JP4858915B2 - ガス燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置内の雰囲気中の燃料ガスの濃度を監視する機能を有するガス燃焼装置に関する。
従来より、例えば屋内に設置されたガス給湯器において、燃焼排ガスの排気通路にCOセンサーを設けて、バーナーが消火状態にあるときに、給排気を行うためのファンを作動させて該COセンサーにより室内の燃料ガスの濃度を検出し、バーナーが燃焼状態にあるときには、燃焼排ガス中のCO濃度を検出するようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
かかる従来のガス給湯器においては、バーナーが消火状態にあるときにファンを作動させることによって、給湯器の周囲の空気をCOセンサーまで導入し、該導入した空気中の燃料ガスの濃度を検出することができる。そして、これにより、ガス給湯器が接続された主ガス供給管からの燃料ガスの漏れを検知することができる。
しかし、このようにバーナーが消火状態にあるときには、主ガス供給管とバーナを接続する器内ガス供給管を開閉するガス元弁が閉弁状態にあるため、燃料ガスはガス元弁からバーナに流れず、ガス元弁とバーナ間の装置内ガス管からの燃料ガスの漏れを検知することができないという不都合があった。
特開平11−141865号公報
本発明は上記背景を鑑みてなされたものであり、主ガス管からの燃料ガスの漏れと、装置内ガス管からの燃料ガスの漏れを、共に検知することができるガス燃焼装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、燃料ガスの供給と遮断とを切換える遮断弁が設けられた主ガス供給管と、該遮断弁の下流側で接続して使用されるガス燃焼装置であって、前記主ガス供給管と装置内ガス供給管を介して接続されるバーナと、該装置内ガス供給管に設けられて前記バーナへの燃料ガスの供給と遮断とを切換えるガス元弁と、該バーナに燃焼用空気を供給するファンと、前記ガス元弁及び前記ファンの作動を制御して、前記バーナの燃焼運転を実行する燃焼制御手段とを備えたガス燃焼装置の改良に関する。
そして、前記ファンの近傍に設けられて、前記ファン周辺の雰囲気中の燃料ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段と、前記遮断弁が開弁状態且つ前記ガス元弁が閉弁状態にあるときに、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が第1の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該所定濃度以上であったときには前記遮断弁を閉弁する第1のガス濃度監視処理と、前記遮断弁が開弁状態であって前記燃焼制御手段により前記ガス元弁が開弁されたときに、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が第2の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該第2の所定濃度以上であったときには前記ガス元弁を閉弁する第2のガス濃度監視処理とを実行するガス濃度監視手段とを備えたことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ガス濃度監視手段は、前記遮断弁が開弁状態且つ前記ガス元弁が閉弁状態にあるときに、前記第1のガス濃度監視処理によって、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上であるか否かを判断する。ここで、前記ガス元弁が閉弁状態にあるときは、前記ガス元弁から前記バーナへの燃料ガスの供給が遮断されている。そのため、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上となっているときには、前記ガス元弁の上流側の前記主ガス供給管で燃料ガスの漏れが生じていると推定することができる。そこで、前記ガス濃度監視手段は、この場合には前記遮断弁を閉弁し、これにより前記主ガス供給管からの燃料ガスの漏れが継続することを防止している。
また、前記ガス濃度監視手段は、前記遮断弁が開弁状態であって前記燃焼制御手段により前記ガス元弁が開弁されたときに、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上であるか否かを判断する。ここで、前記ガス元弁が開弁されると、前記主ガス供給管から前記装置内ガス供給管を介して前記バーナに燃料ガスが供給される。そして、このように前記ガス元弁を開弁したときに、前記ガス濃度検出手段により検出される燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上となるときには、前記装置内ガス供給管から漏れた燃料ガスが前記ファンにより吸入されて、前記ガス濃度検出手段の付近の雰囲気中の燃料ガスの濃度が上昇していると推定することができる。そこで、前記ガス濃度監視手段は、この場合には前記ガス元弁を閉弁し、これにより前記装置内ガス供給管からの燃料ガスの漏れが継続することを防止している。
このように、前記主ガス供給管からの燃料ガスの漏れと前記装置内ガス供給管からの燃料ガスの漏れを区別して監視し、前記装置内ガス供給管からの燃料ガスの漏れが生じていると推定されるときには前記ガス元弁を閉弁して対処することによって、前記主ガス供給管に接続された他のガス燃焼装置に対する燃料ガスの供給を継続させることができる。そのため、前記主ガス供給管からの燃料ガスの漏れと前記装置内ガス供給管からの燃料ガスの漏れを区別せずに監視し、燃焼ガスの漏れが生じていると推定されるときには前記遮断弁を閉弁して対応する場合に生じる不都合、即ち、前記遮断弁の閉弁により、前記遮断弁の弁下流側で前記主ガス供給管に接続された他のガス燃焼装置への燃料ガスの供給も遮断されて、他のガス燃焼装置の使用も不能となるという不都合を回避することができる。
また、報知手段を備え、前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上であると判断したときは、前記報知手段により第1の報知を行い、前記第2のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上であると判断したときには、前記報知手段により前記第1の報知とは異なる第2の報知を行うことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上となったときと、前記第2のガス濃度監視処理において前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上となったときとで、前記第1の報知と前記第2の報知という異なる報知を行う。そして、これにより、使用者に対して、燃料ガスの漏れが生じている箇所が前記主ガス供給管であるか前記装置内ガス供給管であるかを認識させることができる。
また、前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス元弁が閉弁状態且つ前記ファンが停止状態であって、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度未満であると判断しているときに、前記燃焼制御手段により前記ガス元弁を閉弁状態に維持して前記ファンを作動させるプリバージ処理が開始されたときには、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以下に設定された第3の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該第3の所定濃度以上であったときには前記遮断弁を閉弁する第3のガス濃度監視処理を実行することを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記燃焼制御手段によって前記プリパージ処理が開始されると、前記ガス燃焼装置の周囲の空気が前記ガス燃焼装置内に吸入される。そのため、前記プリパージ処理によって、前記ガス濃度検出手段により前記ガス燃焼装置の周囲の燃料ガスの濃度を検出することができる。ここで、前記プリパージ処理を行うと、前記ファンの作動によりガス燃焼装置周辺の空気の対流が促進されるため、前記主ガス供給管から燃料ガスが漏れている箇所によっては、前記ガス濃度検出手段により検出される燃料ガスの濃度が、前記プリパージ処理を行っていないときよりも低くなる場合がある。そのため、前記第3の所定濃度を前記第1の所定濃度以下に設定することが好ましい。
また、報知手段を備え、前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上であると判断したとき、及び前記第3のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第3の所定濃度以上であると判断したときは、前記報知手段により第1の報知を行い、前記第2のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上であると判断したときには、前記報知手段により前記第1の報知とは異なる第2の報知を行うことを特徴とする。
かかる本発明によれば、前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上となったとき、及び前記第3のガス濃度監視処理において前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第3の所定濃度以上となったときと、前記第2のガス濃度監視処理において前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上となったときとで、前記第1の報知と前記第2の報知という異なる報知を行う。そして、これにより、使用者に対して、燃料ガスの漏れが生じている箇所が前記主ガス供給管であるか前記装置内ガス供給管であるかを認識させることができる。
本発明の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は本発明のガス燃焼装置であるガス給湯器が用いられた連結給湯システムの構成図、図2は図1に示したガス給湯器の構成図、図3はガス給湯器におけるガス濃度監視処理のフローチャートである。
図1を参照して、連結給湯システムは、複数台のガス給湯器1(本発明のガス燃焼装置に相当する)を連結ユニット8に通信可能に接続して構成されている。また、1台のガス給湯器1に、連結給湯システムの運転/停止の切換えや給湯温度の設定等を行うためのリモコン6が接続され、連結ユニット8にもリモコン81が接続されている。
各給湯器1は、後に詳説するように、主ガス供給管4に接続されるバーナと、このバーナで加熱される熱交換器とを内蔵している。熱交換器に接続された給水管2から供給された水は、熱交換器を循環する間に加熱されて湯となり、給湯管3に出湯される。給湯器1の作動は、マイクロコンピュータ等により構成された電子ユニットである制御ユニット5によって制御される。
また、主ガス供給管4には、主ガス供給管4を開閉して下流側への燃料ガスの供給と遮断とを切換える遮断弁11と、主ガス供給管4を介して供給される燃料ガスの流量を検出するガスメータ12とが設けられている。遮断弁11は通常は開弁状態となっており、ガスメータ12は、主ガス燃料ガスの検出流量が所定流量以上となったときに遮断弁11を閉弁する。
遮断弁11はガスメータ12を介して連結ユニット8と接続されており、連結ユニット8から送信される遮断信号を受信したときに、ガスメータ12は遮断弁11を閉弁する。なお、主ガス供給管4には、給湯器1以外に、ガス温風暖房機20等の他のガス燃焼装置も接続されている。
図2に示したように、給湯器1の筐体100内には、給水管2及び給湯管3と連通した熱交換器30、熱交換器30を加熱するバーナ31、バーナ31に点火するための点火プラグ32a,32b、点火プラグ32a,32bに高電圧を印加するイグナイタ33、バーナ31の燃焼炎の有無を検知するフレームロッド34、バーナ31に燃焼用空気を供給するファン35、熱交換器30から出湯される湯の温度を検出する熱交温度センサ36、雰囲気中の燃料ガスの濃度を検出するガスセンサ37(本発明のガス濃度検出手段に相当する)が備えられている。
なお、バーナ31は、第1バーナブロック31a、第2バーナブロック31b、及び第3バーナブロック31cにより構成されている。また、ガスセンサ37は、ファン35の近傍のファン35に吸入される燃焼用空気の流通経路に設けられており、ファン35の周辺の雰囲気中の燃料ガスの濃度を検出する。
さらに、給湯器1には、給水管2から供給される水の流量を検出する給水流量センサ40、給水管2から供給される水の温度を検出する給水温度センサ41、及び給水管2から供給される水の流量を調節する給水サーボ弁42が備えられている。
また、熱交換器30をバイパスして給水管2と給湯管3を連通するバイパス管50に、バイパス管50の開度を調節するバイパスサーボ弁51が備えられ、給湯管3とバイパス管50との合流箇所の下流に、給湯管3に供給される湯の温度を検出する給湯温度センサ52が備えられている。
また、主ガス供給管4と接続された器内ガス供給管62(本発明の装置内ガス供給管に相当する)を開閉するガス元弁61、器内ガス供給管62の開度を調節するガス比例弁63、器内ガス供給管62から第1バーナブロック31aへの燃料ガスの供給/遮断を切換える第1切換弁64a、器内ガス供給管62から第2バーナブロック31bへの燃料ガスの供給/遮断を切換える第2切換弁64b、器内ガス供給管62から第3バーナブロック31cへの燃料ガスの供給/遮断を切換える第3切換弁64cが備えられている。
次に、制御ユニット5には、連結ユニット8から給湯器1の運転/停止や運転条件の設定等を指示する信号が入力され、また、フレームロッド34、熱交温度センサ36、ガスセンサ37、給水流量センサ40、給水温度センサ41、及び給湯温度センサ52からの検出信号が入力される。
また、制御ユニット5から出力される制御信号によって、イグナイタ33、ファン35、給水サーボ弁42、バイパスサーボ弁51、ガス元弁61、ガス比例弁63、第1切換弁64a、第2切換弁64b、及び第3切換弁64cの作動が制御される。そして、制御ユニット5は、第1切換弁64a、第2切換弁64b、及び第3切換弁64cの開閉作動状況と、ガス比例弁63の開度からバーナ31の燃焼量を検知する。
制御ユニット5は、マイクロコンピュータにより予めメモリに記憶されたプログラムを実行することによって、給湯制御手段70及びガス濃度監視手段71として機能する。給湯制御手段70は、給湯器1が運転状態にあるときに給水サーボ弁42を開弁し、給水流量センサ40により検出される水の流量が予め設定された点火水量以上となったときに、ファン35によりバーナ31に燃焼用空気を供給し、イグナイタ33により点火プラグ32a,32bに高電圧を印加して火花放電を生じさせた状態で、ガス元弁61及び第1〜第3切換弁64a〜64cを開弁してバーナ31の点火処理を行い、バーナ31の燃焼運転を開始する。
そして、給湯制御手段70は、給湯温度センサ52により検出される給湯管3に供給される湯の温度が、目標温度(リモコン6,81により設定される)となるように、第1〜第3切換弁64a〜64cの開閉とガス比例弁63の開度の調節と燃焼ファン35の回転数の調節を行って、バーナ31の燃焼量を制御する。また、給湯制御手段70は、給湯管3の先端に取り付けられているカラン7が閉じられて、給水流量センサ40により検出される給水管2からの水の供給流量が前記点火水量よりも少なくなると、ガス元弁61、第1切換弁64a、第2切換弁64b、及び第3切換弁64cを閉弁してバーナ11の燃焼運転を停止する。
なお、給湯制御手段70により、元ガス弁61、ガス比例弁63、第1〜第3切換弁64a〜64c、及びファン35の作動を制御して、バーナ31の燃焼運転を実行する構成が、本発明の燃焼制御手段に相当する。
図1においていずれかのカラン7が開けられて給湯管3内に湯が流れると、各給湯器1の制御ユニット5は、連結ユニット8に対して、給水流量センサ40によって検出された水の流量を示す給水流量データを送信する。給水管2から各給湯器1に供給される水の流量(=給湯管3に供給される湯の流量)の範囲は、例えば「低」「中」「高」の3段階に設定されている。
図1のシステム構成においては、連結ユニット8に4台の給湯器1が接続されており、例えば、この4台の給湯器1のうち、3台の給湯器1の給水サーボ弁42が開弁され、残り1台の給湯器1の給水サーボ弁42が閉弁されているときは、給水サーボ弁42が開弁されている3台の給湯器1が運転状態になる。
そして、運転状態にある3台の給湯器1における給水管2からの水の供給流量が全て「中」の範囲内であるときは、連結ユニット8は、3台の給湯器1が作動している状態を維持する。また、カラン7からの給湯量が減少し、3台の給湯器1の供給水量の何れかが減少して「低」の範囲に入ると、連結ユニット8は、運転状態にある3台の給湯器1のうちの1台を停止状態とし(給水サーボ弁42を閉弁)、2台の給湯器1が運転している状態にする。その2台の給湯器1における給水管2からの水の供給流量が双方とも「中」の場合には2台が運転している状態を維持するが、更に1台の給湯器1における給水管2からの水の供給流量が「低」の範囲まで減少すると、更にいずれか一方の給湯器1の運転を停止させ、1台の給湯器1のみが運転した状態にする。
逆に一部の給湯器1が運転している状態で、運転中の給湯器1のいずれかの流量が「高」に増加すると、連結ユニット8は、停止している給湯器1の中の1台を運転状態とする(給水サーボ弁42を開弁)。
次に、図3に示したフローチャートに従って、ガス濃度監視手段71による燃料ガスの濃度の監視処理の実行手順について説明する。
ガス濃度監視手段71は、給湯器1が給湯停止状態であってガス元弁61が閉弁状態であるときに、STEP1〜STEP2のループを繰り返し実行して、STEP1でガスセンサ35による燃料ガスの検出濃度がA%(本発明の第1の所定濃度に相当する)以上であるか否かを判断する。
そして、燃料ガスの検出濃度がA%以上であったときはSTEP10に分岐する。ここで、A%は燃料ガスの可燃限界濃度よりも低い濃度に設定される。そして、ガス元弁61が閉弁状態であるときに、燃料ガスの検出濃度がA%以上となっているときには、ガス元弁61の上流側の主ガス供給管4で燃料ガスの漏れが生じていると推定することができる。そこで、ガス濃度監視手段71は、STEP10で遮断弁11を閉弁して主ガス供給管10からの燃料ガスの漏れを停止する。
具体的には、ガス濃度監視手段71が連結ユニット8に対して遮断弁11の閉弁を指示する制御信号を送信し、該制御信号を受信した連結ユニット8が、ガスメータ12に対して遮断弁11の閉弁を指示する制御信号を送信する。そして、該制御信号を受信したガスメータ12が遮断弁11を閉弁する。なお、STEP1で燃料ガスの検出濃度がA%以上であるか否かを判断し、燃料ガスの検出濃度がA%以上となったときに、STEP10に分岐して遮断弁11を閉弁する処理が、本発明の「第1のガス濃度監視処理」に相当する。
続く次のSTEP11で、ガス濃度監視手段71は、リモコン6の表示部75(図2参照)に、主ガス供給管4から燃料ガスが漏れていることを示す表示(例えば「ガスもれ」と表示、本発明の第1の報知に相当する)を行う。
一方、STEP1で燃料ガスの検出濃度がA%未満であったときにはSTEP2に進む。そして、給湯運転の要求がされているときはSTEP3に進み、給湯運転の要求がされていないときにはSTEP1に戻る。
STEP3は、給湯制御手段70による処理であり、給湯制御手段70は、ガス元弁61を閉弁状態に維持してファン35を作動させるプリパージ処理を実行する。プリパージ処理により、給湯器1の周囲の空気が筐体100内に流入すると共に、バーナ31の付近に滞留した未燃ガスや燃焼排ガスが排出される。
続くSTEP4で、ガス濃度監視手段71は、ガスセンサ37による燃料ガスの検出濃度がB%(本発明の第2の所定濃度に相当し、A%以下に設定される)以上であるか否かを判断する。そして、燃料ガスの検出濃度がB%以上であったときはSTEP20に分岐する。ここで、プリパージ処理を行ったときに、ガスセンサ37による燃料ガスの検出濃度がB%以上となったときには、給湯器1の周囲の空気中の燃料ガスの濃度が高くなっているため、主ガス供給管4から燃料ガスが漏れていると推定することができる。
そこで、ガス濃度監視手段71は、STEP20でファン35をOFFしてSTEP10に進み、上述したSTEP1で燃料ガスの検出濃度がA%以上となった場合と同様に、STEP10で遮断弁11を閉弁して、STEP11でリモコン6の表示部75に、主ガス供給管4から燃料ガスが漏れていることを示す表示(本発明の第1の報知に相当する)を行う。
なお、プリパージ処理の実行中に、STEP4で燃料ガスの検出濃度がB%以上であるか否かを判断し、燃料ガスの検出濃度がB%以上となったときに、STEP20に分岐して遮断弁11を閉弁する構成が、本発明の「第2のガス濃度監視処理」に相当する。
一方、STEP4で燃料ガスの検出濃度がB%未満であったときには、主ガス供給管4からの燃料ガスの漏れは生じていないと推定される。そのため、この場合はSTEP5に進み、給湯制御手段70は、ガス元弁61を開弁して給湯運転を開始する。
ここで、ガス元弁61を開弁することにより、主ガス供給管4から器具内ガス供給管62に燃料ガスが供給され、器具内ガス供給管62に破損箇所がある場合には、器具内ガス供給管62からの燃料ガスの漏れが生じる。そして、漏れた燃料ガスがファン35によって吸引されるため、ガスセンサ37付近の雰囲気中の燃料ガスの濃度が上昇する。
そこで、ガス濃度監視手段71は、次のSTEP6とSTEP30からなるループにおいて、STEP6でガスセンサ37による燃料ガスの検出濃度がC%(本発明の第2の所定濃度に相当する)以上であるか否かを判断しつつ、STEP30で給湯運転の停止要求の有無を判断する。STEP30で給湯運転の停止要求があったときはSTEP31に進む。STEP31は給湯制御手段70による処理であり、給湯制御手段70は、ガス元弁61を閉弁して給湯運転を停止する。
そして、STEP6で燃料ガスの検出濃度がC%以上となったときは、器具内ガス供給管62から燃料ガスが漏れていると推定することができる。そのため、この場合はSTEP7に進み、ガス濃度監視手段71は、ガス元弁61を閉弁して主ガス供給管4から器具内ガス供給管62への燃料ガスの供給を遮断する。そして、これにより、器具内ガス供給管62からの燃料ガスの漏れが継続することを防止している。なお、ガス元弁61の閉弁により、給湯制御手段70は給湯運転の実行を停止する。
なお、STEP5でガス元弁61が開弁されたときに、ガス濃度監視手段71が、STEP6で燃料ガスの検出濃度がC%以上であるか否かを判断し、燃料ガスの検出濃度がC%以上となったときに、STEP7に進んでガス元弁61を閉弁する処理が、本発明の「第2のガス濃度監視処理」に相当する。
このように、ガス元弁61を閉弁しても、他の給湯器1及びガス温風暖房機20への燃料ガスの供給は可能であるため、使用者は、「第2のガス濃度監視処理」によりガス元弁61が閉弁された給湯器1以外の給湯器1及びガス温風暖房機20を使用することができる。
また、続くSTEP8で、ガス濃度監視手段71は、リモコン6の表示部75に、器具内ガス供給管62から燃料ガスが漏れていることを示す表示(例えば「器具ガスもれ」と表示、本発明の第2の報知に相当する)を行う。なお、STEP11における主ガス供給管4から燃料ガスが漏れていることを示す表示と、STEP8における器具内ガス供給管62から燃料ガスが漏れていることを示す表示とは、異なる表示態様とされている。そして、これにより、使用者にガス漏れが生じた箇所が主ガス供給管4であるか、装置内ガス供給管62であるかを区別して視認させるようにしている。
なお、本実施の形態では、STEP4において、ガス濃度監視手段71は、プリパージ処理が実行されているときに、燃料ガスの検出濃度がB%以上であるか否かを判断する「第3のガス濃度監視処理」を実行したが、該「第3のガス濃度監視処理」を実行しない場合であっても、本発明の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、ガス濃度監視手段71が、リモコン6の表示部75に、主ガス供給管4から燃料ガスが漏れていることを示す表示と、器具内ガス供給管62から燃料ガスが漏れていることを示す表示とを行ったが、ブザーの鳴動等の他の方法によって主ガス供給管4及び装置内ガス供給管62からの燃料ガスの漏れを報知するようにしてもよい。
また、主ガス供給管4及び装置内ガス供給管62からの燃料ガスの漏れの報知を行わない場合にも、本発明の効果を得ることができる。
連結給湯システムの構成図。 図1に示した給湯器の構成図。 ガス給湯器におけるガス濃度監視処理のフローチャート。
符号の説明
1…給湯器、2…給水管、3…給湯管、4…主ガス供給管、5…制御ユニット、6…リモコン、8…連結ユニット、11…遮断弁、12…ガスメータ、30…熱交換器、31…バーナ、35…ファン、37…ガスセンサ、61…ガス元弁、62…器内ガス供給管、70…給湯制御手段、71…ガス濃度監視手段、75…(リモコンの)表示部

Claims (4)

  1. 燃料ガスの供給と遮断とを切換える遮断弁が設けられた主ガス供給管と、該遮断弁の下流側で接続して使用されるガス燃焼装置であって、
    前記主ガス供給管と装置内ガス供給管を介して接続されるバーナと、
    該装置内ガス供給管に設けられて前記バーナへの燃料ガスの供給と遮断とを切換えるガス元弁と、
    該バーナに燃焼用空気を供給するファンと、
    前記ガス元弁及び前記ファンの作動を制御して、前記バーナの燃焼運転を実行する燃焼制御手段とを備えたガス燃焼装置において、
    前記ファンの近傍に設けられて、前記ファン周辺の雰囲気中の燃料ガスの濃度を検出するガス濃度検出手段と、
    前記遮断弁が開弁状態且つ前記ガス元弁が閉弁状態にあるときに、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が第1の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該所定濃度以上であったときには前記遮断弁を閉弁する第1のガス濃度監視処理と、前記遮断弁が開弁状態であって前記燃焼制御手段により前記ガス元弁が開弁されたときに、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が第2の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該第2の所定濃度以上であったときには前記ガス元弁を閉弁する第2のガス濃度監視処理とを実行するガス濃度監視手段とを備えたことを特徴とするガス燃焼装置。
  2. 請求項1記載のガス燃焼装置において、
    報知手段を備え、
    前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上であると判断したときは、前記報知手段により第1の報知を行い、前記第2のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上であると判断したときには、前記報知手段により前記第1の報知とは異なる第2の報知を行うことを特徴とするガス燃焼装置。
  3. 請求項1記載のガス燃焼装置において、
    前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス元弁が閉弁状態且つ前記ファンが停止状態であって、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度未満であると判断しているときに、前記燃焼制御手段により前記ガス元弁を閉弁状態に維持して前記ファンを作動させるプリバージ処理が開始されたときには、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以下に設定された第3の所定濃度以上であるか否かを判断し、該検出濃度が該第3の所定濃度以上であったときには前記遮断弁を閉弁する第3のガス濃度監視処理を実行することを特徴とするガス燃焼装置。
  4. 請求項3記載のガス燃焼装置において、
    報知手段を備え、
    前記ガス濃度監視手段は、前記第1のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第1の所定濃度以上であると判断したとき、及び前記第3のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第3の所定濃度以上であると判断したときは、前記報知手段により第1の報知を行い、前記第2のガス濃度監視処理において、前記ガス濃度検出手段による燃料ガスの検出濃度が前記第2の所定濃度以上であると判断したときには、前記報知手段により前記第1の報知とは異なる第2の報知を行うことを特徴とするガス燃焼装置。
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