JP2014010219A - ワイヤグリッド偏光子シート及びワイヤグリッド偏光子の製造方法 - Google Patents

ワイヤグリッド偏光子シート及びワイヤグリッド偏光子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤグリッドの破損が少なく且つ作業者による取り扱いが容易なワイヤグリッド偏光子シートを提供し、生産効率や光学性能に優れた偏光子を製造できる。
【解決手段】本発明のワイヤグリッド偏光子シートにおいて、第1の積層体(10A)を構成する帯状の基材フィルム(10)の表面には、硬化樹脂層(61)が設けられている。その微細凹凸構造(62a、62b)の両側端部には、保護バンド部(51a〜51d)が形成されている。保護バンド部(51a〜51d)の高さは、微細凹凸構造(62a、62b)よりも高い。微細凹凸構造(62a、62b)の表面上には、金属ワイヤが形成され、ワイヤグリッド偏光子シートとなる。保護バンド部(51a〜51d)は、微細凹凸構造(62a、62b)を保護する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロール・ツー・ロール法による偏光子の製造方法に関し、例えば、ワイヤグリッド偏光子の製造に用いられるワイヤグリッド偏光子シート及びワイヤグリッド偏光子の製造方法に関する。
従来、ロール・ツー・ロール法によるワイヤグリッド偏光子の製造方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このワイヤグリッド偏光子の製造方法においては、原反ロールから基材フィルムを巻き出し、巻き出した基材フィルム上に光硬化性樹脂を塗布する。次に、光硬化性樹脂が塗布された基材フィルムを、外周面上に複数の原盤が並べられた転写用ロール(以下、「ロールスタンパ」という)に押圧し、基材フィルムを搬送しながら光硬化性樹脂を光硬化して原盤の微細凹凸構造が表面に転写された硬化樹脂層を形成する。この結果得られた基材フィルム/硬化樹脂層からなる積層体を微細凹凸構造積層シートと呼ぶ。微細凹凸構造積層シートは、ロール状に巻き回された状態になっている。
次に、微細凹凸構造積層シートを真空槽内に搬送し、減圧条件下、スパッタリング法にて硬化樹脂層の微細凹凸構造上に金属ワイヤを形成してワイヤグリッド偏光子シートを作製する。次に、ワイヤグリッド偏光子シートを巻取りロールに巻回し、巻取りロールにワイヤグリッド偏光子シートを巻回した状態で真空槽内を常圧に戻す。最後に、ワイヤグリッド偏光子シートを所望サイズに切り出すことにより、ワイヤグリッド偏光子を製造する。ワイヤグリッド偏光シートは、ワイヤグリッド偏光子を切り出す前はロール状に巻き回された状態になっている。
特開2010−39183号公報
上述のワイヤグリッド偏光子シートの硬化樹脂層に形成された微細凹凸構造は、極めて小さく且つ脆いため、ワイヤグリッド偏光子シートをロール状に巻き回した状態で運搬又は保管する際に、ワイヤグリッド偏光子シートのある部分の金属ワイヤ及び微細凹凸構造からなるワイヤグリッドが、一つ内側の基材フィルムの裏面に接触して破損してしまうことがある。この破損は、最終的なワイヤグリッド偏光子の光学特性の不良につながる。
また、ワイヤグリッドの破損は、ワイヤグリッド偏光子シートからワイヤグリッド偏光子を切り出す過程において、作業者が間違ってワイヤグリッドを触ってしまうことでも生じる。これは、ワイヤグリッドが微小であるため、視認だけではワイヤグリッド偏光子シートの表面のどの領域に形成されているかを確認し難いからである。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ワイヤグリッドの破損が少なく且つ作業者による取り扱いが容易なワイヤグリッド偏光子シートを提供すると共に、光学性能に優れた偏光子を高い生産効率で製造できるワイヤグリッド偏光子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のワイヤグリッド偏光子シートは、帯状の基材と、前記帯状の基材の表面に設けられた硬化性樹脂からなる硬化樹脂層と、前記硬化樹脂層の表面の一部に、前記基材の流れ方向に沿って形成された微細凹凸構造と、前記硬化樹脂層の表面の、前記微細凹凸構造よりも前記基材の幅方向で見て外側に位置し、前記基材の流れ方向に沿って形成された保護バンド部と、前記微細凹凸構造上に形成された金属ワイヤと、を具備することを特徴とする。
このような構成によれば、微細凹凸構造よりも高い保護バンド部により微細凹凸構造及び金属ワイヤ(以下、ワイヤグリッドとも言う)が保護される。すなわち、ワイヤグリッド偏光子シートをロールに巻き取る際、巻き取った後にロールを保管又は搬送する際、或いは、ロールから巻き出す際、ワイヤグリッド偏光子シートのある部分のワイヤグリッドが一つ内側のワイヤグリッド偏光子シートの基材の裏面に接触するのを、保護バンド部で防ぐことができるので、ワイヤグリッドが破損してしまうのを防止できる。
また、微細凹凸構造の凹凸よりも高い保護バンド部は、作業者が肉眼により識別できる。これにより、最も外側に位置する2つの保護バンド部よりも外側は、微細凹凸構造がなく、ワイヤグリッドが存在せず、作業者が触っても支障がない可触部であることを容易に区別できる。この結果、作業者が間違えて触ってしまい、ワイヤグリッドが破損するのを防止できる。また、保護バンド部により、ワイヤグリッド偏光子シートの上下左右を容易に確認することができ、装置に組み込む際の方向決めが可能となる。
本発明のワイヤグリッド偏光子シートにおいては、前記保護バンド部の高さ(H1)が5μm〜50μmの範囲内であることが好ましい。
また、前記帯状の基材の、前記保護バンド部よりも前記帯状の基材の幅方向で見て外側に、前記基材の流れ方向に不連続で、且つ、その高さ(H2)が前記保護バンド部の高さ(H1)よりも高いナーリング部を設けていることが好ましい。この場合、上述の作業者による可触部の区別や上下左右の確認がより容易になる。
ここで、前記ナーリング部の高さ(H2)が10μm〜55μmの範囲内であることが好ましい。
また、前記ナーリング部が、エンボス加工により形成された複数の凸部で構成されていることが好ましい。
また、前記ナーリング部と前記保護バンド部との間の距離(D1)が、0mm超〜10mmの範囲内であることが好ましい。
本発明のワイヤグリッド偏光子の製造方法は、帯状の基材を巻き回した第1のロールから前記基材を巻き出す工程と、前記基材の表面上に未硬化の硬化性樹脂を塗布する工程と、前記硬化性樹脂が塗布された基材を、その周面上に微細凹凸パターンが形成された転写用ロールに押圧しながらエネルギー線を照射して前記硬化性樹脂を硬化させて、その表面上に前記微細凹凸パターンに対応する微細凹凸構造を転写した硬化樹脂層を形成し、前記基材及び前記硬化樹脂層で構成される積層体を得る工程と、前記積層体を第2のロールに巻き取る工程と、前記積層体を巻き回した前記第2のロールを減圧条件下に置く工程と、減圧条件において、前記第2のロールから前記第1の積層体を巻き出し、前記硬化樹脂層の上に金属を蒸着して金属ワイヤを形成し、前記基材、前記硬化樹脂層及び前記金属ワイヤで構成されるワイヤグリッド偏光子シートを得る工程と、前記ワイヤグリッド偏光子シートを第3のロールに巻き取る工程と、前記第3のロールを常圧に戻す工程と、前記ワイヤグリッド偏光子シートの一部分を、前記硬化樹脂層の表面に転写された前記微細凹凸構造を含むように切り出してワイヤグリッド偏光子を得る工程と、を有し、前記転写用ロールの周面上であって、前記微細凹凸パターンの両側縁部に間隔を隔てて沿うようにしてテープを貼り付け、前記硬化樹脂層に前記テープに対応して断面凸部状の保護バンドを形成することを特徴とする。
本発明のワイヤグリッド偏光子の製造方法においては、前記保護バンド部の高さ(H1)が5μm〜50μmの範囲内であることが好ましい。
また、前記積層体を構成する基材の表面上に、前記保護バンド部よりも前記第1の積層体の幅方向で見て外側に位置し、前記基材の流れ方向に不連続で、且つ、その高さ(H2)が前記保護バンド部の高さ(H1)よりも高いナーリング部を設けることが好ましい。
これにより、第2のロールに巻回された積層体を、減圧下で処理してから常圧に戻す際に、ナーリング部の隙間及びナーリング部によって生じた保護バンド部上の隙間を通じて、当該空間内に速やかに外気が侵入する。このため、当該空間内に密閉空間が形成されず、ワイヤグリッド偏光子シートの微細凹凸構造及び金属ワイヤと一つ内側のワイヤグリッド偏光子シートの裏面とが外気の圧力によって接触するのを防ぐことができる。この結果、ワイヤグリッドの破損を防ぐことができるので、偏光子の偏光性能の低下を防ぐことが可能となる。したがって、生産効率に優れると共に、光学性能に優れたワイヤグリッド偏光子の製造方法を実現できる。
また、前記ナーリング部の高さ(H2)が10μm〜55μmの範囲内であることが好ましい。
また、前記ナーリング部が、エンボス加工により形成された複数の凸部で構成されていることが好ましい。
また、前記ナーリング部と前記保護バンド部との間の距離(D1)が、0mm超〜10mmの範囲内であることが好ましい。
本発明によれば、ワイヤグリッドの破損が少なく且つ作業者による取り扱いが容易なワイヤグリッド偏光子シートを提供すると共に、生産効率や光学性能に優れた偏光子を製造できるワイヤグリッド偏光子の製造方法を提供できる。
第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造装置の模式図である。 第1の実施の形態に係るロールスタンパの平面模式図である。 第1の実施の形態に係る原盤を示す平面模式図及び断面模式図である。 第1の実施の形態に係る基材フィルムの平面模式図である。 第1の実施の形態に係る第1の積層体の平面模式図である。 第1の実施の形態に係る第1の積層体の断面模式図である。 第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造装置の模式図である。 第1の実施の形態に係る第3のロールを示す模式図、断面模式図及び部分拡大模式図である。 第1の実施の形態に係る第2の積層体の平面模式図である。 第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る基材フィルムの平面模式図である。 第2の実施の形態に係る第1の積層体の平面模式図である。 第2の実施の形態に係る第1の積層体の断面模式図である。 第2の実施の形態に係る第3のロールを示す部分拡大模式図である。 第2の実施の形態に係る第2の積層体の部分拡大模式図である。
以下、本発明の一実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造方法に用いられる製造装置の模式図である。図1に示すように、製造装置1は、基材フィルム10が巻き回された第1のロール11を具備する。また、第1のロール11と対をなすように、基材フィルム10を巻き取る第2のロール12が設けられている。また、製造装置1においては、第1のロール11及び第2のロール12の間に、基材フィルム10の流れ方向(搬送方向)の上流側から下流側に向かって、基材フィルム10に未硬化状態の光硬化性樹脂を塗布する塗布処理部13と、第1のガイドロール14と、第1のニップロール15と、ロールスタンパ16と、第2のニップロール17と、第2のガイドロール18とが順次設けられている。さらに、製造装置1は、ロールスタンパ16の周面上で未硬化状態の硬化性樹脂に光を照射する光源19を具備する。
ロールスタンパ16は、図2に示すように、略円筒形のスタンパ保持ロール21を有する。スタンパ保持ロール21の周面上には、6つの平板状の原盤31a〜31fが配置されている。図3Aは、原盤31a〜31fの配列を示す平面図である。図3Aに示すように、6つの原盤31a〜31fは、2×3列で配置されている。図3Bは、図2A中のIII−III線に対応する断面図である。図3Bに示すように、一列の原盤31a〜31cは、スタンパ保持ロール21の周面上に配置されている。ここで、原盤31a〜31fとしては、例えば、電鋳金型から形成されるNi電鋳薄板を用いることができる。また、原盤31a〜31fの厚さは例えば約0.2mmであるが、特に限定されるものではない。
図2に戻って説明すると、第1列の原盤31a〜31cの一端部、第2列の原盤31d〜31fの一端部、及び、両者が互いに当接する中央部には、その周方向に沿って固定用テープ23a〜23cが貼り付けられ、スタンパ保持ロール21に原盤31a〜31fが固定されている。固定用テープ23a〜23cは、例えば、日東電工製ニトフロン粘着テープという商品名で市販されており、入手可能である。また、固定用テープ23a〜23cの厚さは、例えば、80μmであるが、特に限定されるものではない。
上述のような構成からなる製造装置1を用いて、ワイヤグリッド偏光子の製造が行われる。まず、基材フィルム10を第1のロール11から巻き出す。次に、基材フィルム10の片面に、塗布処理部13により未硬化状態の光硬化性樹脂を塗布する。塗布処理部13は、図4に示すように、例えば、2つのグラビアロール13a、13bを具備し、これらにより、未硬化の光硬化性樹脂を基材フィルム10の表面に塗布する。この結果、基材フィルム10の表面には、2つの樹脂塗布部41a、41bがその流れ方向に沿って連続して形成される。これらの樹脂塗布部41a、41bは、原盤31a〜31fの表面上の微細凹凸パターンが形成された領域に対応している。
次に、光硬化性樹脂が塗布された基材フィルム10を第1のガイドロール14でガイドしつつ、第1のニップロール15まで搬送する。この第1のニップロール15は、基材フィルム10の光硬化性樹脂が塗布された塗布面を、ロールスタンパ16の外周面上に押圧する。そして、この状態を維持しつつ、基材フィルム10を、ロールスタンパ16の周面上で搬送する。このロールスタンパ16の周面上で、光源19から基材フィルム10に対して光を照射する。これにより、未硬化状態の光硬化性樹脂が硬化して、ロールスタンパ16の原盤31a〜31fの微細凹凸パターンが転写された硬化樹脂層が形成される。この結果、基材フィルム10と、この基材フィルム10上に設けられ表面に微細凹凸構造を有する硬化樹脂層とを備えた微細凹凸構造積層シート(以下、第1の積層体と呼ぶ)10Aが得られる。この後、第1の積層体10Aを、第2のニップロール17及び第2のガイドロール18を介して、第2のロール12まで搬送し、第2のロール12により巻き取る。
上述のような基材フィルム10の表面への硬化樹脂層の形成工程において、光硬化性樹脂層が塗布された基材フィルム10が、第1のニップロール15によりロールスタンパ16の周面に押し付けられるため、光硬化性樹脂が幅方向に広がる。光硬化性樹脂は、固定用テープ23a〜23cまで達する。しかし、これらの固定用テープ23a〜23cにより、ロールスタンパ16の外周面上には、固定用テープ23a〜23cの厚みに応じた段差L1が生じている。
図5は、第1の積層体10Aの平面模式図である。図5に示すように、硬化樹脂層の厚みが大きい保護バンド部51a〜51dが形成される。これらの保護バンド部51a〜51dは、固定用テープ23a〜23cによってロールスタンパ16の周面上に生じた段差L1に対応した位置に生じている。保護バンド部51a〜51dの断面は凸状で、基材フィルム10の流れ方向(図5中MD方向で示す)に沿って連続している。
保護バンド部51a〜51dでの硬化樹脂層の厚みは、実測により、硬化樹脂層の通常部分52の厚み(約2μm以下)に対して大幅に大きい(約14μm〜約18μm)ことが分かる。
このような保護バンド部51a〜51dは、以下のようにして形成される。すなわち、本実施の形態においては、未硬化状態の光硬化性樹脂が塗布された基材フィルム10を、ロールスタンパ16の外周面上に押圧すると、固定用テープ23a〜23cによってロールスタンパ16の外周面上に生じた段差L1によって生じた隙間に未硬化状態の光硬化性樹脂が流れ込み、光硬化性樹脂の液溜りが生じる。そして、この状態で光源19から基材フィルム10に光を照射して光硬化性樹脂を硬化するので、基材フィルム10上の幅方向における両端部には、硬化樹脂層の厚みが大きい保護バンド部51a〜51dが基材フィルム10の搬送方向に沿って連続して生じる。
ここで、図6を参照して第1の積層体10Aの保護バンド部51a〜51dについて詳細に説明する。図6は、図5のVI−VI線に対応する第1の積層体10Aの断面模式図である。図6に示すように、基材フィルム10の表面上に形成された硬化樹脂層61においては、微細凹凸構造62a、62bの両端部の外側に、上述の保護バンド部51a〜51dがそれぞれ形成されている。
次に、第1の積層体10Aに対する金属ワイヤの形成について説明する。まず、図7に示すように、第1の積層体10Aを巻回した第2のロール12を減圧槽71に設置して減圧槽71内を減圧する。次に、第1の積層体10Aを第2のロール12から巻き出し、ガイドロール対72を介して、搬送用ロール73に搬送する。そして、搬送用ロール73の周面上で、第1の積層体10Aを搬送しながら、減圧条件下、スパッタリング法にて第1の積層体10Aの硬化樹脂層61の表面上の微細凹凸構造62a、62b上に金属ワイヤを形成し、ワイヤグリッド偏光シート(以下、第2の積層体と呼ぶ)10Bを得る。この第2の積層体10Bは、基材フィルム10、硬化樹脂層61及び金属ワイヤを備える。得られた第2の積層体10Bを、ガイドロール対74を介して、第3のロール75まで搬送し、これに巻回し、回収する。金属ワイヤの形成が完了したならば、第2の積層体10Bが第3のロール75に巻き回された状態で減圧槽71内を常圧に戻す。
図8A〜図8Cを参照して第3のロール75に巻き回された状態の第2の積層体10Bを説明する。図8Aは、第2の積層体10Bが巻き回された第3のロール75を示す模式図であり、図8Bは、図8AのB−B線に沿う断面模式図であり、図8Cは、図8B中の破線C内の部分拡大模式図である。
図8Aに示すように、第2の積層体10Bを第3のロール75に巻き回したとき、図8Bに示す断面でみると、複数の第2の積層体10Bが積み重なったような状態となる。つまり、図8Cに示すように、ある位置の第2の積層体10B−1の上側には、一つ内側に巻き回された第2の積層体10B−2が配置され、さらにその上側には、もう一つ内側に巻き回された第2の積層体10B−3が配置される。
このため、図8Cに示すように、ある第2の積層体10B−1の表面と、一つ内側に巻き回された第2の積層体10B−2の裏面との間には、保護バンド部51aが介在する。これにより、第2の積層体10B−1の表面上の、それらの表面に金属ワイヤが形成された微細凹凸構造62aが、一つ内側の第2の積層体10B−2の裏面に当接するのを防止できる。
次に、第2の積層体10Bからワイヤグリッド偏光子を得る工程について説明する。図9は、第1の実施の形態に係る第2の積層体の平面模式図である。まず、第2の積層体10Bを巻回した第3のロール75を減圧槽71内から取り出し、取り出した第3のロール75をほどいて第2の積層体10Bを引き出す。図9に示すように、第2の積層体10Bには、凹凸領域91a、91bがロールスタンパ16の原盤31a〜31fで構成される2つの列に対応して形成されている。これらの凹凸領域91a、91bとは、上述のように、基材フィルム10の表面上に、硬化樹脂層61にロールスタンパ16の微細凹凸パターンが転写された微細凹凸構造62a、62bと金属ワイヤとが順次形成されたワイヤグリッド形成領域である。ここで、凹凸構造91a、91bの両側には、図5に示した保護バンド部51a〜51dが残っている。そして、凹凸領域91a、91bの一部を切り出すことにより、複数のワイヤグリッド偏光子92が得られる。第2の積層体10Bの凹凸領域91a、91b内を有効製品部と呼ぶ。
図10は、第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の断面模式図である。このワイヤグリッド偏光子92は、基材フィルム10と、基材フィルム10の表面上に積層され、格子状凸部93を有する硬化樹脂層61と、格子状凸部93上に立設された金属ワイヤ94とから構成されている。
次に、上記第1の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造方法に用いられる材料について、詳細に説明する。
基材フィルム10に用いる素材としては、可視光領域で実質的に透明な樹脂であればよく、加工性の優れた樹脂が好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィン樹脂(COP)、架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂、トリアセテート樹脂などの非晶性熱可塑性樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの結晶性熱可塑性樹脂や、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系などの紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂が挙げられる。
金属ワイヤ94を構成する金属としては、可視光領域で光の反射率が高く、誘電体層(図示せず)を構成する材料との間の密着性のよいものであることが好ましい。例えば、アルミニウム(Al)、銀又はそれらの合金で構成されていることが好ましい。コストの観点から、Al又はその合金で構成されていることがさらに好ましい。
金属ワイヤ94を形成するために金属を第2の積層体10B上に被着する方法としては、硬化樹脂層61と金属ワイヤ94とを構成する金属との間で十分な密着性が得られる方法であれば特に限定されない。例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの物理的蒸着法を好適に用いることができる。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る第2の積層体10Bには保護バンド51a〜51dが設けられているため、以下のような効果を奏する。まず、その表面に金属ワイヤ94が形成された微細凹凸構造62a、62b(以下、ワイヤグリッドとも言う)が、それらよりも硬化樹脂層の厚みが厚い、言い換えれば高さが高い保護バンド部51a〜51dにより保護される。すなわち、第2の積層体10Bを第3のロール75に巻き取る際、巻き取った後に第3のロール75を保管又は搬送する際、或いは、第3のロール75から第2の積層体10Bを巻き出す際、図8Cに示すように、第2の積層体10B−1のある部分の、その表面上に金属ワイヤが形成された微細凹凸構造62aが、一つ内側の第1の積層体10B−2の基材フィルムの裏面に接触するのを、保護バンド部51aで防ぐことができるので、ワイヤグリッドが破損してしまうのを防止できる。
また、微細凹凸構造62a、62bの凹凸よりも高い保護バンド部51a〜51dは、作業者が肉眼により識別できる。これにより、図9に示すように、最も外側に位置する2つの保護バンド部51a及び51dよりも外側は、凹凸領域91a、91bではなく、ワイヤグリッドが存在せず、作業者が触っても支障がない可触部であることを容易に区別できる。この結果、作業者が間違えて凹凸領域91a、91bを触ってしまい、ワイヤグリッドが破損するのを防止できる。
また、保護バンド部51a〜51dにより、第2の積層体10Bのワイヤグリッドの延在方向を容易に確認することができ、例えば、第2の積層体10Bからワイヤグリッド偏光子92を連続的に切り出す装置に組み込む際の切り出し方向決めが可能となる。すなわち、ワイヤグリッドの延在方向は、保護バンド51a〜51dの延在方向に対して垂直な方向になる。また、保護バンド部51a〜51dは、硬化樹脂層61の一部であるため、基材フィルム10の表面にだけ形成される。このため、保護バンド51a〜51dが表裏どちらに形成されているかは作業者が手で触れば容易に確認できる。この結果、第2の積層体10Bの表裏を特定でき、装置に組み込む際の搭載面(ワイヤグリッド面を表として組み込むか、裏として組み込むか)の確認、およびハンドリングの際に触っても差し支えの無いワイヤグリッド裏面の確認を容易に行うことができるという効果を奏する。
以下、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態においては、基材フィルムにナーリング部を設けている点で第1の実施の形態と相違している。第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を用いて説明を省略する。
第1の実施の形態で図1を用いて説明したような構成からなる製造装置1を用いて、ワイヤグリッド偏光子の製造が行われる。第1のロール11に巻き回された基材フィルム100の表面には、図11に示すように、その流れ方向(図11MD方向で示す)に直交する幅方向(図11中TD方向で示す)における両端部に、エンボス加工によって形成されたナーリング部101a、101bが予め形成されている。このナーリング部101a、101bは、例えば、高温に加熱したエンボスロールを基材フィルム100に押し当てることにより設けることができる。なお、ナーリング部101a、101bは、レーザ照射によって設けてもよい。ここでナーリング部101a、101bは、エンボス加工により形成された複数の、互いに独立した凸部で構成されている。このため、ナーリング部101a、101bは、基材フィルム100の流れ方向で見て不連続となっている。
上述のような基材フィルム100を第1のロール11から巻き出す。このとき、基材フィルム100は、ナーリング部101a、101bが形成された面を下側にする。次に、基材フィルム100のナーリング部101a、102bが形成された面に、塗布処理部13(図1参照)により未硬化状態の光硬化性樹脂を塗布する。塗布処理部13は、図11に示すように、例えば、2つのグラビアロール13a、13bを具備し、これらにより、未硬化の光硬化性樹脂を基材フィルム100の表面に塗布する。この結果、基材フィルム100の表面には、2つの樹脂塗布部102a、102bがその流れ方向に沿って連続して形成される。
次に、光硬化性樹脂が塗布された基材フィルム100を、第1のガイドロール14でガイドしつつ、第1のニップロール15まで搬送する。この第1のニップロール15は、基材フィルム100の光硬化性樹脂が塗布された塗布面を、ロールスタンパ16の外周面上に押圧する。そして、この状態を維持しつつ、基材フィルム100を、ロールスタンパ16の周面上で搬送する。このロールスタンパ16の周面上で、光源19から基材フィルム100に対して光を照射する。これにより、未硬化状態の光硬化性樹脂が硬化して、ロールスタンパ16の原盤31a〜31fの微細凹凸パターンが転写された硬化樹脂層が形成される。この結果、基材フィルム100と、この基材フィルム100上に設けられ表面に微細凹凸構造を有する硬化樹脂層とを備えた第1の積層体100Aが得られる。この後、第1の積層体100Aを、第2のニップロール17及び第2のガイドロール18を介して、第2のロール12まで搬送し、第2のロール12により巻き取る。
図12は、第1の積層体100Aの平面模式図である。図12に示すように、第1の実施の形態で図5を示した説明したのと同様に、硬化樹脂層の厚みが大きい保護バンド部103a〜103dが形成されている。
次に、図13を参照して第1の積層体100Aのナーリング部101a、101bと保護バンド部103a〜103dとの関係について詳細に説明する。図13は、図12のXIII―XIII線に対応する第1の積層体100Aの断面模式図である。図12に示すように、基材フィルム100には、すでに説明したように、ナーリング部101a、101bがその両端部に形成されている。一方、基材フィルム100の表面上に形成された硬化樹脂層105においては、微細凹凸構造106a、106bの両端部の外側に、上述の保護バンド部103a〜103dがそれぞれ形成されている。ナーリング部101a、101bは、これらの保護バンド部103a〜103dのうち、基材フィルム100よりも外側に位置している。また、ナーリング部101a、101bの高さ(H2)は、保護バンド部103a〜103dの高さ(H1)よりも高い。
上述の第2の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造方法においては、図13に示すように、ナーリング部101a、101bの高さ(H2)が、保護バンド部103a〜103dの高さ(H1)に対して(H1)/(H2)<1を満たすことが望ましい。この条件を満たす場合、図14に示すように、ある位置における第2の積層体100B−1の表面上に生じた保護バンド部103aの頂点と、一つ内側に位置する第2の積層体B−2の裏面との間に生じる隙間123を適度な大きさで確保できるからである。ここで、高さ(H1)、(H2)は、それぞれ凸部の高さの平均である。
また、硬化樹脂層105のナーリング部101a、101bの高さ(H2)が10μm〜55μmの範囲内であり、保護バンド部103a〜103dの高さ(H1)が5μm〜50μmの範囲内とすることが好ましい。この場合、第2の積層体100Bを第3のロール75に巻き回した際に保護バンド部103a〜103dの頂部と一つ内側の第2の積層体100Bの裏面との間の隙間を適度に確保できる。ナーリング部101a、101bの高さは、ナーリング加工に用いる金型を変更することにより制御可能である。
また、図13中において記号W1で示すナーリング部101a、101bの幅としては、5〜25mmの範囲内であることが好ましい。ナーリング部101a、101bの幅(W1)の幅が5mm以上であれば、通気性能を発揮でき、25mm以下であれば、生産効率に優れる。
また、第1の積層体100Aは、保護バンド部103a、103dとナーリング部101a、101bとの間の距離(D1)が0mm超〜10mmの範囲内となるように作製することが好ましい。この構成により、保護バンド部103a,103dとナーリング部101a、101bとの間の距離を適度に確保できるので、第1の実施の形態において図9を用いて説明した、有効製品部となる凹凸領域91a、91bの面積を最大限に確保できる。これにより、図10に示す金属ワイヤ94及び格子状凸部93の破損を防ぎつつ、ワイヤグリッド偏光子92の収率を向上できる。
また、ナーリング部101a、101bは、保護バンド部103a、103dとの間の距離D1が5mm以下の範囲内となるように設けることが好ましい。なお、このようにナーリング部101a、101bを設けることにより、第2の積層体100Bを第3のロール75に巻き回した際に第2の積層体100Bに撓みが生じた場合においても、保護バンド部103a〜103dと一つ内側の第2の積層体100Bの裏面との間の隙間を確保できる。
以上説明したように、第2の実施の形態に係る第2の積層体100Bには、保護バンド部103a〜103dに加え、基材フィルム100にナーリング部101a、101bを設けているので、第1の実施の形態の効果に加えて、以下のような効果を奏する。
まず、ナーリング部101a、101bにより、第1の実施の形態で説明した可触部の区別がさらに容易になるという効果を奏する。
また、ナーリング部101a、101bにより、第2の積層体100Bのワイヤグリッドの延在方向をさらに容易に確認できるという効果を奏する。
また、第2の実施の形態に係るワイヤグリッド偏光子の製造方法によれば、図13に示すように、ナーリング部101a、101bが保護バンド部103a〜103dの外側に位置し、かつ、基材フィルム100の流れ方向に不連続に設けられると共に、ナーリング部101a、101bの高さH2と保護バンド部103a〜103dの高さH1との関係がH1<H2を満たすことから、第3のロール75に第2の積層体100Bが巻回された際に、図14及び図15に示すように、ある位置の第2の積層体100B−1上の保護バンド部103a〜103dと一つ内側の第2の積層体100B−2の裏面とが接触せずに、両者の間に隙間123ができる。また、ある位置の第2の積層体100B−1の表面、一つ内側に位置する第2の積層体100B−2の裏面及びナーリング部101a、101bによって囲まれた空間121が形成されても、ナーリング部101a,101bが基材フィルム100の流れ方向に不連続に設けられているので、この空間121が密閉されることがない。これにより、第3のロール75に巻回された第2の積層体100Bを、減圧処理後に常圧に戻す際に、ナーリング部101a、101bを構成する凸部120同士の間や、ナーリング部101a、101bによって生じた保護バンド部103a、103d上の隙間123を通じて、空間121に速やかに外気が侵入する。このため、減圧条件から常圧に戻す際に空間121内に密閉空間が形成されず、ある位置での第2の積層体100B−1の微細凹凸構造106a、106b(図13参照)及び金属ワイヤ94(図10参照)と、一つ内側の第2の積層体100B−2の裏面と、が外気の圧力によって接触するのを防ぐことができる。この結果、金属ワイヤ94及び微細凹凸構造106a、106bの破損、いわゆる真空破れ現象を防ぐことができるので、第2の積層体100Bから得られるワイヤグリッド偏光子92の光学性能の低下を防ぐことができる。この結果、複数のワイヤグリッド偏光子92の光学性能を略均一にすることが可能となり、ワイヤグリッド偏光子92の生産効率が向上する。したがって、生産効率に優れると共に、光学性能に優れたワイヤグリッド偏光子92の製造方法を実現できる。
なお、第2の実施の形態においては、エンボス加工によってナーリング部101a、101bを設ける例について説明したが、ナーリング部101a、101bの形状としては、基材フィルム100の流れ方向で不連続となるものであれば特に制限されず、例えば、スリット目となるように設けてもよい。
また、第2の実施の形態においては、ナーリング部101a、101bを基材フィルム100の両端部に設けているが、例えば、一方の端部にナーリング部101aのみを設けてもよい。この場合であってもナーリング部101aによって、最も近くに位置する保護バンド部103aの上で第2の積層体100B−2の裏面との間に隙間123が設けられ、且つ、ナーリング部101aは基材フィルム100の流れ方向で不連続となっているので、ナーリング部101aを構成する凸部120の間や保護バンド部103aの上の隙間123を介して空気が速やかに流入可能なため、上述と同様に、「真空破れ」現象を防止できる。
また、第2の実施の形態においては、予めナーリング部101を設けた基材フィルム100を用いる例について説明したが、ナーリング部101a、101bは、第1の積層体100Aが第2のロール12に巻回される前に設けられていれば足りる。例えば、基材フィルム100上に硬化樹脂層105を形成した後に、第1の積層体100Aに対してエンボス加工を施してナーリング部101a、101bを設けてもよい。
次に、第1及び第2の実施の形態の効果を明確にするために行った実施例について説明する。なお、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
(収率の評価)
ワイヤグリッド偏光子の収率は、光ファイバー照明器(GX53(対物レンズ×10)、オリンパス社製)及び顕微鏡用デジタルカメラ(DP72、オリンパス社製)を用いて測定し、イメージングソフトウェア(cellsens)にて輝度変換した輝度により評価した。
ワイヤグリッド偏光子を、20mm×20mmの正方形にカットし、これを1ピースとして96ピースを得た。偏光子のカットは、有効部分面積あたりのピースが最大に得られるようカットを行った。
偏光子及び検光子を有する偏光顕微鏡を使用し、偏光子と検光子との間に回転可能に設けられたサンプルホルダにピースを配置した。サンプルホルダを回転させながら透過光を測定し、偏光子及び検光子の透過軸を直交位置(クロスニコル)とした。
次に、サンプルホルダを回転させてワイヤグリッド偏光子の偏光軸に対してサンプルホルダを45度回転させた状態で、ピース内全領域の輝度データを測定した。
正常なワイヤグリッド偏光子の輝度である184.2を基準値とし、この基準値から測定値の輝度を差し引いた値が5未満の値が測定されたピースを不良とした。
(保護バンド部の高さ)
ワイヤグリッド偏光子の保護バンド部の高さは、明産株式会社製 卓上型厚さ計RC−1W−200型を用いて評価を行った。
<第1の実施の形態の実施例>
<実施例1>
(ロールスタンパの作製)
ピッチが230nmで、凹凸格子の高さが230nmである凹凸格子を表面に有し、平面寸法が縦横ともに500mmのニッケルスタンパを準備した。このニッケルスタンパを用いて、凹凸格子形状を転写したCOP板を作製した。次に、作製したCOP板を延伸して微細凹凸格子のピッチと高さがそれぞれ、140nm/130nm(ピッチ/高さ)であり、その断面形状が正弦波状であり、上面からの形状が縞状格子状となっているCOP板を作製した。
得られた、ピッチ140nmの延伸済みCOP板の表面に、それぞれ導電化処理として金をスパッタリングにより30nm被覆した後、それぞれニッケルを電気メッキし、厚さ0.2mm、縦300mm、横200mmの微細凹凸格子を表面に有するニッケルスタンパ(図3に示す原盤31a〜31fに相当する)を作製した。
同様にしてニッケルスタンパを計6枚作成し、上述の第1の実施の形態と同様にして、幅100mmのロールスタンパを2本作製した。
ロールスタンパにおいて、固定用テープとして厚さ80μmの日東電工製ニトフロン粘着テープを使用した。
(微細凹凸構造積層シートの作製)
まず、トリアセチルセルロースフィルム(以下、TACフィルム)のロール(厚み80μm、フィルム長250m)をほどきながら、連続的に紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅80mm、厚み2.0μmとなるように2箇所塗布した。この塗布面を上記ピッチ140nmの微細凹凸格子を表面に有するロールスタンパ上に接触させ、フィルム側から中心波長365nmの紫外線ランプを用いて紫外線を1000mJ/cm照射し、ロールスタンパの微細凹凸格子を連続的に転写した後、ロール状に200m巻き取った。以下、このロールを原反ロールと呼ぶことにする。
ロールスタンパの微細凹凸格子が転写された基材フィルムをFE−SEMにより観察した。その結果、基材フィルム上には、その断面形状が正弦波状で、上面からの形状が縞状格子状となっている格子状凸部が転写されていることを確認した。保護バンド部の高さは20μmであった。
(ワイヤグリッド偏光子シートの作製)
次に、格子状凸部上に金属ワイヤを設けた。乾燥後の原反ロールを乾燥機の真空槽中に12時間放置して乾燥した後、原反ロールを金属ワイヤ形成用の真空チャンバへ移した。その際、基材フィルムの格子状凸部が設けられている面と反対側の面がフィルム搬送用ロール(メインローラー)と接するように通紙した。金属ワイヤの形成には反応性ACマグネトロンスパッタリング法を用いた。スパッタリングの際の張力は30N、メインローラー温度は30℃、スパッタリング開始前のバックグラウンドの真空度は0.007Pa、スパッタリング中の真空度は0.38Paであった。原反ロールをほどきながらフィルム搬送用ロールで巻取ロール側に送りながら金属ワイヤを設けてワイヤグリッド偏光子シートを作製し、作製したワイヤグリッド偏光子シートをロール状に巻き取った後、真空槽内の減圧を解除した。以上のようにして得られたワイヤグリッド偏光子シートの有効製品部内の収率を評価した。その結果を下記表1に示す。
<実施例2>
紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅80mm、厚み1.7μmとなるように2箇所塗布したこと以外は実施例1と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製した。保護バンド部の高さは10μmであった。作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表1に示す。
<実施例3>
紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅80mm、厚み2.8μmとなるように2箇所塗布したこと以外は実施例1と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製した。
しかしながら、保護バンド部の高さによる影響からワイヤグリッド偏光子シートの巻き取り時に巻きずれが生じ、ロール状に正常に得られた長さは50mであった。保護バンド部の高さは50μmであった。
作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表1に示す。
<実施例4>
ニッケルスタンパを計2枚作成し、上述の本実施の形態と同様にして、幅200mmのロールスタンパを1本作製した。
紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅180mm、厚み1.5μmとなるように1箇所塗布したこと以外は実施例1と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製した。保護バンド部の高さは20μmであった。作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表1に示す。
<比較例1>
紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅80mm、厚み1.4μmとなるように1箇所塗布したこと以外は実施例1と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製した。保護バンド部の高さは2μmであった。作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表1に示す。
Figure 2014010219
表1から明らかなように、実施例1、実施例2、実施例3及び実施例4に係るワイヤグリッド偏光子シートにおいては、良好な収率が得られることが分かる。これに対して、保護バンド部の高さが低い場合には、収率が悪化することが分かる(比較例1)。この結果は、金属ワイヤを設けたワイヤグリッド偏光子シートを巻取ロールに巻き取ってから減圧解除した際に、ワイヤグリット偏光子シートの裏面と内側に巻回されたワイヤグリッド偏光子シートの金属ワイヤとが接触して金属ワイヤが破損したためと考えられる(比較例1)。
また、ワイヤグリッド偏光子シートをロールに巻き取る際に、介在する保護バンド部の高さが高すぎると、保護バンドの直上に内側のシートの保護バンドが重なりにくくなり、巻きずれが生じたと考えられる(実施例3)、ということが確認された。
<第2の実施の形態の実施例>
<実施例5>
(ロールスタンパの作製)
実施例1と同様に作成した。
(微細凹凸構造積層シートの作製)
まず、トリアセチルセルロースフィルム(以下、TACフィルム)(厚み80μm、フィルム長250m)にナーリング部を形成した。ナーリング部の高さ(H2)は、25μmであった。
次に、ナーリング部を形成したTACフィルムのロールをほどきながら、連続的に紫外線硬化性樹脂をTACフィルムの下面側から幅80mm、厚み2.0μmとなるように塗布した。この塗布面を上記ピッチ140nmの微細凹凸格子を表面に有するロールスタンパ上に接触させ、フィルム側から中心波長365nmの紫外線ランプを用いて紫外線を1000mJ/cm照射し、ロールスタンパの微細凹凸格子を連続的に転写した後、ロール状に200m巻き取った。以下、このロールを原反ロールと呼ぶことにする。
ロールスタンパの微細凹凸格子が転写された基材フィルムをFE−SEMにより観察した。その結果、基材フィルム上には、その断面形状が正弦波状で、上面からの形状が縞状格子状となっている格子状凸部が転写されていることを確認した。保護バンド部の高さ(H1)は、20μmであった。
(ワイヤグリッド偏光子シートの作製)
次に、格子状凸部上に金属ワイヤを設けた。乾燥後の原反ロールを乾燥機の真空槽中に12時間放置して乾燥した後、原反ロールを金属ワイヤ形成用の真空チャンバへ移した。その際、基材フィルムの格子状凸部が設けられている面と反対側の面がフィルム搬送用ロール(メインローラー)と接するように通紙した。金属ワイヤの形成には反応性ACマグネトロンスパッタリング法を用いた。スパッタリングの際の張力は30N、メインローラー温度は30℃、スパッタリング開始前のバックグラウンドの真空度は0.007Pa、スパッタリング中の真空度は0.38Paであった。原反ロールをほどきながらフィルム搬送用ロールで巻取ロール側に送りながら金属ワイヤを設けてワイヤグリッド偏光子シートを作製し、作製したワイヤグリッド偏光子シートをロール状に巻き取った後、真空槽内の減圧を解除した。以上のようにして得られたワイヤグリッド偏光子シートの有効製品部内の収率を評価した。その結果を下記表2に示す。
<実施例6>
保護バンド部の高さ(H1)を15μmとしたこと以外は実施例5と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製し、作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表2に示す。
<実施例7>
ナーリング部の高さ(H2)を60μmとしたこと以外は実施例5と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製し、作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表2に示す。しかし、収率は良好であったが、フィルム搬送中に切れが発生し、得られたフィルム長は180mであった。
<比較例2>
ナーリング部の高さ(H2)を5μmとしたこと以外は実施例5と同様にしてワイヤグリッド偏光子シートを作製し、作製したワイヤグリッド偏光子シートの収率を評価した。その結果を下記表2に示す。
Figure 2014010219
表2から分かるように、実施例5から実施例7に係るワイヤグリッド偏光子シートにおいては、良好な収率が得られることが分かる。これに対して、保護バンド部の高さ(H1)とナーリング部の高さ(H2)との比(H1/H2)が1より大きい場合には、収率が悪化することが分かる。この結果は、金属ワイヤを設けたワイヤグリッド偏光子シートを巻取ロールに巻き取ってから減圧解除した際に、ワイヤグリット偏光子シートの裏面と外側に巻回されたワイヤグリッド偏光子シートの金属ワイヤとが接触して金属ワイヤが破損したためと考えられる(比較例2)。また、ナーリング部の高さが大きすぎる場合には、張力がかかった基材フィルムがナーリング部を起点として破断したと考えられる(実施例7)。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
上実施の形態では、光硬化性樹脂を用いているが、光以外のエネルギー線の照射により硬化する硬化性樹脂を用いることができる。例えば、熱エネルギーを用いて硬化する熱硬化樹脂、または加水分解によるゾル−ゲル材料等も用いることができる。
以上説明したように、本発明は、光学性能に優れた偏光子を高い生産効率で製造できるという効果を有し、特に、ワイヤグリッド偏光子の製造に好適に用いることができる。
10、100 基材フィルム
10A、100A 第1の積層体
10B、100B 第2の積層体
11 第1のロール
12 第2のロール
13 塗布処理部
16 ロールスタンパ
19 光源
21 スタンパ保持ロール
31a〜31f 原盤
23a〜23c 固定用テープ
41a、41b、102a、102b 樹脂塗布部
51a〜51d、103a〜103d 保護バンド部
61、105 硬化樹脂層
62a、62b、106a、106b 微細凹凸構造
71 減圧槽
73 搬送用ロール
75 第3のロール
91a、91b 凹凸領域
92 ワイヤグリッド偏光子
93 格子状凸部
94 金属ワイヤ
101a、101b ナーリング部
120 凸部
121 空間
123 隙間

Claims (12)

  1. 帯状の基材と、
    前記帯状の基材の表面に設けられた硬化性樹脂からなる硬化樹脂層と、
    前記硬化樹脂層の表面の一部に、前記基材の流れ方向に沿って形成された微細凹凸構造と、
    前記硬化樹脂層の表面の、前記微細凹凸構造よりも前記基材の幅方向で見て外側に位置し、前記基材の流れ方向に沿って形成された保護バンド部と、
    前記微細凹凸構造上に形成された金属ワイヤと、
    を具備することを特徴とするワイヤグリッド偏光子シート。
  2. 前記保護バンド部の高さ(H1)が5μm〜50μmの範囲内であることを特徴とする請求項1記載のワイヤグリッド偏光シート。
  3. 前記帯状の基材の、前記保護バンド部よりも前記帯状の基材の幅方向で見て外側に、前記基材の流れ方向に不連続で、且つ、その高さ(H2)が前記保護バンド部の高さ(H1)よりも高いナーリング部を設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のワイヤグリッド偏光子シート。
  4. 前記ナーリング部の高さ(H2)が10μm〜55μmの範囲内であることを特徴とする請求項3記載のワイヤグリッド偏光子シート。
  5. 前記ナーリング部が、エンボス加工により形成された複数の凸部で構成されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載のワイヤグリッド偏光子シート。
  6. 前記ナーリング部と前記保護バンド部との間の距離(D1)が、0mm超〜10mmの範囲内であることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のワイヤグリッド偏光子シート。
  7. 帯状の基材を巻き回した第1のロールから前記基材を巻き出す工程と、
    前記基材の表面上に未硬化の硬化性樹脂を塗布する工程と、
    前記硬化性樹脂が塗布された基材を、その周面上に微細凹凸パターンが形成された転写用ロールに押圧しながらエネルギー線を照射して前記硬化性樹脂を硬化させて、その表面上に前記微細凹凸パターンに対応する微細凹凸構造を転写した硬化樹脂層を形成し、前記基材及び前記硬化樹脂層で構成される積層体を得る工程と、
    前記積層体を第2のロールに巻き取る工程と、
    前記積層体を巻き回した前記第2のロールを減圧条件下に置く工程と、
    減圧条件において、前記第2のロールから前記第1の積層体を巻き出し、前記硬化樹脂層の上に金属を蒸着して金属ワイヤを形成し、前記基材、前記硬化樹脂層及び前記金属ワイヤで構成されるワイヤグリッド偏光子シートを得る工程と、
    前記ワイヤグリッド偏光子シートを第3のロールに巻き取る工程と、
    前記第3のロールを常圧に戻す工程と、
    前記ワイヤグリッド偏光子シートの一部分を、前記硬化樹脂層の表面に転写された前記微細凹凸構造を含むように切り出してワイヤグリッド偏光子を得る工程と、を有し、
    前記転写用ロールの周面上であって、前記微細凹凸パターンの両側縁部に間隔を隔てて沿うようにしてテープを貼り付け、前記硬化樹脂層に前記テープに対応して断面凸部状の保護バンドを形成することを特徴とするワイヤグリッド偏光子の製造方法。
  8. 前記保護バンド部の高さ(H1)が5μm〜50μmの範囲内であることを特徴とする請求項7記載のワイヤグリッド偏光子の製造方法。
  9. 前記積層体を構成する基材の表面上に、前記保護バンド部よりも前記第1の積層体の幅方向で見て外側に位置し、前記基材の流れ方向に不連続で、且つ、その高さ(H2)が前記保護バンド部の高さ(H1)よりも高いナーリング部を設けることを特徴とする請求項7又は請求項8記載のワイヤグリッド偏光子の製造方法。
  10. 前記ナーリング部の高さ(H2)が10μm〜55μmの範囲内であることを特徴とする請求項9記載のワイヤグリッド偏光子の製造方法。
  11. 前記ナーリング部が、エンボス加工により形成された複数の凸部で構成されていることを特徴とする請求項9又は請求項10記載のワイヤグリッド偏光子の製造方法。
  12. 前記ナーリング部と前記保護バンド部との間の距離(D1)が、0mm超〜10mmの範囲内であることを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載のワイヤグリッド偏光子の製造方法。
JP2012145265A 2012-06-28 2012-06-28 ワイヤグリッド偏光子シート及びワイヤグリッド偏光子の製造方法 Pending JP2014010219A (ja)

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