリスチレン、ポリエステル等のプラスチックフィルム、或いはアルミホイール等の長尺帯状体が挙げられるが、前記感熱発色層2に所定事項が印字された後、カッター等で切断してラベルとするためには少なくともカッター等で切断可能な素材である必要がある。
前記帯状基材1の一方の面の全面に形成される感熱発色層2は、感熱発色剤を塗布乾燥することによって形成される今日周知の印字層で、プリンタのサーマルヘッド(印字ヘッド)が加熱することによって発色し印字が形成される。
前記感熱発色剤としては、例えば、透明または単色のロイコ染料、酸性物質及び結着剤の混合物によって構成されている。
前記粘着剤層3は、ラベル用紙1’を任意の長さに切断して発行される台紙レスラベルLを被貼付物W(例えば、フィルムで包装されたトレイ)に対して貼付する接着力を付与するもので、例えば、アクリル共重合樹脂、ゴム系接着剤等、今日周知の粘着剤が用いられる。
そして、前記粘着剤層3は帯状基材1の裏面(感熱発色層2が形成された面と反対の面)に、幅方向の両側縁から内方に所定幅(図2、3参照)、或いは、幅方向の一方側端から内方に所定幅(図4参照)、長手方向に連続して帯状に形成されている。即ち、粘着剤層3は帯状基材1の裏面の幅方向両側、或いは片側(一半部)に帯状に形成され、その左右の粘着剤層3の間、或いは他半部は粘着剤が塗布形成されていない非粘着領域である。
また、帯状基材1の裏面の幅方向の両側部に形成される粘着剤層3の幅は、図2に示すように左右の粘着剤層3の幅を略同じ幅とする、或いは図3に示すように左右の粘着剤層3の幅を異ならしめる等、何れでもよい。
前記剥離剤層4は、裏面に粘着剤層3が形成されたラベル用紙1’をロール状に巻いた時、該粘着剤層3が形成された面と対向積層される反対側(表面)の感熱発色層2の面との間に易剥離性を付与して、重ね巻きされたラベル用紙1’がスムーズに剥離されるようにするもので、前記感熱発色層2の表面に、前記粘着剤層3と対応して形成されている。具体的には、感熱発色層2の表面で、用紙の幅方向の両側縁から内方に所定幅(粘着剤層3の幅と同じ幅)、長手方向に連続して帯状に形成(図2、3参照)、或いは、用紙の幅方向の一方端から用紙の幅方向の略中央位置までの幅で、長手方向に連続して形成(図4参照)されている。
前記剥離剤層4は、シリコン樹脂或いはフッ素樹脂等の剥離剤が塗布されて形成されている。そして、前記剥離剤層4はラベル用紙1’の幅方向の両側部に形成され、中央部には該剥離剤層4が形成されない領域が形成される。この剥離剤層4が形成されていない領域が、本ラベル用紙1’を切断して発行される台紙レスラベルLに重ね貼りする装飾ラベルL’の貼付領域5となる。
前記装飾ラベルの貼付領域5は、ラベル用紙1’に形成される粘着剤層3に対応する剥離剤層4の形態によって決定される。具体的には、図2、3の実施形態ではラベル用紙1’の幅方向の両側部を除く内側に貼付領域5が形成され、図4の実施形態ではラベル用紙1’の幅方向の一半部(幅方向の略右半部)に偏って貼付領域5が形成される。
また、前記貼付領域5の横幅は重ね貼りされる装飾ラベルL’のサイズ(横幅)に応じて決定され、幅広、幅狭等任意である。尚、貼付領域5を区画形成する剥離剤層4は感熱発色層2が発色して表示される印字の視認性を妨げないよう一般的に透明の剥離剤で形成されている。その為、外見からは前記貼付領域5がラベル用紙1’のどの位置に形成されているか分かり難いという問題が生じる。そこで、前記貼付領域5の位置を示す印7がラベル用紙1’の裏面に施されている。
前記ラベル用紙1’の裏面に形成される粘着剤層3が該ラベル用紙1’の幅方向の両側部(図2、3参照)、或いは一側半部(図4参照)に配置形成された場合、幅方向の一部に粘着剤が塗布されない非粘着領域6が形成される。その場合、ラベル用紙1’を所定長さに切断して発行される台紙レスラベルLを被貼付物に貼付した場合、前記非粘着領域6は被貼付物の表面に対して非接着状態となる。
そこで、前記ラベル用紙1’の裏面における前記非粘着領域6に、該ラベル用紙1’の表面側に形成される貼付領域5の位置(範囲)を示す「印」7を施し、外部から判別できるようにしてある。即ち、前記ラベル用紙1’の粘着剤層3が形成された面に、前記貼付領域5を示す印7を施した台紙レスラベルロールとする。
前記「印」7は、例えば、図1に示すようにラベル用紙1’の裏面における非粘着領域6に、貼付領域5の幅方向の両側端位置に対応して点線の印字7aを施し、ラベル用紙1’を捲ることで前記点線の印字7aが視認できるようにする。
また、図5に示すように、前記点線の印字に替えて、貼付領域5の幅方向の両側端位置に対応して切り取り線(ミシン孔)7bを施してもよい。
上記構成により、左右の点線或いは切り取り線(ミシン孔)で区画された領域が貼付領域5であることが判別できる。
また、前記「印」7は貼付領域5の幅方向の境界を示す点線の印字7a、或いは切り取り線(ミシン孔)7bの形態に限らず、前記非粘着領域6に広告(例えば、クーポン、くじ等)を印字7cして前記貼付領域5が判別できるようにしてもよい。
ラベル用紙1’の裏側における非粘着領域6に広告等を印字する場合、該非粘着領域6がラベル用紙1’の幅方向の一半部に形成されている場合は、切断発行される台紙レスラベルLは幅方向の他半部に形成された粘着剤層3によって被貼付物に貼付され、一半部の非粘着領域6は被貼付物に対して非接着状態となるため、該非粘着領域6に施された広告等の印字7cを容易に見ることができる。勿論、ラベルロールから引き出したラベル用紙1’の表面側に形成された貼付領域5の位置を、前記広告等の印字7cによって容易に判別することができる。
また、前記広告(クーポン、くじ等)が印字7cされる非粘着領域6がラベル用紙1’の幅方向の中央部(ラベル用紙の幅方向の両側端から一定距離内側の位置)に形成されている場合、前記広告の幅方向の両側部に沿って切り取り線(ミシン孔)7bを施してもよい。その場合、ラベル用紙1’を切断して発行される台紙レスラベルLは幅方向両側の粘着剤層3によって被貼付物にしっかりと貼付でき、しかも、被貼付物に貼付された台紙レスラベルLの非粘着領域6は切り取り線(ミシン孔)7bによって切り取ることが可能となる。従って、被貼付物(商品)を購入した顧客は、台紙レスラベルLの裏側に印字された広告(クーポン、くじ等)を切り取って見ることができると共に、該広告に印字されたクーポンも使用可能となる。
前記台紙レスラベルロールAのラベル用紙1’の表面側に形成される貼付領域5に重ね貼りされる装飾ラベルL’は、着色印字された台紙付きラベルで、例えば、「特売品」、「お買い得品」等のPOPラベルの他に、その商品が本物の○○産の物であることを表示証明するための特別のラベル等、種類及び形状は問わない。そして、この装飾ラベルL’のサイズは、前記ラベル用紙1’に形成される貼付領域5内に貼付し得るよう各種サイズが用意される。
また、前記装飾ラベルL’は台紙レスラベルLの表面側に形成される貼付領域5に貼付されるが、その貼付動作は台紙レスラベルロールから引き出されるラベル用紙1’に所定事項が印字され、印字後、所定長さの台紙レスラベルLが切断発行されて被貼付物に貼付された後、手貼りで貼付してもよいが、台紙レスラベルLを印字発行するラベル発行装置でラベル用紙1’の貼付領域5に貼付してもよい。以下、そのラベル発行装置の実施の一例を図面に基づいて説明する。
図8はラベル発行装置の構成の概略を示し、今日周知の台紙レスラベルプリンタに、台紙付きラベルロールで構成された装飾ラベルL’を貼り合せる機構が組み合わせて構成されている。
具体的には、前記した台紙レスラベルロールAがロール装填部10に回転可能にセットされ、該台紙レスラベルロールAのラベル用紙1’の引き出し方向下流側にはサーマルヘッド(印字ヘッド)11aとプラテンローラ11bとからなる印字部11が配置され、更にその印字部11より下流側近傍にはカッター12、そのカッター12より下流側近傍にはラベル受け13が順次配置されている。
また、前記台紙レスラベルロールAのロール装填部10の上方には、装飾ラベルL’の貼付手段が配置されている。
前記装飾ラベルL’の貼付手段14は、前記台紙レスラベルロールAのラベル用紙1’が搬送される搬送路近傍に位置し、帯状台紙15’に装飾ラベルL’が剥離可能に仮着されてロール状に巻かれたラベルロール15のロール装填部16と、該ラベルロール15から引き出した帯状台紙15’から装飾ラベルL’を剥離するディスペンサ17と、そのディスペンサ17より下流側に帯状台紙15’から剥離した装飾ラベルL’をラベル用紙1’に対して貼付する為に押え付ける押え部材18と、装飾ラベルL’が剥離された後の帯状台紙15’を巻き取る台紙巻き取り部19が配置されて構成され、前記台紙巻き取り部19がモータ20で駆動回転されることで、ラベルロール15から装飾ラベルL’が仮着された帯状台紙15’が引き出されるように構成されている。
そして、前記ラベルロール15がセットされるロール装填部16には、台紙レスラベルロールAのラベル用紙1’に形成される貼付領域5に合わせて、前記ラベルロール15から剥離される装飾ラベルL’の位置を幅方向に移動調整し得る調整手段21が設けられている。
前記調整手段21は、図9に示すように、ロール装填部16にセットされるラベルロール15をロール幅方向に移動可能且つ移動調整した状態に支持するもので、ラベルロール15の帯状台紙15’に仮着された装飾ラベルL’の幅方向の略中心位置が、台紙レスラベルロールAのラベル用紙1’に形成された貼付領域5の幅方向の略中心線上に位置するように調整する。その構成としては、ロール装填部16の軸に、ラベルロール15を挟む位置決め側板21aを軸方向に移動可能且つ固定可能に設け、この位置決め側板21aでラベルロール15の位置を決定する。
前記調整手段21によってラベル用紙1’の貼付領域5の幅内に、装飾ラベルL’の横幅が入るように調整されたラベルロール15の帯状台紙15’から装飾ラベルL’を剥離して貼付し、ラベル用紙1’に所定事項(商品情報等)を印字する動作は、印字制御部22によって制御される。
印字制御部22は、図10に示すように、マイクロコンピュータで構成されたCPU23に、バス23aを介してROM24、RAM25、表示操作部26、キー操作部27、印字部11、装飾ラベル貼付手段14(モータ20)が接続されて構成されている。
ROM24には、CPU23が実行する制御プログラムが格納されており、RAM25には商品毎の品名等の商品情報を記憶しておく商品ファイル(図11参照)、商品を収容する容器(トレイ)に関する各種データを記憶しておくトレイファイル(不図示)、台紙レスのラベル用紙1’に商品に関する所定の項目を印字するための印字位置情報を記憶しておく印字フォーマットファイル(図12参照)、ラベル用紙1’に対する装飾ラベルL’の貼付位置を規定するPOP(装飾ラベル)貼付フォーマット(図12参照)等のファイルが記憶されている。
表示操作部26は、タッチパネルで構成されており、CPU23の指令に基づいて入力データの表示、プリセットデータの表示、各種メッセージの表示を行うものである。
キー操作部27は、装置の起動、停止などのための各種スイッチ及びデータの入力等を行うキーボードからなる。
印字部11は、サーマルヘッド11aと、プラテンローラ11bと、プラテンローラ11bを駆動回転させるステッピングモータ(図示省略)とからなる今日周知の感熱方式の印字部である。
装飾ラベル貼付手段14は、ラベルロール15の帯状台紙15’を引き出し、その帯状台紙15’から装飾ラベルL’を剥離するもので、前記帯状台紙15’を引き出すための台紙巻き取り部19を駆動回転させるモータ20の駆動/停止が制御される。
前記RAM25に記憶される商品ファイルは、図12に示すように、品番(商品番号)、品名、値段、POPラベル(装飾ラベル)L’の発行(貼付)の有無を表すフラグ、印字フォーマット番号等が設けられており、品番を特定することで、各商品を特定することができる。
POPラベル(装飾ラベル)L’の発行(貼付)の有無を表すフラグは、例えば「1」はPOPラベル(装飾ラベル)L’発行有、「0」はPOPラベル(装飾ラベル)発行無を表し、「1」が設定されていると、印字フォーマットファイルのPOP欄に設定されているタイミングで前記装飾ラベルの貼付手段14のモータ20が駆動される。
印字フォーマットファイルは、図12に示すように、印字フォーマット番号(識別子)毎に、印字開始、印字項目(品名、値段、バーコード等)毎の印字位置情報が設定されており、印字位置はラベル用紙1’の先端からの距離(例えば、40mm)、ラベル用紙1’の幅に対する位置(ラベル用紙の幅方向の一方端を基点O(0,0)とし、その基点から幅方向(X)、及び長手方向(Y)を始点として、そこからのX方向の幅(印字領域X幅)、Y方向の幅(印字領域Y幅)が設定されている(図13参照)。
印字位置Xは、対応項目の印字エリアについて、印字時におけるラベル用紙1’の進行方向と直交する方向における基点Oから印字開始位置のX座標を表し、ドット単位で示される値である。
印字位置Yは、対応項目の印字エリアについて、印字時におけるラベル用紙1’の進行方向における基点Oから印字開始位置のY座標を表し、ドット単位で示される値である。
印字領域X幅は、対応項目の印字エリアのX座標方向のドット数、印字領域Y幅は対応項目の印字エリアのY座標方向のドット数を表す。前記ドット数は、キー操作部27の数字キーによる入力により任意の数字に設定することができる。尚、JANコード(バーコード)をラベル用紙1’に印字する場合、JANコードの印字位置データも印字フォーマットファイルに設定される。
また、前記印字フォーマットファイルには、図12に示すように、上記した印字情報の印字位置データの他に、前記したPOPラベル(装飾ラベル)L’をラベル用紙1’に対して貼付するタイミング(位置)が設定されている。
POPラベル(装飾ラベル)L’を貼付するタイミングが設定されたタイミングデータは、印字部11のプラテンローラ11bを駆動回転させるステッピングモータが駆動を開始してラベル用紙1’の移送(又は印字)が開始された後、何秒後に前記貼付手段14のモータ20が駆動させるかが設定されている。この時間を変えることで、ラベル用紙1’の長さ方向におけるPOPラベル(装飾ラベル)L’の貼付位置が可変される。
例えば、図6に示すPOPラベルL’が貼付された台紙レスラベルLの例の場合であれば、ラベル用紙1’の移送方向先端寄りにPOPラベル(装飾ラベル)L’が貼付されているので、前記POPラベル(装飾ラベル)L’を貼付するタイミングデータには、ラベル用紙1’の移送開始後、貼付手段14のモータ20の駆動開始時間が設定されている。また、図13のラベル用紙1’に対する印字位置、POPラベル(装飾ラベル)L’の貼付位置を示す説明図の例においては、品名や値段等の印字項目の後にPOPラベル(装飾ラベル)L’が貼付されているので、前記POPラベル(装飾ラベル)L’を貼付するタイミングデータには、印字開始後、貼付手段14のモータ20の駆動開始時間が設定されている。
上記印字フォーマットは、各商品の品番に対応して設定されていることで、品番を選択することで、印字情報である品名や値段等の他に、POPラベル(装飾ラベル)L’の発行(貼付)の有無、及びPOPラベル(装飾ラベル)L’を発行する場合の貼付位置のデータ(タイミングデータ)が読み出される。
上記構成により、図6に示すように、ラベル用紙1’の表面側における貼付領域5にPOPラベル(装飾ラベル)L’が貼付された台紙レスラベルLを印字発行することができる。また、前記POPラベル(装飾ラベル)L’はラベル用紙1’の感熱発色層2に印字される印字内容と重ならないことは言うまでもない。
そして、前記POPラベル(装飾ラベル)L’が貼付された台紙レスラベルLは、図7に示すように、該台紙レスラベルLの裏面の粘着剤層3によって被貼付物(商品)Wの所定位置に貼付される。尚、前記ラベル発行装置から発行される台紙レスラベルLの貼付は、該ラベル発行装置に装備される貼付手段(図示省略)によって自動的に貼付する機械貼り、或いは、ラベル受け13に排出される台紙レスラベルLを手で取って商品に貼付する手貼り等、何れでもよい。
本発明は図示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲内で適宜変更可能である。
(1)実施の形態では、台紙レスのラベル用紙の表面側に形成される剥離剤層が無色透明層である場合を例に挙げ、剥離剤が施されない貼付領域を判別するための印がラベル用紙の裏側に印字或いは切り取り線等で表示される例を示したが、これに限定されず、例えば、剥離剤層を、印字内容の視認に影響しない有色透明材で形成し、剥離剤が施されない貼付領域を、ラベル用紙の表面側を目視することで判別できるようにしてもよい。
(2)実施の形態では、各商品に印字位置情報の識別子である印字フォーマット番号が設定されており、その印字フォーマット中に、POPラベル(装飾ラベル)L’の貼付位置を決めるタイミングデータが設定されている例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、印字フォーマットとPOPラベル(装飾ラベル)L’の貼付のための貼付位置フォーマットは別でもよい。
前記実施の形態で示した台紙レスラベルロール及びラベル発行装置に関し、以下の付記を開示する。
(付記1)
貼付領域は、ラベル用紙の幅方向の両側部を除く内側に設けられていることを特徴とする台紙レスラベルロール。
(付記2)
ラベル用紙の粘着剤層が形成された面に、前記貼付領域を示す印が施されていることを特徴とする台紙レスラベルロール。そして、付記2では、装飾ラベルの貼付領域を示す印としては、例えば、ラベルの貼付領域の幅方向の境界に沿って点線を印字する、ラベルの貼付領域に対応する裏側の非粘着剤層部分に広告(例えば、クーポン、くじ等)を印刷する、或いはラベルの貼付領域の幅方向の境界に沿って切り取り線(ミシン目)を施すなどの形態が挙げられる。
(付記3)
台紙レスラベルロールを用いるラベル発行装置であって、
前記台紙レスラベルロールを回転可能に支持するロール装填部と、
前記ロール装填部から引き出したラベル用紙の感熱発色層に印字する印字部と、
前記ロール装填部と前記印字部との間に配置され、前記ラベル用紙の感熱発色層側に設けられた貼付領域に装飾ラベルを貼付するラベル貼付手段と、
前記印字部の下流側に印字済みのラベル用紙を切断する切断部と、
を備え、
前記貼付領域に前記ラベル貼付手段で装飾ラベルを貼付した後、前記印字部で前記感熱発色層に印字し、前記印字部の下流に配置した切断部で前記ラベル用紙を切断発行することを特徴とするラベル発行装置。
付記3では、前記台紙レスラベルロールを使用する台紙レスラベル発行装置は、前記台紙レスラベルロールから引き出したラベル用紙に印字する印字部より上流位置に、前記台紙レスラベルロールから引き出したラベル用紙の印字面(感熱発色層)側に設けられたラベルの貼付領域に、POPラベル等の装飾ラベルを貼付するラベル貼付手段が配置されている。そして、前記ラベル貼付手段は、使用する台紙レスラベルロールのラベル用紙に設けられたラベルの貼付領域の幅方向の位置に応じて装飾ラベルの貼付位置を調整し得るように幅方向の位置調整手段を備えていてもよい。
(付記4)
前記ラベル貼付手段は、前記ラベル用紙の幅内における装飾ラベルの貼付位置を調整し得る調整手段を有することを特徴とするラベル発行装置。
付記4では、ラベル用紙の粘着剤層が形成された面に、ラベルの貼付領域を示す印が施されている場合は、使用する台紙レスラベルロールにおいて、ラベル用紙の幅方向のどの領域がラベル貼付領域(剥離剤層が形成されていない部分)であるかが分かるため、台紙レスラベルロールと対でセットする装飾ラベルのラベルロールの位置合わせ(ラベル用紙の幅方向に対するラベルロールの幅方向の位置調整)を容易に行うことが可能となる。
A…台紙レスラベルロール L…台紙レスラベル
L’…POPラベル(装飾ラベル) W…被貼付物
1…帯状基材 1’…ラベル用紙
2…感熱発色層 3…粘着剤層
4…剥離剤層 5…貼付領域
6…非粘着領域 7…印
7a…点線の印字 7b…切り取り線(ミシン孔)
7c…広告の印字 10…台紙レスラベルロール装填部
11…印字部 12…切断部
13…ラベル受け 14…装飾ラベルの貼付手段
21…調整手段

Claims (2)

  1. 帯状基材の一方の全面に感熱発色層、他方の面に粘着剤層が形成され、更に前記感熱発色層の表面に前記粘着剤層との積層に対し易剥離性を付与する剥離剤層が形成されたラベル用紙がロール状に巻かれた台紙レスラベルロールであって、
    前記感熱発色層の表面の一部に、前記剥離剤層が形成されていない領域を設け、該領域を当該ラベル用紙に重ね貼りする装飾ラベルの貼付領域としたことを特徴とする台紙レスラベルロール。
  2. 前記貼付領域は、前記ラベル用紙の幅方向の一部幅で、且つ、ロール巻きされる長手方向に連続して設けられ、更に、前記ラベル用紙の粘着剤層は前記剥離剤層と対応して形成されていることを特徴とする請求項1記載の台紙レスラベルロール。
JP2012170606A 2012-07-31 2012-07-31 台紙レスラベルロール Pending JP2014029446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170606A JP2014029446A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 台紙レスラベルロール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012170606A JP2014029446A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 台紙レスラベルロール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014029446A true JP2014029446A (ja) 2014-02-13

Family

ID=50202042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012170606A Pending JP2014029446A (ja) 2012-07-31 2012-07-31 台紙レスラベルロール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014029446A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113300A (en) * 1978-01-16 1979-09-04 Cosco Ind Adhesive label without back lining
JPH07214950A (ja) * 1994-01-31 1995-08-15 Toppan Moore Co Ltd ロール状貼着シート
JP2004333740A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Autonics Co Ltd ライナーレスラベル
JP2004348087A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Sato Corp 台紙なしシールセットおよびその貼付方法
JP2010049105A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 値下げラベルおよびその貼付方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54113300A (en) * 1978-01-16 1979-09-04 Cosco Ind Adhesive label without back lining
JPH07214950A (ja) * 1994-01-31 1995-08-15 Toppan Moore Co Ltd ロール状貼着シート
JP2004333740A (ja) * 2003-05-06 2004-11-25 Autonics Co Ltd ライナーレスラベル
JP2004348087A (ja) * 2003-05-26 2004-12-09 Sato Corp 台紙なしシールセットおよびその貼付方法
JP2010049105A (ja) * 2008-08-22 2010-03-04 Sato Knowledge & Intellectual Property Institute 値下げラベルおよびその貼付方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4781515B2 (ja) 長尺筒状体の製造方法
KR101119503B1 (ko) 양면 인자 라벨 프린터
US5298104A (en) Flexible bag with a removable coupon and a method and apparatus for the manufacture thereof
PL185668B1 (pl) Etykieta samoprzylepna i sposób wytwarzania etykiet samoprzylepnych
US20090272495A1 (en) Label printer
JP5191557B2 (ja) 長尺筒状体
JP2001048139A (ja) ラベル発行装置
JPH06239058A (ja) 配送伝票
JP2014029446A (ja) 台紙レスラベルロール
JP2008111926A (ja) 値下げラベル
JP2011079151A (ja) 配送伝票
JP4647716B1 (ja) ロール状封緘テープ
JP4929838B2 (ja) 帯掛け方法及びその帯掛け装置
JP3601814B2 (ja) ラベルプリンタ
GB2328427A (en) Labelling with labels cut from non-backed strip
JP4139503B2 (ja) 配送伝票及びそれが設けられたシート
JP5385027B2 (ja) 貼り合わせタグ連続体および貼り合わせタグの発行方法
JP4545410B2 (ja) 表示用シートおよび表示用シートの表示方法
JP2002355908A (ja) ラベル製造方法およびラベル
JPS6151314B2 (ja)
JP2018004725A (ja) 台紙付きラベル、印刷装置、貼付装置
JP2002104354A (ja) 商品情報印字装置
JP4837190B2 (ja) 薬剤容器
JP3085858U (ja) ラベルおよびロール状ラベル
JP2013233749A (ja) プリンターの印字用紙排出装置、印字用紙排出方法、印字用紙および印字用紙貼付け方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150622

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161213