JP2013233893A - 走行制御装置 - Google Patents

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Toshiya Yoshitani
俊哉 吉谷
Takashi Ue
崇 宇恵
Kentaro Wakita
健太郎 脇田
Masanori Amano
正規 天野
Shinichiro Honda
慎一朗 本田
Ayaka Kobayashi
彩香 小林
Junpei Kawai
順平 河合
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Abstract

【課題】本発明は、精度良く誤操作を判別し、障害物との衝突を防止することのできる走行制御装置を提供することにある。
【解決手段】車速が所定車速以下で(S10)、アクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下で(S12)、シートバック押付力が第1の所定荷重以上で(S14)、ステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上であり(S16)、アクセル開度が所定開度以上であれば(S18)、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えたとして、エンジンECU或いはブレーキECUに対し、車両が減速するようにエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示を出力する(S20)。そして、ブレーキスイッチがONで、運転者によってブレーキペダルが操作されると減速制御を終了するようにしている(S22-S24)。
【選択図】図2

Description

本発明は、走行制御装置に係り、詳しくは、運転者の操作ペダルの誤操作による車両の衝突を回避する制御に関する。
車両の駐車時等に、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違って、車両が急加速して前方或いは後方に衝突する事故を起こすことがある。
このようなことから、カメラ、或いはレーダ等により車両前方の障害物を検出し、更に運転者によるアクセルペダル操作に基づき、車両と障害物とが衝突する虞がある場合に、エンジンの出力を制限するようにスロットルの開度を小さくし、車両の急加速を防止する車両用運転支援装置が開発されている。
しかしながら、例えば、障害物がガラスである場合には、車両が障害物に接近すると、カメラでは、ガラスを認識できないために、またレーダでは、ガラスがレーダ電波を透過するために、障害物であるガラスの検出が困難となり車両の急加速を防止することができなくなる虞がある。
運転者は、車両が運転者の意図する挙動と異なる挙動を示すと体が緊張することがある。
このようなことから、特許文献1では、アクセル開度センサによるアクセルペダルの操作量の検出に加え、ステアリング荷重センサにてステアリングホイールに加えられる前後方向の荷重を検出し、当該検出結果に基づいて踏み間違いを判別するようにしている。
また、特許文献2では、シート圧センサにて、シートに加わる荷重を検出し、当該検出結果に基づいて、前進或いは後退の意図を判別し、当該判別結果とその他の運転操作とに基づいて誤操作を判別するようにしている。
特開2007−170232号公報 特開2011−201396号公報
このように上記特許文献1の走行制御装置では、ステアリング荷重センサにてステアリングホイールに加えられる前後方向の荷重を検出し、当該検出結果に基づいて踏み間違いを判別している。
しかしながら、運転者が走行中にステアリングにもたれ掛かるような姿勢をとると、ステアリングホイールの荷重が増加し、踏み間違いと誤判別する虞がある。
また、上記特許文献2の誤操作検出装置では、シート圧センサにてシートに加わる荷重を検出し、当該検出結果に基づいて誤操作を判別しており、運転者が走行中に運転姿勢を変更すると、運転操作とシートに加わる荷重の変化に基づき誤操作と誤判別する虞がある。
本発明は、この様な問題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、精度良く誤操作を判別し、障害物との衝突を防止することのできる走行制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の走行制御装置では、車両の運転者の誤操作を検出すると、前記車両の車速を減速させ、障害物との衝突を防止する走行制御装置において、前記車両の運転席の背もたれに加わる荷重を検出する第1の荷重検出手段と、前記車両のステアリングに加わる荷重を検出する第2の荷重検出手段と、前記車両のアクセルペダルの操作度合いを検出するアクセル操作度合い検出手段と、前記アクセルペダルが全閉に操作されると前記運転者の誤操作の判定を開始する誤操作判定手段と、前記車両の車速を減速させる減速手段と、前記誤操作判定手段の判定結果に基づき、前記減速手段を制御する制御手段と、を備え、前記誤操作判定手段は、前記アクセルペダルの全閉後に前記アクセルペダルが再度開操作されて開状態が所定期間内で維持され、前記運転席の前記背もたれに加わる荷重が第1の所定荷重以上、且つ前記ステアリングに加わる荷重が第2の所定荷重以上で、前記アクセルペダルの操作度合いが所定操作度合い以上であると、前記運転者が誤操作したと判定することを特徴とする。
また、請求項2の走行制御装置では、請求項1において、前記車両の車速を検出する車速検出手段を備え、誤操作判定手段は、前記車速が所定車速以下であると、前記運転者の誤操作の判定を開始することを特徴とする。
また、請求項3の走行制御装置では、請求項1或いは2において、前記第1の荷重検出手段は、前記背もたれの前記運転者の肩位置付近となる位置に設けられることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両の運転席の背もたれに加わる荷重を検出する第1の荷重検出手段と、車両のステアリングに加わる荷重を検出する第2の荷重検出手段とを備え、アクセルペダルの全閉後に、アクセルペダルが再度開操作され、開状態が所定期間内で維持されて、運転席の背もたれに加わる荷重が第1の所定荷重以上、且つステアリングに加わる荷重が第2の所定荷重以上で、アクセルペダルの操作度合いが所定操作度合い以上であると、運転者が誤操作したと判定し、車速が減速するように減速手段を制御している。
運転者は、運転者が行った操作による車両の挙動と、運転者が意図する車両の挙動とがことなる等の緊急時に腕を突っ張る様に身体がこわばり、ステアリングと座席にほぼ同時に通常時とは異なる荷重が加わる。また、運転者は、車両を減速する時にはブレーキペダルを操作するためにアクセルペダルから足を離す。即ち、車両を減速させる時にはアクセルペダルは全閉にされる。
例えば、運転者が前方の障害物との接触を避けるための減速を行う際に、アクセルペダルの操作を止め、ブレーキペダルの操作を行うところを、誤ってアクセルペダルを操作すると、運転者は車両の減速を意図していたにも拘わらず車両が加速を開始するために、車両が運転者の意図とは異なる動作を行うので、運転者は腕が突っ張るようにこわばる。そして、運転者が腕を突っ張るようにこわばることで、座席とステアリングには、ほぼ同時に通常時とは異なる荷重が加わることとなる。
このようなことから、アクセルペダルの全閉後に、アクセルペダルが再度閉から開に操作され開状態を所定期間内で維持されて、運転席の背もたれに加わる荷重が第1の所定荷重以上、且つステアリングに加わる荷重が第2の所定荷重以上となり、アクセルペダルの操作度合いが所定操作度合い以上であると、運転者が行った操作による車両の挙動と、運転者が意図する車両の挙動とが異なり運転者が腕を突っ張る様に身体をこわばらせ、更にブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いに気付きアクセルペダルの操作を止めたと判定できる。
したがって、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み間違いを判定することが可能である。
よって、例えば、車両の前方にある障害物がガラス等のセンサで検出が不可能な場合や、車両の直前方に障害物がなく、大きく転舵した車両の進行方向に障害物があるような場合に、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えても、確実に障害物との衝突を防止することができる。
また、このような踏み間違い事象はアクセルペダルを踏み始めてから数秒の間に起こる事象であるため、上記判定をアクセルペダルの開状態開始から所定期間内のみ行うことで、減速手段の不要な制御を減らすことができ、不要な車両の減速を減らすことができる。
また、請求項2の発明によれば、車速が所定車速以下となると、運転者の誤操作の判定を開始するようにしており、例えばブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が小さく、前方を走行する車両等の障害物と直ちに衝突の虞のない高速走行時において、誤操作の判定を省略することで、不要な減速を防止することができる。
よって、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が大きくなるような車両を停車させるための減速時や、低車速での走行時にのみ障害物との衝突を防止することができる。
また、請求項3の発明によれば、背もたれの運転者の肩位置付近となる位置に第1の荷重検出手段を設け、運転者が腕を突っ張る様に身体をこわばらせた時に運転者の腕の延長線近傍となる位置に第1の荷重検出手段を設けることで、運転者によってステアリングに加えられる荷重に対する反力、即ち背もたれに加えられる荷重を精度良く検出することができる。
本発明に係る走行制御装置の概略構成図である。 本発明に係るコントローラでの出力抑制制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る走行制御装置の概略構成図である。図中矢印は、運転者が行った操作による車両の挙動と、運転者が意図する車両の挙動とがことなる等の緊急時に運転者の腕が突っ張った場合に発生する荷重の方向を示す。以下、走行制御装置の構成を説明する。
図1に示すように、走行制御装置1は、トランスミッション電子コントロールユニット(以下、トランスミッションECUという)(車速検出手段)11と、シートバック押付力センサ(第1の荷重検出手段)15と、ステアリングシャフト押付力センサ(第2の荷重検出手段)18と、エンジン電子コントロールユニット(以下、エンジンECUという)(アクセル操作度合い検出手段、減速手段)21と、ブレーキ電子コントロールユニット(以下、ブレーキECU)(減速手段)23と、コントローラ30とで構成されている。そして、これら各種装置及び各種センサ類は、電気的に接続されている。
トランスミッションECU11は、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成されている。トランスミッションECU15の入力側には、車両を総合的に制御する車両電子コントロールユニット(以下、車両ECUという)が接続されている。一方、トランスミッションECU11の出力側には、車両に搭載される自動変速機12及びコントローラ30が接続されている。そして、トランスミッションECU11は、車両の車速やエンジンの回転速度等に基づき、車両に搭載される自動変速機12の変速を制御するものであり、自動変速機12での検出情報に基づき車速情報や、シフト位置等のシフト情報をコントローラ30に出力するものである。
シートバック押付力センサ15は、運転者が運転時に着座するシート(運転席)13の運転者の肩位置付近となるシートバック(背もたれ)14内に設けられる。そして、シートバック押付力センサ15は、運転者からシートバック14に入力される荷重、即ち、シートバック押付力(本発明の運転席の背もたれに加わる荷重に相当)を検出し、検出結果をコントローラ30に出力するものである。
ステアリングシャフト押付力センサ18は、ステアリング16を支持するステアリンシャフト17に設けられる。そして、ステアリングシャフト押付力センサ18は、運転者からステアリング16に入力される荷重、即ちステアリングシャフト押付力(本発明のステアリングに加わる荷重に相当)を検出し、検出結果をコントローラ30に出力するものである。
エンジンECU21は、トランスミッションECU11と同様に、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成されている。エンジンECU21の入力側には、コントローラ30、車両ECU及びブレーキペダルの操作の有無(ON/OFF)を検出するブレーキペダルスイッチが接続されている。一方、エンジンECU21の出力側には、エンジンに吸入する空気量を調整し、エンジンの出力を調整する電子制御スロットルバルブ22及びコントローラ30が接続されている。そして、エンジンECU21は、運転者によるアクセルペダルの操作量や、コントローラ30からのエンジントルク抑制指示に基づき、電子制御スロットルバルブの開度を調整し、エンジンの出力トルクを制御するものである。また、エンジンECU21は、アクセルペダルの開度であるアクセル開度(本発明のアクセルペダルの操作度合いに相当)情報や、運転者によるブレーキペダルの操作を検出するブレーキスイッチのON/OFF情報をコントローラ30に出力するものである。なお、ブレーキスイッチのONは、ブレーキペダルが操作されていることをあらわす。
ブレーキECU23は、トランスミッションECU11と同様に、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成されている。ブレーキECU23の入力側には、コントローラ30が接続されている。一方、ブレーキECU23の出力側には、ブレーキ24が接続されている。そして、ブレーキECU23は、コントローラ30からのブレーキ作動指示に基づき、ブレーキ24の作動を制御するものである。
コントローラ30は、トランスミッションECU11と同様に、入出力装置、記憶装置(ROM、RAM、不揮発性RAM等)及び中央演算処理装置(CPU)等を含んで構成されている。そして、図1にはコントローラ30の記憶装置及び中央演算処理装置での処理機能部として、アクセルONカウンタ部31と、踏み間違い判定部32と、減速指示部33とをブロック化した状態で示している。
アクセルONカウンタ部31は、エンジンECU21より出力されるアクセル開度情報に基づいて、アクセルONカウンタをカウントするものである。アクセルONカウンタは、運転者によってアクセルペダルが閉から開に操作されアクセルペダルが開状態(ON状態)となっている期間である。そして、アクセルONカウンタは、アクセルペダルが閉となり閉状態(OFF状態)となると0(ゼロ)にリセットされる。
踏み間違い判定部32は、アクセルONカウンタ部31でのアクセルONカウンタと、トランスミッションECU11からの車速情報及びシフト情報と、エンジンECU21からのアクセル開度情報及びブレーキスイッチのON/OFF情報とに基づき、運転者が車両を停車させるための減速時や、低車速での走行時に運転者によるアクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いを判別するものである。
減速指示部33は、踏み間違い判定部32にて、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルを踏み間違えたと判別されると、エンジンECU21或いはブレーキECU23に対し、車両が減速するようにエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示を出力するものである。
コントローラ30の入力側には、トランスミッションECU11、シートバック押付力センサ15、ステアリングシャフト押付力センサ18、及びエンジンECU21が接続されている。一方、コントローラ30の出力側には、エンジンECU21及びブレーキECU23が接続されている。そして、コントローラ30は、シートバック押付力センサ15、ステアリングシャフト押付力センサ18、トランスミッションECU11及びエンジンECU21からの出力信号に基づき、車両を停車させるための減速時や、低車速での走行時に運転者のブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いを判定し、踏み間違いが発生するとエンジンECU21或いはブレーキECU23に対し、車両が減速するようにエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示を出力する出力抑制制御を行うものである。
以下、このように構成された本発明に係るコントローラ30での出力抑制制御について説明する。
図2は、本発明に係るコントローラでの出力抑制制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。
図2に示すように、ステップS10では、車速が所定車速(例えば15km/h)以下か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で車速が所定車速以下であれば、ステップS12に進む。また、判別結果が偽(No)で車速が所定車速以下でなければ、本ルーチンをリターンする。なお、所定車速は、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が小さくなる車速(例えば15km/h)より低く設定される。
ステップS12では、アクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下か、否かを判別する。詳しくは、運転者がアクセルペダルの操作を終了、即ちアクセルペダルを全閉とした後に、アクセルペダルを再度閉から開に操作し、アクセルペダルを開状態としている期間が所定期間内であるか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下であれば、ステップS14に進む。また、判別結果が偽(No)でアクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下でなければ、本ルーチンをリターンする。なお、所定期間は、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み間違いに気付き、アクセルペダルの操作を終了する期間(例えば1.5sec)に設定される。ここでアクセルペダルが開状態を所定期間より維持するような場合には、運転者が意図的にアクセルペダルを操作していると判別する。
ステップS14では、シートバック押付力が第1の所定荷重以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でシートバック押付力が第1の所定荷重以上であれば、ステップS16に進む。また、判別結果が偽(No)でシートバック押付力が第1の所定荷重以上でなければ、本ルーチンをリターンする。なお、第1の所定荷重は、予め実験或いは解析等により通常運転時におけるシートバック押付力を設定し、当該通常運転時のシートバック押付力より、通常走行時に発生し得ない荷重に設定される。また、第1の所定荷重は、シート13の位置及びシートバック14の角度によって、変化するように設定しても良い。
ステップS16では、ステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上であれば、ステップS16に進む。また、判別結果が偽(No)でステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上でなければ、本ルーチンをリターンする。なお、第2の所定荷重は、第1の所定荷重と同様に、予め実験或いは解析等により通常運転時におけるステアリングシャフト押付力を設定し、当該通常運転時のステアリングシャフト押付力より、通常走行時に発生し得ない荷重に設定される。
ステップS18では、アクセル開度(アクセルペダルの操作度合い)が所定開度(所定操作度合い)以上か、否かを判別する。判別結果が真(Yes)でアクセル開度が所定開度以上であれば、ステップS20に進む。また、判別結果が偽(No)でアクセル開度が所定開度以上でなければ、本ルーチンをリターンする。なお、所定開度は、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が大きくなる開度に設定される。
ステップS20では、減速制御を実施する。詳しくは、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えたとして、エンジンECU21或いはブレーキECU23に対し、車両が減速するようにエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示を出力する。そして、ステップS22に進む。
ステップS22では、ブレーキスイッチがONとなったか、否かを判別する。判別結果が真(Yes)で運転者が踏み間違いに気付きブレーキペダルを操作し、ブレーキスイッチがONとなれば、ステップS24に進む。また、判別結果が偽(No)でブレーキスイッチがONでなければ、本ルーチンをリターンする。
ステップS24では、減速制御を終了する。詳しくは、エンジンECU21或いはブレーキECU23に対するエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示の出力を停止する。そして、本ルーチンをリターンする。
このように、本発明に係る走行制御装置では、車速が所定車速以下で、アクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下で、シートバック押付力が第1の所定荷重以上で、ステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上であり、アクセル開度が所定開度以上であれば、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えたとして、エンジンECU21或いはブレーキECU23に対し、車両が減速するようにエンジントルク抑制指示或いはブレーキ作動指示を出力する。そして、ブレーキスイッチがONで、運転者によってブレーキペダルが操作されると減速制御を終了するようにしている。
運転者は、運転者が行った操作による車両の挙動と、運転者が意図する車両の挙動とがことなる等の緊急時に腕を突っ張る様に身体がこわばり、ステアリングと座席にほぼ同時に通常時とは異なる荷重が加わる。また、運転者は、車両を停止させるために減速する時にはブレーキペダルを操作するためにアクセルペダルから足を離す。即ち、車両を停止させるために減速させる時にはアクセルペダルは全閉にされる。
例えば、運転者が停止させるための減速を行う際に、アクセルペダルの操作を止め、ブレーキペダルの操作を行うところを、誤ってアクセルペダルを操作すると、運転者は車両の減速を意図していたにも拘わらず車両が加速を開始するために、車両が運転者の意図とは異なる動作を行うので、運転者は腕が突っ張るようにこわばる。そして、運転者が腕を突っ張るようにこわばることで、シートバック14とステアリングシャフト17には、ほぼ同時に通常運転時とは異なる荷重が加わることとなる。
このようなことから、アクセルペダルの全閉後に、アクセルペダルが再度閉から開に操作され開状態を所定期間内で維持され、シートバック押付力が第1の所定荷重以上、且つステアリングシャフト押付力が第2の所定荷重以上となり、アクセル開度が所定開度以上であると、運転者が行った操作による車両の挙動と、運転者が意図する車両の挙動とが異なり運転者が腕を突っ張る様に身体をこわばらせたと判定できる。
したがって、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとの踏み間違いを判定することが可能である。
よって、例えば、車両の前方にある障害物がガラス等のセンサで検出が不可能な場合や、車両の直前方に障害物がなく、大きく転舵した車両の進行方向に障害物があるような場合に、運転者がブレーキペダルとアクセルペダルとを踏み間違えても、確実に障害物との衝突を防止することができる。
また、このような踏み間違い事象はアクセルペダルを踏み始めてから数秒の間に起こる事象であるため、アクセルONカウンタが所定期間(例えば1.5sec)以下であるときに本出力抑制制御を行うことで、不要な車両の減速を減らすことができる。
また、車速が所定車速以下で、運転者の誤操作の判定を開始するようにしており、例えばブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が小さく、前方を走行する車両等の障害物と直ちに衝突の虞のない高速走行時において、誤操作の判定を省略することで、不要な減速を防止することができる。
よって、ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み間違いによる車両の加速度が大きくなるような車両を停車させるための減速時や、低車速での走行時にのみ障害物との衝突を防止することができる。
また、シートバック14の運転者の肩位置付近となる位置にシートバック押付力センサ15を設け、運転者が腕を突っ張る様に身体をこわばらせた時に運転者の腕の延長線近傍となる位置にシートバック押付力センサ15を設けることで、運転者によってステアリングシャフト押付力に対する反力、即ちシートバック14に加えられるシートバック押付力を精度良く検出することができる。
以上で本発明の実施形態の説明を終えるが、本発明の形態は上記実施形態に限定されるものではない。
上記実施形態では、アクセル開度情報、ブレーキスイッチのON/OFF情報、車速情報、及びシフト情報をトランスミッションECU11或いはエンジンECU21より取得するようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、アクセルポジションセンサ、ブレーキスイッチ、車速センサやシフトポジションセンサ等を用いてそれらの情報を取得するにしても良い。
また、上記実施形態では動力源をエンジンとする車両としているが、これに限定されるものではなく、動力源を電動機とする電気自動車などの電動車両においても適用可能である。
1 走行制御装置
11 トランスミッションECU(車速検出手段)
13 シート(運転席)
14 シートバック(背もたれ)
15 シートバック押付力センサ(第1の荷重検出手段)
16 ステアリング
18 ステアリングシャフト押付力センサ(第2の荷重検出手段)
21 エンジンECU(アクセル操作度合い検出手段、減速手段)
23 ブレーキECU(減速手段)
30 コントローラ
31 アクセルONカウンタ部
32 踏み間違い判定部(誤操作判定手段)
33 減速指示部(制御手段)

Claims (3)

  1. 車両の運転者の誤操作を検出すると、前記車両の車速を減速させ、障害物との衝突を防止する走行制御装置において、
    前記車両の運転席の背もたれに加わる荷重を検出する第1の荷重検出手段と、
    前記車両のステアリングに加わる荷重を検出する第2の荷重検出手段と、
    前記車両のアクセルペダルの操作度合いを検出するアクセル操作度合い検出手段と、
    前記アクセルペダルが全閉に操作されると前記運転者の誤操作の判定を開始する誤操作判定手段と、
    前記車両の車速を減速させる減速手段と、
    前記誤操作判定手段の判定結果に基づき、前記減速手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記誤操作判定手段は、前記アクセルペダルの全閉後に前記アクセルペダルが再度開操作されて開状態が所定期間内で維持され、前記運転席の前記背もたれに加わる荷重が第1の所定荷重以上、且つ前記ステアリングに加わる荷重が第2の所定荷重以上で、前記アクセルペダルの操作度合いが所定操作度合い以上であると、前記運転者が誤操作したと判定することを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記車両の車速を検出する車速検出手段を備え、
    誤操作判定手段は、前記車速が所定車速以下であると、前記運転者の誤操作の判定を開始することを特徴とする、前記請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記第1の荷重検出手段は、前記背もたれの前記運転者の肩位置付近となる位置に設けられることを特徴とする、前記請求項1或いは2に記載の走行制御装置。
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