JP2013167426A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の少ない簡易且つ安価な構成の回路でバーナの逆火の発生の有無と残火の発生の有無を検知することができる給湯装置を提供する。
【解決手段】バーナ3の残火が発生した場合に高温になって開成する残火検知用感温スイッチ19と、バーナ3の逆火が発生した場合に高温になって開成する逆火検知用感温スイッチ18と、抵抗体(バーナ3の燃料供給路の電磁弁ノソレノイド)8aとを電源端子24a,24b間に直列に接続して構成された検知回路23を備える。検知回路23は、残火の発生の有無と、逆火の発生の有無とに応じた電圧レベルの信号を検知信号出力部23a,23bから出力する。
【選択図】図2

Description

本発明は、逆火や残火を検知する機能を備えた給湯装置に関する。
バーナの燃焼熱により加熱される熱交換器に給水路から給湯用水を供給し、この熱交換器で加熱された給湯用水を熱交換器から出湯路を介して出湯する給湯装置が従来より一般に知られている。
この種の給湯装置においては、給水路の通水を検知する水流スイッチや流量センサが故障すると、給水路の通水が停止された後にもバーナの燃焼が継続し、所謂、残火が発生する場合がある。
このため、残火の発生を検知し、その検知に応じてバーナの燃焼を強制停止する(バーナへの燃料供給を遮断する)ようにしたものが従来より知られている。例えば、特許文献1には、残火の発生によって、熱交換器が高温になったことを検知する高温検知器を熱交換器に付設しておき、この高温検知器の検知信号に応じて、バーナの燃料供給路の元弁を閉弁して、該バーナの燃焼を停止させる技術が記載されている。
特開平9−4921号公報
ところで、特に、給湯装置のバーナが全一次燃焼式のバーナである場合には、燃焼用空気(一次空気)をバーナに供給するファンの作動不良等が生じた場合に、所謂、逆火が生じやすい。そして、このような逆火が生じた場合には、バーナの燃焼を継続すると、該バーナやその周辺部材が過熱状態となって、それらの損傷を生じる恐れがある。
従って、残火が発生した場合と同様に、逆火が発生した場合にも、バーナの燃焼を停止させるようにすることが好ましい。
ここで、給湯装置の種々様々の異常を、各別の検知回路を用いて検知することは従来より一般に行なわれている。従って、残火と逆火とを各別の検知回路でそれぞれ検知することが一般的に考えられる。
しかるに、この場合には、検知回路が多くなることで、給湯装置の回路構成の小型化、やハーネスの減量化、コスト低減の妨げとなるという不都合があった。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、部品点数の少ない簡易且つ安価な構成の回路でバーナの逆火の発生の有無と残火の発生の有無を検知することができる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の給湯装置は、上記の目的を達成するために、バーナの燃焼熱により加熱される熱交換器に給水路を介して給湯用水を供給し、該熱交換器で加熱された給湯用水を出湯路を介して出湯する給湯装置において、
前記バーナの残火が発生した場合に該残火が発生していない場合よりも高温になる箇所に配置され、該箇所の温度が所定温度以上の高温になったときに開成する残火検知用感温スイッチと、前記バーナの逆火が発生した場合に該逆火が発生していない場合よりも高温になる箇所に配置され、該箇所の温度が所定温度以上の高温になったときに開成する逆火検知用感温スイッチと、抵抗体とを、電源電圧が印加される一対の電源端子間に直列に接続して構成された検知回路を備えており、
該検知回路には、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの残火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第1の検知信号出力部と、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの逆火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第2の検知信号出力部とが備えられていることを特徴とする。
前記バーナの残火が発生した場合には、該バーナの残火が発生していない場合に比して顕著に高温になる箇所(例えば熱交換器のある特定部位等)が存在し、そのような箇所に残火検知用感温スイッチが配置される。このため、前記バーナの残火が発生していない場合には、残火検知用感温スイッチが閉成状態に保たれる一方、バーナの残火が発生した場合に、それに応じて残火検知用感温スイッチが開成するようにすることができる。
また、前記バーナの逆火が発生した場合にも、該バーナの逆火が発生していない場合に比して顕著に高温になる箇所(例えばバーナの周辺の特定部位等)が存在し、そのような箇所に逆火検知用感温スイッチが配置される。このため、前記バーナの逆火が発生していない場合には、逆火検知用感温スイッチが閉成状態に保たれる一方、バーナの逆火が発生した場合に、それに応じて逆火検知用感温スイッチが開成するようにすることができる。
そして、本発明では、前記検知回路は、上記残火検知用感温スイッチと、逆火検知用感温スイッチと、抵抗体とを、電源電圧が印加される一対の電源端子間に直列に接続して構成されている。
この構成により、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの残火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第1の検知信号出力部と、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの残火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第2の検知信号出力部との2種類の検知信号出力部を検知回路に備えるようにすることができる。
従って、これらの第1の検知信号出力部及び第2の検知信号出力部の電圧レベルに基づいて、バーナの残火の発生の有無と逆火の発生の有無との両方を各別に検知できることとなる。
すなわち、残火検知用感温スイッチと、逆火検知用感温スイッチと、抵抗体とを、電源電圧が印加される一対の電源端子間に直列に接続して構成される、簡易な構成の検知回路によって、バーナの残火の発生の有無と逆火の発生の有無との両方を各別に検知できる。
よって、本発明によれば、部品点数の少ない簡易且つ安価な構成の回路でバーナの逆火の発生の有無と残火の発生の有無を検知することができる。
かかる本発明では、前記バーナに燃料を供給する燃料供給路には、ソレノイドに通電することによって開弁する電磁弁が介装されており、前記検知回路には、前記抵抗体として、前記電磁弁のソレノイドが備えられていることが好ましい。
これによれば、前記検知回路は、専用の抵抗体を必要とすることなく、既存の電磁弁のソレノイドを構成要素として構成される。このため、検知回路の部品点数を効果的に低減できる。また、バーナの逆火又は残火が発生した場合に、電磁弁の開閉のための制御処理を待たずに、即座に電磁弁を閉弁して、バーナを消火させることができる。
本発明の一実施形態における給湯装置の構成を模式的に示す図。 実施形態の給湯装置の要部の回路構成を示す図。
本発明の一実施形態を図1及び図2を参照して説明する。
図1を参照して、本実施形態の給湯装置1は、バーナ3と、このバーナ3の燃焼熱により加熱される熱交換器4とを缶体2内に備える。本実施形態の例では、バーナ3は缶体2の上部に配置され、その下方に熱交換器4が配置されている。
バーナ3は、全一次燃焼式のバーナであり、バーナケース3a内で燃料ガスと燃焼用空気とを混合した上で、その混合気を燃焼させる。バーナケース3a内には、燃料供給路5から燃料ガスが供給されると共に、缶体2の上部に組付けられた給気ファン6の作動により燃焼用空気(外気)が供給される。
缶体2の下部には、排気ダクト7が接続されている。そして、バーナ3の燃焼排ガスは、熱交換器4を経由して排気ダクト7に流入し、該排気ダクト7を介して外部に排出されるようになっている。
燃料供給路5には、電磁弁により構成された元弁8と、比例弁9とが介装されている。元弁8を開弁した状態で、比例弁9の開度を制御することにより、バーナ3に供給される燃料ガスの供給量(ひいてはバーナ3の燃焼量)が制御されるようになっている。
熱交換器4は、本実施形態では、バーナ3の燃焼排ガスの顕熱を吸熱する主熱交換器4aと、バーナ3の燃焼排ガスの水分を凝縮させつつ、該燃焼排ガスの潜熱を吸熱する副熱交換器4bとから構成される。なお、缶体2の下部には、副熱交換器4bで凝縮した水分(ドレン)を排出するドレン排出口2aが設けられている。
主熱交換器4aと副熱交換器4bとは、それらの吸熱管10a,10bが互いに連通されている。これらの吸熱管10a,10bの上流端部には、給湯用水を熱交換器4に供給する給水路11が接続され、下流端部には、吸熱管10a,10bを通る過程で加熱された給湯用水を熱交換器4から送り出す出湯路12が接続されている。そして、出湯路12に熱交換器4から送り出された給湯用水(湯)が、出湯路12に接続された蛇口等の給湯栓(図示省略)から出湯するようになっている。
給水路11と出湯路12とは、熱交換器4の上流側で給水路11から分岐されて、熱交換器4の下流側で出湯路12に合流されたバイパス路13を介して接続されている。このバイパス路13には、そこを流れる給湯用水の流量を調節するためのバイパス流量調節弁14が介装されている。
給水路11のうち、バイパス路13の分岐部の上流側の箇所には、そこを流れる給湯用水の流量を検出する流量センサ15と該流量を調整するための流量調節弁16とが介装されている。
また、出湯路12のうち、バイパス路13の合流部の下流側の箇所には、そこを流れる湯の温度(出湯温度)を検出する出湯温度センサ17が設けられている。
さらに、本実施形態の給湯装置1には、バーナ3の逆火検知用感温スイッチとしての逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、バーナ3の残火検知用感温スイッチとしての残火検知用バイメタルスイッチ19とが備えられている。
前記給気ファン6の作動不良等に起因して、バーナ3の逆火が生じる場合がある。この逆火が発生すると、バーナ3の周辺が過熱状態になりやすい。そこで、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18は、バーナ3の周辺箇所のうち、バーナ3の逆火が発生した場合に、それに応じて高温になりやすい箇所としてあらかじめ実験等に基づき定められた箇所に設置されている。
本実施形態では、2つの逆火検知用バイメタルスイッチ18,18が、例えばバーナケース3aの互いに相対向する一対の側面部に装着されている。そして、これらの逆火検知用バイメタルスイッチ18,18は、その設置箇所の温度が、バーナ3の逆火の発生によって、所定の閾値温度(例えば150°C)を超えると開成し(OFFになる)、該閾値温度以下の温度では、閉成状態(ON状態)に保たれるように構成されている。
なお、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18は、本実施形態では2つであるが、1つであってもよい。
また、バーナ3の燃焼運転は、熱交換器4の通水がなされている状態で行なう必要があるが、前記流量センサ15の作動不良等に起因して、給湯装置1の給湯運転の終了後に、熱交換器4での通水が停止された状態で、バーナ3の燃焼が継続するという現象、すなわち、バーナ3の残火が発生する場合がある。
この残火が発生すると、熱交換器4が過熱状態になりやすい。そこで、残火検知用バイメタルスイッチ19は、熱交換器4のうち、バーナ3の残火が発生した場合に、それに応じて高温になる箇所としてあらかじめ実験等に基づき定められた箇所に設置されている。
本実施形態では、1つの残火検知用バイメタルスイッチ19が、例えば主熱交換器4aの吸熱管10aに装着されている。そして、この残火検知用バイメタルスイッチ19は、その設置箇所の温度が、バーナ3の残火の発生によって、所定の閾値温度(例えば97°C)を超えると開成し(OFFになる)、該閾値温度以下の温度では、閉成状態(ON状態)に保たれるようになっている。
なお、複数の残火検知用バイメタルスイッチ19を熱交換器4に装着するようにしてもよい。
図2を参照して、給湯装置1には、図1に示した構成の他、さらに、CPU、RAM、ROM、入出力回路等を含む電子回路ユニットにより構成されたコントローラ21と、このコントローラ21に接続されたリモコンユニット等の操作器22とが備えられている。コントローラ21は、前記缶体2等を内蔵する給湯装置1の本体ケース(図示省略)に収容される。また、操作器22は、本体ケースの外部の適所に設置され、あるいは、本体ケースに装着される。
操作器22には、各種情報を表示する表示器22dと、給湯装置1の運転のON/OFFスイッチや、温度設定スイッチなどから構成される複数の操作スイッチ22sとが設けられている。そして、操作スイッチ22sの操作により設定された設定湯温(目標出湯温度)等の指示信号が操作器22からコントローラ21に入力される。
コントローラ21には、操作器22から設定温度等の指示信号が入力される他、前記逆火検知用バイメタルスイッチ18,18及び残火検知用バイメタルスイッチ19が組み込まれた検知回路23から、これらのバイメタルスイッチ18,18,19のON・OFF状態に応じた検知信号が入力される。さらに、図2では図示を省略したが、コントローラ21には、前記出湯温度センサ17、流量センサ15等の各種センサの検出信号が入力される。
そして、コントローラ21は、実装されるプログラムあるいはハードウェア構成により実現される主たる機能として、給湯装置1の給湯運転を制御する機能を有する。この機能では、コントローラ21は給湯栓から出湯される温水の温度が操作器22で設定された設定湯温になるように、給気ファン6、元弁8、比例弁9、流量調節弁16及びバイパス流量調節弁14を制御する。
上記検知回路23は、本実施形態では、元弁8の通電回路としての機能を兼ねるように構成されている。
具体的には、元弁8は、閉弁側に付勢された常閉型の電磁弁であり、そのソレノイド8aに通電することによって、開弁するようになっている。そして、検知回路23は、前記逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、残火検知用バイメタルスイッチ19と、元弁8のソレノイド8a(これは本発明における抵抗体に相当する)とを、この順番で一対の電源端子24a,24b間に直列に接続した構成とされている。
電源端子24a,24bのうちのソレノイド8a側の電源端子24bは接地極端子であり、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18側の電源端子24aは、コントローラ21の制御によって、図示しない電源回路から電源端子24bとの間に所定値の正の電源電圧Vdが印加される端子である。
従って、電源端子24a,24bの間に電源電圧Vdを印加した状態で、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、残火検知用バイメタルスイッチ19との全てが閉成状態(ON状態)となっている場合に、ソレノイド8aの通電がなされ、元弁8が開弁するようになっている。
また、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、残火検知用バイメタルスイッチ19とのうちのいずれかのバイメタルスイッチが開成状態(OFF状態)になると、ソレノイド8aの通電が遮断され、元弁8が閉弁するようになっている。
そして、検知回路23のうちの逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と残火検知用バイメタルスイッチ19との間の中点部分23a、及び、残火検知用バイメタルスイッチ19とソレノイド8aとの間の中点部分23bが検知信号出力部とされており、これらの検知信号出力部23a,23bがコントローラ21に接続されている。
この場合、検知信号出力部23a,23bは、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と残火検知用バイメタルスイッチ19との全てがON状態である場合には、電源電圧Vdにほぼ等しいハイレベルの電圧信号を出力する。
そして、検知信号出力部23aから出力される電圧レベルは、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と残火検知用バイメタルスイッチ19とのうちの逆火検知用バイメタルスイッチ18,18の一方又は両方がOFF状態になると、接地レベル(ゼロレベル)にほぼ等しいローレベルの電圧信号に切替わる。
また、検知信号出力部23bから出力される電圧レベルは、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と残火検知用バイメタルスイッチ19とのうちの残火検知用バイメタルスイッチ19がOFF状態になると、接地レベル(ゼロレベル)にほぼ等しいローレベルの電圧信号に切替わる。
このため、コントローラ21は、検知信号出力部23a,23bの電圧レベルに基づいて、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18のON・OFF状態と、残火検知用バイメタルスイッチ19のON・OFF状態とを認識することができ、それにより、バーナ3の逆火の発生の有無と、バーナ3の残火の発生の有無とをそれぞれ検知することが可能となっている。
なお、検知信号出力部23a,23bは、それぞれ本発明における第2の検知信号出力部、第1の検知信号出力部に相当する。
次に、本実施形態の給湯装置1の作動を説明する。まず、給湯装置1の給湯運転を行なうための制御を説明しておく。なお、この制御は、公知の制御であるので、以下には、その概略を説明する。
コントローラ21は、流量センサ15の検出信号により給水路11の通水を検知すると(より詳しくは、流量センサ15の検出流量が最低作動流量以上になると)、それに応じて、元弁8を開弁させる(前記検知回路23の電源端子24a,24b間に電源電圧Vdを印加する)と共に、図示しないイグナイタを作動させることで、バーナ3に点火し、該バーナ3の燃焼運転を開始させる。
バーナ3の燃焼運転が開始すると、コントローラ21は、出湯温度センサ17の検出温度と設定湯温との偏差や流量センサ15の検出流量等に応じて、出湯温度センサ17の検出温度が、設定湯温になるようにバーナ3の目標燃焼量を決定すると共に、給水路11及びバイパス路13をそれぞれ流れる給湯用水の流量をそれぞれ、流量調節弁16、バイパス流量調節弁14を介して制御する。
そして、コントローラ21は、決定した目標燃焼量に応じて比例弁9の開度制御を行なうことで、バーナ3への燃料ガスの供給量を、フィードフォワード制御により目標燃焼量に対応する供給量に制御すると共に、該目標燃焼量に対応する量の燃焼用空気が供給されるように給気ファン6を制御する。
以上の制御により、バーナ3の燃焼運転を行いつつ、出湯温度センサ17の検出温度が設定湯温になるように給湯装置1の給湯運転が行われる。
このような給湯運転において、バーナ3の正常な燃焼運転が行われている状態では、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18の設置箇所や残火検知用バイメタルスイッチ19の設置箇所が過剰に高温になることはなく、これらのバイメタルスイッチ18,18,19は、いずれも閉成状態(ON状態)に保たれる。
この状況では、元弁8のソレノイド8aには、バイメタルスイッチ18,18,19を介して通電がなされるので、元弁8が開弁状態に保持される。そして、この状況では、検知回路23の検知信号出力部23a,23bの電圧レベルは、いずれもハイレベルとなり、このハイレベルの電圧信号がコントローラ21に入力される。これにより、コントローラ21は、バーナ3の逆火や残火が生じていないことを認識する。
一方、バーナ3の燃焼運転中に、給気ファン6の作動不良等に起因して、バーナ3の逆火が継続的もしくは頻繁に発生すると、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18の設置箇所の一方又は両方の温度が、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18が閉成状態に保たれる限界の閾値温度を超えるような過剰高温になる。このため、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18の一方又は両方が閉成状態(ON状態)から、開成状態(OFF状態)に変化する。
このとき、検知回路23において、元弁8のソレノイド8aへの通電が直ちに遮断されることとなり、これにより、元弁8が直ちに閉弁する。その結果、バーナ3への燃料ガスの供給が遮断されて、該バーナ3が消火する。
また、このとき、コントローラ21は、検知回路23の検知信号出力部23a,23bの電圧レベルが共にローレベルに変化することで、バーナ3の逆火が発生したことを認識する。そして、それに応じて、コントローラ21は、操作器22の表示器22dにて、バーナ3の逆火が発生したことを示すエラーコードを表示させる。
また、給湯の終了後(給水路11の通水終了後)に、流量センサ15の作動不良等に起因して、バーナ3の残火が発生して継続すると、残火検知用バイメタルスイッチ19の設置箇所の温度が、残火検知用バイメタルスイッチ19が閉成状態に保たれる限界の閾値温度を超えるような過剰高温になる。このため、残火検知用バイメタルスイッチ19が閉成状態(ON状態)から、開成状態(OFF状態)に変化する。
このとき、逆火が発生した場合と同様に、元弁8のソレノイド8aへの通電が直ちに遮断されることとなり、これにより、元弁8が直ちに閉弁する。その結果、バーナ3への燃料ガスの供給が遮断されて、該バーナ3が消火する。
また、このとき、コントローラ21は、検知回路23の検知信号出力部23aの電圧レベルがハイレベルに維持されつつ、検知信号出力部22bの電圧レベルがローレベルに変化することで、バーナ3の残火が発生したことを認識する。そして、それに応じて、コントローラ21は、操作器22の表示器22dにて、バーナ3の残火が発生したことを示すエラーコードを表示させる。
なお、バーナ3の逆火あるいは残火が発生した場合に、上記の如くエラーコードを表示器22dに表示する代わりに、あるいは、該表示と併せて、バーナ3の逆火あるいは残火が発生したことを音声報知したり、あるいは、警報音を発するようにしてもよい。
以上説明した実施形態によれば、検知回路23は、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18及び残火検知用バイメタルスイッチ19と元弁8のソレノイド8aとを直列に接続した簡易な回路構成で、バーナ3の逆火の発生の有無の検知と、残火の発生の有無の検知との両方の機能を実現し得るように構成されている。
このため、バーナ3の逆火の発生の有無と、残火の発生の有無とを各別の検知回路により検知する場合に較べて、ハーネス等の部品数を少なくできると共に、安価且つ簡易な構成でバーナ3の逆火の発生の有無と、残火の発生の有無とを検知することができる。
また、本実施形態では、検知回路23は、元弁8のソレノイド8aを、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18及び残火検知用バイメタルスイッチ19と直列に接続する抵抗体として用いて構成されているため、部品点数を効果的に低減できると共に、バーナ3の逆火や残火が発生した場合に、コントローラ21の制御処理を待たずに、即座に元弁8を閉弁して、バーナ3を消火させることができる。
なお、前記実施形態では、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18及び残火検知用バイメタルスイッチ19と直列に接続する抵抗体として、元弁8のソレノイド8aを用いたが、該抵抗体として、例えば固定抵抗値の抵抗素子を用いるようにしてもよい。その場合には、逆火又は残火の検知に応じて、コントローラ21により元弁8を閉弁制御するようにすればよい。
また、前記実施形態では、熱交換器4として、燃焼排ガスの顕熱だけでなく潜熱を吸熱し得る構成のものを用いたが、顕熱だけを吸熱するように構成されたものであってもよい。
また、前記実施形態では、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、残火検知用バイメタルスイッチ19と、元弁8のソレノイド8a(抵抗体)とを図2に示した順番で配列するようにしたが、その配列順は、他の形態を採用してもよい。例えば、ソレノイド8a(抵抗体)を逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と、電源端子24aとの間に配置するようにすると共に、ソレノイド8aと逆火検知用バイメタルスイッチ18,18との間の中点部分、及び、逆火検知用バイメタルスイッチ18,18と残火検知用バイメタルスイッチ19との間の中点部分を検知信号出力部として用いるようにしてもよい。
1…給湯装置、3…バーナ、4…熱交換器、11…給水路、12…出湯路、8…元弁(電磁弁)、8a…ソレノイド、18…逆火検知用バイメタルスイッチ(逆火検知用感温スイッチ)、19…残火検知用バイメタルスイッチ(残火検知用感温スイッチ)、23…検知回路、23a…検知信号出力部(第2の検知信号出力部)、23b…検知信号出力部(第1の検知信号出力部)、24a,24b…電源端子。

Claims (2)

  1. バーナの燃焼熱により加熱される熱交換器に給水路を介して給湯用水を供給し、該熱交換器で加熱された給湯用水を出湯路を介して出湯する給湯装置において、
    前記バーナの残火が発生した場合に該残火が発生していない場合よりも高温になる箇所に配置され、該箇所の温度が所定温度以上の高温になったときに開成する残火検知用感温スイッチと、前記バーナの逆火が発生した場合に該逆火が発生していない場合よりも高温になる箇所に配置され、該箇所の温度が所定温度以上の高温になったときに開成する逆火検知用感温スイッチと、抵抗体とを、電源電圧が印加される一対の電源端子間に直列に接続して構成された検知回路を備えており、
    該検知回路には、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの残火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第1の検知信号出力部と、前記残火検知用感温スイッチと逆火検知用感温スイッチとのうちの逆火検知用感温スイッチが開成しているか否かに応じて互いに異なる電圧レベルの信号を出力する第2の検知信号出力部とが備えられていることを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1記載の給湯装置において、
    前記バーナに燃料を供給する燃料供給路には、ソレノイドに通電することによって開弁する電磁弁が介装されており、前記検知回路には、前記抵抗体として、前記電磁弁のソレノイドが備えられていることを特徴とする給湯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018179354A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 株式会社ノーリツ 燃焼装置

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