JP2014005946A - 燃焼装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃焼装置は、燃焼部と、燃焼部に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁と、燃焼部に空気を供給する送風機と、報知手段を有し、燃焼部における要求燃焼量に応じた流量に調整するべく流量調整弁の開度を設定できる開度設定機能を備えている。燃焼動作が開始されると、送風機の回転数が目標回転数あるいはその目標回転数を基準に所定の範囲であるか否かが確認され、その状態が所定時間継続したことが確認されれば、報知手段を介して報知される。
【選択図】図3
Description
例えば、特許文献2に、比例弁の開度設定を行う燃焼装置の技術が開示されている。
これについて具体的に説明すると、前記したように、比例弁の開度設定は、燃焼動作時のガスの二次圧を実測しつつ行われる。これは、ガスの二次圧とガス供給量(燃焼量)とが対応関係にあることを前提としており、ガスの二次圧とガス供給量(燃焼量)との対応関係が崩れると、正確な開度設定ができないこととなる。
炉圧は、送風機の回転状態から受ける影響が大きい。すなわち、燃焼装置では、送風機の回転状態が変動すれば、それに追従するように炉圧も変動してしまう。例えば、送風機の回転数や電流値が、目標とする数値に達しておらず、未だに目標値に向けて変動している等の状況である。そして、この状況は、それらの数値が目標値に達するまで継続する。逆に言えば、送風機の回転数や電流値が目標値に達すれば、炉圧の変動はなくなる。すなわち、送風機の安定条件が、炉圧の安定条件と言うことができる。
そこで、上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、燃料を燃焼する燃焼部と、燃焼部に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁を有し、燃焼部における要求燃焼量に応じた流量に調整するべく流量調整弁の開度を設定できる開度設定機能を備えた燃焼装置であって、燃焼部に対して空気を供給する送風機と、送風機の回転状態を検知する回転検知手段と、報知手段と、流量調整弁の開度を調整する開度調整手段を有し、燃焼動作が開始され、前記回転検知手段によって、送風機の回転状態が所定の目標回転状態あるいは前記所定の目標回転状態に近い状態に至ったことが検知され、さらにその状態が所定時間継続したことが確認されれば、前記開度調整手段によって流量調整弁の開度調整を適切に行えるものとして、前記報知手段によって報知されることを特徴とする燃焼装置である。
そこで、上記した問題を解決するべく提供される請求項2に記載の発明は、前記回転検知手段は、送風機に具備されたモータの回転数を検知するものであることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置である。
また、本発明によれば、既に具備された回転検知手段を利用できるため、新たな部材等を用意する必要がない。すなわち、既存の燃焼装置が有する制御プログラムの更新でこと足りるため、コストの増加はほぼなく、汎用性の高い燃焼装置を提供することができる。
そこで、そのような問題を解決するべく提供される請求項6に記載の発明は、前記第1目標回転数を基準に±a%以内の範囲を決めるaの値と、前記第2目標回転数を基準に±b%以内の範囲を決めるbの値は、a≧bの関係を満足することを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置である。
本実施形態の燃焼装置1は、燃焼部に燃料ガスを供給する比例弁(流量調整弁)の基準開度を的確に設定可能な開度調整機能を備えたところに特徴があり、基本的な機器構成に関しては、公知のそれと同様である。
本実施形態の燃焼装置1は、熱源機本体2とリモコン装置3により構成されている。
熱源機本体2は、燃焼系統ごとに比例弁43a、43bが設けられた2缶2水路式が採用されており、図1に示すように、独立した2つの燃焼系統、具体的には右側に給湯燃焼系統、左側に追い焚き燃焼系統が設けられ、さらに燃焼に関連する動作を司る制御装置4が備えられている。
なお、本実施形態では、開度調整ができるムービングコイル型の比例弁43が採用されている。すなわち、比例弁43は、図示しないムービングコイルに通電して弁体を動かし、開度調整ができる構成である。
また、給湯側送風機9に限っては、前記回転数検知手段に加えて、DCモータの電流値を検知する電流検知手段が備えられている。この電流検知手段は、ホール素子等により構成された公知の電流センサである。
制御基板13は、主に熱源機本体2の動作を司る制御部である。すなわち、制御基板13は、熱源機本体2を構成する各電気機器(例えば比例弁43や電磁弁44等)と電気的に接続されている。また、制御基板13は、リモコン装置3とも電気的に接続されている。すなわち、制御基板13は、リモコン装置3から発信された信号(例えば給湯運転や追い焚き運転等の運転信号)が入力されたり、逆にリモコン装置3に対して信号(各電気機器等のエラー信号等)を出力することができる。
燃焼装置1の基本動作は、給湯運転、風呂落とし込み運転、並びに、追い焚き運転があり、いずれも公知のそれと同様である。
以下に簡単に説明する。
以下に、本実施形態の特徴的機能について、フローチャートを用いて詳細に説明する。
なお、本実施形態では、2つの独立した燃焼系統が備えられているが、いずれの燃焼系統においても同一の方法により比例弁43の開度設定が行われるため、以下においては、給湯燃焼系統に属する比例弁43aの開度設定に注目して説明し、追い焚き燃焼系統に属する比例弁43bについては説明を省略する。
なお、本実施形態では、最大目標回転数Mを3500rpmとし、また前記所定の範囲を3500±100(M±s)rpmとしている。また、所定の範囲を決定するs=100は、最大目標回転数Mに対して、2.85(a)%である。
また、本発明では、最大開度指定スイッチ25の押下状態を解除した後、前記動作に換えて、給湯側燃焼部7の燃焼を強制的に停止したり、それと同時に発光部材18を消灯する制御を行っても構わない。
なお、前記二次圧の検出は、従来公知の方法が採用されているため、詳細な説明を省略する。
なお、ステップ10において、第1タイマーの計時時間が一定時間を経過していなければ、再びステップ2に戻り、前記同様の動作が実行される。
なお、本実施形態では、最小目標回転数mを800rpmとし、また前記所定の範囲を800±20(m±t)rpmとしている。また、所定の範囲を決定するt=20は、最小目標回転数mに対して、2.50(b)%である。
なお、本発明では、最小開度指定スイッチ26の押下状態を解除した後、前記動作に換えて、給湯側燃焼部7の燃焼を強制的に停止したり、それと同時に発光部材18を消灯する制御を行っても構わない。
なお、ステップ30において、第1タイマーの計時時間が一定時間を経過していなければ、再びステップ22に戻り、前記同様の動作が実行される。
2 熱源機本体
4 制御装置
7 給湯側燃焼部
8 追い焚き側燃焼部
9 給湯側送風機
10 追い焚き側送風機
13 制御基板
16 開度操作部(開度調整手段)
18 発光部材(報知手段)
25 最大開度指定スイッチ
26 最小開度指定スイッチ
27 開度拡張スイッチ
28 開度収縮スイッチ
31 表示部(報知手段)
40 バーナ
43 比例弁(流量調整弁)
M 最大目標回転数
m 最小目標回転数
Claims (9)
- 燃料を燃焼する燃焼部と、燃焼部に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁を有し、燃焼部における要求燃焼量に応じた流量に調整するべく流量調整弁の開度を設定できる開度設定機能を備えた燃焼装置であって、
燃焼部に対して空気を供給する送風機と、送風機の回転状態を検知する回転検知手段と、報知手段と、流量調整弁の開度を調整する開度調整手段を有し、
燃焼動作が開始され、前記回転検知手段によって、送風機の回転状態が所定の目標回転状態あるいは前記所定の目標回転状態に近い状態に至ったことが検知され、さらにその状態が所定時間継続したことが確認されれば、前記開度調整手段によって流量調整弁の開度調整を適切に行えるものとして、前記報知手段によって報知されることを特徴とする燃焼装置。 - 前記回転検知手段は、送風機に具備されたモータの回転数を検知するものであることを特徴とする請求項1に記載の燃焼装置。
- 前記報知手段は、発光部材、表示部材、及び/又は、発音部材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃焼装置。
- 前記開度調整手段は、所定の条件が満足されるまで、操作不能状態が維持されるもので、
前記報知手段の報知条件が満たされた場合にのみ、開度設定機能が有効となり、開度調整手段の操作が可能となることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の燃焼装置。 - 前記流量調整弁は、最大開度及び最小開度の開度設定が可能であり、最大開度時の送風機の第1目標回転数と、最小開度時の送風機の第2目標回転数は異なるものであり、前記報知手段の報知条件に含まれる前記所定の目標回転状態に近い状態は、第1目標回転数を基準に±a%以内の範囲と、第2目標回転数を基準に±b%以内の範囲であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の燃焼装置。
- 前記第1目標回転数を基準に±a%以内の範囲を決めるaの値と、前記第2目標回転数を基準に±b%以内の範囲を決めるbの値は、a≧bの関係を満足することを特徴とする請求項5に記載の燃焼装置。
- 送風機の回転数を第1目標回転数又は第2目標回転数に制御して燃焼動作を行う場合において、当該燃焼開始から一定時間以内に、前記第1目標回転数又は前記第1目標回転数を基準に±a%以内の範囲、あるいは、前記第2目標回転数又は前記第2目標回転数を基準に±b%以内の範囲に至らなかった場合、前記開度調整手段による流量調整弁の開度調整を適切に行うことができないものとして、燃焼動作を強制停止することを特徴とする請求項5又は6に記載の燃焼装置。
- 前記燃焼動作を強制停止する条件が満たされた場合においては、前記開度調整手段による流量調整弁の開度調整を適切に行うことができないものとして、前記報知手段によって報知されることを特徴とする請求項7に記載の燃焼装置。
- 燃料を燃焼する燃焼部と、燃焼部に供給する燃料の流量を調整する流量調整弁を有し、燃焼部における要求燃焼量に応じた流量に調整するべく流量調整弁の開度を設定できる開度設定機能を備えた燃焼装置であって、
燃焼部に対して空気を供給する送風機と、送風機の回転状態を検知する回転検知手段と、流量調整弁の開度を調整する開度調整手段を有し、
開度調整手段は、所定の条件が満足されるまで、操作不能状態が維持されるもので、
燃焼動作が開始され、回転検知手段によって、送風機の回転状態が所定の目標回転状態あるいは前記所定の目標回転状態に近い状態に至ったことが検知され、さらにその状態が所定時間継続したことが確認されれば、開度調整手段の操作が可能となることを特徴とする燃焼装置。
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