JP2014024642A - スタッカクレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】所望の剛性を確保しつつ軽量化が可能なマストを備えるスタッカクレーンを提供すること。
【解決手段】走行台車20と、走行台車20に立設されたマスト30と、マスト30に沿って昇降する昇降台51とを備えるスタッカクレーン50であって、昇降台51は第一ローラ55および第二ローラ56を有し、マスト30は、第一板材を折り曲げることで、第一ローラ55が当接する第一当接面31aと第二ローラ56が当接する第二当接面31bとが形成されたローラ当接部材31と、第二板材によって形成され、ローラ当接部材31と対向する位置に配置された裏側部材35と、ローラ当接部材31と裏側部材35とを連結する連結部材40であって、互いに対向する位置に設けられた板状の第一連結面部41および第二連結面部42を持つ連結部材40と有し、第一連結面部41および第二連結面部42の肉厚は、第一板材の肉厚よりも小さい。
【選択図】図3

Description

本発明は、走行台車に立設されたマストに沿って昇降する昇降台を備えるスタッカクレーンに関する。
従来、複数の荷物を収容可能なラックへの荷物の収容およびラックからの荷物の取出しを行うスタッカクレーンが存在する。
スタッカクレーンは、例えば、ラックに沿って床面に設けられた下部レール上を走行する走行台車と、走行台車に立設されたマストとを備え、マストに沿って昇降する昇降台に設置された移載装置によってラックとの間での荷物の受け渡しを行う。
特許文献1は、このようなスタッカクレーンのマストについての技術が開示されている。具体的には、複数の支柱部材で構成されたマストであって、梯子部材を備えるマストについて開示されている。
特開2012−20846号公報
ここで、スタッカクレーンのマストは、例えば、高さが20mを越えるものもあり、かつ、昇降台で昇降させる荷物の重量が3トン(t)を越える場合もある。そのため、スタッカクレーンのマストの素材としては、一般に、剛性の高さ、および、作製の容易さ等の観点から、金属製の角パイプが用いられる。
すなわち、マストの素材として選択した角パイプに、切断および連結等の加工を加えることで、所望の高さの、所望の剛性を有するマストを得ることができる。
しかしながら、角パイプは規格で形状が定められているため、角パイプの長手方向に垂直な断面が大きくなるほど、角パイプの肉厚も大きくなり、かつ、重量も増加する。
つまり、角パイプを用いたマストの場合、マストに要求される剛性が高いほど、マストの重量は増加し、このことは、スタッカクレーンに求められる機動性を低下させる要因ともなる。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、所望の剛性を確保しつつ軽量化が可能なマストを備えるスタッカクレーンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るスタッカクレーンは、走行台車と、前記走行台車に立設されたマストと、前記マストに沿って昇降する昇降台とを備えるスタッカクレーンであって、前記昇降台は、前記昇降台が前記マストにガイドされて昇降するための第一ローラおよび第二ローラを有し、第一ローラの回転軸と第二ローラの回転軸とは互いに交差し、前記マストは、第一板材を折り曲げることで、前記第一ローラが当接する第一当接面と前記第二ローラが当接する第二当接面とが形成されたローラ当接部材と、第二板材によって形成され、前記ローラ当接部材と対向する位置に配置された裏側部材と、前記ローラ当接部材と前記裏側部材とを連結する連結部材であって、互いに対向する位置に設けられた板状の第一連結面部および第二連結面部を持つ連結部材とを有し、前記第一連結面部および前記第二連結面部の肉厚は、前記第一板材の肉厚よりも小さい。
この構成によれば、マストが、互いに別体である少なくとも3つの部材(ローラ当接部材、裏側部材、連結部材)で構成される。そのため、マストの長手方向に垂直な断面を大きくした場合であっても、各部材の肉厚のそれぞれを独立して決定可能である。
具体的には、本態様におけるマストでは、連結部材の肉厚として、ローラ当接部材の肉厚よりも小さい値が採用される。つまり、大きな負荷がかかるローラ当接部材の肉厚を比較的厚くする一方で、連結部材の肉厚を比較的薄くする。
すなわち、簡単にいうと、本態様におけるマストでは、高い剛性が求められる部分とそうでない部分とで、肉厚に差をもたせることができる。その結果、マスト全体としての必要な剛性を確保しつつ、マストの軽量化を図ることができる。
また、少なくとも3つの部材(ローラ当接部材、裏側部材、連結部材)を結合させることで、所定の単位分のマストが完成するため、比較的に容易にマストを作製することができる。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記マストは、複数の前記ローラ当接部材、複数の前記裏側部材、および、複数の前記連結部材を有し、前記複数の前記ローラ当接部材は、高さ方向に並んで配置されており、前記複数の前記裏側部材は、前記高さ方向に並んで配置されており、複数の前記連結部材は、前記高さ方向に並んで配置されており、前記マストはさらに、前記複数の前記ローラ当接部材のうちの少なくとも2つの前記ローラ当接部材であって、隣接する前記2つの前記ローラ当接部材を接続する接続部材を有するとしてもよい。
この構成によれば、例えば、様々な高さのマストを作製することができる。また、上下に隣接するローラ当接部材同士は、接続部材で接続されるため、接続部材による補強の効果を得ることができる。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記複数の前記ローラ当接部材、前記複数の前記裏側部材、および、前記複数の前記連結部材のそれぞれは、前記複数の前記ローラ当接部材の配列における、少なくとも一つの、前記ローラ当接部材間の境界位置が、前記高さ方向において、前記裏側部材間の境界位置および前記連結部材間の境界位置の少なくとも一方と同一にならないように、前記マストにおいて配置されているとしてもよい。
この構成によれば、ローラ当接部材のつなぎ目、連結部材のつなぎ目、および、裏側部材のつなぎ目の全てが同じ高さ位置にならない箇所が当該マストに少なくとも一箇所設けられる。そのため、例えば、マストの組み立て精度が向上する。また、例えば、強度が他と比べて低くなる箇所が高さ方向に分散される。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記複数の前記裏側部材のうちの少なくとも2つの前記裏側部材のうち、低い位置に配置された前記裏側部材の肉厚は、高い位置に配置された前記裏側部材の肉厚よりも大きいとしてもよい。
この構成によれば、マストの自重およびモーメントを含め大きな力学的な負荷がかけられる下部の裏側部材の肉厚を、上部の裏側部材の肉厚よりも大きくすることができる。言い換えると、上部の裏側部材の肉厚を、下部の裏側部材の肉厚よりも小さくすることができる。
その結果、マストにおいて、より高い剛性が求められる部分の剛性を向上させるとともに、マスト全体の重量の軽量化も図られる。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記複数の前記裏側部材のそれぞれは、前記第二板材を折り曲げることで形成されており、前記連結部材における前記第一連結面部および前記第二連結面部に挟まれるように配置されているとしてもよい。
この構成によれば、例えば、複数の裏側部材の肉厚が下に行くほど大きくなっている場合であっても、これら複数の裏側部材それぞれを、無理なく第一連結面部および第二連結面部と結合させることができる。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記複数の前記裏側部材のそれぞれは、前記複数の前記裏側部材それぞれの前記ローラ当接部材とは反対側の面によってフラットな面が形成されるように配置されているとしてもよい。
この構成によれば、複数の裏側部材それぞれの肉厚に違いがある場合であっても、マストにおいて、隣接する裏側部材間に段差を生じさせないことができる。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記連結部材は、前記第一連結面部および前記第二連結面部の少なくとも一方に、肉抜き加工によって形成された貫通孔と、外方または内方に膨出する膨出部であって、前記連結部材の強度を向上させるための膨出部とを有するとしてもよい。
この構成によれば、肉抜き加工によって連結部材の更なる軽量化を図るとともに、膨出部を設けることで、肉抜き加工による連結部材の強度の低下が抑制される。
また、本発明の一態様に係るスタッカクレーンにおいて、前記連結部材は、互いに別体である前記第一連結面部と前記第二連結面部とを有するとしてもよい。
この構成によれば、第一連結面部と第二連結面部とは別体であり、互いに独立してマストに配置される。そのため、例えば、高さ方向において、第一連結面部と第二連結面部とが交互になるように配置する、というような、マストの構成の自由度が向上する。また、例えば、同一の複数の板状部材を、第一連結面部および第二連結面部として用いることが可能となる。
また、本発明は、上記いずれかの態様に係るスタッカクレーンが備えるマストの生産方法として実現することもできる。
本発明によれば、所望の剛性を確保しつつ軽量化が可能なマストを備えるスタッカクレーンを提供することができる。
図1は、実施の形態における自動倉庫の構成概要を示す斜視図である。 図2は、実施の形態におけるマストの外観を示す斜視図である。 図3は、実施の形態におけるマストの分解斜視図である。 図4は、実施の形態におけるマストの断面構造およびマストと昇降台のガイドローラとの位置関係を示す図である。 図5は、実施の形態におけるローラ当接部材、裏側部材および連結部材それぞれの配列における境界位置を示す図である。 図6Aは、実施の形態における第一接続部材のローラ当接部材に対する取付態様の一例を示す上面図である。 図6Bは、実施の形態における第二接続部材の裏側部材に対する取付態様の一例を示す上面図である。 図7は、実施の形態における裏側部材の高さ方向の位置と肉厚との関係を説明する縦断面図である。 図8は、図7に対応する上面図である。 図9Aは、連結部材に設けられた膨出部の第1の例を示す側面図である。 図9Bは、図9Aに対応するA−A断面図である。 図9Cは、連結部材に設けられた膨出部の第2の例を示す側面図である。 図9Dは、図9Cに対応するB−B断面図である。 図10は、ローラ当接部材における第三当接面を説明するための図である。 図11は、マストの断面構造の複数の変形例を示す第1の図である。 図12は、マストの断面構造の複数の変形例を示す第2の図である。
以下に、本発明の実施形態のスタッカクレーンついて、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示したものではない。
また、以下で説明する実施の形態は、本発明の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、組み立て方法、組み立ての順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
まず、図1を用いて、本発明の実施の形態における自動倉庫100およびスタッカクレーン50の構成の概要を説明する。
図1は、実施の形態における自動倉庫100の構成概要を示す斜視図である。
図1に示すように、実施の形態における自動倉庫100は、複数の荷物90を収容可能なラック80とスタッカクレーン50とを備える。
スタッカクレーン50は、下部レール12に沿って走行する走行台車20と、走行台車20に立設されたマスト30と、マスト30に沿って昇降する昇降台51とを備える。
本実施の形態では、走行台車20には2本のマスト30が備えられており、昇降台51には、第一ローラ55を含む複数のガイドローラが備えられている。
2本のマスト30の間に配置された昇降台51は、これらガイドローラが2本のマスト30に当接した状態で、当該2本のマスト30でガイドされながら昇降する。
なお、図1では表されていないが、2本のマスト30の上端部は、例えば、上部レールに沿って走行する上部台車と接続されている。
つまり、走行台車20が下部レール12に沿って走行し、かつ、上部台車が上部レールに沿って走行することで、スタッカクレーン50全体としてX軸方向に移動する。
また、スタッカクレーン50が備える昇降台51には移載装置52が配置されている。本実施の形態における移載装置52は、スライドフォークによって荷物90の移載を行う移載方法を採用しているが、移載装置52が採用する移載方法に特に限定はない。
スタッカクレーン50は、下部レール12に沿って走行し、昇降台51を昇降させ、かつ、移載装置52のスライドフォークを出退させる。スタッカクレーン50は、このような構成を採用することで、ラック80およびステーション58等との間での荷物90の受け渡しを行うことができる。
なお、ステーション58は、荷物90の一時的な載置場所であり、例えばラック80に収容されている荷物90は、一時的にステーション58に置かれた後に、自動倉庫100の外部に運び出される。
本実施の形態におけるスタッカクレーン50は、マスト30の構造に特徴を有する。簡単に説明すると、折り曲げ等の加工がなされた板金を組み合わせることで、マスト30が作製されている。
なお、図1においてX軸方向に並ぶ2本のマスト30は同一の構造上の特徴を有するため、以下、図1における左側のマスト30に着目し、その構造上の特徴を、図を参照しながら説明する。
図2は、実施の形態におけるマスト30の外観を示す斜視図である。
図3は、実施の形態におけるマスト30の分解斜視図である。
図4は、実施の形態におけるマスト30の断面構造およびマスト30と昇降台51のガイドローラとの位置関係を示す図である。
なお、図2では、所定の単位分の長さのマスト30が示されており、例えば図2に示すマスト30が高さ方向(Z軸方向)に連結されることで、必要な高さのマスト30が得られる。
例えば、スタッカクレーン50が設置される現場で、当該マスト30が複数連結されることで、当該スタッカクレーン50に要求される高さのマスト30が組み立てられる。
実施の形態におけるマスト30は、ローラ当接部材31と、裏側部材35と、連結部材40とを有する。
ローラ当接部材31は、第一板材を折り曲げることで、第一ローラ55が当接する第一当接面31aと第二ローラ56が当接する第二当接面31bとが形成された部材である。
なお、第一ローラ55および第二ローラ56は、昇降台51が備えるガイドローラであり、図4に示すように、第一ローラ55の回転軸55aと第二ローラ56の回転軸56aとは互いに交差する関係にある。
なお、第一ローラ55と第二ローラ56とは、互いの回転軸が交差するように配置されていればよく、第一ローラ55および第二ローラ56それぞれの回転軸の高さ方向の位置は異なっていてもよい。
本実施の形態では、第一ローラ55の回転軸55aと第二ローラ56の回転軸56aとは直交する関係にある。つまり、第一板材を直角(略直角も含む)に折り曲げることで、第一当接面31aと第二当接面31bとが形成されている。
また、本実施の形態では、昇降台51には、このような、第一ローラ55と第二ローラ56とが、マスト30を挟むように図4における左右に配置されている、また、昇降台51には、例えば、これら4つのガイドローラの組が、上下に配置されている。この場合、昇降台51には、1本のマスト30に当接するガイドローラとして計8個のガイドローラが備えられている。
裏側部材35は、第二板材によって形成された部材であり、ローラ当接部材31と対向する位置に配置されている。
連結部材40は、ローラ当接部材31と裏側部材35とを連結する部材である。連結部材40は、互いに対向する位置に設けられた板状の第一連結面部41および第二連結面部42を有する。
本実施の形態のマスト30は、このような各部材が図3に示すように組み合わせられることで形成されている。
具体的には、マスト30において、ローラ当接部材31、裏側部材35、および連結部材40のそれぞれは高さ方向に並んで配置されている。
また、隣接する2つのローラ当接部材31は、第一接続部材34によって接続されており、また、隣接する2つの裏側部材35は、第二接続部材36によって接続されている。
なお、第一板材、第二板材、連結部材40の素材である板材としては、例えば、一般構造用圧延鋼材の一種であるSS400、または、SPHC(Steel Plate Hot Commercial)等が採用される。また、第一接続部材34および第二接続部材36の素材である板材も同様にS400またはSPHC等が採用される。もちろん、所定の剛性が得られるのであれば、これら部材の材料として他の種類の材料が採用されてもよい。
また、本実施の形態では、ローラ当接部材31および連結部材40等の各部材間の結合に、図3に示すように、ボルトまたはリベット等で実現される締結部材60が用いられている。
より具体的には、片面での作業で締結可能なワンサイドボルトまたはブラインドリベット等が締結部材60として採用される。
また、マスト30における第一連結面部41および第二連結面部42の肉厚は、図3に示すように、第一板材の肉厚よりも小さい。
具体的には、第一板材(ローラ当接部材31)の肉厚をt1とし、第一連結面部41および第二連結面部42の肉厚をt2とした場合、t1が例えば5mmであり、t2が例えば3mmである。
また、第二板材(裏側部材35)の肉厚をt3とした場合、t3は例えば3mm以上である。
このように、本実施の形態におけるマスト30では、部分的に肉厚を異ならせている。具体的には、マスト30は、互いに別体である、ローラ当接部材31、裏側部材35、および連結部材40で構成されている。そのため、各部材の肉厚のそれぞれを独立して決定することができる。
本実施の形態では、昇降台51の複数のガイドローラが当接することで大きな荷重がかけられるローラ当接部材31の肉厚は比較的大きく、連結部材40の肉厚は比較的小さい。
つまり、マスト30において、高い剛性が求められる部分とそれ以外の部分とで肉厚を異ならせている。その結果、マスト30全体としての必要な剛性を確保しつつ、マスト30の軽量化を図ることができる。
具体的には、マスト30と同程度の剛性を有する従来の各パイプと比較した場合、マスト30の重量は、従来の角パイプの約半分に抑えられる。
従って、本実施の形態のマスト30を採用することで、スタッカクレーン50の機動性が向上する。具体的には、例えば、スタッカクレーン50に求められる、X軸方向の移動の加速、減速、および停止等の動作を、従来よりも少ないエネルギーで安全に実行することができる。
また、本実施の形態では、複数の第一連結面部41は、長さ(高さ方向の寸法、以下同じ)が互いに異なる第一連結面部41aと第一連結面部41bとで構成されている。
複数の第二連結面部42も同様に、長さが互いに異なる第二連結面部42aと第二連結面部42bとで構成されている。
本実施の形態では、図3に示すように、ローラ当接部材31と裏側部材35の長さは同一(略同一も含む、以下同じ)であり、2つのローラ当接部材31の長さの合計と、2つの第一連結面部41aおよび1つの第一連結面部41bの長さの合計は同一である。また、2つのローラ当接部材31の長さの合計と、2つの第二連結面部42aおよび1つの第二連結面部42bの長さの合計は同一である。
例えば、ローラ当接部材31、裏側部材35、第一連結面部41bおよび第二連結面部42bの長さが1.7mであり、第一連結面部41aおよび第二連結面部42aの長さが、0.85mである。この場合、図2および図3に示すマスト30の長さ(高さ)は3.4mである。
また、本実施の形態では、マスト30において、複数のローラ当接部材31の配列における、少なくとも一つの、ローラ当接部材31間の境界位置が、高さ方向において、裏側部材35間の境界位置および連結部材40間の境界位置の少なくとも一方と同一にならないように、各部材が配置されている。
図5は、実施の形態におけるローラ当接部材31、裏側部材35および連結部材40それぞれの配列における境界位置を示す図である。
本実施の形態では、例えば図2に示すように、第一連結面部41aと第一連結面部41bとは交互に配置され、第二連結面部42aと第二連結面部42bとは交互に配置される。
その結果、図5に示すように、ローラ当接部材31間の境界B1の高さ方向の位置は、第一連結面部41aと第一連結面部41bとの間の境界B2、つまり、連結部材40間の境界B2の高さ方向の位置とは異なっている。
このように、高さ方向に並んで配置される部材の境界の位置を、他の部材の境界の位置と高さ方向においてずらすことで、例えばマスト30の組み立て精度が向上し、その結果、マスト30の高さ方向における直線度が向上する。また、例えば、強度が他と比べて低くなるこれら境界部分を高さ方向に分散させることができ、その結果、マスト30の曲げモーメントに対する耐性が向上する。
なお、本実施の形態では、ローラ当接部材31間の境界B1の高さ方向の位置と、裏側部材35間の境界B3の高さ方向の位置とは同一であるが、これら境界B1と境界B3とが高さ方向にずれていてもよい。
また、本実施の形態のマスト30は、上述のように、隣接する2つのローラ当接部材31を接続する第一接続部材34と、隣接する2つの裏側部材35を接続する第二接続部材36とを有している。
図6Aは、実施の形態における第一接続部材34のローラ当接部材31に対する取付態様の一例を示す上面図である。
図6Bは、実施の形態における第二接続部材36の裏側部材35に対する取付態様の一例を示す上面図である。
図6Aに示すように、第一接続部材34のY軸方向の幅は、ローラ当接部材31のY軸方向の幅よりも狭い。そのため、Y軸方向に並ぶ2つの第二ローラ56の第二当接面31bに沿った移動が、第一接続部材34によって阻害されることはない。
また、第一接続部材34は、隣接する2つのローラ当接部材31の境界をまたぐように配置され、これら2つのローラ当接部材31と、複数の締結部材60で結合される。
マスト30において、このように第一接続部材34が配置されることで、隣接する2つのローラ当接部材31の間の境界部分が補強される。
また、図6Bに示すように、第二接続部材36は、裏側部材35と締結部材60で結合されるとともに、連結部材40とも締結部材60によって結合されている。
つまり、第二接続部材36は、隣接する2つの裏側部材35の境界をまたぐように配置され、これら2つの裏側部材35と、複数の締結部材60で結合される。これにより、隣接する2つの裏側部材35の間の境界部分が補強される。
また、第二接続部材36は、連結部材40とも締結部材60によって結合されていることから、これら2つの裏側部材35と当該連結部材40との結合における補強部材としても機能している。
なお、第二接続部材36は、例えば、Y軸に平行な1つの部材と、X軸に平行な2つの部材とに分割されていてもよい。
なお、本実施の形態では、図4に示すように、ローラ当接部材31、裏側部材35、および連結部材40の3種類の部材において、ローラ当接部材31の肉厚t1は、連結部材40の肉厚t2よりも大きいとした。また、裏側部材35の肉厚t3は、例えば連結部材40の肉厚t2以上であるとした。
ここで、これら3種類の部材のそれぞれにおいて、例えば高さ方向の位置に応じて肉厚が異なっていてもよい。
例えば、裏側部材35の肉厚t3を、当該裏側部材35の高さ方向の位置に応じて異ならせてもよい。
図7は、実施の形態における裏側部材35の高さ方向の位置と肉厚との関係を説明する縦断面図であり、図8は、図7に対応する上面図である。
例えば、高さ方向に並ぶ2つの裏側部材35のうち、低い位置に配置された一方を裏側部材35aとし、高い位置に配置された裏側部材35bとする。また、裏側部材35aの肉厚をt3aとし、裏側部材35bの肉厚をt3bとする。
この場合、t3aをt3bよりも大きくしてもよい。つまり、低い位置に配置された裏側部材35aの肉厚を、高い位置に配置された裏側部材35bの肉厚よりも大きくしてもよい。
つまり、マスト30の自重およびモーメントを含め大きな力学的な負荷がかけられる、マスト30の下部に位置する裏側部材35の肉厚を、上部の裏側部材35の肉厚よりも大きくする。言い換えると、上部の裏側部材35の肉厚を、下部の裏側部材35の肉厚よりも薄くする。
これにより、マスト30において、より高い剛性が求められる部分の剛性を向上させるとともに、マスト30全体の重量の軽量化も図られる。
また、本実施の形態では、複数の裏側部材35のそれぞれは、第二板材を折り曲げることで形成されており(例えば、図4参照)、連結部材40における第一連結面部41および第二連結面部42に挟まれるように配置されている。
そのため、図8に示すように、高さ方向(Z軸方向)に並んで配置された2つの裏側部材35(35a、35b)の、外側の面(ローラ当接部材31とは反対側の面(X軸負側の面))が段差のないフラットな面を形成するように2つの裏側部材35(35a、35b)を配置することができる。
このことは、裏側部材35が高さ方向に3以上並んで配置される場合も同じである。つまり、3以上の裏側部材35の肉厚を、当該裏側部材35の高さ方向の位置が低いほど大きく(当該裏側部材35の高さ方向の位置が高いほど小さく)することができ、かつ、これらの外側の面が段差のないフラットな面を形成するように3以上の裏側部材35を配置することができる。
また、本実施の形態の連結部材40(第一連結面部41および第二連結面部42)は、図3に示すように、肉抜き加工によって形成された貫通孔45を複数有している。
なお、本実施の形態では、貫通孔45には、全体として四角形状の貫通孔45aと、全体として三角形状の貫通孔45bと存在するが、貫通孔45の形状に特に限定はない。
連結部材40において、このように肉抜き加工をする場合、連結部材40の強度の低下を抑制するための加工をさらに加えてもよい。例えば、連結部材40は、プレス加工により得られる膨出部を有してもよい。
図9Aは、連結部材40に設けられた膨出部の第1の例を示す側面図であり、図9Bは、図9Aに対応するA−A断面図である。
図9Cは、連結部材40に設けられた膨出部の第2の例を示す側面図であり、図9Dは、図9Cに対応するB−B断面図である。
なお、図9A〜図9Dでは、第一連結面部41に設けられた貫通孔45および膨出部46、47を図示しているが、第二連結面部42にも同様に貫通孔45および膨出部46、47を設けることができる。
例えば、図9Aおよび図9Bに示すように、貫通孔45の周縁に沿って膨出部46を設けてもよい。
また、例えば、図9Cおよび図9Dに示すように、貫通孔45から離れた位置に、膨出部47を設けてもよい。
いずれの場合であっても、膨出部46および47は、連結部材40の一体物として容易に連結部材40に形成することができ、かつ、連結部材40の強度を向上させるリブとして機能する。
例えば、第一連結面部41の幅方向(X軸方向)に、第一連結面部41の全幅の半分以上の大きさを持つ膨出部46または47を設けることで、膨出部46または47が存在しない場合よりも連結部材40の強度が向上される。
このように、連結部材40に貫通孔45と膨出部46または47とを設けることで、連結部材40の重量を効果的に軽減させることができ、かつ、貫通孔45を設けることによる連結部材40の強度の低下が抑制される。
また、本実施の形態では、例えば図4に示すように、マスト30の断面において、ローラ当接部材31のY軸方向の両端が突出した形状をしている。
これは、図10に示すように、昇降台51が、ローラ当接部材31に当接するガイドローラとして第三ローラ57を備える場合に対応するために、ローラ当接部材31に、第三当接面31cを設けるためである。
第三ローラ57は、例えば、ローラ当接部材31を挟んで第二ローラ56と反対側に位置し、第二ローラ56の回転軸56aと平行な回転軸57aを中心に回転するガイドローラである。
例えば、昇降する際の昇降台51の支持を、2本のマスト30ではなく、1本のマストに担わせる場合、昇降台51に第三ローラ57が設けられる。
このように、ローラ当接部材31が、第三当接面31cを有することで、昇降台51を昇降させるためのガイドとなる支柱が1本のスタッカクレーン50においても、本実施の形態のマスト30を当該支柱として採用することができる。
なお、本実施の形態におけるスタッカクレーン50のように、昇降台51の昇降をガイドする支柱として2本のマスト30を用いる場合、ローラ当接部材31は、Y軸方向の両端が突出した形状をしていなくてもよい。
このことも含め、マスト30は、様々な断面構造を採用し得る。そこで、マスト30の断面構造のいくつかの変形例を、図11および図12を用いて説明する。
図11は、マスト30の断面構造の複数の変形例を示す第1の図であり、図12は、マスト30の断面構造の複数の変形例を示す第2の図である。
例えば、図11の(a)に示すマスト130のように、ローラ当接部材31は、Y軸方向の両端が突出していなくてもよい。つまり、上面視における第一板材の両端部を折り曲げることで、2つの第一当接面31aと1つの第二当接面31bとを備えるローラ当接部材31が形成されてもよい。
また、本実施の形態では、連結部材40における第一連結面部41と第二連結面部42とは互いに別体である。しかしながら、図11の(b)および(c)に示すように、第一連結面部41と第二連結面部42は一体であってもよい。
具体的には、連結部材40は、第三板材を折り曲げることで、第一連結面部41と第二連結面部42とを一体に有してもよい。
なお、第三板材としては、第一板材等と同様に、S400またはSPHC等が採用される。
例えば、図11の(b)に示すように、マスト131において、第一連結面部41と第二連結面部42との連結部分が、裏側部材35の側に位置するように、連結部材40を配置した場合を想定する。この場合、例えば、マスト131における外側(昇降台51とは反対側)部分の剛性がより向上する。
また、例えば、図11の(c)に示すように、マスト132において、第一連結面部41と第二連結面部42との連結部分が、ローラ当接部材31の側に位置するように、連結部材40を配置した場合を想定する。この場合、例えば、ローラ当接部材31と連結部材40との接触面積が増加するため、ローラ当接部材31と連結部材40とをより強固に結合させることが可能となる。
また、例えば、連結部材40の第一連結面部41および第二連結面部42のそれぞれは、ローラ当接部材31のY軸に平行な部分と結合するための結合部を有してもよい。
具体的には、図12の(a)に示すように、第一連結面部41および第二連結面部42のローラ当接部材31の側の端部を折り曲げることで、結合部44aおよび44bを形成する。これにより、第一連結面部41および第二連結面部42のそれぞれがローラ当接部材31のY軸に平行な部分と結合したマスト133を作製することができる。
また、この場合、例えば、結合部44aおよび44bとローラ当接部材31とを結合する締結部材60によって、第一接続部材34(図3および図6A参照)とローラ当接部材31とを結合することもできる。
また、図12の(b)に示すように、第一連結面部41および第二連結面部42の結合部44aおよび44bとは反対側の端部を折り曲げることで、結合部44cおよび44dを形成してもよい。
これにより、第一連結面部41および第二連結面部42のそれぞれが裏側部材35のY軸に平行な部分と結合したマスト134を作製することができる。
また、図12の(b)に示すように、裏側部材35は、ローラ当接部材31と同一または近似した断面形状を有していてもよい。
この場合、例えば、裏側部材35が、ローラ当接部材31と同じ機能、つまり、昇降台51の昇降をガイドする機能を有してもよい。
つまり、図12の(b)に示す断面形状のマスト134を2本用意した場合、これら2本のマスト134を、昇降台51の左右(X軸正および負の方向、以下同じ)のいずれにも配置することができる。
また、1本のマスト134を中心として2台の昇降台51を配置し、当該1本のマスト134に、これら2台の昇降台51の昇降をガイドさせてもよい。
また、第一連結面部41および第二連結面部42が結合部44cおよび44dを有する場合、例えば、図12の(c)に示すように、連結部材40と平板状の裏側部材35とが結合されたマスト135を作製することができる。
以上、本発明のスタッカクレーンについて、実施の形態に基づいて説明した。しかしながら、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものも、あるいは、上記説明された複数の構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、マスト30における各部材間の結合の手法に特に限定はない。各部材間の結合の手法として、締結部材60による締結に代えてまたは加えて溶接または接着材による結合が採用されてもよい。
例えば、接着材と、締結部材60としてのリベットとを併用して、各部材間の結合がなされてもよい。つまり、リベットによる締結および接着材による接着等の、結合のための手法の複数の組み合わせによって、各部材間が結合されてもよい。
また、例えば、連結部材40は、マスト30において、高さ方向に連続して配置される必要はない。例えば、所定の間隔をあけて複数の連結部材40が高さ方向に並んで配置されてもよい。
また、第一連結面部41と第二連結面部42とが別体である場合、高さ方向において、第一連結面部41と第二連結面部42とが交互になるように配置されてもよい。
つまり、マスト30に求められる剛性が確保できるという条件の下で、離散的に連結部材40を配置することで、マスト30の更なる軽量化が可能である。
また、連結部材40に、肉抜き加工によって貫通孔45を形成する場合、複数の貫通孔45を形成する必要はない。つまり、第一連結面部41およびと第二連結面部42の少なくとも一方に、少なくとも1つの貫通孔45が形成されればよい。
また、マスト30において、第一接続部材34および第二接続部材36は必須の要素ではない。つまり、第一接続部材34が存在しない場合であっても、隣接する2つのローラ当接部材31は、連結部材40と結合することで、連結部材40を介して高さ方向に接続される。また、第二接続部材36が存在しない場合であっても、隣接する2つの裏側部材35は、同様に連結部材40を介して高さ方向に接続される。
また、マスト30は、第一接続部材34および第二接続部材36の一方のみを有してもよい。
例えば、スタッカクレーン50における昇降台51を中心とした左右の構造が同一になるように、一対のマスト30(図1参照)のそれぞれにおいて、第一接続部材34および第二接続部材36の一方のみが配置されていてもよい。
また、接続部材が二重に配置されていてもよい。例えば、隣接する2つのローラ当接部材31のつなぎ目を挟むように、2枚の第一接続部材34が配置されてもよい。
これにより、これらローラ当接部材31のつなぎ目の強度が向上し、当該つなぎ目における変形量が抑制される。また、当該つなぎ目に1枚のみ第一接続部材34を配置する場合と比較すると、ローラ当接部材31と第一接続部材34とを結合する締結部材60にかかる力を分散させることができる。その結果マスト30の耐荷重性を向上させることができる。
また、例えば、各裏側部材35の肉厚を、高さ位置に応じて変えることに代えてまたは加えて、各ローラ当接部材31および各連結部材40の少なくとも一方の肉厚を高さ位置に応じて変えてもよい。
例えば、各ローラ当接部材31の肉厚を、高さ位置に応じて変える場合、本実施の形態の裏側部材35と同様に、複数のローラ当接部材31のそれぞれを、連結部材40における第一連結面部41および第二連結面部42に挟まれるように配置する。これにより、複数のローラ当接部材31の第二当接面31bに、段差のないフラットな面を形成させることができる。
また、図4、図11および図12等を用いて、実施の形態におけるマスト30の断面構造およびその変形例を説明したが、これら各種の断面構造の特徴部分を組み合わせることで、新たな断面構造のマストを作製してもよい。
本発明のスタッカクレーンは、所望の剛性を確保しつつ軽量化が可能なマストを備えるスタッカクレーンである。従って、工場および物流倉庫等で荷物の搬送を行うスタッカクレーン等として有用である。
12 下部レール
20 走行台車
30、130、131、132、133、134、135 マスト
31 ローラ当接部材
31a 第一当接面
31b 第二当接面
31c 第三当接面
34 第一接続部材
35、35a、35b 裏側部材
36 第二接続部材
40 連結部材
41、41a、41b 第一連結面部
42、42a、42b 第二連結面部
44a、44b、44c、44d 結合部
45、45a、45b 貫通孔
46、47 膨出部
50 スタッカクレーン
51 昇降台
52 移載装置
55 第一ローラ
55a、56a、57a 回転軸
56 第二ローラ
57 第三ローラ
58 ステーション
60 締結部材
80 ラック
90 荷物
100 自動倉庫

Claims (8)

  1. 走行台車と、前記走行台車に立設されたマストと、前記マストに沿って昇降する昇降台とを備えるスタッカクレーンであって、
    前記昇降台は、前記昇降台が前記マストにガイドされて昇降するための第一ローラおよび第二ローラを有し、第一ローラの回転軸と第二ローラの回転軸とは互いに交差し、
    前記マストは、
    第一板材を折り曲げることで、前記第一ローラが当接する第一当接面と前記第二ローラが当接する第二当接面とが形成されたローラ当接部材と、
    第二板材によって形成され、前記ローラ当接部材と対向する位置に配置された裏側部材と、
    前記ローラ当接部材と前記裏側部材とを連結する連結部材であって、互いに対向する位置に設けられた板状の第一連結面部および第二連結面部を持つ連結部材とを有し、
    前記第一連結面部および前記第二連結面部の肉厚は、前記第一板材の肉厚よりも小さい
    スタッカクレーン。
  2. 前記マストは、複数の前記ローラ当接部材、複数の前記裏側部材、および、複数の前記連結部材を有し、
    前記複数の前記ローラ当接部材は、高さ方向に並んで配置されており、
    前記複数の前記裏側部材は、前記高さ方向に並んで配置されており、
    複数の前記連結部材は、前記高さ方向に並んで配置されており、
    前記マストはさらに、前記複数の前記ローラ当接部材のうちの少なくとも2つの前記ローラ当接部材であって、隣接する前記2つの前記ローラ当接部材を接続する接続部材を有する
    請求項1記載のスタッカクレーン。
  3. 前記複数の前記ローラ当接部材、前記複数の前記裏側部材、および、前記複数の前記連結部材のそれぞれは、前記複数の前記ローラ当接部材の配列における、少なくとも一つの、前記ローラ当接部材間の境界位置が、前記高さ方向において、前記裏側部材間の境界位置および前記連結部材間の境界位置の少なくとも一方と同一にならないように、前記マストにおいて配置されている
    請求項2記載のスタッカクレーン。
  4. 前記複数の前記裏側部材のうちの少なくとも2つの前記裏側部材のうち、低い位置に配置された前記裏側部材の肉厚は、高い位置に配置された前記裏側部材の肉厚よりも大きい
    請求項2または3に記載のスタッカクレーン。
  5. 前記複数の前記裏側部材のそれぞれは、前記第二板材を折り曲げることで形成されており、前記連結部材における前記第一連結面部および前記第二連結面部に挟まれるように配置されている
    請求項4記載のスタッカクレーン。
  6. 前記複数の前記裏側部材のそれぞれは、前記複数の前記裏側部材それぞれの前記ローラ当接部材とは反対側の面によってフラットな面が形成されるように配置されている
    請求項5記載のスタッカクレーン。
  7. 前記連結部材は、前記第一連結面部および前記第二連結面部の少なくとも一方に、肉抜き加工によって形成された貫通孔と、外方または内方に膨出する膨出部であって、前記連結部材の強度を向上させるための膨出部とを有する
    請求項1〜6のいずれか一項に記載のスタッカクレーン。
  8. 前記連結部材は、互いに別体である前記第一連結面部と前記第二連結面部とを有する
    請求項1〜7のいずれか一項に記載のスタッカクレーン。
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