JP6680708B2 - 車両用内装部品 - Google Patents
車両用内装部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6680708B2 JP6680708B2 JP2017031375A JP2017031375A JP6680708B2 JP 6680708 B2 JP6680708 B2 JP 6680708B2 JP 2017031375 A JP2017031375 A JP 2017031375A JP 2017031375 A JP2017031375 A JP 2017031375A JP 6680708 B2 JP6680708 B2 JP 6680708B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion hole
- protrusion
- resin material
- locking claw
- elastically
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 106
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 105
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 105
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 100
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 100
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 72
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 claims description 22
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 14
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 9
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002035 prolonged effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
- Connection Of Plates (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
特許文献1のドアトリムは、2つの樹脂材のうちの一方であるドアトリムロアに突設されるボスを他方であるドアトリムアッパに設けられる取付孔に挿入し、これらボスと取付孔とを溶着させることにより、製造される。
本発明の目的は、製造にかかる時間の長化を抑制する車両用内装部品を提供することにある。
この構成によれば、一対のスリットという簡易な構成により、当該一対のスリットの間に挟まれる弾性爪が係止爪の通過に伴い弾性変形しやすくなる。弾性爪の弾性変形により、当該弾性爪の先端部から、弾性爪が突設される内壁と対向する位置の内壁までの距離が延びる、すなわち、挿入孔部が拡がる。また、係止爪の通過後、弾性爪の弾性復帰により、係止爪と挿入孔部とが係合する。これにより、第1樹脂材と第2樹脂材とを仮組させやすく、また仮組後、両者の仮組状態は解消されにくい。
この構成によれば、挿入孔部を、挿入孔とこれと対をなす弾性変形案内孔という簡易な構成により、係止爪が挿入孔を通過するとき、挿入孔と弾性変形案内孔とを隔てる部位が弾性変形案内孔を縮めるように弾性変形し、係止爪の通過後、当該部位が弾性復帰する。これにより、第1樹脂材と第2樹脂材とを仮組させやすく、また仮組後、両者の仮組状態は解消されにくい。
この構成によれば、挿入孔部を、挿入孔とこれと対をなす弾性変形案内溝という簡易な構成により、係止爪が挿入孔を通過するとき、挿入孔と弾性変形案内溝とを隔てる部位が弾性変形案内溝を縮めるように弾性変形し、係止爪の通過後、当該部位が弾性復帰する。これにより、第1樹脂材と第2樹脂材とを仮組させやすく、また仮組後、両者の仮組状態は解消されにくい。
この構成によれば、係止爪は、アンダーカット形状であるため、係止爪と挿入孔部との協働により、係止爪の基端側への変位が規制される。すなわち、より仮組した第1樹脂材と第2樹脂材とが外れにくくなる。また、第1樹脂材と第2樹脂材とが仮組したことを認識しやすい。
以下、車両用内装部品をドアトリムに具体化した第1の実施形態を図面にしたがって説明する。
図2及び図4(a)(b)(c)(d)の各図に示すように、第1係合部11は、第1樹脂材10の車幅方向外面10bに突設された円筒状の突起12を備える。
リブ14は、突起12を中心として、車両上下方向及び前後方向に位置するように十字状に4つ設けられており、それぞれの上端面14aは、外面10bと平行に設定されている。したがって、リブ14の上端面14aは、係止爪13の係止面13bと平行な位置関係とされている。なお、上端面14aと係止面13bとの間の距離は、後述する弾性爪23の板厚よりも若干長く設定されている。
挿入孔22は、車幅方向視において、長方形の一辺が半円状の弧を描く態様の孔とされている。すなわち、挿入孔22の内壁は、円弧面22a、これと対向する壁面22b、及び円弧面22aと壁面22bとを繋ぐ一対の対向面22cとにより構成されている。なお、円弧面22aは車両上下方向下側に、壁面22bは上側に、一対の対向面22cは前側及び後側に位置している。
弾性爪23の先端部は、車幅方向内側(第1樹脂材10側)に向かうにつれて徐々に突設長が短くなるように傾斜する案内面23aとされている。
次に、ドアトリム1の製造について説明する。
次に、ドアトリム1の第2の実施形態について説明する。この第2の実施形態と、前述の第1の実施形態との主たる相違点は、第2係合部の構成である。そのため、第2実施形態において、前述の第1の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付すとし、その説明を割愛する。
壁面52bと一対の対向面52cとの接続部分には、車両前後方向に延びる一対のスリット54が設けられている。
また、第2係合部51は、弾性変形案内孔55を備える。この弾性変形案内孔55は、壁面52bよりもさらに上側に設けられて車両前後方向に延びるとともに、車幅方向に貫通する長孔である。したがって、弾性変形案内孔55と壁面52bとの間は、車両前後方向に延びる弾性片56により隔てられている。なお、弾性片56の板厚は、第2樹脂材20の板厚と等しく設定されている。
図6(a)(b)(c)の各図に示すように、突起12が挿入孔52に挿入される際、中央部12bに突設される係止爪13が弾性片56と接触する。正確には、係止爪13の傾斜面13aと弾性片56の案内面53とが接触する。傾斜面13a及び案内面53は、突起12の挿入方向、すなわち車幅方向外側への変位を案内するように傾斜しているので、突起12は、弾性片56を弾性変形案内孔55が縮むように車幅方向外側に弾性変形させつつ、挿入孔52にスムーズに挿入される。
次に、ドアトリム1の第3の実施形態について説明する。この第3の実施形態と、前述の第1及び第2の実施形態との主たる相違点は、第2係合部の構成である。そのため、第3実施形態において、前述の第1及び第2の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付すとし、その説明を割愛する。なお、同一の符号を付しているが、係止爪13の係止面13bとリブ14の上端面14aとの間の距離は、後述する突壁の分だけ長く設定されている。
次に、ドアトリムの製造について説明する。なお、上記第1及び第2の実施形態と同様の部分については、その説明を割愛する。
<第4の実施形態>
次に、ドアトリム1の第4の実施形態について説明する。この第4の実施形態と、前述の第1〜3の実施形態との主たる相違点は、第1係合部及び第2係合部の構成である。そのため、第4実施形態において、前述の第1〜3の実施形態と同様の構成については、同一の符号を付すとし、その説明を割愛する。
なお、挿入孔102の内壁間の寸法は、突起12の外径より長く設定されている。また、一対の弾性片103の先端部同士の間の寸法は、突起12の外径より短く設定されている。
図11(a)(b)の各図に示すように、突起12は、挿入孔102に挿入される。
突起12が挿入孔102に挿入される際、挿入孔102の内壁間の寸法は、突起12の外径より長く設定されているため、突起12は、挿入孔102にスムーズに挿入される。
・上記各実施形態において、突起12は、円筒状とされたが、中実、すなわち円柱状であってもよい。
・上記各実施形態において、第1樹脂材10及び第2樹脂材20ともに弾性変形しやすい比較的軟質の樹脂材とされたが、第1樹脂材10は、弾性変形しない、若しくは弾性変形しにくい比較的硬質の樹脂材であってもよい。ただし、第1樹脂材10及び第2樹脂材20は、溶着される樹脂材である必要がある。
・上記各実施形態において、突起12の外径は、一定であってもよい。
・上記各実施形態において、挿入孔22,52,72は、それぞれ内壁に円弧面を有していたが、これは必須構成ではない。挿入孔22,52,72は、突起12が挿入される形状であればよい。
・上記各実施形態において、突起の突出方向や係止爪が延びる方向などを車両の上下、前後、幅方向内側或いは外側を用いて説明したが、これは説明上方向を規定したものである。すなわち、突起の突出方向や係止爪が延びる方向などを限定するものではない。
Claims (5)
- 第1樹脂材に設けられる突起と、
前記突起の側部に設けられて、前記突起の先端側から基端側に向かうにつれて徐々に外側に向かって張り出す係止爪と、
弾性変形可能な第2樹脂材に設けられる挿入孔部と、を備え、
前記挿入孔部は、前記突起の外形より大きく且つ前記突起及び前記係止爪を合わせた外形より小さい内形を有するとともに前記突起が挿入される挿入孔と、前記挿入孔と対となるように前記挿入孔と同方向に貫通する弾性変形案内孔と、を有し、
前記挿入孔部は、前記係止爪が前記挿入孔を通過するとき、前記挿入孔の内形が拡がるように弾性変形し、前記係止爪が前記挿入孔を通過した後に弾性復帰し、
前記突起と前記挿入孔部との溶着を通じて前記第1樹脂材と前記第2樹脂材とが一体化される車両用内装部品。 - 第1樹脂材に設けられる突起と、
前記突起の側部に設けられて、前記突起の先端側から基端側に向かうにつれて徐々に外側に向かって張り出す係止爪と、
弾性変形可能な第2樹脂材に設けられる挿入孔部と、を備え、
前記挿入孔部は、前記突起の外形より大きく且つ前記突起及び前記係止爪を合わせた外形より小さい内形を有するとともに前記突起が挿入される挿入孔と、前記挿入孔と対となるように前記挿入孔と同方向に凹設された弾性変形案内溝と、を有し、
前記挿入孔部は、前記係止爪が前記挿入孔を通過するとき、前記挿入孔の内形が拡がるように弾性変形し、前記係止爪が前記挿入孔を通過した後に弾性復帰し、
前記突起と前記挿入孔部との溶着を通じて前記第1樹脂材と前記第2樹脂材とが一体化される車両用内装部品。 - 請求項1又は請求項2に記載の車両用内装部品において、
前記係止爪の基端側はアンダーカットされている車両用内装部品。 - 第1樹脂材に設けられる突起と、
弾性変形可能な第2樹脂材に設けられて前記突起が挿入される挿入孔を有する挿入孔部と、を備え、
前記挿入孔部は、前記突起の挿入方向に向かうにしたがい前記挿入孔の内壁の対向距離が前記突起の外形より長い状態から短い状態となるように傾斜した前記挿入孔の内壁からなる挟持部を有し、
前記突起及び前記挟持部のうち、前記挟持部による前記突起の挟持のみによって、前記突起と前記挿入孔部との相対的な変位が抑制される車両用内装部品。 - 請求項4に記載の車両用内装部品において、
前記挟持部は、前記挿入方向に対して直交する方向の両側において、前記挿入孔の内壁に連続する一対の弾性片によって構成され、
前記一対の弾性片は、前記挿入方向に向かうにしたがい互いに近接するように傾斜する車両用内装部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017031375A JP6680708B2 (ja) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | 車両用内装部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017031375A JP6680708B2 (ja) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | 車両用内装部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018135010A JP2018135010A (ja) | 2018-08-30 |
JP6680708B2 true JP6680708B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=63364699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017031375A Active JP6680708B2 (ja) | 2017-02-22 | 2017-02-22 | 車両用内装部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6680708B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021014225A (ja) * | 2019-07-16 | 2021-02-12 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタのリテーナ、及び空調用レジスタ |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0590710U (ja) * | 1992-05-11 | 1993-12-10 | 市光工業株式会社 | 車両用灯具のスイッチ取付構造 |
JP3575787B2 (ja) * | 1998-09-21 | 2004-10-13 | 河西工業株式会社 | 自動車用ドアトリム |
US20030165664A1 (en) * | 2002-03-01 | 2003-09-04 | Oakwood Custom Coating, Inc. | Method of making a composite panel and article made thereby |
JP4805979B2 (ja) * | 2008-07-03 | 2011-11-02 | 豊田鉄工株式会社 | 部材の締結構造 |
US20120257924A1 (en) * | 2011-04-06 | 2012-10-11 | Jeffrey Andrews | Molded attachment clip |
-
2017
- 2017-02-22 JP JP2017031375A patent/JP6680708B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018135010A (ja) | 2018-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9341210B2 (en) | Fastener | |
US9464647B2 (en) | Pillar garnish mounting structure and tether clip | |
WO2012002339A1 (ja) | グロメット | |
EP3127751B1 (en) | Layered composite component | |
WO2015064525A1 (ja) | 止め具 | |
JP6466310B2 (ja) | クリップ | |
WO2011108531A1 (ja) | グロメット | |
JP2015140117A (ja) | テザークリップおよびピラーガーニッシュ取付構造 | |
WO2014050047A1 (ja) | クリップ | |
JP6680708B2 (ja) | 車両用内装部品 | |
JP6511586B2 (ja) | クリップ | |
JP6435231B2 (ja) | 留め具 | |
JP2011047492A (ja) | クリップ | |
WO2017199842A1 (ja) | クリップ | |
JP2014241666A (ja) | コルゲートクランプおよびコルゲートクランプ付きワイヤーハーネス | |
JP6700612B2 (ja) | 車両側部構造 | |
JP5561008B2 (ja) | グロメット | |
JP4924555B2 (ja) | クリップ式取付構造 | |
JP5968715B2 (ja) | 留め具 | |
JP6105750B2 (ja) | 留め具 | |
WO2017033716A1 (ja) | クランプ及びクランプ付電線 | |
JP6851268B2 (ja) | 自動車用カバー部材およびその取付構造 | |
JP2010007808A (ja) | クリップ | |
JP2014101061A (ja) | 車両用内装材の組付構造 | |
JP7214551B2 (ja) | 留め具取付構造および留め具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20180411 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20180411 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191108 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20191227 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20191227 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200303 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200319 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6680708 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |