JP2014014896A - 動力工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が手に持って用いる打ち込み工具等の動力工具には、打ち込み材への傷付きを防止するために主として工具本体部の側部等に樹脂製のプロテクタが貼り付けられている。従来、プロテクタは接着により貼り付けたもの、爪部を係合させて取り付けたものが提供されているが、接着剤の乾燥に時間を要し、爪部の係合作業が必要になる問題があった。本発明では、動力工具のプロテクタの組み付け作業をより簡略化し、迅速化できるようにすることを目的とする。
【解決手段】工具本体部2の下部を覆う下側の円環形状部10aと上部を覆う上側の円環形状部10bと左右側部を覆う結合部10c,10dを一体に備えた樹脂製のプロテクタ10とする。プロテクタ10は、弾性変形させて工具本体部2に仮止めされ、この仮止め状態でドライバガイド7とトップキャップ8の組み付けにより挟み込まれて取り付けられる。
【選択図】図2

Description

この発明は、例えば釘打ち機やねじ締め機等の主として手持ち式の動力工具に関する。
例えば、圧縮エア駆動式の釘打ち機では、主として打ち込み材への傷付き防止を目的として工具本体部の表面に弾性を有するプロテクタを取り付けたものが提供されている。通常、このプロテクタは接着により工具本体部の外面に沿って貼り付けられることが多いが、これでは接着剤が乾くまでに相当時間を要するため当該動力工具の組み付け性が良くなく、また貼り付け位置がずれた場合にはこれを修正するための手間を要することからこの点でも組み付け性が良くないという問題がある。
係る組み付け性の問題を解消するため接着に依らないでプロテクタを取り付ける技術が下記の特許文献に開示されている。下記の特許文献1には、工具本体部の外面に対して凹凸係合させることによりプロテクタを取り付ける技術が開示されている。又、特許文献2には、アルミニウム製の本体ハウジングの外面に突部を一体に形成しておくことでプロテクタを省略する技術が開示されている。
特開2002−127039号公報 特開2005−342819号公報
しかしながら、工具本体部の外面に凹凸係合させてプロテクタを取り付けるとした上記従来の技術では、工具本体の外面及びプロテクタの取り付け面に凹凸係合用の凹部及び爪部を設ける必要があり、また組み付け工程において爪部を凹部に係合させる作業が必要になり、この点で組み付け性が損なわれる問題があった。
本発明は、釘打ち機等の動力工具に、主として材の傷付き防止を目的として設けられるプロテクタを、上記従来のような爪部の凹凸係合作業を伴うことなく、かつ接着に依らず工具本体部若しくはハンドル部等その他の部位に取り付けることができるようにすることを目的とする。
上記の課題は、下記の発明によって解決される。
第1の発明は、少なくとも3面が樹脂製のプロテクタで覆われた動力工具であって、プロテクタは、その弾性変形により仮止めされ、この仮止め状態で当該動力工具の構成部品の組み付けにより挟み込まれて取り付けられた動力工具である。
第1の発明によれば、動力工具の例えば工具本体部の前面と左右両側部の3面を覆うプロテクタが、当該工具本体部の構成部品の組み付けにより挟み込まれて取り付けられる。このため、従来プロテクタを接着により取り付ける場合に接着剤の乾燥に長時間を要し、あるいはプロテクタに設けた爪部の凹凸係合により取り付ける場合には当該爪部の嵌め込み作業を必要としていたが、第1の発明によればこれらの作業を省略することができるので、当該プロテクタの取り付け作業ひいては動力工具の組み付け工程の簡略化及び迅速化を図ることができる。
また、動力工具に対するプロテクタの取り付け工程において、当該プロテクタを弾性変形させて動力工具に仮止めすることができ、この仮止め状態で動力工具の構成部品を組み付ければその取り付け作業が完了することから、この点でも従来の接着による取り付け、あるいは爪部の係合による取り付け作業に比して当該プロテクタの取り付け作業の簡略化及び迅速化を図ることができる。
さらに、プロテクタは、当該動力工具の構成部品の組み付けにより挟み込まれて取り付けられる構成であるので、構成部品の組み付け状態を緩めたり分解することにより、その位置を容易に修正することができる。
第1の発明では、動力工具の工具本体部の少なくとも3面がプロテクタで覆われた構成、ハンドル部の少なくとも3面が覆われた構成、工具本体部の2面とハンドル部の1面若しくは工具本体部の1面とハンドル部の2面が覆われた構成とすることができる。
また、プロテクタは、適度な弾性を有する合成樹脂であってゴムやエラストマ等の弾性材料を素材として製作することができる。
第2の発明は、第1の発明において、当該動力工具の前面と左右両側面の3面がプロテクタで覆われた動力工具である。
第2の発明によれば、構成部品の組み付けにより挟み込まれて取り付けられたプロテクタによって当該動力工具の前面と左右両側面が覆われた状態となる。この3面がプロテクタで覆われることにより、当該動力工具を加工材上に置いた際、あるいは加工材に工具本体部が接触した際における当該加工材の傷付きが防止される。
プロテクタは、当該動力工具の外面に対して十分な肉厚で覆われている。このため、動力工具を置く際にその前面若しくは左右の側部を当接させて加工材上等に置いた場合、あるいは当該動力工具を壁面等の他部位にぶつけてしまった場合に、プロテクタのみが加工材若しくは壁面等に当接し、又はプロテクタが最初にこれらの部位に当接してその傷付きが防止される。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、当該動力工具が打ち込み工具であり、工具本体部の打込み方向前部に構成部品としてのドライバガイドを組み付け、及び/又は打込み方向後部に構成部品としてのトップキャップを組み付けて、工具本体部の前面又は後面又は左右側面のうち少なくとも3面がプロテクタで覆われた動力工具である。
第3の発明によれば、釘打ち機やタッカー等の打ち込み工具であって、打ち込み機構を内装した工具本体部と、この工具本体部の後面から後方へ突き出す状態に設けられたハンドル部を有する動力工具において、工具本体部の例えば前面と左右両側面がプロテクタにより覆われて打ち込み材の傷付きが防止される。
プロテクタは、その弾性変形により工具本体部に仮止めされ、この仮止め状態で当該工具本体部の下部(打込み方向前部)にドライバガイドを組み付け、又は当該工具本体部の上部(打込み方向後部)にトップキャップを組み付けることにより、あるいはその双方の組み付け作業を行うことにより上記3面を覆う位置に取り付けられてその取り付け作業が完了する。
第4の発明は、第1〜第3の何れか1つの発明において、プロテクタは、当該動力工具を挿通させて仮止めされ、構成部品の組み付けにより挟み込まれる円環形状部を備えた動力工具である。
第4の発明によれば、構成部品が組み付けられる例えば工具本体部の端部を円環形状部の内周側に挿入することにより当該プロテクタを簡単に仮止めすることができる。この仮止め状態で、工具本体部の端部に構成部品を組み付けて当該工具本体部の端部との間に円環形状部を挟み込むことによりプロテクタを固定して取り付けることができる。
第5の発明は、第4の発明において、プロテクタは、当該動力工具の前部と後部をそれぞれ挿通させて仮止めされ、かつそれぞれ構成部品の組み付けにより挟み込まれる前後の円環形状部を備え、この前後の円環形状部が左右の結合部で相互に結合された動力工具である。
第5の発明によれば、構成部品が組み付けられる例えば工具本体部の下部(打ち込み方向前部)と上部(打込み方向後部)の双方をそれぞれ円環形状部の内周側に挿通させた状態でプロテクタを工具本体部に仮止めすることができる。この仮止め状態で工具本体部の下部にドライバガイドを組み付け、工具本体部の上部にトップキャップを組み付けることにより両円環形状部がそれぞれ挟み込まれて当該プロテクタが取り付けられる。この取り付け状態では、工具本体部の少なくとも左右両側面が両円環形状部の結合部で覆われた状態となる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか一つの発明において、プロテクタは、構成部品の組み付けによる挟み込みに加えて接着によっても取り付けられた動力工具である。
第6の発明によれば、プロテクタは構成部品の組み付けによる挟み込みにより動力工具に固定されるとともに接着によっても固定されることから、当該プロテクタをより強固に固定してその耐久性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る動力工具の左側面図である。本実施形態では、動力工具の一例として、圧縮エア駆動式のエアタッカ(打ち込み工具)が例示されている。本図では、プロテクタにより覆われた範囲に格子模様の斜線が付されて、覆われていない工具本体の外面と明確に区別されている。 動力工具の左側面図であって、ドライバガイドとトップキャップを組み付ける直前の状態を示す図である。本図でも、プロテクタにより覆われた範囲に格子模様の斜線が付されて、覆われていない工具本体の外面と明確に区別されている。 本実施形態に係るプロテクタ単体の全体斜視図である。 本実施形態に係るプロテクタを弾性変形させた状態の側面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。図1に本実施形態に係る動力工具1が示されている。本実施形態では、動力工具1の一例としていわゆるエアタッカと称される圧縮エアを駆動源として動作する打込み工具を例示する。図1及び図2では、打ち込み具の打ち込み方向を下向きにして動力工具1が示されている。従って、以下の説明では上下方向について、打ち込み具が打ち込まれる方向を下側とし、その反対側を上側とする。また、図1及び図2において動力工具1の右側に使用者が位置することから、使用者から見て先方(図1及び図2において左側)を前側とし、手前側(図1及び図2において右側)を後ろ側と称し、左右方向についても使用者を基準とする。従って、図1では、動力工具1の左側面が見えている。
この動力工具1は、打込み機構を内装した工具本体部2と、使用者が把持するハンドル部3と、多数の打込み具を装填しておくことができるマガジン4を備えている。工具本体部2に内装された打ち込み機構は、圧縮エアによりシリンダ内を上下に往復動する打撃ピストンと打撃ピストンと一体で上下に往復動する細い棒形をなす打撃ドライバを主体とするもので、円筒形状の本体ハウジング2aに内装されている。
本体ハウジング2aの外面には、樹脂製のプロテクタ10が取り付けられている。このプロテクタ10により、当該動力工具1を打ち込み材W上に置いた際等における打ち込み材Wの傷付きが防止される。本実施形態はこのプロテクタ10の取り付け構造に特徴を有しており、その詳細については後述する。
ハンドル部3は、工具本体部2の後面から後方(使用者側)へ突き出す状態に設けられている。このハンドル部3の後端に、圧縮エア供給用のエアホースが接続される。図では、エアホースを接続するためのプラグ5のみが示されている。このハンドル部3の基部に、使用者が指先で引き操作するトリガ形式のスイッチレバー6が設けられている。このスイッチレバー6を引き操作すると工具本体部2に内装した打ち込み機構が作動して打ち込み具の打ち込みがなされる。
工具本体部2の下部には、当該動力工具1の構成部品であるドライバガイド7が取り付けられている。このドライバガイド7は、上記打撃ドライバを上下に案内する機能を有するもので、取り付けねじ7a〜7aによって本体ハウジング2aの下部にねじ止めされている。このドライバガイド7内に打ち込み具が1本ずつマガジン4から供給される。また、このドライバガイド7内を、上記打撃ドライバが往復動する。ドライバガイド7内に1本の打ち込み具が供給された状態で、打撃ドライバが下動することにより、この打ち込み具が打撃されて射出口7bから打ち出される。図1中白抜きの矢印は、打ち込み具の打ち出し方向を示している。
このドライバガイド7とハンドル部3の後部との間に跨った状態でマガジン4が装備されている。このマガジン4内には多数本の打ち込み具が並列状態で仮結合された平板形状の連結打ち込み具が装填されている。工具本体部2の打ち込み動作に連動して、この連結打ち込み具がピッチ送りされることによりドライバガイド7内に打ち込み具が1本ずつ供給される。
工具本体部2の上部には、当該動力工具1の構成部品であるトップキャップ8が取り付けられている。このトップキャップ8は、本体ハウジング2aの上部を気密に閉塞する蓋としての機能を有している。このトップキャップ8は、取り付けねじ8a〜8aによって本体ハウジング2aの上部にねじ止めされている。
前記したように本実施形態の動力工具1は、工具本体部2のプロテクタ10について特徴を有している。本実施形態のプロテクタ10が図3に単独(部品状態)で示されている。本実施形態のプロテクタ10は、従来のように本体ハウジングに接着により貼り付けるのではなく、また本体ハウジングに二色成形により一体に成形するのではなく、1つの独立した部品として用意されて、本体ハウジング2aに組み付けられる点に特徴を有している。しかも、本実施形態のプロテクタ10は、合成樹脂(エラストマ)の成形品で適度な弾性を有していることから、本体ハウジング2aに対する仮止めが容易である点に特徴を有している。
このプロテクタ10は、下側の円環形状部10aと、上側の円環形状部10bと、両円環形状部10a,10bを結合する左右の結合部10c,10dを一体に備えている。
プロテクタ10の各部10a,10b,10c,10dは、製作時点において適切な肉厚に成形されており、工具本体部2に取り付けた状態では本体ハウジング2aの外面から適度な厚さで盛り上がった状態となる。このため、当該動力工具1を打ち込み材W(加工材)上等に置いてその前面若しくは左右側部の何れを接地させた場合であっても、あるいは壁面等のその他の部位にぶつけた場合であっても、当該プロテクタ10が最初に打ち込み材Wや壁面等に当接されてその傷付きが防止される。このようにプロテクタ10の各部10a,10b,10c,10dは、プロテクタとしての本来の機能である傷付き防止機能を十分に発揮し得る肉厚に設定されている。
下側の円環形状部10aは、工具本体部2の下部を挿入可能な径及び形状を有している。この下側の円環形状部10aは、その前側に半円形の半円形部10aaを有し、後ろ側に矩形の矩形部10abを有している。前側の半円形部10aaは、本体ハウジング2aの下部前側半周の範囲に沿って取り付けられる。後ろ側の矩形部10abは、本体ハウジング2aの下部後ろ側に設けた台座部2bの主として後面及び左右側面に沿って取り付けられる。以下説明するプロテクタ10の仮止め状態において、台座部2bにドライバガイド7を2本の取り付けねじ7a,7aで組み付けると、本体ハウジング2aの下部とドライバガイド7との間に円環形状部10aが挟み込まれて固定される。
上側の円環形状部10bは、工具本体部2の上部を挿入可能な径及び形状を有している。この上側の円環形状部10bは、その前側に矩形の矩形部10baを有し、後ろ側に絵半円形の半円形部10bbを有している。前側の矩形部10baは、本体ハウジング2aの上部前側のほぼ半周の範囲に沿って取り付けられる。後ろ側の半円形部10bbは、本体ハウジング2aの上部後ろ側であってハンドル部3の基部に沿って取り付けられる。以下説明するプロテクタ10の仮止め状態において、本体ハウジング2aの上部にヘッドキャップ8を4本の取り付けねじ8a〜8aで組み付けると、本体ハウジング2aの上部とヘッドキャップ8との間に円環形状部10bが挟み込まれて固定される。
前記したようにプロテクタ10は合成樹脂製で適度な弾性を有している。このため、図4に示すように、当該プロテクタ10は、その上下の円環形状部10a,10bをそれぞれの後部側(下側の矩形部10abと上側の半円形部10bb)を相互に遠ざける方向に弾性変形させることができる。この弾性変形状態で、下側の円環形状部10aの内周側に工具本体部2(本体ハウジング2a)の下部を挿入し、また上側の円環形状部10bの内周側に工具本体部2(本体ハウジング2a)の上部を挿入して、当該プロテクタ10を図2に示すように工具本体部2に対して仮止めすることができる。この仮止め位置は、プロテクタ10自身の弾性力により保持される。従って、この弾性力に抗して仮止め位置を修正することもできる。
この仮止め状態において、工具本体部2の台座部2bにドライバガイド7を2本の取り付けねじ7a,7aで固定して組み付けることにより、下側の円環形状部10aがドライバガイド7と本体ハウジング2aの下部との間に挟み込まれて固定される。また、同じく仮止め状態において、工具本体部2の上部にヘッドキャップ8を4本の取り付けねじ8a〜8aで固定して組み付けることにより、上側の円環形状部10bが本体ハウジング2aの上部とヘッドキャップ8との間に挟み込まれて固定される。
このように、本実施形態のプロテクタ10は、工具本体部2の組み付け工程において、工具本体部2に仮止めされ、この仮止め状態において工具本体部2の構成部品としてのドライバガイド7とヘッドキャップ8を組み付けることにより、下側の円環形状部10aと上側の円環形状部10bの双方が本体ハウジング2aに対して自動的に取り付けられた状態となる。このプロテクタ10の取り付け状態では、工具本体部2の下部が下側の円環形状部10aで覆われ、上部が上側の円環形状部10bで覆われた状態となる。また、上下の円環形状部10a,10bが組み付けられることにより、左右の結合部10c,10dが、工具本体部2の左右側面を前後に一定幅で上下に全長にわたる範囲を覆う状態に組み付けられる。
プロテクタ10の取り付け位置は、ドライバガイド7を固定する取り付けねじ7a,7aを緩めて下側の円環形状部10aの挟み込み状態を緩め、あるいはヘッドキャップ8を固定する取り付けねじ8a〜8aを緩めて上側の円環形状部10bの挟み込み状態を緩めることにより、修正することができる。
以上のように構成した本実施形態のプロテクタ10によれば、工具本体部2の下部が下側の円環形状部10aで覆われ、上部が上側の円環形状部10bで覆われ、左右の両側部がそれぞれ結合部10c,10dで覆われて打ち込み材等の傷付きが防止される。このプロテクタ10は、下側の円環形状部10aと上側の円環形状部10bと左右の結合部10c,10dを一体に有しており、当該プロテクタ10の取り付け工程において工具本体部2に対して一度に仮止めされる。仮止め状態のプロテクタ10は、当該工具本体部2の構成部品としてのドライバガイド7の組み付けにより下側の円環形状部10aが挟み込まれ、同じく構成部品としてのトップキャップ8の組み付けにより上側の円環形状部10bが挟み込まれて取り付けられる。
このように、本実施形態のプロテクタ10は、工具本体部2の構成部品としてのドライバガイド7及びトップキャップ8の組み付けにより工具本体部2に対する取り付け作業が完了する。このことから、従来プロテクタを接着により取り付ける場合に接着剤の乾燥に長時間を要するといった問題を解消することができ、またプロテクタに設けた爪部の凹凸係合により取り付ける場合における当該爪部の嵌め込み作業を省略することができることから、当該プロテクタ10の取り付け作業ひいては動力工具1の組み付け工程の簡略化及び迅速化を図ることができる。
また、プロテクタ10は、工具本体部2に対するドライバガイド7とトップキャップ8の組み付けにより挟み込まれて取り付けられる構成であるので、これらを固定する取り付けねじ7a,8aを緩めたり、これを分解して取り外すことにより、その位置を容易に修正することができる。
以上説明した実施形態には種々変更を加えることができる。例えば、動力工具の少なくとも3面を覆うプロテクタとして、工具本体部2の下部と上部と左右側部を覆うプロテクタ10を例示したが、これらに代えて若しくは加えて工具本体部2の前面又は後面を覆う部位を有するプロテクタについても同様に適用することができる。
また、工具本体部2を覆うプロテクタ10を例示したが、これに代えて若しくは加えてハンドル部3やマガジン4の少なくとも3面を覆うプロテクタについて適用することもできる。
さらに、プロテクタ10の下部と上部を構成部品としてのドライバガイド7とトップキャップ8の組み付けにより挟み込んで取り付ける構成を例示したが、いずれか一方についてのみ構成部品の組み付けによる挟み込みによって固定し、他方については例えばねじ止め等の別の手段により固定する構成としてもよい。
また、構成部品の組み付けによる挟み込みに加えて、一部若しくは全体について接着による貼り付けを併用してもよい。
また、例示した実施形態ではエラストマを素材とするプロテクタ10を例示したが、ゴムやウレタン等のその他の弾性材料を素材としてプロテクタについても同様に適用することができる。
さらに、動力工具として圧縮エア駆動式の打ち込み工具を例示したが、本発明は、孔明けドリルやねじ締め機あるいは切断機等のその他の形態の動力工具におけるプロテクタについても同様に適用することができる。
W…打ち込み材
1…動力工具(圧縮エア式打ち込み工具)
2…工具本体部、2a…本体ハウジング、2b…台座部
3…ハンドル部
4…マガジン
5…プラグ
6…スイッチレバー
7…ドライバガイド(構成部品)、7a…取り付けねじ、7b…射出口
8…トップキャップ(構成部品)、8a…取り付けねじ
10…プロテクタ
10a…円環形状部(下側)、10aa…半円形部、10ab…矩形部
10b…円環形状部(上側)、10ba…矩形部、10bb…半円形部
10c…結合部(左側)
10d…結合部(右側)

Claims (6)

  1. 少なくとも3面が樹脂製のプロテクタで覆われた動力工具であって、前記プロテクタは、その弾性変形により仮止めされ、該仮止め状態で当該動力工具の構成部品の組み付けにより挟み込まれて取り付けられた動力工具。
  2. 請求項1記載の動力工具であって、その前面と左右両側面の3面が前記プロテクタで覆われた動力工具。
  3. 請求項1記載の動力工具であって、当該動力工具が打ち込み工具であり、工具本体部の打込み方向前部に前記構成部品としてのドライバガイドを組み付け、及び/又は打込み方向後部に前記構成部品としてのトップキャップを組み付けて、前記工具本体部の前面又は後面又は左右側面のうち少なくとも3面が前記プロテクタで覆われた動力工具。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載した動力工具であって、前記プロテクタは、当該動力工具を挿通させて仮止めされ、前記構成部品の組み付けにより挟み込まれる円環形状部を備えた動力工具。
  5. 請求項4記載の動力工具であって、前記プロテクタは、当該動力工具の前部と後部をそれぞれ挿通させて仮止めされ、かつそれぞれ前記構成部品の組み付けにより挟み込まれる前後の円環形状部を備え、該前後の円環形状部が左右の結合部で相互に結合された動力工具。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載した動力工具であって、前記プロテクタは、前記構成部品の組み付けによる挟み込みに加えて接着によっても取り付けられた動力工具。
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