JP2014005074A - 二重容器 - Google Patents

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【課題】内装容器を外容器内に確実にセットできる二重容器を提供する。
【解決手段】内装容器2の肩部材16には、外容器3の口部3bが有する第1係合凹部31に係合して内装容器2及び外容器3の容器軸回りの相対移動を規制する第1係合突部21が突設され、第1係合突部21には、容器軸に直交する径方向の外側に向けて第2係合突部35が突設され、容器軸と第2係合突部35との径方向の距離R1が、容器軸と雌ねじ部33aにおけるねじ山の頂部との径方向の距離R2以上となっていることを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、二重容器に関する。
従来から、内容物が収容される内装容器と、内装容器を収納するとともに、口部の外周面に雄ねじ部が形成された外容器と、外容器に着脱自在に装着され、内装容器を外容器に固定する有頂筒状の肩カバーと、を備えた二重容器が知られている。
また、内装容器には、外容器の口部に形成された切欠き部内に保持される突部が形成され、これにより内装容器及び外容器の容器軸回りの相対移動が規制されている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2004−106939号公報
しかしながら、上述した従来の二重容器では、内装容器の突部が外容器の切欠き部内に保持されていない状態で、肩カバーが組み付けられる虞があった。この場合、外容器内における正規の位置に内装容器を配置できず、内装容器が外容器内でがたつく等、内装容器のセット不良が生じる虞がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、内装容器を外容器内に確実にセットできる二重容器を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係る二重容器は、内容物が収容される内装容器と、該内装容器を収納するとともに、口部の外周面に雄ねじ部が形成された外容器と、該外容器に着脱自在に装着され、前記内装容器を前記外容器に固定する肩カバーと、を備え、前記肩カバーは、前記外容器の前記雄ねじ部に螺着される雌ねじ部を有する螺着筒を有し、前記内装容器の肩部、及び前記外容器の前記口部のうち何れか一方には、他方が有する第1係合凹部に係合して前記内装容器及び前記外容器の容器軸回りの相対移動を規制する第1係合突部が突設され、前記内装容器の前記肩部には、容器軸に直交する径方向の外側に向けて第2係合突部が突設され、容器軸と前記第2係合突部との径方向の距離が、容器軸と前記雌ねじ部におけるねじ山の頂部との径方向の距離以上となっていることを特徴とする。
このような特徴により、内装容器を外容器内に収納したときに、仮に、内装容器の肩部及び外容器の口部のうちの何れか一方に設けられた第1係合突部と、他方が有する第1係合凹部と、が係合せず、当該他方における第1係合凹部の非形成部分上に第1係合突部が乗り上がっていたとしても、外容器に肩カバーを組み付ける過程において、肩カバーと外容器とを締め付け側へ相対回転させると、肩カバーの雌ねじ部が内装容器の肩部に突設された第2係合突部に係合(例えば、容器軸方向や周方向)して、肩カバーと内装容器とが容器軸回りに共回りする。そして、肩カバー及び内装容器の外容器に対する回転に伴い、内装容器及び外容器のうちの何れか一方に突設された第1係合突部が、他方における上述した非形成部分上を摺動し、第1係合突部と第1係合凹部とが自然に係合することになる。
これにより、外容器内に内装容器を確実にセットすることができる。
さらに、このように肩カバー及び内装容器の外容器に対する回転に伴い、第1係合突部と第1係合凹部とが自然に係合することになるので、従来のように外容器の切欠き部内に内装容器の突部を保持させた状態で、外容器内に内装容器を収納させておく必要がなく、第1係合突部と第1係合凹部とを間単に係合させることができる。その結果、操作性を向上させた上で、外容器内に内装容器を確実にセットすることができる。
また、上記本発明の二重容器において、前記第1係合突部は、前記内装容器の前記肩部に形成され、前記第1係合凹部は、前記外容器の前記口部に形成されるとともに、径方向に貫き、かつ容器軸方向に沿う前記外容器の外側に向いて開口し、前記雄ねじ部は、前記第1係合凹部により周方向に分断され、前記第2係合突部は、前記第1係合突部に形成されていてもよい。
この場合には、上述した作用効果が顕著に奏功される。
また、上記本発明の二重容器において、前記第1係合突部と前記第1係合凹部とが係合された際、径方向の外側から見た側面視において、前記第2係合突部は、前記雄ねじ部のねじ山の仮想延長線上に位置し、前記雄ねじ部の一部を構成していてもよい。
この場合には、第1係合突部と第1係合凹部とが係合すると、第2係合突部が、径方向の外側から見た側面視において、雄ねじ部のねじ山の仮想延長線上に配設されるので、第2係合突部が外容器の雄ねじ部の一部を構成することになり、第2係合突部を設けたことで外容器に対する肩カバーの着脱が阻害されてしまうのを防ぐことができる。
本発明に係る二重容器によれば、内装容器を外容器内に確実にセットできる。
本発明の実施形態における二重容器の側面図である。 内装容器の側面図である。 肩カバーの部分断面図である。 二重容器の要部断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態に係る二重容器を説明する。
図1に示すように、本実施形態の二重容器1は、有底筒状の内装容器2と、内装容器2を着脱自在に収納する有底筒状の外容器3と、外容器3の口部3bに着脱自在に螺着され、内装容器2を外容器3に固定する有頂筒状の肩カバー4と、を備えている。なお、図示の例では、内装容器2、外容器3、および肩カバー4それぞれの中心軸線は、共通軸上に配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う肩カバー4側を上側とし、外容器3側を下側とし、容器軸Oに直交する方向を径方向とし、さらに容器軸O回りの方向を周方向とする。
図1、図2に示すように、内装容器2は、内容物が収容される有底筒状の内容器11(図2参照)と、内容器11に装着される吐出器12と、を備えている。
吐出器12は、内容器11内に収容された内容物を吐出する吐出部材13、及びこの吐出部材13を内容器11に取り付ける取付キャップ14を備えている。
取付キャップ14は、容器軸O方向に延びる多段筒状に形成されており、上述した内容器11の口部に螺着された装着筒15と、装着筒15の下端縁に連設された肩部材16と、を備えている。
肩部材16は、装着筒15の下端縁から径方向の外側に向けて延在し、外容器3における口部3bの上端開口縁上に配置されるフランジ部17と、フランジ部17の外周部分から下方に向けて延在し、外容器3の口部3b内に挿入される挿入筒18(図2参照)と、を備えている。なお、本実施形態では、取付キャップ14の肩部材16が内装容器2の肩部を構成している。
フランジ部17は、上述した内容器11の胴部11aを上方から覆うように配設されている。また、フランジ部17の外径は、内容器11における胴部11aの外径に比べて大きくなっている。挿入筒18は、外径がフランジ部17よりも小さく形成され、かつ下方に向かうに従い漸次縮径されている。
図1、図2、図4に示すように、挿入筒18の外周面には、径方向の外側に向けて突出する第1係合突部21が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これら第1係合突部21は径方向から見た側面視で矩形状に形成されるとともに、下方に向かうに従い周方向に沿う長さが漸次縮小している。そして、第1係合突部21における上端縁は、フランジ部17の下面に連設されている。なお、本実施形態の各第1係合突部21は、取付キャップ14の挿入筒18のうち、容器軸Oを径方向に挟む位置に各別に配設されている。
図1、図2に示すように、吐出部材13は、容器軸Oと同軸に延びるとともに、取付キャップ14内に固定された図示しない筒状の吐出器本体と、吐出器本体の上端部に装着された押下ヘッド23と、を備えている。吐出器本体は、取付キャップ14内及び内容器11内に配設され、その内部に内容器11内に収容された内容物が流通可能になっている。
押下ヘッド23は、吐出器本体の上端部に上方付勢状態で配置され、装着筒15の内側で容器軸O方向に沿って移動可能とされている。押下ヘッド23には、吐出器本体内で流通する内容物を外部に吐出する吐出口23aが形成されている。
図1に示すように、外容器3の胴部3aは、容器軸O方向に沿って延びる円筒形状に形成され、上述した内容器11の胴部11aを径方向の外側から囲繞している。また、胴部3aの上端開口縁には、上方に向けて開放された口部3bが形成され、この口部3bを通して外容器3内に内装容器2(内容器11)が挿入される。口部3bは、胴部3aに対して外径が縮小している。
また、口部3bには、径方向に貫き、かつ上方に向けて開口する第1係合凹部31が周方向に間隔をあけて複数形成されている。これら第1係合凹部31は、上述した第1係合突部21を収容可能な大きさに形成されており、第1係合突部21に対応して、外容器3の口部3bのうち、容器軸Oを径方向に挟む各位置に各別に形成されている。そして、第1係合突部21が第1係合凹部31内に収容(係合)されることで、外容器3に対する内装容器2の周方向への移動が規制される。
また、口部3bの外周面には、雄ねじ部3cが形成されている。雄ねじ部3cは、口部3bのうち、容器軸O方向において上述した第1係合凹部31を回避した部分に、周方向の全体に亘って形成されている。すなわち、雄ねじ部3cは第1係合凹部31により周方向に分断されている。
図1、図3に示すように、肩カバー4は、頂壁部32及び螺着筒33を備えている。
螺着筒33の内周面には、雌ねじ部33aが形成され、口部3bの雄ねじ部3cに螺着されている。なお、肩カバー4が外容器3に装着された状態において、螺着筒33の外面と外容器3における胴部3aの外面とは面一に配置されている。
頂壁部32における径方向の中央部には、容器軸O方向に沿って貫通する開口部32aが形成されており、この開口部32a内に上述した吐出器12の押下ヘッド23及び装着筒15が挿入されている。
また、頂壁部32の下面における外周部分には、下方に向けて突出するリブ34が全周に亘って形成されている。具体的に、リブ34は、上述した肩部材16におけるフランジ部17の外周部分に容器軸O方向で重なるように配設されるとともに、容器軸O方向に沿う断面視で下方に向けて突の半円状に形成されている。リブ34は、肩カバー4が外容器3に螺着された際、口部3bの上端開口縁との間で取付キャップ14のフランジ部17を容器軸O方向に挟持して、内装容器2を外容器3内に固定する。すなわち、本実施形態では、リブ34の下端縁がフランジ部17の上面に密接することで、フランジ部17と頂壁部32との間の摺動抵抗が低減されている。なお、リブ34は、周方向に沿って間欠的に形成しても構わない。
ここで、図1、図4に示すように、上述した肩部材16のうち、各第1係合突部21の下端部には、雌ねじ部33aが係合する第2係合突部35が径方向の外側に向けて突設されている。各第2係合突部35は、径方向の外側から見た側面視において、雄ねじ部3cのねじ山の仮想延長線L上に位置している。図示の例では、各第2係合突部35は、第1係合突部21の下端縁に沿って周方向における第1係合突部21の全体に亘って形成されている。
また、容器軸Oと、第2係合突部35における径方向の外側端縁と、の径方向の距離R1は、容器軸Oと、雌ねじ部33aにおけるねじ山の頂部との径方向の距離R2(雌ねじ部33aの内径の半分)以上であって、螺着筒33の内径未満になっている(R1>R2)。本実施形態では、容器軸Oと第2係合突部35との径方向の距離R1は、雄ねじ部3cの外径と同等になっており、容器軸O方向から見て雄ねじ部3cのねじ山と同一周上に第2係合突部35が配設されている。
さらに、第2係合突部35は、容器軸O方向に沿う断面視において、容器軸O方向に沿う長さ(幅)が雌ねじ部33aのピッチよりも小さく、雄ねじ部3cと同等になっている。また、第2係合突部35の上端縁は、径方向の外側に向けて突の湾曲面に形成され、下端縁が径方向に沿う平坦面に形成されている。
次に、上述した二重容器1の作用について説明する、なお、以下の説明では、図2に示す内装容器2を外容器3にセットする際のセット方法について主に説明する。また、以下の説明では、肩カバー4を外容器3に螺着する際に、外容器3に対して肩カバー4を締め付け側Aまたは緩み側Bへ回転させる場合について説明するが、肩カバー4に対して外容器3を締め付け側(前記締め付け側Aとは反対側)へ回転させても構わない。
まず、図1に示すように、外容器3の口部3bから外容器3内に内装容器2を挿入する。これにより、内装容器2は、内容器11が外容器3内に配設されるとともに、取付キャップ14が外容器3の口部3bから上方に向けて突出した状態で外容器3内に収納される。なお、以下の説明では、第1係合突部21が第1係合凹部31に係合されていない状態、すなわち第1係合突部21の下端縁が外容器3における口部3bの上端開口縁のうち、第1係合凹部31の非形成部分上に乗り上がっている状態を例にして説明する。
次に、肩カバー4を外容器3に装着する。具体的には、押下ヘッド23及び装着筒15を肩カバー4の開口部32a内に挿入しつつ、肩カバー4と外容器3とを容器軸O方向に沿って接近させることで、外容器3の口部3b及び内装容器2の肩部材16が肩カバー4に覆われる。
次に、肩カバー4を外容器3に対して前記締め付け側Aへ回転させる。すると、例えば雌ねじ部33aにおける前記締め付け側Aの端部が第2係合突部35における前記緩み側Bの端部に係合したり、雌ねじ部33aにおける下端縁が第2係合突部35の上端縁に係合したりすることによって、雌ねじ部33aと第2係合突部35とが肩カバー4と内装容器2とが外容器3に対して前記締め付け側Aに向けて共回りする。
そして、肩カバー4及び内装容器2の、外容器3に対する回転に伴い、内装容器2の第1係合突部21が、外容器3における口部3bの上端開口縁の第1係合凹部31の非形成部分上を摺動して、第1係合突部21と第1係合凹部31とが自然に係合することになる。これにより、内装容器2が外容器3内の正規の位置に収納される。
また、内装容器2が外容器3内の正規の位置に収納されることで、径方向の外側から見た側面視において、第2係合突部35が雄ねじ部3cのねじ山の仮想延長線L上に配設される。すなわち、第2係合突部35が、第1係合凹部31によって周方向に分断された雄ねじ部3cのねじ山同士を架け渡した状態となり、雄ねじ部3cの一部を構成する。この状態で、肩カバー4を外容器3に対して前記締め付け側Aへ回転させることで、肩カバー4の雌ねじ部33aが外容器3の雄ねじ部3cに螺着されるとともに、雌ねじ部33aと第2係合突部35とが容器軸Oに係合される。
これにより、外容器3に対する肩カバー4の締め付け側Aへの移動が規制され、二重容器1の組み付けが完了する。なお、本実施形態における第2係合突部35と雌ねじ部33aとの係合は、上述した肩カバー4の回転時や装着時において、第2係合突部35と雌ねじ部33aとが周方向や容器軸O方向に係合することとする。
また、内装容器2の交換作業時等、二重容器1の組み付けを解除する場合には、上述した動作と逆の動作を行う。すなわち、肩カバー4を外容器3に対して前記緩み側Bへ回転させることで、肩カバー4の雌ねじ部33aと外容器3の雄ねじ部3cとの螺着、及び雌ねじ部33aと第2係合突部35との係合が解除される。その後、肩カバー4を外容器3から取り外し、外容器3から内装容器2を抜き出す。
そして、新たな内装容器2を外容器3にセットすることで、内装容器2の交換作業が終了する。
このように、本実施形態によれば、内装容器2を外容器3内に収納したときに、仮に第1係合突部21が第1係合凹部31に係合せず、外容器3の口部3bにおける第1係合凹部31の非形成部分上に乗り上がっていたとしても、外容器3に肩カバー4を組み付ける過程において、第1係合突部21と第1係合凹部31とが自然に係合することになる。
これにより、外容器3内に内装容器2を確実にセットすることができ、内装容器2が外容器3内でがたつく等を防止できる。
さらに、このように肩カバー4及び内装容器2の、外容器3に対する回転に伴い、第1係合突部21と第1係合凹部31とが自然に係合することになるので、従来のように外容器3の切欠き部内に内装容器2の突部を保持させた状態で、外容器3内に内装容器2を収納させておく必要がなく、第1係合突部21と第1係合凹部31とを間単に係合させることができる。その結果、操作性を向上させた上で、外容器3内に内装容器2を確実にセットすることができる。
また、本実施形態では、第1係合突部21と第1係合凹部31とが係合すると、第2係合突部35が、径方向の外側から見た側面視において、雄ねじ部3cのねじ山の仮想延長線L上に配設されるので、第2係合突部35が外容器3の雄ねじ部3cの一部を構成することになり、第2係合突部35を設けたことで外容器3に対する肩カバー4の着脱が阻害されてしまうのを防ぐことができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
例えば、上述した実施形態では、外容器3を有底筒状に形成した場合について説明したが、これに限らず、容器軸O方向の両側が開放されていても構わない。
また、上述した実施形態では、内容器11に吐出器12が装着された状態を内装容器2とし、肩部材16(フランジ部17)を内装容器2の肩部としたが、内容器11の肩部を本発明の内装容器の肩部として構成しても構わない。
また、上述した実施形態では、外容器3の口部3bに第1係合凹部31を、内装容器2のフランジ部17に第1係合突部21をそれぞれ形成する場合について説明したが、これに限らず、外容器3の口部3bに第1係合突部を、内装容器2のフランジ部17に第1係合凹部を形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、第1係合突部21に第2係合突部35を形成する構成について説明したが、これに限らず、第1係合突部21または第1係合凹部31と周方向で異なる位置に第2係合突部35を形成しても構わない。
また、第2係合突部35は、内装容器2の肩部のうち、第1係合突部21の下端縁が外容器3における口部3bの上端開口縁のうち、第1係合凹部31の非形成部分上に乗り上がっている状態において、非形成部分よりも上方に位置する部分に配設されていれば構わない。
さらに、上述した実施形態では、第2係合突部35が、径方向の外側から見た側面視において、雄ねじ部3cのねじ山の仮想延長線L上に位置している場合について説明したが、これに限らず、第2係合突部35と雌ねじ部33aとが係合する構成であれば構わない。
また、第2係合突部35を仮想延長線Lに沿うように形成してもよく、仮想延長線Lと平行に形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、第1係合突部21と第1係合凹部31とが係合していない状態で、肩カバー4を装着する場合について説明したが、これに限られない。
さらに、上述した実施形態では、各係合突部21,35及び第1係合凹部31をそれぞれ二箇所ずつ形成する場合について説明したが、これに限らず、一箇所に形成しても3箇所以上の複数箇所に形成しても構わない。
また、上述した実施形態では、吐出器12が、吐出部材13を利用して内容物を吐出させる構成について説明したが、この際の吐出部材13は、押下ヘッド23を介して吐出器本体を押し下げることによって内容物を吸い上げ、吐出口23aから吐出させるものであれば公知のもので良く、例えば、内容物を加圧しながら吐出する加圧ポンプや、内容物を液状で吐出する液ポンプや、空気シリンダ及び空気ピストンを構成に加えて内容物を泡状に吐出するフォーマーポンプや、内容物を霧状に吐出するスプレーポンプであっても構わない。さらに、ポンプタイプの吐出器12ではなく、エアゾールタイプの吐出器12であっても本発明は適用可能である。
さらに、上述した実施形態では、ポンプタイプやエアゾールタイプの吐出器12を備えた内装容器について説明したが、吐出器12を有さない構成(ポンプタイプやエアゾールタイプ以外の構成)についても本発明は適用可能である。例えば、吐出孔を有する取付キャップを内容器11に装着する等の構成にしても構わない。すなわち、本発明は肩部が形成された内装容器を有する種々の二重容器に適用可能である。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した各変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 二重容器
2 内装容器
3 外容器
3b 口部
4 肩カバー
11 内容器
16 肩部材(内装容器の肩部)
18 挿入筒
21 第1係合突部
31 第1係合凹部
32 頂壁部
35 第2係合突部
L 仮想延長線
O 容器軸

Claims (3)

  1. 内容物が収容される内装容器と、
    該内装容器を収納するとともに、口部の外周面に雄ねじ部が形成された外容器と、
    該外容器に着脱自在に装着され、前記内装容器を前記外容器に固定する肩カバーと、を備え、
    前記肩カバーは、前記外容器の前記雄ねじ部に螺着される雌ねじ部を有する螺着筒を有し、
    前記内装容器の肩部、及び前記外容器の前記口部のうち何れか一方には、他方が有する第1係合凹部に係合して前記内装容器及び前記外容器の容器軸回りの相対移動を規制する第1係合突部が突設され、
    前記内装容器の前記肩部には、容器軸に直交する径方向の外側に向けて第2係合突部が突設され、
    容器軸と前記第2係合突部との径方向の距離が、容器軸と前記雌ねじ部におけるねじ山の頂部との径方向の距離以上となっていることを特徴とする二重容器。
  2. 前記第1係合突部は、前記内装容器の前記肩部に形成され、
    前記第1係合凹部は、前記外容器の前記口部に形成されるとともに、径方向に貫き、かつ容器軸方向に沿う前記外容器の外側に向いて開口し、
    前記雄ねじ部は、前記第1係合凹部により周方向に分断され、
    前記第2係合突部は、前記第1係合突部に形成されていることを特徴とする請求項1記載の二重容器。
  3. 前記第1係合突部と前記第1係合凹部とが係合された際、径方向の外側から見た側面視において、前記第2係合突部は、前記雄ねじ部のねじ山の仮想延長線上に位置し、前記雄ねじ部の一部を構成していることを特徴とする請求項2記載の二重容器。
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JP2016159934A (ja) * 2015-02-27 2016-09-05 株式会社吉野工業所 二重容器
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