JP2010115765A - 作業工具 - Google Patents

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    • B25F5/02Construction of casings, bodies or handles

Abstract

【課題】被加工材に対し工具によって所定の加工作業を遂行させる手持ち式の作業工具において、工具使用者の手指によって把持される部位の疲労低減構造を提供する。
【解決手段】作業工具としてのスクリュードライバは、工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持されるハンドグリップと、本体部のハウジング後端側にて工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持されつつドライバビットに向けて工具前方へ押し込み操作される後端溝と、ハンドグリップの後端側にて水平断面が円弧形状とされた円弧状部と、被把持部のハウジング後端側にて水平断面が円弧形状とされ、当該円弧形状の曲率がハンドグリップの円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きい中間部とを備える構成とされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、手持ち式の作業工具に係り、詳しくは被加工材に対し工具によって所定の加工作業を遂行させる手持ち式の作業工具の構築技術に関する。
この種の手持ち式の作業工具の一例として、下記特許文献1に可搬式のスクリュードライバが開示されている。特許文献1に開示されたこのスクリュードライバでは、モータを収容するハウジングは、ドライバビットの回転軸に沿ってのびるハウジング胴部と、ハウジング胴部のうちドライバビットと反対側の端部から下方にのびるハンドグリップを備える構成とされる。このような構成の作業工具において、工具使用者は、ハンドグリップを把持する形態と本体ハウジングを直に把持する形態の両方の把持形態で、スクリュードライバを把持して加工作業を遂行することが可能となる。そこで、この種の作業工具においては、工具使用者の手指によって把持されるハンドグリップや本体ハウジングの形状設計に際し、疲れや痛みを感じ難い疲労低減構造に対する技術が要請される。
特開2000−167785号公報
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被加工材に対し工具によって所定の加工作業を遂行させる手持ち式の作業工具において、工具使用者の手指によって把持される部位の疲労低減構造を実現するのに有効な技術を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため、本発明に係る作業工具は、手持ち式の作業工具であって、本体ハウジング、工具取り付け部、駆動機構、ハンドグリップ、被把持部、第1の円弧状部及び第2の円弧状部を少なくとも備える。ここでいう「作業工具」として、典型的にはネジ締め作業、切断作業、切削作業、研削・研磨作業、釘打ち作業、鋲打ち作業、穴あけ作業などの作業に用いられる各種の作業工具が、ここでいう作業工具に包含される。
本体ハウジングは、駆動機構をはじめ作業工具の主要構成要素を収容するハウジング(収容体)として構成される。工具取り付け部は、本体ハウジングの前端側にて被加工材に対し所定の加工作業を行う先端工具が取り付けられる部位として構成される。駆動機構は、本体ハウジングに収容され先端工具を駆動する機構として構成される。この駆動機構として典型的には、工具本体に搭載されたバッテリから供給される電流、或いは電源コードを用いて電源から供給される電流によって作動する電動モータや、空気や燃焼ガスの圧力によって作動する機構を採用することができる。この駆動機構によって駆動された先端工具が被加工材に作用することで所定の加工作業が遂行されることとなる。なお、ここでいう「先端工具」として、典型的には被加工材に対しネジ締め作業、切断作業、切削作業、研削・研磨作業、釘打ち作業、鋲打ち作業、穴あけ作業などを施す工具が、ここでいう先端工具に包含される。また、この先端工具は、必要に応じて作業工具の一構成要素とされてもよいし、或いは作業工具とは別の構成要素とされてもよい。
ハンドグリップは、本体ハウジングに連接して先端工具の軸方向と交差する方向に長尺状に延在し、工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持される部位として構成される。操作部は、ハンドグリップのグリップ前部に設けられ、駆動機構の駆動に際し工具使用者の指により引き操作される操作部(「トリガ」ともいう)として構成される。被把持部は、本体ハウジングの後端側にて工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持されつつ先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される部位として構成される。第1の円弧状部は、ハンドグリップの後端側にて水平断面が円弧形状とされた部位として構成される。第2の円弧状部は、被把持部の後端側にて水平断面が円弧形状とされ、当該円弧形状の曲率が第1の円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きい部位として構成される。ここでいう「水平断面」は、典型的には先端工具の軸方向に沿って延在する平面として規定される。ハンドグリップ及び被把持部の両方を備えるこのような作業工具においては、ハンドグリップが工具使用者の手の第1指から第5指の全て指によって把持される第1の把持形態と、本体ハウジングの後端側が工具使用者の手の第1指及び第2指を主体として直に把持されつつ先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される第2の把持形態とが可能とされる。この第2の把持形態において具体的には、工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部が本体ハウジングの後端側に押し付け状に配置される状態とされる。
上記構成の作業工具の設計に際しては、特に第2の把持形態での工具使用の際、工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持される被把持部の後端側の形状に関し、疲れや痛みを感じ難い疲労低減構造が要請される。
ここで、ハンドグリップは工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持される(「第1の把持形態」ともいう)構成であるのに対し、被把持部は工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持される構成(「第2の把持形態」ともいう)ゆえ、ハンドグリップの後端側の第1の円弧状部と、被把持部の後端側の第2の円弧状部とでは、工具使用者が疲れや痛みを感じ難い円弧形状が異なる。具体的には、第2の把持形態は第1の把持形態に比べて工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部に荷重が集中し易いため、第1の円弧状部の円弧形状よりも、第2の円弧状部の円弧形状の方の曲率を大きくするのが有効とされる。そこで、本発明では、このような観点に基づいて、第2の円弧状部の円弧形状の曲率が、第1の円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きくなるように構成している。
このような構成によれば、第1の把持形態においてハンドグリップを把持する場合や、第2の把持形態において被把持部を把持する場合のいずれにおいても疲れや痛みを感じ難い把持構造が実現される。
本発明に係る更なる形態の作業工具では、第2の円弧状部の円弧形状は、工具使用者が被把持部を把持したときの工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率とされ、且つ当該曲率が22mm以上に設定された円弧形状として構成されるのが好ましい。本構成では、第2の円弧状部の円弧形状を、工具使用者が被把持部を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着するような曲率の範囲内で、且つその曲率が22mm以上とされた緩やかな湾曲形状とすることが可能である。
このような構成によれば、第2の把持形態での工具使用時において、工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部の縁部に倣って概ね均等に第2の円弧状部が配置されることとなり、当該水掻き部に作用する荷重を当該水掻き部の広範囲にわたって均等に分散することが可能となり、以って当該水掻き部に疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
本発明に係る更なる形態の作業工具では、第1の円弧状部の円弧形状は、工具使用者がハンドグリップを把持したときの手の第1指から第5指のうち第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされ、第2の円弧状部の円弧形状は、工具使用者が被把持部を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされ、且つ第1の円弧状部の円弧形状の曲率に対する第2の円弧状部の円弧形状の曲率の比率が1.3以上に設定された構成であるのが好ましい。本構成では、第2の円弧状部の円弧形状を、工具使用者が被把持部を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着するような曲率の範囲内で、且つその曲率が第1の円弧状部の円弧形状の1.3倍以上とされた緩やかな湾曲形状とすることが可能である。
このような構成によれば、第2の把持形態での工具使用時において、工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部の縁部に倣って第2の円弧状部が配置されることとなり、当該水掻き部に作用する荷重を当該水掻き部の広範囲にわたって均等に分散することが可能となり、以って当該水掻き部に疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
本発明に係る更なる形態の作業工具では、被把持部は、第2の円弧状部に連接する工具側面部において水平断面が円弧形状とされた第3の円弧状部を備え、当該円弧形状の曲率が第2の円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きい構成であるのが好ましい。本構成に関しては、第2の円弧状部に連接する左右の工具側面部の少なくとも一方に第3の円弧状部を設けることが可能である。本構成では、第2の円弧状部に工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部が押し付け状に配置される一方、第3の円弧状部に工具使用者の手の第1指や第2指が配置される。
このような構成によれば、第2の把持形態での工具の押し込み操作及び工具の引き操作のいずれにおいても、第2の円弧状部よりも緩やかな円弧形状の第3の円弧状部が工具使用者の水掻き部に連接する第1指や第2指の曲がり形状に対しフィットし易い被把持部の構造が実現される。
本発明に係る更なる形態の作業工具では、被把持部は、第3の円弧状部よりも本体ハウジングの前端側にて当該第3の円弧状部に連接し工具左右方向に関し内方へと窪んだ凹状部を備える構成であるのが好ましい。本構成に関しては、第3の円弧状部に連接する左右の工具側面部の少なくとも一方に凹状部を設けることが可能である。
このような構成によれば、第2の把持形態での工具使用時に工具使用者の手の第1指や第2指の指先側の部位が凹状部に引っ掛かり易い被把持部の構造が実現される。
本発明によれば、被加工材に対し工具によって所定の加工作業を遂行させる手持ち式の作業工具において、工具使用者の手指によって把持される部位の疲労低減構造を実現することが可能となった。
以下、本発明の「作業工具」の一実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、手持ち式の作業工具の一例として電動式(充電式)のスクリュードライバを用いて説明する。この種のスクリュードライバは、「作業工具」、「電動工具」或いは「電動ドライバ」とも称呼される。
本実施の形態のスクリュードライバ100の外観形状に関しては図1〜図3が参照される。なお図1、図2及び図3にはそれぞれ、本実施の形態のスクリュードライバ100を左方からみた側面図、図1中のスクリュードライバ100の背面図及び図1中のスクリュードライバ100の背面を斜め下方からみた斜視図が示されている。
図1に示すように、本実施の形態のスクリュードライバ100は、概括的に見て、スクリュードライバ100の外郭を形成する本体部101、各種ネジのネジ締め作業を行うドライバビット110を駆動する電動式の駆動モータ120、ハンドグリップ130を主体として構成される。ここでいう本体部101、駆動モータ120及びハンドグリップ130がそれぞれ、本発明における「本体部」、「駆動モータ」及び「ハンドグリップ」に相当する。なお、本実施の形態では、便宜上、スクリュードライバ100の各部位のうちドライバビット110側を「前端側」とし、ハンドグリップ130側を「後端側」とする。
本体部101は、モータハウジング103及びギアハウジング105を備える。この本体部101が本発明における「本体ハウジング」を構成している。この本体部101とハンドグリップ130をあわせて、スクリュードライバ100の本体ハウジングということもできる。また、本実施の形態のスクリュードライバ100では、ドライバビット110が工具の一構成要素とされてもよい。
モータハウジング103は、ギアハウジング105の先端側に突出するドライバビット110を駆動する駆動モータ120を収容するハウジングとして構成される。この駆動モータ120が本発明における「駆動機構」に対応しており、この駆動モータ120によって駆動される被動体としてのドライバビット110が本発明における「先端工具」に相当する。
ギアハウジング105は、特に図示しないものの、駆動モータ120の出力軸の回転を適宜減速する減速機構、この減速機構によって回転駆動されるスピンドル、当該スピンドルからボールを伝達部材として回転駆動されるハンマー、およびハンマーによって回転駆動されるアンビル106などを収容するハウジングとして構成される。アンビル106の先端は、ギアハウジング105の先端から突出しており、この突出したアンビル106の先端部分にドライバビット110が着脱自在に取り付けられるように構成されている。ここでいうアンビル106によって、本発明における「工具取り付け部」が構成される。
ハンドグリップ130は、作業時や携帯時などの際に工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持されるグリップであり、工具使用者が作業工具を手で把持する際に、その手の把持力(握力)が及ぶ部分(領域)として規定される。本実施の形態のハンドグリップ130は、本体部101側(モータハウジング103側)のハウジング後端101aからグリップ先端130aへ向けてドライバビット110の軸方向と交差する方向(図1中の上下方向)に長尺状に延在する構成とされる。このハンドグリップ130のグリップ前部130b(図1中の左側)には、駆動モータ120の電源スイッチ(図示省略)を投入操作するトリガ131が設けられている。このトリガ131は、駆動モータ120の駆動に際し工具使用者の指により引き操作される操作部材として構成され、当該引き操作解除によって駆動状態の駆動モータ120が停止される。また、このハンドグリップ130のグリップ後端側(図1中の右側)には、水平断面が円弧形状とされた円弧状部130cが設けられている。ここでいう「水平断面」は、ドライバビット110の軸方向に沿って延在する平面として規定される。このハンドグリップ130は、図2に示すように、円弧状部130c及びその周辺部において工具左右方向に関しグリップ幅d1を有する。ここでいうハンドグリップ130、トリガ131及び円弧状部130cがそれぞれ、本発明における「ハンドグリップ」、「操作部」及び「第1の円弧状部」に相当する。
また、本実施の形態において、このハンドグリップ130をはじめとする本体部101は、硬質材(硬質合成樹脂材料など)によって形成された外殻部分(ケーシング部分)を有するが、その外殻部分の外周には更に、硬質材よりも軟質の軟質材(軟質合成樹脂材料やゴム材料など)によって形成された緩衝部が設けられている。この緩衝部は、例えば図1中のグリップ前当て部132によって構成される。このような構成の緩衝部を設けることによって、ハンドグリップ130を把持して作業を行う工具使用者にソフトな把持感を付与することができるとともに、外観において工具使用者に斬新な印象を付与することが可能となる。
図2及び図3に示すように、本体部101(モータハウジング103)の左右のハウジング側面部101b,101bには、側面溝107,107が形成されている。
各側面溝107は、ドライバビット110の軸方向に沿って溝前端部107aから溝後端部107bまで略直線状に延在する凹み状の溝部として構成されている。左右2つの側面溝107は、本体部101のうちモータハウジング103を挟んで互いに対向して配設されている。これら側面溝107,107は、後述する後端溝109の円弧状部109cよりも本体部101の前端側にて当該円弧状部109cに連接し工具左右方向(図2中の左右方向)に関し内方へと窪んだ凹状部として構成される。ここでいう側面溝107,107が、本発明における「凹状部」に相当する。また、各側面溝107には、更に当該側面溝107の延在方向と交差する方向に延在する突起成分を有する突起108が複数形成されている。この突起108は、この側面溝107の配置された工具使用者の指に引っ掛かることで滑り止めとしての機能を果たす。
また、本体部101(モータハウジング103)のハウジング後端101a側には、水平断面(ドライバビット110の軸方向に沿って延在する平面)が円弧形状とされた後端溝109が形成される。
この後端溝109は、図2に示すように、工具左右方向に関し、ハンドグリップ130のグリップ幅d1よりも大きい断面幅d2を有する。後端溝109は、一方の側面溝107の溝後端部107bに繋がる一方の溝端部109aから、ハウジング後端101a側の中間部109bを経由して、他方の側面溝107の溝後端部107bに繋がる他方の溝端部109aまで略C字状に延在する凹み状の溝部として構成されている。これにより、各側面溝107は、溝後端部107bにおいて後端溝109の溝端部109aに接続され、その結果として一方の側面溝107の溝前端部107aから、後端溝109を通って他方の側面溝107の溝前端部107aへと凹み状に延在する一連の延在溝部が形成されることとなる。
また、この後端溝109は、本体部101のハウジング後端101a側において水平断面が円弧形状とされ当該円弧形状の曲率がハンドグリップ130の円弧状部130cの円弧形状の曲率よりも大きい中間部109bを備え、またこの中間部109bに連接する左右のハウジング側面部101b,101bには、中間部109bと溝端部109aとの間に円弧状部109cが設けられている。この円弧状部109cは、水平断面(ドライバビット110の軸方向に沿って延在する平面)が円弧形状とされ且つ中間部109bの円弧形状の曲率よりも大きい部位として構成される。ここでいう中間部109b及び円弧状部109cがそれぞれ、本発明における「第2の円弧状部」及び「第3の円弧状部」に相当する。また、この後端溝109の上部には、当該後端溝109の開口方向(工具側方及び後方)にフランジ状に張り出したフランジ部111(突出部分)が形成されている。
上記のように構成されたスクリュードライバ100において、工具使用者がハンドグリップ130を把持し、トリガ131を引き操作して電源スイッチを投入すると、駆動モータ120が通電駆動され、減速機構、スピンドル、ハンマー、アンビルを介してドライバビット110が回転駆動され、ネジ締め作業が遂行される。なお、スクリュードライバ100の作動原理自体は、周知の技術事項に属するため、その詳細な構成や作用の説明は、便宜上省略する。
本実施の形態のスクリュードライバ100を用いた作業形態としては、ドライバビット110を水平方向に延在させた状態で当該ドライバビット110を前方へ押圧しながら作業を行う形態や、ドライバビット110を垂直方向に延在させた状態で当該ドライバビット110を上方または下方へ押圧しながら作業を行う形態、またドライバビット110を斜め方向に延在させた状態で、当該ドライバビット110を上方または下方へ押圧しながら作業を行う形態などが想定される。
また、本実施の形態のスクリュードライバ100は、前記の各作業形態において、第1及び第2の把持形態のいずれかの把持形態が可能とされる。第1の把持形態は、スクリュードライバ100の各部位のうちのハンドグリップ130が工具使用者の手の第1指から第5指の全て指によって把持される形態として規定される。一方、第2の把持形態は、スクリュードライバ100の各部位のうちの本体部101の後端側が工具使用者の手の第1指及び第2指を主体として把持されつつドライバビット110に向けて工具前方へ押し込み操作される形態として規定される。
第2の把持形態の具体例に関しては図4及び図5が参照される。ここで、図4は、本実施の形態のスクリュードライバ100の本体部101の後端側が工具使用者によって把持された第2の把持形態を示す斜視図であり、また図5は、図1中のA−A線に関する断面構造に関し図4中の第2の把持形態を工具上方からみた部分断面図である。
図4及び図5に示すように、第2の把持形態では、工具使用者の手200の第1指(「親指」ともいう)201と第2指(「人差し指」ともいう)202とが左右の側面溝107,107を挟み込むように配置され、また第1指201と第2指202との間の水掻き部203が後端溝109に押し付け状に配置される状態とされる。本体部101のハウジング後端101a側の側面溝107,107及び後端溝109は、工具使用者の手200の第1指201及び第2指202によって把持されつつドライバビット110に向けて工具前方へ押し込み操作される部位を構成する。従って、これら側面溝107,107及び後端溝109によって、本発明における「被把持部」が構成される。また、この第2の把持形態では、特に図示しないものの、工具使用者の手200の第3指(「中指」ともいう)は、本体部101の第2指202側のハウジング側面部101bに配置され、工具使用者の手200の第4指(「薬指」ともいう)及び第5指(「小指」ともいう)は、ハンドグリップ130のトリガ131に配置されるのが好ましい。
このような第2の把持形態では、ドライバビット110の長軸上に工具使用者の手指を配置して工具後方から押し付け動作を行なうため、被加工材に対しドライバビット110を強く押し付けることができ、比較的に硬質の被加工材に対しては加工作業を容易に遂行するのに有効とされる。また、この第2の把持形態においては、工具使用者の手200の第1指201や第2指202の指先側の部位が側面溝107,107に入り込んで引っ掛かり、更に各側面溝107の複数の突起108によって滑り止めされるため、工具使用者の手200の第1指201及び第2指202に対し工具のズレが生じるのを防止するのに有効とされる。この目的において、各側面溝107の溝深さ(典型的には、図5中の円弧状部109cの頂部と側面溝107の底部との間の溝深さd3)を1.0mm以上に設定するのが好ましい。このような設定によって、第2の把持形態において工具使用者の手200の第1指201及び第2指202に対し工具のズレが生じるのをより確実に防止することが可能となる。
また、この第2の把持形態においては、左右の側面溝107,107を挟み込む第1指201及び第2指202の上方を覆うフランジ部111が配置されることとなり、第1指201及び第2指202が左右の側面溝107,107から上方へ外れるのが阻止され、また工具使用者に対し安心感を付与するのに効果的である。
ところで、上記構成のスクリュードライバ100のような電動工具にあっては、工具使用者の手200の第1指201及び第2指202によって把持される本体部101の後端側の形状に関し、疲れや痛みを感じ難い疲労低減構造が要請される。
ここで、ハンドグリップ130は工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持される構成であるのに対し、側面溝107,107及び後端溝109は工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持される構成ゆえ、ハンドグリップ130の後端側の円弧状部(円弧状部130c)と、後端溝109の後端側の円弧状部(中間部109b)とでは、工具使用者が疲れや痛みを感じ難い円弧形状が異なる。具体的には、第2の把持形態は第1の把持形態に比べて第1指と第2指との間の水掻き部に荷重が集中し易いため、ハンドグリップ130の円弧状部130cの円弧形状よりも、後端溝109の中間部109bの円弧状部の円弧形状の方の曲率を大きくすることが有効とされる。このとき、ハンドグリップ130の円弧状部130cは、工具使用者がハンドグリップ130を把持したときの手の第1指から第5指のうち第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされ、後端溝109の中間部109bは、工具使用者が本体部101のハウジング後端101a側を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされる。
このような構成によれば、第1の把持形態においてハンドグリップ130を把持する場合や、第2の把持形態において側面溝107,107及び後端溝109を把持する場合のいずれにおいても疲れや痛みを感じ難い把持構造を実現することが可能となる。
また、本発明者らは、後端溝109の中間部109bの円弧形状の曲率を、第2の把持形態の手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の範囲内で更に適正に設定することによって、工具の押し込み操作時において工具使用者の手の第1指及び第2指が後端溝109の中間部109bから受ける疲れや痛みを抑えるのに有効であり、また工具の引き操作時においても、本体部101のハウジング後端101a側を掴み易いという作用効果が得られることを見出すことに成功した。具体的には、本体部101のハウジング後端101a側の後端溝109のうち、特に中間部109bの円弧形状の曲率を22mm若しくは22mm以上に設定するのが好ましい。このような設定によれば、第2の把持形態での工具使用時において、工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部の縁部に倣って概ね均等に後端溝109の中間部109bが配置されることとなり、当該水掻き部に作用する荷重を当該水掻き部の広範囲にわたって均等に分散することが可能となる。また、中間部109bの円弧形状の最大曲率に関しては、本体部101の幅寸法を考慮した場合、当該最大曲率を例えば30mm〜35mmの範囲に設定することができる。
更に、本発明者らは、中間部109bの円弧形状の曲率に関する上記設定に際し、実施例及び比較例の把持構造を採用した場合の工具使用者の手の疲れ易さを定量的に評価した。この評価では、評価項目A(筋負担率)及び評価項目B(把持力(「力率」ともいう)に関し、後述する方法にしたがって測定及び評価を行なった。
(実施例及び比較例の把持構造)
実施例のスクリュードライバでは、後端溝109の中間部109bの円弧形状の曲率を22mm若しくは22mm以上に設定したものを使用する一方、比較例のスクリュードライバでは、後端溝109の中間部109bの円弧形状の曲率が17mm程度のものを使用した。また、このときの実施例及び比較例のスクリュードライバの質量は、いずれも3.0〜3.2[kg]の範囲で同程度とした。
(評価項目A)
評価項目Aとしての筋負担率の測定に際しては、被験者の腕の測定箇所(皮膚表面)に既知の表面筋電位計測装置の電極を被着させ、被験者が本体部101のハウジング後端101a側(側面溝107,107及び後端溝109)を一定時間把持した状態において、皮膚表面に現れている筋電位を測定した。被験者の腕の測定箇所として、腕の筋肉のうち、尺側手根伸筋、尺側手根屈筋、腕橈骨筋、橈側手根屈筋の4箇所を採用した。これら4箇所の筋肉は、特に人の手指の握力に影響を及ぼす筋肉として知られている。そして、比較例の筋電位に対する実施例の筋電位の相対的な比率を、本実施の形態では「筋負担率(%)」として規定した。
(評価項目B)
評価項目Bとしての把持力の測定に際しては、引っ張り荷重測定装置に工具の先端を接続し、被験者が本体部101のハウジング後端101a側(側面溝107,107及び後端溝109)を把持した状態で引っ張り動作を行い、そのときの引っ張り荷重を引っ張り荷重測定装置によって測定した。そして、比較例の引っ張り荷重に対する実施例の引っ張り荷重の相対的な比率を、本実施の形態では「把持力(%)」として規定した。
まず、評価項目Aとして被験者における筋負担率を算出した結果、実施例の構造を採用した場合には、比較例の構造を採用した場合よりも筋電位は相対的に低くなり、これにより実施例の構造を採用した場合の筋負担率が、比較例の構造を採用した場合の筋負担率の50〜80%程度に抑えられることが確認された。一般的に筋電位の強さは筋活動の強さと相関しており、筋力や運動エネルギーを要求される動作をするほど筋電位は高くなることが知られており、作業負担評価や作業改善のためには、筋電位が低い作業ほど負担が軽い、換言すれば握力が少なくて済むと判断される。従って、本体部101のハウジング後端101a側の後端溝109のうち、特に中間部109bの円弧形状の曲率を22mm若しくは22mm以上に設定することで、筋負担率が20〜50%程度低減されるよう作業改善が図られることが定量的に確認された。
また、評価項目Bとして被験者における把持力を算出した結果、実施例の構造を採用した場合の把持力は、比較例の構造を採用した場合の把持力の1.7〜1.8倍程度に増えることが確認された。従って、本体部101のハウジング後端101a側の後端溝109のうち、特に中間部109bの円弧形状の曲率を22mm若しくは22mm以上に設定することで、より少ない把持力での作業が可能となるよう作業改善が図られることが定量的に確認された。
上記実施の形態のスクリュードライバ100を用いれば、本体部101のハウジング後端101a側の後端溝109のうち、中間部109bの円弧形状の曲率を22mm若しくは22mm以上に設定することで、工具使用者によって本体ハウジングの後端側を把持する第2の把持形態において疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
本構成に関連して、本実施の形態では、ハンドグリップ130の円弧状部130cの円弧形状の曲率に対する後端溝109の中間部109bの円弧形状の曲率の比率を1.3以上に設定した構成を採用することが可能である。本構成では、中間部109bの円弧形状を、工具使用者が本体部101のハウジング後端101a側を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着するような曲率の範囲内で、且つその曲率が円弧状部130cの円弧形状の1.3倍以上とされた緩やかな湾曲形状とすることが可能である。このような構成によれば、第2の把持形態での工具使用時において、工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部の縁部に倣って中間部109bが配置されることとなり、当該水掻き部に作用する荷重を当該水掻き部の広範囲にわたって均等に分散することが可能となり、以って当該水掻き部に疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
更に、本実施の形態では、後端溝109の円弧状部109cの円弧形状の工具左右方向に関する断面幅d2が、ハンドグリップ130の円弧状部130cの円弧形状の工具左右方向に関するグリップ幅d1に対し1.3以上の比率に設定した構成を採用することが可能である。このような構成によっても、工具使用者によって本体部101のハウジング後端101a側を把持する第2の把持形態において疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
また、上記実施の形態によれば、後端溝109の中間部109bに工具使用者の手の第1指201と第2指202との間の水掻き部203が押し付け状に配置される一方、後端溝109の円弧状部109cに工具使用者の手の第1指201や第2指202が配置されるため、後端溝109の中間部109bにおいては工具使用者の水掻き部203に疲れや痛みを感じ難く、且つ後端溝109の円弧状部109cにおいては、第2の把持形態での工具の押し込み操作及び工具の引き操作のいずれにおいても、中間部109bよりも緩やかな円弧形状によって工具使用者の水掻き部203に連接する第1指201や第2指202の曲がり形状に対しフィットし易い後端溝109の把持構造が実現される。
また、上記実施の形態によれば、後端溝109の円弧状部109cの工具前方側に連接して工具左右方向に関し内方へと窪んだ凹状の側面溝107,107によって、工具使用者の手の第1指201や第2指202の指先側の部位が引っ掛かり易い把持構造が実現される。
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、本実施の形態に基づいた種々の応用例や変更例を想到することができる。例えば、本実施の形態を応用した以下の形態を実施することもできる。
上述した本実施の形態では、本体部101のハウジング後端101a側の形状に関し、後端溝109の中間部109bよりも工具前方側に、中間部109bの円弧形状の曲率よりも大きい円弧形状の円弧状部109cを設ける場合について記載したが、本発明では、円弧状部109cの円弧形状の曲率は、中間部109bの円弧形状の曲率との相対的な関係にかかわらず適宜設定が可能である。また、本発明では、左右の円弧状部109c,109cの少なくとも一方を必要に応じて省略することもできる。
また、上述した本実施の形態では、本体部101のハウジング後端101a側の形状に関し、後端溝109の円弧状部109cの工具前方側に連接して工具左右方向に関し内方へと窪んだ凹状の側面溝107を設ける場合について記載したが、本発明では、左右の側面溝107,107の少なくとも一方を必要に応じて省略することもできる。
また、上述した本実施の形態では、作業工具の一例としてネジ締め作業に用いられるスクリュードライバ100を例にとって説明しているが、本発明は、スクリュードライバ100に限定されるものではなく、切断作業、切削作業、研削・研磨作業、釘打ち作業、鋲打ち作業、あるいは穴あけ作業に用いられる各種の作業工具に適用され得る。この際、先端工具の駆動方式に関しては、充電式或いは交流電源によって駆動される駆動モータによって先端工具が駆動される構成、エアやガスの圧力によって先端工具が駆動される構成などを適宜採用することができる。要するに、ハンドグリップが工具使用者の手の第1指から第5指の全て指によって把持される第1の把持形態と、本体ハウジングの後端側が工具使用者の手の第1指及び第2指を主体として直に把持されつつ先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される第2の把持形態とが可能とされた各種の作業工具に、本発明を適用することが可能である。
また、上記実施の形態や変更例の記載に鑑みた場合、本発明では、以下の態様が想到される。
すなわち、本発明では、「手持ち式の作業工具であって、本体ハウジングと、前記本体ハウジングの前端側にて被加工材に対し所定の加工作業を行う先端工具が取り付けられる工具取り付け部と、前記本体ハウジングに収容され、前記先端工具を駆動する駆動機構と、前記本体ハウジングに連接して前記先端工具の軸方向と交差する方向に長尺状に延在し、工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持されるハンドグリップと、前記ハンドグリップのグリップ前部に設けられ、前記駆動機構の駆動に際し工具使用者の指により引き操作される操作部と、前記本体ハウジングの後端側にて工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持されつつ前記先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される被把持部と、前記被把持部の後端側にて水平断面が円弧形状とされた円弧状部と、を備え、前記円弧状部の円弧形状は、前記被把持部を把持した工具使用者の手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率とされ、且つ当該曲率が22mm以上に設定された円弧形状として構成されることを特徴とする作業工具」という態様(「第1の態様」ともいう)が想到される。
また、本発明では、「手持ち式の作業工具であって、本体ハウジングと、前記本体ハウジングの前端側にて被加工材に対し所定の加工作業を行う先端工具が取り付けられる工具取り付け部と、前記本体ハウジングに収容され、前記先端工具を駆動する駆動機構と、前記本体ハウジングに連接して前記先端工具の軸方向と交差する方向に長尺状に延在し、工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持されるハンドグリップと、前記ハンドグリップのグリップ前部に設けられ、前記駆動機構の駆動に際し工具使用者の指により引き操作される操作部と、前記本体ハウジングの後端側にて工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持されつつ前記先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される被把持部と、前記ハンドグリップの後端側にて水平断面が円弧形状とされた第1の円弧状部と、前記被把持部の後端側にて水平断面が円弧形状とされ、当該円弧形状の工具左右方向に関する断面幅が、前記第1の円弧状部の円弧形状の工具左右方向に関する断面幅に対し1.3以上の比率に設定された第2の円弧状部と、を備える構成であることを特徴とする作業工具」という態様(「第2の態様」ともいう)が想到される。
上記態様1ないし態様2によっても、上記実施の形態と同様に、工具使用者によって本体部101のハウジング後端101a側を把持する第2の把持形態において疲れや痛みを感じ難い構造が実現される。
また、本発明では、「請求項5に記載の作業工具であって、前記凹状部は前記第3の円弧状部に対し工具内方へと1.0mm以上窪んだ構成であることを特徴とする作業工具」という態様が想到される。このような態様によれば、第1指や第2指の指先側の部位がより引っ掛かり易い被把持部の構造が実現される。
本実施の形態のスクリュードライバ100を左方からみた側面図である。 図1中のスクリュードライバ100の背面図である。 図1中のスクリュードライバ100の背面を斜め下方からみた斜視図である。 本実施の形態のスクリュードライバ100の本体部101の後端側が工具使用者によって把持された第2の把持形態を示す斜視図である。 図1中のA−A線に関する断面構造に関し図4中の第2の把持形態を工具上方からみた部分断面図である。
符号の説明
100 スクリュードライバ(作業工具)
101 本体部
101a ハウジング後端
101b ハウジング側面部
103 モータハウジング
105 ギアハウジング
106 アンビル
107 側面溝
107a 溝前端部
107b 溝後端部
108 突起
109 後端溝
109a 溝端部
109b 中間部
109c 円弧状部
110 ドライバビット(先端工具)
111 フランジ部
120 駆動モータ
130 ハンドグリップ
130a グリップ先端
130b グリップ前部
130c 円弧状部
131 トリガ
132 グリップ前当て部
200 手
201 第1指
202 第2指
203 水掻き部

Claims (5)

  1. 手持ち式の作業工具であって、
    本体ハウジングと、
    前記本体ハウジングの前端側にて被加工材に対し所定の加工作業を行う先端工具が取り付けられる工具取り付け部と、
    前記本体ハウジングに収容され、前記先端工具を駆動する駆動機構と、
    前記本体ハウジングに連接して前記先端工具の軸方向と交差する方向に長尺状に延在し、工具使用者の手の第1指から第5指を用いて把持されるハンドグリップと、
    前記ハンドグリップのグリップ前部に設けられ、前記駆動機構の駆動に際し工具使用者の指により引き操作される操作部と、
    前記本体ハウジングの後端側にて工具使用者の手の第1指及び第2指によって把持されつつ前記先端工具に向けて工具前方へ押し込み操作される被把持部と、
    前記ハンドグリップの後端側にて水平断面が円弧形状とされた第1の円弧状部と、
    前記被把持部の後端側にて水平断面が円弧形状とされ、当該円弧形状の曲率が前記第1の円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きい第2の円弧状部と、
    を備える構成であることを特徴とする作業工具。
  2. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記第2の円弧状部の円弧形状は、工具使用者が前記被把持部を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率とされ、且つ当該曲率が22mm以上に設定された円弧形状として構成されることを特徴とする作業工具。
  3. 請求項1に記載の作業工具であって、
    前記第1の円弧状部の円弧形状は、工具使用者が前記ハンドグリップを把持したときの手の第1指から第5指のうち第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされ、前記第2の円弧状部の円弧形状は、工具使用者が前記被把持部を把持したときの手の第1指と第2指との間の水掻き部が密着する曲率の円弧形状とされ、且つ前記第1の円弧状部の円弧形状の曲率に対する前記第2の円弧状部の円弧形状の曲率の比率が1.3以上に設定された構成であることを特徴とする作業工具。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の作業工具であって、
    前記被把持部は、前記第2の円弧状部に連接する工具側面部において水平断面が円弧形状とされた第3の円弧状部を備え、当該円弧形状の曲率が前記第2の円弧状部の円弧形状の曲率よりも大きい構成であることを特徴とする作業工具。
  5. 請求項4に記載の作業工具であって、
    前記被把持部は、前記第3の円弧状部よりも前記本体ハウジングの前端側にて当該第3の円弧状部に連接し工具左右方向に関し内方へと窪んだ凹状部を備える構成であることを特徴とする作業工具。
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