JP2013530848A - 機械式の打撃機構を備えた手持ち式工作機械 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つの駆動カム(312,314)を有する打撃体(300)と、少なくとも1つの被駆動カム(412,414)を有する被駆動軸(400)とを備えた機械式の打撃機構(200)を有する手持ち式工作機械(100)であって、前記駆動カム(312,314)は、前記機械式の打撃機構(200)の打撃運転時に、前記被駆動カム(412,414)を打撃駆動するように形成されている、手持ち式工作機械(100)において、少なくとも1つの駆動カム(312,314)および/または被駆動カム(412,414)に、緩衝ユニット(322,324,422,424)が設けられていて、該緩衝ユニット(322,324,422,424)は、ばねエレメントによって荷重をかけられたストッパエレメント(352,354;452,454)を有している。

Description

従来技術
本発明は、機械式の打撃機構を備えた手持ち式工作機械に関する。打撃機構は、少なくとも1つの駆動カムを有する打撃体と、少なくとも1つの被駆動(出力)カムを有する被駆動軸とを備えている。この場合、駆動カムは、機械式の打撃機構の打撃運転時に、被駆動カムを打撃駆動するように形成されている。
ドイツ連邦共和国特許実用新案第202006014850号明細書から、ロータリインパクトドライバ(Drehschlagschrauber)として形成された上記の形式の手持ち式工作機械が公知である。この手持ち式工作機械は、打撃体と、被駆動軸とを備えた機械式の打撃機構を有している。ロータリインパクトドライバの、打撃を伴わない運転時に、打撃体において形成された駆動カムは、被駆動軸に設けられた被駆動カムに係合して、打撃体の回転運動を被駆動軸に伝達する。ロータリインパクトドライバもしくは打撃機構の打撃運転時に、駆動カムは被駆動カムを、対応した1つの回転方向で打撃しながら駆動する。この場合、相応する打撃時に、それぞれ1つの駆動カムがハンマーのように対応配置された被駆動カムを打つ。
公知先行技術において不都合なのは、打撃機構の打撃運転時における打撃は、不都合な騒音発生、ひいてはこのような形式の手持ち式工作機械の使用時の快適性の損失をもたらすことである。
発明の開示
したがって、本発明の課題は、少なくとも打撃運転中の騒音発生の減少を可能にする、機械式の打撃機構を有する新規の手持ち式工作機械を提供することである。
この問題は、少なくとも1つの駆動カムを備えた打撃体と、少なくとも1つの被駆動カムを備えた被駆動軸とを有する機械式の打撃機構を備えた手持ち式工作機械により解決される。駆動カムは、機械式の打撃機構の打撃運転時に、前記被駆動カムを打撃駆動するように形成されている。少なくとも1つの駆動カムおよび/または被駆動カムに、緩衝ユニットが設けられていて、該緩衝ユニットは、ばねエレメントによって荷重をかけられたストッパエレメントを有している。
したがって、本発明は、打撃運転時における駆動カムの、対応配置された被駆動カムに対する制動されていない衝突を、対応配置された緩衝ユニットによって簡単に阻止することができる、機械式の打撃機構を備えた手持ち式工作機械の提供を可能にする。
本発明の有利な態様によれば、ばねエレメントは圧縮ばねである。したがって、単純かつ廉価なばねエレメントを提供することができる。
ストッパエレメントが球形に形成されていると有利である。有利にはストッパエレメントは鋼球である。これにより、確実で頑丈なストッパエレメントを提供することができる。
本発明の有利な態様によれば、緩衝ユニットを備えた駆動カムおよび/または被駆動カムには、切欠きが形成されていて、該切欠き内にばねエレメントおよびストッパエレメントが配置されている。これにより、ばねエレメントおよびストッパエレメントは簡単に駆動カムおよび/または被駆動カムに配置され得る。
切欠きは、盲孔のように形成されていると有利である。該盲孔の開口は、環状つばを備えている。ばねエレメントとストッパエレメントとは盲孔内に配置されていると有利であり、ばねエレメントは、ストッパエレメントに、環状つばに向かって荷重をかける。
したがって、本発明は、単純かつ確実な緩衝ユニットの提供を可能にする。
環状つばが、ストッパエレメントを切欠き内でブロックするように形成されていると有利である。これにより、頑丈で確実な緩衝ユニットを提供することができる。
本発明の有利な態様によれば、緩衝ユニットは、機械式の打撃機構の打撃運転時の騒音を減じるために、緩衝ユニットを備えた駆動カムおよび/または被駆動カムの、対応配置された被駆動カムおよび/または駆動カムに対する衝突を少なくとも緩衝するように形成されている。
冒頭で述べた問題は、少なくとも1つの駆動カムを有する打撃体と、少なくとも1つの被駆動カムを有する被駆動軸とを備えた、手持ち式工作機械に用いられる機械式の打撃機構によっても解決される。駆動カムは、機械式の打撃機構の打撃運転時に、被駆動カムを打撃駆動するように形成されている。少なくとも1つの駆動カムおよび/または被駆動カムに、緩衝ユニットが設けられていて、該緩衝ユニットは、ばねエレメントによって荷重をかけられたストッパエレメントを有している。
したがって本発明は、手持ち式工作機械に用いられる機械式の打撃機構であって、打撃運転時に、対応配置された被駆動カムに対する駆動カムの衝突を、対応配置された緩衝ユニットにより減衰し、これにより少なくとも打撃運転中に生じる騒音発生を減じることを可能にする、手持ち式工作機械に用いられる機械式の打撃機構の提供を可能にする。
有利な実施の態様によれば、ばねエレメントは圧縮ばねであり、ストッパエレメントは鋼球である。
本発明を図示された実施の形態の図面につき以下に詳しく説明する。
本発明の1態様による、使用工具を備えた手持ち式工作機械の概略図である。 本発明の1態様による、図1に示した手持ち式工作機械の被駆動軸と、機械式の打撃機構とを、図1に示した矢印IIの方向で見た平面図である。 本発明の1態様による緩衝ユニットを備えた、対応配置された駆動カムを詳細に示す、部分的な透視部分を有する図2に示した打撃体の斜視図である。 本発明の1態様による緩衝ユニットを備えた、対応配置された被駆動カムを詳細に示す、部分的な透視部分を有する図2に示した被駆動軸の斜視図である。 図4に示した緩衝ユニットを備えた図4に示した被駆動カムと、図2に示した対応配置された駆動カムとの打撃運転時の断面図である。
実施の形態の説明
図1には、工具収容部450と、機械式の打撃機構200とを備えた手持ち式工作機械100が示されている。手持ち式工作機械100は、ハンドグリップ126を備えたケーシング110を有している。実施の態様により、手持ち式工作機械100は、電源網に依存しない電力供給のために、機械的かつ電気的にバッテリパック130に接続可能である。
手持ち式工作機械100は、たとえばバッテリ式のロータリインパクトドライバとして構成されている。しかし、本発明は、バッテリ式のロータリインパクトドライバに制限されておらず、むしろ電動工具が電源網に依存せずバッテリパックで駆動可能であるか、または電源網に依存して駆動可能であるかとは関係なく、工具が回転運動される種々異なる電動工作機械、たとえばインパクトドリルマシン等において使用され得ることに注意されたい。さらに、本発明は、モータ駆動式の手持ち式電動工作機械に制限されておらず、図2〜図5で説明される打撃機構200を使用することができる工具において一般的に使用可能であることに注意されたい。
ケーシング110内には、バッテリパック130によって給電される電気的な駆動モータ114と、伝動装置118と、打撃機構200とが配置されている。駆動モータ114は、たとえば手動スイッチ128を介して操作可能、つまりスイッチオンおよびスイッチオフ可能であり、かつ任意のモータタイプ、つまり電子的に整流されたモータまたは直流モータであってよい。有利には、駆動モータ114は、電子的に開ループ制御または閉ループ制御可能であり、逆方向運転も、所望の回転速度に関する前設定も実現可能である。適切な駆動モータの機能形式および構造は、公知先行技術から十分に公知であるので、説明を簡潔にするためにこれ以上説明しない。
駆動モータ114は、対応配置されたモータ軸116を介して、伝動装置118に結合されている。伝動装置118は、モータ軸116の回転を、伝動装置118と打撃機構200との間に設けられた駆動軸120の回転に変換する。この変換は、駆動軸120がモータ軸116に対して相対的に増大されたトルクで、しかし減じられた回転速度で回転するように行われると有利である。駆動モータ114は、例示的にはモータケーシング115内に配置されていて、伝動装置118は、伝動装置ケーシング119内に配置されている。この場合、伝動装置ケーシング119とモータケーシング115とは、たとえば1つのケーシング110内に配置されている。
駆動軸120に結合された機械式の打撃機構200は、たとえば例示的な打撃機構ケーシング220内に配置された回転もしくはロータリ式打撃機構であり、打撃体300を有している。打撃体300は、極度に集中した衝撃的な角運動量もしくは力積モーメント(Drehimplus)を実施し、この角運動量を被駆動カム装置410を介して、被駆動軸400、たとえば被駆動スピンドルに伝達する。しかし、打撃機構ケーシング220の使用は、単に例示的な性質を有するものであり、本発明を制限するものではないことに注意されたい。むしろ本発明は、別個の打撃機構ケーシングを有しない打撃機構においても使用することができ、たとえば打撃機構は手持ち式工作機械100のケーシング110内に直接に配置されていてよい。さらに、適切な打撃機構の機能および構造は、公知先行技術、たとえばドイツ連邦共和国実用新案第202006014850号明細書からも十分に公知であり、したがって本明細書では説明を簡潔にするために、以下に図2〜図5に示されかつ説明される構成部材を除き、さらに説明することはしない。しかし、この場合、ドイツ連邦共和国実用新案第202006014850号明細書が参照され、上記ドイツ連邦共和国実用新案明細書の開示内容は、本願明細書の記載に含有される部分とみなされ、そこから例示的な打撃機構の実施の形態が導かれ得る。
被駆動軸400には、工具収容部450が設けられている。工具収容部450は、使用工具を収容するために形成されていて、実施形態により外側多角形カップリング142を有する使用工具140とも、内側多角形カップリング、たとえば差込みキーを有する使用工具とも結合可能である。使用工具140は、例示的に外側多角形カップリング142、たとえば六角形カップリングを備えたドライバビットとして形成されている。この多角形カップリング142は、工具収容部450の適当な内側収容部(図2の符号455)内に配置されている。このような形態のドライバビットおよび適当な差込みキーは、公知先行技術から十分に公知であるので、本明細書では説明を簡潔にするために詳しい説明を省略する。
図2は、図1に示した機械式の打撃機構200を示している。打撃機構200は、打撃機構ケーシング220内に配置された打撃体300と、対応配置された被駆動軸400とを有している。該被駆動軸400の工具収容部450は、例示的に六角形の内側収容部455を有している。実施の1形態によれば、その外周面がたとえば円筒状に形成された打撃体300は回転可能であり、打撃機構ケーシング220内で軸方向に移動可能に配置されており、被駆動軸400は、打撃機構ケーシング220に対して相対的に回転可能であるが、軸方向では不動に配置されている。
打撃体300には、少なくとも1つの駆動カムが設けられている。例示的には、2つの駆動カム312,314が、打撃体300において形成され、たとえば一体成形されており、したがって打撃体300とワンピースに結合されている。駆動カム312,314は、たとえば、軸方向で被駆動軸400に向かって位置調整された、ほぼ台形の底面を有する角柱形の突起として形成されている。該突起の互いに対して平行に位置調整された、半径方向内側および外側の側面は、シリンダ形の打撃体300の外周面に適合させるために丸み付けされている。駆動カム312,314には、実施の1形態によれば緩衝ユニット322もしくは324が設けられている。これらの緩衝ユニット322,324は、対応配置されたストッパエレメント352もしくは354を有している。これらのストッパエレメント352もしくは354は例示的に球形に形成されていて、有利には鋼球から形成される。
被駆動軸400には、少なくとも1つの横方向の被駆動カムを有する被駆動カム装置410が設けられている。例示的には、横方向の2つの被駆動カム412,414が被駆動軸400において形成され、たとえば一体成形され、したがって被駆動軸400とワンピースに結合されている。被駆動カム412,414は、たとえば、被駆動軸400の、ほぼ矩形の半径方向の拡大部として形成されていて、たとえば丸み付けされた外側の縁部を有している。被駆動カム412,414には、実施の1形態によれば、緩衝ユニット422もしくは424が設けられていて、これらの緩衝ユニット422,424は、対応配置されたストッパエレメント452もしくは454を有している。これらのストッパエレメント452もしくは454は、例示的には球状に形成されていて、有利には鋼球として形成される。
緩衝ユニット322,324,422,424は、打撃機構ケーシング220の周方向で、たとえば駆動カム312,314もしくは被駆動カム412,414の、互いに離反した側に配置されている。換言すれば、駆動カム312,314の、緩衝ユニット322,324を備えた側が、対応する被駆動カム412,414の、緩衝ユニットを有しない側に面しているか、または被駆動カム412,414の、緩衝ユニット422,424を備えた側が、対応する駆動カム312,314の、緩衝ユニットを有しない側に面しているように、緩衝ユニット322,324,422,424は駆動カム312,314もしくは被駆動カム412,414に配置されている。
実施の態様により、図1に示した手持ち式工作機械100もしくは機械式の打撃機構200の打撃運転中に、駆動カム312,314は、被駆動カム412,414を打撃駆動するように形成されている。打撃機構200の、打撃を伴わない運転時には、駆動カム312,314は被駆動カム414もしくは412のための連行部材もしくは連動部材として機能する。
矢印299の方向での被駆動軸400の回転運動を発生させるために、打撃体300がたとえば矢印299の回転方向に回転運動させられると、駆動カム312,314が、被駆動カム414もしくは412に係合し、これにより打撃体300の回転運動は被駆動軸400に伝達される。被駆動軸400におけるトルク要求が急激に高まり、それによって被駆動軸400の回転運動がブロック(阻止)された場合、打撃体300はさらに矢印299の方向に回転し、これによって駆動カム312,314は、被駆動カム414,412を超えて滑動し、次いで比較的に大きなトルクで、被駆動カム412もしくは414に向かって加速され、この被駆動カム412,414に対する回転打撃を実施する。この場合、駆動カム312,314の衝突もしくは打撃は、被駆動カム412,414に設けられた緩衝ユニット422,424によって、たとえば図5について説明するように、割り当てられたトルクをこれらの緩衝ユニット422,424に伝達すると同時に減衰される。次いで駆動カム312,313は、被駆動カム412もしくは414に沿って、被駆動カム412もしくは414を超えて滑動する。
図1に示した手持ち式工作機械100の逆方向運転時、つまり打撃体300がまず矢印298の方向に回転運動させられると、駆動カム312,314は、まず被駆動カム412もしくは414に係合する。今、被駆動軸400におけるトルク要求が急激に高まり、これにより被駆動カム412,414の回転運動がブロックされた場合、打撃体300はさらに矢印298の方向に回転し、これによって、駆動カム312,314は被駆動カム412,414を超えて滑動し、次いで比較的大きなトルクで被駆動カム412もしくは414に向かって加速され、この被駆動カム412,414に対する回転打撃を実施する。この場合、駆動カム312,314の衝突もしくは打撃は、駆動カム312,314に設けられた緩衝ユニット322,324によって、割り当てられたトルクをこれらの緩衝ユニット322,324に伝達すると同時に減衰される。このトルクは、緩衝ユニット322,324により被駆動カム414,412に伝達される。次いで駆動カム312,313は、被駆動カム412,414に沿って、被駆動カム412,414を超えて滑動する。
図3は、図1および図2に示した打撃体300を示している。打撃体300は、例示的には図1に示した駆動軸120を収容する中心開口399を備えて形成されている。図3は、緩衝ユニット322を備えた駆動カム312の例示的な形態を示している。しかし、この実施の形態は、有利には緩衝ユニット324を備えた駆動カム314の実施の形態に一致するので、本明細書では図面を判り易くし、説明を簡潔にするためにこれ以上の図示および説明は省略する。
実施の1形態では、駆動カム312が、緩衝ユニット322を収容する切欠き332を有している。この切欠き332は、例示的には盲孔のように形成されており、環状つば362を備えた開口を有している。盲孔322内には、たとえば圧縮ばねとして形成されたばねエレメント342と、図2に示した鋼球352とが支承されていて、圧縮ばね342は、鋼球352に、環状つば362に向かった荷重をかける、もしくはこの鋼球352を環状つば362に向かって押圧している。環状つば362は、単に例示的な性質を有しており、本発明を制限するものではないことに留意されたい。むしろ、環状つば362の代わりに、鋼球352を盲孔332内に保持する、もしくはブロックする任意の装置が使用されてよく、たとえばショルダ状の1つまたは2つの突起が鋼球352を保持するために使用され得る。
図4は、図1および図2に示した被駆動軸400を示している。この被駆動軸400は、六角形の内側収容部455を備えた工具収容部450と、被駆動カム装置410とを有している。図4は、緩衝部材422を備えた被駆動カム412の例示的な形態を示している。被駆動カム412のこの形態は、緩衝ユニット424を備えた被駆動カム414の実施の形態に一致するので、本明細書では図面を判り易くし、かつ説明を簡潔にするためにこれ以上の図示および説明は省略する。
実施の1形態によれば、被駆動カム412は、緩衝ユニット422を収容する切欠き432を有している。この切欠き432は、たとえば盲孔のように形成されていて、環状つば462を備えた開口を有している。盲孔432内には、たとえば圧縮ばねとして形成されたばねエレメント442と、図2に示した鋼球452とが支承されていて、圧縮ばね442は鋼球452に環状つば462に向かって荷重をかけるか、もしくはこの鋼球352を環状つば462に向かって押圧している。しかし、環状つば462は単に例示的な性質を有するものであり、本発明を制限するものではないことに留意されたい。むしろ環状つば462の代わりに、鋼球452を盲孔432内に保持するもしくはブロックする任意の装置が使用されてよく、たとえばショルダ状の1つまたは2つの突起が鋼球452を保持するために使用され得る。
図5は、図1に示した手持ち式工作機械100もしくは図2に示した機械式の打撃機構200の打撃運転時における、図2および図4に示した緩衝ユニット422を備える被駆動カム412と協働する場合の、図2および図3に示した駆動カム314を示している。特に図5は、図2に示した被駆動軸400の回転運動が、図2に示した矢印299の方向でブロックされていて、駆動カム314が、矢印299の方向で被駆動カム412もしくはその緩衝ユニット422に当接した場合を示している。
図5から判るように、緩衝ユニット422への駆動カム314の衝突時に、まず環状つば462においてブロックされた鋼球452は、圧縮ばね442によりかけられた、所定可能な戻し力に抗して、盲孔432内に押し戻される。この場合、駆動カム314は、制動される。この場合に圧縮ばね442を緊縮する戻し力は、駆動カム314によって鋼球452に伝達されるトルクにほぼ相当する。圧縮ばね442の緊縮は、被駆動カム412に対する駆動カム314の衝突により制限されている。被駆動カム412に対する駆動カム314の衝突は、制動された駆動カム314の減じられた回転速度を伴うので、相応する騒音発生と、図1に示した手持ち式工作機械100において発生する振動とは少なくとも減少させられる。
このように緊縮された圧縮ばね442は、今度はその戻し力を鋼球452に伝達し、したがって鋼球452を環状つば462の方向に押圧する。この場合、被駆動カム412は、矢印299の方向で駆動カム314から突き放される。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの駆動カム(312,314)を有する打撃体(300)と、少なくとも1つの被駆動カム(412,414)を有する被駆動軸(400)とを備えた機械式の打撃機構(200)を有する手持ち式工作機械(100)であって、前記駆動カム(312,314)は、前記機械式の打撃機構(200)の打撃運転時に、前記被駆動カム(412,414)を打撃駆動するように形成されている、手持ち式工作機械(100)において、
    少なくとも1つの駆動カム(312,314)および/または被駆動カム(412,414)に、緩衝ユニット(322,324,422,424)が設けられていて、該緩衝ユニット(322,324,422,424)は、ばねエレメント(342;442)によって荷重をかけられたストッパエレメント(352;452)を有していることを特徴とする、手持ち式工作機械。
  2. 前記ばねエレメント(342;442)は、圧縮ばねである、請求項1記載の手持ち式工作機械。
  3. 前記ストッパエレメント(352;452)は、球形に形成されている、請求項1または2記載の手持ち式工作機械。
  4. 前記ストッパエレメント(352;452)は、鋼球である、請求項1から3までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  5. 前記緩衝ユニット(322,324)を備えた前記駆動カム(312,314)および/または前記緩衝ユニット(422,424)を備えた前記被駆動カム(412,414)に、切欠き(332;432)が設けられていて、該切欠き(332;432)内に前記ばねエレメント(342;442)および前記ストッパエレメント(352;452)が配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  6. 前記切欠き(332;432)は盲孔のように形成されていて、該盲孔の開口は環状つば(362;462)を備えており、前記ばねエレメント(342;442)と前記ストッパエレメント(352;452)とは、前記ばねエレメント(342;442)がストッパエレメント(352;452)に前記環状つば(362;462)に向かって荷重をかけるように、前記盲孔内に配置されている、請求項5記載の手持ち式工作機械。
  7. 前記環状つば(362;462)は、前記ストッパエレメント(352;452)を前記切欠き(332;432)内でブロックするように形成されている、請求項6記載の手持ち式工作機械。
  8. 前記機械式の打撃機構(200)の打撃運転時の騒音を減少するために、前記緩衝ユニット(322,324)を備えた駆動カム(312,314)および/または前記緩衝ユニット(422,424)を備えた被駆動カム(412,414)の、対応配置された被駆動カム(412,414)および/または駆動カム(312,314)に対する衝撃が少なくとも減衰されるように、前記緩衝ユニット(322,324,422,424)が形成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の手持ち式工作機械。
  9. 少なくとも1つの駆動カム(312,314)を有する打撃体(300)と、少なくとも1つの被駆動カム(412,414)を有する被駆動軸(400)とを備えた、手持ち式工作機械(100)に用いられる機械式の打撃機構(200)であって、前記駆動カム(312,314)は、前記機械式の打撃機構(200)の打撃運転時に、前記被駆動カム(412,414)を打撃駆動するように形成されている、機械式の打撃機構(200)において、少なくとも1つの駆動カム(312,314)および/または被駆動カム(412,414)に、緩衝ユニット(322,324,422,424)が設けられていて、該緩衝ユニット(322,324,422,424)は、ばねエレメント(342;442)によって荷重をかけられたストッパエレメント(352;452)を有していることを特徴とする、機械式の打撃機構(200)。
  10. 前記ばねエレメント(342;442)は、圧縮ばねであり、前記ストッパエレメント(352;452)は、鋼球である、請求項9記載の打撃機構。
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