JP5385027B2 - 貼り合わせタグ連続体および貼り合わせタグの発行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ラベル基材、粘着剤層およびセパレータからなる粘着紙の粘着剤面同士を合わせて形成する貼り合わせタグ連続体と、貼り合わせタグの発行方法に関する。
シールやラベル等の粘着製品は、ラベル基材、粘着剤層およびセパレータをこの順に積層した粘着紙を加工したものである。粘着紙に印刷を施し、所望のサイズ、形状にダイカットして不要部分を取り除いた後、円筒形の支管に巻いてロール状に仕上げたり、シート状に仕上げてユーザーへ提供される。ロール状のラベルは、ラベルプリンタ等で文字やバーコード等の可変情報を印字してから貼付けることが多く、小売り業の値付け、物流業の配送伝票、製造業の工程管理をはじめとし、業種を問わず広く普及している。
小売り業のひとつであるアパレル業界では、衣料にはラベルを直接貼らず、矩形状にカットしたタグ(値札)を糸で衣料に取り付けて価格等を表示している。このタグにはラベルと比べて腰のある厚紙が使用される。厚紙の片面にブランド名や品名を印刷し、糸を通すためのタグホールと呼ばれる孔をあけた後に所定幅にスリットし、ロール状に仕上げる。ラベルと同様に電子プリンタで価格等の文字情報やバーコードを印字した後、1枚毎にカットされ、タグホールに通した糸で衣料のボタンなどに付けられ、提げ札となる。
このタグは片面にブランド名、ブランドのロゴ、商品名等の固定された情報をまとめて印刷している。他面には、価格、製造番号、バーコードのような商品毎に異なる情報を電子プリンタで印字する。
しかし、衣料品が小ロットである場合、印刷機でブランド名やロゴを印刷するには数量が足りないこともある。このような場合、大ロット向きの印刷工程を省略し、ブランド名やロゴも電子プリンタで印字し、さらに反対側の面に価格やバーコードを印字する、即ち両面印字できると経済的である。また、宝飾品やメガネに取り付けるタグは、商品が小さい故にタグのサイズが制約を受けて小型になっている。しかし、小サイズのタグは印字可能な面積も限られるため、この場合も両方の面への印字ができると都合が良い。
しかし、ほとんどの電子プリンタは片面だけに印字する仕様であり、両面印字に対応していない。両面印字を行うには片面に印字したタグを一旦巻き取り、それを再度プリンタに表裏面を逆にセットして印字を行う方法があるが、印字の位置がずれてしまったり、両面相互の情報の対応関係がくずれ、表面の商品名と裏面の価格が合わなくなるという危険性がある。
そこで図8(a)に示すような貼り合わせタグ70が使われている。同図に示すように、貼り合わせタグ70は同サイズ、同一形状の粘着紙71・72を折り曲げ線となるミシン目77を挟んで線対称に配置したものである。粘着紙71・72にはタグホール78として使用予定の円形のハーフカットが同様にミシン目77に対して線対称位置に形成されている。
図8(b)にb−b線断面図を示すように、貼り合わせタグ70は、基材73、粘着剤層74、セパレータ75をこの順に積層したものである。一般的なラベルと同様の方法で印刷、ダイカット、カス上げ加工して作成される。粘着紙71・72の表面は任意の情報を印字する印字面であり、見開き状態で印字すれば実質的に両面印字が可能になっている。セパレータ75の裏面には貼り合わせタグ70の一単位のピッチを検出するためのタイミングマーク79が印刷されている。
次に、貼り合わせタグ70を巻回したロール状の貼り合わせタグ連続体に電子プリンタで可変情報を印字し、値札(提げ札)として使用するまでを説明する。
図9は電子プリンタ50の概略側面図である。電子プリンタ50は、ロール紙供給手段51と印字手段61とを筐体52内に設けたものである。ロール紙供給手段51の軸には貼り合わせタグ70を巻回した貼り合わせタグ連続体80が回転可能に支持されている。貼り合わせタグ連続体80の走行経路に沿って、ガイドロール56、貼り合わせタグ連続体80の有無を検知する用紙センサ57、貼り合わせタグ70のインターバルを検出するタイミングマークセンサ58が取り付けられている。その下流にはプラテンローラ62とサーマルヘッド63とからなる印字手段61が配置され、筐体52の隣接位置には発行口54が設けられる。
印字手段61の上方周囲には熱転写リボンの供給軸65、ガイドロール66および巻き取り軸67が設けられて熱転写リボン68の走行経路を形成している。熱転写リボン68は供給軸65にセットされ、ガイドロール66によりプラテン62とサーマルヘッド63との間に誘導され、それらにより貼り合わせタグ連続体80とともに押圧保持される。そしてサーマルヘッド63下流の転向部材64で上方へ向きを変え、巻き取り軸67へ向う。
プラテンローラ62が回転すると、貼り合わせタグ連続体80は、ガイドロール56、用紙センサ57、タイミングマークセンサ58を経て印字手段61に至り、貼り合わせタグ70にサーマルヘッド63の発熱走査で熱転写リボン68からインクが溶融転写され、文字やバーコード等の画像83が印字される(図8参照)。印字が行なわれた貼り合わせタグ70は発行口54から外部に排出される。同時に、印字済みリボン69は巻き取り軸67に巻き取られる。一般に、貼り合わせタグ70は数枚から数十枚まとめて連続発行する。
図10(a)のように指でセパレータから剥がす。続いて、図10(b)のように指でミシン目77から折り曲げ、粘着紙71と粘着紙72の粘着面同士を貼り合わせる。すると図10(c)に示す貼り合わせタグ90が完成し、実質的な両面印字がなされる。最後に、図11のようにタグホール78に糸や紐を通し、衣料品92などの商品に提げる。
しかし、一連の貼り合わせ作業は粘着剤がむき出しになった状態で行うため、指に貼り付くなど作業性が良くない。とりわけ、粘着紙71・72の基材73が薄く腰が弱い場合や、粘着紙71・72のサイズが大きい場合、細長い場合などは、二つ折り作業が行いにくい。セパレータからの剥離、折り曲げ、貼り合わせが全て手作業であるために、粘着紙71・72をミシン目77で正確に折り曲げないと、図11(a)に示すように粘着紙71と粘着紙72がずれた状態で貼り合わされてしまう。この場合、粘着剤層74が露出した状態になり、衣料品などを汚す恐れが生じる。
また、ずれて貼り合わせしまった貼り合わせタグ90は変形していることがあり、修正を試みても図11(b)のようにシワ86が生じてしまう。例えば画像83であるバーコード部分にシワ86が発生すると、そのデータが読み取り不能になる。
特開2003−261841号公報
本発明は上記の課題を解決するためなされたもので、印字発行した貼り合わせタグを貼り合わせる際にずれることがなく、正確に貼り合わせることができる貼り合わせタグ連続体および貼り合わせタグの発行方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決すべく、以下に掲げる構成とした。
請求項1に記載の発明は、直線状の折り目線を挟んで線対称の形状を有する第1の粘着紙および第2の粘着紙を含む貼り合わせタグを、前記第1の粘着紙および第2の粘着紙の裏面に塗布された粘着剤層によって、長尺帯状のセパレータに、前記折り目線を該セパレータの幅方向と平行にして一定間隔で仮着した貼り合わせタグ連続体であって、前記セパレータの裏面に、折り目線の位置を検出するための第1のタイミングマークと、貼り合わせタグ一単位の位置を検出する第2のタイミングマークとが設けられていることを特徴とする貼り合わせタグ連続体である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の貼り合わせタグ連続体の折り目線がミシン目であることを特徴とする貼り合わせタグ連続体である。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の第1の粘着紙および第2の粘着紙のそれぞれに、直線状の折り目線を挟んで線対称になる位置にタグホールが形成されていることを特徴とする貼り合わせタグ連続体である。
請求項4に記載の発明は、直線状の折り目線を挟んで線対称の形状を有する第1の粘着紙および第2の粘着紙を含む貼り合わせタグを、前記第1の粘着紙および第2の粘着紙の裏面に塗布された粘着剤層によって、長尺帯状のセパレータに、前記折り目線を該セパレータの幅方向と平行にして一定間隔で仮着した貼り合わせタグ連続体を、前記貼り合わせタグ連続体を搬送しながら印字する印字手段と、印字手段の下流に配置した転向部材を含み、印字後の貼り合わせタグ連続体からセパレータの搬送方向を転向部材で鋭角に変えて搬送し、前記貼り合わせタグをセパレータから剥離させる剥離手段と、を少なくとも有するプリンタで印字発行する貼り合わせタグの発行方法であって、印字後の貼り合わせタグ連続体を、該折り線が転向部材の先端に一致するまで搬送して第1の粘着紙からセパレータを剥離する工程と、第1の粘着紙を転向部材の先端を支点として折り線で折り曲げる工程と貼り合わせタグ全体をセパレータから剥離する工程と、セパレータから剥離した第1の粘着紙と第2の粘着紙とを貼り合わせる工程と、を含むことを特徴とする貼り合わせタグの発行方法である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の折り目線がミシン目であることを特徴とする貼り合わせタグの発行方法である。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の第1の粘着紙および第2の粘着紙のそれぞれに、直線状の折り目線を挟んで線対称になる位置にタグホールが形成されていることを特徴とする貼り合わせタグの発行方法である。
本発明の貼り合わせタグ連続体および貼り合わせタグの発行方法によれば、印字発行した貼り合わせタグを貼り合わせる際にずれることがなく正確に貼り合わせることができる。手作業であってもタグの貼り合わせミスによる不具合が減少し、無駄にすることがない。また、正確に貼り合わせることができるため、貼り合わせのずれにより粘着剤が露出し、衣料品を汚すという問題が回避される。さらに、ずれが原因でタグが変形してシワが発生することがないために審美性が保たれ、タグ表面に印字した文字情報の視認性が維持されるとともに、バーコードなどの情報を正確に読み取ることができる。
本発明の貼り合わせタグ連続体を示す平面図。 本発明の貼り合わせタグの発行に用いる電子プリンタの概略側面図。 本発明の貼り合わせタグに印字を行った状態を示す平面図。 本発明の貼り合わせタグの発行に用いるプリンタの発行口周辺を示す要部拡大斜視図。 本発明の貼り合わせタグの発行方法の動作順を示す説明図。 貼り合わせタグの使用例を示す説明図。 本発明の別な実施態様の貼り合わせタグに印字を行った状態を示す平面図。 従来の貼り合わせタグを示す平面図および断面図。 従来の貼り合わせタグの発行に用いる電子プリンタの概略側面図。 従来の貼り合わせタグの貼り合わせ手順を示す説明図。 貼り合わせ作業で不具合が生じた例を示す説明図。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1に本発明の貼り合わせタグ連続体20を示す。図1(a)は貼り合わせタグ10の印字面側(表面)、図1(b)は同じく貼り合わせタグ10のセパレータ15側(裏面)である。
本発明の貼り合わせタグ連続体20は、幅方向に直線状に延びた折り目線であるミシン目17を挟んで線対称の形状を有する第1の粘着紙11と第2の粘着紙12とからなる貼り合わせタグ10を、セパレータ15の剥離面上に一定間隔で配置したものである。第1の粘着紙11および第2の粘着紙12は、例えばラベル等に用いられる紙やフィルム等からなる基材の片面に粘着剤層を設けた物である。
第1の粘着紙11および第2の粘着紙12にはタグホール18として利用する予定の円形のハーフカットがミシン目17に対して線対称の位置に形成されている。
第2の粘着紙12の進行方向側のセパレータ面には折り目線であるミシン目17を検知するための第1のタイミングマーク21が設けられている。また、第2の粘着紙12後方のセパレータ面には、第2の粘着紙12の終端、即ち、貼り合わせタグ10一単位の終端を検知するための第2のタイミングマーク22が設けられている。
粘着紙11および粘着紙12を構成する基材の種類や材質は、紙や合成樹脂フィルムなど特に限定されるものではなく、粘着紙として一般的に用いられているものである。貼り合わせタグとしての手触りや風合いを考慮すると、腰がある厚手の紙やフィルムが望ましい。紙、フィルムとも厚さはプリンタで印字可能な厚さであれば、70μm以上が好ましく、より好ましくは100μm以上である。種類としては、例えば、上質紙、コート紙、アート紙のような紙基材またはそれらの厚紙、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)、PS(ポリスチレン)を素材とした合成樹脂フィルムや、前記の合成樹脂を複数種組み合わせたシート、合成樹脂フィルムと紙とを合わせた複合シートも使用できる。もちろん感熱紙(サーマル紙)でも構わない。
粘着紙11および粘着紙12を構成する粘着剤は、例えば、エマルジョン系(粘着剤を水に分散したもの)、ソルベント系(粘着剤を溶剤に溶解したもの)、ホットメルト系(熱可塑性を利用したもの)等である。材質としては、合成ゴム系や天然ゴム系、アクリル樹脂系、ポリビニルエーテル樹脂系、ウレタン樹脂系、シリコーン樹脂系等の粘着剤があげられる。なお、粘着剤の粘着力は任意である。
セパレータ15は汎用のものである。例えば、紙やフィルムに紫外線硬化型のシリコーン、熱硬化型のシリコーン、溶剤型のシリコーン、アルキルペンダントポリマーの他、フッ素系の剥離剤を塗工したものが使用可能である。
次に、貼り合わせタグ10の印字発行に用いる電子プリンタを図2を用いて説明する。図2は電子プリンタ1の概略側面図である。電子プリンタ1は、ロール紙供給手段51、印字手段61および剥離手段31を筐体52内に設けたものである。ロール紙供給手段51の軸には貼り合わせタグ10を巻回した貼り合わせタグ連続体20が回転可能に支持されている。また、筐体52内には、貼り合わせタグ連続体20の走行経路に沿って、順にガイドロール56、貼り合わせタグ連続体20の有無を検知する用紙センサ57、貼り合わせタグ連続体20のセパレータ15裏面に設けられたタイミングマーク21・22を検出するタイミングマークセンサ58が取り付けられている。タイミングマークセンサ58は、貼り合わせタグ連続体20のインターバルや粘着紙11・12のピッチ(流れ方向の長さ)に応じて取り付け位置が可変になっている。タイミングマークセンサ58の下流にはプラテンローラ62とサーマルヘッド63とからなる印字手段61が配置され、それに隣接した筐体52には発行口54が設けられている。発行口54の上方には、搬送動作を行うボタンスイッチ40が配置される。ボタンスイッチ40を1回押すと、次のタイミングマークを検出するまで貼り合わせタグ連続体20が搬送される仕組みである。
印字手段61の上方および周囲には熱転写リボンの供給軸65と、ガイドロール66と、巻き取り軸67とが設けられて熱転写リボンの走行経路を形成している。熱転写リボン68は供給軸65にセットされ、ガイドロール66によりプラテン62とサーマルヘッド63との間に誘導され、それらにより貼り合わせタグ連続体20とともに押圧保持される。そしてサーマルヘッド63下流の転向部材64で上方へ向きを変え、巻き取り軸67へ向う。
印字手段61の下流には、印字が行われた貼り合わせタグ連続体20の貼り合わせタグ10からセパレータ15を剥離する剥離手段31が設けられている。剥離手段31はセパレータ15の搬送方向を鋭角に変える転向部材32、セパレータ15を挟持し搬送する駆動ローラ33および従動ローラ34、セパレータを巻き取るセパレータ巻き取り軸35で構成される。なお、転向部材32付近に貼り合わせタグ10の有無を検知するための剥離センサ39を設けても良い。
図2に示すプリンタ1は以下のように動作する。先ず、貼り合わせタグ連続体20のロールをプリンタ1にセットし、1枚目の印字を開始する様子から説明する。ホストコンピュータ(不図示)から印字データを送って印字の指示を出す。プラテンローラ62が回転し、貼り合わせタグ連続体20がガイドロール56、用紙センサ57、タイミングマークセンサ58を経て熱転写リボン68とともに印字手段61に搬送されて行く。タイミングマークセンサ58がタイミングマーク22を検出すると、貼り合わせタグ10に対する印字が開始され、図3に示すように貼り合わせタグ10の表面にサーマルヘッド63の発熱走査で熱転写リボン68からインクが溶融転写され、バーコード等の画像43が印字される。印字が行なわれた貼り合わせタグ10は、発行口54の転向部材32方向へ搬送される。印字済みリボン69は巻き取り軸67に巻き取られる。
図4に発行口54周辺の要部拡大斜視図を示す。転向部材32に到達した貼り合わせタグ連続体20は、転向部材32の先端32aでセパレータが15が鋭角に向きを変えて引っ張られる。貼り合わせタグ10は腰が強く屈曲しにくいために直進し、セパレータ15のみが向きを変えて剥がされる。剥離したセパレータ15は巻き取り軸35に巻き取られ、セパレータロール37となる(図2参照)。
次に、図5(a)〜(e)を用いて本発明の発行方法の動作を時系列的に説明する。1枚目(先頭)の貼り合わせタグ10は、印字動作を開始すると図5(a)のように転向部材32に沿って搬送され、図5(b)のようにミシン目17が転向部材の先端に一致した位置で停止する。第1の粘着紙11の部分のみセパレータ15が剥離され、転向部在32から突き出した状態になる。
尚、印字発行動作に先立って、タイミングマークセンサ58の位置を調整し、図5(b)の位置でタイミングマークセンサ58が第1のタイミングマーク21(ミシン目17の位置を示す)を検出する位置にセットしておく。
続いて、突き出した第1の粘着紙11部分を下方へ押し、図5(c)のように転向部材の先端32aを支点としてミシン目17で折り曲げる。
プリンタ1の動作ボタン40を押す。すると後続の貼り合わせタグ連続体20への印字と搬送が始まり、タイミングマークセンサ58が第2のタイミングマーク22を検出する図5(d)の位置まで進んで停止する。ここで、貼り合わせタグ10は第2の粘着紙12部分のセパレータ15の大半が剥離された状態になる。
図5(d)の状態で貼り合わせタグ10全体を掴み、セパレータ15から分離する。続いて図5(e)に示すように第1の粘着紙11と第2の粘着紙12の粘着面同士を貼り合わせると貼り合わせタグ90が完成する。この際、第1の粘着紙11と第2の粘着紙12は既にミシン目17で折り曲げてあるため、正確かつ簡単に貼り合わせることができる。完成した貼り合わせタグ90は、タグホール18に糸91を通し、図6に示すように衣料品92に提げ、値札として活用することができる。
貼り合わせ作業を行った後は、再び動作ボタン40を押して後続の貼り合わせタグ10に対して印字動作を繰り返す。この際、発行口近傍に設けた剥離センサ39で貼り合わせタグ10の有り無しを検出させ、自動的に次の印字を行う仕組みにしても良い。
貼り合わせタグ10が小型で、ピッチ(流れ方向の長さ)が短い場合は、後続の貼り合わせタグを印字手段61までバックフィードさせてから印字しても構わない。
以上、説明したように、本発明の貼り合わせタグ連続体、貼り合わせタグの発行方法にゆおれば、二片の粘着紙が正確に貼り合わされるため、貼り合わせミスによる不具合が減少し、タグの発行ロスが減少する。また、ずれに起因する粘着剤の露出がなくなり、衣料品等を汚染することもない。さらに、ずれたことが原因でタグが変形してシワが発生することがないため、タグとしての審美性が保たれ、表面に印字した文字情報の視認性が維持されるとともに、バーコードやQRコードのような二次元コードで記録された情報を正確に読み取ることができる。
図7に本発明の別な実施態様の貼り合わせタグ連続体20を示す。この貼り合わせタグ10は先に説明した図1のタグよりも幅を拡げ、タグホール18を縁部近傍に設けたものである。折り位置となるミシン目17を幅方向と平行に設けてあれば、タグのサイズは任意である。
また、形状も任意であり、例えば、円形、楕円形でも良く、三角形をはじめとする多角形でも構わない。さらに、ミシン目を複数本設けた例、例えばミシン目を2本設けた三つ折り型の貼り合わせタグへも適用可能である。
また、上述した例ではミシン目17の位置を検出するタイミングマーク21と、貼り合わせタグ10を検出するタイミングマーク22を別々に設けたが、プリンタ1のメモリにタグのピッチやインターバルを表す数値情報を記憶させる方式にすれば、貼り合わせタグ10のインターバルを検出するタイミングマークを設けるだけでも良い。
さらにまた、ミシン目17の位置を検出するタイミングマーク21と、貼り合わせタグ10を検出するタイミングマーク22を貼り合わせタグ連続体の両側に設けたが、それぞれ片側に設けても良い。この場合、プリンタにタイミングマークセンサを増設する。
なお、本発明が前述した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
1 電子プリンタ
10 貼り合わせタグ
11 第1の粘着紙
12 第2の粘着紙
15 セパレータ
17 ミシン目
18 タグホール
20 貼り合わせタグ連続体
21 第1のタイミングマーク
22 第2のタイミングマーク
31 剥離手段
32 剥離板
33 駆動ローラ
34 従動ローラ
35 巻き取り軸
37 セパレータロール
39 剥離センサ
40 動作ボタン
43 画像
50 電子プリンタ
51 ロール紙供給手段
52 筐体
54 発行口
56 ガイドロール
57 用紙センサ
58 タイミングマークセンサ
61 印字手段
62 プラテンローラ
63 サーマルヘッド
64 転向部材
65 供給軸
66 ガイドロール
67 巻き取り軸
68 熱転写リボン
69 印字済みリボン
70 貼り合わせタグ
71 粘着紙
72 粘着紙
73 基材
74 粘着剤層
75 セパレータ
77 ミシン目
78 タグホール
79 タイミングマーク
80 貼り合わせタグ連続体
83 画像
86 シワ
90 貼り合わせタグ

Claims (6)

  1. 直線状の折り目線を挟んで線対称の形状を有する第1の粘着紙および第2の粘着紙を含む貼り合わせタグを、前記第1の粘着紙および第2の粘着紙の裏面に塗布された粘着剤層によって、長尺帯状のセパレータに、前記折り目線を該セパレータの幅方向と平行にして一定間隔で仮着した貼り合わせタグ連続体であって、
    前記セパレータの裏面に、折り目線の位置を検出するための第1のタイミングマークと、貼り合わせタグ一単位の位置を検出する第2のタイミングマークとが設けられていることを特徴とする貼り合わせタグ連続体。
  2. 請求項1記載の折り目線がミシン目であることを特徴とする貼り合わせタグ連続体。
  3. 請求項1記載の第1の粘着紙および第2の粘着紙のそれぞれに、直線状の折り目線を挟んで線対称になる位置にタグホールが形成されていることを特徴とする貼り合わせタグ連続体。
  4. 直線状の折り目線を挟んで線対称の形状を有する第1の粘着紙および第2の粘着紙を含む貼り合わせタグを、前記第1の粘着紙および第2の粘着紙の裏面に塗布された粘着剤層によって、長尺帯状のセパレータに、前記折り目線を該セパレータの幅方向と平行にして一定間隔で仮着した貼り合わせタグ連続体を、
    前記貼り合わせタグ連続体を搬送しながら印字する印字手段と、印字手段の下流に配置した転向部材を含み、印字後の貼り合わせタグ連続体からセパレータの搬送方向を転向部材で鋭角に変えて搬送し、前記貼り合わせタグをセパレータから剥離させる剥離手段と、を少なくとも有するプリンタで印字発行する貼り合わせタグの発行方法であって、
    印字後の貼り合わせタグ連続体を、該折り目線が転向部材の先端に一致するまで搬送して第1の粘着紙からセパレータを剥離する工程と、
    第1の粘着紙を転向部材の先端を支点として折り目線で折り曲げる工程と
    貼り合わせタグ全体をセパレータから剥離する工程と、
    セパレータから剥離した第1の粘着紙と第2の粘着紙とを貼り合わせる工程と、
    を含むことを特徴とする貼り合わせタグの発行方法。
  5. 請求項4記載の折り目線がミシン目であることを特徴とする貼り合わせタグの発行方法。
  6. 請求項4記載の第1の粘着紙および第2の粘着紙のそれぞれに、直線状の折り目線を挟んで線対称になる位置にタグホールが形成されていることを特徴とする貼り合わせタグの発行方法。
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