JP2002346954A - 手持工具のプロテクタ - Google Patents

手持工具のプロテクタ

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JP2002346954A
JP2002346954A JP2001152018A JP2001152018A JP2002346954A JP 2002346954 A JP2002346954 A JP 2002346954A JP 2001152018 A JP2001152018 A JP 2001152018A JP 2001152018 A JP2001152018 A JP 2001152018A JP 2002346954 A JP2002346954 A JP 2002346954A
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JP
Japan
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hand
protector
held tool
tool
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JP2001152018A
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Inventor
Yoji Kamimura
洋司 上村
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Uryu Seisaku Ltd
Original Assignee
Uryu Seisaku Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手持工具の本体部への着脱を簡単に行うこと
ができるとともに、手持工具からの放熱効果を高めて手
持工具の昇温を防止できる手持工具のプロテクタを提供
すること。 【解決手段】 手持工具1の本体部11の外表面を被覆
するゴム等の弾性材料からなるプロテクタ2において、
プロテクタ2に複数個のスリット状の窓孔21を形成す
るとともに、プロテクタ2の肉厚tをスリット状の窓孔
21を通して手持工具1の本体部11が他の機器等と接
触しない厚さに設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクレンチ等の
手持工具のプロテクタに関し、特に、手持工具の本体部
への着脱を簡単に行うことができるとともに、手持工具
からの放熱効果を高めて手持工具の昇温を防止できる手
持工具のプロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機器の組み立て作業等において使
用されるトルクレンチ等の手持工具は、作業の際に手に
持って操作されるため、手持工具が作業対象の機器、周
囲の物体等に接触することが多く、これにより、手持工
具自体のほか、作業対象の機器、周囲の物体等が損傷を
受けることがあった。
【0003】この問題に対処するため、従来の手持工具
においては、手持工具の本体部の外表面全体を樹脂製の
プロテクタで被覆するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
樹脂製のプロテクタにおいては、手持工具の本体部の外
表面全体を被覆するようにしているので、手持工具の本
体部への着脱に手数を要するだけでなく、手持工具を駆
動することによる発熱を十分に放熱することができず、
このため、手持工具が加熱し、締め付け精度の低下や摺
動部分の焼き付け等を起こすため、長時間の連続使用に
耐えないという問題があった。
【0005】また、手持工具には、手持工具の調整を行
うための調整部が形成されているが、従来の樹脂製のプ
ロテクタにおいては、手持工具の本体部の外表面全体を
被覆するようにしているので、調整を行う都度、プロテ
クタの脱着を繰り返す必要があった。なお、プロテクタ
に調整部の操作を行うための窓孔を形成することも行わ
れているが、この場合は、手持工具の種類毎に位置が微
妙に異なる調整部に合わせて窓孔を形成する必要があ
り、プロテクタの製造にコストを要するという問題があ
った。
【0006】本発明は、上記従来の手持工具の本体部の
外表面全体を被覆する樹脂製の手持工具のプロテクタの
有する問題点に鑑み、手持工具の本体部への着脱を簡単
に行うことができるとともに、手持工具からの放熱効果
を高めて手持工具の昇温を防止できる手持工具のプロテ
クタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の手持工具のプロテクタは、手持工具の本体
部の外表面を被覆するゴム等の弾性材料からなるプロテ
クタにおいて、プロテクタに複数個のスリット状の窓孔
を形成するとともに、プロテクタの肉厚をスリット状の
窓孔を通して手持工具の本体部が他の機器等と接触しな
い厚さに設定したことを特徴とする。
【0008】この手持工具のプロテクタは。手持工具の
本体部の外表面を被覆するゴム等の弾性材料からなるプ
ロテクタに複数個のスリット状の窓孔を形成するととも
に、プロテクタの肉厚をスリット状の窓孔を通して手持
工具の本体部が他の機器等と接触しない厚さに設定する
ようにしているので、プロテクタをスリット状の窓孔に
よって容易に変形させることができ、手持工具の本体部
への着脱を容易に行うことができるとともに、手持工具
を駆動することによる発熱をスリット状の窓孔を通して
放熱することができ、手持工具の昇温を防止することが
できる。
【0009】この場合において、手持工具の調整を、プ
ロテクタに形成した主軸を貫通させるための窓孔を通し
て行うことができるように構成することができる。
【0010】これにより、手持工具の種類毎に位置が微
妙に異なる調整部に合わせて窓孔を形成することなく、
容易に手持工具の調整を行うことができ、プロテクタに
汎用性を持たせて、プロテクタのコストを低廉にでき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の手持工具のプロテ
クタの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】図1〜図3に、本発明の手持工具のプロテ
クタの一実施例を示す。この手持工具1のプロテクタ2
は、手持工具1のハンドル部12を除いた略円柱形状を
した本体部11の外表面を被覆する略円筒形状に形成さ
れている。
【0013】そして、このプロテクタ2は、より具体的
には、手持工具1の本体部11の外表面を被覆するとと
もに、本体部11への着脱を簡単に行うことができるよ
うに、伸縮可能なゴム、合成樹脂等の弾性材料から構成
されている。また、プロテクタ2は、手持工具1の本体
部11の先端面を被覆する先端覆部2aに、本体部11
の主軸13を貫通させるための略円形をした窓孔23
を、また本体部11の後端面を被覆する後端覆部2b
に、略円形をした窓孔24を、本体部11の外周面を被
覆する本体覆部2cに、プロテクタ2の長手方向に延び
る複数個のスリット状の窓孔21を、さらに、本体部1
1のハンドル部12の位置には大きく開口した窓孔22
を、それぞれ形成するようにする。
【0014】この場合において、プロテクタ2の肉厚t
は、スリット状の窓孔21を通して手持工具1の本体部
11が他の機器等と接触しない厚さに設定するようにす
る。具体的には、特に限定されるものではないが、例え
ば、直径約40mm程度の手持工具1に適用するプロテ
クタ2の場合、スリット状の窓孔21の巾Wを5〜20
mm、好ましくは、10mm程度に形成するとともに、
この場合、プロテクタ2の肉厚tを、1〜5mm、好ま
しくは、1.5〜4mm程度に設定するようにする。
【0015】これによって、スリット状の窓孔21から
手持工具1の本体部11が露出することとなるが、プロ
テクタ2の肉厚tが、スリット状の窓孔21を通して手
持工具1の本体部11が他の機器等と接触しない厚さに
形成されているため、手持工具1が、プロテクタ2を介
して、作業対象の機器、周囲の物体等に接触しても、手
持工具1と作業対象の機器、周囲の物体等とが直接接触
することがなく、上記接触による手持工具自体、作業対
象の機器、周囲の物体等の損傷を確実に防止することが
できる。
【0016】また、プロテクタ2をスリット状の窓孔2
1によって容易に変形させることができ、手持工具1の
本体部11への着脱を容易に行うことができるととも
に、手持工具1を手持工具1の駆動することによる発熱
をスリット状の窓孔21を通して放熱することができ、
手持工具1の昇温を防止することができる。
【0017】この場合において、手持工具1の調整は、
プロテクタ2に形成した主軸13を貫通させるための窓
孔23を通して行うことができる。これにより、手持工
具1の種類毎に位置が微妙に異なるトルク調整装置等の
調整部(操作部)14に合わせてプロテクタ2に窓孔を
形成する必要がなく、容易に手持工具1の調整を行うこ
とができとともに、プロテクタ2に汎用性を持たせて、
プロテクタ2のコストを低廉にできる。
【0018】なお、プロテクタ2を、手持工具1の機種
に合わせて作成する場合、手持工具1の銘板、吊下具1
5等を取り付ける位置と、プロテクタ2のスリット状の
窓孔21を形成する位置を合わせるようにするようにす
る。
【0019】以上、本発明の手持工具のプロテクタにつ
いて、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記
実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その
趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更する
ことができるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明の手持工具のプロテクタによれ
ば、プロテクタの肉厚が、スリット状の窓孔を通して手
持工具の本体部が他の機器等と接触しない厚さに形成さ
れているため、手持工具が、プロテクタを介して、作業
対象の機器、周囲の物体等に接触しても、手持工具と作
業対象の機器、周囲の物体等とが直接接触することがな
く、接触による手持工具自体、作業対象の機器、周囲の
物体等の損傷を確実に防止することができる。また、手
持工具の本体部の外表面を被覆するゴム等の弾性材料か
らなるプロテクタに複数個のスリット状の窓孔を形成す
るとともに、プロテクタの肉厚をスリット状の窓孔を通
して手持工具の本体部が他の機器等と接触しない厚さに
設定するようにしているので、プロテクタをスリット状
の窓孔によって容易に変形させることができ、手持工具
の本体部への着脱を容易に行うことができる。さらに、
手持工具を駆動することによる発熱を、スリット状の窓
孔を通して放熱することにより、手持工具の昇温を防止
することができ、締め付け精度の低下や摺動部分の焼き
付け等を起こすがなく、長時間の連続使用に耐える手持
工具を得ることができる。
【0021】また、手持工具の調整を、プロテクタに形
成した主軸を貫通させるための窓孔を通して行うことが
できるように構成することにより、手持工具の種類毎に
位置が微妙に異なる調整部に合わせて窓孔を形成するこ
となく、容易に手持工具の調整を行うことができ、プロ
テクタに汎用性を持たせて、プロテクタのコストを低廉
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手持工具のプロテクタを手持工具に装
着した状態を示し、(A)は正面図、(B)は側面図で
ある。
【図2】本発明の手持工具のプロテクタの一実施例を示
し、(A)は正面図、(B)は左側面図、(C)は右側
面図である。
【図3】同プロテクタの断面を示し、(A)は縦断面
図、(B)は横断面図である。
【符号の説明】
1 手持工具 11 本体部 12 ハンドル部 13 主軸 14 調整部 15 吊下具 2 プロテクタ 2a 先端覆部 2b 後端覆部 2c 本体覆部 21 窓孔 22 窓孔 23 窓孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手持工具の本体部の外表面を被覆するゴ
    ム等の弾性材料からなるプロテクタにおいて、プロテク
    タに複数個のスリット状の窓孔を形成するとともに、プ
    ロテクタの肉厚をスリット状の窓孔を通して手持工具の
    本体部が他の機器等と接触しない厚さに設定したことを
    特徴とする手持工具のプロテクタ。
  2. 【請求項2】 手持工具の調整を、プロテクタに形成し
    た主軸を貫通させるための窓孔を通して行うことができ
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の手持工具
    のプロテクタ。
JP2001152018A 2001-05-22 2001-05-22 手持工具のプロテクタ Pending JP2002346954A (ja)

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