JP2014020466A - クリップ及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】フランジ部のシール性能を向上できるクリップ及びその製造方法を得る。
【解決手段】クリップ10の脚部32は複数の骨格片46を備えており、骨格片46の径方向外側端46Bからは弾性係合片48が脚部32の軸心32Aを中心とする円弧に沿って延設されている。弾性係合片48におけるシールフランジ部36のシール面36A側となる縁部側には、ドアインナパネル12の取付孔14の裏側周縁部に係合する係止突縁54が径方向外側へ向って突出形成されている。係止突縁54におけるシール面36A側の傾斜面54Bは、シール面36A側に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜している。また、弾性係合片48の内周面側には、軸心32A方向に沿って延設されると共にフランジ部36と反対側に、離型時に脚部32の内周部を成形するコアピンを引き抜き可能な開口を有する隙間S1が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアトリム等の取付部材を、ドアインナパネル等の被取付部材に取付けるためのクリップ及びその製造方法に関する。
従来、クリップとしては、例えば、特許文献1がある。この従来技術のクリップでは、弾性係合片の軸方向の両端部に、弾性係合片の延出方向先端から周方向に沿って、所定長さの切り込みが形成されている。また、弾性係合片には、切り込みによりフランジ部及び先端部に連結されない撓み変形部と、フランジ部及び先端部に連結された剛性部とが設けられている。従って、切り込みにより弾性係合片の撓み変形部が取付孔挿入時に容易に撓み変形するので、比較的小さな挿入力で、クリップを取付孔に挿入固定することができるようになっている。また、骨格片から周方向に沿って延出された弾性係合片が、取付孔の裏側周縁にたわみ変形部と剛性部とを合わせた広い接触面積で係合するので、クリップを取付孔に強固に固定することができるようになっている。
特許第4790751号
しかしながら、特許文献1のクリップでは、脚部の弾性係合片を成形する部位がアンダーカットになるので、脚部を成形する成形型にスライダーを使用する必要がある。このため、脚部が挿入される取付孔の表側周縁部に当接するフランジ部のシール面にスライダー同士のパーティングライン(型合わせ面)が出現(突出)する。この結果、パーティングラインによってフランジ部のシール性能が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、フランジ部のシール性能を向上できることを課題とする。
請求項1に記載の本発明のクリップは、被取付部材に形成された取付孔の表側周縁部にシール面が当接するフランジ部を備え、取付部材の取付部が取付可能な頭部と、前記フランジ部のシール面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部と、を備え、前記脚部は、前記フランジ部のシール面の中心から垂直に伸びる前記脚部の軸心方向に沿って突出すると共に、前記軸心から径方向外側へ放射状に伸び前記取付孔へ接近した位置に達する複数の骨格片と、前記フランジ部のシール面から離間した状態で、前記複数の骨格片の径方向外側端に連結された根本部から前記軸心を中心とする円弧に沿って延設され、先端部が隣接する前記骨格片と離間し、前記軸心方向へ弾性変形可能とされた複数の弾性係合片と、前記複数の弾性係合片における前記フランジ部のシール面側となる縁部側に径方向外側に向って突出形成され、前記取付孔の裏側周縁部に係合する係止突縁と、前記係止突縁における前記フランジ部のシール面側に形成され、前記シール面側に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜する傾斜面と、を有し、前記複数の弾性係合片の前記軸心側には、前記軸心方向に沿って延設されると共に前記フランジ部と反対側に、離型時に前記脚部の内周部を成形するコアピンを引き抜き可能な開口を有する隙間が形成されている。
請求項1に記載の本発明のクリップでは、クリップの頭部が取付部材に形成された取付部に取付けられると共に、クリップの脚部が被取付部材の取付孔に挿入され、頭部のフランジ部のシール面が、被取付部材の取付孔の表側周縁部に当接する。また、フランジ部のシール面の中心から垂直に伸びる脚部の軸心方向に沿って突出すると共に軸心から径方向外側へ放射状に伸び取付孔へ接近した位置に達する複数の骨格片と、フランジ部のシール面から離間した状態で、複数の骨格片の径方向外側端に連結された根本部から軸心を中心とする円弧に沿って延設され、先端部が隣接する骨格片と離間し、軸心方向へ弾性変形可能な複数の弾性係合片とが、被取付部材に形成された取付孔を通過する。そして、複数の弾性係合片におけるフランジ部のシール面側となる縁部側に径方向外側に向って突出形成された係止突縁が取付孔の裏側周縁部に係合する。これにより、クリップを介して取付部材を被取付部材に取付けることができる。
また、複数の弾性係合片の軸心側には、軸心方向に沿って延設されると共に、フランジ部と反対側に、離型時に脚部の内周部を成形するコアピンを引き抜き可能な開口を有する隙間が形成されている。さらに、係止突縁におけるフランジ部のシール面側に形成された傾斜面が、シール面側に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜している。このため、離型時にクリップの脚部の内周部を成形するコアピンを複数の弾性係合片の径方向内側から軸心方向に沿って引き抜くことができると共に、コアピンを引き抜いた後に、クリップの脚部の外周側を成形する成形型からクリップを離型する際には、係止突縁の傾斜面が成形型と摺動することで複数の弾性係合片を脚部の軸心側へ弾性変形させることができる。このため、アンダーカットとなる係止突縁を有する弾性係合片を備えた脚部を成形する成形型に、スライダーを使用する必要が無く、コアピンを使用して成形できる。この結果、フランジ部のシール面にスライダーによってパーティングラインが出現しないので、フランジ部のシール性能を向上できる。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載のクリップにおいて、前記係止突縁は、前記弾性係合片の根本部側から先端部側に向って径方向外側への突出量が徐々に大きくなっている。
請求項2に記載の本発明のクリップでは、脚部の係止突縁が、弾性係合片の根本部側から先端部側に向って径方向外側への突出量が徐々に大きくなっている。このため、脚部を取付孔に挿入する際の挿入力が急激に大きくなることが無く、挿入し易くなる。
請求項3記載の本発明は請求項1または請求項2に記載のクリップにおいて、前記弾性係合片は、前記複数の骨格片の径方向外側端から前記軸心を中心とする円弧に沿って同方向へ延設されている。
請求項3に記載の本発明のクリップでは、弾性係合片が複数の骨格片の径方向外側端から脚部の軸心を中心とする円弧に沿って同方向へ延設されている。このため、取付孔へ脚部の挿入する際に、クリップを脚部の軸心を中心として弾性係合片の反延設方向へ回転させることで、脚部を取付孔へ容易に挿入できる。
請求項4記載の本発明のクリップの製造方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップの製造方法であって、成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、前記脚部の内周部を成形するコアピンを前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、前記コアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の外周部を成形する成形型を前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、前記成形型を引き抜く工程に続き、前記頭部の外周部を成形するスライダーを開く工程と、前記スライダーを開く工程に続き、前記頭部の内周部を成形するコアピンから前記クリップを離型する工程と、を有する。
請求項4に記載の本発明のクリップの製造方法では、成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、先ず、クリップの脚部の内周部を成形するコアピンを脚部の軸方向へ引き抜く。次に、脚部の外周部を成形する成形型を脚部の軸方向へ引き抜く。この際、係止突縁の傾斜面がクリップの脚部の外周部を成形する成形型と摺動することで、係止突縁が脚部の軸心方向へ弾性変形する。次に、クリップの頭部の外周部を成形するスライダーを開く。次に、頭部の内周部を成形するコアピンからクリップを離型する。このため、アンダーカットとなる係止突縁を有する脚部を成形する成形型に、スライダーを使用する必要が無く、コアピンを使用できる。この結果、脚部のフランジ部のシール面にスライダーによってパーティングラインが出現しないので、フランジ部のシール性能を向上できる。
請求項5記載の本発明のクリップの製造方法は、請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップの製造方法であって、成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、前記頭部の外周部を成形するスライダーを開く工程と、前記スライダーを開く工程に続き、前記頭部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程と、前記頭部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の内周部を成形するコアピンを前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、前記脚部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の外周部を成形する成形型から前記クリップを前記脚部の軸方向へ押し出し離型する工程と、を有する。
請求項5記載の本発明のクリップの製造方法では、成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、先ず、クリップの頭部の外周部を成形するスライダーを開く。次に、頭部の内周部を成形するコアピンを引き抜く。次に、クリップの脚部の内周部を成形するコアピンを脚部の軸方向へ引き抜く。次に、脚部の外周部を成形する成形型からクリップを脚部の軸方向へ押し出し離型する。この際、係止突縁の傾斜面がクリップの脚部の外周部を成形する成形型と摺動することで、係止突縁が脚部の軸心方向へ弾性変形する。このため、アンダーカットとなる係止突縁を有する脚部を成形する成形型に、スライダーを使用する必要が無く、コアピンを使用できる。この結果、脚部のフランジ部のシール面にスライダーによってパーティングラインが出現しないので、フランジ部のシール性能を向上できる。
請求項1に記載の本発明のクリップは、上記構成としたので、フランジ部のシール性能を向上できる。
請求項2に記載の本発明のクリップは、上記構成としたので、取付孔への挿入力を低減できる。
請求項3に記載の本発明のクリップは、上記構成としたので、脚部を取付孔へ容易に挿入できる。
請求項4に記載の本発明のクリップの製造方法は、上記方法としたので、クリップにおけるフランジ部のシール性能を向上できる。
請求項5に記載の本発明のクリップの製造方法は、上記方法としたので、クリップにおけるフランジ部のシール性能を向上できる。
本発明の第1実施形態に係るクリップを示す脚部側から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップを示す脚部側から見た平面図である。 図2の3−3断面線に沿った断面図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップの脚部のみを示す頭部側から見た一部を断面で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップの脚部のみを示す頭部側から見た一部を断面で示す平面図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップを適用した取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る図7に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る図8に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第1実施形態に係る図9に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係るクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る図11に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第2実施形態に係る図12に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。 本発明の第3実施形態に係る図13に続くクリップの製造方法を示す図3に対応する断面図である。
次に、本発明のクリップの第1実施形態を図1〜図10に従って説明する。
なお、図中、同一又は対応する機能を有する部材(構成要素)には同じ符号を付して適宜説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のクリップ10は、例えば、被取付部材の一例としての車体のドアインナパネル12に形成された取付孔14に、取付部材の一例としてのドアトリムボード16を取付けるために用いられる。また、ドアトリムボード16の裏面16Aには取付部20が一体成形されている。
ドアトリムボード16の取付部20は矩形箱形状となっており、3つの側壁部22と1つの開口部20Aが形成されていると共に、底壁部24が各側壁部22の底面側を閉じている。また、底壁部24には、開口部20Aに連結された挿入溝25が形成されている。挿入溝25の拡径孔25Aは底壁部24の中央に円形状に形成されており、挿入溝25の拡径孔25Aは、拡径孔25Aと開口部20Aとの間に形成された挿入溝25の首部25Bの幅よりも大きな内径となっている。また、取付部20の底壁部24における開口部20A側の下面には、開口部20Aに向かって徐々に底壁部24の厚さが薄くなると共に、挿入溝25の幅が広くなるテーパ面26が形成されている。
(クリップ)
図6に示すように、クリップ10は、ドアトリムボード16の取付部20が取付可能な頭部30と、ドアインナパネル12に形成された取付孔14に差し込まれる脚部32と、を備えている。
図3に示すように、クリップ10の頭部30は、クリップ10の軸心10Aに沿って伸びる首部34を備えている。この首部34の脚部32側の端部には、フランジ部としての円形のシールフランジ部36が形成されており、シールフランジ部36は、その周縁部が脚部32側へ傾斜して傘状に広がっている。従って、シールフランジ部36のシール面36Aは、ドアインナパネル12の表面12A側において取付孔14の表側周縁部(図6参照)に当接するようになっている。一方、シールフランジ部36のシール面36Aと反対側の面には、円形の中間フランジ部38が形成されている。この中間フランジ部38は径方向内側部がシールフランジ部36と一体となっており、外径寸法がシールフランジ部36の外径寸法より小さくなっている。さらに、首部34の先端には、円形の先端フランジ部40が形成されており、この先端フランジ部40の外径寸法は中間フランジ部38の外径寸法より小さくなっている。なお、首部34の先端部には、軸方向に沿った円柱状の凹部42が形成されており、この凹部42の底部42Aの位置は中間フランジ部38の根本位置の深さとなっている。
従って、クリップ10の首部34をドアトリムボード16の取付部20における挿入溝25の拡径孔25Aに挿入することで、クリップ10の中間フランジ部38と先端フランジ部40とで取付部20の底壁部24を挟持できるようになっている。これにより、クリップ10がドアトリムボード16に取付けられるようになっている。
図1に示すように、クリップ10の脚部32は、シールフランジ部36のシール面36Aの中央部に設けられている。また、脚部32は複数(本実施形態では3枚)の骨格片46を備えている。これらの骨格片46は、シールフランジ部36のシール面36Aの中心から垂直に伸びる脚部32の軸心32Aの方向に沿ってシール面36Aから突出している。なお、脚部32の軸心32Aはクリップ10の軸心10Aと一致している。また、各骨格片46におけるシールフランジ部36と反対側となる挿入側端部46Aは、先端に向って各骨格片46の径方向幅H1が徐々に狭くなっている。従って、脚部32を取付孔14に挿入する際に、骨格片46の挿入側端部46Aによって、脚部32の軸心32Aがドアインナパネル12の取付孔14の中心に誘導されるようになっている。
図2に示すように、各骨格片46は、脚部32の軸心32Aから径方向外側へ放射状に伸びていると共に、周方向に沿って等間隔で形成されている。各骨格片46の径方向外側端46Bは図2に二点鎖線で示すドアインナパネル12の取付孔14へ接近する位置に達している。また、各骨格片46の径方向外側端46Bには、それぞれ弾性係合片48の根本部48Aが連結されている。各弾性係合片48は根本部48Aから、脚部32の軸心32Aを中心とする円弧に沿って同方向(図2では反時計回転方向)へ延設されている。なお、各弾性係合片48の先端部48Bは隣接する骨格片46の径方向外側端46Bに接近する位置に達しており、隣接する骨格片46の径方向外側端46Bと離間している。
図5に示すように、各弾性係合片48における脚部32の軸心32A側(内周面側)には、それぞれ隙間S1が形成されている。これらの隙間S1は、軸心32Aの方向に沿って同一断面で延設されると共に、シールフランジ部36と反対側に、離型時に脚部32の内周部を成形するコアピン72(図7及び図8参照)を引き抜き可能な開口を有している。また、弾性係合片48の内周面は成形時に使用する図5に二点鎖線で示すコアピン72の外径に沿った円弧形状となっている。従って、クリップ10の脚部32を成形する際には、図8に示すように、隙間S1に挿入されているコアピン72を各弾性係合片48の径方向内側から軸心方向に沿って、シールフランジ部36と反対方向(図8の矢印B方向)へ引き抜くことができるようになっている。
図1に示すように、各弾性係合片48は根本部48Aから先端部48Bに向って、脚部32の軸心32Aの方向に沿った長さL1が徐々に短くなっていると共に、長さL1は先端部48B近傍において急激に短くなっている。また、各弾性係合片48はシールフランジ部36のシール面36Aから離間しており、各弾性係合片48とシールフランジ部36のシール面36Aとの間には隙間50が形成されている。従って、各弾性係合片48は脚部32の軸心32Aの方向(図2及び図3の矢印A方向)へ弾性変形可能となっている。
図4に示すように、各弾性係合片48におけるシールフランジ部36のシール面36A側(図2参照)となる縁部側には、係止突縁54が径方向外側へ向って周方向から見て山形に突出形成されている。また、各係止突縁54の頂部54Aは、弾性係合片48の根本部48A側から先端部48B側に向って、径方向外側に徐々に膨出している。このため、図5に示すように、各係止突縁54は、弾性係合片48の根本部48A側から先端部48B側に向って、径方向外側への突出量が徐々に大きくなっている。さらに、図4に示すように、各係止突縁54は弾性係合片48の根本部48A側から先端部48B側に向って、脚部32の軸心32Aの方向に沿った長さK1が徐々に長くなっている。また、頂部54Aの位置も、弾性係合片48の根本部48A側から先端部48B側に向って、脚部32の先端側に徐々に近づいている。
図2に示すように、各係止突縁54は図2に二点鎖線で示すドアインナパネル12の取付孔14の位置より径方向外側に突出しており、ドアインナパネル12の裏面12B側における取付孔14の裏側周縁部に係合するようになっている。
図3に示すように、各係止突縁54における頂部54Aのシールフランジ部36のシール面36A側には傾斜面54Bが形成されている。図4に示すように、この傾斜面54Bのシール面36A側の先端部54Dは、図4に二点鎖線で示すドアインナパネル12の取付孔14の内側に伸びており、傾斜面54Bの先端部54Dは隙間50に達している。また、この傾斜面54Bは頂部54Aからシールフランジ部36のシール面36Aに向って径方向外側から径方向内側へ傾斜しており、離型時に脚部32の外周部を成形する成形型と摺動するようになっている。一方、各係止突縁54における頂部54Aのシールフランジ部36と反対側には傾斜面54Cが形成されている。この傾斜面54Cは頂部54Aから脚部32の先端に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜している。従って、組付け時には、この傾斜面54Cが取付孔14(図6参照)の内周と摺動することで、各係止突縁54が脚部32の軸心32Aの方向(図3の矢印A方向)に押圧されるようになっている。
(製造方法)
次に、本実施形態のクリップの製造方法について図7〜図10に従って説明する。
図7に示すように、本実施形態では、クリップ10の脚部32の外周部を固定側の成形型70で成形すると共に、脚部32の内周部を固定側のコアピン72で成形する。また、頭部30の外周部を可動側のスライダー74で成形すると共に、頭部30の内周部を可動側のコアピン76で成形する。なお、コアピン76にはエジェクターピン78が設けられている。そして、図7に示す状態にセットされた成形型のキャビティ内に樹脂を射出しクリップ10を成形する。
成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、先ず、図8に示すように、脚部32の内周部を成形するコアピン72を脚部32の軸心32Aの方向に沿って図8の矢印B方向へ引き抜く。次に、図9に示すように、脚部32の外周部を成形する成形型70を脚部32の軸心32Aの方向に沿って図9の矢印C方向へ引き抜く。この際、係止突縁54の傾斜面54Bがクリップ10の脚部32の外周部を成形する成形型70と摺動することで、各係止突縁54と弾性係合片48が脚部32の軸心32Aの方向(図9の矢印A方向)へ弾性変形する。次に、図10に示すように、頭部30の外周部を成形するスライダー74を図10の矢印D方向へ開く。次に、頭部30の内周部を成形するコアピン76からクリップ10をエジェクターピン78で図10の矢印E方向へ押し出すことでクリップ10が離型する。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
本実施形態のクリップ10によって、ドアトリムボード16をドアインナパネル12に取付ける場合には、先ず、クリップ10の頭部30を、ドアトリムボード16の取付部20に取付ける。この際、クリップ10の首部34を、取付部20の挿入溝25の拡径孔25Aに挿入し、中間フランジ部38と先端フランジ部40とで取付部20の底壁部24を挟み込むことにより、クリップ10をドアトリムボード16に取付けることができる。
次に、ドアトリムボード16に取付けられたクリップ10の脚部32を先端側からドアインナパネル12の取付孔14に差し込む。この際、各骨格片46の挿入側端部46Aによって、脚部32の軸心32Aがドアインナパネル12の取付孔14の中心に誘導される。さらに、クリップ10がドアインナパネル12の取付孔14に押し込まれると、各弾性係合片48が取付孔14に挿入され、各係止突縁54における脚部32の先端側となる部位の傾斜面54Cが取付孔14の内周に当接する。
クリップ10がさらに押し込まれると、各係止突縁54の傾斜面54Cが取付孔14の内周と摺動し、各係止突縁54が径方向内側に押圧される。このとき、各弾性係合片48とシールフランジ部36のシール面36Aとの間には隙間50が形成されているので、クリップ10の挿入に伴って、各弾性係合片48は取付孔14の内周に押圧されて内側方向へ弾性変形しつつ押し込まれていく。
クリップ10がさらに押し込まれ、各係止突縁54が取付孔14の裏側に抜け出ると、各弾性係合片48が弾性復帰して、各係止突縁54がドアインナパネル12の裏面12B側における取付孔14の裏側周縁部に係合する。一方、ドアインナパネル12の表面12A側における取付孔14の表側周縁部には、シールフランジ部36のシール面36Aが弾性的に当接する。この結果、ドアインナパネル12の取付孔14にクリップ10がガタつきなく固定され、クリップ10を介してドアインナパネル12にドアトリムボード16を取付けることができる。
また、本実施形態のクリップ10では、各弾性係合片48における脚部32の軸心32A側に隙間S1が形成されている。そして、隙間S1は、軸心32Aの方向に沿って同一断面で延設されると共に、シールフランジ部36と反対側に、離型時に脚部32の内周部を成形するコアピン72(図7及び図8参照)を引き抜き可能な開口を有している。このため、成形時に隙間S1に挿入されているコアピン72を各弾性係合片48の径方向内側から軸心方向に沿って図8の矢印B方向へ引き抜くことができる。さらに、本実施形態のクリップ10では、係止突縁54のシールフランジ部36側の縁部側の外周面に、頂部54Aからシールフランジ部36のシール面36A側に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜している傾斜面54Bが形成されている。このため、図9に示すように、成形型70を脚部32の軸心32Aの方向に沿って図9の矢印C方向へ引き抜く際に、係止突縁54の傾斜面54Bがクリップ10の脚部32の外周部を成形する成形型70と摺動することで、各係止突縁54を脚部32の軸心32Aの方向(図9の矢印A方向)へ弾性変形させることができる。従って、アンダーカットとなる係止突縁54を有する脚部32を成形する成形型に、スライダーを使用する必要が無く、コアピン72を使用できる。この結果、シールフランジ部36のシール面36Aにスライダーによってパーティングラインが出現しないので、シールフランジ部36のシール面36Aのシール性能を向上できる。
また、本実施形態のクリップ10では、図5に示すように、各係止突縁54が、弾性係合片48の根本部48A側から先端部48B側に向って、径方向外側への突出量が徐々に大きくなっている。この結果、本実施形態のクリップ10では、脚部32を取付孔14に挿入する際の挿入力が急激に大きくなることが無く、挿入し易くなる。
また、本実施形態のクリップ10では、各弾性係合片48が各骨格片46の径方向外側端46Bから脚部32の軸心32Aを中心とする円弧に沿って同方向(図2では反時計回転方向)へ延設されている。このため、取付孔14へ脚部32の挿入する際に、クリップ10を脚部32の軸心32Aを中心として各弾性係合片48の反延設方向へ回転させることで、脚部32を取付孔14へ容易に挿入できる。
次に、本発明の第2実施形態のクリップの製造方法について図11〜図14に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
(製造方法)
図11に示すように、本実施形態では、クリップ10の頭部30の外周部を固定側のスライダー80で成形すると共に、頭部30の内周部を固定側のコアピン82で成形する。また、脚部32の外周部を可動側の成形型84で成形すると共に、脚部32の内周部を可動側のコアピン86で成形する。なお、コアピン86にはエジェクターピン88が設けられている。そして、図11に示す状態にセットされた成形型のキャビティ内の樹脂を射出しクリップ10を成形する。
成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、先ず、図12に示すように、クリップ10の頭部30の外周部を成形するスライダー80を図12の矢印F方向へ開く。次に、図13に示すように、頭部30の内周部を成形するコアピン82を図13の矢印G方向へ引き抜く。次に、図14に示すように、クリップ10の脚部32の内周部を成形するコアピン86を脚部32の軸心32Aの方向に沿って図14の矢印H方向へ引き抜く。次に、脚部32の外周部を成形する成形型84からクリップ10をエジェクターピン88で、脚部32の軸心32Aの方向に沿って図14の矢印J方向へ押し出すことで図3にクリップ10が離型する。この際、係止突縁54の傾斜面54Bがクリップ10の脚部32の外周部を成形する成形型84と摺動することで、各係止突縁54と弾性係合片48が脚部32の軸心32Aの方向(図14の矢印A方向)へ弾性変形する。
このため、本実施形態では、アンダーカットとなる各係止突縁54を有する脚部32を成形する固定側の成形型に、スライダーを使用する必要が無く、コアピン86を使用できる。この結果、脚部32のシールフランジ部36のシール面36Aにスライダーによってパーティングラインが出現しないので、シールフランジ部36のシール面36Aのシール性能を向上できる。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、クリップ10の脚部32における骨格片46と弾性係合片48をそれぞれ3枚形成したが、骨格片46と弾性係合片48の数は、2枚や4枚以上でもよい。
また、上記各実施形態では、各弾性係合片48を、各骨格片46の径方向外側端46Bから脚部32の軸心32Aを中心とする円弧に沿って同方向へ延設したが、これに代えて、各弾性係合片48を各骨格片46の径方向外側端46Bから脚部32の軸心32Aを中心とするする円弧に沿って時計回転方向と反時計回転方向との両方向へ延設する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、ドアトリムボード16に取付部20が一体成形されている構成について説明したが、これに代えて、ドアトリムボード16と取付部20とが別部材で構成されていてもよい。
また、上記各実施形態では、クリップ10の頭部30におけるシールフランジ部36のシール面36Aと反対側の面に中間フランジ部38を形成したが、中間フランジ部38を形成しない構成としてもよい。
また、上記本実施形態では、本発明のクリップ10を被取付部材の一例としての車体のドアインナパネル12に、取付部材の一例としてのドアトリムボード16を取付けるために使用したが、被取付部材はドアインナパネル12に限定されないと共に、取付部材はドアトリムボード16に限定されない。
10 クリップ
10A クリップの軸心
12 ドアインナパネル(被取付部材)
14 ドアインナパネルの取付孔
16 ドアトリムボード(取付部材)
20 ドアトリムボードの取付部
30 クリップの頭部
32 クリップの脚部
32A 脚部の軸心
34 頭部の首部
36 頭部のシールフランジ部(フランジ部)
36A シールフランジ部のシール面
46 脚部の骨格片
48 脚部の弾性係合片
50 隙間
54 脚部の係止突縁
54B 係止突縁の傾斜面
S1 隙間

Claims (5)

  1. 被取付部材に形成された取付孔の表側周縁部にシール面が当接するフランジ部を備え、取付部材の取付部が取付可能な頭部と、
    前記フランジ部のシール面に設けられ、前記取付孔に挿入される脚部と、
    を備え、
    前記脚部は、
    前記フランジ部のシール面の中心から垂直に伸びる前記脚部の軸心方向に沿って突出すると共に、前記軸心から径方向外側へ放射状に伸び前記取付孔へ接近した位置に達する複数の骨格片と、
    前記フランジ部のシール面から離間した状態で、前記複数の骨格片の径方向外側端に連結された根本部から前記軸心を中心とする円弧に沿って延設され、先端部が隣接する前記骨格片と離間し、前記軸心方向へ弾性変形可能とされた複数の弾性係合片と、
    前記複数の弾性係合片における前記フランジ部のシール面側となる縁部側に径方向外側に向って突出形成され、前記取付孔の裏側周縁部に係合する係止突縁と、
    前記係止突縁における前記フランジ部のシール面側に形成され、前記シール面側に向って径方向外側から径方向内側へ傾斜する傾斜面と、
    を有し、
    前記複数の弾性係合片の前記軸心側には、前記軸心方向に沿って延設されると共に前記フランジ部と反対側に、離型時に前記脚部の内周部を成形するコアピンを引き抜き可能な開口を有する隙間が形成されているクリップ。
  2. 前記係止突縁は、前記弾性係合片の根本部側から先端部側に向って径方向外側への突出量が徐々に大きくなっている請求項1に記載のクリップ。
  3. 前記弾性係合片は、前記複数の骨格片の径方向外側端から前記軸心を中心とする円弧に沿って同方向へ延設されている請求項1または請求項2に記載のクリップ。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップの製造方法であって、
    成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、前記脚部の内周部を成形するコアピンを前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、
    前記コアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の外周部を成形する成形型を前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、
    前記成形型を引き抜く工程に続き、前記頭部の外周部を成形するスライダーを開く工程と、
    前記スライダーを開く工程に続き、前記頭部の内周部を成形するコアピンから前記クリップを離型する工程と、
    を有するクリップの製造方法。
  5. 請求項1〜3の何れか1項に記載のクリップの製造方法であって、
    成形型のキャビティ内に射出した樹脂が固まった後に、前記頭部の外周部を成形するスライダーを開く工程と、
    前記スライダーを開く工程に続き、前記頭部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程と、
    前記頭部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の内周部を成形するコアピンを前記脚部の軸方向へ引き抜く工程と、
    前記脚部の内周部を成形するコアピンを引き抜く工程に続き、前記脚部の外周部を成形する成形型から前記クリップを前記脚部の軸方向へ押し出し離型する工程と、
    を有するクリップの製造方法。
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