JP4804086B2 - 段ボール製梱包体及びこれを備えた梱包装置 - Google Patents

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本発明は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体及びこれを備えた梱包装置に関する。
被梱包体を段ボール梱包することは周知であるが、冷蔵庫等のように略直方体である被梱包体の梱包の場合は、その被梱包体のコーナ部の保護として、発泡スチロールの緩衝材を設けている。このような梱包装置の一つとして、段ボールで形成された上面を開放した箱体の内部左右前後間に発泡スチロールの緩衝材を設け冷蔵庫等の被梱包体を載置する底部箱体と、この底部箱体に載置された被梱包体の上部から被せる合成樹脂製の袋と、段ボールで形成され底面を開放した箱体の内部左右前後間に袋を被せた被梱包体の上部左右コーナ部を保護する発泡スチロールの緩衝材を設け被梱包体の上部に被せる上部箱体とからなり、外周をバンドで締結した梱包装置がある(特許文献1参照)。
特開2002−053194号公報
この特許文献1のように、被梱包体のコーナ部の保護として発泡スチロールの緩衝材を設けている場合、外周をバンドで締結した際に、バンドの締め付け力によって段ボールの稜線部にバンドが食い込むが、この緩衝材は若干の弾力性か可撓性を有するため、その食い込みが更に大きくなって段ボールの稜線部が破損する虞がある。このような状態を図9に基づき説明する。図9には、略直方体又は略立方体の被梱包体50のコーナ部に発泡スチロールの緩衝材51が当接する状態で、段ボール製梱包体52を被せ、その外周をバンド53で締結した状態を示している。この場合、バンド53の締め付け力によって段ボール製梱包体52の稜線部が潰れて食い込み54が形成される。そして、輸送時において、バンド53が引っ張られることによって、緩衝材51の弾力性又は可撓性と相俟ってこの食い込み54は更に大きくなり、このために、バンド53の締め付けが弱まると共に、この食い込み54部分から段ボール製梱包体52が破損し易くなり問題である。
このように、被梱包体50のコーナ部の保護として発泡スチロールの緩衝材51を設ける場合、図10に示すように、梱包作業時等において緩衝材51のコーナ部が破損しないようにする等のために、緩衝材51の外面コーナ部に曲線又は平面状の面取り部55を形成した場合、段ボール製梱包体52の稜線部をこの面取り部55の曲線又は平面に合わせた状態に折り曲げればよいが、多くの場合、梱包作業の煩わしさのためにそのような折り曲げは省かれる。その場合は、段ボール製梱包体52の稜線部が略直角の折り曲げのままであるため、バンド53で締結した場合には、バンド53による大きな食い込み54が生じることとなる。
本発明は、このような点に鑑みて、段ボール製梱包体のコーナ部に柔軟性を持たせて、バンドで締結した場合の食い込みを抑制する手段を講じる。特に、緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面状の面取り部を形成した場合にも、段ボール製梱包体の稜線部がその面取り部に沿った状態となるようにして、段ボール製梱包体の稜線部におけるバンドの食い込みによる破損を防止する柔軟性部分を形成するものである。また、この柔軟性部分での折り曲げがし易くなるようにするために、段ボールを折り曲げるための罫線(筋)の形成位置とこの柔軟性部分とを関連させる構成とするものである。
第1発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)によって長く帯状に延びた面積領域を区画形成し、この面積領域を前記柔軟性部分としたことを特徴とする。
第2発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)によって長く帯状に延びた面積領域を区画形成する部分とこの面積領域の両端部から延びる部分とを備え、前記面積領域を前記柔軟性部分としたことを特徴とする。
第3発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする。
第4発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、前記柔軟性部分の長さ方向の両端に形成され、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする。
第5発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする。
第6発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部に対応する部分に前記柔軟性部分を形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする。
第7発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部の面取り幅に比して前記面積領域の幅を幅広に形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする。
第8発明の段ボール製梱包体は、第1発明乃至第7発明のいずれかにおいて、前記柔軟性部分は、前記段ボール製梱包体の前記中芯の波状の尾根と交差する方向に長く形成されたことを特徴とする。
第9発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする。
第10発明の段ボール製梱包体は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、前記柔軟性部分の長さ方向の両端に形成され、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする。
また、第11発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする。
更に、第12発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部に対応する部分に前記柔軟性部分を形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする。
更にまた、第13発明の段ボール製梱包体は、第1発明または第2発明において、前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部の面取り幅に比して前記面積領域の幅を幅広に形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする。
第1発明では、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、段ボールを罫線(筋)で折り曲げる際に、罫線(筋)で形成された面積領域が、その折り曲げによって形成される稜線部分になり、この部分に柔軟性部分が位置するようになり、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、更に好ましいものとなる。
第2発明は、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、段ボールを罫線(筋)で折り曲げる際に、罫線(筋)で形成された面積領域の左右に延びる罫線(筋)を結ぶライン上が、その折り曲げによって形成される稜線部分を規定するため、面積領域の左右に延びる罫線(筋)を結ぶライン上に柔軟性部分が位置するようになり、更に好ましいものとなる。
第3発明では、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールをその表ライナーと裏ライナーから加圧して中芯を押し潰すことによって形成できるため、加工が簡単となり、段ボールの表ライナーと裏ライナーとが存在するため、強度的にも安定する。
第4発明では、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、罫線(筋)は、柔軟性部分の長さ方向の両端に形成されることにより、その柔軟性部分の両端で段ボールが折り曲げられるため、その折り曲げによって形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となる。更に、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールをその表ライナーと裏ライナーから加圧して中芯を押し潰すことによって形成できるため、加工が簡単となり、段ボールの表ライナーと裏ライナーとが存在するため、強度的にも安定する。
第5発明では、第1発明並びに第2発明の効果に加えて、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールをその表ライナーと裏ライナーから加圧して中芯を押し潰すことによって形成できるため、加工が簡単となり、段ボールの表ライナーと裏ライナーとが存在するため、強度的にも安定する。
第6発明では、第1発明並びに第2発明の効果に加えて、緩衝材の外面コーナ部に形成した面取り部に柔軟性部分が対応することにより、段ボール製梱包体の稜線部の柔軟性部分が、その面取り部に沿った状態となるため、段ボール製梱包体の稜線部におけるバンドの食い込みによる破損を防止できるものである。このため、緩衝材は、発泡スチロール製に限らず、インジェクション成型された硬い合成樹脂製であっても差し支えない。更に、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールをその表ライナーと裏ライナーから加圧して中芯を押し潰すことによって形成できるため、加工が簡単となり、段ボールの表ライナーと裏ライナーとが存在するため、強度的にも安定する。
第7発明では、第1発明並びに第2発明の効果に加えて、緩衝材の外面コーナ部に形成した面取り部に対応した状態になり易く、段ボール製梱包体の稜線部におけるバンドの食い込みによる破損を防止できるものである。更に、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールをその表ライナーと裏ライナーから加圧して中芯を押し潰すことによって形成できるため、加工が簡単となり、段ボールの表ライナーと裏ライナーとが存在するため、強度的にも安定する。
第8発明では、第1発明乃至第7発明の効果に加えて、柔軟性を有する部分は、段ボール製梱包体の中芯による強度が残った状態となるため、柔軟性を有するが破損し難い強度を保持した状態となり、バンドによる締結にも十分耐え得るものとなる。
第9発明では、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールの表ライナー、裏ライナー若しくは中芯を除いた形態とすることによっても達成できるため、段ボールの製造後は、カッターによって段ボールの表ライナー若しくは裏ライナーを切り離せばよいこととなる。
第10発明では、罫線(筋)に沿って段ボールを折り曲げることにより形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となり、バンドで締め付けた際、段ボール製梱包体の柔軟性部分が緩衝材のコーナ部に沿うことにより、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。特に、緩衝材に発泡スチロール製を採用した場合において、バンドの締め付けによってその緩衝材のコーナ部が窪んでも、柔軟性部分がその窪みに伴う形状変化をして、段ボール製梱包体の稜線部のバンドの食い込みによる破損が防止できる。そして、罫線(筋)は、柔軟性部分の長さ方向の両端に形成されることにより、その柔軟性部分の両端で段ボールが折り曲げられるため、その折り曲げによって形成される稜線部分に柔軟性部分が位置し、柔軟性部分を緩衝材のコーナ部に対応する所定の位置にすることが容易となる。更に、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールの表ライナー、裏ライナー若しくは中芯を除いた形態とすることによっても達成できるため、段ボールの製造後は、カッターによって段ボールの表ライナー若しくは裏ライナーを切り離せばよいこととなる。
また、第11発明では、第1発明または第2発明の効果に加えて、段ボール製梱包体の柔軟性を有する部分は、段ボールの表ライナー、裏ライナー若しくは中芯を除いた形態とすることによっても達成できるため、段ボールの製造後は、カッターによって段ボールの表ライナー若しくは裏ライナーを切り離せばよいこととなる。
また、第12発明では、第11発明の効果に加えて、緩衝材の外面コーナ部に形成した面取り部に柔軟性部分が対応することにより、段ボール製梱包体の稜線部の柔軟性部分が、その面取り部に沿った状態となるため、段ボール製梱包体の稜線部におけるバンドの食い込みによる破損を防止できるものである。このため、緩衝材は、発泡スチロール製に限らず、インジェクション成型された硬い合成樹脂製であっても差し支えない。
また、第13発明では、第11発明の効果に加えて、緩衝材の外面コーナ部に形成した面取り部に対応した状態になり易く、段ボール製梱包体の稜線部におけるバンドの食い込みによる破損を防止できるものである。
本発明に係る梱包装置は、被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)によって長く帯状に延びた面積領域を区画形成し、この面積領域を前記柔軟性部分としたものであり、本発明の実施例を以下に記載する。
本発明の実施の形態について説明する。図1は冷蔵庫等のように略直方体である被梱包体の梱包装置の斜視図、図2は略直方体又は略立方体をなす被梱包体の他の梱包状態を示す斜視図、図3は面取り部を備えた緩衝材と段ボール製梱包体の稜線部の関係を断面で示す分解図、図4は図3の緩衝材と段ボール製梱包体がバンドで締結された状態を示す断面図、図5は段ボールに形成した柔軟性の第1形態を示す図、図6は段ボールに形成した柔軟性の第2形態を示す図、図7は段ボールに形成した柔軟性の第3形態を示す図、図8は段ボールに形成した柔軟性の第4形態を示す図、図9は段ボールに形成した柔軟性の第5形態を示す図、図10は波状中芯の段ボールの構成を部分断面で示す斜視図、図11は段ボールに形成した柔軟性部分を断面で示す図である。
図1は本発明の梱包装置の一つの形態を示している。1は冷蔵庫等のように略直方体又は略立方体である被梱包体であり、被梱包体1の上下の左右部分のコーナ部には発泡スチロール等で成型された緩衝材2が当接され、上側左右の緩衝材2、2が内側のコーナ部に沿って収納される大きさに形成した上側梱包体3Aを備え、被梱包体1の下側左右の緩衝材2、2が内側のコーナ部に沿って収納される大きさに形成した下側梱包体3Bを備えている。上側梱包体3Aと下側梱包体3Bは、それぞれ段ボール4で構成した段ボール製梱包体であり、この段ボール4は、図10に示すように、表ライナー4Aと裏ライナー4Bとが波状の中芯4Cで結合された構成をなし、所定位置で折り曲げられて所定の形状に形成される。各緩衝材2は、上側梱包体3Aと下側梱包体3Bの内側のコーナ部に貼着してもよいが、それぞれ分離状態で組み合わされる構成でもよい。このように、被梱包体1のコーナ部に緩衝材2が当接した状態で、その外側に段ボール製梱包体3A、3Bが被せられ、この状態で、各緩衝材2に対応した外周をバンド5で締結する梱包装置である。なお、必要に応じて、被梱包体1を合成樹脂製フィルムのカバーで覆った状態で梱包することもできる。
図2には本発明の梱包装置のもう一つの形態を示している。これは略直方体又は略立方体である被梱包体1の上下の左右部分のコーナ部又は前後の上下部分のコーナ部に発泡スチロール等で成型された緩衝材2が当接され、これらの緩衝材が内側のコーナ部に沿って収納される大きさに形成した段ボール製梱包体3Cを被せた状態で、外周をバンド5で締結する梱包装置である。段ボール製梱包体3Cも上記同様に、段ボール4で構成され、この段ボール4は、図10に示すように、表ライナー4Aと裏ライナー4Bとが波状の中芯4Cで結合された構成をなす。
図1及び図2に示すように、段ボール4の折り曲げによって形成される段ボール製梱包体3A、3B、3Cの稜線部が、バンド5の食い込みによって破損しないようにするために、段ボール製梱包体3A、3B、3Cは、緩衝材2のコーナ部に対応する位置で、段ボール4を折り曲げるための罫線(筋)Qと、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する柔軟性部分6を備えた構成である。特に、緩衝材2の外面コーナ部が、曲線又は平面で面取りされた面取り部2Aを形成している場合には、その面取り部2Aに対応する段ボール製梱包体3A、3B、3Cの稜線部分をバンド5の食い込みによる破損から防止するために、段ボール製梱包体3A、3B、3Cは、緩衝材2の外面コーナ部の面取り部2Aに対応する稜線部分を、その周辺部分に比して柔軟性を有する柔軟性部分6としている。
第1の形態として、図5に示すように、罫線(筋)Qは、細長い帯状の柔軟性部分6の長さ方向の両端に形成している。この柔軟性部分6の形状は、点線で囲んだ斜線領域で示すように細長い帯状に形成され、その両端の罫線(筋)Qのラインに沿って段ボール4が折り曲げられる。これによって、図1及び図2に示す稜線(ハ)の部分に柔軟性部分6が形成される形態となる。また、第2の形態として、図6に示すように、柔軟性部分6の形状は、点線で囲んだ斜線領域で示すように、細長い帯状に形成されて、その両端が鋭角状に窄まった形状をなし、罫線(筋)Qは、柔軟性部分6の両端鋭角状部から延びるように、細長い柔軟性部分6の長さ方向の両端に形成している。この場合も、段ボール4は罫線部(筋部)Qのラインに沿って折り曲げられる。これによって、図1及び図2に示す稜線(ハ)の部分に柔軟性部分6が形成される形態となる。
第3の形態としては、図7に示すように、罫線(筋)Qは、細長い帯状の柔軟性部分6の幅の中心部を通って柔軟性部分6の長さ方向に延びるように形成しており、柔軟性部分6の長さ方向の両端の外側にまで延びている。柔軟性部分6の形状は、図6に示す形態と同様に、点線で囲んだ斜線領域で示すように細長い帯状の両端が罫線(筋)Qに向かって鋭角状に窄まった形状をなしているが、図5に示す形態と同様に形成してもよい。この場合、両端の罫線部(筋部)Qのラインに沿って段ボール4が折り曲げられる。これによって、図1及び図2に示す稜線(ハ)の部分に柔軟性部分6が形成される形態となる。
第4の形態として、図8に示すように、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)Qによって長く帯状に延びた面積領域を区画形成し、この面積領域を柔軟性部分6としている。柔軟性部分6の形状は、図6に示す形態と同様に、実線で示す罫線(筋)Qで囲んだ斜線領域で示すように、細長い帯状の両端が罫線部(筋部)Qに向かって鋭角状に窄まった形状をなしているが、図5に示す形態と同様に細長い矩形状に形成してもよい。この場合、柔軟性部分6の両端部の罫線部(筋部)Qのラインに沿って段ボール4が折り曲げられる。これによって、図1及び図2に示す稜線(ハ)の部分に柔軟性部分6が形成される形態となる。
第5の形態として、図9に示すように、罫線(筋)Qは、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)Qによって長く帯状に延びた面積領域を区画形成する部分と、この面積領域の両端部から延びる部分とを備え、この帯状の面積領域を柔軟性部分6としている。柔軟性部分6の形状は、図6に示す形態と同様に、実線で示す罫線(筋)Qで囲んだ斜線領域で示すように、細長い帯状の両端が外側の罫線部(筋部)Qに向かって鋭角状に窄まった形状をなしているが、図5に示す形態と同様に細長い矩形状に形成してもよい。この場合、柔軟性部分6の両端の罫線部(筋部)Qのラインに沿って段ボール4が折り曲げられる。これによって、図1及び図2に示す稜線(ハ)の部分に柔軟性部分6が形成される形態となる。
図11に示すように、上記の第1乃至第5の形態のいずれにおいても、罫線(筋)Qは、緩衝材2の外面コーナ部の面取り部2Aに対面する裏ライナー4B部分において、プレス加工等の加圧によって、裏ライナー4Bが中芯4C側へ押されて中芯4Cも潰された状態の溝、又は筋といえる形態に形成される。裏ライナー4B部分に形成することにより、裏ライナー4B方向への段ボール4の折り曲げがし易くなる。なお、柔軟性部分6に罫線(筋)Qを形成する場合は、押し圧力によって表ライナー4Aが外側へ若干膨らむ状態になることもある。
図10には製造された正規の段ボール4の一つの形態を示しており、表ライナー4Aと裏ライナー4Bとが波状の中芯4Cで結合された構成をなす。柔軟性部分6の形成の一つは、図11に示すように、段ボール4の表ライナー4Aと裏ライナー4Bからプレス機等によって加圧して、中芯4Cを押し潰すことによって形成される。中芯4Cを押し潰すとき、緩衝材2の外面コーナ部の面取り部2Aに対面する裏ライナー4Bから中芯4Cを押し潰すことにより、段ボール4を折り曲げて箱型の段ボール製梱包体3A、3B、3Cに整形する際、裏ライナー4B方向へ折り曲げる作業がし易くなる。また、この柔軟性部分6を形成する他の方法として、段ボール4の表ライナー、裏ライナー若しくは中芯を除いた形態とすることによっても達成できる。この場合、表ライナー4A、裏ライナー4B、中芯4Cのいずれかの取り除きは、段ボール4の製造段階で行うことができるが、図10のような製造された正規の段ボール4においては、カッターによって段ボール4の表ライナー4A若しくは裏ライナー4Bを切り離すこともできる。裏ライナー4Bを除く場合も、段ボール4を折り曲げて箱型の段ボール製梱包体3A、3B、3Cに整形する際、裏ライナー4B方向へ折り曲げる作業がし易くなる。
柔軟性部分6の形成は、バンド5を締結したとき、柔軟性部分6が緩衝材2の面取り部2Aに対応状態で沿うことにより、段ボール製梱包体3A、3B、3Cの稜線部分へのバンド5の食い込みを抑制して、その部分の破損が防止できるため、段ボール製梱包体3A、3B、3Cを被せたとき、多少のずれがあっても柔軟性部分6が緩衝材2の面取り部2Aに正確に対応できることが必要である。そのために、図3に示すように、柔軟性部分6の幅L2は、緩衝材2の外面コーナ部の面取り部の幅L1よりも十分幅広である。
また、梱包状態において、段ボール製梱包体3A、3B、3Cの十分な強度を維持するために、各段ボール製梱包体3A、3B、3Cにおいて、三つの稜線が交わる角部、例えば、図2において(イ)(ロ)(ハ)の三つの稜線が交わる角部7の強度を損なうことがないようにするために、柔軟性部分6は、段ボール製梱包体3A、3B、3Cの稜線部、即ち、図2において稜線(ハ)の両端から出ない長さに形成されている。これによって、柔軟性部分6の長さ方向の両端と三つの稜線が交わる角部7との間には、柔軟性部分6が形成されないコーナ部8が残るため、三つの稜線が交わる角部7部分の強度が確保でき、安定した梱包状態を維持できる。
また、柔軟性部分6は、柔軟性を有するが破損し難い強度を保持するために、換言すれば、腰がある柔軟性を保持するために、段ボール製梱包体3A、3B、3Cの中芯4Cによる強度が残った状態を維持できれば好ましい。このために、図11に示すように、潰しによって形成される柔軟性部分6は、中芯4Cの波状の尾根4C1と交差する方向に長く形成されている。
梱包される物品は、冷蔵庫の限らず、空気調和機やその他の家庭電気器具、更には他物品の梱包装置としても有効である。また、段ボール製梱包体も3A、3B、3Cに限定されず、他の形態でもよい。このため、上記の実施形態に限定されず、本発明の技術範囲において種々の構成の梱包装置の適用できる。
本発明に係る冷蔵庫等のように略直方体である被梱包体の梱包装置の斜視図である。(実施例1) 本発明に係る略直方体又は略立方体をなす被梱包体の他の梱包状態を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る面取り部を備えた緩衝材と段ボール製梱包体の稜線部の関係を断面で示す分解図である。(実施例1) 図3の緩衝材と段ボール製梱包体がバンドで締結された状態を示す断面図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性の第1形態を示す図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性の第2形態を示す図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性の第3形態を示す図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性の第4形態を示す図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性の第5形態を示す図である。(実施例1) 本発明に係る波状中芯の段ボールの構成を部分断面で示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る段ボールに形成した柔軟性部分を断面で示す図である。(実施例1) 従来技術に係る梱包装置の一例を断面で示す図である。 面取り部を備えた緩衝材を用いた従来技術に係る梱包装置の一例を断面で示す図である。
符号の説明
1・・・・・被梱包体
2・・・・・緩衝材
2A・・・・面取り部
3A・・・・段ボール製梱包体
3B・・・・段ボール製梱包体
3C・・・・段ボール製梱包体
4・・・・・段ボール
4A・・・・表ライナー
4B・・・・裏ライナー
4C・・・・中芯
4C1・・・中芯の尾根
5・・・・・バンド
6・・・・・柔軟性部分
7・・・・・稜線の交わる角部
8・・・・・柔軟性部分の両端部に残ったコーナ部
(イ)・・・段ボール製梱包体の稜線
(ロ)・・・段ボール製梱包体の稜線
(ハ)・・・段ボール製梱包体の稜線
Q・・・・・罫線(筋)

Claims (13)

  1. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)によって長く帯状に延びた面積領域を区画形成し、この面積領域を前記柔軟性部分としたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  2. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、間隔を存して並行しその両端部で閉じる罫線(筋)によって長く帯状に延びた面積領域を区画形成する部分とこの面積領域の両端部から延びる部分とを備え、前記面積領域を前記柔軟性部分としたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  3. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  4. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、前記柔軟性部分の長さ方向の両端に形成され、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  5. 前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
  6. 前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部に対応する部分に前記柔軟性部分を形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
  7. 前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部の面取り幅に比して前記面積領域の幅を幅広に形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記中芯の押し潰しによって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
  8. 前記柔軟性部分は、前記段ボール製梱包体の前記中芯の波状の尾根と交差する方向に長く形成されたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の段ボール製梱包体。
  9. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  10. 被梱包体のコーナ部に発泡スチロール等で成形した緩衝材が当接したその外側を覆う段ボール製梱包体であって、前記緩衝材のコーナ部に対応する位置で前記段ボールを折り曲げるための罫線(筋)と、この折り曲げにて形成される稜線部分がその周辺部分に比して柔軟性を有する帯状の柔軟性部分を備え、前記罫線(筋)は、前記柔軟性部分の長さ方向の両端に形成され、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする段ボール製梱包体。
  11. 前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
  12. 前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部に対応する部分に前記柔軟性部分を形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
  13. 前記緩衝材の外面コーナ部に曲線又は平面で形成された面取り部の面取り幅に比して前記面積領域の幅を幅広に形成し、前記段ボールは表ライナーと裏ライナーとが波状の中芯で結合された構成をなし、前記柔軟性部分は、前記表ライナー、裏ライナー若しくは中芯が存在しない状態によって形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の段ボール製梱包体。
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