JP3193696U - 段ボール箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】ヒゲ状の型抜き屑の発生を防止し、箱内に収納した製品にヒゲ状屑が紛れ込むことのない段ボール箱を提供する。【解決手段】段ボール箱1は、内容物を収納する箱本体部の上方に上蓋2が箱本体部と連続一体に形成され、上蓋には内フラップと外フラップ22とが形成されている。前記内フラップは、上辺21aと該上辺21aの両端から連続する側辺21bとによって囲まれている。前記段ボール箱1は、上蓋2の内フラップ21の内フラップ側辺21bが段ボールの波形状中芯の山部分と谷部分を斜め直線状に内フラップ上辺21aに至るまで横断して型抜きされている。中芯が縦方向に型抜きされないので内フラップ側辺21bにヒゲ状屑は発生しない。【選択図】図1

Description

本考案は、主として包装に使用する段ボール箱に関する。
製品の包装、輸送、保管に使用される段ボール箱としては直方体状の箱が一般的である。
図7は、従来の一般的段ボール箱の上蓋開蓋状態を示した説明図である。段ボール箱100は、内容物を収納する箱本体部の上方に上蓋200が、箱本体部の下方に下蓋(図示せず)が、それぞれ箱本体部と連続一体に形成されている。そして、前記上蓋200は、一対の内フラップ201と一対の外フラップ202とからなり、該内フラップ201は、上辺201aと該上辺201aの両端から連続する側辺201bとによって囲まれている。
図8は、図7の段ボール箱のY部拡大説明図であり、図9は、ヒゲ状屑の発生原理図を示した説明図である。段ボールは、図9(a)に示すように、表面ライナーFと裏面ライナーRとの間に波形状の中芯Cを配設した構造をしており、前記内フラップ上辺201aの端面には中芯Cが波形状に現れ、内フラップ側辺201bの端面には中芯Cが直線状に現れる。そして、前記内フラップ側辺201bには、図8に示すような、細いヒゲ状屑Hが付着していることがあり、内フラップ側辺201bにヒゲ状屑Hが付着していると、このヒゲ状屑Hが段ボール箱100内の製品に紛れ込んでしまうという問題があった。
この問題を解消するため、特許文献1及び特許文献2に記載されているように、段ボールシートの型抜きの際に前記ヒゲ状屑Hを削り落とすことができる型抜き刃或いは型抜き装置に関する発明がされている。
しかし、このような型抜き刃や型抜き装置は高価なものであり、該型抜き刃や型抜き装置を使用して製造した段ボール箱は価格が高くなってしまうという問題があった。
特許文献1には、段ボールの切断加工用刃物の構造が記載されている。
特許文献2には、段ボールカットオフ装置の構造が記載されている。
特開2014−91197号公報 特開平6−39781号公報
前記ヒゲ状屑Hの発生原理は、図9(b)に示すように、段ボールシートの型抜き時に切断加工用刃N1と受刃N2との押圧により、中芯Cの山部分と谷部分との中間部分がS字状に潰された状態で型抜きされるとヒゲ状の中芯屑が発生する。そのため、ヒゲ状屑Hは、型抜きされた段ボールシートの端面であって、中芯Cが縦方向に現れる箇所(端面に中芯が波形状に現れない箇所)に発生することになる。
つまり、前記内フラップ側辺201bに細長いヒゲ状屑Hが付着し易く、内フラップ側辺201bにヒゲ状屑Hが付着していると、製品を箱詰めする際に該ヒゲ状屑Hが段ボール箱100内の製品に紛れ込んでしまう。前記段ボール箱100の下蓋が前記上蓋200と同様の構造である場合には、上蓋の場合と同様にヒゲ状屑Hが段ボール箱100内の製品に紛れ込んでしまうことになる。
前記ヒゲ状屑Hは、型抜きの後工程における吸引等によりその大部分が取り除かれるが、ヒゲ状屑Hの一部が中芯Cの山部分や谷部分に付着している場合があり、その際は除去できずに前記内フラップ側辺201bの端面に残ってしまうことがある。このヒゲ状屑Hは、通常幅1〜2mm、長さは短いものでも10mm以上、長いものでは100mmを超える場合がある。
本考案は、高価な型抜き刃や型抜き装置を使用しなくてもヒゲ状屑の発生を防止し、ヒゲ状屑が製品に紛れ込むことのない段ボール箱を提供することを目的とする。
さらには、組み立てられた段ボール箱の強度を維持しながら、ヒゲ状屑の発生を防止し、ヒゲ状屑が製品に紛れ込むことのない段ボール箱を提供することを目的とする。
本考案は、段ボール箱の形状を工夫することによりヒゲ状屑の発生を防止し、箱内にヒゲ状屑が紛れ込むことのない段ボール箱に関する。段ボール箱内にヒゲ状屑が紛れ込む原因は、上蓋を閉じる際に、上蓋の内フラップ側辺にヒゲ状屑が付着しているためであり、内フラップ側辺のヒゲ状屑の発生を防止すれば段ボール箱内にヒゲ状屑が紛れ込む問題は解消する。なお、外フラップ側辺にヒゲ状屑が付着していても段ボール箱内にヒゲ状屑が紛れ込む問題は起こりにくい。
中芯が縦方向に型抜きされた箇所(中芯が波形に現れない箇所)にヒゲ状屑が発生するから、ヒゲ状屑の発生を防止するためには中芯を縦方向に型抜きしないことが必要である。従って、内フラップ側辺のヒゲ状屑発生を防止するには、中芯を縦方向にに型抜きしなければ内フラップ側辺をどのような形状にしてもよい。
そこで、内容物を収納する箱本体部の上方に上蓋が、箱本体部の下方に下蓋が、それぞれ箱本体部と連続一体に形成され、前記上蓋は、内フラップと外フラップとからなり、前記内フラップは、内フラップ上辺と、該内フラップ上辺の両端から連続する内フラップ側辺とによって囲まれた段ボール箱であって、前記内フラップ側辺の全域或いは大部分の域が、段ボールの波形状中芯の山部分と谷部分を横断する曲線、傾斜線又は曲線と傾斜線の組合せによって構成される連続線となる段ボール箱を考案した。段ボール箱の下蓋が上蓋と同様の構造である場合には、下蓋についても同様の内フラップ側辺形状にすればよい。
段ボール箱を組み立てた時に、内フラップ側辺先端部(上辺寄り先端部)が段ボール箱本体部内面に接触しない場合には、段ボール箱の横圧縮強度及び対角強度が弱くなり、製品を梱包した箱が潰れたり変形したりする恐れがある。製品を保護するための緩衝材等がなく、段ボール箱が収納製品を保護できる強度を維持できない場合には、内フラップを折り込んだ際に、該内フラップの側辺先端部が段ボール箱本体部内面に接触して、収納製品を保護できる横圧縮強度及び対角強度が得られる内フラップ側辺形状を考案した。
前記内フラップ側辺先端部が段ボール箱本体部内面に接する長さは、1〜5cm程度必要であり、好ましくは1〜2cmが最適である。短過ぎると横圧縮強度及び対角強度を維持できず、長過ぎるとヒゲ状屑の発生原因となる。
段ボール箱の下蓋が上蓋と同様の構造である場合には、下蓋についても同様の内フラップ側辺形状にすればよい。
本考案は、段ボール箱の形状を工夫することによって、ヒゲ状屑の発生を防止し、ヒゲ状屑が箱内に収納した製品に紛れ込むことのない段ボール箱を安価に提供する。
さらには、段ボール箱の形状を工夫することによって、組み立てられた段ボール箱の強度を維持しながら、ヒゲ状屑の発生を防止し、ヒゲ状屑が製品に紛れ込むことのない段ボール箱を提供する。
図1は、本考案の実施形態1に係る上蓋開蓋状態の段ボール箱を示した説明図である。 図2は、本考案の実施形態2に係る上蓋開蓋状態の段ボール箱を示した説明図である。 図3は、図2の段ボール箱のX部を拡大した説明図である。 図4は、図2の段ボール箱の内フラップを折り込んだ状態を示した説明図である。 図5は、本考案の実施形態3に係る段ボール箱の内フラップ側辺形状を示した説明図である。 図6は、本考案の実施形態4に係る段ボール箱の内フラップ側辺形状を示した説明図である。 図7は、従来の一般的段ボール箱の上蓋開蓋状態を示した説明図である。 図8は、図7の段ボール箱のY部拡大説明図である。 図9は、ヒゲ状屑の発生原理図を示した説明図である。
以下、本考案を実施するための好適な形態について説明する。なお、以下に説明する実施形態1乃至実施形態4は、本考案の代表的な実施形態の例を示したものであり、これにより本考案の範囲が狭く解釈されることはない。
図1は実施形態1に係る上蓋開蓋状態の段ボール箱1の全体説明図である。該段ボール箱1は、内容物を収納する箱本体部の上方に上蓋2が箱本体部と連続一体に形成され、上蓋2には内フラップ21と外フラップ22とが形成されている。前記内フラップ21は、上辺21aと該上辺21aの両端から連続する側辺21bとによって囲まれている。
前記段ボール箱1は、上蓋2の内フラップ21の内フラップ側辺21bが段ボールの波形状中芯の山部分と谷部分を斜め直線状に内フラップ上辺21aに至るまで横断して型抜きされている。中芯が縦方向に型抜きされないので内フラップ側辺21bにヒゲ状屑は発生しない。
図2は実施形態2に係る上蓋開蓋状態の段ボール箱を示した全体説明図である。図3は、図2の段ボール箱1Aの内フラップ31のX部を拡大した図である。内フラップ側辺31bは、内フラップ側辺先端部31baと内フラップ側辺基端部31bbを残して湾曲状に型抜きされていて、内フラップ側辺31bの大部分の域が波形状中芯の山部分と谷部分を横断した状態となっているので、内フラップ側辺31bにヒゲ状屑は発生しない。
内フラップ側辺の湾曲は、内フラップの大きさや中芯の波形大きさにもよるが、長さL/幅Wの比率が5〜10程度が好適であり、内フラップ側辺31bが中芯の山部分と谷部分とを少なくとも1組横断することが好ましい。また、ヒゲ状屑を発生させず、且つ、横圧縮強度及び対角強度を維持するためには、段ボールの材質にもよるが、内フラップ側辺先端部31baの長さが1〜5cm程度必要であり、好ましくは1〜2cm程度が最適である。
図4は図2の段ボール箱1Aの内フラップ31を水平に折り込んだ状態を示した図である。この状態において、内フラップ側辺先端部31baが段ボール箱1Aの内面に接触した状態となるため、横圧縮強度及び対角強度を維持することが可能となる。
図4において破線で表した実施形態1の内フラップ側辺21bの場合は、該内フラップ側辺21bが斜め直線状に内フラップ上辺21aまで型抜きされているので、内フラップ側辺先端部と段ボール箱内面との間に隙間ができ非接触状態となるため、段ボール箱1に側面又は角部から力が加えられると箱が潰れたり変形したりし易くなる。そのため、実施形態1の内フラップ側辺形状は、緩衝材等で収納物を保護できない場合には適さない。
図5は、本考案の実施形態3に係る内フラップ側辺41を表した図である。該内フラップ側辺41bは、内フラップ側辺先端部41baと内フラップ側辺基端部41bbを残してV字状に型抜きすることにより、段ボールの波形状中芯の山部分と谷部分を横断した内フラップ側辺としたもので、該内フラップ側辺41bにヒゲ状屑は発生しない。実施形態3に係る内フラップ側辺41bのV字状連続線の態様は、対称V字形でも、異なる傾斜角度を組み合わせた変形V字形でも良い。
図6は、本考案の実施形態4に係る内フラップ側辺51bを表した図である。該内フラップ側辺51bは、内フラップ側辺先端部51Baと内フラップ側辺基端部51bbと内フラップ側辺中央部51bcの3か所において段ボール箱内面と接触できる連続線として型抜きしたものである。内フラップ側辺51bが段ボールの波形状中芯の山部分と谷部分を横断しているため、該内フラップ側辺51bにヒゲ状屑は発生しない。
実施形態1乃至実施形態4の説明は主として上蓋の構造について記述しているが、下蓋は上蓋同様の構造であってもよく、ワンタッチ組み立て式等の他の構造であってもよい。
段ボールの材質は、紙でもプラスチックでもよく、特定の材質に限定されるものではない。また、段ボールの構造は、一組の表面ライナーと裏面ライナーとの間に波形状の中芯を配設した段ボールに限定するものではなく、ライナーと波形状中芯とが多層に構成されていていてもよい。
段ボールの型抜き方法は、トムソン刃を使用した型抜き方法でもロータリー刃を使用した型抜き方法でもよく、特定の型抜き方法に限定されるものではない。
1 段ボール箱
2 上蓋
21,31,41,51 内フラップ
21a 内フラップ上辺
21b,31b,41b,51b 内フラップ側辺
31ba,41ba,51ba 内フラップ側辺先端部
22 外フラップ
H ヒゲ状屑

Claims (4)

  1. 表面ライナーと裏面ライナーとの間に波形状中芯が配設された段ボール製であって、
    内容物を収納する箱本体部の上方に上蓋が、箱本体部の下方に下蓋が、それぞれ箱本体部と連続一体に形成され、
    前記上蓋は、内フラップと外フラップとからなり、
    前記内フラップは、内フラップ上辺と、該内フラップ上辺の両端から連続する内フラップ側辺とによって囲まれ、
    前記内フラップ側辺は、その全域或いは大部分の域が前記波形状中芯の山部分と谷部分を横断する曲線、傾斜線又は曲線と傾斜線の組合せによって構成される連続線として形成されることを特徴とする段ボール箱。
  2. 前記内フラップを折り込んだ際に、内フラップ側辺先端部が箱本体部内面に接することを特徴とする請求項1記載の段ボール箱。
  3. 前記内側フラップ側辺先端部の長さが1〜2cmであることを特徴とする請求項2記載の段ボール箱。
  4. 前記連続線が、長さL/幅Wの比率が5〜10の湾曲線であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の段ボール箱。

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