JPH0848310A - 真空包装装置 - Google Patents

真空包装装置

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JPH0848310A
JPH0848310A JP17995594A JP17995594A JPH0848310A JP H0848310 A JPH0848310 A JP H0848310A JP 17995594 A JP17995594 A JP 17995594A JP 17995594 A JP17995594 A JP 17995594A JP H0848310 A JPH0848310 A JP H0848310A
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JP
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bag
conveyor
head
pressing member
opening
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JP17995594A
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English (en)
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Minoru Kurumada
實 車田
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 粒状体を袋詰めして密封する作業と連動させ
て自動的に行える真空包装装置の提供。 【構成】 真空包装装置1は、上に乗せた包装体に振動
を与え、作業位置に移送するコンベア2と、該コンベア
2の上方に、コンベア上の包装体を押圧可能に配置され
ていて、貫通する開口が設けられた押圧部材3と、該コ
ンベアの上方にコンベアに関して上下移動可能に設けら
れ、該押圧部材の該開口を通して該包装体に上から接近
して針で袋に孔あけする孔あけ機構4と、該コンベアの
上方にコンベアに関して上下移動可能に設けられ、該押
圧部材の該開口で該包装体に接近して該袋の孔を通して
袋内から気体を抜き取った後保持しているシール部材を
袋に貼り付けて孔を塞ぐ脱気シール機構5、該脱気シー
ル機構の吸気ヘッドにシール部材を供給するシール部材
供給機構6とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は米、麦、豆類等の粒状物
を袋詰め包装した後その包装体内の空気を抜き取って負
圧状態又は真空状態にしてシールする真空包装装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】米、豆等の穀類を袋詰めする場合に気密
性を有する袋で空気が入ったまま封をすると、外気とは
遮断されていても内部の空気により穀類の品質が劣化す
る。このため袋内を負圧状態又は真空状態に保って包装
する方法が従来から考えられている。このうちの一つの
方法はビニール等の気密性のある材料でつくられた袋内
に穀類を入れて封をする前に袋内の空気を抜き取ってし
まう方法であるが、これでは袋を立てた状態で穀類を入
れて密封してしまう必要があるため、真空包装によって
できた包装体が不安定な形状で固まってしまう問題があ
る。このような問題を解決するため、特開昭63−23
2122号公報及び特開平1−139318号公報に示
されるように、空気を入れて密封した後に、袋に孔をあ
けてその孔を介して袋内から空気を抜き取り粘着剤付き
のシール片でその孔を塞ぐ方法及び装置が提供されてい
る。
【0003】しかしながら、上記前者の公報に記載され
た装置は手持ち式につくられていて包装体一つ一つ手作
業で行わなければならな問題がある。また後者の公報に
記載された装置は一応スタンド式の装置に改良されてい
て、包装体をその装置のテーブルの上に乗せて、孔あけ
から空気の抜き取り及びシール片の張り付け等を自動的
に行えるようにしているが、テーブル上への包装体の据
え付け及びそこからの取り出しは手作業で行わなければ
ならないため、穀物の袋詰め及び密封作業と連動させて
自動的に行うことができない問題がある。更に、上記後
者の公報に記載された装置では、孔を包装体の袋の下側
の部分(袋を横に寝かせたとき下側になる部分)にあけ
ていたため、振動等により米糠等の穀物の細かい粉が包
装体の下側に集まって孔あけの際にその孔から外部に落
下し、シール片の粘着面に付着してシール不良を起こす
原因にもなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、米、麦、豆類等の粒状体を袋詰めして真空
包装する場合に、袋からの空気の抜き取り及び密封作業
を、粒状体を袋詰めして密封する作業と連動させて自動
的に行える真空包装装置を提供することである。
【0005】本発明が解決しようとする他の課題は、袋
内の粉類が落下するのを防止してシール不良を防ぐと共
に、真空包装作業を高速に行えるようにした真空包装装
置を提供することである。本発明が解決しようとする別
の課題は、袋の孔あけと同時に包装体内の気体を部分的
に抜き取ることにより真空包装の高速化をはかることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、気密性材料で
つくられた袋内に粒状体を気体と共に封入した包装体の
該袋に孔をあけて該孔を介して袋内から気体を抜き取
り、その後袋に該孔を塞ぐシール材を貼り付けて密封す
る真空包装装置において、上に該包装体を乗せた状態で
該包装体に振動を与え、また包装体を作業位置に移送す
るコンベアと、該コンベアの上方に、コンベア上の包装
体を押圧可能に配置されていて、貫通する開口が設けら
れた押圧部材と、該コンベアの上方にコンベアに関して
上下移動可能に設けられ、該押圧部材の該開口を通して
該包装体に上から接近して針で該袋に孔あけする孔あけ
機構と、該コンベアの上方にコンベアに関して上下移動
可能に設けられ、該押圧部材の該開口で該包装体に接近
して該袋の孔を通して袋内から気体を抜き取った後保持
しているシール部材を袋に貼り付けて孔を塞ぐ脱気シー
ル機構と、該脱気シール機構の吸気ヘッドにシール部材
を供給するシール部材供給機構とを備えて構成されてい
る。
【0007】上記真空包装装置において、更に、該コン
ベアの搬送面にほぼ鉛直に伸びる支持軸に該押圧部材と
共に移動可能に支持された第1の支持アームを備え、該
孔あけ機構が、該第1の支持アームに取り付けられてい
て袋に孔あけする針が取り付けられた孔あけヘッドと、
孔あけヘッドを袋に向かって押し下げるアクチュエータ
とを備え、該第1の支持アームは該孔あけヘッドが該押
圧部材の開口と整合する位置と開口から外れる位置との
間で揺動可能にしてもよい。また、更に、該支持軸に取
り付けられた第2の支持アームを備え、該脱気シール機
構が、該第2の支持アームに取り付けられていて下面で
シール部材を吸着保持する吸気ヘッドと、該吸気ヘッド
に相対的に移動可能に装着されていて該押圧部材の開口
の回りで該押圧部材に接して密閉するシールヘッドとを
備え、該第2の支持アームは該吸気ヘッドが該押圧部材
の開口と整合する位置と開口から外れる位置との間で揺
動可能にしてもよい。また、該孔あけヘッドに取り付け
られた針を中空針にして、該針の中空部分が該孔あけヘ
ッドに設けられた真空チャンバ内と通じ、該真空チャン
バが真空源に接続されるようにしてもよい。
【0008】
【作用】上記構成の包装体はコンベアにより作業位置に
送られた後振動される。包装体が所定の作業位置に送ら
れて停止すると、押圧部材が包装体を上から押し、孔あ
け機構が押圧部材の開口を介して包装体に接近してその
包装体の針により包装体の袋に孔をあける。包装体の孔
あけが完了すると、脱気シール機構が開口の位置に接近
し、脱気シール機構により袋の孔を介して包装体内から
気体を抜き取り、シール部材で孔を塞いでシールする。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の真空包装装置
の実施例について説明する。図1ないし図3において、
本実施例の真空包装装置1の全体が概略的に示されてい
る。この真空包装装置1は、本体10と、本体の上部に
設けられたコンベア2と、コンベアの上方に配置されて
いてコンベア上に乗せられた包装体を上から押さえる押
圧部材3と、コンベアの上方に配置された孔あけ機構4
及び脱気シール機構5と、該脱気シール機構にシール部
材を供給するシール部材供給機構6と、該押圧部材3、
孔あけ機構4及び脱気シール機構5を上下動及び揺動可
能に支持する支持機構7と、を備え、それらは図1ない
し図3に示される位置関係に配置されている。
【0010】本体10は四角形の箱状になっていて、上
壁11の中央の開口部12には後述するコンベア2が配
置されている。本体の下部には複数のローラ13が回転
自在に取り付けられている。また、上壁11の下面には
一対の鉛直に伸びる軸受け14及び15が、開口部に隣
接して固定されている。一方の軸受け14には上記支持
機構7の上下に貫通する中空軸71が上下動可能に支持
されている。中空軸71内には中空軸の上下に貫通する
軸72が中空軸に関して軸方向にすなわち図において上
下方向に移動可能に挿入されている。また他方の軸受け
15には上下に貫通する軸73が回動可能に支持されて
いる。
【0011】コンベア2は、図4に詳細に示されるよう
に、図4の紙面に垂直の方向に隔てて配置されていて、
連結板21aによって互いに連結された一対の(図では
一方のみ図示)側板21bで構成されたフレーム21
と、フレームの左右(図4において)両端において一対
の側板間に配置されかつそのフレームによって回転可能
に支持されたベルト支持ローラ22と、フレーム21の
ほぼ中央部下側において一対の側板間に配置されかつそ
のフレームによって回転可能に支持された一対のガイド
ローラ23と、本体の水平の支持板15の下側に取り付
けられた一対の(図では一方のみ図示)ブラケット24
aによって回転可能に支持されたベルト駆動ローラ24
と、ベルト支持ローラ22、ガイドローラ23及びベル
ト駆動ローラ24に掛けられたベルト25と、フレーム
の両端部で支持板15上でフレーム21との間に配置さ
れ支持板15に関するフレーム21の水平方向移動を許
容するリニアベアリング26とを備えている。リニアベ
アリングは上下一対の板26aと26bとの間に多数の
ローラ又はボール(図示せず)が配置されて上下の板の
相対移動を許容する公知の構造のものでよい。駆動ベル
トローラ24は、本体10に取り付けられた駆動モータ
27によってチエーン又はベルト27aを介して回転さ
れるようになっている。本体10には振動モータ28が
取り付けられ、その振動モータの回転軸28aの先端に
は偏心部(その偏心部の中心線と回転軸の中心線が偏心
している)28bが形成され、その偏心部28bはフレ
ーム21に固定された軸受け29によって回転可能に支
持されている。このコンベア2は駆動モータ27が回転
することによって駆動ベルトローラ25が図4において
時計回り方向に回転し、それによってベルト25を矢印
X方向に移動させるようになっている。また振動モータ
28の回転軸28aが回転すると偏心部の作用によりそ
の偏心部を軸受け29を介して支持しているフレームが
偏心量に相当した幅で、本体10に関して水平方向に偏
倚し振動する。したがって、ベルト25上に乗せられた
包装体mはコンベアにより作業位置に送られた後振動さ
れて袋内の粒状体はほぼ均一にされる。なお21cはベ
ルトを下から支える支持板である。
【0012】押圧部材3はほぼ四角形の金属又は合成樹
脂板で構成されていて、中空軸71の上端に固定された
リング部材31の接続部31aに図示しない止めねじ等
によって固定され、それによって中空軸71に関して固
定されている。押圧部材3は、更に、軸73に上下動可
能に案内されたスリーブ部材32の接続部32aにも固
定され、軸73によって案内されるようになっている。
押圧部材3のほぼ中央には開口35が形成されている。
この押圧部材はコンベア上に乗せられた粒状体の包装体
を上から押すようになっている。
【0013】孔あけ機構4は、図5及び図6に詳細に示
されるように、リング部材31の上側にそのリング部材
に隣接して中空軸71に取り付けられた第1の支持アー
ム74に取り付けられている。孔あけ機構4は支持アー
ム74の先端に軸41によって回動可能に取り付けられ
た一対のアーム42と、そのアームの先端(図5で右端
間)間に配置され一対の支持軸43によって取り付けら
れた孔あけヘッド46と、支持アーム74にブラケット
44aを介して連結されたアクチュエータ44とを備え
ている。アクチュエータ44はこの実施例では電磁作動
装置であるが、シリンダ等の他の作動装置でもよい。ア
クチュエータ44の作動ロッド44bは、アーム42に
ピン44cを介して連結されている。支持アーム74は
リング部材31と共に上下に移動するがそれに関して回
動できるようになっている。孔あけヘッド46は、図7
に詳細に示されるように、下端に開口する段付きの取り
付け穴46bが形成されたヘッド本体46aを備え、そ
の取り付け穴46bは真空源又は負圧源に接続されるよ
うになっているポート46cに連通している。取り付け
穴46b内にはカートリッジ針47が止めねじ47dに
よって交換可能に取り付けられている。カートリッジ針
47は基部47aに複数(本実施例では4個であるが2
個のみ示されている。)の針47bを固定して構成され
いる。針47bはこの実施例では中空構造になっている
が、必ずしも中空にする必要はない。基部47aは取り
付け穴46a内にぴったり入るようになっている。した
がって、ポート46cを介して取り付け穴46bによっ
て限定される真空チャンバ46d内が真空又は負圧にさ
れると、中空針47bの中を通して空気が真空チャンバ
内に吸い込まれる。孔あけヘッド46をアーム42に取
り付ける支持軸43は、ヘッド本体46aの穴46eに
通される。一方の支持軸43(図5で左側)の延長部と
ブラケット44aの延長部との間にばね45が設けら
れ、アーム42を図5において反時計回り方向に、した
がって孔あけヘッドを上昇させる方向に偏倚している。
【0014】上記構成の孔あけ機構4は、押圧部材3が
中空軸71の下降運動により図1の上位置Hから下位置
Lに、後述するようにばねの力で降下されると、その押
圧部材の降下と共に降下される。押圧部材3が降下され
包装体mを押圧すると、アクチュエータ44が動作して
アーム42を図5に示される状態まで時計回り方向に回
動させることによって孔あけヘッド46を下に押し下げ
る。すると孔あけヘッドの中空針47bが包装体mの袋
nを通して突き刺さり、袋nに孔pがあく。その後ポー
ト46cが負圧源又は真空源(以下真空源と呼ぶ)に接
続されることにより、中空針が袋に突き刺さった状態で
包装体内から気体が吸い出される。所定時間の空気の排
気すなわち(完全な排気ではない)が完了すると、アク
チュエータ44の動作が停止し、アーム42はばね45
により引き上げられる。このとき、中空針の下端は押圧
部材3の開口35の外に出るため、孔あけヘッドが開口
35の位置から移動できるようになる。
【0015】脱気シール機構5は図8及び図9に詳細に
示されるように、軸72の上部にその軸に関して相対的
に上下動できないが回動できるように支持された支持ア
ーム75の先端に取り付けられた吸気ヘッド51と、吸
気ヘッド51の外側に吸気ヘッドに関して相対的に移動
可能に配置されたシールヘッド52とを備えている。吸
気ヘッド51の下端にはフランジ部51aが形成され、
そのフランジ部の下面には凹部51bが形成されてい
る。フランジ部51aには上下に貫通していて凹部51
bに開口する複数の通孔51cが形成されている。吸気
ヘッド51は、更にフランジ部の下面に固定された穴あ
き板51eと、その穴あき板51eの下側に取り付けら
れた穴あき弾性体51fとを有している。図10に詳細
に示されるように、穴あき板51eは上下に貫通する多
数の穴が形成された金属板であって吸気ヘッドの下面に
公知の方法で固定され、また穴あき弾性体は複数の上下
に貫通する穴のあいたゴム又はスポンジのような材料で
よく、接着剤によって又は穴あき板51eの周辺部のか
しめによっれ接合されている。吸気ヘッド51には軸方
向(図8において上下方向)に貫通する排気通路51g
が形成されている。シールヘッド52は、吸気ヘッド5
1のフランジ部51aを収容できかつ下面に開口する凹
部52aが形成されている。吸気ヘッド51の下面には
凹部52aを囲む溝が形成され、その溝の中にはOリン
グシール52bが入れられている。シールヘッド52は
支持アーム75との間に配置されたばね53によって下
方に弾圧され、不動作時にフランジ部51aの上面(図
9で)が凹部52aの底面に当たった状態になってい
る。フランジ部52aの外周は、少なくとも一部がシー
ルヘッド52の凹部52aの内側面から離れ、それらの
間で気体が流れ得るようになっている。吸気ヘッド51
の下端に取り付けられた弾性体51fの下面は、フラン
ジ51aの上面がシールヘッド52の凹部52aの底面
に当たっているとき、Oリングシール52bの下縁が限
定する平面より下側にわずかに突出している。これは後
述するシール部材供給機構6からのシール部材の吸着を
容易にできるようにするためである。排気通路51gは
導管54及び図示しない開閉弁を介して真空源に接続さ
れるようになっている。なお、55は、下端がシールヘ
ッド52に固定され、上部が支持アーム75の先端の溝
内に移動可能に受けられているガイドロッドである。
【0016】上記脱気シール機構は支持アーム75が回
動されて吸気ヘッド51が押圧部材3の開口35と整合
されると、軸71の下降運動により支持アーム75が下
降される。すると、まず、図11[B]に示されるよう
に、シールヘッド52の下縁に取り付けられた0リング
シール52bが押圧部材3の開口35の回りでその押圧
部材と接触して密封する。すると排気通路51gが真空
源に接続されてシールヘッド内が真空引きされているた
め、包装体内の気体は、同図で矢印で示されるように流
れ、中空針によって形成された袋nの穴p及び開口35
を介して吸い出され袋の中を低圧状態又は真空状態にす
る。次に支持アーム75が更に降下されると、図11
[C]に示されるように、吸気ヘッド51の下面に保持
されたシール部材sが真空引きされた包装体の袋に押し
付けられてその袋に貼り付けられる。
【0017】シール部材供給機構6は、図10に示され
るように適当な支持部材(図示せず)により本体10の
上方に固定された支持板61と、支持板61の下縁に取
り付けられていて水平方向に伸びるガイドプレート62
と、支持板61に固定された軸63に回転可能に取り付
けられたリール64と、支持板に取り付けられた一対の
送りローラ65(65a、65b)と、ガイドプレート
62に隣接した回転自在に取り付けられたガイドローラ
66と、支持板61に回転可能に取り付けられた巻き取
り軸67とを備えている。送りローラの一方、例えば6
5aは駆動モータに接続されていてその駆動モータ65
cによって駆動され、他方の送りローラん他方65bは
ばね等により一方の送りローラ65aに弾圧され、両者
によってテープtを矢印Yの方向に送るようになってい
る。なお、巻き取り軸67もモータによって回転されて
テープを巻き取るようになっている。テープtの表面
(外側表面)には所定の間隔でシール部材sが引きはが
し可能に張り付けられている。このシール部材sは、好
ましくは、円形でテープに比較して曲がりにくく作られ
ていて裏面に接着剤が付着されている。このようなシー
ル部分を保持したテープtがテープロールから引き出さ
れたテープtがガイドローラ66と過ぎてガイドプレー
ト62の先端で180°方向変換されると、シール部材
sの前側部分(テープの進行方向に見て)が、図10に
示されるように、テープから剥がれてほぼ水平方向進
み、ガイドプレート62に隣接して待機している脱気シ
ール機構の吸気ヘッド51の下に送られる。
【0018】図1及び図2に戻って、支持機構7の中空
軸71及び軸72は、本体内に配置された図示しない駆
動機構、例えばカム及びそのカムに係合するカムフォロ
アを含む公知の機構によりそれぞれ別個に上下動作され
るようになっている。この場合、中空軸71及び軸72
をばねにより下方に押し下げ或いは引き下げ、上昇運動
をカム及びカムフォロアによって行うのがよい。これ
は、前述の押圧部材3により包装体を押す動作及び脱気
シール機構5の吸気ヘッド51による包装体の押圧動作
をばねの力によるのがよいからである。軸73は本体内
に設けられた上記図示しない駆動機構、例えばカム及び
カムフォロアを使用した機構により回動されるようにな
っている。軸73の上部(本体10の上に突出した部
分)には一対のアーム76が隔てて取り付けられ、その
アーム76間にはロッド77が軸73と平行にして取り
付けられている。ロッド77は、第1の支持アーム74
の基端部(図6において右端部)に形成された連結溝7
4a内に、また第2の支持アーム75の基端部に(図9
において右端)に取り付けられた連結部材75aの連結
溝75b内に受けられている。したがって軸73が回動
してロッドが軸73の回りで回動することによって、第
1及び第2のアーム74及び75が図3において角度θ
だけ回動できる。上記では中空軸71及び軸72の上昇
をカム及びカムフォロアで行うように記載したが、シリ
ンダで行ってもよい。
【0019】上記構成の真空包装装置の動作を図11及
び図12おも参照して説明する。まず、コンベア2のベ
ルト25の上に乗せられた包装体は、そのコンベアの作
用により振動されがなら作業位置に送られる(図12
[A])。このとき押圧部材3は支持機構7の中空軸7
1及び軸72が図示しない駆動機構により上昇されるこ
とによって、上位置Hに上昇され、脱気シール機構もそ
れに対応して上昇されている。また支持機構の回動軸7
3の作用により第1の支持アーム74が向きUの位置に
なっている。
【0020】包装体mが所定の作業位置に送られるとコ
ンベア2が停止し、まず中空軸71が図示しない駆動機
構によりばねで押し下げられることにより押圧部材3が
第1の支持アーム74と共に押し下げられ、包装体mを
上から押し(図12[B])、押圧部材3とコンベアの
ベルト25との間で包装体挟む。このとき孔あけ機構4
は押圧部材3の開口35と整合されている。次に、孔あ
け機構4のアクチュエータ44が動作してアームを介し
て孔あけヘッド46を押し下げて中空針47bを包装体
の袋に差し込み、これによって包装体mの袋nに孔をあ
ける(図12[C])。その後、ポートが真空源に接続
されてチャンバが真空引きされるため、包装体内の空気
が吸い出される。すると包装体は縮むが、押圧部材はば
ねにより押し下げられているので、それに応じて降下
し、包装体をコンベアのベルトに向かって押し付けてい
る。中空針による所定時間の吸気が完了すると、アクチ
ュエータ44の動作が停止され、アーム42がばね45
によって引っ張られることにより孔あけヘッド46が上
昇され、針の先端は押圧部材3の上面より上になる。
【0021】一方、孔あけ機構が上記のような動作をし
ている間に、シール部材供給機構6は送りローラ65が
動作してテープを所定長さ送り、そのテープに付着され
ているシール部材sを脱気シール機構5の吸気ヘッド5
1の下に供給する。シール部材が吸気ヘッドの下に供給
されると吸気ヘッドの排気通路51aが真空源に接続さ
れて吸気ヘッドの下面から吸気し、シール部材を保持す
る。
【0022】次に、回動軸73が図示しない駆動機構に
より回動されると、ロッド77が回動軸73を中心に回
動することによって、そのロッドと連結溝74aを介し
て連結されている第1の支持アーム74及び連結溝75
bを介して連結されている第2の支持アーム75が軸7
1の回りで回動される。このため、第1の支持アーム7
4は向きWになって孔あけヘッド46が開口35との整
合が外れ、第2の支持アームが向きUになって脱気シー
ル機構5の吸気ヘッド51が開口と整合される(図12
[D])。次に、軸71が図示しない駆動機構によりば
ね力で降下することにより、第2の支持アーム75が降
下し、シールヘッド52の下縁に取り付けられた0リン
グシールが押圧部材の上面に接触した状態で軸71及び
支持アーム75の降下が停止する。このとき、吸気ヘッ
ド51のフランジの上面はシールヘッド52の凹部の底
面から離れているが、吸気ヘッド51の下面は包装体に
は接触していない。このため、真空源に接続される排気
通路により、シールヘッド52の内側は真空引きされ、
包装体の袋の孔を介して包装体内の空気が、図11
[B]において矢印で示され得るように、再度吸い出さ
れる(図12[E])。包装体内の空気の排出が完了す
ると、図11[C]に示されるように、軸71及び支持
アーム75が更に降下して吸気ヘッド51も降下し、そ
の下面に吸着保持しているシール部材sを包装体の袋に
押し付ける(図12[F])。これと同時又は直前にシ
ールヘッド内の真空引きは停止される。これによりシー
ル部材sは自身に付いている粘着剤によって袋に貼り付
けられ、穴を塞いでシールする。シールが完了すると、
中空軸71及び軸72が図示しない駆動機構により上昇
されることにより、支持アーム74及び75も上昇して
それらに取り付けられた押圧部材3、孔あけ機構4及び
脱気シール機構5も上昇され、元の位置に戻る。すると
コンベア2が動作して脱気シールした包装体を送り出
す。
【0023】以上の動作を繰り返しておこない、順次包
装体内の気体を抜き取って袋をシールする。
【0024】
【発明の効果】本発明の真空包装装置によれば、次のよ
うな効果を奏することが可能である。 (1)包装体の上側より袋に孔をあけるので、包装体が
振動しても内容物である粒状体に伴う粉状体が孔から落
下することがなくなり、シール部材によるシール不良を
招く虞れがなくなる。 (2)粒状体の袋詰め、密閉等の動作を連動させて自動
的に作業を行うことができる。 (3)孔あけ時に包装体内の気体を部分的に抜き取るこ
とができるので、真空包装動作を敏速に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による真空包装装置の一実施例の正面図
であって本体の一部を破断しかつコンベアを概略的に示
す図である。
【図2】図1の真空包装装置の側面図であって、本体の
一部を破断しかつコンベアを概略的に示す図である。
【図3】図1の真空包装装置の上平面図である。
【図4】コンベアの拡大断面図である。
【図5】支持アーム及びそれに取り付けられている孔あ
け機構の拡大断面図である。
【図6】図5の支持アーム及び孔あけ機構の上面図であ
る。
【図7】孔あけヘッドの拡大断面図である。
【図8】支持アーム及びそれに取り付けられている脱気
シール機構の拡大断面図である。
【図9】図8の支持アーム及び脱気シール機構の上面図
である。
【図10】シール部材供給機構の拡大正面図である。
【図11】脱気シール機構の動作説明図である。
【図12】本実施例の真空包装装置の動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1 真空包装装置 2 コンベア 3 押圧部材 35 開口 4 孔あけ機構 42 アーム 44 アクチュエ
ータ 26 孔あけヘッド 47 カートリッ
ジ針 47a 針 5 脱気シール機構 51 吸気ヘッド 52 シールヘッ
ド 6 シール部材供給機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密性材料でつくられた袋内に粒状体を
    気体と共に封入した包装体の該袋に孔をあけて該孔を介
    して袋内から気体を抜き取り、その後袋に該孔を塞ぐシ
    ール材を貼り付けて密封する真空包装装置において、 上に該包装体を乗せた状態で該包装体に振動を与え、ま
    た包装体を作業位置に移送するコンベアと、 該コンベアの上方に、コンベア上の包装体を押圧可能に
    配置されていて、貫通する開口が設けられた押圧部材
    と、 該コンベアの上方にコンベアに関して上下移動可能に設
    けられ、該押圧部材の該開口を通して該包装体に上から
    接近して針で該袋に孔あけする孔あけ機構と、 該コンベアの上方にコンベアに関して上下移動可能に設
    けられ、該押圧部材の該開口で該包装体に接近して該袋
    の孔を通して袋内から気体を抜き取った後保持している
    シール部材を袋に貼り付けて孔を塞ぐ脱気シール機構
    と、 該脱気シール機構の吸気ヘッドにシール部材を供給する
    シール部材供給機構とを備えた真空包装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の真空包装装置におい
    て、更に、該コンベアの搬送面にほぼ鉛直に伸びる支持
    軸に該押圧部材と共に移動可能に支持された第1の支持
    アームを備え、該孔あけ機構が、該第1の支持アームに
    取り付けられていて袋に孔あけする針が取り付けられた
    孔あけヘッドと、孔あけヘッドを袋に向かって押し下げ
    るアクチュエータとを備え、該第1の支持アームは該孔
    あけヘッドが該押圧部材の開口と整合する位置と開口か
    ら外れる位置との間で揺動可能になっている真空包装装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の真空包装装置に
    おいて、更に、該支持軸に取り付けられた第2の支持ア
    ームを備え、該脱気シール機構が、該第2の支持アーム
    に取り付けられていて下面でシール部材を吸着保持する
    吸気ヘッドと、該吸気ヘッドに相対的に移動可能に装着
    されていて該押圧部材の開口の回りで該押圧部材に接し
    て密閉するシールヘッドとを備え、該第2の支持アーム
    は該吸気ヘッドが該押圧部材の開口と整合する位置と開
    口から外れる位置との間で揺動可能になっている真空包
    装装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の真
    空包装装置において、該孔あけヘッドに取り付けられた
    針が中空針になっており、該針の中空部分が該孔あけヘ
    ッドに設けられた真空チャンバ内と通じ、該真空チャン
    バが真空源に接続されるようになっている真空包装装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の真
    空包装装置において、該孔あけ機構の針がカートリッジ
    式に作られていて、孔あけヘッドに交換可能に取り付け
    られている真空包装装置。
JP17995594A 1994-08-01 1994-08-01 真空包装装置 Pending JPH0848310A (ja)

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