JP2014023167A - 電機子のインシュレータおよび電機子 - Google Patents
電機子のインシュレータおよび電機子 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014023167A JP2014023167A JP2012156083A JP2012156083A JP2014023167A JP 2014023167 A JP2014023167 A JP 2014023167A JP 2012156083 A JP2012156083 A JP 2012156083A JP 2012156083 A JP2012156083 A JP 2012156083A JP 2014023167 A JP2014023167 A JP 2014023167A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- armature
- insulator
- protrusions
- winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
Abstract
【解決手段】磁極ティース部4を覆うように装着されるコイル巻回用の電機子のインシュレータ5のコイル巻回部50には、巻回されるコイル6の軸線方向に伸びる複数の凹凸部7を備えている。複数の凹凸部7は、断面の形状、大きさ又は配設間隔が異なる複数の突起8を組み合わせたものを1セットS1とし、このセットS1を連続して複数セット配置して構成される。
【選択図】図3
Description
以下、この発明の実施の形態1における電機子のインシュレータの構成について説明する。本実施の形態1の電機子1は、回転電機の固定子として機能するものであり、まず、電機子1の構成について簡単に説明する。図1は電機子1の構成を模式的に示す平断面図、図2は電機子1を構成する電機子コア200の一部である電機子コア片2とこれに装着されるインシュレータ5の構成を示す分解斜視図、図3はインシュレータ5の構成を示す側面図である。
各電機子コア片2は電磁鋼板をプレスで打ち抜くとともに打ち抜いた鋼板を積層し、抜きカシメなどで鋼板同士を連結して形成されており、コアバック部3とコアバック部3から突出して設けられる磁極ティース部4とを備えている。コイル6は各電機子コア片2の磁極ティース部4に巻回されている。各電機子コア片2は、コアバック部3に設けられた図示しない連結部により環状に連結されている。
このような凹凸部7を設けたインシュレータ5を介して磁極ティース部4に第1コイル6Aを巻回することで、第1コイル6Aが順次凹部に嵌るように配置され、第1コイル6Aの1層目の巻回位置が規制される。1層目の巻回位置が規制されているため、2層目の巻回時の巻回張力による1層目の位置ズレ発生を抑制でき、1層目に沿って2層目以降も確実に巻回することができる。従って、コイルの巻崩れ等も抑制することができる。
このように、凹凸部7により、第2コイル6Bの1層目の巻回位置が規制され、1層目の位置が規制されているため、2層目の巻回時の巻回張力による1層目の位置ズレ発生を抑制することができる。従って、線径の大きな第2コイル6Bの場合でも、1層目に沿って2層目以降も確実に巻回することができ、コイルの巻崩れ等も抑制することができる。
このような凹凸部7は、例えば小さい径の第1コイル6Aを巻回する場合は、図3(a)に示すように第1コイル6Aの線径に対応した凹部により第1コイル6Aの1層目の巻回位置を規制する。
また、例えば大きい径の第2コイル6Bを巻回する場合は、図3(b)に示すように第2コイル6Bの線径に対応した凹部により第2コイル6Bの1層目の巻回位置を規制することができる。
そして、同一のインシュレータ5で異なる線径のコイル6に対応することができるため、各コイル6の線径に合わせてインシュレータ5を作り替える必要がなく、高性能の電機子1を安価で容易に生産することができる。
上記実施の形態1では、例として図3に示すような断面パターンの凹凸部7を備えたインシュレータ5について説明したが、凹凸部7の構成は図3に示すようなものに限られるものではなく、必要に応じて様々なパターンのものがある。この発明の実施の形態2では、インシュレータの凹凸部の他のパターンについて説明する。
この1セットS2には上記実施の形態1の1セットS1内の突起に比べて突起高さの高い突起8Aが1セットの中に2箇所設けられており、このセットS2が連続配置された凹凸部7Aでは、高い突起8Aが等間隔で配設された状態となっている。そして、隣接する突起8A間には凹部が形成され、この突起8A間に形成された凹部は、上記実施の形態1のセットS1内で形成される凹部に比べると、突起8Aの高さが高い分凹部深さが深くなっている。
凹凸部7Aを設けたインシュレータ5Aを介して上記実施の形態1の図3(b)で示した第2コイル6Bよりもさらに線形の大きい第3コイル6Cを巻回した場合に、第3コイル6Cが突起8Aにより形成される凹部に配置されるが、凹部の深さが深いため、第3コイル6Cが突起8A間に設けられたその他の突起と干渉せず、確実に凹部に嵌る。従って、第3コイル6Cの巻回位置を確実に規制することができる。
例えば、本実施の形態2では1セットS2内に高さの高い突起8Aを2箇所設けたが、この高い突起8Aを1セット内に1箇所のみ設ける構成とすることもできる。このような1セットを複数セット配置して構成された凹凸部における高い突起8Aの配設間隔は、本実施の形態2の図4で示す突起8Aの配設間隔より大きくなるため、凹部の幅が広くなり、図4で示す第3コイル6Cよりもさらに大きな線径のコイル6に対応することができる。なお、この際突起8A間に設けられたその他突起とコイル6とが干渉しないよう、その他突起の形状を変更したり、突起8Aの突起高さを調整する等、必要に応じて1セット内の突起の組み合わせを設計するとよい。
このように、1セットを構成する複数の突起の組み合わせ、例えば突起の大きさ、突起の形状(突起の高さを含む)、突起間の間隔等を必要に応じて設定することで、所望の複数の線径のコイルに対応できる凹凸部を備えたインシュレータを得ることができる。
5,5A インシュレータ、6 コイル、6A 第1コイル、6B 第2コイル、
6C 第3コイル、7,7A 凹凸部、8,8A 突起、50 コイル巻回部、
51 巻壁部、200 電機子コア、500 第1コイル巻回部、
501 第2コイル巻回部、510 第1巻壁部、511 第2巻壁部。
Claims (3)
- 電機子コアの磁極ティース部を覆うように装着されるコイル巻回用の電機子のインシュレータであって、
上記インシュレータのコイル巻回部には、巻回されるコイルの軸線方向に伸びる複数の凹凸部を備え、
上記複数の凹凸部は、断面の形状、大きさ又は配設間隔が異なる複数の突起を組み合わせたものを1セットとし、該セットを連続して複数セット配置して構成されることを特徴とする電機子のインシュレータ。 - 上記1セットを構成する上記複数の突起により、線径の小さい第1コイル位置を規制する凹部と、線径の大きい第2コイル位置を規制する凹部との、少なくとも2種のコイルに対応した凹部を形成することを特徴とする請求項1に記載の電機子のインシュレータ。
- 電機子コアと、上記電機子コアの磁極ティース部を覆うように装着されるインシュレータと、上記インシュレータを介して上記磁極ティース部に巻回されるコイルとを備えた電機子であって、
上記インシュレータのコイル巻回部には、上記磁極ティース部に巻回される上記コイルの軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部とを備え、
上記複数の凹凸部は、断面の形状、大きさ又は配設間隔が異なる複数の突起を組み合わせたものを1セットとし、該セットを連続して複数セット配置して構成されることを特徴とする電機子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012156083A JP5907831B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 電機子のインシュレータおよび電機子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012156083A JP5907831B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 電機子のインシュレータおよび電機子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014023167A true JP2014023167A (ja) | 2014-02-03 |
JP5907831B2 JP5907831B2 (ja) | 2016-04-26 |
Family
ID=50197522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012156083A Expired - Fee Related JP5907831B2 (ja) | 2012-07-12 | 2012-07-12 | 電機子のインシュレータおよび電機子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5907831B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0869931A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-03-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
JP2008206322A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 電機子の絶縁シートおよび電機子 |
-
2012
- 2012-07-12 JP JP2012156083A patent/JP5907831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0869931A (ja) * | 1994-08-29 | 1996-03-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 電磁装置 |
JP2008206322A (ja) * | 2007-02-21 | 2008-09-04 | Mitsubishi Electric Corp | 電機子の絶縁シートおよび電機子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5907831B2 (ja) | 2016-04-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5693793B2 (ja) | 回転電機 | |
JP6576549B2 (ja) | 電機子の製造方法、回転電機の製造方法、および電機子の製造装置 | |
KR20120127602A (ko) | 마그넷 코어 상에 장착하기 위한 코일 형상물, 릴럭턴스 레졸버들을 위한 마그넷 코어, 및 제조 방법 | |
JP2013046420A (ja) | 巻線、および巻線を備えたステータコア | |
JP6063262B2 (ja) | 電動機、電動機を用いたポンプ装置およびステータ | |
JP6461381B2 (ja) | 回転電機の固定子、回転電機、および、回転電機の固定子の製造方法 | |
JP6276041B2 (ja) | 回転電機ステータ | |
WO2015119105A1 (ja) | 回転電機および回転電機のコイルの製造方法 | |
JP5082524B2 (ja) | 絶縁インシュレータ並びにステータの構造及び製造方法 | |
JP2016036223A (ja) | 回転電機の固定子 | |
WO2014132288A1 (ja) | 回転電機 | |
JP5911018B2 (ja) | 電機子およびその電機子を備えた回転電機 | |
JP5343625B2 (ja) | 回転電機用インシュレーター及び回転電機用ステーター | |
JP5892859B2 (ja) | 電機子の製造方法 | |
JP2013243800A (ja) | 回転電機 | |
WO2016194182A1 (ja) | 固定子 | |
JP2013251996A (ja) | コイルの製造方法 | |
JP5907831B2 (ja) | 電機子のインシュレータおよび電機子 | |
JP2011010392A (ja) | ステータ構造および電動機 | |
JP7246224B2 (ja) | 回転電機 | |
JP2013251995A (ja) | コイルの製造方法 | |
JP6215034B2 (ja) | 電動機及び電動機用ボビン | |
JP2020043677A (ja) | 固定子巻線構造 | |
JP6095462B2 (ja) | 回転電機の電機子、回転電機、および回転電機の電機子の製造方法 | |
JP2011130602A (ja) | ステータ、およびそれを備えたモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141014 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150825 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150826 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151022 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160223 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160322 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5907831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |