JP2014024419A - 車両の制動制御装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】制動装置11は、空気が貯留されているエアタンク21と、空気圧室23aと液圧室23bとが区画形成されてなるエアマスタシリンダ23と、エアタンク21から空気圧室23aに流れる空気の流量を調整するエアリニアバルブ24と、液圧室23bに連結されるホイールシリンダ12a〜12dのブレーキ液圧を調整する液圧回路311,312と、を備えている。そして、制御装置40は、制動制御を行うに際し、ブレーキ液の粘性が高いときには、ブレーキ液の粘性が低いときよりもエアリニアバルブ24の開度を大きくする補正処理を行う。
【選択図】図1
Description
本発明の一態様は、空気が貯留されているエアタンク(21,211,212)と、空気圧室(23a)と液圧室(23b)とが区画形成されてなるエアマスタシリンダ(23,231,232)と、エアタンク(21,211,212)から空気圧室(23a)に流れる空気の流量を調整するエアリニアバルブ(24,241,242)と、液圧室(23b)に連結されるホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧を調整する液圧回路(311,312)と、を備え、ホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧に応じた制動トルクを車輪(FL,FR,RL,RR)に付与する制動装置(11)に適用され、エアリニアバルブ(24,241,242)の開度を調整してホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧を制御する制動制御を行う車両の制動制御装置を前提としている。この制動制御装置では、制動制御を行うに際し、ブレーキ液の粘性が高いときには、ブレーキ液の粘性が低いときよりもエアリニアバルブ(24,241,242)の開度を大きくする補正処理(S33〜S36)を行うようにした。
制御装置40には、車輪FR,FL,RR,RLの車輪速度を検出するための車輪速度センサ41などの各種センサと、運転者がブレーキ操作を行っているか否かを検知するためのブレーキスイッチ42とが電気的に接続されている。そして、制御装置40は、液圧発生装置20のエアリニアバルブ24、ブレーキアクチュエータ30の増圧弁32a〜32d、減圧弁34a〜34d及びモータ37を個別に制御する。
図2に示すように、推定処理では、予め設定された推定期間TmtThの間、ポンプ361,362の駆動源であるモータ37が駆動される。このとき、モータ37に対する指令信号のデューティ比は「100%」とされる。また、推定期間TmtThは、リザーバ351,352にブレーキ液が貯留されていなくても、減圧弁34a〜34dとポンプ361,362とを繋ぐ液路からブレーキ液が完全には無くならない程度の期間に設定されている。
図3に示すように、補正処理は、エアリニアバルブ24を作動させるような制動制御の開始時点t21から行われる。すなわち、補正処理では、要求される要求空気圧Preqに対して予め設定された補正空気圧Aupが加算された空気圧が指示空気圧Pinとされ、この指示空気圧Pinに応じた指示信号がエアリニアバルブ24のソレノイドに入力される。そして、開始時点t21から補正期間Thが経過した補正終了時点t22で、補正処理が終了される。すなわち、補正終了時点t22以降では、指示空気圧Pinは、要求空気圧Preqとされる。なお、補正処理の実行期間である補正期間Thは、上記の推定処理によって推定されたブレーキ液の粘性に応じた長さに設定される。
始めに、粘性推定処理ルーチンについて、図5に示すフローチャートを参照して説明する。
運転者のアクセル操作によって車両が発進し、この車両の車体速度VSが車速判定値VSthを超えると、非制動中であるため、推定処理が開始される。すると、駆動時間Tmtが推定期間TmtThに達するまでの間、モータ37の駆動に基づいてポンプ361,362が作動する。
(1)ブレーキ液の粘性が高いときには、マスタシリンダ圧とホイールシリンダ圧との液圧差が大きくなりやすいため、補正処理によってエアリニアバルブ24の開度が大きくされる。これにより、ブレーキ液の粘性が高い場合であっても、ホイールシリンダ圧を、要求される要求液圧に近づけることができる。すなわち、ブレーキ液の粘性に応じてエアリニアバルブ24の開度を調整することにより、制動制御時にあってはブレーキ液の粘性に応じたホイールシリンダ圧のばらつきを抑えることが可能となる。したがって、制動制御時における制動装置11の制動性能のばらつきを抑えることができるようになる。
・上記実施形態の推定処理は、各減圧弁34a〜34dは閉弁された状態で行われる。そのため、推定処理によってポンプ361,362が作動しても、ホイールシリンダ圧が減圧されることはない。そのため、推定処理を、運転者によるブレーキ操作時に行ってもよい。また、推定処理の実行中にブレーキ操作が開始されたとしても、今回の推定処理を継続させてもよい。さらには、車両の停止中にエアリニアバルブ24が作動していない場合には、推定処理を行ってもよい。
・推定処理では、第2の経過時間T2の取得の代わり、モータ37の制御終了後におけるモータ電圧の低下勾配ΔVmtを算出するようにしてもよい。そして、図7に示すマップを用い、補正期間Thを、算出した低下勾配ΔVmtに応じた値に決定するようにしてもよい。
(イ)前記推定処理(S16〜S25)を、車両の発進後における非制動時に行う。
(ロ)前記推定処理(S16〜S25)では、ブレーキ液の粘性を推定するとともに、ブレーキ液の粘性が高いと推定したときには粘性が低いと推定したときよりも補正期間(Th)を長い期間に決定し、
制動制御が行われるに際し、前記推定処理(S16〜S25)で決定された補正期間(Th)の間、前記補正処理(S33〜S36)を行う。
Claims (3)
- 空気が貯留されているエアタンク(21,211,212)と、空気圧室(23a)と液圧室(23b)とが区画形成されてなるエアマスタシリンダ(23,231,232)と、前記エアタンク(21,211,212)から前記空気圧室(23a)に流れる空気の流量を調整するエアリニアバルブ(24,241,242)と、前記液圧室(23b)に連結されるホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧を調整する液圧回路(311,312)と、を備え、前記ホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧に応じた制動トルクを車輪(FL,FR,RL,RR)に付与する制動装置(11)に適用され、
前記エアリニアバルブ(24,241,242)の開度を調整して前記ホイールシリンダ(12a,12b,12c,12d)のブレーキ液圧を制御する制動制御を行う車両の制動制御装置において、
前記制動制御を行うに際し、ブレーキ液の粘性が高いときには、ブレーキ液の粘性が低いときよりも前記エアリニアバルブ(24,241,242)の開度を大きくする補正処理(S33〜S36)を行う
ことを特徴とする車両の制動制御装置。 - 前記制動制御装置は、ブレーキ液の粘性を推定する推定処理(S16〜S25)を行うようになっており、
前記推定処理(S16〜S25)では、前記液圧回路(311,312)に設けられているポンプ(361,362)の制御の終了後に、この制御終了時点から同ポンプ(361,362)の駆動源であるモータ(37)で誘起される電圧(Vmt)が規定電圧(VmtTh)未満となる時点までの経過時間(T2)を取得し、同経過時間(T2)が短いときほどブレーキ液の粘性が高いと推定し、
前記補正処理(S33〜S36)では、前記制動制御を行うに際し、前記推定処理(S16〜S25)で取得した経過時間(T2)が短いときには同経過時間(T2)が長いときよりも前記エアリニアバルブ(24,241,242)の開度を大きくする
請求項1に記載の車両の制動制御装置。 - 前記制動制御装置は、ブレーキ液の粘性を推定する推定処理(S16〜S25)を行うようになっており、
前記推定処理(S16〜S25)では、前記液圧回路(311,312)に設けられているポンプ(361,362)の制御の終了後に、同ポンプ(361,362)の駆動源であるモータ(37)で誘起される電圧の低下勾配(ΔVmt)を取得し、同低下勾配(ΔVmt)が急勾配であるときほどブレーキ液の粘性が高いと推定し、
前記補正処理(S33〜S36)では、前記制動制御を行うに際し、前記推定処理(S16〜S25)で取得した電圧の低下勾配(ΔVmt)が急勾配であるときには同低下勾配(ΔVmt)が緩勾配であるときよりも前記エアリニアバルブ(24,241,242)の開度を大きくする
請求項1に記載の車両の制動制御装置。
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