JP2015116618A - 携帯型作業機 - Google Patents

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健治 今福
義雄 関
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Abstract

【課題】トップハンドルを握る作業者の手の親指の力を有効に利用でき、作業性を向上することのできる携帯型作業機を提供する。【解決手段】携帯型作業機であるチェンソー1は、駆動源としてのエンジンを収容した本体2の上方において前後方向に延びるトップハンドル6と、本体2から前方に突出して設けられた作業工具としてのガイドバー3及びソーチェーン4と、を有する。トップハンドル6の上面には、トップハンドル6のグリップ部61を握る作業者の手の親指を載置するための親指載置部65が設けられており、親指載置部65は、グリップ部61よりも前方で、かつグリップ部61の幅の範囲内に収まるように配置されている。【選択図】図3

Description

本発明は、携帯型作業機に関し、特に、本体の上方において前後方向に延びるトップハンドルを有した携帯型作業機に関する。
この種の携帯型作業機の一例として、トップハンドルソーと称されるチェンソーが知られている。一般的なトップハンドルソーは、駆動源(エンジンや電動モータなど)を収容した本体の上方において前後方向に延びるトップハンドルと、前記本体の左側面側に設けられたサイドハンドルと、を有している。また、その作業工具であるガイドバー及びソーチェーンは、前記本体から前方に突出して設けられている。
作業者は、通常、左手で前記サイドハンドルを握ると共に右手で前記トップハンドルを握り、右手の親指で前記トップハンドルソーを支えながら前記ガイドバー及び前記ソーチェーンを木材などの切断対象物に押し付けることによって当該切断対象物の切断を行う。そのため、前記トップハンドルソーには、前記トップハンドルを握る作業者の右手の親指を載置するための親指載置部が設けられているものがある。例えば、特許文献1に記載のトップハンドルソーには、前記トップハンドルの前端部の左右両側に親指サポートが設けられている。
米国特許第7168132号明細書
しかし、特許文献1に記載のトップハンドルソーでは、前記トップハンドルを握る作業者の右手の親指を前記親指サポートに載置すると、当該親指の向きがトップハンドルの延伸方向(すなわち、トップハンドルソーの操作方向)に対して斜めになる。このため、作業時(鋸断時)に親指の力を有効に利用することができず、前記トップハンドルソーを支えたり、前記ガイドバー及び前記ソーチェーンを前記切断対象物に押し付けたりするために、必要以上に親指に力を入れる必要があるなど作業性の面で課題があった。
なお、このような課題は、前記トップハンドルソーに限るものではなく、本体の上方において前後方向に延びるトップハンドルを有した携帯型作業機、特に、本体から前方に突出して設けられた作業工具を有した携帯型作業機に共通するものである。
そこで、本発明は、従来に比べて、トップハンドルを握る作業者の手の親指の力を有効に利用でき、作業性を向上することのできる携帯型作業機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、携帯型作業機は、駆動源を収容した本体の上方において前後方向に延びるトップハンドルと、前記本体から前方に突出して設けられた作業工具と、を有する。前記トップハンドルの上面には、当該トップハンドルのグリップ部を握る作業者の手の親指を載置するための親指載置部が設けられており、前記親指載置部は、前記グリップ部よりも前方で、かつ前記グリップ部の幅の範囲内に収まるように配置されている。
前記携帯型作業機によれば、前記トップハンドルを握る作業者の手の親指を前記親指載置部に載置すると、当該親指の向きが前記トップハンドルの延伸方向とほぼ一致する。このため、作業中に親指の力を効率よく利用して前記携帯型作業機を支えたり、操作したりすることができる。これにより、従来に比べて、作業中の親指の負担を軽減でき、また、作業性も向上する。
本発明の実施形態による携帯型作業機(チェンソー)の左側面図である。 前記携帯型作業機(チェンソー)の平面図である。 前記携帯型作業機(チェンソー)の後方斜視図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態による携帯型作業機としてのチェンソー(トップハンドルソー)の左側面図であり、図2は、前記チェンソーの平面図であり、図3は、前記チェンソーの後方斜視図である。
図1〜3に示すように、本実施形態によるチェンソー1は、駆動源としてのエンジンを収容した本体2と、本体2から前方(図1における左側)に突出して設けられた作業工具としてのガイドバー3及びソーチェーン4とを有する。本体2の内部には、前記駆動源により回転駆動されるスプロケット(図示省略)が設けられている。本体2の左側面には、リコイルスタータのリコイルグリップ5が露出している。ガイドバー3は、その後端側が本体2内の所定位置に固定されており、その周縁部にはガイド溝が形成されている。ソーチェーン4は、前記スプロケット及びガイドバー3に巻き掛けられており、前記スプロケットの回転に伴って、すなわち、前記エンジン(駆動源)によって駆動されてガイドバー3の前記ガイド溝に沿って走行する。
また、チェンソー1は、本体2の上方において前後方向に延びるトップハンドル6を有する。トップハンドル6は、図1に示すように、チェンソー1の側面視において、下向き略U字状(略コ字状)をなして本体2の上面に取り付けられている。より具体的には、トップハンドル6は、本体2の上面の上方を前後方向に延びて作業者が右手で握るグリップ部61と、グリップ部61の前端から逆L字状(又はL字状)に下方に屈曲して本体2の上面前部に連結された前端部62と、グリップ部61の後端からL字状(又は逆L字状)に下方に屈曲して本体2の上面後部に連結された後端部63と、を有する。
トップハンドル6の上部(上面)には、ロックレバー64、親指載置部65(図2においてハッチングで示す)、及び操作レバー66が設けられ、トップハンドル6の下部(下面)には、スロットルレバー67が設けられている(図1参照)。
ロックレバー64は、主にスロットルレバー67の不用意な回動操作を防止するものであり、グリップ部61の上部中央に押圧可能に突出して設けられている。ロックレバー64は、作業者がトップハンドル6のグリップ部61を右手で握ることによって押圧(押下)され、これにより、スロットルレバー67の操作が可能となるように構成されている。なお、スロットルレバー67は、通常、トップハンドル6のグリップ部61を握る作業者の右手の人差し指によって操作される。
親指載置部65は、チェンソー1の使用時に、トップハンドル6のグリップ部61を握る作業者の右手の親指を載置するための場所であり、グリップ部61の前方に位置する前端部62の上面の左側部分に設けられている。より具体的には、親指載置部65は、図2に示すように、チェンソー1の平面視にて、グリップ部61の前方に設けられると共に、グリップ部61の幅方向(グリップ部61の延伸方向に直交する左右方向)において、グリップ部61の外縁部よりも内側に位置するように配置されている。すなわち、本実施形態において、親指載置部65は、トップハンドル6の上面において、グリップ部61の前方で、かつグリップ部61の幅の範囲内に収まるように配置されている。
また、図1に示すように、チェンソー1の側面視にて、親指載置部65は、その後方に位置するグリップ部61から滑らかに繋がると共に、後方側から前方側に向かって徐々に高くなる傾斜面として、より具体的には、親指の腹の形状に沿うように凹状に湾曲した傾斜面として形成されている。そして、親指載置部65の前方に、トップハンドル6の頂部68が位置している。
操作レバー66は、例えば、チェンソー1の運転/停止/チョーク操作を切り替えるために操作されるものであり、通常、グリップ部61を握る作業者の右手の親指によって前後方向に押し引きされる。操作レバー66は、グリップ部61の前方に位置する前端部62の上面の右側部分に設けられている。具体的には、操作レバー66は、トップハンドル6(の前端部62)の上面において、親指載置部65の右側側方の範囲内からその前方(すなわち、右側側方の範囲外)を移動可能に構成されている。さらに言えば、操作レバー66は、親指載置部65の前部右側の位置からトップハンドル6の頂部68を越えた位置までを移動可能に構成されている。
本実施形態において、操作レバー66は、図2,3に示すように、チェンソー1(前記エンジン)を運転可能な状態とする運転位置(l)にあるときには、基端部から先端部に向かうに従って前方側に傾斜すると共に親指載置部65よりも前方に位置するように、具体的には、トップハンドル6の頂部68の右側に位置するように構成され、チェンソー1(前記エンジン)を停止させる停止位置(0)にあるときには、基端部から先端部に向かうに従って後方側に傾斜すると共に親指載置部65の前部右側に位置するように構成されている。すなわち、本実施形態において、操作レバー66は、トップハンドル6(の前端部62)の上面において、チェンソー1の作動時には、トップハンドル6の頂部68の右側、つまり、親指載置部65の右側側方の範囲外に位置し、チェンソー1の停止中は、親指載置部65の前部右側、つまり、親指載置部65の右側側方の範囲内に位置するように構成されている。また、操作レバー66は、チェンソー1の作動時、すなわち、トップハンドル6の頂部68の右側に位置したときに、トップハンドル6の頂部68に連なるように形成されている(図3を参照)。
また、チェンソー1は、本体2の左側面側に設けられたサイドハンドル7を有する。サイドハンドル7は、図3に示すように、チェンソー1の後方視(背面視)にて、C字状(逆向きコ字状)をなして本体2の左側面側に取り付けられている。より具体的には、サイドハンドル7は、その一端(上端)がトップハンドル6の前端部62の左側面に連結されると共に、その他端(下端)が本体2の左側面の下部に連結されている。
なお、本実施形態において、前端部62の上面を構成する親指載置部65と、サイドハンドル7の前記一端(上端)が連結される前端部62の左側面とは、滑らかな曲面によって接続されている。
次に、以上のような構成を有するチェンソー1の使用について説明する。
チェンソー1を使用する際、作業者は、まず、右手でトップハンドル6のグリップ部61を握り、その右手の親指で操作レバー66を前方に押して停止位置(0)から運転位置(l)へと移動させる(操作する)。そして、この状態で、チェンソー1を抑えつつ、リコイルスタータのリコイルグリップ5を左手で引っ張って前記エンジン(駆動源)を始動させる。
ここで、上述のように、操作レバー66は、トップハンドル6の上面において、チェンソー1の停止中、親指載置部65の右側側方の範囲内に位置するように構成されている。このため、前記エンジン(チェンソー1)の始動時に、作業者は、グリップ部61を握る右手の親指によって操作レバー66を停止位置(0)から運転位置(l)へと容易に操作することができる。また、操作レバー66を操作した後、作業者は、右手の親指を親指載置部65へと速やかに移動させる(載置する)ことができる。
前記エンジンの始動後、作業者は、通常、右手でトップハンドル6のグリップ部61を握り、左手でサイドハンドル7を握ってチェンソー1を操作する。作業者がトップハンドル6のグリップ部61を右手で握ると、当該右手によってロックレバー64が押下されてスロットルレバー6の操作が可能になる。そして、作業者は、トップハンドル6のグリップ部61を握る右手の親指を親指載置部65に載置すると共に右手の人差し指でスロットルレバー67を適宜操作し、ガイドバー3及びソーチェーン4を木材などの切断対象物に押し付けることによって当該対象物の切断を行う。
ここで、本実施形態では、親指載置部65が、トップハンドル6の上面において、グリップ部61よりも前方で、かつグリップ部61の幅の範囲内に収まるように配置されている。また、親指載置部65は、後方側から前方側に向かって徐々に高くなる傾斜面として形成されている。さらに、親指載置部65の前方に、トップハンドル6の頂部68が位置している。このため、トップハンドル6のグリップ部61を握る作業者の手の親指の向きがトップハンドル6(グリップ部61)の延伸方向とほぼ一致すると共に、切断時の反力に対抗して安定的かつ効率的に親指の力を付加することができる。これにより、作業者は、従来に比べて、親指の力を有効に利用して、チェンソー1を支えたり、ガイドバー3及びソーチェーン4を前記切断対象物に押し付けたりすることができ、前記切断対象物を切断する際の作業者の親指及び右手全体の負担も軽減される。この結果、作業者の作業性が向上し、安全性の向上にもつながる。また、力がバランスよく伝達されて安定した切断作業が行えるため、作業者は、狙った部分を正確に及び/又はきれいに切断することが可能となる。
また、本実施形態では、操作レバー66は、トップハンドル6の上面において、チェンソー1の作動時には、トップハンドル6の頂部68の右側、換言すれば、親指載置部65の右側側方の範囲外に位置するように構成されている。このため、チェンソー1の作動時に、例えば、親指載置部65に載置した作業者の親指によって操作レバー66が誤って操作されること、すなわち、意図せずに操作レバー66を運転位置(l)から停止位置(0)に操作してしまうことが抑制される。
そして、作業者は、チェンソー1の使用を終了する場合には、親指載置部65に載置した親指で操作レバー66を後方に引いて運転位置(l)から停止位置(0)へと移動させて(操作して)前記エンジンを停止させる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形や変更が可能であることはもちろんである。
例えば、以上では、携帯型作業機がチェンソーである場合について説明したが、これに限るものではなく、本発明は、トップハンドルを有する携帯型作業機、特に本体から前方に突出して設けられた作業工具を有した携帯型作業機(例えば、エンジンカッター)に適用できるものである。
また、以上では、携帯型作業機の駆動源がエンジンである場合について説明したが、これに限るものではなく、携帯型作業機の駆動源が電動モータなどであってもよいことはもちろんである。
1…チェンソー、2…本体、3…ガイドバー、4…ソーチェーン、5…リコイルグリップ、6…トップハンドル、7…サイドハンドル、61…グリップ部、62…前端部、63…後端部、64…ロックレバー、65…親指載置部、66…操作レバー、67…スロットルレバー

Claims (6)

  1. 駆動源を収容した本体の上方において前後方向に延びるトップハンドルと、前記本体から前方に突出して設けられた作業工具と、を有した携帯型作業機であって、
    前記トップハンドルの上面には、当該トップハンドルのグリップ部を握る作業者の手の親指を載置するための親指載置部が設けられ、
    前記親指載置部は、前記グリップ部よりも前方で、かつ前記グリップ部の幅の範囲内に収まるように配置されている、携帯型作業機。
  2. 前記親指載置部は、後方側から前方に向かって徐々に高くなる傾斜面として形成されている、請求項1に記載の携帯型作業機。
  3. 前記親指載置部は、凹状に湾曲している、請求項2に記載の携帯型作業機。
  4. 前記親指載置部の前方に、前記トップハンドルの頂部が設けられている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯型作業機。
  5. 前記トップハンドルの上面には、前記グリップ部を握る前記作業者の手の親指で前後方向に操作される操作レバーが設けられ、
    前記操作レバーは、前記携帯型作業機の作動時に、前記トップハンドルの頂部の右側に位置し、かつ前記トップハンドルの頂部に連なるように形成されている、請求項4に記載の携帯型作業機。
  6. 前記トップハンドルの上面には、前記グリップ部を握る前記作業者の手の親指で前後方向に操作される操作レバーが設けられ、
    前記操作レバーは、前記親指載置部の右側側方の範囲内とその前方とを移動可能に構成され、前記携帯型作業機の作動時には、前記親指載置部の右側側方の範囲外に位置するように構成されている、請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯型作業機。
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