JP2013542958A5 - - Google Patents

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  1. 以下の式:
    (MayO−A−Y−L’)−CB
    により表される、誘導体化されたマイタンシノールまたはマイタンシノール類似体の残基に化学的に結合した細胞結合剤を含む細胞結合剤コンジュゲートであって;
    式中:
    MayOは、MayOHにより表されるマイタンシノールまたはマイタンシノール類似体の残基であり;
    AはC=O、C(=O)NR’、およびC(=O)Oから選択される任意の基であり;
    R’はH、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキルまたはアルケニルまたはアルキニル、および置換または非置換アリールから選択され;
    Yは、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換複素環式基、置換もしくは非置換アリールアルキル、置換もしくは非置換ヘテロシクリルアルキル基、およびアジリジン基およびエポキシ基から選択される任意の基であり、ここで当該アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリールアルキル基、およびヘテロシクリルアルキル基はそれぞれ、ポリエチレングリコールユニット(OCHCH(式中、nは1〜200の整数である)、アジリジン基、エポキシ基、アミノ基、アミド基、エステル基、アリール基、複素環式基から選択される一つまたは複数の基、およびアミノ酸またはペプチドにより任意選択的に遮断され;
    L’はリンカーであり;
    mは1〜20の整数であり;そして
    CBは細胞結合剤を表す;
    但し、前記コンジュゲートは、直接MayOに接続している以下の式:
    Figure 2013542958
    により表されるN−メチルアラニンもしくはN−メチルシステイン部分を含まない、
    前記細胞結合コンジュゲート。
  2. (i)Yが、C1〜6アルキル、C2〜6アルケニル、C2〜6アルキニル、ハロC1〜6アルキル、二つの隣接する炭素原子上にハロゲン及びヒドロキシル基を有するC1〜6アルキル、
    Figure 2013542958
    −C2〜6アルケニル−Ar−、−Ar−C2〜6アルケニル−、−C2〜6アルキニル−Ar−、−Ar−C2〜6アルキニル−、C1〜6アルキルの二つの隣接する炭素原子上にハロゲンおよびヒドロキシル基を有する−C1〜6アルキル−Ar−、および二つの隣接する炭素原子上にハロゲンおよびヒドロキシル基を有する−Ar−C1〜6アルキルから選択される任意の基であって、Arは任意に置換されたアリールまたは任意に置換されたヘテロシクリルであり、そしてYにより表される基中のアルケニル基、アルキニル基、アルキル基が任意に置換されている、
    例えばここでArはC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシC1〜4アルキル、ハロC1〜4アルキル、−OH、−OC(=O)−C1〜4アルキル、−OC(=O)−C1〜4アルキル−NR、−C1〜4アルキル−COOH、−NR、−C1〜4アルキルNR、−NOおよびハロゲンで任意に置換されたフェニル基であり、式中RおよびRは、それぞれ独立してH、C1〜4アルキルもしくはアミノ保護基であるか、またはRおよびRは、窒素原子と共に、一つまたは複数のヘテロ原子を有する複素環式環を形成する;
    (ii)−A−Yが以下の式:
    Figure 2013542958
    のうちの一つにより表され、
    式中nおよびn’は、それぞれ独立して、0、1、2または3であり;n”は1、2または3、および各出現のRは、H、ハロゲン、−NO、C1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、ヒドロキシC1〜4アルキル、ハロC1〜4アルキル、−OH、−OC(=O)−C1〜4アルキル、−OC(=O)−C1〜4アルキル−NR、C1〜4アルキル−COOHであり、式中、RおよびRは、それぞれ独立して、H、C1〜4アルキル、アミノC1〜4アルキルもしくはアミノ保護基であるか、またはRおよびRは、窒素原子と共に、一つまたは複数のヘテロ原子を有する複素環式環を形成する、例えば、式中RおよびRは、窒素原子と共に、任意に置換されたピペラジニルまたは任意に置換された保護化ピペラジニル、または任意に置換された4−ピペリジノピペリジニルを形成する;
    (iii)Yが以下の式:
    −[Ar”]0〜1−(CR−B−W−D−(CR
    により表され;
    式中:
    Ar”は、アルキル、アルコキシル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ−ハロアルキル, ニトリルおよびニトロから選択される1〜4個の基で任意に置換されたフェニル、−CH−フェニル、ヘテロシクリル、または−CH−ヘテロシクリルであり;
    およびRは、それぞれ独立して、水素またはC1〜4アルキルであり;
    Bは、NR”、Oまたは非存在であり;
    Wは、アミノ酸もしくは2〜8個のアミノ酸を含むペプチド、(OCHCH、または非存在であり;
    Dは、CO、NR”または非存在であり;
    R”は、H、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、および置換もしくは非置換アリールから選択され、例えばR”は水素またはC1〜4アルキルであり;
    xは1〜10の整数であり;
    wは0、または1〜10の整数であり;ならびに
    nは1〜200の整数である;
    (iv)Yが以下の式:
    Figure 2013542958
    の一つにより表される;または
    (v)MayOが、MayOHで表されるマイタンシノールの残基であり;
    m=1であり;そして
    Yが、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換複素環式基から選択される任意の基であり、各基は、任意のポリエチレングリコールユニット(OCHCH(nは1〜200の整数)、およびペプチドを担持し;
    但し、AがC=Oであるとき、YはAと共に、N−メチルアラニンまたはN−メチルシステイン部分ではない;
    請求項1に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  3. R’がHまたはC1〜4アルキルである、請求項1または2に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  4. MayOが式:
    Figure 2013542958
    により表され;
    式中:
    X’=X’またはOX’であり;および
    X’、X’、X’、X’、およびX’は同じまたは異なり、R、C(=O)R、C(=O)NRまたはC(=O)ORから選択され、式中、Rはそれぞれ独立して、H、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、および置換もしくは非置換アリールから選択され、例えば、Rはそれぞれ独立してHまたはC1〜4アルキルであり;
    Qは、OまたはSから選択され;但し、X’、X’、X’、X’、X’のうち少なくとも一つがMayOとAまたはAYとの間の共有結合を示している;
    例えばここで:MayOは式:
    Figure 2013542958
    により表される、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  5. 前記コンジュゲートが、式:
    (MayO−A−Y−M’−BFCG)−CB
    により表され;
    式中:
    BFCGは非存在であるか、または二つの連結基を含む二官能性架橋試薬の残基であり、ここで連結基のうち一つはM’と反応したものであり、もう一つの連結基は細胞結合剤と反応したものであり;
    M’は、BFCGの反応した連結基の一つと共にチオエーテル、ジスルフィド、チオエステル、アミド、イミン、−O−イミンまたはヒドラゾン部分を形成する連結基の残基であり;ならびに
    BFCGは、チオエーテル、ジスルフィド、チオエステル、アミド、イミン、−O−イミンまたはヒドラゾン部分を介してCBと連結する;
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  6. (i)−BFCGが、M’に接続されたM”部分およびCBに接続されたZ部分を含み、式中、M”およびZは、それぞれ独立して、−C(=O)−、−C(=O)−NR−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=NH)−、−C(=NH)−NR−、−S−、−NR−、−NH−NR−、
    Figure 2013542958
    −C(=NR)−、=NNR−、−CH−C(=O)−、および−CH−C(=O)−NRから成る群から選択され、ここでRは、H、アルキル、アルケニルまたはアルキニルである、
    例えば、式中M”およびZはそれぞれ独立して、−C(=O)−、
    Figure 2013542958
    −S−、−CH−C(=O)−、−CH−C(=O)−NH−、および−O−C(=O)−から成る群から選択される;
    (ii)−BFCG−が、式:
    −M”−(CR−[Cy]0または1−C(O)−
    により表され;
    式中:
    M”は
    Figure 2013542958
    であり;
    およびRは、それぞれ独立して、水素, メチルまたは−SO であり、式中Mは、Hもしくは薬学的に許容可能な陽イオンであり;
    Cyは、アルキル、アルコキシル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシハロアルキル、ニトリルおよびニトロから選択される1〜4個の基で任意に置換されたシクロアルキルまたはフェニルであり;ならびに
    yは0、または1〜10の整数である;
    たとえばここでM’は−S−であり、そしてBFCGは
    Figure 2013542958
    例えば
    Figure 2013542958
    である;
    (iii)−BFCG−が、式
    −S−(CRy’−C(O)−
    により表され;
    式中:
    およびRは、それぞれ独立して、水素, メチルまたは−SO であり、式中Mは、Hもしくは薬学的に許容可能な陽イオンであり;
    y’は1〜10の整数である;
    (iv)−BFCGが自己犠牲部分を含む、
    例えばBFCGが以下の式:
    Figure 2013542958
    により表され、
    式中、AAは、アミノ酸または2〜8個のアミノ酸を含むペプチドであり、R100はHまたはアルキルである;または
    (v)−BFCGが
    Figure 2013542958
    から選択され;
    式中:
    AAは、Val−Cit、Phe−LysまたはVal−Lysであり;
    qは1〜5の整数であり;
    nは1〜20の整数であり;ならびに
    Mは、Hまたは薬学的に許容可能な陽イオンである;
    請求項5に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  7. (i)細胞結合剤が、腫瘍細胞、ウイルス感染細胞、微生物感染細胞、寄生虫感染細胞、自己免疫細胞、活性化細胞、骨髄細胞、活性化されたT細胞、B細胞もしくはメラノサイト;CD4、CD6、CD19,CD20、CD22、CD30、CD33、CD37、CD38、CD40、CD44、CD56、EpCAM、CanAg、CALLA、STEAP、TENB2、MUC16、IRTA1、IRTA2、IRTA3、IRTA4、IRTA5、c−MET、5T4、もしくはHer−2抗原;Her−3抗原を発現する細胞;またはインスリン成長因子受容体、表皮成長因子受容体、および葉酸受容体を発現する細胞から選択される標的細胞に結合する;または
    (ii)細胞結合剤が、標的細胞に特異的に結合する抗体、単鎖抗体、抗体断片;標的細胞に特異的に結合するモノクロナール抗体、単鎖モノクロナール抗体、またはモノクロナール抗体断片;標的細胞に特異的に結合するキメラ抗体、キメラ抗体断片;標的細胞に特異的に結合するドメイン抗体、ドメイン抗体断片;二重特異性抗体(diabody)、ナノ抗体、プロ抗体(probody)、Darpin、リンホカイン、ホルモン、ビタミン、増殖因子、コロニー刺激因子、または栄養素輸送分子である;
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の細胞結合剤コンジュゲート。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンジュゲートおよび薬学的に許容可能な担体を含む医薬組成物。
  9. 化合物または薬学的に許容可能なその塩もしくは溶媒和物であって、ここで当該化合物は誘導体化されたマイタンシノールまたはマイタンシノール類似体の残基、および、細胞結合剤または二官能性架橋試薬と化学的結合を形成し得る連結基を含み、ここで当該誘導化されたマイタンシノールまたはマイタンシノール類似体の残基は、式:
    MayO−A−Y−
    により表され;
    式中、MayO、AおよびYは、それぞれ請求項1において特定された通りであり;
    但し、前記化合物は、MayO−に直接接続された以下の式:
    Figure 2013542958
    により表されるN−メチルアラニンまたはN−メチルシステイン部分を含まない、
    前記化合物。
  10. 連結基が、誘導化されたマイタンシノールまたはマイタンシノール類似体の残基に連結された二官能性架橋試薬を含む、請求項9に記載の化合物。
  11. Yまたは−A−Y−が、請求項2において特定された通りである、請求項9または10に記載の化合物。
  12. MayOが、請求項4において特定された通りである、請求項9〜11のいずれか一項に記載の化合物。
  13. 以下の式:
    MayO−A−Y−L
    により表され;
    式中:
    MayOは、MayOHにより表されるマイタンシノールの残基であり;
    Aは、C=O、C(=O)NR’およびC(=O)Oから選択される任意の基であり;
    R’は、H、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、および置換もしくは非置換アリールから選択され、例えばHまたはC1〜4アルキルであり;
    Yは、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニル、置換もしくは非置換アリール、置換もしくは非置換複素環式基から選択される任意の基であり、それぞれは任意のポリエチレングリコールユニット(OCHCH(nは1〜200の整数)、およびペプチドを担持し;ならびに
    Lは、ジスルフィド結合、チオエーテル結合、ペプチド結合、アミド結合、エステル結合またはヒドラゾン結合を介して、細胞結合剤と化学結合を形成し得る官能基であり;
    但し、AがC=Oであるとき、YはAと共にN−メチルアラニンまたはN−メメチルシステイン部分ではない、
    請求項9に記載の化合物。
  14. Lが、マレイミド、ハロアセタミド、−SH、−SSR、−CHSH、−CH(Me)SH、−C(Me)SH、−NHR、−CHNHR、−NRNH、−COOH、および−COEから選択される構造式により表され、式中、COEは反応性エステルを表し、Rは任意に置換されたフェニルまたは任意に置換されたピリジルであり、そしてRはHまたはアルキルである、
    例えばここで−COEで表される反応性エステルは、N−ヒドロキシスクシンイミド・エステル、N−ヒドロキシ・スルホスクシンイミド・エステル、ニトロフェニル(例えば、2または4−ニトロフェニル)エステル、ジニトロフェニル(例えば、2,4−ジニトロフェニル)エステル、スルホ−テトラフルオロフェニル(例えば、4−スルホ−2,3,5,6−テトラフルオロフェニル)エステル、およびペンタフルオロフェニル・エステルから選択され、およびRは、フェニル、ニトロフェニル(例えば、2または4−ニトロフェニル)、ジニトロフェニル(例えば、2または4−ニトロフェニル)、カルボキシニトロフェニル(例えば、3−カルボキシ−4−ニトロフェニル)、ピリジルまたはニトロピリジル(例えば、4−ニトロピリジル)から選択される、
    請求項13に記載の化合物。
  15. 前記化合物が、式:
    MayO−A−Y−M’−BFCG’−Z’
    により表され;
    式中:
    BFCG’−Z’が二つの連結基を含む二官能性架橋試薬の残基であり、前記連結基の一つがZ’で表され、もう一つがM’と反応したものであり;
    Z’は、チオエーテル、ジスルフィド、チオエステル、アミド、チオエステル、イミン、−O−イミン−またはヒドラゾン部分を介して、細胞結合剤と連結し得る連結基であり;
    M’は、BFCG’の反応した基の一つと共に、チオエーテル、ジスルフィド、チオエステル、アミド、イミン、O−イミン、ヒドラゾン部分を形成する連結基の残基であり;および
    Yは、置換もしくは非置換直鎖状、分岐状、もしくは環状アルキル、アルケニルまたはアルキニルから選択される任意の基であり、各基は、ポリエチレングリコールユニット(OCHCH(nは1〜200の整数)およびペプチドにより任意選択的に遮断される;
    請求項14に記載の化合物。
  16. (i)−BFCG’が、M’に接続されている連結基M”を含み、ここでM”は、独立して、−C(=O)−、−C(=O)−NR−、−C(=O)−O−、−O−C(=O)−、−C(=NH)−、−C(=NH)−NR−、−S−、−NR−、−NH−NR−、
    Figure 2013542958
    −C(=NR)−、=NNR−、−CH−C(=O)−、および−CH−C(=O)−NR−から成る群から選択され、Rは、H、アルキル、アルケニルまたはアルキニルであり、
    例えばここでM”は、C(=O)−、
    Figure 2013542958
    −S−、−CH−C(=O)−、−CH−C(=O)−NH−および−O−C(=O)−から成る群から選択される;
    (ii)−BFCG’が、式:
    −M”−(CR−[Cy]0または1
    により表され;
    式中、M”は
    Figure 2013542958
    であり;
    およびRは、それぞれ独立して、水素、メチルまたは−SO であり、式中Mは、Hまたは薬学的に許容可能な陽イオンであり;
    Cyは、アルキル、アルコキシル、ハロ、ハロアルキル、アルコキシ ハロアルキル、ニトリルおよびニトロから選択される1〜4個の基で任意に置換されたシクロアルキルまたはフェニルであり;および
    yは0、または1〜10の整数である、例えばM’は−S−であり、そしてBFCG’は
    Figure 2013542958
    例えば
    Figure 2013542958
    である;
    (iii)−BFCG’−が、式:
    −S−(CR
    により表され;
    式中:
    およびRは、それぞれ独立して、水素、メチルまたは−SO であり、式中Mは、Hまたは薬学的に許容可能な陽イオンであり;
    y’は、1〜10の整数である;
    (iv)−BFCG’−が自己犠牲部分を含む、
    例えばここでBFCG’は以下の式:
    Figure 2013542958
    により表され、式中AAは、アミノ酸または2〜8個のアミノ酸を含むペプチドであり、R100はHまたはアルキルである;または
    (v)−BFCG’が、
    Figure 2013542958
    から選択され、式中:
    AAは、Val−Cit、Phe−LysまたはVal−Lysであり;
    qは1〜5の整数であり;
    nは1〜20の整数であり;および
    Mは、Hまたは薬学的に許容可能な陽イオンである;
    請求項15に記載の化合物。
  17. 治療に用いるための、請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンジュゲートを含む医薬組成物。
  18. 治療が、異常な細胞増殖を阻害し、または哺乳動物における増殖性疾患、自己免疫疾患、破壊的骨障害、感染症、ウイルス性疾患、線維性疾患、神経変性疾患、膵炎または腎疾患を治療するものであり、ここで当該コンジュゲートは当該哺乳動物に任意選択的に化学療法剤と共にに投与される、請求項17に記載の医薬組成物。
  19. 治療が、癌、関節リウマチ、多発性硬化症、移植片対宿主病(GVHD)、移植片拒絶反応、狼瘡、筋炎、感染症、および免疫不全から選択される病態、例えば、乳癌、結腸癌、脳腫瘍、前立腺癌、腎臓癌、膵臓癌、卵巣癌、頭頸部癌、黒色腫、結腸直腸癌、胃癌、扁平上皮癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、精巣癌、メルケル細胞癌、神経膠芽腫、神経芽細胞腫、およびリンパ器官の癌から選択される癌、を治療するためのものである、請求項18に記載の医薬組成物。
  20. 請求項18または19に記載の病態、疾患、または障害を治療するための医薬の製造における請求項1〜7のいずれか一項に記載のコンジュゲートの使用。
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