JP2023155598A - 留め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付孔に脚部を挿入する際の挿入荷重や、取付孔から脚部を引き抜く際の引き抜き荷重を調整しやすい留め具を提供する。【解決手段】この留め具10は、頭部20と脚部30とを有しており、脚部30は、軸部40と、軸部側面から4方向に突出した複数のリブ50,60と、リブ間に空隙を介して配置され、取付孔に係合する複数の弾性係合片70と、各弾性係合片70の先端部73の両側部、及び、周方向に隣接するリブ50,60の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分を連結し、内側に空洞が設けられたブリッジ部80とを有しており、複数のリブ50,60は隣接する弾性係合片70の内周面よりも外径方向に長く突出している。【選択図】図1

Description

本発明は、取付孔に取付けられる留め具に関する。
例えば、自動車の車体パネル等には取付孔が形成され、この取付孔に挿入されて固定される留め具を介して、車体パネル等にトリムボード等を取付けることが行われている。
従来のこの種のものとして、下記特許文献1には、取付板に対し、その表裏に貫通して形成されている取付孔を利用して所定の被取付部材を装着するためのものであって、取付孔に挿入される係合部と、被取付部材に組み付けられる組付部とを備えた、クリップが記載されている。
前記係合部は、4枚の板状部を有し断面略十字状をなした支柱と、隣接する板状部の間に配置された4個の係合片とを有している。また、支柱及び各係合片の、軸方向の基端部は、皿形状をなしたスタビライザに連結されており、支柱及び各係合片の、軸方向の先端部は、略円錐形状をなしたブロック部分に連結されており、各係合片は撓み変形可能となっている。そして、取付孔に係合部を挿入するとき、又は、取付孔から係合部を引き抜くときに、各係合片が取付孔内周に押圧されて撓み変形するようになっている。
特開2001-182725号公報
上記特許文献1のクリップでは、係合部の中で取付孔に挿入される部分のうち、撓み変形可能な部分は、係合片のみとなっている。そのため、取付孔に係合部を挿入する際の挿入荷重(挿入力ともいえる)や、取付孔から係合部を引き抜く際の引き抜き荷重(抜去力ともいえる)は、各係合片の形状のみで行う必要があるため、挿入荷重や引き抜き荷重を調整しにくいという不都合があった。
したがって、本発明の目的は、取付孔に脚部を挿入する際の挿入荷重や、取付孔から脚部を引き抜く際の引き抜き荷重を調整しやすい、留め具を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、取付孔に取付けられる留め具であって、取付孔に取付けられる留め具であって、前記取付孔の表側に当接する頭部と、前記取付孔に挿入されて、その裏側に係合する脚部とを有しており、前記脚部は、前記頭部の裏側から延出した軸部と、該軸部の側面から4方向に突出して、前記頭部の裏側から前記軸部の先端に至るまで延びる複数のリブと、基端を前記頭部の裏側に連結され、周方向に隣接する前記リブ間に空隙を介して配置されると共に、前記取付孔に係合する複数の弾性係合片と、各弾性係合片の先端部の両側部、及び、周方向に隣接する前記リブの、軸方向の先端よりも前記頭部側の部分を連結し、内側に空洞が設けられたブリッジ部とを有しており、前記脚部を軸方向に直交する断面で見たとき、前記複数のリブは隣接する前記弾性係合片の内周面よりも外径方向に長く突出していることを特徴とする。
本発明によれば、各弾性係合片の先端部の両側部、及び、周方向に隣接するリブの、軸方向の先端よりも頭部側の部分を連結するブリッジ部の内側に空洞が設けられているので、弾性係合片に加えて、ブリッジ部も撓み変形可能とすることができ、取付孔に脚部を挿入する際の挿入荷重や、取付孔から脚部が引き抜かれる際の引き抜き荷重を、調整しやすくなる。
本発明に係る留め具の、一実施形態を示す斜視図である。 同留め具であって、図1とは異なる方向から見た場合の斜視図である。 同留め具の正面図である。 同留め具の側面図である。 同留め具の平面図である。 同留め具の底面図である。 図3のA-A矢示線における断面図である。 図5のB-B矢示線における断面図である。 図5のD-D矢示線における断面図である。 同留め具を製造するための製造装置を示す説明図である。 同留め具を介して被取付部材に取付部材を取付けた状態の説明図である。 同留め具を取付孔に取付けた状態であって、その横断面図である。 (а)~(c)は、図11の状態から留め具が横ずれした状態を示す横断面図である。
(留め具の一実施形態)
以下、図面を参照して、本発明に係る留め具の、一実施形態について説明する。
この留め具は、所定の被取付部材に形成された取付孔に挿入されて固定されるものである。図1及び図11に示すように、この実施形態における留め具10は、例えば、取付部材5に形成された取付座7に係止されると共に、被取付部材1に形成された円形状の取付孔3に挿入されて固定されるようになっており、取付部材5を被取付部材1に取付けるために用いられるものである。
前記被取付部材1としては、例えば、車体パネルや車体フレーム等が挙げられ、前記取付部材5としては、例えば、トリムボード、カバー、ガーニッシュ、アシストグリップ、バンパー、ランプ、インシュレータ(防音材)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、取付部材5の取付座7は、その一側部(留め具10の受入れ側)が開口すると共に、底面に係止溝8が形成された略L字枠状をなしており、留め具10の後述の頭部20を保持可能となっている。ただし、例えば、取付部材5に円形状の挿通孔を設けて、その表側に留め具10の頭部20を係合させるようにしてもよく、特に限定はされない。なお、留め具は、上記用途のみならず、取付孔の閉塞用等(いわゆるホールプラグ)として用いてもよく、特に限定はされない。
なお、本発明における「取付孔の表側」とは、取付孔が形成された被取付部材の厚さ方向一側部であって、留め具の頭部が配置される側を意味しているが、被取付部材に、他の部材が載置された場合には、この他の部材の厚さ方向一側部を意味するものとし、取付孔の表側に、頭部が、他の部材を介して間接的に配置された場合も含むものである。また、本発明における「取付孔の裏側」とは、取付孔が形成された被取付部材の厚さ方向の他側部であって、留め具の頭部の配置側とは反対側を意味している。
そして、図1や図2に示すように、この留め具10は、取付孔3の表側に当接する頭部20と、取付孔3に挿入されて、その裏側に係合する脚部30とを有している。
なお、図3には、取付孔3に対する脚部30の挿入方向が符号「F1」で示されているが、留め具の各部(頭部、脚部、軸部、リブ、弾性係合片、ブリッジ部等)における「裏側」とは、取付孔3に対する脚部30の挿入方向F1に向く側を意味しており、また、留め具の上記各部における「表側」とは、挿入方向F1とは反対側を意味している。
次に、留め具10を構成する各部について、具体的に説明する。まず、頭部20について説明する。
図8及び図9に示すように、この実施形態における頭部20は、前記取付部材5の取付座7の係止溝8に挿入され、底部が閉塞した有底円筒状をなした首部21と、該首部21の先端外周から延出した円板状の第1フランジ部22と、前記首部21の軸方向所定位置の外周から延出した薄肉円板状の第2フランジ部23と、同第2フランジ部23の裏面側に連接され、その外周が脚部30側に向けて斜め外方にスカート状に広がる第3フランジ部24とから構成されている。
また、第1フランジ部22の表面側は、径方向外方に向けて次第に深くなるように凹んだ、凹部22аが形成されている(図8,9参照)。更に図5に示すように、第1フランジ部22の表面には、頭部20の軸心C1を中心として放射状に延びる複数の突条25が延設されている。これらの凹部22а及び複数の突条25によって、第1フランジ部22の表面側を肉抜きして軽量化を図りながらも、必要な強度が確保されている。
そして、頭部20の首部21を前記取付座7の係止溝8に挿入し、同取付座7を第1フランジ部22及び第2フランジ部23で挟み込むことで、取付座7に留め具10が装着されるようになっている(図11参照)。
次に、脚部30について説明する。
この脚部30は、頭部20の裏側から延出した軸部40と、該軸部40の側面41,43(図7参照)から4方向に突出して、頭部20の裏側から軸部40の先端に至るまで延びる複数のリブ(第1リブ50及び第2リブ60)と、基端部71を頭部20の裏側に連結され、周方向に隣接するリブ50,60間に空隙S1を介して配置されると共に、取付孔3に係合する複数の弾性係合片70と、各弾性係合片70の先端部73の両側部、及び、周方向に隣接するリブ50,60の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分を連結し、内側に空洞S3が設けられたブリッジ部80とを有している。また、図7に示すように、脚部30を軸方向に直交する断面で見たとき、複数のリブ50,60は隣接する弾性係合片70の内周面76よりも外径方向に長く突出している。
この実施形態における軸部40は、図7に示すように、脚部30を軸方向から見たときに、ここでは脚部30を軸方向(脚部30の軸心C2に沿った方向)に直交する断面(横断面)で見たときに、4個の側面を有する四角柱状をなしている。すなわち、この軸部40は、互いに平行に配置された一対の第1側面41,41と、一対の第1側面41,41に直交して配置された一対の第2側面43,43とを有している。また、軸部40は、その軸方向の基端部45の基端が、頭部20を構成する第3フランジ部24の裏側中央部に連結されている。なお、図2に示すように、軸部40の、軸方向の先端部47の最先端には、円形状をなした突き当て面47аが形成されている。この突き当て面47аは、留め具10を後述する製造装置100(図10参照)で製造した後、一対の型110,110から取外す際に、図示しない押し出しピンが突き当たる部分となっている。
また、この実施形態におけるリブは、一対の第1リブ50,50と、該一対の第1リブ50,50に対して交差するように配置された一対の第2リブ60,60とを有している。いわば、図7に示すように、脚部30の軸心C2を中心として放射状に広がるように、4個のリブ50,60が突出している(軸部40の周囲に、周方向に均等な間隔を空けて、4個のリブ50,60が配置されている、ともいえる)。
そして、図7に示すように、所定の第1リブ50と、該第1リブ50に対して周方向に隣接する第2リブ60との間に、弾性係合片70が配置されており、合計で4個の弾性係合片70が軸部40の周囲に配置されている。すなわち、この実施形態における脚部30は、軸部40を中心として、その外周に、第1リブ50、弾性係合片70、第2リブ60が配置されている。なお、第1リブ50、弾性係合片70、第2リブ60が配置された方向を、脚部30の周方向とする。また、軸部40の軸心C2から軸部外方に向かう方向、又は、軸部外方から軸部40の軸心C2に向かう方向を、脚部30の径方向とする。
各弾性係合片70は、軸方向の基端部71の基端が、頭部20の裏側(ここでは第3フランジ部24の裏側)に連結されており、軸方向の先端部73が、ブリッジ部80を介して第1リブ50及び第2リブ60に連結されている。また、各弾性係合片70の軸方向の基端部71であって、周方向の一方の側部70аと、第1リブ50の軸方向の基端部51の側面51bとの間に、空隙S1が介在している。更に、各弾性係合片70の軸方向の基端部71であって、周方向の他方の側部70аと、第2リブ60の軸方向の基端部61の側面61bとの間にも、空隙S1が介在している。
また、弾性係合片70の内側にも空隙S2が設けられており、この空隙S2と、上記空隙S1とによって、弾性係合片70が撓み変形(弾性変形)可能となっている。なお、弾性係合片70は、その撓み変形の方向(図7の矢印参照)が、第2リブ60に向くように、第1リブ50と第2リブ60との間に配置されている。
更に図1~4に示すように、各弾性係合片70は、脚部30の径方向外方に向けてやや膨らんだ形状をなしていると共に、図7に示すように、その外周面75が、円形状をなした取付孔3に対応して円弧状をなし、且つ、内周面76も外周面75に対応した円弧状をなしている。また、各弾性係合片70の、軸方向の基端部71側の外周面75に、段状をなした係合部77が形成されている。図11に示すように、この係合部77が、取付孔3の裏側周縁に係合するようになっている。
リブの説明に戻ると、図7に示すように、第1リブ50は、軸部40の一対の第1側面41,41の幅方向中央からそれぞれ突出している。また、第1リブ50は、軸部40の第1側面41よりも幅狭となるように突出している。
なお、図8に示すように、第1リブ50の、頭部20の裏側から軸方向に延びる部分のうち、頭部20に近接した部分を、軸方向の基端部51とし(以下、単に「軸方向基端部51」ともいう)、頭部20から離反した部分を、軸方向の先端部53とする(以下、単に「軸方向先端部53」ともいう)。また、図7に示すように、第1リブ50の、軸部40の第1側面41から突出する部分のうち、軸部40の第1側面41に近接した部分を、突出方向の基端部55とし(以下、単に「突出方向基端部55」ともいう)、軸部40の第1側面41から離反した部分を、突出方向の先端部57とする(以下、単に「突出方向先端部57」ともいう)。なお、上記の「突出方向」とは、「径方向」ともいえる。また、以下の説明において、単に「軸方向基端部51」とした場合は、特に断りのない限り、軸方向基端部51における突出方向基端部55及び突出方向先端部57を含む意味であり、また、単に「軸方向先端部53」とした場合も、特に断りのない限り、軸方向先端部53における突出方向基端部55及び突出方向先端部57を含む意味である。
図8に示すように、各第1リブ50の軸方向基端部51の基端は、頭部20の裏側(ここでは第3フランジ部24の裏側)に連結されている。また、軸方向基端部51の外周面51а(突出方向先端部57の外周面ともいえる)は、軸部40の第1側面41からの突出量が一定となっている(図2参照)。更に、各第1リブ50の軸方向基端部51の両側面51b,51bは、互いに平行となっている(図8参照)。
また、図2,4に示すように、各第1リブ50の軸方向先端部53の外周面53а、すなわち、軸方向先端部53における突出方向先端部57の外周面は、脚部30の最先端に向けて曲面を描きながら次第に窄まる形状となっている。更に、この軸方向先端部53は、軸部40の先端部47の最先端に至るまで延びている。また、軸方向先端部53の幅方向の両側面53b,53bは、互いに平行となっている(図8参照)。更に軸方向先端部53の各側面53bは、軸部40の第2側面43に対して段差のない連続した面一形状となっていると共に(図7参照)、脚部30の軸方向においても段差のない連続した面一形状となっており(図8参照)、後述する製造装置100のピン部材130(図10参照)を一対の型110,120に対して挿脱可能となっている。また、軸方向先端部53の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分、ここでは、軸方向先端部53の、軸方向基端部51の軸方向先端寄りの位置であって、その周方向の両側部に、ブリッジ部80が連結されるようになっている(これについてはブリッジ部80の説明にて詳述する)。
更に図8に示すように、第1リブ50の、軸方向先端部53は、軸方向基端部51よりも幅広に形成されている。具体的には、第1リブ50の、軸方向先端部53の幅W2(幅方向の両側面53b,53bどうしの長さ)は、軸方向基端部51の幅W1(幅方向の両側面51b,51bどうしの長さ)よりも大きく形成されている。また、両幅W1,W2は共に一定となっている。
すなわち、各第1リブ50は、頭部20の裏側から、一定の幅W2で軸方向基端部51が軸方向に延びると共に、同軸方向基端部51の軸方向先端に、段差54を介して、軸方向基端部51よりも幅広で、且つ、一定の幅W1で軸方向に延びる、軸方向先端部53が連設されている。また、この実施形態においては、第1リブ50の、突出方向基端部55及び突出方向先端部57のいずれにおいても、軸方向基端部51側が軸方向先端部53側よりも幅狭となっている(図7参照)。
また、図7に示すように、脚部30を軸方向に直交する断面で見たとき、各第1リブ50は、脚部30の周方向に隣接する弾性係合片70の内周面76よりも、外径方向に長く突出している。すなわち、各第1リブ50の、突出方向先端部57が、弾性係合片70の内周面76よりも、径方向外方に突出するように延びている。
次に、第2リブ60について説明する。
図7に示すように、第2リブ60は、軸部40の一対の第2側面43,43の幅方向中央からそれぞれ突出している。各第2リブ60は、軸部40の第2側面43よりも幅狭となるように突出している。
なお、図9に示すように、第2リブ60の、頭部20の裏側から軸方向に延びる部分のうち、頭部20に近接した部分を、軸方向の基端部61とし(以下、単に「軸方向基端部61」ともいう)、頭部20から離反した部分を、軸方向の先端部63とする(以下、単に「軸方向先端部63」ともいう)。また、図7に示すように、第2リブ60の、軸部40の第2側面43から突出する部分のうち、軸部40の第2側面43に近接した部分を、突出方向の基端部65とし(以下、単に「突出方向基端部65」ともいう)、軸部40の第2側面43から離反した部分を、突出方向の先端部67とする(以下、単に「突出方向先端部67」ともいう)。なお、上記の「突出方向」とは、「径方向」ともいえる。また、以下の説明において、単に「軸方向基端部61」とした場合は、特に断りのない限り、軸方向基端部61における突出方向基端部65及び突出方向先端部67を含む意味であり、また、単に「軸方向先端部63」とした場合も、特に断りのない限り、軸方向先端部63における突出方向基端部65及び突出方向先端部67を含む意味である。
図8に示すように、各第2リブ60の軸方向基端部61は、頭部20の裏側(ここでは第3フランジ部24の裏側)に連結されている。また、軸方向基端部61の外周面61а(突出方向先端部67の外周面ともいえる)は、軸部40の第2側面43からの突出量が一定となっている(図1参照)。
また、図1,3に示すように、各第2リブ60の軸方向先端部63の外周面63а、すなわち、軸方向先端部63における突出方向先端部67の外周面は、脚部30の最先端に向けて曲面を描きながら次第に窄まる形状となっている。更に、この軸方向先端部63は、軸部40の先端部47の最先端に至るまで延びている。また、軸方向先端部63の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分、ここでは、軸方向先端部63の、軸方向基端部51の軸方向先端寄りの位置であって、その周方向の両側部に、ブリッジ部80が連結されるようになっている(これについてはブリッジ部80の説明にて詳述する)。
更に図9に示すように、各第2リブ60の、突出方向基端部65においては、軸方向基端部61側から軸方向先端部63側に至るまで同一幅となっている。また、図4に示すように、各第2リブ60の、突出方向先端部67においては、軸方向先端部63側よりも軸方向基端部61側が幅広となっている(図4参照)。
具体的には図9に示すように、脚部30を軸方向に平行な所定の縦断面で見たときに、各第2リブ60の、突出方向基端部65においては、軸方向基端部61の基端から軸方向先端部63の先端に至るまで同一の幅で延びている。すなわち、各第2リブ60の、突出方向基端部65において、その幅方向の両側面65а,65аは、軸方向基端部61の基端から軸方向先端部63の先端に至るまで、一定の幅W3(両側面65а,65аどうしの長さ)で延びている。また、突出方向基端部65の各側面65аは、脚部30の軸方向において段差のない連続のない連続した面一形状となっており(図9参照)、後述する製造装置100のピン部材130(図10参照)を一対の型110,120に対して挿脱可能となっている。更に図4に示すように、脚部30を径方向外方から見たときに、各第2リブ60は、軸方向先端部63側よりも軸方向基端部61側が幅広となっている。
また、図7に示すように、脚部30を軸方向に直交する断面で見たとき、各第2リブ60は、脚部30の周方向に隣接する弾性係合片70の内周面76よりも、外径方向に長く突出している。すなわち、各第2リブ60の、突出方向先端部67が、弾性係合片70の内周面76よりも、径方向外方に突出するように延びている。
更に図7に示すように、第2リブ60と、周方向に隣接する弾性係合片70との周方向の間隔L2(脚部30の周方向に沿った長さ)は、第1リブ50と、周方向に隣接する弾性係合片70との周方向の間隔L1よりも大きく確保されている。ここでは、図7に示すように、第2リブ60の、軸方向基端部61における突出方向先端部67の側面と、周方向に隣接する弾性係合片70の側部70аとの、周方向の間隔L2が、第1リブ50の、軸方向基端部51における突出方向先端部57の側面と、周方向に隣接する弾性係合片70の側部70аとの、周方向の間隔L1よりも大きくなっている。
また、第2リブ60の突出方向先端部67が、第2リブ60の突出方向基端部65よりも幅広で、且つ、第1リブ50の突出方向基端部55よりも幅広に形成されている。ここでは、図7に示すように、第2リブ60の突出方向先端部67の幅が、第2リブ60の突出方向基端部65の幅よりも幅広で、且つ、第1リブ50の、軸方向基端部51における突出方向先端部57の幅(W1を意味する。図8参照)よりも幅広に形成されている。
次に、ブリッジ部80について説明する。
図1~4及び図6等に示すように、この実施形態のブリッジ部80は、弾性係合片70の先端部73の一側部、及び、第1リブ50の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分を連結する第1連結部81と、弾性係合片70の先端部73の他側部と、第2リブ60の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分を連結する第2連結部83とを有している。また、ブリッジ部80を構成する第1連結部81及び第2連結部83の内側(脚部30の径方向内側)に、空洞S3(図1,2,8,9等参照)が設けられており、この空洞S3によって、取付孔3に脚部30を挿入するときや取付孔3から脚部30を引き抜くときに、取付孔3の内周にブリッジ部80が押圧されて、ブリッジ部80が撓み変形するようになっている。
より具体的には、第1連結部81は、弾性係合片70の先端部73の、周方向一側部(第1リブ50側に対向する側部)と、第1リブ50の軸方向先端部53の、軸方向基端部51の軸方向先端寄りの位置であって、弾性係合片70に対向する周方向側部とを連結するものとなっている(図3参照)。
一方、第2連結部83は、弾性係合片70の先端部73の、周方向他側部(第2リブ60に対して周方向に近接する側部)と、第2リブ60の軸方向先端部63の、軸方向基端部61の軸方向先端寄りの位置であって、弾性係合片70に対して周方向に近接する周方向側部とを連結するものとなっている(図4参照)。
また、図1や図2に示すように、第1連結部81の軸方向先端の縁部81а、及び、第2連結部83の軸方向先端の縁部83аは、弾性係合片70の先端部73の縁部73аと併せて、頭部20側に向けて次第に狭くなるように傾斜しながら、第2連結部83の周方向所定部分で軸方向長さが短くなるように、くびれたような形状をなしており、ブリッジ部80の剛性を確保しながら撓み変形性能を確保しやすくなっている。
また、この脚部30においては、軸部40と、第1リブ50と、第2リブ60と、弾性係合片70と、ブリッジ部80とで囲まれた空間(弾性係合片70の内側の空隙S2や、ブリッジ部80の内側の空洞S3を含む空間)が、脚部30の軸方向先端部側を貫通して軸方向基端部側に向けて延びている。なお、図1~4等に示すように、上記空間の、脚部30の軸方向先端部側の開口形状は、軸方向先端及び基端が窄まり且つ軸方向途中が膨らんだ、アーモンドやラグビーボールのような形状となっている。
上記構成からなる留め具の材質は、例えば、ナイロン等のポリアミド系樹脂や、ポリアセタール(POM)、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材料で形成することができる。また、上記樹脂材料に、ガラス繊維、炭素繊維、金属繊維等を含有させて補強した、繊維強化樹脂で形成してもよい。また、留め具10を構成する各部分、すなわち、頭部20、脚部30、軸部40、第1リブ50、第2リブ60、弾性係合片70、ブリッジ部80等は、全て一体形成されるようになっている。
上記のように、留め具10は一体形成されているが、これに関連して、この留め具10の製造方法について説明する。この実施形態のような留め具10は、例えば、図10に示すような製造装置100で製造することができる。
この製造装置100は、図10の矢印F2に示す方向に近接離反移動する、一対の型110,120を有している。一対の型110,120は、主として、頭部20や脚部30の外側形状等を形成するものとなっている。また、一対の型110,120は、その対向面どうしが突き当たってときに閉じた状態となり、所定のキャビティが画成される。なお、型110,120の対向面どうしが突き当たる部分を、パーティングラインPLとする。更に、この製造装置100は、一対の型110,120の移動方向F2に対して直交する方向に往復移動する、柱状をなした複数(ここでは4個)のピン部材130を有している。このピン部材130は、各ピン部材130は、一対の型110,120内に挿入されて、主として、軸部40の第2側面43や、弾性係合片70の内側形状、第1リブ50の側面形状等や、段落0051で説明した軸部40と第1リブ50と第2リブ60と弾性係合片70とブリッジ部80とで囲まれた空間を形成するものとなっている。
そして、一対の型110,120を閉じると共に、一対の型110,120内に複数のピン部材130を挿入配置して、留め具形成のためのキャビティを画成する。この状態で、キャビティ内に所定の樹脂材料を射出した後、複数のピン部材130を引き抜くと共に、一対の型110,120を開く。その後更に、一対の型110,120から留め具10を取出すことで、留め具10を製造することができる。
(変形例)
以上説明した留め具における、頭部や、軸部、脚部、リブ、弾性係合片、ブリッジ部等の、各部分の形状や、構造、位置等は、上記態様に限定されるものではない。
この実施形態の頭部20は、首部21や複数のフランジ部22,23,24からなる構造となっているが、頭部の構造は、この態様に限定されず、所定の被取付部材に形成された取付孔の表側に当接して、取付孔の表側周縁に係合する形状であればよい。
また、軸部40は、4個の側面を有する中実の略四角柱状をなしているが、軸部としては、例えば、角筒状をなしていたり、円柱状、円筒状をなしたりしてもよい。
更に、この実施形態におけるリブは、互い直交するように配置された4つのリブ50,60からなり、周方向に隣接するリブ50,60が直交するように配置されているが、周方向に隣接するリブどうしの配置角度は90°以外であってもよい。
また、第1リブとしては、例えば、(1)軸方向基端部を軸方向先端部よりも幅広としたり、(2)軸方向基端部と軸方向先端部とを同一幅としたり、(3)突出方向基端部に対して突出方向先端部を幅広としたりしてもよい。
更に、第2リブとしては、例えば、(1)突出方向基端部において、軸方向基端部と軸方向先端部との幅を変化させたり、(2)突出方向先端部において、軸方向先端部を軸方向基端部よりも幅狭、又は、軸方向先端部と軸方向基端部とを同一幅としたりしてもよい。
また、この実施形態のブリッジ部80は、両連結部81,83の縁部81а,83аの形状が、弾性係合片70の先端部73の縁部73aと併せて、くびれたような形状となっているが(段落0050参照)、ブリッジ部としては、例えば、軸方向長さがほぼ一定の板状等をなしていてもよく、弾性係合片とリブどうしとを連結可能で且つ内側に空洞を設けることができればよい。
(作用効果)
次に、上記構成からなる留め具10の使用方法及び作用効果について説明する。
まず、留め具10の頭部20の首部21を、取付部材5の取付座7の係止溝8に挿入し、同取付座7を第1フランジ部22及び第2フランジ部23で挟み込むことで、取付座7に留め具10を装着する(図11参照)。
この状態で、被取付部材1の取付孔3に、その表側から留め具10の脚部30を挿入していく。すると、取付孔3の内周に複数の弾性係合片70が押圧されて、空隙S1や、その内側の空隙S2を介して、各弾性係合片70が脚部内方に向けて撓み変形すると共に、取付孔3の内周に、ブリッジ部80の第1連結部81及び第2連結部83が押圧されて、空洞S3を介して、ブリッジ部80も脚部内方に向けて撓み変形する。また、頭部20の第3フランジ部24の外周縁部が、被取付部材1の表側に押圧されて押し広げられるように撓み変形する。その後、各弾性係合片70の係合部77,77が、取付孔3の裏側に抜け出ると、各弾性係合片70及び各ブリッジ部80が弾性復帰する。すると、図11や図12に示すように、各弾性係合片70の係合部77が取付孔3の裏側周縁に係合すると共に、頭部20の第3フランジ部24が取付孔3の表側に当接する。その結果、取付孔3に留め具10が取付けられて、図11に示すように、留め具10を介して、被取付部材1に取付部材5を取付けることができる。なお、図12には、留め具10が取付孔3に取付けられた状態における、脚部30を軸方向に直交する断面が示されているが、この状態では、取付孔3の内周に対して、各第1リブ50の突出方向先端部57及び各第2リブ60の突出方向先端部67は当接せず離間している。
ところで、メンテナンスや部品交換等の理由によって、被取付部材1から取付部材5を取外したい場合がある。この場合には、取付部材5を把持して、被取付部材1から離反させて、取付孔3から脚部30を引き抜く。すると、取付孔3の内周に係合部77が押圧されて、各弾性係合片70が脚部内方に撓み変形しながら引き抜かれていく。なお、取付孔3の中心に対して脚部30が斜めに引き抜かれた場合には、取付孔3の内周にブリッジ部80が押圧されて、ブリッジ部80が撓み変形することもあり得る。そして、取付孔3から脚部30の軸方向先端部が完全に引き抜かれることで、取付孔3から留め具10を取外すことができ、ひいては被取付部材1から取付部材5を取外すことができる。
そして、この留め具10においては、各弾性係合片70の先端部73の両側部、及び、周方向に隣接するリブ50,60の、軸方向の先端よりも頭部20側の部分を連結するブリッジ部80の内側に空洞S3が設けられているので、弾性係合片70に加えて、ブリッジ部80も撓み変形可能とすることができる。そのため、取付孔3に脚部30を挿入する際や、取付孔3から脚部30を引き抜く際に、各弾性係合片70に加えて、ブリッジ部80も撓み変形するので、取付孔3に脚部30を挿入する際の挿入荷重(挿入力)や、取付孔3に脚部30が係合した状態で、取付孔3から脚部30が引き抜かれる際の引き抜き荷重(抜去力)を、調整しやすくすることができる。
また、この留め具10においては、図7に示すように、脚部30を軸方向に直交する断面で見たとき、複数のリブ50,60は隣接する弾性係合片70の内周面76よりも外径方向に長く突出している。そのため、取付孔3に留め具10が取付けられた状態で、留め具10が、横方向に位置ずれ(横ずれ)等した場合に、リブ50,60が取付孔3の内周に当接しやすくなる。
これについて図13を併せて参照して説明する。すなわち、図12に示す脚部30の軸心C2が取付孔3の軸心に整合する位置に配置された状態から、留め具10に外力が作用する等して、脚部30が軸方向に直交する方向に位置ずれすると(横ずれすると)、例えば、以下のような態様で、リブ50,60が取付孔3の内周に当接する。
例えば、(1)図13(а)に示すように、紙面上方に位置する第1リブ50の突出方向先端部57が、取付孔3の内周に当接したり、(2)図13(b)に示すように、紙面左に位置する第2リブ60の突出方向先端部67が、取付孔3の内周に当接したり、(3)図13(c)に示すように、紙面上方に位置する第1リブ50の突出方向先端部57、及び、紙面左に位置する第2リブ60の突出方向先端部67が、取付孔3の内周に当接したりする。
上記のように、取付孔3に留め具10が取付けられた状態で、留め具10が横ずれしても、第1リブ50や第2リブ60のいずれか一方又は両方が取付孔3の内周に当接しやすくなっているので、留め具10に外力等が作用しても、取付孔3に対して脚部30が位置ずれすることを抑制することができる。
また、この実施形態においては、リブは、一対の第1リブ50,50と、該一対の第1リブ50,50に対して交差するように配置された一対の第2リブ60,60とを有しており、更に図7に示すように、第2リブ60と、周方向に隣接する弾性係合片70との周方向の間隔L2は、第1リブ50と、周方向に隣接する弾性係合片70との周方向の間隔L1よりも大きく確保されており、第2リブ60の、突出方向先端部67が、突出方向基端部65よりも幅広で、且つ、第1リブ50の、突出方向基端部55よりも幅広に形成されている。
上記態様によれば、第2リブ60と、周方向に隣接する弾性係合片70との周方向の間隔L2は、第1リブ50と、周方向に隣接する弾性係合片70の周方向の間隔L1よりも大きく確保されているので、第2リブ50と周方向に隣接する弾性係合片70との間の形状を成形する型の、型抜きを容易にすることができる。それと共に、取付孔3内における、第2リブ60と弾性係合片70との間隔L2が広い部分で生じる位置ずれを、第2リブ60に形成した、突出方向基端部65よりも幅広の突出方向先端部67によって、抑制することができる。
更に、この実施形態においては、図9に示すように、各第2リブ60の、突出方向基端部65においては、軸方向基端部61から軸方向先端部63に至るまで同一幅となっており、図4に示すように、各第2リブ60の、突出方向先端部67においては、軸方向先端部63よりも軸方向基端部61側が幅広となっている。
上記態様によれば、各第2リブ60が上記のような構成となっているので、第2リブ60の、取付孔3の内周に当接する部分である軸方向基端部61を幅広にしつつ、他の部分の必要材料を少なくして、留め具10全体のコスト低減を図ることができる。
また、この実施形態においては、図8に示すように、第1リブ50の、軸方向先端部53は、軸方向基端部51よりも幅広に形成されている(軸方向先端部53の幅W2が、軸方向基端部51の幅W1よりも大きい)。
上記態様によれば、第1リブ50が上記構成となっているので、取付孔3に脚部30を挿入する際の、脚部30の剛性を高めることができる。また、第1リブ50の、軸方向基端部51が、軸方向先端部53よりも幅狭となるので(W1<W2)、弾性係合片70の軸方向の基端部71における周方向幅を広く確保することができ、取付孔3に対する留め具10の抜去力を高めることができる。
また、この実施形態においては、図7に示すように、軸部40は、4個の側面41,43を有する四角柱状をなしており、各第1リブ50及び各第2リブ60は、軸部40の各側面41,43よりも幅狭となるように突出している。
上記態様によれば、軸部40は四角柱状をなしており、各第1リブ50及び各第2リブ60は、軸部40の各側面41,43よりも幅狭となるように突出しているので、軸部40を太くしつつ、各リブ50,60の突出方向の長さ(径方向長さ)を短くすることができ、各リブ50,60の剛性を高めることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で、各種の変形実施形態が可能であり、そのような実施形態も本発明の範囲に含まれる。
3 取付孔
10 留め具
20 頭部
30 脚部
40 軸部
50 第1リブ
51 軸方向の基端部(軸方向基端部)
53 軸方向の先端部(軸方向先端部)
55 突出方向の基端部(突出方向基端部)
57 突出方向の先端部(突出方向先端部)
60 第2リブ
61 軸方向の基端部(軸方向基端部)
63 軸方向の先端部(軸方向先端部)
65 突出方向の基端部(突出方向基端部)
67 突出方向の先端部(突出方向先端部)
67 突出方向先端部
70 弾性係合片
71 基端部
73 先端部
80 ブリッジ部
81 第1連結部
83 第2連結部

Claims (5)

  1. 取付孔に取付けられる留め具であって、
    前記取付孔の表側に当接する頭部と、前記取付孔に挿入されて、その裏側に係合する脚部とを有しており、
    前記脚部は、
    前記頭部の裏側から延出した軸部と、
    該軸部の側面から4方向に突出して、前記頭部の裏側から前記軸部の先端に至るまで延びる複数のリブと、
    基端を前記頭部の裏側に連結され、周方向に隣接する前記リブ間に空隙を介して配置されると共に、前記取付孔に係合する複数の弾性係合片と、
    各弾性係合片の先端部の両側部、及び、周方向に隣接する前記リブの、軸方向の先端よりも前記頭部側の部分を連結し、内側に空洞が設けられたブリッジ部とを有しており、
    前記脚部を軸方向に直交する断面で見たとき、前記複数のリブは隣接する前記弾性係合片の内周面よりも外径方向に長く突出していることを特徴とする留め具。
  2. 前記リブは、一対の第1リブと、該一対の第1リブに対して交差するように配置された一対の第2リブとを有しており、
    前記第2リブと、周方向に隣接する前記弾性係合片との周方向の間隔は、前記第1リブと、周方向に隣接する前記弾性係合片との周方向の間隔よりも大きく確保されており、
    前記第2リブの、突出方向の先端部が、前記第2リブの、突出方向の基端部よりも幅広で、且つ、前記第1リブの、突出方向の先端部よりも幅広に形成されている請求項1記載の留め具。
  3. 前記第2リブの、突出方向の基端部においては、軸方向の基端部から先端部に至るまで同一幅となっており、
    前記第2リブの、突出方向の先端部においては、軸方向の先端部よりも基端部側が幅広となっている請求項2記載の留め具。
  4. 前記第1リブの、軸方向の先端部は、軸方向の基端部よりも幅広に形成されている請求項2又は3記載の留め具。
  5. 前記軸部は、4個の側面を有する四角柱状をなしており、各第1リブ及び各第2リブは、前記軸部の各側面よりも幅狭となるように突出している請求項2又は3記載の留め具。
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