JP2014027844A - 直流電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリア信号をPWM変調を用いて生成した2つのスイッチング信号において、オン/オフの変化が重なるタイミングの発生頻度を低減させることで、PFC制御回路へ与えるノイズの影響を低減させる。
【解決手段】交流電源1を入力して整流する整流器2と、平滑コンデンサ7と、入力端3e,4eと出力端3f,4fと共通端3g,4gとを備えた2つのスイッチング部3,4と、2つのキャリア信号を出力するキャリア発振部5と、キャリア信号をそれぞれ入力してPWM変調したスイッチング信号をそれぞれのスイッチング部へ出力するPFC制御部9とを備えている。そして、キャリア発振部5は、それぞれのキャリア信号の周波数を独立して可変すると共に、一方のキャリア信号の周波数を上昇させる時、他方のキャリア信号の周波数を下降させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、直流電源装置に係わり、より詳細には、スイッチング時に発生するノイズを低減させる構成に関する。
従来、直流電源装置として、例えば図5に示すマルチフェーズのPFCコンバータが開示されている。
図5において入力端子P11,P12に商用交流電源ACが接続される。また、出力端子P21,P22に負荷20が接続され、所定の直流電圧が負荷20へ出力される。
入力端子P11,P12にはダイオードブリッジB1が接続され、このダイオードブリッジB1の出力に、インダクタL11とスイッチング素子Q11とからなる直列回路、及びインダクタL12とスイッチング素子Q12とからなるもう一つの直列回路が接続されている。スイッチング素子Q11とインダクタL11との接続点と平滑コンデンサCoの正極との間にダイオードD11が接続され、スイッチング素子Q12とインダクタL12との接続点と平滑コンデンサCoの正極との間にダイオードD12が接続されている。平滑コンデンサCoの両端には出力端子P21,P22が接続されている。
インダクタL11、ダイオードD11、及びスイッチング素子Q11によって第1のPFC回路PFC1が構成されている。同様に、インダクタL12、ダイオードD12、及びスイッチング素子Q12によって第2のPFC回路PFC2が構成されている。
さらに、ダイオードブリッジB1の出力端間には入力電圧検出回路11が設けられている。また、出力端子P21,P22間には出力電圧検出回路12が設けられている。
スイッチング制御回路30は、入力電圧検出回路11が検出した入力電圧検出信号、出力電圧検出回路12が検出した出力電圧検出信号、インダクタL11,L12に流れる電流の検出信号(図示せず)をそれぞれ入力し、スイッチング素子Q11,Q12のゲート制御電圧を出力する。
スイッチング制御回路30は、具体的にはインダクタL11,L12に流れる電流が入力電圧波形(全波整流波形)と相似形となるように、且つ出力電圧が一定となるようにスイッチング素子Q11,Q12に対するゲート制御電圧信号をPWM変調により生成する。すなわち、ゲート制御電圧信号のオンデューティ(オン期間)を制御している。
また、スイッチング制御回路30内部にはそれぞれのスイッチング素子をPWM制御するために、それぞれのスイッチング素子専用のキャリア周波数発振器を備えている。この出力信号はキャリア信号aとしてキャリア周波数が例えば6〜10KHz(キロヘルツ)の範囲で可変され、また、キャリア信号bとしてキャリア周波数が例えば3〜7KHzの範囲で可変されるようになっている。そしてスイッチング制御回路30は、この2つのキャリア周波数が4KHzの周波数差を保って周期的に可変する構成になっている。そして、スイッチング制御回路30内部では、これらのキャリア信号をPWM変調してそれぞれのスイッチング素子を駆動するスイッチング信号aとスイッチング信号bとが生成されて出力される(例えば、特許文献1参照。)。
マルチフェーズPFCコンバータでは、接続される負荷に応じてそれぞれのスイッチング部(第1や第2のPFC回路)を選択的に運転することで効率を向上させる場合がある。例えば負荷が軽い場合には小さなインダクタを備えた一方のスイッチング部のみで運転し、中位な負荷であれば大きなインダクタを備えた他方のスイッチング部のみで運転し、大きな負荷であれば両方のスイッチング部を同時に運転する。このようにインダクタの値がそれぞれ異なる場合はそれぞれのスイッチング部に最適なデューティー比でスイッチングする。図6はこのようなマルチフェーズPFCコンバータにおけるスイッチング信号の波形を示したものであり、図6(1)スイッチング信号a(キャリア周波数:5KHz)と、図6(2)スイッチング信号b(キャリア周波数:8KHz)とを示している。
スイッチング信号aはデューティーが50%、スイッチング信号bはデューティーが80%にそれぞれPWM変調されている。このため、スイッチング信号aのオフ時間は100μS(マイクロセカンド)となり、また、スイッチング信号bのオン時間は同じく100μSとなり、あるタイミングではこれらが時間的に重なる。
2つのスイッチング信号の各キャリア周波数は異なるため、2つのスイッチング信号の位相は徐々にずれていき、これに伴ってスイッチング信号のオン/オフの重なりも発生しなくなる。ただし、スイッチング信号aの周期は200μS、スイッチング信号bの周期は125μSであるため、1mS(ミリセカンド)後には再度、スイッチング信号のオン/オフの重なりが発生するタイミングとなる。勿論、2つのキャリア周波数は常に変化しているため完全にタイミングが重なる確率は低いが、図8の説明で後述するように周波数の変化による重なりタイミングのずれ幅が小さいため、現実的には1mS後にオン/オフが時間的に近接したタイミングが発生する。
ところで、スイッチング素子のオン/オフによるノイズ発生を考えた場合、スイッチング素子のオン/オフ時に急激な電流変化が伴うため、このスイッチング電流が流れる回路内のパターンや配線でのインダクタンスにより急激な電圧変化(ノイズ)が発生する。このようなノイズが大きい場合、スイッチング制御回路30の動作に影響を与える場合がある。特に負荷電流やスイッチング電流の検出回路をシャント抵抗で構成している場合、小さなノイズが測定電流値に大きな影響を与え、結果的に制御している入力電流波形に影響を与えてしまうことがある。
このような影響を低減させるため、スイッチング制御回路30の回路パターンを広くしたり、また、厚くしたり、ノイズ防止フィルタやシールドを用いたりしているが、特に2つのスイッチング素子のオン/オフのタイミングが図6に示すように重なった場合、短時間、ここでは100μSの間にオン/オフの重なりが2回発生することになる。発生するノイズが時間的に同じ又は近接していると、一般的にノイズの大きさ(振幅)は加算されることになる。この例の場合、結果的に2つのスイッチング信号が同時にオン/オフに変化した時に比較して約2倍のノイズが発生することになる。
一方、特許文献1ではスイッチング制御回路30が、2つのキャリア周波数を同じ増減方向へ変化、つまり、上昇/下降させることにより放射ノイズの分布分散させ、結果的に放射ノイズのレベルを低下させるようになっている。
図8は2つのキャリア周波数を同じ方向へ変化させた時の説明図であり、図8の左側に示す周波数変化前の図8(1)スイッチング信号aと図8(2)スイッチング信号bと、図8の右側に示す周波数変化後のそれぞれの信号を図示したものである。それぞれの信号はキャリア周波数が、図8左側に示す5KHzと8KHzとから、図8右側に示す7KHzと10KHzとに変化した様子を示している。図8左側については図6で説明しているため説明を省略する。
図8右側に示すように、それぞれのスイッチング信号のデューティーが、キャリア周波数が変化する前と同じ場合、スイッチング信号aのオフ時間が100μSから71μSに変化する。一方、スイッチング信号bのオン時間が100μSから80μSに変化する。この結果、スイッチング信号aのオフ時間とスイッチング信号bのオン時間とが異なるためオン/オフの重なりタイミングはずれることになるが、その差はわずか9μSであり、スイッチングノイズの発生タイミングとしてはほぼ重なっていると考えられる。キャリア周波数が低ければこの差はもっと小さくなる。
図7は直流電源装置の動作を説明する説明図である。図7(1)スイッチング信号aと、図7(2)スイッチング信号bと、これらの信号の図7(3)キャリア周波数と、各スイッチング信号の図7(4)デューティー比とを示す説明図であり、横方向が時間を示している。
スイッチング制御回路30は出力電圧を所定の電圧に維持するため、図7(4)デューティー比においてそれぞれのスイッチング信号のデューティー比を徐々に増加させ、t1のタイミングでスイッチング信号aを50%に、スイッチング信号bを80%にし、それ以降は変化がない状態を継続させる。
スイッチング制御回路30は、図7(3)キャリア周波数において、キャリア信号aを3KHzから7KHzの間、キャリア信号bを6KHzから10KHzの間でそれぞれ同期させて変化させている。t0ではそれぞれのキャリア周波数が8KHzと5KHzとになるが、デューティー比が図6で説明した比率になっていないためスイッチング信号のオン/オフによる信号変化での重なりは発生しない。
一方、t2ではそれぞれのキャリア周波数が8KHzと5KHzとになり、また、デューティー比が図6で説明した比率になっているためスイッチング信号のオン/オフによる信号変化での重なりが発生する。そして前述したようにt2以降で1mS以内に重なりタイミング(近接も含む)が周期的に発生する。
このように周期的に発生するスイッチング信号のオン/オフ重なりによるノイズに関しては、単純にキャリア周波数を変化させるだけでは解決できないため、前述したようにスイッチング制御回路の回路パターンを広くしたり、また、厚くしたり、ノイズ防止フィルタやシールドを用いたりして対策を行う必要がある。
しかしながら、このように発生したノイズを除去する方法ではノイズを低減させるためにさらなる対策部品が必要であり、コストアップとなってしまう問題があった。
特開特開2011−172372号公報(第5−6頁、図5)
本発明は以上述べた問題点を解決し、キャリア信号をPWM変調を用いて生成した2つのスイッチング信号において、オン/オフの変化が重なるタイミングの発生頻度を低減させることで、PFC制御回路へ与えるノイズの影響を低減させることを目的とする。
本発明は上述の課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の発明は、交流電源を入力して整流する整流器と、平滑コンデンサと、入力端と出力端と共通端とを備えた2つのスイッチング部と、2つのキャリア信号を出力するキャリア発振部と、前記キャリア信号をそれぞれ入力してPWM変調したスイッチング信号をそれぞれの前記スイッチング部へ出力する制御部とを備えている。
そして、前記整流器の正極に前記スイッチング部の入力端が、前記整流器の負極に前記スイッチング部の共通端と前記平滑コンデンサの負極端とが、前記スイッチング部の出力端に前記平滑コンデンサの正極端がそれぞれ接続されている。つまり、2つの前記スイッチング部は並列に接続されている。
一方、前記スイッチング部は、前記入力端に一端が接続されたインダクタと、同インダクタの他端がアノード端子に接続されカソード端子が前記出力端に接続されたダイオードと、前記インダクタの他端と前記共通端との間に接続され、入力したスイッチング信号によりオン/オフするスイッチング素子とを備えている。
そして、前記キャリア発振部は、2つの前記キャリア信号の周波数を独立して可変すると共に、一方の前記キャリア信号の周波数を上昇させる時、他方の前記キャリア信号の周波数を下降させることを特徴とする。
以上の手段を用いることにより、本発明による直流電源装置によれば、請求項1に係わる発明は、2つのスイッチング信号においてオン又はオフに変化するタイミングが時間的に重なるタイミングの発生頻度を低減させることで、これによって発生するノイズの大きさ(振幅)を低減させることができる。つまり、高レベルのノイズ発生頻度を低減させることができる。
本発明による直流電源装置の実施例を示すブロック図である。 本発明によるキャリア周波数の変化を示す説明図である。 2つのスイッチング信号のオン/オフ変化の重なりタイミング発生頻度低下の原理を説明する説明図である。 本発明の直流電源装置におけるスイッチング信号を示す説明図である。 従来の直流電源装置を示すブロック図である。 従来の直流電源装置におけるスイッチング信号を示す説明図である。 従来の直流電源装置の動作を説明する説明図である。 従来の直流電源装置によるスイッチング信号を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による直流電源装置であるマルチフェーズPFCコンバータの実施例を示すブロック図である。この直流電源装置は、交流電源1を入力して整流する整流器2と、平滑コンデンサ7と、入力端3e,4eと出力端3f,4fと共通端3g,4gとをそれぞれ備えた2つのスイッチング部3,4と、各スイッチング部用のキャリア信号を独立した周波数で生成して出力するキャリア発振部5と、キャリア信号をそれぞれ入力してPWM変調したスイッチング信号をそれぞれのスイッチング部3,4へ出力するPFC制御部9と、整流器2で整流された電圧を検出して整流電圧検出信号として出力する整流電圧検出部8と、平滑コンデンサ7の両端電圧を検出して直流電圧検出信号として出力する電圧検出部6とを備えている。
そして、整流器2の正極にスイッチング部3,4の入力端3e,4eが、整流器2の負極にスイッチング部3,4の共通端3g,4gと平滑コンデンサ7の負極端とが、スイッチング部3,4の出力端3f,4fに平滑コンデンサ7の正極端がそれぞれ接続されている。つまり、2つのスイッチング部3,4は並列に接続されている。
一方、スイッチング部3は、入力端3eに一端が接続されたインダクタ3aと、同インダクタ3aの他端がアノード端子に接続されカソード端子が出力端3fに接続されたダイオード3bと、インダクタ3aの他端と共通端3gとの間に接続され、入力されたスイッチング信号によりオン/オフするスイッチング素子であるトランジスタ3cと、トランジスタ3cに流れる電流を検出する電流検出部3dとを備えている。このトランジスタ3cのコレクタ端子はインダクタ3aの他端に接続され、また、エミッタ端子は電流検出部3dを介して共通端3gに接続されている。
同様に、スイッチング部4は、入力端4eに一端が接続されたインダクタ4aと、同インダクタ4aの他端がアノード端子に接続されカソード端子が出力端4fに接続されたダイオード4bと、インダクタ4aの他端と共通端4gとの間に接続され、入力されたスイッチング信号によりオン/オフするスイッチング素子であるトランジスタ4cと、トランジスタ4cに流れる電流を検出する電流検出部4dとを備えている。このトランジスタ4cのコレクタ端子はインダクタ4aの他端に接続され、また、エミッタ端子は電流検出部4dを介して共通端4gに接続されている。
PFC制御部9は、整流電圧検出部8からの整流電圧検出信号と、電流検出部3dからの電流検出信号と、電圧検出部6からの直流電圧検出信号と、キャリア発振部5からのキャリア信号aとキャリア信号bとをそれぞれ入力し、力率を改善すると共に、平滑コンデンサ7の電圧(直流電源装置の出力電圧)が所定の電圧となるようにトランジスタ3cのベース端子にスイッチング信号aを、また、トランジスタ4cのベース端子にスイッチング信号bをそれぞれ出力してPWM制御を行う。
図2は本発明によるキャリア周波数の変化を示す説明図である。縦軸がキャリア周波数を、横軸が時間をそれぞれ表している。
キャリア発振部5では周波数が異なるキャリア信号aとキャリア信号bとを生成しており、キャリア信号aとキャリア信号bとはPFC制御部9へそれぞれ出力されている。
キャリア発振部5は、キャリア信号aを10KHz〜6KHzの周波数の範囲で直線状に上昇と下降を繰り返して変化するように、また、キャリア信号bも同様に10KHz〜6KHzの周波数の範囲で直線状に上昇と下降を繰り返して変化するように制御する。さらに、一方のキャリア信号の周波数を上昇させる時、他方のキャリア信号の周波数を下降させるように制御している。
図4は本発明の直流電源装置によるスイッチング信号を示す説明図である。
図4(1)スイッチング信号aと図4(2)スイッチング信号bに示すように、図4の左側に示す各スイッチング信号の位相は逆位相となっており、これらのキャリア周波数が8KHzの場合を示している。一方、図4の右側に示すようにスイッチング信号aのキャリア周波数が10KHz、スイッチング信号bのキャリア周波数が6KHzの場合をそれぞれ示している。
図4左側に示すように、スイッチング信号aとスイッチング信号bとはデューティーが共に50%にそれぞれPWM変調されている。このため、スイッチング信号aのオフ時間とスイッチング信号bのオン時間は同じく62.5μSとなり、オン/オフタイミングが2箇所で時間的に重なる。一方、図4右側に示すようにキャリア周波数が互いに異なる場合はデューティーが共に50%で同じであってもオン/オフタイミングが重なるのは1箇所だけである。
また、2つのスイッチング信号の各キャリア周波数は常に変化しており、2つのキャリア周波数が周期的に一致するタイミングを除いて各キャリア周波数が異なるため、2つのスイッチング信号の位相は徐々にずれていき、これに伴ってスイッチング信号のオン/オフの重なりも発生しなくなる。
例えば図4右側に示すようにキャリア周波数が10KHzの場合、図4(1)スイッチング信号aのオフ時間は50μSとなり、キャリア周波数が6KHzの場合、図4(2)スイッチング信号bのオン時間は83.5μSとなる。それぞれのスイッチング信号のデューティーを50%固定とした場合、図4左側に示すようにオン/オフタイミングが完全に重なるタイミングはそれぞれのキャリア周波数が同じ、つまり、本実施例の場合は8KHzの場合しかない。
図3は本発明による2つのスイッチング信号のオン/オフ変化の重なりタイミング発生頻度低下の原理を説明する説明図であり、図3(1)スイッチング信号aと、図3(2)スイッチング信号bと、これらの信号の図3(3)キャリア周波数と、スイッチング信号のそれぞれの図3(4)デューティー比とを示している。また、横方向が時間を示している。
図3(4)デューティー比においてPFC制御部9は所定の出力電圧を維持するためにスイッチング信号aのデューティー比を徐々に増加させ、同様にスイッチング信号bのデューティー比を徐々に増加させる。そして、t1のタイミングで各スイッチング信号のデューティーを50%にし、それ以降はこの直流電源装置の出力に接続された図示しない負荷の変動がないため、PFC制御部9はこのデューティー比を維持する。
一方キャリア発振部5は、図3(3)キャリア周波数において、キャリア信号aとキャリア信号bとの周波数を6KHzから10KHzの間で互いに逆方向に周期的に変化させている。従ってそれぞれのキャリア信号の周波数が8KHzで、かつ、それぞれのデューティーが50%になった場合、つまりt2のタイミングで前述した2つのスイッチング信号のオン/オフ変化が時間的に重なる場合が発生する。
このタイミングはキャリア周波数が可変される周期(20mS)の半分(10mS)毎に発生する。さらに、前述したように2つのキャリア周波数は常に変化しているため、10mS周期で図4左側に示すように必ずしも位相が揃う訳ではない。従って、少なくとも10mSよりも長い周期でしかオン/オフ信号の重なりによるノイズの発生がない。
つまり、デューティーが特定の値で、かつ、2つのキャリア周波数が同じ特定の値で、かつ、2つのスイッチング信号の位相が揃ったときに、スイッチング信号のオンオフの時間的な重なりによるノイズが発生する。現実的には非常に低い頻度でしかノイズが発生することがない。
このように、キャリア発振部5が、2つの前記キャリア信号の周波数を独立して可変すると共に、一方のキャリア信号の周波数を上昇させる時、他方の前記キャリア信号の周波数を下降させることで、2つのスイッチング信号においてオン又はオフに変化するタイミングが時間的に重なるタイミングの発生頻度を低減させることで、これによって発生するノイズの大きさ(振幅)を低減させることができる。つまり、高レベルのノイズ発生頻度を低減させることができる。
1 交流電源
2 整流器
3 スイッチング部
3a インダクタ
3b ダイオード
3c トランジスタ(スイッチング素子)
3d 電流検出部
3e 入力端
3f 出力端
3g 共通端
4 スイッチング部
4a インダクタ
4b ダイオード
4c トランジスタ(スイッチング素子)
4d 電流検出部
4e 入力端
4f 出力端
4g 共通端
5 キャリア発振部
6 電圧検出部
7 平滑コンデンサ
8 整流電圧検出部
9 PFC制御部(制御部)

Claims (1)

  1. 交流電源を入力して整流する整流器と、平滑コンデンサと、入力端と出力端と共通端とを備えた2つのスイッチング部と、2つのキャリア信号を出力するキャリア発振部と、前記キャリア信号をそれぞれ入力してPWM変調したスイッチング信号をそれぞれの前記スイッチング部へ出力する制御部とを備え、
    前記整流器の正極に前記スイッチング部の入力端が、前記整流器の負極に前記スイッチング部の共通端と前記平滑コンデンサの負極端とが、前記スイッチング部の出力端に前記平滑コンデンサの正極端がそれぞれ接続され、
    前記スイッチング部は、前記入力端に一端が接続されたインダクタと、同インダクタの他端がアノード端子に接続されカソード端子が前記出力端に接続されたダイオードと、前記インダクタの他端と前記共通端との間に接続され、入力したスイッチング信号によりオン/オフするスイッチング素子とを備えており、
    前記キャリア発振部は、2つの前記キャリア信号の周波数を独立して可変すると共に、一方の前記キャリア信号の周波数を上昇させる時、他方の前記キャリア信号の周波数を下降させることを特徴とする直流電源装置。
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