JP2014024551A - 包装袋の脱気孔の形成方法、包装袋の密封方法、及び脱気孔形成用ピン - Google Patents

包装袋の脱気孔の形成方法、包装袋の密封方法、及び脱気孔形成用ピン Download PDF

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Abstract

【課題】余分な材料を使用することなく、かつ、粒状体を充填した後に簡単に脱気して密封することを可能とする、新規の包装袋の脱気孔の形成方法と、その形成方法を利用した包装袋の密封方法を提供する。
【解決手段】包装袋に略半球形状の先端を有する略円柱形状のピンを突き刺した後、包装袋からピンを引き抜くことにより、包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成した。ピンは、略半球形状の先端部1と、先端部1から基端側に連続して形成された略円柱形状の本体部2と、本体部2の略中央部分に形成されるとともに包装袋を形成するフィルムに突き刺すときの抵抗が少なくフィルムから引き抜くときの抵抗が大きくなるように形成された返し部3とから構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、米等の粒状体、又は砂糖、塩、小麦粉などの粉体を収容するための包装袋の脱気孔の形成方法、包装袋の密封方法、及び脱気孔形成用ピンに関する。
従来、米等の粒状体を収容するための包装袋において、粒状体を収容した後に内部に残存した空気を脱気して密封するために、粒状体を充填すべき袋口と対向する辺に空気排出部を設け、粒状体を充填して袋口を密封し、空気排出部から脱気した後、空気排出部を密封するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2001−80611号公報
しかしながら、上記の従来技術においては、空気排出部を設けるために包装袋の材料が余分に必要となってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、余分な材料を使用することなく、かつ、粒状体を充填した後に簡単に脱気して密封することを可能とする、新規の包装袋の脱気孔の形成方法と、その形成方法を利用した包装袋の密封方法を提供することを目的とする。
本発明の包装袋の脱気孔の形成方法は、包装袋に略半球形状の先端部を有するピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成することを特徴とする。
本発明の包装袋の密封方法は、包装袋に略半球形状の先端部を有するピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成し、脱気後に前記脱気孔を熱溶着することにより、前記包装袋を密封することを特徴とする。
本発明の脱気孔形成用ピンは、本発明の包装袋の脱気孔の形成方法に用いられる脱気孔形成用ピンであって、略半球形状の先端部と、この先端部から基端側に連続して形成された略円柱形状の本体部と、この本体部の略中央部分に形成されるとともに包装袋を形成するフィルムに突き刺すときの抵抗が少なく前記フィルムから引き抜くときの抵抗が大きくなるように形成された返し部とから構成されたことを特徴とする。
本発明の包装袋の脱気孔の形成方法によれば、包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を簡単に形成することができる。これにより、余分な材料を使用することなく、かつ、粒状体を充填した後に簡単に脱気することが可能となる。
本発明の包装袋の密封方法によれば、包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成し、脱気後に脱気孔を熱溶着することにより、包装袋を簡単に密封することができる。これにより、余分な材料を使用することなく、かつ、粒状体を充填した後に簡単に脱気して密封することが可能となる。
本発明の脱気孔形成用ピンによれば、本発明の脱気孔の形成方法において、確実に脱気孔を形成することができる。
実施例1の脱気孔形成用ピンの先端部近傍の正面図である。 実施例2に用いたピンの先端部の拡大写真である。 実施例2において包装袋にピンを突き刺した状態を示す拡大写真である。 実施例2において形成した脱気孔の正面から見た拡大写真である。 実施例2において形成した脱気孔の側面から見た拡大写真である。 実施例2において形成した脱気孔の断面の拡大写真である。 実施例2において形成した脱気孔の裏面から見た拡大写真である。 実施例3において横倒し状態にした脱気孔の断面の拡大写真である。
本発明の包装袋の脱気孔の形成方法は、包装袋に略半球形状の先端部を有する略円柱形状のピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成するものである。
ここで、略半球形状の先端部を有する略円柱形状のピンを包装袋に突き刺すと、ピンの先端部において包装袋を形成するフィルムは裂け、ピンの側周部に略円筒形状に伸びたフィルムが密着した状態となる。ここで、ピンの先端部が略半球形状であるため、フィルムは大きく裂けることなく、確実にピンの側周部にフィルムが伸びて密着した状態となる。そして、フィルムからピンを引き抜くと、ピンに密着して伸びたフィルムがピンを引き抜く動きに合わせて裏返り、フィルムの表面からピンを引き抜いた向きに突出し、略円筒形状の側面を有する脱気孔が形成される。なお、この詳細については実施例2で説明する。
また、本発明の包装袋の密封方法は、包装袋に略半球形状の先端部を有するピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成し、脱気後に前記脱気孔を熱溶着することにより、前記包装袋を密封するものである。
ここで、本発明の対象となる包装袋は、米などの穀物、豆類等、種々の粒状体、砂糖、塩、小麦粉などの種々の粉体の運搬、保管等をするためのものである。また、本発明の対象となる包装袋は、上記の食品用途のほか、プラスチック原料など、工業用途の種々の粒状体、粉体の運搬、保管等にも用いることができ、被包装物は特定のものに限定されるものではない。
包装袋を形成するフィルムとしては、無延伸フィルム又は弱延伸フィルムが好適に用いられる。無延伸フィルムとしては、ポリプロピレンを主原料とするもの、ポリエチレンを主原料とするものなどが知られているが、特定のものに限定されるものではない。また、包装袋を形成するフィルムは、単層のフィルムのほか、多層からなる複合フィルム、ラミネート構成のフィルムであってもよい。
また、包装袋は、1枚のシート状のフィルムを折り曲げ2辺を封止して形成されたものであっても、2枚のシート状のフィルムを重ねて3辺を封止して形成されたものであっても、或いは、予めチューブ状に形成されたフィルムの1辺を封止して形成されたものであってもよい。
以下、具体的な実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。
本発明の脱気孔形成用ピンの一実施例について説明する。
本実施例の脱気孔形成用ピンの先端部近傍は、図1に示すように、略半球形状の先端部1と、この先端部1から基端側に連続して形成された略円柱形状の本体部2と、この本体部2の略中央部分に形成された返し部3とから構成されている。
本体部2の断面は1×1.5mmの楕円形状となっている。また、先端部3の表面は鏡面加工が施されており、先端部3と返し部3の間における本体部2の表面はブラスト加工が施されている。
返し部3は、ピンを引き抜く際に包装袋を形成するフィルムを確実に反転させるために形成されたものである。返し部3の断面形状は複数の楔形が並んだ形状となっており、ピンを突き刺すときの抵抗が少ない反面、ピンを引き抜くときの抵抗が大きくなるように構成されている。なお、返し部3を形成しなくとも、本発明の包装袋の脱気孔の形成方法を実施することは可能である。
以上のように、本実施例の脱気孔形成用ピンは、本発明の包装袋の脱気孔の形成方法に用いられる脱気孔形成用ピンであって、略半球形状の先端部1と、この先端部1から基端側に連続して形成された略円柱形状の本体部2と、この本体部2の略中央部分に形成されるとともに包装袋を形成するフィルムに突き刺すときの抵抗が少なく前記フィルムから引き抜くときの抵抗が大きくなるように形成された返し部3とから構成されたものであり、本発明の脱気孔の形成方法において、確実に脱気孔を形成することができる。
包装袋を構成する無延伸フィルムとして、厚さ50〜150μmのLLDPEフィルムを用意した。また、実施例1と同様の形状を有するピンを用意した。実際に用いたピンの先端部の形状を図2に示す。
ピンを加温した状態で、フィルムにピンを突き刺すと、図3に示すように、ピンの先端部においてフィルムは裂け、ピンの側周部に略円筒形状に伸びたフィルムが密着した状態となった。
つぎに、フィルムにピンを突き刺したときよりも速い速度でフィルムからピンを引き抜くと、ピンに密着して伸びたフィルムがピンを引き抜く動きに合わせて裏返り、図4〜7に示すように、フィルムの表面からピンを引き抜いた向きに突出し、略円筒形状の側面を有する高さ約5mmの孔が形成された。
厚さ50〜150μmのLLDPEフィルムからなるチューブ状のフィルムの1辺を封止して袋状に形成し、米を収容して密封した。そして、実施例1と同様の方法で、袋の外側表面に略円筒形状の側面を有する孔を複数形成した。そして、この孔から袋内の空気を脱気した後、略円筒形状の脱気孔を図8に示すように横倒し状態とし、これをさらに上から抑えながら加熱し、脱気孔の壁同士を溶着した。これにより、脱気孔を封止して袋を密封することができた。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
1 先端部
2 本体部
3 返し部

Claims (3)

  1. 包装袋に略半球形状の先端部を有するピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成することを特徴とする包装袋の脱気孔の形成方法。
  2. 包装袋に略半球形状の先端部を有するピンを突き刺した後、前記包装袋から前記ピンを引き抜くことにより、前記包装袋の外側表面に略円筒形状の脱気孔を形成し、脱気後に前記脱気孔を熱溶着することにより、前記包装袋を密封することを特徴とする包装袋の密封方法。
  3. 請求項1記載の包装袋の脱気孔の形成方法に用いられる脱気孔形成用ピンであって、略半球形状の先端部と、この先端部から基端側に連続して形成された略円柱形状の本体部と、この本体部の略中央部分に形成されるとともに包装袋を形成するフィルムに突き刺すときの抵抗が少なく前記フィルムから引き抜くときの抵抗が大きくなるように形成された返し部とから構成されたことを特徴とする脱気孔形成用ピン。
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