JP2014009188A5 - - Google Patents
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Description
このような状況を鑑み、本発明者等は、柔軟性があり、硬化時に体積収縮をおこさない保護膜を与える硬化組成物用のアクリル誘導体モノマーを求めて鋭意研究した結果、三価アルコールの水酸基の一つが(メタ)アクリロイル基によって置換され、残りの二つの水酸基が特定の分岐構造を有するアシル基で置換されたエステルが、柔軟性があり、硬化時に体積収縮をおこさない保護膜を与える硬化組成物用として好適であることを見出し、本発明に至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
(1)下記一般式(I)で表されるエステル。
一般式(I)
(I)
(一般式(I)中R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2,R3は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(2)下記一般式(II)で表されることを特徴とする(1)記載のエステル。
一般式(II)
(II)
(一般式(II)中R4は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5,R6は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基を表す。Qは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(3)下記一般式(III)で表されることを特徴とする(1)記載のエステル。
一般式(III)
(III)
(一般式(III)中R7は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R8,R9は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(4)三価アルコールがグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択されることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載のエステル。
(1)下記一般式(I)で表されるエステル。
一般式(I)
(一般式(I)中R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2,R3は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(2)下記一般式(II)で表されることを特徴とする(1)記載のエステル。
一般式(II)
(一般式(II)中R4は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5,R6は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基を表す。Qは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(3)下記一般式(III)で表されることを特徴とする(1)記載のエステル。
一般式(III)
(一般式(III)中R7は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R8,R9は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
(4)三価アルコールがグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択されることを特徴とする(1)〜(3)いずれかに記載のエステル。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明は下記一般式(I)で表される新規な三価アルコールのエステルである。
一般式(I)
(I)
(一般式(I)中R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2,R3は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
本発明は下記一般式(I)で表される新規な三価アルコールのエステルである。
一般式(I)
(一般式(I)中R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2,R3は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
上記一般式(I)で表される三価アルコールのエステルの中でも特に好ましいものとして、下記一般式(II)又は(III)で表される三価アルコールのエステルが挙げられる。
一般式(II)
(II)
(一般式(II)中R4は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5,R6は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基を表す。Qは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(III)
(III)
(一般式(III)中R7は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R8,R9は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(II)
(一般式(II)中R4は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5,R6は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基を表す。Qは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
一般式(III)
(一般式(III)中R7は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R8,R9は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9のアシル基を表す。Sは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。)
Claims (4)
- 下記一般式(I)で表されるエステル。
一般式(I)
(一般式(I)中R1は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R2,R3は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数6〜22のアシル基を表す。Pは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。) - 下記一般式(II)で表されることを特徴とする請求項1記載のエステル。
一般式(II)
(一般式(II)中R4は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R5,R6は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、分岐を有する炭素数10〜22のアシル基を表す。Qは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。) - 下記一般式(III)で表されることを特徴とする請求項1記載のエステル。
一般式(III)
(一般式(III)中R7は水素原子または炭素数1〜3のアルキル基を表し、R8,R9は互いに同一でも異なっていてもよく、環構造を含まない、2つ以上の分岐を有する炭素数6〜9アシル基を表す。Sは三価アルコールからOH基が脱離した基を表す。) - 三価アルコールがグリセリン、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンからなる群から選択されることを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載のエステル。
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