JP5892859B2 - 電機子の製造方法 - Google Patents

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この発明は、電機子の磁極ティース部を覆うように装着されるコイル巻回用のインシュレータを備えた電機子の製造方法に関するものである。
モータの電機子の各ティースを覆う従来のインシュレータは、インシュレータの上端部および下端部に、導線の巻き付け位置を規制する複数の第1案内溝および第2案内溝が形成され、各案内溝によりコイルの第1層の導線の巻き付け位置が規制される。このため、第2層の導線が第1層の導線の間に入り込む等の原因による導線の巻き崩れを防止してコイルを円滑に設けることができる(例えば、特許文献1)。
特開2006−067778号公報
しかし、上記特許文献1に示すような電機子のインシュレータは、巻回するコイルの導線の直径とほぼ等しいピッチで案内溝を設けることで、コイルを整列巻回するものであるため、案内溝のピッチと異なる線径のコイルには対応することができないという問題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、異なる線径のコイルに対応でき、コイルを整列巻回してコイルの位置ズレを防止することのできる電機子の製造方法を提供することを目的とする。
この発明に係る電機子の製造方法は、電機子コアと、上記電機子コアの磁極ティース部を覆うように装着されるインシュレータと、上記インシュレータを介して上記磁極ティース部に巻回されるコイルとを備えた電機子の製造方法であって、上記インシュレータは、上記磁極ティース部のコイルエンド側端面を覆う第1巻回部と、上記磁極ティース部の側面を覆う第2巻回部と、少なくとも上記第1巻回部または上記第2巻回部に設けられ、上記磁極ティース部に巻回される上記コイルの軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部とを備え、上記複数の凹凸部は、上記コイルの線径より小さいピッチで配設され、上記コイル巻回時に上記コイルと接触する部分は圧潰されるとともに、上記コイルと接触しない部分は圧潰されずに残ることにより上記コイルの巻回位置を規制するようにして上記コイルを巻回するものである。
この発明に係る電機子の製造方法は、電機子コアと、上記電機子コアの磁極ティース部を覆うように装着されるインシュレータと、上記インシュレータを介して上記磁極ティース部に巻回されるコイルとを備えた電機子の製造方法であって、上記インシュレータは、上記磁極ティース部のコイルエンド側端面を覆う第1巻回部と、上記磁極ティース部の側面を覆う第2巻回部と、少なくとも上記第1巻回部または上記第2巻回部に設けられ、上記磁極ティース部に巻回される上記コイルの軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部とを備え、上記複数の凹凸部は、上記コイルの線径より小さいピッチで配設され、上記コイル巻回時に上記コイルと接触する部分は圧潰されるとともに、上記コイルと接触しない部分は圧潰されずに残ることにより上記コイルの巻回位置を規制するようにして上記コイルを巻回するものである。
このため、同一のインシュレータで、異なる線径のコイルに対応でき、コイルを整列巻回してコイルの位置ズレを防止することができる。これにより電機子へのコイル巻回を精度よく行え、電機子の性能向上を図ることができる。
この発明の実施の形態1における電機子の構成を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1における電機子のインシュレータの構成を示す拡大斜視図である。 図2のインシュレータに設けられた細溝の構成を説明するための模式図である。 図2のインシュレータに設けられた細溝の配設ピッチP、細溝の深さLおよび巻回されるコイルの線径Dとの関係を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1における電機子のインシュレータに、線径の異なるコイルを巻回した状態を示す模式図である。 この発明の実施の形態2における電機子のインシュレータの構成を示す拡大斜視図である。 この発明の実施の形態3における電機子のインシュレータの構成を説明するための模式図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1における電機子の構成について説明する。図1は、電機子の構成を示す分解斜視図、図2は電機子のインシュレータの構成を示す拡大斜視図である。
電機子1は、電磁鋼板を積層して構成され、コアバック部3とコアバック部3から突出して設けられる磁極ティース部4とを備えた電機子コア2と、電機子コア2の磁極ティース部4の周囲を覆うように装着されるインシュレータ5と、インシュレータ5を介して磁極ティース部4に巻回されるコイル6(図示せず)とを備えている。
インシュレータ5は、絶縁性樹脂からなり、磁極ティース部4と磁極ティース部4に巻回されるコイル6とを電気的に絶縁するものである。インシュレータ5は、磁極ティース部4のコイルエンド側(積層方向両側)から磁極ティース部4を覆うように一対で構成され、一対のインシュレータ5はそれぞれ、磁極ティース4のコイルエンド側端面を覆う第1巻回部50と、磁極ティース部の側面を覆う第2巻回部51とを有する。また、第1、第2巻回部50、51のコアバック部3側にはコイル6の巻崩れを防止するための第1巻壁部52が設けられ、第1、第2巻回部50、51の磁極ティース部4の先端側にはコイル6の巻崩れを防止するための第2巻壁部53が設けられている。そして、インシュレータ5の第1巻回部50から第2巻回部51にかけての角領域には、磁極ティース部4に巻回されるコイル6の軸線方向(磁極ティース部4が伸びる方向と直交する方向)に伸びる多数の細溝7が設けられている。なお、一対のインシュレータ5では細溝7が設けられる角領域は全部で4箇所となる。このように、多数の細溝7を設けることで、インシュレータ5の角領域にコイル6の軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部70が形成されることとなる。細溝7により形成される凹凸部70(以下本実施の形態1において単に凹凸部70と記す。)は角領域のコアバック部3側から磁極ティース部4の先端側まで所定のピッチで連続して配設されており、凹凸部70の配設ピッチをPとすると、配設ピッチPはコイル6の線径Dより小さい値に設定されている。なお、コイル6の軸線とは、コイル6の中心軸を指す。また、コイルエンドとは、磁極ティース部4に巻回されるコイル6のうち、磁極ティース部4の積層方向両端面上に位置する部分を意味する。
次に、凹凸部70の配設ピッチP、凹凸部70の深さL、コイル6の線径Dとの関係について説明する。ここで、まず、凹凸部70の、コイル巻回時における作用について説明する。凹凸部70は、コイル6の巻回時にコイル6との接触部分が巻回張力により圧潰されるように形成されている。すなわち、インシュレータ5を介し、電機子コア2の磁極ティース部4にコイル6が巻回されると、凹凸部70のコイル6との接触部分はコイル6の巻回張力により圧潰される。凹凸部70が圧潰された状態によりコイル6の1層目の位置が規制され、1層目が規制されることで、コイル6の2層目以降も下層に沿って巻回され、コイル6を整列巻回することができる。
従って、凹凸部70の配設ピッチP、凹凸部70の深さL、コイル6の線径Dとの関係は、コイル巻回時にコイル6により凹凸部70が圧潰されるよう設計されている。以下、図3、図4を用いてこれらの関係を検討する。
図3は、インシュレータ5に設けられた凹凸部70を説明するための模式図であり、複数の凹凸部70の断面を模式的に示している。凹凸部70の配線ピッチPとは隣接する凸部間の距離、凹凸部70の深さLとは凸部と凹部の高低差とし、図3内で配線ピッチP、深さLの寸法が凹凸部70のどの部分にあたるかを記載している。なお、図3では、凹凸部70の断面形状を、凹部が略三角形、凸部が略台形としているが、凹凸部70の断面形状はこれに限られるものではなく、断面形状は適宜決定される。
図4は、凹凸部70の配設ピッチP、凹凸部70の深さL、コイル6の線径Dとの関係を説明するための模式図であり、コイル6をXY座標系に置いている。ここでは、仮に凹凸部70の凹部の中央位置にコイル6が配置される場合を想定し、コイル6の中心座標Oを(0,D/2)とする。また、コイル6が配置される凹部の側壁となる凸部の頂部(図3の凸部でいえば71の位置とする。)の座標Qを(P/2,L)とする。
図からもわかるように、コイル6が凸部に接触して凸部を圧潰するためには、まず、配設ピッチPがコイル線径Dより小さい、すなわちP<Dとなる必要がある。そして、コイル6の半径が凹凸部70の深さLより大きい場合には(D/2>Lの場合)には、コイル6の中心Oから凸部の頂部Qまでの距離が、コイル6の半径(D/2)よりも短くなる必要がある。従って、凹凸部70の配設ピッチP、凹凸部70の深さL、コイル6の線径Dとの関係は下記式(1)を満たす。
D/2>Lの時、
P<D かつ (P/2)+(D/2−L)<(D/2) ・・・式(1)
従って、配線ピッチPは、
D>2Lの時、 P<D, P<4L(D−L)・・・式(2)
となる。
なお、通常は上記のようにコイル6の半径が凹凸部70の深さLより大きい(D/2>L)設定であるが、コイル6の半径が凹凸部70の深さLより多少小さくなる場合(D/2≦Lの場合)も考えうる。この場合、P<Dの条件を満たせば、コイル6の中心Oから凸部における点(P/2,D/2)までの距離がコイル6の半径(D/2)よりも短くなるため、コイル6が凸部に接触して凸部を圧潰することができる。
以上より、凹凸部70の配設ピッチPとコイル6の線径Dとの関係は常にP<Dである。
次に、凹凸部70が設けられたインシュレータ5を介して、上記式(2)を満たす範囲で線径Dの異なる3種類のコイル6a、6b、6cを巻回した例を図5に示す。コイル6aの線径DをDa、コイル6bの線径DをDb、コイル6cの線径DをDcとし、各コイル6a、6b、6cの線径Dの関係は、Da<Db<Dcとする。
図5(a)は、コイル6aの場合を示す。図に示すようにインシュレータ5にコイル6aを巻回すると、コイル6aの巻回張力により凹凸部70はその接触部分が圧潰される。図中の斜線部8aは凹凸部70の圧潰された部分を示し、凹凸部70がコイル6aの形状に沿うような形で圧潰されている。斜線部8aのように凹凸部70が潰された状態により、コイル6aの1層目の巻回位置が規制され、下層に沿って以降の層が巻回されるため、コイル6aを整列巻回し、位置ズレを防止することができる。
図5(b)は、コイル6bの場合を示す。図5(a)の場合と同様、コイル6bの巻回張力により凹凸部70はその接触部分が圧潰される。斜線部8bは凹凸部70の圧潰された部分を示し、斜線部8bのように凹凸部70が潰された状態により、コイル6bの1層目の巻回位置が規制される。下層に沿って以降の層が巻回されるため、コイル6bを整列巻回し、位置ズレを防止することができる。
図5(c)は、コイル6cの場合を示す。図5(a)、図5(b)の場合と同様、コイル6cの巻回張力により凹凸部70はその接触部分が圧潰される。斜線部8cは凹凸部70の圧潰された部分を示し、斜線部8cのように凹凸部70が潰された状態により、コイル6cの1層目の巻回位置が規制される。下層に沿って以降の層が巻回されるため、コイル6cを整列巻回し、位置ズレを防止することができる。
このように、凹凸部70をインシュレータ5に設けることで、線径の異なるコイル6(6a、6b、6c)を巻回した場合にも、各コイル6の線径に応じて凹凸部70が圧潰され、コイル6を整列巻回し、位置ズレを防止することができる。
なお、凹凸部70の配設ピッチP、深さLを、磁極ティース部4に巻回される可能性のある最小コイルの線径に基づき設定しておけば、その線径より大きい全てのコイルに対応することができる。
ここで、本実施の形態1では、凹凸部70の配設する領域を、インシュレータ5の第1巻回部50から第2巻回部51にかけての角領域としている。コイル6が巻回される際の巻回張力はこの角領域において大きくなるため、コイル6の巻回時に確実に凹凸部70を圧潰することができる。従って、確実にコイル6の位置ズレ防止を行うことができる。また、角領域はコイル6のズレが発生しやすい領域であるため、角領域に凹凸部70を設けることにより、コイル6の位置ズレを効率的に防止することができる。
以上のように、本実施の形態1のインシュレータ5は、巻回されるコイル6の軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部70を備え、凹凸部70が、コイル6の線径より小さいピッチで配設される。このため、コイル6の巻回時にコイル6が凹凸部70を圧潰し、潰された凹凸部70がコイル6の1層目の巻回位置を規制するガイドとなる。そして、下層に沿って以降の層が巻回されるため、コイル6を整列巻回し、位置ズレを防止することができる。さらに、凹凸部70の配設ピッチP、凹凸部70の深さL、コイル60の線径Dとの関係が上記式(2)を満たすように設定することで、コイル6による凹凸部70の圧潰が確実に行える。
そして、コイルの線径に合わせて凹凸部70が圧潰されるため、インシュレータ5は、異なる線径のコイルに対応することができ、線径の異なるコイルであっても位置ズレを防止して整列巻回することができる。
これにより、電機子1へのコイル6の巻回を精度よく行え、電機子1の性能向上を図ることができる。また、コイル6の線径に合わせてインシュレータ5を作り替える必要がなく、高性能の電機子1を安価で容易に生産することができる。
また、本実施の形態1では、凹凸部70の配設する領域を、インシュレータ5の第1巻回部50から第2巻回部51にかけての角領域としている。角領域は、巻回張力が大きいため、確実に細溝7を圧潰して確実にコイル6の位置ズレを防止できるとともに、角領域はコイル6のズレが発生しやすい領域であるため、コイル6の位置ズレを効率的に防止できる。
なお、電機子1は、例えば回転電機の固定子として機能する電機子である場合や、回転子として機能する電機子である場合、またリニアモータの電機子等、各種電動機の電機子に適用することができる。
実施の形態2.
図6は、この発明の実施の形態2における電機子1のインシュレータ5Aの構成を示す斜視図である。上記実施の形態1では、インシュレータ5の第1巻回部50から第2巻回部51にかけての角領域にのみ細溝7を設けて凹凸部70を形成していたが、本実施の形態2のインシュレータ5Aは、角領域に加え、第1巻回部50全体に細溝7Aを設けることで、角領域および第1巻回部50全体に凹凸部70Aを形成している。なお、本実施の形態2において、細溝7Aの配設領域を広げたこと以外については上記実施の形態1と同様であり、同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
以上のように、本実施の形態2の電機子のインシュレータ5Aは、細溝7Aによる凹凸部70Aの形成領域が広いため、コイル6の巻回により圧潰される範囲も広範囲となる。このため、上記実施の形態1の効果に加え、さらにコイル6の巻回位置の規制を確実にし、コイル6の位置ズレを防止することができる。
なお、本実施の形態2では細溝7Aによる凹凸部70Aを角領域および第1巻回部50全体に設けたが、細溝の配設位置はこれに限られるものではない。例えば、本実施の形態2の別例として細溝を角領域および第2巻回部51全体に設ける構成としてもよい。このように細溝を設けても、細溝の配設領域が広くなるため、同様の効果が得られる。さらに、第1巻回部50、第2巻回部51両方に細溝を設ける構成としてもよい。
また、例えば第1巻回部50のみに細溝を設ける構成や、第2巻回部51のみに細溝を設ける構成であってもよく、コイル6の巻回時に細溝の圧潰によりコイル6の巻回位置を規制するガイドを設けることができれば、コイル6の位置ズレ防止の効果を得ることができる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3における電機子のインシュレータの構成を説明するための模式図であり、上記実施の形態1の図3に対応する図面である。上記実施の形態1では、インシュレータ5の角領域に細溝7を設けることで、インシュレータ5の表面に複数の連続した凹凸部70を形成していたが、本実施の形態3では、インシュレータ5Bの角領域に多数の細突起9を設けることで、上記実施の形態1と同様、インシュレータ5Bの表面に複数の連続した凹凸部70Bを形成している。なお、細溝の代わりに細突起9を設けたこと以外の構成については上記実施の形態1と同様であり説明を省略する。
以上のように、本実施の形態3では、電機子のインシュレータ5Bの角領域に細突起9を設けることで、インシュレータ5Bの表面に複数の連続した凹凸部70Bを形成する。このため、コイル6の巻回時にコイル6が凹凸部70Bを圧潰することで、潰された凹凸部70Bがコイル6の1層目の巻回位置を規制し、コイル6を整列巻回する等、上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 電機子、2 電機子コア、3 コアバック部、4 磁極ティース部、
5,5A,5B インシュレータ、6,6a〜6c コイル、7,7A 細溝、
9 細突起、50 第1巻回部、51 第2巻回部、52 第1巻壁部、
53 第2巻壁部、60 コイル、70,70A,70B 凹凸部。

Claims (5)

  1. 電機子コアと、上記電機子コアの磁極ティース部を覆うように装着されるインシュレータと、上記インシュレータを介して上記磁極ティース部に巻回されるコイルとを備えた電機子の製造方法であって、
    上記インシュレータは、上記磁極ティース部のコイルエンド側端面を覆う第1巻回部と、上記磁極ティース部の側面を覆う第2巻回部と、少なくとも上記第1巻回部または上記第2巻回部に設けられ、上記磁極ティース部に巻回される上記コイルの軸線方向に伸びる複数の連続した凹凸部とを備え、
    上記複数の凹凸部は、上記コイルの線径より小さいピッチで配設され、上記コイル巻回時に上記コイルと接触する部分は圧潰されるとともに、上記コイルと接触しない部分は圧潰されずに残ることにより上記コイルの巻回位置を規制するようにして上記コイルを巻回することを特徴とする電機子の製造方法。
  2. 上記凹凸部の配設ピッチをP、上記凹凸部の深さをL、上記コイルの線径をDとすると、上記配設ピッチP、上記深さLおよび上記線径Dの関係は、以下の式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の電機子の製造方法。
    D>2L, P<D, P<4L(D−L)
  3. 上記複数の凹凸部は、上記第1巻回部から上記第2巻回部にかけての角領域に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電機子の製造方法。
  4. 上記複数の凹凸部は、上記コイルの軸線方向に伸びる複数の細溝により形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電機子の製造方法。
  5. 上記複数の凹凸部は、上記コイルの軸線方向に伸びる複数の細突起により形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電機子の製造方法。
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