JP2014014286A - 小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体 - Google Patents

小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体 Download PDF

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高 隆 一 橘
Nobuhiro Fukamachi
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Abstract

【課題】小片チーズ同士のくっつき(結着)を確実に防止する。
【解決手段】小片チーズ1はチーズ本体1aと、チーズ本体1a表面に塗布された粉末セルロース1bとを有する。小片チーズは平面長方形状を有し、長さLが20mm〜50mm、幅Wが3mm〜10mm、厚みが0.5mm〜3mmとなっている。小片チーズ1の側断面は、長手方向に連続する3〜10個の波形形状2をもつ。
【選択図】図1

Description

本発明は小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体に係り、とりわけ小片チーズ同士がくっついて塊になりにくい小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体に関する。
従来より小片チーズとして、シュレッドチーズと呼ばれる短冊状の小片チーズが知られている。
このような短冊状小片チーズは長さが20〜50mm、幅が3〜10mm、厚みが0.5〜3mm以下のものであり、小片チーズは複数まとめて加熱されたり調理される。
従来、短冊状の小片チーズは小チーズ片同士の接面積が大きいため、冷蔵または冷凍保存時に小片チーズ同士がくっついてチーズの塊になってしまうことがある。このように一度チーズの塊になってしまった小チーズはほぐれにくく、調理に使用する際にも塊のままであるために、使用量が調整しにくかったり、加熱しても溶けるのに時間がかかったりする。
特開2011−19453号
特許文献1に示すものは、チーズの表面に澱粉からなるチーズ用結着防止剤を付着したものであるが、このようにチーズ表面に澱粉からなるチーズ用結着防止剤を付着させても、チーズ同士がくっつくことを完全に防止することはむずかしい。
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、小片チーズ同士のくっつきを確実に防止することができる小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体を提供することを目的とする。
本発明は、チーズ本体を含む小片チーズにおいて、小片チーズは平面長方形状を有し、その長さは20mm〜50mm、その幅は3mm〜10mm、その厚みは0.5mm〜3mmとなっており、小片チーズの側断面は、長手方向に連続して形成された3〜10個の波形形状をもつことを特徴とする小片チーズである。
本発明は、小片チーズの側断面は、長手方向全長に渡って波形形状をもつことを特徴とする小片チーズである。
本発明は、小片チーズの側断面の各波形形状は、各々その高低差が2mm〜10mmとなっていることを特徴とする小片チーズである。
本発明は、上記記載の小片チーズを複数集めてなることを特徴とする小片チーズ集合体である。
本発明は、上記記載の小片チーズ集合体と、小片チーズ集合体を包装する包装袋とを備えたことを特徴とする小片チーズ包装体である。
以上のように本発明によれば、小片チーズ同士のくっつき(結着)を確実に防止することができる小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体を得ることができる。
本発明による小片チーズを示す斜視図。 小片チーズを示す側断面図。 小片チーズを示す拡大側断面図。 小片チーズ、小片チーズ集合体および小片チーズ包装体を示す図。
発明の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1乃至図4は本発明の実施の形態を示す図である。
図1乃至図4に示すように、小片チーズ1は、例えばモッツァレラ、ゴーダ、レッドチェダー等のナチュラルチーズからなる。
このような小片チーズ1は、チーズ本体1aと、チーズ本体1aの表面に塗布された粉末セルロース1bとを有する。
このうち、チーズ本体1aはシュレッドチーズとも呼ばれるものであり、また粉末セルロース1bは、小片チーズ1同士のくっつき(結着)を防止するためのものである。
また小片チーズ1は、平面長方形状をなし、その長さLは20mm〜50mm、その幅Wは3mm〜10mm、その厚みtは0.5mm〜3mmとなっている。
また小片チーズ1の側断面は、長手方向に連続して形成された3〜10個、例えば4個の波形形状2をもつ(図2参照)。
図2において、小片チーズ1の側断面は4個の波形形状2をもち、各波形形状2は頂部2aと底部2bとを有するとともに、各波形形状2は領域Aだけ延びている。
また小片チーズ1の側断面は、その全長に渡って波形形状2をもち、平坦な部分をもつことはない(図2参照)。
さらに、小片チーズ1の各波形形状2のうち、頂部2aと底部2bとの間の高低差は2mm〜10mmとなっている。
このような小片チーズ1は複数集められ、包装袋11内に収納される(図4参照)。
図4において、複数の小片チーズ1から小片チーズ集合体5が構成され、小片チーズ集合体5を包装袋11により包装することにより、小片チーズ包装体10が得られる。
次にこのような構成からなる本実施例の作用について説明する。
複数の小片チーズ1を集めてなる小片チーズ集合体5を包装袋11内に収納することにより小片チーズ包装体10が得られる。
このような小片チーズ包装体10は冷蔵庫または冷凍庫内で保存される。この間、小片チーズ包装体10内の小片チーズ1同士は、互いに接触し合うことになる。
しかしながら、各小片チーズ1はその側断面が長手方向に連続して形成された3〜5個、例えば4個の波形形状2をもつ。このため小片チーズ1同士の接触面積は、短冊状をもつ小片チーズ同士の場合に比べてかなり小さくなる。
このため冷蔵庫または冷凍庫内で小片チーズ包装体10を保存したとしても、小片チーズ包装体10内において小片チーズ1同士がくっついたり(結着したり)することはなく、このため小片チーズ1同士が結着してチーズ塊が形成されることもない。
従って、包装袋11を開封し、内部から小片チーズ集合体5を取り出しても、小片チーズ集合体5の小片チーズ1同士がくっつくことはない。このため、小片チーズ集合体5を調理する際、小片チーズ1の使用量を正確に調整することができ、小片チーズ集合体5を加熱した場合に、各小片チーズ1がばらばらとなっているので、小片チーズ1全体を短時間で均一に溶かすことができ、チーズの溶解程度にアンバランスが生じることはない。
なお、上記実施の形態において、各小片チーズ1はチーズ本体1aと、チーズ本体1aに塗布された粉末セルロース1bとを有する例を示したが、後述する実施例でも述べるように、各小片チーズ1はチーズ本体1aのみからなり、粉末セルロース1bを含まなくてもよい。また粉末セルロースに代えて加工でんぷん等を使用しても良い。
次に、本発明を実施例によってさらに詳しく説明するが、実施例によって本発明が限定されるものではない。
実施例1(冷凍保存時に結着防止に及ぼすセルロースとチーズ形状の影響)
本発明の実施例1および比較例として、3種類のチーズ(モッツァレラ、ゴーダ、レッドチェダー)を長さ50mm×厚み3mm×幅10mmのサイズで、2〜13個の波形が存在するように裁断して波形形状をもつシュレッドチーズとした。
さらに、比較例として、3種類のチーズ(モッツァレラ、ゴーダ、レッドチェダー)を長さ50mm×厚み3mm×幅10mmのサイズの短冊状に裁断してシュレッドチーズを作製した。
実施例1および比較例の各シュレッドチーズに市販のセルロースを2質量%添加して均一に混合した小片チーズを作製した。また、実施例1および比較例の各シュレッドチーズにセルロースを添加しない小片チーズを作製し、それぞれ200gをポリエチレン袋に密封し、−20℃の冷凍庫で2週間保存した。
これらを取り出して、目視による結着防止効果、加熱時の溶解性を10人のパネラーにより評価した。
なお、市販のセルロースは、(International Fiber Corporation製、商品名「ジャストファイバーBH200FCC」)を使用した。
各評価の基準は以下のとおりである。
結着防止効果
×:不良 大部分のチーズ片同士が結合して団子状になる。
△:やや不良 部分的に団子状になるが、その割合は50%未満である。
○:良 団子状になる割合はわずかであり、簡単にほぐせる。
◎:優良 チーズ片同士の結合は全くおこらず、サラサラしている。
溶解性
×:不良 溶解せず、チーズ片の形が残っている。
△:やや不良 チーズ片は部分的に溶解するが、その割合は50%未満である。
○:良 チーズ片はほとんど溶解するが、わずかに溶け残りがみられる。
◎:優良 チーズ片がすべて溶解し、形は全く残らない。
Figure 2014014286
表1に示す結果から、波形形状をもつ小片チーズの波形形状の数が3個以上10個以下存在すると、小片チーズ同士の結着防止効果が確認できた。また、波形形状の数が増えることで溶解性が向上し、波形形状の数が5個以上7個以下の時、もっとも溶解性が向上することが確認できた。
実施例2(冷蔵保存時に結着防止に及ぼすセルロースとチーズ形状の影響)
本発明の実施例2および比較例として3種類のチーズ(モッツァレラ、ゴーダ、レッドチェダー)を長さ20mm×厚み0.5mm×幅3mmのサイズで、2〜13個の波形が存在するように裁断して波形形状をもつシュレッドチーズを得た。
さらに、比較例として、3種類のチーズ(モッツァレラ、ゴーダ、レッドチェダー)を長さ20mm×厚み0.5mm×幅3mmのサイズの短冊状に裁断してシュレッドチーズを作製した。
実施例2および比較例の各シュレッドチーズに市販のセルロースを2質量%添加して均一に混合した小片チーズを作製した。また、実施例2および比較例の各シュレッドチーズにセルロースを添加しない小片チーズを作製し、それぞれ200gをポリエチレン袋に密封し、5℃の冷蔵庫で2週間保存した。
これらを取り出して、目視による結着防止効果、加熱時の溶解性を10人のパネラーにより評価した。
なお、市販のセルロースは、(International Fiber Corporation製、商品名「ジャストファイバーBH200FCC」)を使用した。
各評価の基準は以下のとおりである。
結着防止効果
×:不良 大部分のチーズ片同士が結合して団子状になる。
△:やや不良 部分的に団子状になるが、その割合は50%未満である。
○:良 団子状になる割合はわずかであり、簡単にほぐせる。
◎:優良 チーズ片同士の結合は全くおこらず、サラサラしている。
溶解性
×:不良 溶解せず、チーズ片の形が残っている。
△:やや不良 チーズ片は部分的に溶解するが、その割合は50%未満である。
○:良 チーズ片はほとんど溶解するが、わずかに溶け残りがみられる。
◎:優良 チーズ片がすべて溶解し、形は全く残らない。
Figure 2014014286
表2に示す結果から、波形形状をもつ小片チーズの波の数が3個以上10個以下存在すると、小片チーズ同士の結着防止効果が確認できた。また、波形形状の数が増えることで溶解性が向上し、波形形状の数が5個以上7個以下の時、もっとも溶解性が向上することが確認できた。
1 小片チーズ
1a チーズ本体
1b 粉末セルロース
2 波形形状
2a 頂部
2b 底部
5 小片チーズ集合体
10 小片チーズ包装体
11 包装袋

Claims (5)

  1. チーズ本体を含む小片チーズにおいて、
    小片チーズは平面長方形状を有し、その長さは20mm〜50mm、その幅は3mm〜10mm、その厚みは0.5mm〜3mmとなっており、
    小片チーズの側断面は、長手方向に連続して形成された3〜10個の波形形状をもつことを特徴とする小片チーズ。
  2. 小片チーズの側断面は、長手方向全長に渡って波形形状をもつことを特徴とする請求項1記載の小片チーズ。
  3. 小片チーズの側断面の各波形形状は、各々その高低差が2mm〜10mmとなっていることを特徴とする小片チーズ。
  4. 請求項1乃至3のいずれか記載の小片チーズを複数集めてなることを特徴とする小片チーズ集合体。
  5. 請求項4記載の小片チーズ集合体と、
    小片チーズ集合体を包装する包装袋とを備えたことを特徴とする小片チーズ包装体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09107881A (ja) * 1995-10-14 1997-04-28 Snow Brand Milk Prod Co Ltd 小片ナチュラルチーズ及びその製造方法

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