JP2009077537A - 並列接続型dc−dcコンバータ回路 - Google Patents

並列接続型dc−dcコンバータ回路 Download PDF

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Abstract

【課題】低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることができ、なおかつ大出力にも対応することのできる並列接続型DC−DCコンバータ回路を提供すること。
【解決手段】並列接続された第1〜第6ユニットの6個のDC−DCコンバータユニットを有する並列接続型DC−DCコンバータ回路において、要求される全体出力が0〜P6の範囲では各ユニットを駆動周波数f2(ただしf2はf1の整数倍)で駆動し、要求される全体出力がP6〜P11の範囲では全体出力の増加に応じて各ユニットの駆動周波数をf2からf1に順次切り替え、要求される全体出力がP11〜P12の範囲では各ユニットを駆動周波数f1で駆動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、直流入力を受けてこれと異なる直流出力を負荷に供給するDC−DCコンバータ回路に関し、特に、並列接続された複数のDC−DCコンバータユニットを有する並列接続型DC−DCコンバータ回路に関するものである。
従来、直流入力を受けてこれと異なる直流出力を負荷に供給するDC−DCコンバータが用いられている。
従来のDC−DCコンバータの一例として、図11に示すように、MOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)で構成した駆動用駆動スイッチング素子SWと、このMOSFETの寄生容量Crを利用した共振型のDC−DCコンバータがある。このようなDC−DCコンバータは、コイル電流が一旦ゼロになる電流不連続モードで制御される。具体的には、駆動用駆動スイッチング素子SWのオフタイミングに、寄生容量Crの影響により電圧の上昇を抑えた状態でスイッチングを行うゼロ電圧スイッチング(ZVS)を実現するとともに、その後の駆動用駆動スイッチング素子SWのオンタイミングでも、インダクタLの電流を逆流させることにより駆動用駆動スイッチング素子SWの両端の電圧差がゼロになるタイミングを作って、ゼロ電圧スイッチングを実現する、いわゆる自然転流方式による制御を行うことが可能である。
具体的には、図12に示すように、まず、駆動用駆動スイッチング素子SWをオンすることにより、インダクタLに電流ILを流してエネルギーを蓄える。次に、駆動用駆動スイッチング素子SWがオフされるが、このときには、該駆動用駆動スイッチング素子SWに流れていた電流が寄生容量Crにより吸収されるため、駆動用駆動スイッチング素子SWの端子間の電圧Vxの上昇が抑えられ、ゼロ電圧スイッチングが実現される。その後、インダクタLの電流ILは整流素子Dを通じて出力側へ流れ、該インダクタLの電流ILは徐々に減少していく。インダクタLの電流ILが減少してゼロになった後、インダクタLの電流ILが逆流をし始め、寄生容量Crの電荷が入力電圧Vinに回生する。この場合、前記電圧Vxの電圧波形は、インダクタLと寄生容量Crとの共振により、入力電圧Vinレベルを中心としてCOS波形となる。そして、電圧Vxがゼロになった時点で静電容量Crの電荷がゼロとなり、駆動用駆動スイッチング素子SWの寄生整流素子を通じてインダクタLに電流が流れ始め、インダクタLの逆流電流は徐々に減少する。この時点で駆動用駆動スイッチング素子SWを再びオンすることにより、ゼロ電圧スイッチングおよびゼロ電流スイッチング(ZCS)を実現することができる。このような自然転流方式により、スイッチング損失を抑えた非常に効率の良いスイッチングが可能である。
上記のような自然転流方式は、コイルのインダクタンスが一定であれば、要求される出力電力の大きさに応じて駆動用駆動スイッチング素子SWの駆動周波数が一意に決まるという特徴がある。
また従来、並列接続された複数のDC−DCコンバータユニットを用いることで、より高負荷に対応可能な並列接続型DC−DCコンバータ回路が知られている。このような並列接続型DC−DCコンバータ回路の一例として、要求される出力電力の増減に応じて、動作させるDC−DCコンバータユニットの数を増減させるものがある(例えば特許文献1参照)。この種の並列接続型DC−DCコンバータ回路において、前述のような自然転流方式を採用することで、スイッチング損失を抑えた効率の良いスイッチングを可能にすることが考えられる。以下では、第1の仮想例として、6個のDC−DCコンバータユニット(第1〜第6ユニット)を備えた並列接続型DC−DCコンバータ回路において、各DC−DCコンバータユニットの駆動スイッチング素子SWを駆動周波数f1(固定)で駆動する場合を説明する。
図13は、上記第1の仮想例において、全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図である。
要求される出力電力(全体出力)が0〜P2の範囲では、第1ユニットのみを動作させ、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅(すなわち駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM(Pulse Width Modulation)信号のデューティー比)が変化する。すなわち、要求される全体出力が0からP2に近づくほど、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP2〜P4の範囲では、第1ユニットに加えて第2ユニットも駆動される。この範囲では、第1ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP2からP4に近づくほど、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP4〜P6の範囲では、第1ユニットおよび第2ユニットに加えて第3ユニットも駆動される。この範囲では、第1ユニットおよび第2ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP4からP6に近づくほど、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP6〜P8の範囲では、第1〜第3ユニットに加えて第4ユニットも駆動される。この範囲では、第1〜第3ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP6からP8に近づくほど、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP8〜P10の範囲では、第1〜第4ユニットに加えて第5ユニットも駆動される。この範囲では、第1〜第4ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP8からP10に近づくほど、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP10〜P12の範囲では、第1〜第5ユニットに加えて第6ユニットも駆動される。この範囲では、第1〜第5ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP10からP12に近づくほど、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。なお、要求される全体出力がP12(最大出力)の場合は、第1〜第6ユニットの全てのユニットが自然転流方式で駆動される。
特開2002−44941号公報
ところで、駆動スイッチング素子SWを自然転流方式で駆動する場合、駆動周波数が高いほど効率のより高いDC−DC変換が可能である。以下、その理由を説明する。
図14は、駆動スイッチング素子SWを周期T2(ただし、周期T2は、図12の周期T1よりも短い)で自然転流方式で駆動させたときのVx,ILの波形を示している。図12(すなわち駆動周波数が比較的低い例)と図14(すなわち駆動周波数が比較的高い例)を比較すると、図14の例の方が電流ILが小さいため、図14の例の方が定常損失が小さい(定常損失は電流の2乗に比例するため)。つまり、駆動周波数を上げることによって定常損失は小さくなり、より効率の高いDC−DC変換が可能となる。ただし、駆動周波数を上げると、駆動周波数に比例して発生する駆動系の損失も大きくなるが、この駆動系の損失の増加分を上記定常損失の減少分が上回る状態であれば、駆動周波数を上げるほど効率が高くなることになる。
図16は、DC−DCコンバータの駆動周波数と最大出力と最大効率の関係を示している。図16から明らかなように、駆動周波数がf2(ただしf2>f1)の最大効率は、駆動周波数がf1の場合の最大効率を上回っている。
そこで、図13に示した前述の第1の仮想例において、DC−DC変換の効率を高めるために、駆動周波数をf1からf2に変更することが考えられる。以下、第2の仮想例として、6個のDC−DCコンバータユニット(第1〜第6ユニット)を備えた並列接続型DC−DCコンバータ回路において、各DC−DCコンバータユニットの駆動スイッチング素子SWを駆動周波数f2(固定)で駆動する場合を説明する。
図17は、上記第2の仮想例において、全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図である。
ところで、前述したように駆動周波数が高いほど最大効率は上昇するが、図16から明らかなように、逆に1ユニット当たりの最大出力は小さくなってしまう。その結果、第2の仮想例における各ユニットの最大出力は、第1の仮想例における各ユニットの最大出力よりも小さくなる。したがって、駆動周波数が高くなるほど、並列接続型DC−DCコンバータ回路の全体出力の最大値が小さくなってしまう。図18は、駆動周波数がf1の場合とf2の場合の全体出力と効率の関係を示している。
以上のように、DC−DC変換の効率と、並列接続型DC−DCコンバータ回路の最大出力とはトレードオフの関係にある。しかしながら、例えば並列接続型DC−DCコンバータ回路を電動パワーステアリングに利用する場合には、通常の使用状態では、並列接続型DC−DCコンバータ回路の出力は最大出力の半分以下であることが多く、したがって低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることが望まれている。しかも同時に、車両が完全に停止している状態でハンドルを切る、いわゆる据え切り時には大出力が求められる。
それゆえに本発明は、低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることができ、なおかつ大出力にも対応することのできる並列接続型DC−DCコンバータ回路を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および図番号は、本発明の理解を助けるために図面との対応関係の一例を示したものであって、本発明の範囲を何ら限定するものではない。
本発明の並列接続型DC−DCコンバータ回路は、コイル電流が一旦ゼロになる電流不連続モードで制御される並列接続型DC−DCコンバータ回路であって、並列接続された複数のDC−DCコンバータユニット(16a〜16f)と、各前記DC−DCコンバータユニットに含まれる駆動スイッチング素子(SW)を駆動するスイッチング素子制御回路(24)とを備える。前記スイッチング素子制御回路は、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が所定範囲(図2のP6〜P11)にある場合に、前記複数のDC−DCコンバータユニットのうちの一部のDC−DCコンバータユニットを第1駆動周波数(f1)で駆動するとともに残りのDC−DCコンバータユニットを前記第1駆動周波数のN倍(Nは2以上の整数)の周波数である第2駆動周波数(f2)で駆動する。
なお、前記所定範囲は、第1出力レベル(P6)以上かつ第2出力レベル(P11)未満の範囲であり、前記スイッチング素子制御回路は、(a)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記第1出力レベル未満のときは前記DC−DCコンバータユニットを前記第2駆動周波数で駆動し、なおかつ、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力の増加に応じて、前記第2駆動周波数で駆動するDC−DCコンバータユニットの数を順次増加させ、(b)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記第2出力レベル以上のときは前記複数のDC−DCコンバータユニットの全てを前記第1駆動周波数で駆動し、(c)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記所定範囲である第1出力レベル以上第2出力レベル未満の範囲のときは、前記複数のDC−DCコンバータユニットのうちの一部のDC−DCコンバータユニットを第1駆動周波数で駆動するとともに残りのDC−DCコンバータユニットを前記第2駆動周波数で駆動し、なおかつ、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力の増加に応じて、前記第1駆動周波数で駆動するDC−DCコンバータユニットの数を順次増加させてもよい。
本発明によれば、低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることができ、なおかつ大出力にも対応することのできる並列接続型DC−DCコンバータ回路を提供することができる。また、異なる駆動周波数が混在している状態においても「うなり」が知覚されることはない。
前述のように、DC−DC変換の効率と、並列接続型DC−DCコンバータ回路の最大出力とはトレードオフの関係にある。しかしながら、例えば並列接続型DC−DCコンバータ回路を電動パワーステアリングに利用する場合には、通常の使用状態では、並列接続型DC−DCコンバータ回路の出力は最大出力の半分以下であることが多く、したがって低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることが望まれている。しかも同時に、車両が完全に停止している状態でハンドルを切る、いわゆる据え切り時には大出力が求められる。
上記の問題を解決するためのアプローチとして、並列接続型DC−DCコンバータ回路の各ユニットの駆動周波数を、要求される全体出力に応じて可変制御することが考えられる。本発明は、このようなアプローチに基づいて為されたものである。以下では、同様のアプローチに基づく2つの比較例(第1の比較例、第2の比較例)と比較しながら、本発明の実施形態について説明する。
(本発明の実施形態)
図1は、本発明の一実施形態に係る並列接続型DC−DCコンバータ回路の構成を示す図である。並列接続型DC−DCコンバータ回路は、直流電源10、入力フィルタ12、ドライバ14a〜14f、DC−DCコンバータユニット16a〜16f(第1〜第6ユニット)、コンデンサ18、負荷20、出力電圧サンプリング回路22、および駆動スイッチング素子制御回路24を備える。各DC−DCコンバータユニット16a〜16fの構成は、図11に示したものと同じである。なお、図1に示した構成は、並列接続型DC−DCコンバータ回路の一例に過ぎず、本発明は必ずしもこの構成に限定されない。例えば、並列接続されるDC−DCコンバータユニットの個数も6個に限らない。図1に示した構成は、駆動スイッチング素子制御回路24の動作を除けば、従来の並列接続型DC−DCコンバータ回路と同様であるため、駆動スイッチング素子制御回路24を除く各部の詳細な説明はここでは省略する。なお、本発明は、昇圧・降圧・反転のいずれの種類の並列接続型DC−DCコンバータ回路にも適用可能である。
図2は、本実施形態において、全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニット16a〜16fの出力を示す図である。各DC−DCコンバータユニット16a〜16fは、駆動スイッチング素子制御回路24から出力されるオン・オフ信号に基づくPWM信号に基づいて駆動される。
要求される出力電力(全体出力)が0〜P1の範囲では、第1ユニットのみを動作させ、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f2で駆動される。ただし本実施形態においては、駆動周波数f2は駆動周波数f1の2倍である。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力が0からP1に近づくほど、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP1〜P2の範囲では、第1ユニットに加えて第2ユニットも駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、第1ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。なお、このときに第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比を、最大デューティー比と称す。一方、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP1からP2に近づくほど、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP2〜P3の範囲では、第1ユニットおよび第2ユニットに加えて第3ユニットも駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、第1ユニットおよび第2ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP2からP3に近づくほど、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP3〜P4の範囲では、第1〜第3ユニットに加えて第4ユニットも駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、第1〜第3ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP3からP4に近づくほど、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP4〜P5の範囲では、第1〜第4ユニットに加えて第5ユニットも駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、第1〜第4ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP4からP5に近づくほど、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP5〜P6の範囲では、第1〜第5ユニットに加えて第6ユニットも駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、第1〜第5ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。一方、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅は、要求される全体出力に応じて変化する。すなわち、要求される全体出力がP5からP6に近づくほど、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのゲートに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。
要求される全体出力がP6〜P7の範囲では、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動され、第2〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP6からP7に近づくほど、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第2〜第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP7〜P8の範囲では、第1ユニットおよび第2ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動され、第3〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP7からP8に近づくほど、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1ユニットおよび第3〜第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP8〜P9の範囲では、第1〜第3ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動され、第4〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP8からP9に近づくほど、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1ユニット、第2ユニットおよび第4〜第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP9〜P10の範囲では、第1〜第4ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動され、第5ユニットおよび第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP9からP10に近づくほど、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第3ユニット、第5ユニットおよび第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP10〜P11の範囲では、第1〜第5ユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動され、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP10からP11に近づくほど、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第4ユニットおよび第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP11〜P12の範囲では、第1〜第6ユニットの全てのユニットの駆動スイッチング素子SWが駆動周波数f1で駆動される。この範囲では、要求される全体出力に応じて、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP11からP12に近づくほど、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第5ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。なお、要求される全体出力がP12(最大出力)の場合は、第1〜第6ユニットの全てのユニットが自然転流方式で駆動される。
図3は、本実施形態における全体出力とDC−DC変換効率の関係を示している。図18と見比べてみると、本実施形態では低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることができ、なおかつ大出力にも対応できていることが分かる。
なお図2から明らかなように、全体出力がP6〜P11の範囲では、6個のDC−DCコンバータユニット16a〜16fのうち、一部のDC−DCコンバータユニットについては駆動周波数f2で駆動され、残りのDC−DCコンバータユニットについては駆動周波数f1で駆動されている。すなわち、全体出力がP6〜P11の範囲では、異なる駆動周波数が混在している状態となっている。ところで、複数のユニットを異なる駆動周波数で駆動した場合、それらの駆動周波数の最大公約数に相当する周波数のノイズが発生するが、ノイズの周波数が人間の可聴範囲に含まれるほどの低周波である場合には人間には「うなり」として知覚されることになる。しかしながら、本実施形態では前述のように駆動周波数f2は駆動周波数f1の2倍であるため、これらの駆動周波数の最大公約数はf1となり、f1より低周波のノイズが発生することはない。したがって、異なる駆動周波数が混在している、全体出力がP6〜P11の範囲においても「うなり」が知覚されることはない。
なお、本実施形態では、駆動周波数f2を駆動周波数f1の2倍としているが、本発明はこれに限らず、駆動周波数f2が駆動周波数f1のN倍(ただしNは2以上の整数)でありさえすれば、同様の効果が得られる。
なお、本実施形態では、全体出力の増加に応じて各ユニットの駆動周波数をf2からf1に1段階だけ切り替える例を説明したが、本発明はこれに限らず、全体出力の増加に応じて各ユニットの駆動周波数を複数段階切り替えるようにしてもよい。例えば、図4に示すように、全体出力の増加に応じて、各ユニットの駆動周波数をf3(ただしf3>f2)からf2に順次変化させた後、さらに各ユニットの駆動周波数をf2からf1に順次変化させてもよい。この場合、駆動周波数f3とf2が混在している状態と、駆動周波数f2とf1が混在している状態がそれぞれ起こり得ることになる。このいずれの状態においても「うなり」を防止するためには、f2をf1の整数倍に設定し、なおかつf3もf1の整数倍に設定すればよい。これにより、駆動周波数f3とf2の最大公約数はf1となるため、駆動周波数f3とf2が混在している状態においても「うなり」が知覚されることはない。
なお、並列接続型DC−DCコンバータ回路では、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン・オフタイミングの位相をずらすことによって、見かけ上の駆動周波数を高くする工夫が為されることがあるが、本実施形態においても同様に、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン・オフタイミングの位相をずらすことが可能である。この場合、電流不連続モードで制御されるDC−DCコンバータユニットの出力は、駆動スイッチング素子SWのオフタイミング時にピークとなるので、異なる駆動周波数が混在している状態においては、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングをずらすように位相制御すれば、各ユニットの出力のピークを分散させ、見かけ上の駆動周波数を高くすることができ、結果として入出力フィルタの規模を小さくすることが可能となる。
図5は、全体出力が図2のP6〜P7の範囲のときの各ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号の波形の一例を示す。第2〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、駆動周波数f2時の最大デューティー比となっており、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、要求される全体出力に応じたデューティー比となっている。また、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングは、ずれている。
図6は、全体出力が図2のP7〜P8の範囲のときの各ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号の波形の一例を示す。第3〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、駆動周波数f2時の最大デューティー比となっており、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、駆動周波数f1時の最大デューティー比となっており、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、要求される全体出力に応じたデューティー比となっている。また、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングは、ずれている。特に、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングが分散されるように、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングと、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングは、位相が180度ずれている。
図7は、全体出力が図2のP12のときの各ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号の波形の一例を示す。第1〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比は、駆動周波数f1時の最大デューティー比となっている。また、各ユニットの駆動スイッチング素子SWのオフタイミングは、ずれている。
次に、並列接続型DC−DCコンバータ回路の各ユニットの駆動周波数を、要求される全体出力に応じて可変制御する他の例として、本実施形態とは異なる手法を採用した2つの例を比較例として説明する。
(第1の比較例)
第1の比較例は、並列接続型DC−DCコンバータ回路において、低〜中出力の範囲においては各ユニットを駆動周波数f2で駆動し、中〜最大出力の範囲においては各ユニットを自然転流方式で駆動しつつ、要求される全体出力の増加に応じて駆動周波数をf2からf1へと徐々に変化させる例である。
図8は、第1の比較例において、全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図である。図8において、全体出力が0〜P6の範囲については、図17に示した制御方法と同一である。一方、全体出力がP6〜P12の範囲については、要求される全体出力に応じて、第1〜第6ユニットの駆動周波数がf2〜f1の範囲で変化する(ただし、第1〜第6ユニットの駆動周波数は常に同一となる)。この範囲においては、第1〜第6ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となり、高効率のDC−DC変換が可能となる。
しかしながら、第1の比較例のように第1〜第6ユニットの6個のユニットの駆動周波数を同時制御する場合(例えば、要求される全体出力が徐々に増加し、それに応じて各ユニットの駆動周波数を徐々に下げるように制御する場合)には、前述した本発明の実施形態のように同時に1つのDC−DCコンバータユニットの駆動周波数しか変化させなくてもよい場合と比較して、全体出力の変動幅(出力ゲイン)が6倍になる。したがって、出力電圧サンプリング回路22を用いたフィードバック制御におけるフィードバックゲインを適切に調整しなければ、動作が不安定になってしまうという問題がある。
さらに、第1の比較例では、要求される全体出力が徐々に増加(または減少)し、それに応じて各ユニットの駆動周波数を徐々に下げる(または上げる)ように制御する場合に、図5〜図7に示したような位相制御を同時に行うと、第1〜第6ユニットの駆動周波数が少しずれてしまい、うなりが知覚されてしまうという問題がある。
上記のような2つの問題は、前述した本発明の実施形態では生じない問題であり、この点で、前述の実施形態は第1の比較例に対して優れていると言える。
(第2の比較例)
第2の比較例は、並列接続型DC−DCコンバータ回路において、低〜中出力の範囲においては各ユニットを駆動周波数f2で駆動し、中〜最大出力の範囲においては各ユニットを駆動周波数f1で駆動する例である。
図9は、第2の比較例において、全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図である。図9において、全体出力が0〜P6の範囲については、図17に示した制御方法と同一である。全体出力がP6〜P12の範囲については、第1〜第6ユニットの駆動スイッチング素子SWは駆動周波数f2で駆動される。
要求される全体出力がP6〜P7の範囲では、要求される全体出力に応じて、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP6からP7に近づくほど、第1ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。この範囲では、自然転流方式で駆動されるユニットは1つも存在しない。
要求される全体出力がP7〜P8の範囲では、要求される全体出力に応じて、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP7からP8に近づくほど、第2ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP8〜P9の範囲では、要求される全体出力に応じて、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP8からP9に近づくほど、第3ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1ユニットおよび第2ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP9〜P10の範囲では、要求される全体出力に応じて、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP9からP10に近づくほど、第4ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第3ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP10〜P11の範囲では、要求される全体出力に応じて、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP10からP11に近づくほど、第5ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第4ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。
要求される全体出力がP11〜P12の範囲では、要求される全体出力に応じて、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWのオン時間幅が変化する。すなわち、要求される全体出力がP11からP12に近づくほど、第6ユニットの駆動スイッチング素子SWに供給されるPWM信号のデューティー比が大きくなるように制御される。また、第1〜第5ユニットは自然転流方式で駆動され、スイッチング損失が非常に少ない状態となる。なお、要求される全体出力がP12(最大出力)の場合は、第1〜第6ユニットの全てのユニットが自然転流方式で駆動される。
しかしながら、第2の比較例では、特に、要求される全体出力がP6〜P7の範囲において、たった1つのユニットしか自然転流方式で駆動されていないため、図15に示したようなスイッチング損失が多く発生し、DC−DC変換の効率が低くなるという問題がある。図10は、第2の比較例における全体出力とDC−DC変換効率の関係を示している。図3と見比べてみると、前述の本発明の実施形態と比較して、全体出力がP6〜P12の範囲においてDC−DC変換効率が劣っていることが分かる。この点で、前述の実施形態は第2の比較例に対して優れていると言える。
本発明は、低〜中出力の範囲におけるDC−DC変換効率を高めることができ、なおかつ大出力にも対応することのできる並列接続型DC−DCコンバータ回路として、例えば電動パワーステアリングのための並列接続型DC−DCコンバータ回路として好適である。
本発明の一実施形態に係る並列接続型DC−DCコンバータ回路の構成を示す図 本発明の一実施形態における全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図 本発明の一実施形態における全体出力とDC−DC変換効率の関係を示す図 本発明の変形例に係る並列接続型DC−DCコンバータ回路の動作を示す図 本発明の一実施形態におけるPWM信号の波形の一例を示す図 本発明の一実施形態におけるPWM信号の波形の一例を示す図 本発明の一実施形態におけるPWM信号の波形の一例を示す図 第1の比較例における全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図 第2の比較例における全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図 第2の比較例における全体出力とDC−DC変換効率の関係を示す図 従来のDC−DCコンバータの構造を示す図 従来のDC−DCコンバータにおける信号波形の一例を示す図 第1の仮想例における全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図 従来のDC−DCコンバータにおける信号波形の一例を示す図 従来のDC−DCコンバータにおける信号波形の一例を示す図 従来のDC−DCコンバータの駆動周波数と最大出力と最大効率の関係を示す図 第2の仮想例における全体出力に応じた各DC−DCコンバータユニットの出力を示す図 従来のDC−DCコンバータにおいて駆動周波数がf1の場合とf2の場合の全体出力と効率の関係を示す図
符号の説明
10 直流電源
12 入力フィルタ
14a〜14f ドライバ
16a〜16f DC−DCコンバータユニット(第1〜第6ユニット)
18 コンデンサ
20 負荷
22 出力電圧サンプリング回路
24 スイッチング素子制御回路

Claims (2)

  1. コイル電流が一旦ゼロになる電流不連続モードで制御される並列接続型DC−DCコンバータ回路であって、
    並列接続された複数のDC−DCコンバータユニットと、
    各前記DC−DCコンバータユニットに含まれる駆動スイッチング素子を駆動するスイッチング素子制御回路とを備え、
    前記スイッチング素子制御回路は、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が所定範囲にある場合に、前記複数のDC−DCコンバータユニットのうちの一部のDC−DCコンバータユニットを第1駆動周波数で駆動するとともに残りのDC−DCコンバータユニットを前記第1駆動周波数のN倍(Nは2以上の整数)の周波数である第2駆動周波数で駆動することを特徴とする、並列接続型DC−DCコンバータ回路。
  2. 前記所定範囲は、第1出力レベル以上かつ第2出力レベル未満の範囲であり、
    前記スイッチング素子制御回路は、
    (a)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記第1出力レベル未満のときは前記DC−DCコンバータユニットを前記第2駆動周波数で駆動し、なおかつ、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力の増加に応じて、前記第2駆動周波数で駆動するDC−DCコンバータユニットの数を順次増加させ、
    (b)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記第2出力レベル以上のときは前記複数のDC−DCコンバータユニットの全てを前記第1駆動周波数で駆動し、
    (c)前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力が前記所定範囲である第1出力レベル以上第2出力レベル未満の範囲のときは、前記複数のDC−DCコンバータユニットのうちの一部のDC−DCコンバータユニットを第1駆動周波数で駆動するとともに残りのDC−DCコンバータユニットを前記第2駆動周波数で駆動し、なおかつ、前記並列接続DC−DCコンバータ回路の全体出力の増加に応じて、前記第1駆動周波数で駆動するDC−DCコンバータユニットの数を順次増加させることを特徴とする、請求項1に記載の並列接続型DC−DCコンバータ回路。
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