JP5492580B2 - レフィール容器 - Google Patents
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Description
ところで近年では、ポンプを有さず容器本体および押え蓋部材を備え、前述の吐出容器に対して交換可能なレフィール容器が検討されている。
この場合例えば、レフィール容器を交換するときに、前述のチューブを押え蓋部材の挿通孔内に挿入させ難くなり交換作業が煩雑になったり、あるいは容器本体内における内容物の上面の露出が広くなり内容物の円滑な吐出を維持することが困難になったりする等のおそれがある。
また、この押え蓋部材の挿通孔内に、シリンダにより下方に押し込まれる被係合部が設けられているので、レフィール容器を交換するときに被係合部に加えられる下方に向けた押圧力によって、押え蓋部材を保持部材から離脱させることが可能になる。したがって、レフィール容器の交換作業を煩雑にすることなく、押え蓋部材が前述のように傾くのを防ぐことができる。
本実施形態に係るレフィール容器1は、クリーム状若しくはゲル状などの比較的粘度が高い内容物Aが収容される容器本体11と、容器本体11内に昇降変位自在に配設され内容物A上に配置される平板状の押え蓋部材21と、を備えている。
肩部16は、容器本体11の内側に向けて窪む凹曲面状に形成されていて、その下端部の表面は容器軸O方向に向いている。
また本実施形態では、ヘッド部18には、口部17と肩部16との間に、口部17より大径に形成されるとともに、下端が肩部16の上端に滑らかに連なり、容器軸O方向に沿って延びる首部19が配設されている。
口部17には封止キャップ20が螺着されている。
蓋本体22は、容器軸Oと同軸に配置され、その径方向の中央部に前記貫通孔が形成されている。また、蓋本体22の外径は、容器本体11における胴部12の内径より僅かに小さくなっている。蓋本体22の上面は、容器本体11における肩部16の下端部の内面に下側から近接している。
内筒体23の下部25には、蓋本体22の貫通孔内に嵌合された被嵌合筒25aと、被嵌合筒25aの上端に径方向の外側に向けて突設されたフランジ状の挟着板25bと、被嵌合筒25aの下端に径方向の外側に向けて突設された挟着凸部25cと、被嵌合筒25aの下端に径方向の内側に向けて突設された突片(被係合部)25dと、が備えられている。
挟着板25bと挟着凸部25cとが、蓋本体22における貫通孔の周縁部を容器軸O方向に挟み込み、かつ前述のように被嵌合筒25aが蓋本体22の貫通孔内に嵌合されることにより、内筒体23が蓋本体22に固定されている。
ここで、押え蓋部材21における内筒体23の上端には、径方向の外側に向けてフランジ部27が突設されていて、このフランジ部27が、その下側から保持部材41の係止突条部43に離脱自在に支持されている。
ここで、ポンプ31は、図2に示されるように、レフィール容器1における容器本体11の口部17に螺着される装着キャップ34と、装着キャップ34に装着されたシリンダ32と、シリンダ32内から上方に向けて延設されたステム35と、ステム35の上端に配設されるとともに吐出ノズル36aを有する押下ヘッド36と、を備えており、押下ヘッド36を上下動させることにより、チューブ33を通して容器本体11内の内容物Aを吸い上げて吐出ノズル36aから吐出するように構成されている。
この過程において、シリンダ32の下端部が挿通孔23a内に進入し、そして、シリンダ32の下端縁が、押え蓋部材21の前記突片25d上に到達して該突片25dを下方に向けて押し込むことにより、押え蓋部材21が下方に向けて押し込まれて、内筒部23のフランジ部27が、保持部材41の係止突条部43を下方に乗り越えて外れる。これにより、押え蓋部材21の蓋本体22が、容器本体11内の内容物Aの上面に載置されるとともに、装着キャップ34の口部17への装着が完了する。
また、この押え蓋部材21の挿通孔23a内に、シリンダ32により下方に押し込まれる突片25dが設けられているので、レフィール容器1を交換するときに突片25dに加えられる下方に向けた押圧力によって、押え蓋部材21を保持部材41から離脱させることが可能になる。したがって、レフィール容器1の交換作業を煩雑にすることなく、押え蓋部材21が前述のように傾くのを防ぐことができる。
さらに本実施形態では、保持部材41の各板体42が、首部19よりも下方に延出していて、板体42の下端部において径方向の外側を向く表面と、肩部16の内面と、の間に径方向の隙間が設けられているので、板体42を径方向に撓み変形させ易くすることが可能になり、前述のレフィール容器1の交換および組立てをより一層容易かつ確実に行うことができる。
また、保持部材41として、例えば板体42を有さず、係止突条部43が容器本体11の内面に直接突設された構成を採用してもよいし、容器本体11と別体の保持部材41を採用してもよい。
さらに、押え蓋部材21の内筒体23にフランジ部27を設けなくてもよい。
また、前記実施形態では、押え蓋部材21を保持部材41から離脱させるときに、シリンダ32により押え蓋部材21の突片25dを下方に向けて押し込んだが、これに代えて例えば、チューブ33の外周面と突片25dとの摺接により、押え蓋部材21を保持部材41から離脱させてもよい。
2 吐出容器
11 容器本体
21 押え蓋部材
22 蓋本体
23 内筒体
23a 挿通孔
24 内筒体の中間部
25 内筒体の下部
25d 突片(被係合部)
26 内筒体の上部
27 フランジ部
31 ポンプ
32 シリンダ
33 チューブ
41 保持部材
A 内容物
O 容器軸
Claims (2)
- 内容物が収容される容器本体と、
該容器本体内に昇降変位自在に配設され内容物上に配置される平板状の押え蓋部材と、が備えられ、
ポンプを有する吐出容器に対して交換可能なレフィール容器であって、
前記容器本体内には、前記押え蓋部材を、容器軸に直交する直交面に沿う姿勢に離脱自在に保持する保持部材が設けられ、
前記押え蓋部材には、前記ポンプのシリンダに連結され下方に向けて延びるチューブが挿通可能な挿通孔が形成されるとともに、該挿通孔内には、前記シリンダにより下方に押し込まれる被係合部が設けられ、
前記押え蓋部材は、前記容器本体内の内容物上に配置されるとともに前記直交面に沿って延びる平板状の蓋本体と、該蓋本体に形成された貫通孔内に装着され内側が前記挿通孔とされた内筒体と、を備え、
該内筒体の内周面に前記被係合部が突設されるとともに、該内筒体の上端部に径方向の外側に向けてフランジ部が突設され、該フランジ部は、下側から前記保持部材に離脱自在に支持され、
前記保持部材は、前記容器本体の内面に突設されるとともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の板体を備え、各板体に、径方向の内側に向けて突出する係止突条部が配設され、
前記フランジ部が、その下側から前記係止突条部に離脱自在に支持されていることを特徴とするレフィール容器。 - 請求項1に記載のレフィール容器であって、
前記内筒体の上部は、下方から上方に向かうに従い漸次拡径されていることを特徴とするレフィール容器。
Priority Applications (1)
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JP2010015858A JP5492580B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | レフィール容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010015858A JP5492580B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | レフィール容器 |
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JP5492580B2 true JP5492580B2 (ja) | 2014-05-14 |
Family
ID=44539195
Family Applications (1)
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JP2010015858A Active JP5492580B2 (ja) | 2010-01-27 | 2010-01-27 | レフィール容器 |
Country Status (1)
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-
2010
- 2010-01-27 JP JP2010015858A patent/JP5492580B2/ja active Active
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