JP2014001026A - 荷役車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員検知の正確性を向上させること。
【解決手段】ピッキングリフト10において、運転台13に配設されているサイドゲート29の閉鎖状態を検出し、かつ運転台13に配設されているブレーキペダル25の踏み込み操作を検出した場合に、乗員が存在すると判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷役作業を行う荷役車両に関する。
荷役車両として、特許文献1に開示されるピッキングリフトが知られている。ピッキングリフトは、車両後方に配置される荷役具としてのフォークとともに運転台が昇降動作するピッキング作業用のフォークリフトである。ピッキングリフトでは、高所作業を伴うことから、乗員を保護する保護具として運転台に開閉式の安全ガードが設けられている。そして、特許文献1のピッキングリフトでは、安全ガードの開閉状態から乗員の有無を検出し、その検出結果をもとに操舵輪を車両の直進状態に対応する角度に戻す制御を行っている。
特開2003−154955号公報
ところで、安全ガードは、通常、乗員が運転台で作業を行う際に閉鎖状態となり、乗員が運転台から離れているときには開放状態を取り得る。しかしながら、安全ガードは、実際に乗員が存在するか否かに関係なく、車外から操作可能な構成となっている。このため、乗員が不在である場合であっても、制御的には安全ガードが閉鎖状態であることを検出して乗員が存在すると判断してしまうことになる。したがって、安全ガードの開閉状態から乗員の有無を検出し、その検出結果を車両制御に反映させる場合には、乗員検知の正確性を向上させる必要がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、乗員検知の正確性を向上し得る荷役車両を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、荷役作業を行う荷役車両において、乗員が車両の運転操作を行う運転部を車外と区画する開閉部材と、前記開閉部材とは別であって、乗員が操作可能な操作部材と、前記開閉部材の開閉状態を検出する開閉検出部と、前記操作部材の操作状態を検出する操作検出部と、前記開閉検出部が前記開閉部材の閉鎖状態を検出し、かつ前記操作検出部が前記操作部材の操作を少なくとも1回検出した場合に、前記運転部に乗員が存在すると判定する乗員判定部と、を備えたことを要旨とする。
これによれば、開閉部材が閉鎖状態であることに加えて、開閉部材とは別の操作部材の操作が行われた場合に、乗員が存在すると判定される。このため、開閉部材が閉鎖状態とされているのみでは乗員が存在するとの判定が行われない。つまり、この場合は、乗員が不在であると判定される。したがって、乗員検知の正確性を向上させることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の荷役車両において、車両の電源をON状態及びOFF状態とする車両キースイッチと、前記車両キースイッチの操作状態を検出するキー操作検出部と、をさらに備え、前記乗員判定部は、前記開閉検出部が前記開閉部材の開放状態を検出した場合、及び前記キー操作検出部が前記車両キースイッチのOFF状態を検出した場合の何れか一方の条件を満たしたときに、前記運転部に乗員が不在であると判定することを要旨とする。
これによれば、乗員が降車する際に開閉部材を開放状態とするか、又は車両キースイッチをOFF状態とした場合、乗員が不在であると判定される。このため、降車時に乗員が開放状態とした開閉部材を閉鎖状態として車両から離れた場合であっても、その状態では乗員が存在するとの判定が行われない。したがって、乗員検知の正確性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の荷役車両において、車載バッテリと、前記車載バッテリから電力供給される電気機器と、前記電気機器への電力の供給及び遮断を制御する電源制御部と、をさらに備え、前記電源制御部は、前記乗員判定部が前記運転部に乗員が存在すると判定している場合には前記電力の供給を自動的に遮断する自動遮断機能を無効とし、前記乗員判定部が前記運転部に乗員が不在であると判定してからの経過時間が所定時間に達した場合には前記自動遮断機能を有効とすることを要旨とする。
これによれば、乗員検知の結果を反映させて自動遮断機能の有効化及び無効化を行うことができる。つまり、乗員検知の正確性を向上させていることで、自動遮断機能を適切に有効化及び無効化させることができる。また、自動遮断機能の有効化及び無効化において乗員検知の結果を反映させることで、乗員が不在である場合に自動遮断機能を有効化することができ、車両の機能性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の荷役車両において、前記車両は、前記運転部が昇降するピッキングリフトであることを要旨とする。これによれば、ピッキングリフトにおいて、乗員検知の正確性を向上させることができるとともに、その検知結果を車両制御に適切に反映させることができる。したがって、ピッキングリフトの車両の機能性を向上させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の荷役車両において、前記開閉部材は、前記運転部としての運転台において乗員を保護するガード部材であることを要旨とする。これによれば、乗員が運転台に居なくても操作可能なガード部材の開閉状態を乗員検知の条件に加えた場合であっても、乗員検知の正確性を向上させることができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の荷役車両において、前記運転部には、乗員の踏み込み操作によってブレーキを解除させて走行可能状態とし、前記踏み込み操作を止めることでブレーキを掛けて停車状態とするブレーキペダルが配設されており、前記操作部材を、前記ブレーキペダルとしたことを要旨とする。
これによれば、乗員検知の条件をブレーキペダルの踏み込み操作とすることで、乗員の操作性を損なわせることなく、乗員検知の正確性を向上させることができる。ブレーキペダルの踏み込み操作は、車両を走行させるために必要な操作である。つまり、ブレーキペダルは、作業を行う際、乗員が特別に意識しなくても操作する部材である。したがって、乗員検知の正確性を向上させるために条件を増やしても、乗員は、普段の作業時と同じ操作を行えば良く、操作性が損なわれることがない。
本発明によれば、乗員検知の正確性を向上させることができる。
ピッキングリフトの斜視図。 電気的構成を示すブロック図。 乗員検知処理を示すフローチャート。 オートパワーOFF処理を示すフローチャート。 別例のピッキングリフトの要部を示す破断図。 別例のピッキングリフトの要部を示す破断図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4にしたがって説明する。
荷役車両としてのピッキングリフト10は、機台となる車体11の後部にマスト装置12を装備している。マスト装置12には、乗員が車両の運転操作を行う運転部としての運転台13がマスト14に沿って昇降可能に配備されている。運転台13の下部には、荷役具としての一対のフォーク15が取り付けられている。フォーク15は、運転台13の昇降移動に伴って上下方向で位置決めされる。また、車体11には、車載バッテリ16が搭載されている。そして、本実施形態のピッキングリフト10の車体11には、図2に示す走行用モータM1が搭載されており、当該走行用モータM1の駆動力によって図示しない駆動輪を回転駆動させるバッテリ車である。駆動輪は、車体11の前部に配置されており、操舵輪を兼用している。なお、車体11の後部には、一対の従動輪(図1に片輪のみ図示する)17が配置されている。
運転台13の前部には、前方視界を確保しながら乗員の前方をガードするネット18が配設されている。また、運転台13の前部には、乗員が運転操作を行うインストルメントパネル20が配設されている。インストルメントパネル20には、車両キースイッチ21と、グリップ式のアクセルレバー22と、サムレバー式の荷役レバー23と、操舵ハンドル24と、が配設されている。車両キースイッチ21は、ピッキングリフト10の電源をON状態とOFF状態に切り換える時に操作するものである。アクセルレバー22は、ピッキングリフト10を走行させる時に操作するものである。荷役レバー23は、運転台13とともにフォーク15を昇降させる時に操作するものである。操舵ハンドル24は、操舵輪の舵角、すなわちピッキングリフト10の進行向きを変更する時に操作するものである。また、運転台13のフロア部13aには、ブレーキペダル25が配設されている。ブレーキペダル25は、ピッキングリフト10を走行させる時に踏み込み操作することでブレーキを解除するものである。なお、ピッキングリフト10は、ブレーキペダル25の踏み込み操作を止めるとブレーキが掛かって停車状態に保持される。このように乗員の操作によってブレーキを解除し、乗員が操作を止めるとブレーキが掛かるブレーキシステムは、車両の安全装置の一つとして装備され、所謂デッドマンブレーキと称される。
また、運転台13の上部には、乗員の上方をガードするヘッドガード26が設けられている。さらに、運転台13には、フロア部13aの左右、及び後方を囲むように運転台ガード27が設けられている。運転台ガード27は、車両後方に配置されるリヤガード28と、車両左右に配置されるガード部材としてのサイドゲート29と、から構成される。リヤガード28は、先端部を水平に曲げ加工した棒状部材であって、車両上下に延びるように配設されている。そして、リヤガード28は、運転台13の後部を部分的に、すなわち後部右側分をガードするように、運転台13の後部右寄りに配置されている。そして、リヤガード28は、運転台13に対して一体的に固定された固定式である。リヤガード28は、車両後方、すなわち運転台13の後方を車外と区画する。
一方、サイドゲート29は、リヤガード28とは別体で運転台13に配置されており、運転台13において乗員を保護する。サイドゲート29は、運転台13の左側に配置される左ゲート部30Lと、運転台13の右側に配置される右ゲート部30Rと、を有する。本実施形態のサイドゲート29、すなわち左ゲート部30Lと右ゲート部30Rは、車両上下に連動して回転可能に設けられた可動式とされている。そして、サイドゲート29は、図示しない固定装置によって好適な回転位置で固定される。左ゲート部30Lは、平面がほぼL字状をなすように曲げ加工した棒状部材であって、降ろした状態で運転台13の左側部と、リヤガード28によるガードのない運転台13の後部左側部をガードする。また、右ゲート部30Rは、直線的な棒状部材であって、降ろした状態で運転台13の右側部をガードする。左ゲート部30Lは、降ろした状態で車両左側方、すなわち運転台13の左側方を車外と区画する。また、右ゲート部30Rは、降ろした状態で車両右側方、すなわち運転台13の右側方を車外と区画する。また、左ゲート部30L、及び右ゲート部30Rは、運転台13への出入り口を開放及び閉鎖する。
左ゲート部30Lと右ゲート部30Rは、図1に二点鎖線で示す状態が降ろした状態となり、この状態が閉鎖状態となる。一方、左ゲート部30Lと右ゲート部30Rは、図1に実線で示す状態が上げた状態となり、この状態が開放状態となる。本実施形態において右ゲート部30Rと左ゲート部30Lからなるサイドゲート29は、開閉部材となる。
次に、ピッキングリフト10の電気的構成を図2にしたがって説明する。
ピッキングリフト10は、コントローラ31を備えている。コントローラ31には、各種処理を所定の手順で実行する処理部31aと、制御プログラムなどの各種制御の情報を記憶する記憶部31bと、が内蔵されている。コントローラ31には、各種の検出部となる、キースイッチ32と、ゲートスイッチ33と、ブレーキスイッチ34と、アクセルセンサ35と、荷役レバーセンサ36と、ハンドル角センサ37とが、電気的に接続されている。
キースイッチ32は、車両キースイッチ21の操作状態を検出し、車両キースイッチ21がON位置に操作されているか、又はOFF位置に操作されているかを検出する。ゲートスイッチ33は、サイドゲート29の開閉状態を検出し、サイドゲート29が開放状態に操作されているか、又は閉鎖状態に操作されているかを検出する。ブレーキスイッチ34は、ブレーキペダル25の操作状態を検出し、ブレーキペダル25が踏み込み操作されているか、又は踏み込み操作されていないかを検出する。アクセルセンサ35は、アクセルレバー22の操作方向とその操作量を検出する。アクセルレバー22の操作方向は、ピッキングリフト10を前進走行させる前進指示方向と、後進走行させる後進指示方向とからなる。荷役レバーセンサ36は、荷役レバー23の操作方向とその操作量を検出する。荷役レバー23の操作方向は、運転台13及びフォーク15を上昇動作させる上昇指示方向と、下降動作させる下降指示方向とからなる。ハンドル角センサ37は、操舵ハンドル24の操作量(操作角)を検出する。本実施形態では、キースイッチ32がキー操作検出部となり、ゲートスイッチ33が開閉検出部となる。また、本実施形態では、操作部材となるブレーキペダル25の操作状態を検出するブレーキスイッチ34が操作検出部となる。
また、コントローラ31には、走行制御部38と、電磁ブレーキ部39と、荷役制御部40と、が電気的に接続されている。走行制御部38は、走行用モータM1を備える。処理部31aは、アクセルレバー22の操作に基づくアクセルセンサ35からの操作信号を入力し、走行用モータM1の回転速度を制御する。これにより、ピッキングリフト10は、アクセルレバー22の操作方向に対応する進行方向に操作量に応じた速度で走行する。また、電磁ブレーキ部39は、ピッキングリフト10を停車状態に保持するブレーキ装置BRを備える。処理部31aは、ブレーキペダル25の操作に基づくブレーキスイッチ34からの操作信号を入力し、ブレーキ装置BRを制御する。これにより、ピッキングリフト10は、ブレーキペダル25が踏み込み操作されている場合にブレーキが解除される一方で、ブレーキペダル25が踏み込み操作されていない場合にブレーキが掛かって停車状態とされる。荷役制御部40は、荷役用モータM2を備える。処理部31aは、荷役レバー23の操作に基づく荷役レバーセンサ36からの操作信号を入力し、荷役用モータM2の回転速度を制御する。これにより、運転台13及びフォーク15は、荷役レバー23の操作方向に対応する昇降方向に操作量に応じた速度で上昇動作又は下降方動作を行う。
また、コントローラ31には、車載バッテリ16が電気的に接続されており、車載バッテリ16からの電力が供給される。また、走行制御部38と荷役制御部40は、通電制御部41を介して、車載バッテリ16に電気的に接続されている。通電制御部41は、コンタクタ(電磁接触器)42を備える。コンタクタ42は、車載バッテリ16と走行制御部38の間の電路、及び車載バッテリ16と荷役制御部40の間の電路を、通電状態及び非通電状態に切り換える。走行制御部38と荷役制御部40は、車載バッテリ16との間の電路が通電状態の場合に電力が供給される一方で、車載バッテリ16との間の電路が非通電状態の場合に電力の供給が遮断される。一方、コントローラ31は、通電制御部41を介さずに車載バッテリ16からの電力が供給されるため、キースイッチ32がキーオン及びキーオフの何れの状態であっても、電力が供給されている。なお、通電制御部41には、インストルメントパネル20に配設されている図示しない計器及び表示器などの電気機器も接続されており、通電制御部41を介して電力が供給される。
以下、本実施形態のピッキングリフト10における乗員検知処理を、図3にしたがって説明する。
図3に示す乗員検知処理は、運転台13に乗員が存在するか否かを検知する処理である。そして、処理部31aは、乗員の存在を検知するまでの間、乗員検知処理を所定の制御周期毎に繰り返し実行する。また、本実施形態では、以下に説明する乗員検知処理を行う処理部31aが乗員判定部として機能する。
処理部31aは、キースイッチ32からの操作信号をもとに、車両キースイッチ21がキーオン、すなわちON位置に操作されているか否かを判定する(ステップS10)。この判定結果が否定の場合、処理部31aは、乗員検知処理を終了する。一方、ステップS10の判定結果が肯定の場合、処理部31aは、ゲートスイッチ33からの操作信号をもとに、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されているか否かを判定する(ステップS11)。この判定結果が否定の場合、処理部31aは、乗員検知処理を終了する。なお、ステップS10を肯定判定し、かつステップS11を否定判定した場合は、車両キースイッチ21がON位置に操作されていることで乗員が実際に存在する可能性はあるが、制御的には乗員不在として判定している。
一方、ステップS11の判定結果が肯定の場合、処理部31aは、ブレーキスイッチ34からの操作信号をもとに、ブレーキペダル25の踏み込み操作が行われたか否かを判定する(ステップS12)。この判定結果が否定の場合、処理部31aは、乗員検知処理を終了する。一方、ステップS12の判定結果が肯定の場合、処理部31aは、乗員の存在を検知し(ステップS13)、その後に乗員検知処理を終了する。なお、ブレーキペダル25の操作は、1回行えば、ステップS12が肯定判定される。
本実施形態の乗員検知処理では、サイドゲート29の閉鎖状態を検知した段階において制御的には乗員の存在を検知していない。つまり、本実施形態では、サイドゲート29を閉鎖状態にすることに加えて、乗員によって別の1つの操作が行われることを乗員の存在を検知する条件としている。すなわち、本実施形態では、乗員がサイドゲート29を閉鎖状態とし、さらにブレーキペダル25を1回踏み込み操作すると、当該乗員の存在が検知される。このため、ステップS12を否定判定、すなわちブレーキペダル25が踏み込み操作されていない場合は、乗員が実際に存在する可能性はあるが、制御的には乗員不在として判定している。
なお、ピッキングリフト10では、車両キースイッチ21がON位置に操作されている場合であっても、サイドゲート29が開放状態である場合、走行と荷役を禁止状態としている。そして、本実施形態において処理部31aは、乗員の存在を検知した時、すなわち図3に示す乗員検知処理においてステップS13で乗員の存在を検知すると、荷役を禁止状態から許可状態とする。つまり、本実施形態のピッキングリフト10は、車両キースイッチ21がON位置に操作されている前提において、サイドゲート29が閉鎖状態となり、かつブレーキペダル25が踏み込み操作されることを条件に、荷役を禁止状態から許可状態とする。これにより、ピッキングリフト10は、荷役動作を行うことができる。なお、ピッキングリフト10は、ブレーキペダル25を踏み込み操作した状態でアクセルレバー22を操作することで走行する。このため、アクセルレバー22を操作していない状態でブレーキペダル25を踏み込み操作しても、ピッキングリフト10は走行しない。
そして、本実施形態のピッキングリフト10では、乗員検知処理で乗員の存在を検知すると、図4に示すオートパワーOFF処理を実行する。オートパワーOFFは、車載バッテリ16から各種の電気機器への電力供給を、車両キースイッチ21をOFF位置に操作していなくても自動的に遮断する自動遮断機能である。なお、オートパワーOFFの対象とする電気機器は、走行用モータM1、荷役用モータM2や、計器及び表示器などである。また、本実施形態では、以下に説明するオートパワーOFF処理を行う処理部31aが乗員判定部として機能するとともに、処理部31a及び通電制御部41が電源制御部として機能する。
処理部31aは、キースイッチ32からの操作信号をもとに、車両キースイッチ21がキーオフ、すなわちOFF位置に操作されているか否かを判定する(ステップS20)。この判定結果が否定の場合、処理部31aは、ゲートスイッチ33からの操作信号をもとに、サイドゲート29が開放状態に操作されているか否かを判定する(ステップS21)。この判定結果が肯定の場合、処理部31aは、ステップS22に移行する。つまり、処理部31aは、ステップS20を否定判定して車両キースイッチ21のON位置を検出し、かつステップS21を肯定判定してサイドゲート29が開放状態に操作されていることを検出したことにより、ステップS22で乗員の不在を検知する。また、処理部31aは、ステップS20を肯定判定して車両キースイッチ21のOFF位置を検出した場合も、ステップS27で乗員の不在を検知する。
本実施形態のピッキングリフト10では、前述のように、乗員の存在を検知した状態において、その状態を解除、すなわち乗員を不在とする条件を、車両キースイッチ21がOFF位置に操作されること、及びサイドゲート29が開放状態に操作されることの何れかが検出されたこととしている。なお、ステップS22,S27における乗員不在の検知結果は、制御的に不在とする判定の結果である。すなわち、運転台13に乗員が存在する状態で、当該乗員が何らかの理由で車両キースイッチ21をOFF位置に操作、又はサイドゲート29を開放状態に操作した可能性はあるが、これらの操作を行ったことによって当該乗員が降車する意思表示を示したと見なしている。そして、乗員の不在を検知した処理部31aは、走行と荷役を禁止状態とする。
次に、ステップS22で乗員の不在を検知した処理部31aは、オートパワーOFF機能を有効に作動させるための所定時間を記憶部31bに設定する(ステップS23)。ステップS23で設定される時間は、電力供給を遮断するまでの待機時間となる。この時間は、例えば15分程度に設定される。次に、処理部31aは、ステップS23で設定した時間が経過したか否かを判定する(ステップS24)。この判定結果が否定の場合、処理部31aは、ステップS24を繰り返し行う。一方、ステップS24の判定結果が肯定の場合、処理部31aは、通電制御部41に対して遮断信号を出力し、通電制御部41を介して供給されている電力供給を遮断(パワーOFF)する(ステップS25)。通電制御部41のコンタクタ42は、遮断信号によって電路を非通電状態に切り換える。これにより、走行制御部38や荷役制御部40などの電気機器に対する電力供給が遮断される。なお、処理部31aは、ステップS27で乗員の不在を検知した場合は、ステップS27からステップS25に移行し、通電制御部41を介して供給されている電力供給を遮断(パワーOFF)する。ステップS25の処理後、処理部31aは、オートパワーOFF処理を終了する。
一方、ステップS21の判定結果が否定の場合、処理部31aは、ステップS26に移行する。つまり、処理部31aは、車両キースイッチ21がON位置を維持し、かつサイドゲート29が閉鎖状態を維持している場合、ステップS26で乗員の存在を検知している状態を維持する。そして、ステップS26に移行した処理部31aは、オートパワーOFF処理を終了する。ステップS26で乗員の存在を検知している場合、処理部31aは、オートパワーOFF処理の終了後、所定の制御周期の到来によって再びオートパワーOFF処理を開始する。
なお、処理部31aは、ステップS22,S27で乗員の不在を検知している場合、図3に示す乗員検知処理を行う。また、処理部31aは、オートパワーOFF後、車両キースイッチ21がON位置に操作されると、通電制御部41に対して通電信号を出力する。これにより、通電制御部41のコンタクタ42は、通電信号によって電路を通電状態に切り換える。
本実施形態のピッキングリフト10では、ステップS26で乗員の存在を検知している場合、オートパワーOFF機能を無効とする。そして、処理部31aは、電気機器への電力を遮断せずに、電力の供給を維持する。つまり、本実施形態において処理部31aは、乗員が存在するか、又は不在であるかを検知し、その検知結果を、オートパワーOFF機能を有効とするか、又は無効とするかに反映させる。
以下、本実施形態のピッキングリフト10の作用を説明する。
本実施形態のピッキングリフト10では、図3に示す乗員検知処理において、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、ブレーキペダル25が踏み込み操作されたことによって乗員の存在が検知される。つまり、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことによる単一の操作によって乗員の存在が検知されるのではなく、当該操作に加えてさらに別の操作が行われることで乗員の存在が検知される。そして、乗員が前述した複数の操作を行うことで、ピッキングリフト10の走行及び荷役の禁止状態が解除される。
また、乗員の存在を検知している状態は、図4に示すオートパワーOFF処理において、車両キースイッチ21のOFF位置への操作、及びサイドゲート29の開放状態への操作の何れか一方の操作が行われた場合に解除される。つまり、前述した何れか一方の操作が行われた場合は、乗員の不在が検知される。そして、ピッキングリフト10の走行及び荷役が禁止状態となる。このため、走行及び荷役の禁止状態を解除するためには、再び、前述した複数の操作が行われる必要がある。また、図3に示す乗員検知処理における乗員検知の結果は、図4に示すオートパワーOFF処理におけるオートパワーOFF機能の有効化、及び無効化に反映され、乗員の不在が検知された場合にオートパワーOFF機能が作動する。
したがって、本実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)処理部31aは、サイドゲート29が閉鎖状態であることに加えて、ブレーキペダル25の操作が行われた場合に、乗員が存在すると判定する。このため、サイドゲート29が閉鎖状態とされているのみでは乗員が存在するとの判定が行われない。つまり、この場合は、乗員が不在であると判定される。したがって、乗員検知の正確性を向上させることができる。
(2)処理部31aは、乗員が降車する際にサイドゲート29を開放状態とするか、又は車両キースイッチ21をOFF状態とした場合、乗員が不在であると判定する。このため、降車時に乗員が開放状態としたサイドゲート29を閉鎖状態として車両から離れた場合であっても、その状態では乗員が存在するとの判定が行われない。そして、この状態で、乗員が乗車せずに車外から、例えば荷役レバー23を操作しても、当該操作に基づく荷役動作は行われない。したがって、乗員検知の正確性を向上させることができる。
(3)ピッキングリフト10において、乗員検知の正確性を向上させることができるとともに、その検知結果を車両制御に適切に反映させることができる。したがって、ピッキングリフト10の車両の機能性を向上させることができる。
(4)ピッキングリフト10のサイドゲート29は、その構造上、乗員が運転台13に居なくても、すなわち車外から操作することが可能である。このため、このようなサイドゲート29の操作状態を乗員検知の条件に加えた場合であっても、乗員検知の正確性を向上させることができる。
(5)乗員検知の条件をブレーキペダル25の踏み込み操作とすることで、乗員の操作性を損なわせることなく、乗員検知の正確性を向上させることができる。ブレーキペダル25の踏み込み操作は、車両を走行させるために必要な操作である。つまり、ブレーキペダル25は、車両を使って作業を行う際、その乗員が特別に意識しなくても操作する部材である。したがって、乗員検知の正確性を向上させるために条件を増やしても、乗員は、普段の作業時と同じ操作を行えば良く、操作性が損なわれることがない。
(6)また、1回のブレーキペダル25の踏み込み操作を条件としているので、複数回の操作を条件とする場合と異なり乗員の操作性を損なわせることもない。
(7)また、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されていることのみを条件にして荷役の禁止状態を解除した場合は、サイドゲート29を閉鎖状態に操作すれば、乗員が運転台13に居なくても外から荷役操作を行うことができてしまう。しかし、本実施形態では、ブレーキペダル25の操作を乗員検知の条件に加えているので、上記のような方法で荷役操作が行われることに規制を掛けることができる。
(8)また、サイドゲート29を閉鎖状態に操作することと、走行時と同様にブレーキペダル25を踏み込み操作し続けることを、走行及び荷役の禁止状態を解除させる条件としてしまうと、荷役操作だけを行いたい時に誤ってアクセルレバー22を操作してしまうと走行が行われてしまうことになる。しかし、本実施形態では、1回のブレーキペダル25の踏み込み操作を条件としているので、荷役操作だけを行いたい時にはブレーキペダル25の踏み込み操作を行わなければ走行を確実に禁止することができる。つまり、ピッキングリフト10を停車状態とし、安定させた状態で荷役作業を行わせることができる。なお、1回のブレーキペダル25の踏み込み操作を条件にすることは、換言すれば、継続的なブレーキペダル25の踏み込み操作は条件としていないことである。
(9)そして、本実施形態のピッキングリフト10のように、アクセルレバー22に近接させてサムレバー式の荷役レバー23を配設した場合は、アクセルレバー22を握りながら荷役レバー23を操作することも可能である。したがって、上記の効果(7)で述べたように、本実施形態の条件によれば、荷役操作だけを行いたい時にはブレーキペダル25の踏み込み操作を行わなければ走行を確実に禁止することができる。つまり、ピッキングリフト10を停車状態とし、安定させた状態で荷役作業を行わせることができる。
(10)ピッキングリフト10は、運転台13のフロア部13aに荷物を置いて作業を行う場合がある。このため、通常、ピッキングリフト10では、例えば、リーチ式のフォークリフトで採用されている乗員検知用のフロアスイッチは採用されていない。その理由は、フロア部13aに置かれた荷物が誤検出の要因となるからである。しかし、ピッキングリフト10において、フロア部13aにおける荷物の置き場を制限するなどすればフロアスイッチを採用し、当該フロアスイッチによって乗員検知を行うことも可能である。ところが、フロアスイッチを採用することは、ピッキングリフト10の大幅な設計変更などが必要となり、その結果、コスト増を招いてしまう。そこで、本実施形態のピッキングリフト10では、既存構成であるブレーキペダル25の操作状態を乗員検知の条件に加えている。したがって、フロアスイッチなどの新たな構成をピッキングリフト10に搭載することなく、コスト増を抑制することができる。また、制御処理の変更(プログラムの変更)によって乗員検知の正確性を向上させることができる。
(11)処理部31aは、乗員検知の結果を反映させてオートパワーOFF機能の有効化及び無効化を設定することができる。つまり、乗員検知の正確性を向上させていることで、オートパワーOFF機能を適切に有効化及び無効化させることができる。
(12)また、オートパワーOFF機能の有効化及び無効化において乗員検知の結果を反映させることで、乗員が不在である場合にオートパワーOFF機能を有効化することができ、車両の機能性を向上させることができる。つまり、乗員の存在及び不在を考慮せずに、例えば走行操作や荷役操作が所定時間行われなかったことで電力供給を遮断するとする。この場合は、乗員がこれらの操作を行わずに作業を行っていると電力供給が遮断し、復帰動作に煩わしさを感じてしまう。しかし、本実施形態では、乗員の存在及び不在を考慮しているので、適切なタイミング、すなわち乗員が不在である時に電力供給を遮断させることができる。したがって、乗員に復帰動作の煩わしさを感じさせ難く、車両の機能性を向上させることができる。なお、復帰動作は、車両キースイッチ21を一旦OFF位置に操作してから、ON位置に操作させる動作である。
(13)また、乗員の存在及び不在を考慮してオートパワーOFF機能を有効化するので、電力供給を遮断するまでの時間設定の自由度を上げることができる。つまり、乗員が不在である場合にオートパワーOFF機能を有効化するので、電力供給を遮断するまでの時間を短く設定しても良い。その結果、バッテリ式の車両において、電力消費の無駄をより削減することができる。したがって、車載バッテリ16の充電回数などを削減することも可能であり、車両の走行性能の向上や、車載バッテリ16の長寿命化に寄与することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図3に示す乗員検知処理のステップS12で判定対象とする操作部材を変更しても良い。例えば、図5に示すように、インストルメントパネル20に乗員が操作可能であって、専用の操作スイッチ43を配設しても良い。この場合、処理部31aは、乗員検知処理において、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、操作スイッチ43が操作されたことにより、乗員の存在を検知する。このように乗員検知専用の操作部材を設けた場合、乗員はピッキングリフト10の走行及び荷役の禁止状態を解除するためには如何なる操作を行えば良いのかを理解し易く、操作性を向上させることができる。
○ また、ステップS12で判定対象とする操作部材を、図6に示すように、運転台13のフロア部13aにブレーキペダル25とは別に乗員が操作可能であって、専用の操作ペダル44を配設しても良い。この場合、処理部31aは、乗員検知処理において、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、操作ペダル44が踏み込み操作されたことにより、乗員の存在を検知する。操作ペダル44を設けた場合は、上記別例で説明したように操作スイッチ43を設けたときと同様の作用効果を生じ得る。
○ また、ステップS12で判定対象とする操作部材を、ブレーキペダル25に代えて、その他の既存構成に変更しても良い。例えば、アクセルレバー22、荷役レバー23、及び操舵ハンドル24の何れかの操作部材でも良い。アクセルレバー22の場合、処理部31aは、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、アクセルレバー22が操作されたことにより、乗員の存在を検知する。また、荷役レバー23の場合、処理部31aは、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、荷役レバー23が操作されたことにより、乗員の存在を検知する。また、操舵ハンドル24の場合、処理部31aは、サイドゲート29が閉鎖状態に操作されたことと、操舵ハンドル24が操作されたことにより、乗員の存在を検知する。なお、アクセルレバー22、荷役レバー23及び操舵ハンドル24の操作を検出して乗員検知処理を行う場合、これらの操作部材による操作の内容を任意に設定することができる。例えば、アクセルレバー22であれば前進指示方向に操作したことや、荷役レバー23であれば上昇指示方向に操作したことなどに設定しても良い。また、操舵ハンドル24であればその操作角度が所定角度に達するまで操作されたことなどに設定しても良い。
○ サイドゲート29を構成する左ゲート部30Lと右ゲート部30Rを、独立して車両上下に回転可能に構成しても良い。この場合、左ゲート部30Lの操作状態を検出するゲートスイッチと、右ゲート部30Rの操作状態を検出するゲートスイッチを、それぞれ設ける。なお、各ゲートスイッチは、開放状態に操作されているか、又は閉鎖状態に操作されているかを検出する。そして、図3に示す乗員検知処理において処理部31aは、左ゲート部30Lと右ゲート部30Rの両方が閉鎖状態に操作されていることが検出されるとステップS11を肯定判定する。一方、処理部31aは、乗員の不在を検出する場合、左ゲート部30L及び右ゲート部30Rの何れか一方が開放状態に操作されたことを条件とする。
○ 図3に示す乗員検知処理において、処理部31aは、複数回、ブレーキペダル25が踏み込み操作されることにより、ステップS12を肯定判定しても良い。すなわち、ステップS12を肯定判定する条件は、少なくとも1回の操作であれば良い。
○ 図4に示すオートパワーOFF処理において、乗員不在の状態に加えて他の状態が所定時間継続した場合に、ステップS25に移行、すなわち電力供給を遮断させても良い。他の状態としては、例えば、走行操作が行われないこと、荷役操作が行われないこと、操舵操作が行われないことなどである。そして、乗員不在の状態に加えて、上記した他の状態のうちの1つの状態、又は複数の状態を電力供給を遮断させる条件としても良い。
○ 本実施形態の乗員検知処理やオートパワーOFF処理を、荷役車両としてのキャビン付きのフォークリフトで具体化しても良い。キャビン付きのフォークリフトは、運転部となる運転席に開閉扉を有する。この開閉扉が、運転席を車外と区画する開閉部材となる。つまり、キャビン付きのフォークリフトの開閉扉は、実施形態で説明したピッキングリフト10のサイドゲート29と同様に扱うことができる。このため、開閉扉が開放状態に操作されているか、又は閉鎖状態に操作されているかを検出することにより、その検出結果を乗員検知の条件や乗員不在の条件、及びオートパワーOFFの条件とすることができる。
○ ピッキングリフト10の運転台13に、リヤガード28を設けずに、サイドゲート29のみを設けても良い。
○ 運転台13に配設するサイドゲート29の構成(形状など)を変更しても良い。
○ アクセルレバー22、荷役レバー23、及び操舵ハンドル24の構成を変更しても良い。
○ オートパワーOFF機能を搭載していないピッキングリフト10(荷役車両)に具体化しても良い。
10…ピッキングリフト、13…運転台、15…フォーク、16…車載バッテリ、21…車両キースイッチ、25…ブレーキペダル、29…サイドゲート、30R…右ゲート部、30L…左ゲート部、32…キースイッチ、33…ゲートスイッチ、31…コントローラ、31a…処理部、M1…走行用モータ、M2…荷役用モータ、BR…ブレーキ装置。

Claims (6)

  1. 荷役作業を行う荷役車両において、
    乗員が車両の運転操作を行う運転部を車外と区画する開閉部材と、
    前記開閉部材とは別であって、乗員が操作可能な操作部材と、
    前記開閉部材の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記操作部材の操作状態を検出する操作検出部と、
    前記開閉検出部が前記開閉部材の閉鎖状態を検出し、かつ前記操作検出部が前記操作部材の操作を少なくとも1回検出した場合に、前記運転部に乗員が存在すると判定する乗員判定部と、を備えたことを特徴とする荷役車両。
  2. 車両の電源をON状態及びOFF状態とする車両キースイッチと、
    前記車両キースイッチの操作状態を検出するキー操作検出部と、をさらに備え、
    前記乗員判定部は、前記開閉検出部が前記開閉部材の開放状態を検出した場合、及び前記キー操作検出部が前記車両キースイッチのOFF状態を検出した場合の何れか一方の条件を満たしたときに、前記運転部に乗員が不在であると判定することを特徴とする請求項1に記載の荷役車両。
  3. 車載バッテリと、
    前記車載バッテリから電力供給される電気機器と、
    前記電気機器への電力の供給及び遮断を制御する電源制御部と、をさらに備え、
    前記電源制御部は、前記乗員判定部が前記運転部に乗員が存在すると判定している場合には前記電力の供給を自動的に遮断する自動遮断機能を無効とし、前記乗員判定部が前記運転部に乗員が不在であると判定してからの経過時間が所定時間に達した場合には前記自動遮断機能を有効とすることを特徴とする請求項2に記載の荷役車両。
  4. 前記車両は、前記運転部が昇降するピッキングリフトであることを特徴とする請求項1〜請求項3のうち何れか一項に記載の荷役車両。
  5. 前記開閉部材は、前記運転部としての運転台において乗員を保護するガード部材であることを特徴とする請求項4に記載の荷役車両。
  6. 前記運転部には、乗員の踏み込み操作によってブレーキを解除させて走行可能状態とし、前記踏み込み操作を止めることでブレーキを掛けて停車状態とするブレーキペダルが配設されており、
    前記操作部材を、前記ブレーキペダルとしたことを特徴とする請求項1〜請求項5のうち何れか一項に記載の荷役車両。
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