JP2014028412A - 動力工具 - Google Patents

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隆志 清原
Koji Sakamoto
考史 坂本
Toshihiro Hachisuga
智弘 蜂須賀
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Abstract

【課題】工具本体部からグリップが延びるピストル形の電動工具において、グリップには作業性を考慮して十分な滑り止めがなされているが、工具本体については滑り止めが十分でないため、工具本体を片手で持って持ち運ぶ際に滑り易く、この点で可搬性がよくなかった。
【解決手段】樹脂製の本体ハウジング10の上面側に、横方向に延びる複数の突起部10a〜10aを設けて滑り止めとし、本体ハウジング10の下面側に、前後方向に延びる複数の突起部10b〜10bを設けて滑り止めとする。また、金属製のフロントハウジング11の左右側部に前後方向に延びる複数の突起部11a〜11aを設けて滑り止めとする。各突起部10a,10b,11aにより工具本体2を把持する際の滑り止めがなされて、作業性及び可搬性が高められる。
【選択図】図1

Description

この発明は、例えば孔明け作業用の震動ドリル等の主として回転工具であって、作業者が手に持って用いる手持ち式の動力工具に関する。
この種の動力工具は、動力源としての電動モータを内装した工具本体と、作業者が把持するハンドル部を備えている。多くの場合ハンドル部は工具本体の後部から側方へ延びる状態に設けられている。工具本体の先端には孔明けドリル等の先端工具を装着するためのチャックが装備されている。ハンドル部の基部付近には、作業者がハンドル部を把持した手の指先で引き操作するためのスイッチレバーを備えている。スイッチレバーを引き操作して電動モータを起動するとチャックを取り付けたスピンドルが回転する。
作業者は、一方の手でハンドル部を把持し、他方の手で工具本体を下から支えた状態で工具本体の先端に装着した先端工具を回転させつつ加工部位に押し付けて孔明け作業を行うことができる。
このように作業者が手に持って用いる手持ち式の動力工具では、ハンドル部の作業中に手が当接される部位に滑り止め用の突起が設けられている。下記の特許文献1には、ハンドル部表面のエラストマ樹脂層に滑り止め用の突起部を設ける技術が開示されている。
特開2011−67917号公報
しかしながら、従来は、動力工具の使用時(作業中)において作業者の手が当接される主としてハンドル部について滑り止め機能を設ける様々な技術が提供されていたが、当該動力工具の不使用時であって手に持って搬送する際の滑り止め機能については考慮されていなかった。このため、例えば作業台上に置いてある動力工具を持ち運ぶために把持する場合には、予め滑り止め機能が持たせられているハンドル部を把持する必要があり、これ以外の例えば工具本体を把持した場合には手が滑って把持しづらく、無理に把持した場合には当該動力工具を誤って落下させるおそれがあった。
本発明は動力工具を持ち運ぶ際に、ハンドル部以外の部位を把持した際にその把持が確実になされるようにする。また、その把持の際に、ハンドル部以外の部位から作業者の手が滑り難くすることにある。
上記の課題は、下記の発明によって解決される。
第1の発明は、駆動モータを内装する工具本体と、工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、駆動モータにより回転され、工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、工具本体の上部に、複数の突起部を有する動力工具である。
第1の発明によれば、グリップとは別に工具本体の上部(上面側)に設けられた複数の突起部により、作業者が工具本体を把持して持ち運ぶ際の滑り止めがなされる。
第2の発明は、第1の発明において、複数の突起部が駆動モータのモータ軸線方向に交差して左右方向に長く形成された動力工具である。
第2の発明によれば、複数の突起部が左右方向に長く形成されていることから、工具本体を把持して持ち運ぶ際の主として機長方向の滑り止めがなされる。
第3の発明は、駆動モータを内装する工具本体と、工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、駆動モータにより回転され、工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、工具本体は、樹脂製のハウジングを備え、このハウジングの前部に金属製のフロントハウジングを備えており、このフロントハウジングに複数の突起部を有する動力工具である。
第3の発明によれば、グリップとは別にフロントハウジングに形成された複数の突起部により、作業者がフロントハウジングを把持して持ち運ぶ際の滑り止めがなされる。
第4の発明は、第3の発明において、複数の突起部が駆動モータのモータ軸線方向に沿って前後に長く形成された動力工具である。
第4の発明によれば、フロントハウジングを把持して持ち運ぶ際の主としてモータ軸線周りの滑り止めがなされる。
第5の発明は、駆動モータを内装する工具本体と、工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、駆動モータにより回転され、工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、工具本体の下部に、複数の突起部を有する動力工具である。
第5の発明によれば、グリップとは別に工具本体の下部(下面側)を把持して持ち運ぶ際の滑り止めがなされる。
第6の発明は、第5の発明において、複数の突起部が駆動モータのモータ軸線方向に沿って前後に長く形成された動力工具である。
第6の発明によれば、作業者が工具本体の下部を把持して持ち運ぶ際の主としてモータ軸線周りの滑り止めがなされる。
第7の発明は、第1〜第6の何れか一つの発明において、工具本体の後部かつグリップの上部に、このグリップを把持した作業者の手の把持位置を保持するためのホールド部が後方に張り出して設けられており、このホールド部は、厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出す動力工具である。
第7の発明によれば、グリップを把持した手の位置ずれがホールド部により規制されてその把持位置が保持される。この把持位置保持機能を有するホールド部が厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出しているので、単に薄板形状で後方へ真っ直ぐに張り出す構成に比して当該ホールド部が加工材等の他部位に接触した際の当該他部位の損傷(傷付き)を少なくすることができる。
第8の発明は、第7の発明において、ホールド部の後面に幅広の平面部を有する動力工具である。
第8の発明によれば、ホールド部の後面が加工材等のその他部位に接触した際の当該他部位の損傷をより一層少なくすることができる。
第9の発明は、駆動モータを内装する工具本体と、工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、駆動モータにより回転され、工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えたピストル形の動力工具であって、工具本体の後部かつグリップの上部に、このグリップを把持した作業者の手の把持位置を保持するためのホールド部が後方に張り出して設けられており、このホールド部は、厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出す動力工具である。
第9の発明によれば、グリップを把持した手の位置ずれがホールド部により規制されてその把持位置が保持される。この把持位置保持機能を有するホールド部が厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出しているので、単に薄板形状で後方へ真っ直ぐに張り出す構成に比して当該ホールド部が他部位に接触した際の当該他部位の損傷(傷付き)を少なくすることができる。
また、前記の課題は下記の第10の発明によっても解決される。
第10の発明は、動力源としての駆動モータを内装した工具本体と、この工具本体から側方へ突き出す状態に設けられて、作業者が一方の手で把持するグリップを有するピストル形の動力工具であって、工具本体の周囲に、当該工具本体を把持した他方の手の指先に対する滑り止め用の突起部を設けた動力工具である。
第10の発明によれば、工具本体を把持して当該動力工具を持ち運ぶ際の滑り止めがなされることから、当該動力工具の可搬性を高めることができる。
滑り止め用の突起部は、樹脂製の本体ハウジングの上面側に横方向に長く設けた構成、本体ハウジングの下面側に前後方向に長く設けた構成、本体ハウジングの前側に結合した金属製のフロントハウジングに設けた構成、あるいはこれらを組み合わせた構成とすることができる。
本実施形態に係る動力工具の右側面図である。本実施形態では、動力工具の一例として孔明け作業用の電動ドリルが示されている。 動力工具の縦断面図である。 図1の(III)-(III)線断面矢視図であって、減速機構部の縦断面図である。 本実施形態に係る動力工具の左側面図である。 本実施形態に係る動力工具を、図1中矢印(V)方向から見た前面図である。 本実施形態に係る動力工具を、図1中矢印(VI)方向から見た後面図である。 本実施形態に係る動力工具を、図1中矢印(VII)方向から見た上面図である。 本実施形態に係る動力工具を、図1中矢印(VIII)方向から見た下面図である。 本実施形態に係る動力工具を、左斜め前方から見た斜視図である。 本実施形態に係る動力工具を、右斜め後方から見た斜視図である。 図1の(XI)-(XI)線断面矢視図であって、工具本体の縦断面図である。 図11の(XII)部拡大図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図12に基づいて説明する。図1及び図2は、本実施形態に係る動力工具1を示している。本実施形態では動力工具1の一例として、孔明け作業の電気ドリルを例示している。動力工具1の後ろ側(図1において左側)に作業者が位置する。この明細書において、部材及び構成の左右方向については作業者を基準とする。また、後述するように孔明け加工が進行する方向を前側とし、作業者から見て手前側を後ろ側とする。
この動力工具1は、動力源としての電動モータ4を内装した工具本体2と、工具本体2の後部から側方へ延びるグリップ3を備えたピストル形の電動工具で、作業者が一方の手(例えば図示するように右手RH)でグリップ3を把持して孔明け作業に用いられる。グリップ3の基部前面に把持した右手RHの指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー3aが設けられている。また、グリップ3の下端からは、AC電源用の電源コード3cが引き出されている。スイッチレバー3aを引き操作すると、電源コード3cを経て供給される交流電源を電源として電動モータ4が起動する。電動モータ4の回転出力(出力軸4a)は2段減速用の減速ギヤ列5を経てスピンドル6に伝達される。図3に示すように電動モータ4の出力軸4aは、中間軸5aに固定された第1中間ギヤ5bに噛み合わされている。同じく中間軸5aに固定された第2中間ギヤ5cは、駆動ギヤ5dに噛み合わされている。駆動ギヤ5dは、スピンドル6に固定されている。
スピンドル6は、工具本体2の前部から突き出されており、この突き出し部分にチャック7が取り付けられている。このチャック7にドリルビット等の先端刃具(図示省略)が装着される。従って、図1中白抜きの矢印で示す前方向が加工進行方向となる。先端工具を装着した動力工具1を図1中白抜きの矢印で示す前方向に押し付けることにより、先端工具が加工材に押し付けられて孔明け加工がなされる。
工具本体2は、円筒形状の本体ハウジング10と、フロントハウジング11と、リヤハウジング12を備えている。本体ハウジング10に電動モータ4が内装されている。本体ハウジング10の前部に、ハウジングベース13を介してフロントハウジング11が結合されている。フロントハウジング11内に、減速ギヤ列5が内装されている。また、スピンドル6は、フロントハウジング11に支持した軸受け6aで前部側を支持され、ハウジングベース13に取り付けた軸受け6bで後部側を支持されている。スピンドル6は、このフロントハウジング11の前端から前方へ突き出されている。
フロントハウジング11にはねじ20〜20が貫通する貫通孔が形成されている。また、ハウジングベース13にはねじ20〜20が貫通する貫通孔が形成されている。本体ハウジング10には、ねじ20〜20が固定されるためのねじボスが形成されている。フロントハウジング11とハウジングベース13と本体ハウジング10は、4本のねじ20〜20で前方から共締めされるようになっている。
本体ハウジング10は、樹脂製の筒形ハウジングで、電動モータ4を収容する筒状部と、筒状部と一体に後方に設けられた半割り第1グリップ部を有している。半割り第1グリップ部と固定されるように半割り第2グリップ部が設けられている。半割り第1グリップ部と、半割り第2グリップ部は、左右方向に延びるねじ21〜21によって固定されている。半割り第1グリップ部には、3つのねじボス21a〜21aが形成されている。半割り第2グリップ部には、3本のねじ21〜21がそれぞれ貫通する貫通孔が形成されている。3本のねじ21〜21は、3つの貫通孔及び3つのねじボスに右方向から固定されるようになっている。
本体ハウジング10の上面には、3本の突起部10a〜10aが設けられている。この3本の突起部10a〜10aは、樹脂成形により本体ハウジング10の上面に一体に設けられている。この3本の突起部10a〜10aは、相互に前後方向に適宜間隔をおいてそれぞれ左右方向(前後方向に交差する方向)に長く延びている。3本の突起部10a〜10aは、作業者が当該工具本体2を把持した際において概ね指先が1本ずつ嵌り込む程度の間隔で前後に並列配置されている。
本体ハウジング10の下面にも、複数の突起部10b〜10bが設けられている。この複数の突起部10b〜10bも、樹脂成形により本体ハウジング10の下面に一体に設けられている。この突起部10b〜10bは、前後方向に沿って長く延びている。また、図8に示すようにこの突起部10b〜10bは、本体ハウジング10の下面に左右対称に設けられている。
図11及び図12に示すように各突起部10bは、本体ハウジング10の外面10eから放射方向に突き出しており、その下部側に外面10eに向かって傾斜する第1傾斜部10b1が形成され、上部側に上向きに凸形の第2傾斜部10b2が形成されて、全ての突起部10b〜10bは、その断面を上向きに尖る側に傾斜させた状態に形成されている。このため、工具本体2を下から把持すると、図12中白抜きの矢印で示すように指先が下向きに引っ掛かってその滑り止めがなされるようになっている。
このように本体ハウジング10の上面と下面に設けられた突起部10a〜10a、10b〜10bは、例えば図7に示すように工具本体2を作業者が右手RHで直接把持した際に、その手の平や指先が当接されることにより、滑り止め機能を発揮する。
工具本体2の左右側部には、指先が嵌り込む程度の幅で前後に延びる凹部が設けられている。左右の凹部は、作業者が工具本体2を把持する際の指当て部10dとして機能する。左右の指当て部10d,10d内にも滑り止め用の突起部10c〜10cが設けられている。
作業者は、図1に示すようにグリップ3のほぼ全体を右手RHで把持して当該動力工具1を用いることができる他、例えば図9に示すように右手RHの親指を左側の指当て部10dにあてがい、人差し指を右側の指当て部10dにあてがって、小指若しくは薬指をスイッチレバー3aにあてがった状態で当該動力工具1を用いることができる。この把持形態の場合、後述するホールド部12aによって右手RHの上方への位置ずれが防止されてグリップ3の上部であって工具本体2の後部をしっかりと把持することができる。
ハウジングベース13を介して本体ハウジング10の前部に金属製(アルミ鋳物)のフロントハウジング11が結合されている。このフロントハウジング11の左右側部にも、主として滑り止め用の突起部11a〜11aが設けられている。図では、左右それぞれ5本の突起部11a〜11aが左右対称でそれぞれ前後に長く延びる状態に設けられている。図4に示すように作業者は右手RHでグリップ3を把持し、左手LHでフロントハウジング11を下から支えて当該動力工具1を持ち運ぶことができる。この際に、突起部11a〜11aによって左手LHのフロントハウジング11に対する滑り止めがなされて、例えば運搬中に当該動力工具1をしっかりと支えることができる。
前記したように本体ハウジング10の後部側に結合された樹脂製のリヤハウジング12は左右半割り構造を備えている。本実施形態の場合このリヤハウジング12に同じく樹脂製で左右半割り構造のグリップ3が樹脂成形により一体に設けられている。図ではリヤハウジング12及びグリップ3の左右半割り構造の突き合わせ部に符号J2が付されている。
工具本体2の後部であってリヤハウジング12の上部には、大型のホールド部12aが後方へ張り出す状態で一体に設けられている。このホールド部12aは、厚肉で後方斜め上向きに傾斜する状態に設けられている。このホールド部12aの後面には、幅広の平たん面12bが設けられている。図9及び図10に示すようにこの平たん面12bは、左右側部から後面側へ徐々に上下幅寸法が大きくなる半円弧形に設けられている。この平たん面12bによって、ホールド部12aは大きな厚さ寸法で厚肉に形成されている。
このように平たん面12bが形成されて厚肉に設けられた大型のホールド部12aによって、グリップ3を把持した右手RHの位置ずれが規制されて保持(ホールド)され、これにより当該動力工具1の使い勝手及び作業性を高めることができる。
グリップ3の左右側部には、上下に延びる複数の突起3b〜3bが設けられている。また、本体ハウジング10の周囲、リヤハウジング12とグリップ3の主として後面であって作業者の手の平や指先が当たる部位には、エラストマ樹脂層が被覆されてその滑り止めがなされ、また把持感が高められている。
なお、本体ハウジング10の周囲、リヤハウジング12とグリップ3の主として甲面であって作業者の手のひらや指先が当たる部位に設けられるエラストマは被覆しないようにすることもできる。
以上のように構成した本実施形態の動力工具1によれば、作業者が一方の手(右手RH)でグリップ3を把持し、他方の手(左手LH)で工具本体2の本体ハウジング10若しくはフロントハウジング11を把持して当該動力工具1を持ち運ぶ際において、グリップ3の突起部3b〜3b、本体ハウジング10の突起部10a〜10a、10b〜10b及びフロントハウジング11の突起部11a〜11aによって手の滑り止めがなされることにより確実に把持して持ち運ぶことができ、この点で当該動力工具1の使い勝手を高めることができる。
本実施形態の場合、本体ハウジング10の上面に左右方向に延びる複数の突起部10a〜10aが設けられていることにより、当該本体ハウジング10をその上面側から手で把持する際の滑り止めがなされる。しかも、複数の突起部10a〜10aが指先1本分の隙間を置いて前後方向に並列配置されていることから、本体ハウジング10を例えば左側方から把持した左手LHの各指先(人差し指、中指、薬指、小指)を突起部10a,10a間に嵌り込ませて当該本体ハウジング10を把持することができ、これにより一層確実な滑り止めがなされるようになっている。この際、左手LHの親指は本体ハウジング10の下面側に設けた突起部10b〜10bによって滑り止めがなされる。
さらに、右手RHでグリップ3を把持し、左手LHで本体ハウジング10を下方から受けた状態に把持する場合には、手の平の滑り止めが下面側の突起部10b〜10bによりなされ、指先の滑り止めが上面側の突起部10a〜10aによってなされる。
また、一方の手(右手RH)でグリップ3を把持し、他方の手(左手LH)でフロントハウジング11を上方から又は左側方から又は下方から把持する際には、突起部11a〜11aによってその滑り止めがなされる。
このように、右手RHでグリップ3を把持し、左手LHで本体ハウジング10若しくはフロントハウジング11に支えて孔明け加工を行う場合に、右手RHの滑り止めが突起部3b〜3bによってなされ、かつ左手LHの滑り止めが突起部10a〜10a、10b〜10b、11a〜11aによってなされ、当該動力工具1を様々な把持形態で把持する場合(例えば運搬時等)に確実な滑り止めがなされてその使い勝手を高めることができる。
このことから、当該動力工具1を孔明け加工に用いる場合ではなく、単に持ち運ぶ際に、作業者は動力工具1の工具本体2を様々な向きから、それぞれ滑り止めがなされた状態で把持することができ、この点で当該動力工具1の可搬性及び取り扱い性(持ち運びの利便性)を高めることができる。
また、工具本体2の後部には、大型のホールド部12aが設けられている。このホールド部12aによって、グリップ3を把持した作業者の手(右手RH)の把持位置が保持される。
特に、図9に示すように作業者がグリップ3の上部であって、工具本体2の左右側部の指当て部10d,10dに親指と人差し指をあてがって当該工具本体2の後部を把持し、小指若しくは薬指でスイッチレバー3aを引き操作する状態に把持した場合には、ホールド部12aによって手の把持位置がより確実に保持(ホールド)される。
ホールド部12aは、厚肉で後方斜め上向きに傾斜して設けられ、かつその後面に平たん面12bが設けられていることにより、後方へ張り出した状態に設けられた当該ホールド部12aを誤って加工材等のその他の部位にぶつけた場合であっても、その損傷を最小限に抑えることができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、本体ハウジング10の上面にさらに多くの突起部10a〜10aをもっと短い間隔で設ける構成としてもよい。また、本体ハウジング10の上面側の突起部については、例示したように左右方向ではなく前後方向に長く延びる形態であってもよい。逆に、本体ハウジング10の下面側の突起部10b〜10bについては、例示したように前後に長い形態の他、左右に長い突起部としてもよい。
また、左右方向若しくは前後方向に長い突条の各突起部10a〜10a、10b〜10b、11a〜11aを例示したが、突部を左右方向若しくは前後方向に複数並べて各突起部としてもよい。
動力工具1として孔明け加工用の電気ドリルを例示したが、ねじ締め機やレシプロソー等のその他の形態の電動工具、さらには電動工具に限らず圧縮エア式の打ち込み工具等のその他の形態の動力工具に広く適用することができる。
1…動力工具(孔明け用の電気ドリル)
2…工具本体
3…グリップ、3a…スイッチレバー、3b…突起部、3c…電源コード
4…電動モータ、4a…出力軸
5…減速ギヤ列
5a…中間軸、5b…第1中間ギヤ、5c…第2中間ギヤ、5d…駆動ギヤ
6…スピンドル、6a,6b…軸受け
7…チャック
10…本体ハウジング
10a…突起部(上面側)、10b…突起部(下面側)
10c…突起部(側面側)、10d…指当て部
11…フロントハウジング、11a…突起部
12…リヤハウジング、12a…ホールド部、12b…平たん面
13…ハウジングベース
RH…右手
LH…左手
J2…半割りハウジングの突き合わせ部

Claims (9)

  1. 駆動モータを内装する工具本体と、該工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、前記駆動モータにより回転され、前記工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、前記工具本体の上部に、複数の突起部を有する動力工具。
  2. 請求項1記載の動力工具であって、前記複数の突起部が前記駆動モータのモータ軸線方向に交差して左右方向に長く形成された動力工具。
  3. 駆動モータを内装する工具本体と、該工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、前記駆動モータにより回転され、前記工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、前記工具本体は、樹脂製のハウジングを備え、該ハウジングの前部に金属製のフロントハウジングを備えており、該フロントハウジングに複数の突起部を有する動力工具。
  4. 請求項3記載の動力工具であって、前記複数の突起部が前記駆動モータのモータ軸線方向に沿って前後方向に長く形成された動力工具。
  5. 駆動モータを内装する工具本体と、該工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、前記駆動モータにより回転され、前記工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えた動力工具であって、前記工具本体の下部に、複数の突起部を有する動力工具。
  6. 請求項5記載の動力工具であって、前記複数の突起部が前記駆動モータのモータ軸線方向に沿って前後に長く形成された動力工具。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載した動力工具であって、前記工具本体の後部かつ前記グリップの上部に、該グリップを把持した作業者の手の把持位置を保持するためのホールド部が後方に張り出して設けられており、該ホールド部は、厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出す動力工具。
  8. 請求項7記載の動力工具であって、前記ホールド部の後面に幅広の平面部を有する動力工具。
  9. 駆動モータを内装する工具本体と、該工具本体の後部から下方に伸びるグリップと、前記駆動モータにより回転され、前記工具本体の前部から突出するスピンドルと、を備えたピストル形の動力工具であって、
    前記工具本体の後部かつ前記グリップの上部に、該グリップを把持した作業者の手の把持位置を保持するためのホールド部が後方に張り出して設けられており、該ホールド部は、厚肉で後方斜め上向きに傾斜して張り出す動力工具。
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